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病院内での家族支援

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Academic year: 2021

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学校保健・自立支援

P1−028

障がいをもつ子どもを育てる家族の在宅 サービス利用の特徴

P1−029

病院内での家族支援

ピアサポート活動

松澤明美 福島慎吾、本田睦子

茨城キリスト教大学 看護学部 看護学科 認定NPO法人 難病のこども支援全国ネットワーク

【目的】

在宅生活する障がいをもつ子どもの家族のサービス利用の 特徴を明らかにする。

【方法】

県内の親の会等の保護者へ、2013年11月から2014年2月 に無記名自記式質問紙調査を実施した。調査内容は Andersen行動モデルの概念枠組みを利用し、子どもの年 齢・性別、障がい種別、日常生活自立度、保護者の年齢・続 柄、教育歴、家族数、世帯収入、サービス利用・かかりつけ 医・相談場所・人の有無、サービスに関する情報量、タイム リーなサービス利用、サービス満足度、保護者の健康関連 QOL(sf−8)を測定した。分析は各変数を単純集計の上で記 述し、サービス利用の有無を従属変数、他を独立変数とした X2乗検定・Fisher正確確率検定・Wilcoxson順位和検定を実 施した。本研究は所属機関の倫理委員会の承認を経て実施 し、調査の趣旨・目的、プライバシー保護等を記述した文書 を研究協力者に配布し、同意を得た。

【結果】

608人へ調査票を配布し、返送のあった172人(回収率 28.2%)のうち、有効回答168人を分析対象とした。子ど もの平均年齢は23.1±15.2歳、保護者の平均年齢は53.9±

12.9歳、続柄は母親147人(880%)であった。何らかの サービスを利用する家族は78人(49.7%)、以前にサービ スを利用していた家族は23人(14.7%)、サービスを利用し ていない家族は56人(35.7%)、かかりつけ医をもつ家族は 145人(87.4%)、相談場所・人をもつ家族は129人

(78.7%)、サービスの情報をもつ家族は106人(68.0%)で あった。サービス利用した家族のうち84人(84.1%)は サービスに満足していたが、22人(23.9%)がサービスの 使いにくさ、21人(22.1%)は必要なサービスにタイム リーにアクセスできない経験があった。サービスを利用す る家族は利用していない家族と比較し、「子どもの日常生活 自立度が高い」(p=O.03)、「ケア・サービスの情報がある」

(p=O.03)、「相談場所や人がある」(p=O.OO 1)、「保護者の精 神的健康度が高い」(pニ0.03)ことが明らかになった。

【考察】

本結果からケア・サービスが必要な子どもと家族へ、ケア・

サービスの情報提供、タイムリーなサービスのアクセスに向 けた相談機能を含むケア・コーディネーションの拡充の必 要性が示唆された。(本研究は文部科学省科学研究費補助金 若手研究(B)「在宅障害児の家族のユーザーフレンドリーな サービス利用体制の構築に向けた実証研究(課題番号 23792667)の成果の一部である)

【目的】

当会で行っているピアサポート活動は、同じ経験をしたな かま ピア として、支援を必要としている人たちの話を傾 聴し、共通の体験をベースに 共感と分かち合い の気持ち で寄り添うことにより、その家族のエンパワーメントを支え ることを目的としている。

【基本スキーム】

同じ立場である経験のある親たちが、経験の浅い他の親た ちを支えること。疾病や障害の種別を超えて、今支援を必 要としている親たちを支援すること。初めは支援を受ける 側にいた家族が、今度は他者を支援する側に回り支援の輪 が広がっていくこと。

【研究方法】

ピアサポートは、国立成育医療研究センター、神奈川県立 こども医療センター、東京都立小児総合医療センターの3箇 所で行われている。また、平成26年より慶雁義塾大学病院 で月1回活動が始まり、平成29年1月より埼玉県立小児医療 センターでも開始される。院内に部屋やカウンターを借り て行っているが、病院から独立した窓口という位置づけの ため、相談の内容は緊急時を除いて病院に通知することは ない。なお病院や医師の紹介、現在の治療方針への意見等 はしない。また今年度は、病院内への周知と患者家族が もっと気軽に立ち寄れるように、国立成育医療研究セン ターにておもちゃで遊ぶコーナーやカード作り等のコー ナーを会議室に設け、患者家族が気軽に立ち寄れ、気楽に お話できる場として「ピア・さうん」を開催した。

【結果】

平成26年度の相談件数:成育81件/神奈川145件/都立小 児129件/慶雁義塾大学病院7件。「ピア・さうん」の患者 家族の訪問数:1回目20組、2回目30組。ピアサポー一トによ る支援は、体験や経験を共感できる「なかま」による支援 のため、問題の解決そのものよりも共感を志向している。

ゆえに「わかる人に話を聴いてもらいたい」、「この先不安 でたまらない」というような気持ちに寄り添うことができ た。また、「ピア・さうん」は2回目の訪問数が多いことから も、病院内や患者家族への周知が図れたと考えられる。そ して、寛げる空間で手を動かしながらの会話は、患者家族 の不安な気持ちを吐き出せる場となり、実際に具体的な相 談にもつながった。

【考察】

結果が示唆するように、病院内に気軽に立ち寄れる相談の 場を患者家族が求めていると考えられる。引き続き病院内 で行う家族支援として、気兼ねなく相談できる場を構築す る必要がある。

般 演

題・ポスター

6月24日㊧

The 63rd Annual Meeting ofthe」apanese Society of Child Health 131 Presented by Medical*Online

参照

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