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外交 安全保障環境の変化 : 全体像 冷戦終了後から始まったグローバル化の急速な進展が, 主要国間のパワーバランスの変化を引き起こしている 今後数十年間は, 各地域において安全保障や経済が不安定化する可能性が高い時期 世界が更に多極化に向かう中で, 平和と繁栄を維持する国際秩序を構築することが, 我

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シェア "外交 安全保障環境の変化 : 全体像 冷戦終了後から始まったグローバル化の急速な進展が, 主要国間のパワーバランスの変化を引き起こしている 今後数十年間は, 各地域において安全保障や経済が不安定化する可能性が高い時期 世界が更に多極化に向かう中で, 平和と繁栄を維持する国際秩序を構築することが, 我"

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(1)

我が国を取り巻く

外交・安全保障環境

平成25年9月12日

外務省

(2)

グローバルな課題への対応 →一国のみで対応できない課題の重要性・緊急性の増大 ・大量破壊兵器の拡散 ・テロ ・開発

外交・安全保障環境の変化:全体像

冷戦終了後から始まったグローバル化の急速な進展が,主要国間のパワーバランスの変化を

引き起こしている。今後数十年間は,各地域において安全保障や経済が不安定化する可能性が

高い時期。世界が更に多極化に向かう中で,平和と繁栄を維持する国際秩序を構築することが,

我が国を含む国際社会の最大の課題。

アジア太平洋地域の戦略環境の変化→パワーバランスの変化が最も劇的に起こっている ・米国の「リバランス戦略」によるアジア太平洋地域への関与の強化 ・中国の台頭,透明性を欠いたままの継続的な国防力の強化や海洋活動の活発化 ・深刻化する北朝鮮情勢 ・アジア太平洋地域に関心を示すロシア ・国際プレゼンスを向上させようとする韓国 ・経済成長の原動力となっている東南アジア ・戦略的重要性を高めるオーストラリア ・グローバルパワーとして台頭するインド 世界経済の不安定性への対応 →グローバル化に伴う世界経済のリスク増大 ・世界経済の脆弱性 ・各国による資源確保の動き 国際公共財に対するリスク →新しいフロンティアであると共にリスクも顕在化 ・サイバー ・宇宙 ・海洋 2 我が国に波及する地域情勢の変化 ・国際社会への影響力を持ち続けようとする欧州 →欧州債務危機が引き続きのリスク ・不安定な中東情勢 →大きな政治的変動の行方が不透明 -「アラブの春」 -シリア・エジプト情勢 -イランの核開発

(3)

タイ インドネシア フィリピン シンガポール ブルネイ ベトナム マレーシア カンボジア ラオス ミャンマー 中国 豪州 インド ロシア 台湾 パプアニューギニア メキシコ チリ ペルー EU パキスタン バングラデシュ スリランカ 東ティモール モンゴル ASEAN ASEAN+3 EAS APEC ARF ADMMプラス 米国 カナダ 日本 TPP 韓国 香港 NZ 北朝鮮 面積:37万7930km2 人口:1億2737万人 GDP:59,800億ドル 軍備費:594億ドル 面積:429万km2 人口:5億810万人 GDP:16,6411億ドル 軍備費:2,627億ドル (NATO Europe) 面積:12万538km2 人口:2,459万人 GDP:N/A 軍備費:N/A 面積:328万7263km2 人口:12億507万人 GDP:19,500億ドル 軍備費:385億ドル 面積:1708万8242km2 人口:1億4252万人 GDP:19,500億ドル 軍備費:599億ドル 面積:769万2024km2 人口:2,201万人 GDP:15,400億ドル 軍備費:251億ドル 面積:962万9091km2 人口:3億1385万人 GDP:156,500億ドル 軍備費:6,762億ドル 面積:3万6188km2 人口:2,323万人 GDP:4,661億ドル 軍備費:103億ドル 面積:448万km2 人口:5億9791万人 GDP:21,351億ドル 面積:959万6561km2 人口:13億4324万人 GDP:82,500億ドル 軍備費:1,020億ドル 面積:9万9828km2 人口:4,886万人 GDP:11,500億ドル 軍備費:290億ドル ASEAN:東南アジア諸国連合 ASEAN+3:ASEAN+日中韓 EAS:東アジア首脳会議 ADDMプラス:拡大ASEAN国防相会議 APEC:アジア太平洋経済協力 TPP:環太平洋パートナーシップ協定

アジア・太平洋地域におけるアーキテクチャー

(出典)ミリタリーバランス2013 (ただし,ASEANはミリタリーバランス2012) ※軍備費は予算規模 3

(4)

4  2011年11月,クリントン国務長官(当時)は,アジア太平洋地域を重視する姿勢を示した論文を発表。日本等 との同盟が同地域への戦略的転換の要であるとした。  同月,オバマ大統領は,アジア太平洋地域を最優先とし,地域における米国のプレゼンスを維持・強化していく 方針を表明。その中で,日本同盟をアジア太平洋地域における安全の礎として位置付けることを強調。  2012年に発表された「新たな国防戦略指針」や,2013年のケリー国務長官演説(4月),バイデン副大統領演 説(7月)等において,こうした政策に対する米国のコミットメントを繰り返し表明。また,米国は,国防予算の削減 の中にあっても,アジア太平洋重視政策を継続する旨表明。  経済面:米国の輸出促進,雇用創出,アジア新興市場における活動促進を追求。 TPP交渉への参加(2010年)  政治面:日本,韓国,豪州といった同盟国を始め,東南アジアとの関係を強化。 EAS(東アジア首脳会議)への参加(2011年) 南シナ海の問題への関与を強化  軍事面:2012年1月の「新たな国防戦略指針」において,「グローバルな安全保障に引き続き貢献しつつ,ア ジア太平洋地域に重心を移す(rebalance)。」と発表。 太平洋配備艦船数と大西洋配備艦船数のバランスを,現在5対5→ 2020年までに6 対4に変更

アジア太平洋地域の戦略環境の変化:米国

具体的政策

米国のリバランス政策

新興国の台頭等を受けたアジア太平洋地域の重要性の高まりにより,オバマ政権は,「リ

バランス戦略」として,アジア太平洋地域への関与を一層強化する方針を打ち出している。

(5)

米国 22% 日本 8% 中国 12% その他 58% 世界の名目GDPに占める日米中の割合 1994年(総額約27兆ドル) 2012年(総額約72兆ドル) 米国 27% 日本 18% 中国 2% その他 53% 5

(出典)IMF World Economic Database, April, 2013

アジア太平洋地域の戦略環境の変化:中国①

◆中国の国防費は1989年から2011年まで(2010年を除く)連続で二桁の成長 を続けているが,その内訳は不明。核・ミサイル戦力,海・空戦力を中心に軍 事力を近代化しており,2011年8月以降,空母の試験航行を行っていること が確認されている。 0 10 20 30 40 0.00 1,000.00 2,000.00 3,000.00 4,000.00 5,000.00 6,000.00 7,000.00 8,000.00 19 85 19 87 19 89 19 91 19 93 19 95 19 97 19 99 20 01 20 03 20 05 20 07 20 09 20 11 20 13 伸 び 率( %) 単 位( 億 元) 総額 1989年の伸び率 15.4% 2013年の伸び率 10.7% 2010年の伸び率 7.8% 1994年の伸び率 29.3% ● 過去10年間で,約4倍以上の伸び。 ● 過去24年間で,約30倍以上の規模。 ● 2010年を除き,1989年から前年比2桁の伸び率。 2.不透明な軍事力の増強

世界第二位の経済大国となった中国が,法の支配を含む,地域及び国際社会の共通ルールや理

念を遵守し,その地位に見合う責任を果たしていけるかが,今後の国際秩序を大きく左右していく。

中国と米国の今後の GDP成長の試算 (出典:プライスウォーター ハウスクーパーズ) 中国が米国を追 い抜く。 ●中国の実質GDP成長率は,2000年代に入り平均10.2%。 ●2010年には,名目GDPが日本を上回り,米国に次ぐ世界第2位に。 ●2011年の名目GDPは,1981年の約100倍,1991年の約20倍,1994年の約10倍, 2001年の約4倍。 ●2012年は,輸出総額,外貨準備世界第1位,貿易総額世界第1位。 (注:米国統計に基づくメディア報道。中国商務部は統計手法の違いを理由として報道を否定する声明を発表。順位はWTOが公表 予定。) ●2020年半ばには中国のGDPが米国のGDPを追い抜くとの試算も。 1.急速な経済成長

(6)

5 中国共産党の危機意識 ●中国海軍は,1980年代中頃から領土・領海の保全に加え,海洋権益の擁護を積極的に打ち出し始める。 「我が海軍の主要な作戦海域は,第一列島線以内の黄海,東シナ海,南シナ海の海域である。」(1986年劉華清海軍司令員(当時。のちに中央軍事委員会副主席)) ●近年では,中国海軍が「第一列島線」を越えて展開する例が断続的に確認されており,これは中国軍の外洋化に向けた動きと 見られる。 「海洋資源の開発能力を高め,海洋経済を発展させ,海洋の生態環境を保護すると同時に,国の海洋権益を断固守り,海洋強国建設に取り組む」(2012年11月胡錦濤総書記(当時)) ◆最近の中国周辺海域での諸事案◆ ・中国公船による越側探査ケーブル切断事案 ・スカボロー礁での中国公船とフィリピン公船との対峙 南シナ海 ・尖閣諸島周辺海域での中国公船による「パトロール常態化」の宣言 領海侵入事案の頻発,領空侵犯事案の発生 ・中国海軍艦艇による南西諸島周辺海域航行,自衛隊護衛艦へのレーダー照 射事案の発生 ・中国政府航空機による我が国護衛艦に対する近接飛行事案 東シナ海 3 中国の周辺海域での海洋活動の活発化 ● 「中国共産党の政権党としての地位は永遠でも不変でもない」(改革開放30周年の胡錦濤講話(08年12月18日),09年四中全会 「決定」)

アジア太平洋地域の戦略環境の変化:中国②

6 ●中国は「新型の大国関係」を唱え,また「太平洋には米中という二つの大国を収めるに足る十分な空間がある。」(2012年2月習 近平総書記,国家主席就任後の本年6月にも再度発言。)として,米中協調を軸としてアジア太平洋の秩序を形成していきたいと の意図を示した。 ●米国は米中関係を「新冷戦でもG2でもなく複雑な競争と協力のミックス」(バイデン副大統領)と位置づけ。また,中国に具体的な 行動を求める姿勢を明確化。 4 最近の米中関係

(7)

【参考】近年の中国公船接近状況

領海侵入 接続水域内航行 回数 隻数 日数 隻数 平成 24年 9月 3回 13隻 9日 81隻 10月 5回 19隻 22日 119隻 11月 4回 15隻 27日 124隻 12月 8回 21隻 21日 80隻 平成 25年 1月 4回 13隻 18日 57隻 2月 7回 17隻 17日 49隻 3月 3回 11隻 22日 69隻 4月 7回 25隻 21日 86隻 5月 5回 15隻 29日 103隻 6月 3回 9隻 21日 70隻 7月 4回 14隻 24日 86隻 8月 6回 24隻 21日 88隻 合計 59回 196隻 252日 1015隻 (平成25年8月31日現在) 尖閣諸島周辺海域 領海・接続水域(イメージ) 【注記】7月23日以前の隻数は「海監」と「漁政」の合計(7月24日以降は「海警」)。領海侵 入前には接続水域を航行するため,領海侵入と接続水域内航行の日数・隻数は重複してい る。平成25年1月7日及び8月7日は深夜零時を超えて領海侵入しているため,日数ベース でカウントする場合は2日と7隻分増えることとなる。

近年の中国公船領海侵入事例

領海侵入回数 (回) 領海侵入隻数 (隻)

0

5

10

15

20

25

30

平20年

平22年

平24年1月

3月

5月

7月

9月

11月

平25年1月

3月

5月

7月

7

(8)

アジア太平洋地域の戦略環境の変化:北朝鮮

北朝鮮による核・ミサイル開発の進展により,我が国に対する脅威は確実に高まってきている。拉致問題も未解決。 また,北朝鮮の政治システムの特殊性や恒常的に危機的な経済状態により,体制崩壊のリスクが常に存在。南 北統一の可能性を含め,北朝鮮の中長期的な将来は,東アジア地域における秩序の大きな変動要因となりうる。 ・2011年12月に金正日国防委員長が死去。金正恩第一国防委員長を中心とした後継体制の基盤固めは着実に進んでいるもの と見られる。 北朝鮮の内政 ・2011年の経済成長率は0.8%(韓国銀行推計値)。 ・平壌での建設ラッシュや携帯電話の急速な普及等の報道はあるも,資金/エネルギー不足,生産設備の老朽化,技術水準の遅 れなどの構造的な問題が継続しているとみられる。食糧事情も依然として厳しい状況が続いているとみられる。 ・朝鮮労働党中央委員会全体会議(総会)( 2013年3月31日)にて,「経済建設と核武力建設を並進させるという新たな戦略的路 線」を党の路線として決定。 北朝鮮の経済 ・核・ミサイル開発を継続。同時に,「核保有国」の地位を国際社会に認めさせようとする戦略をより前面に押し出している。 ・朝鮮労働党中央委員会全体会議(総会)( 2013年3月31日)にて,「我が共和国の核保有を法的に固着させ,世界の非核化が 実現するまで核武力を質・量的に拡大,強化する」ことを党の路線として決定。また,最高人民会議(4月1日)では,法令「自衛的核 保有国の地位を一層強化することについて」を採択。 核・ミサイル開発の進展 8 ・中朝首脳レベルの接触は金正日の訪中(2011年)以来断絶し,中国は北朝鮮に対する制裁を強化との報道もあり,両者の関係 に変化は見られる。 ・一方,北朝鮮が経済面を含め中国に依存している構図は変わらず,中国にとっても中朝関係の基本的意義は変わらず。 ・中国は,北朝鮮問題に関し,朝鮮半島の非核化,朝鮮半島の平和と安定,対話と協議を通じた問題の解決を重視するとの立場。 最近の中朝関係 8

(9)

アジア太平洋地域の戦略環境の変化:ロシア

●発展するアジア太平洋地域への統合を通じた極東・東シベリアの開発を進める方針。2012年9月,ウラジオストク においてAPEC首脳会議を開催。 ●2012年5月の外交政策に関する大統領令において,中印越との戦略的パートナーシップ深化,日韓豪NZとの互恵 的協力発展に言及。 ●北朝鮮問題では六者会合メンバー。露朝韓の経済案件実現にも関心(ガスパイプライン等)。 ●東アジア首脳会議(EAS)に2011年から参加。 対アジア太平洋諸国関係 【肯定的側面】 ●互いを「戦略的パートナー」と規定。首脳の相互訪問を通じて緊密な関係をアピール。要人往来は頻繁。習近平 国家主席は初外遊先として訪露(2013年3月)。シリア問題など国際場裡で共同歩調。 ●2004年10月の国境問題最終解決後,経済・軍事分野を中心に関係が発展。2010年,中国はロシアにとって最大 の貿易相手国に。本年7月,「海上協力2013」(中露合同演習)を実施。 【否定的側面】 ●ロシア極東及び中央アジアにおける中国の影響力(経済,人口圧力)が増大。6年越しでもまとまらない対中ガス 供給価格交渉等の懸案もあり。近年,ロシアの対中武器輸出額は減少傾向(ただし,今後反転の可能性あり)。

対中関係

豊富な天然資源があるにもかかわらず,インフラ整備が立ち遅れ人口減少が続く極東・東シベリア地域 の開発を重視。特にエネルギー戦略の観点からアジア太平洋地域への関与を強めようとしている。 一方,ロシア経済の回復を背景にロシア軍の活動は活発化傾向(我が国周辺での近接飛行や演習・訓 練)。我が国との間では,最大の懸案である北方領土問題が未解決。4月の総理訪露時,外務・防衛閣僚 級「2+2」の立ち上げで合意。 9

(10)

24.49  39.66  17.95  30.06  25.81  21.12  29.24  31.32  25.17  14.34  18.39  13.02  6.36  6.92 6.79  0 10 20 30 40 50

ロシアの対中武器輸出額

インド

中国

(出典:SIPRI)

(1)ロシア極東と中国東北地域の人口比較

(2)ロシアの対中武器輸出額

億ドル (出典: 露国家統計庁)

【参考】ロシア関連資料

10

(11)

アジア太平洋地域の戦略環境の変化:韓国

北朝鮮問題の深刻化,中国の台頭の中で,米国の同盟国である韓国の戦略的重要性は依然とし

て高い。他方で,日韓間には,竹島問題,慰安婦問題,朝鮮半島出身の民間人徴用問題などの困難

な懸案が存在。

• 朴槿恵(パク・クネ)大統領の訪米(5月),訪中(6月)の成功もあり,対米国・中国関係は良好な状態。 • アジア大洋州地域の平和と安定に貢献するとの観点から,日米同盟と韓米同盟の連携強化の必要性が増大するも,韓国は, 北東アジアにおける安全保障における我が国の役割の増大に慎重。 韓国を巡る国際関係の変化 ・盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権以降,韓国社会は,「市民社会化」の傾向を強めており,「歴史の見直し」が進んでいる。 ・民主化の定着により,市民団体の活動やインターネット上の世論の影響力が増大。 ・急速な経済成長を実現し,社会が全体として豊かになったことへの自信(競争社会,格差社会がもたらす問題は深刻)。 • G20の主催(2010年),「核・セキュリティサミット」の主催(2012年)等,韓国は大規模な国際会議を次々に誘致し,国際社会 共通の課題(例:気候変動)に率先して取り組む姿勢を示すなど,国際政治における存在感を高めることに意を用いている。 • サムソン,現代,LGといった企業の世界的な躍進。 • 2012年のGDPは1兆1,558億ドル(IMF推計:世界第15位)。(2000年は5,334億ドル) • 2012年は輸出(5,482億ドル)・輸入(5,195億ドル)ともに前年を僅かに下回ったが,貿易額は2年連続1兆ドルを突破。 • 2012年の貿易依存度は92.7%。(日本:28.3%,米国:24.8%) (しかし,輸出産業や一部大企業への過度の依存といった構造的脆弱性あり。) 世界で躍進する韓国政治経済 11 韓国社会の構造変化 司法府による不当な判決の頻発,竹島を巡る対立等,日韓間の困難な問題がより複雑化 11

(12)

・ASEANは世界人口8.7%。GDPは世界全体の3.1%だが,過去10年間に高い経済成長。 ・太平洋とインド洋を繋ぐ,シーレーン上の要衝。我が国の安全保障上重要な地域。 ・ASEANを中心として,東アジアの地域協力が進展。EAS,ASEAN+3,ARFといった地域協力の枠組みが多層的 に発達。ASEANを中心としたFTA網も形成。 ・ASEANの政治的・経済的プレゼンスは着実に増大しつつある。このため,各国はASEANとの関係を強化 (2009年以降,米国,カナダ,トルコ,EU,英国,ブラジル,ノルウェーが東南アジア友好協力条約に加入。)。 ◎我が国にとりASEANは中国に次ぐ貿易相手 (2011年:中国20.6%,ASEAN14.8%(約19.8兆円)) ◎我が国にとりASEANは東アジア最大の投資先 (対ASEAN投資額は約4.5兆円(07年~11年)) ◎我が国企業の生産ネットワークの拠点 (進出企業6800社,在留邦人12万人(10年))

東南アジアの戦略的重要性

深い経済的・人的結びつき=我が国の成長戦略の鍵となる地域

アジア太平洋地域の戦略環境の変化:東南アジア

我が国と地理的に近接した東南アジア地域は,地政学的な重要性に加え,我が国産業がサプライチェーンを形 成する製造拠点かつ巨大な成長市場として経済的に重要な地域。ASEANが一体性を保つことが,アジア太平洋地 域の平和と繁栄にとってますます重要。南シナ海問題を巡る中国への対応が大きな課題。 ・2012年からスカボロー礁等をめぐるフィリピンと中国の対立が激化。2012年7月のASEAN外相会合では,史 上初めて共同コミュニケが発出できないという事態が発生し,ASEAN一体性への懸念が表面化。フィリピン は南シナ海をめぐる中国との紛争を国連海洋法条約に基づく仲裁手続に付託。一方,中・ASEAN間の行動 規範(COC)に関する公式協議が近く開始予定。 ・本件は,アジア太平洋の海洋秩序,ASEANの一体性,我が国のシーレーンの安全性等に関わる重要な問 題。力ではなく法とルールが支配する海洋秩序の構築のため,地域的な取組を支援していく必要。

南シナ海問題

(13)

高い経済成長を促す平和な国際環境の構築を目的とし,多極主義的外交を展開。

・対米国:原子力協力や戦略的な対話を深めている。米は印の安保理常任理事国入りを支持。

・対中:国境紛争を抱えている中国との間でも経済面を中心に二国間関係が急速に進展。

・対日:「戦略的グローバル・パートナーシップ」の下,政治,安全保障,経済面で関係が進展。

・伝統的な非同盟諸国の中心でもあり,G20やBRICSなどを通じて発言力を高めている。

●国防白書(2013年)において,中国の台頭 を歓迎,中国軍の能力の増大と近代化は 経済成長の自然かつ正当な結果である が,西太平洋の軍事バランスに影響を与 える旨言及。 ●豪州にとり中国は2009年以降最大の貿 易相手国。双方向貿易のシェアは24% (第2位の日本は14%,第3位の米国は 8%)。

急速な経済成長を背景に,グローバル・パワーの一つとして台頭してきている。シーレーン上の要衝

に位置し,地政学的にも重要性を有する。

13

アジア太平洋地域の戦略環境の変化:インド

アジア太平洋地域の中で,我が国や韓国と共に米国の地域への関与を支える重要アクター。米国

のリバランシング政策もあり,その重要性は高まっている。我が国にとっては,エネルギー安全保障や

食糧供給元という重要性もある。

アジア太平洋地域の戦略環境の変化:オーストラリア

安保協力共同宣言(2007年3月) 両国を「戦略的パートナーシップ」と 位置付け,協力強化を宣言。 具体的取組・成果 ◎情報保護協定(ISA) ◎日豪ACSA

日豪の安全保障協力

2011年に米国が発表したリバランス政策 に呼応し,米国のアジア太平洋におけるプ レゼンスに関するリスクを分散し,米国の安 定的な関与を可能とするために協力。 -米海兵隊の豪州北部への展開 -米空軍航空機の豪州北部へのアクセス増 加

米豪の安全保障協力

インドの多極主義的外交

豪州の中国との関係

(14)

我が国と基本的価値(民主主義・法の支配・人権)や原則(市場経済・自由貿易)を共有するパートナー。パ ワー・バランスが変化する中でも依然として国際政治の主要プレーヤー(力の源泉:国際世論形成力,国際 的枠組みにおける規範形成力,経済力や人口規模。 )。他方,長引く債務危機は世界経済のリスク。 14

我が国に波及する地域情勢の変化:欧州

アフガニスタンで治安維持を支援。 サイバー防衛,テロ対策など新たな 脅威へ対応。  日NATO協力の方向性: • 軍備管理・軍縮能力強化事業への拠出 • 「日NATO共同政治宣言」に基づき,政 治対話・防衛交流・実務的協力を推進

欧州における主な安全保障の取組

民主主義と法の支配への取組強化:人権・人道分野,特に選挙監視活動を重視し,国際的に高い評価を獲得。 日OSCE協力の方向性:選挙監視活動への要員派遣,日OSCE共催会議の開催(来年度,東京)。 共通安全保障・防衛政策(CSDP)の 強化: 危機管理,平和維持,人道・救援活動のため の軍事・文民ミッションを積極的に派遣。 日EU協力の方向性: •ソマリア沖海賊対策の協力 •日EU関係の基礎となる初の法的枠組み「S PA」の交渉(EPA交渉と並行) 北大西洋条約機構(NATO) 欧米諸国(28カ国) 欧州諸国 冷戦後の安全保障環境等が変容する中で,欧州各国,NATO,EU,OSCEもその役割を変化。 ●米:(1)米欧関係は強固(TTIP(米EU・FTA)交渉も開始)。 (2)米が軍事行動の際に協力を求める(例:イラク,アフガニスタン,シリア)。 ●中:(1)経済関係が緊密(例:EUにとって第1位輸入国,第3位輸出国)。 (2)対中武器禁輸措置は継続。ただし,個別審査は加盟国権限。 ●露: (1)経済関係が緊密(例:EUにとって第2位輸入国,第4位輸出国)。 (2)安全保障分野(欧州MD配備)等での対立や人権問題を巡る軋轢あり。 欧州の対外関係 ●欧州統合の深化と拡大 リスボン条約発効によるEU対外関係部 門の強化,クロアチアの加盟。 ●欧州債務危機の影響 統合深化がEU創設以来の危機。 (英は,離脱の可能性に言及。) 欧州域内の現状 欧州安全保障協力機構(OSCE) 北米(米・カナダ),ロシアを含む欧州,中央アジアの57か国 日本と欧州諸国との協力の方向性: •防衛装備品の共同開発 (英:協定締結,仏:協議進展) •外務・防衛担当大臣会合関連 (仏:「2+2」,英:ハイレベル対話) •武器・汎用品・技術の輸出管理協力 (独・V4等) •情報協力,サイバー分野の協力 欧州連合(EU)

(15)

(3)中東和平  半世紀以上に及ぶ地域最大の不安定要因の1つ。 パレスチナ国家樹立と双方の平和的共存が目的。  和平交渉は2010年から中断。これに対し,オバマ政 権は交渉再開に向け働きかけを本格化。ケリー国 務長官のシャトル外交により交渉再開にこぎつけ。 (1)「アラブの春」とその後の政治的変動  チュニジア,エジプト,リビアの独裁体制打倒に至った「アラブの春」以降,多くの国で,イスラム主義勢力の台頭等による 政治混乱,経済停滞,治安悪化が生じ,地域の不安定要因が増した面あり。市民の経済的・政治的不満も解消されず。  シリアでは,暴力が激化し,死者10万人,難民・避難民600万人以上の人道的危機に発展。周辺国も脆弱化。内戦状況 が膠着する中,政権側による化学兵器使用が確認されたとされており,米等による軍事行動の可能性も生じている。  エジプトでは,ムスリム同胞団出身のムルスィー大統領を軍が排除。暫定政府が樹立されたが,その後,治安部隊とム ルスィー支持派との衝突が断続的に発生し,状況は引き続き不透明。

我が国に波及する地域情勢の変化:中東

●世界の原油埋蔵量の約5割が賦存。世界の原油生産の約3割,LNG生産の約2割。(一方,「シェール革命」が進行中。) ●日本の原油輸入の約8割,石油ガス(LPG)輸入の約8割,液化天然ガス(LNG)輸入の約3割を依存。 ●ホルムズ海峡及びスエズ運河は世界の物流上の戦略的要衝。

豊富なエネルギー資源に恵まれ,世界の物流上の戦略的要衝。同時に宗派・民族対立やテロ,過

激派の問題等が存在。近年は大きな政治的変動もあり,情勢が更に不安定化。同地域の不安定化

は我が国へのエネルギー供給等に大きな影響を及ぼすものであり,我が国の安全保障上のリスク。

2 中東地域の主要課題 15 1 中東地域の重要性 (2)イラン核問題  イランの核開発は,中東地域の安全保障,NPT体制の将来に 大きな影響を与え得る問題。イスラエル,アラブ(スンニー派) 諸国,米はじめ国際社会は大きな懸念。  6月の大統領選挙で穏健派のローハニ氏が当選。核問題に関 するEU3+3(米,英,仏,露,中,独)との協議に前向きな姿勢。

(16)

イラク 原油:7.0万バレル/日 (1.9%) サウジアラビア 原油:120.5万バレル/日 (33.0%) カタール 原油:39.2万バレル/日 (10.7%) LNG:1567万トン/年 (17.9%) オマーン 原油:10.6万バレル/日 (2.9%) LNG:397万トン/年 (4.6%) アラブ首長国連邦 原油:79.8万バレル/日 (21.8%) LNG:553万トン/年 (6.3%) イラン 原油:19.0万バレル/日 (5.2%) クウェート 原油:27.8万バレル/日 (7.6%) リビア 原油:0.7万バレル/日 (0.2%) 4 エジプト LNG:103万トン/年 (1.2%) アルジェリア LNG:16万トン/年 (0.2%) 1 3 2  輸送ルート イエメン 原油:0.2万バレル/日 (0.1%) LNG:29万トン/年 (0.3%) (出典:財務省貿易統計(2012年),米エネルギー情報局等)

(参考)各国の原油生産量と日本向け輸送路

主要なチョークポイントにおける原油輸送量(2009年) スエズ運河 (石油通行量は約200万バレル/日) バブエルマンデーブ海峡 (約320万バレル/日) ホルムズ海峡 (約1550万バレル/日) マラッカ海峡 (約1360万バレル/日) 4 3 2  1 16

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国際公共財に関するリスク:宇宙空間

●宇宙技術の高度化及び宇宙利用国の拡大による宇宙空 間の混雑化 ●宇宙空間の脆弱性とリスクの増大: 中国による衛星破壊(ASAT)実験,スペースデブリ(宇宙 ゴミ)の増加, 衛星同士の衝突 ●各国による安全保障上の宇宙空間利用の用途拡大: 衛星による情報収集,ミサイル防衛,衛星による軍事用 通信,衛星による早期警戒,衛星測位 ※NASAデブリプログラムオフィスの資料をもとに作成

国際公共財に関するリスク:海洋

宇宙利用国の増加に伴って宇宙空間の混雑化が進み, 宇宙ゴミの増加や人工衛星同士の衝突の可能性等,持続 的な宇宙空間の利用を妨げるリスクが存在。 17 自由で平和な,法の支配が貫徹される「開かれ,安定した海洋」は,我が国はもとより, 国際社会全体の平和と安定及び繁栄に必要不可欠な国際公共財。 これを脅かす様々なリスクが存在: ●国際法を尊重せず「力」による現状変更を図る動き ●資源確保や安全保障等の観点に基づく摩擦 →海上での偶発的衝突が生じる危険性 ●海賊(公海)や船舶に対する武装強盗(領海) ●密輸,廃棄物の違法投棄等の違法行為 等 111 218 219 237 75 8 54 46 70 80 104 57 59 48 39 53 62 31 293 410 445 439 297 138 08 09 10 11 12 13(上半期) 全世界の海賊等事案発生件数(国際海事局(IMB)年次報告による) ソマリア沖・アデン湾 東南アジア ギニア湾 全世界総数 17

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国際公共財に関するリスク:サイバー空間

国内の政府機関や民間企業へのサイバー攻撃

国際社会の関心の高まり(表面化)

増加

●11年8月 :三菱重工業に対する標的型攻撃 ●11年10/11月 :衆議院,参議院,外務省在外公館, 総務省を標的とした攻撃の事実の発覚 ●12年6月 :アノニマスによる攻撃声明及び政府関係機関等の ウェブページ障害発生 ●12年7月 :財務省に対する攻撃事実が発覚 ●12年9月 :尖閣諸島を巡る情勢や柳条湖事件発生の日を 契機とした大規模サイバー攻撃 ●13年1月 :農林水産省に対する攻撃事実が発覚 高度化多様化 ●米国:「サイバー空間国際戦略」(11月5月) 「サイバー空間における作戦のための戦略」を発表(11年7月) →陸・海・空・宇宙の領域同様,サイバー空間を,組織化,訓練,装備化を進めるべき作戦領域と見なす。 「国土安全保障分野のためのサイバーセキュリティー戦略」(11年11月) ●NATO:「サイバー防衛に関するNATOの新政策および行動計画」を採択(11年6月) →サイバー攻撃に対するNATOの政治的及び運用上の対応メカニズムを明確化。サイバー防衛構築の支 援や,加盟国がサイバー攻撃を受けた場合の支援を実施することを明確に。 ●サイバー分野を取扱う国際会議の増加 (サイバー空間に関するロンドン会議プロセス(今年度は,ソウル会議,国連サイバー専門家会合(GGE)等)

サイバー空間の利用への依存は,企業秘密の詐取等の経済活動に対するリスクの

みならず,重要インフラに対する攻撃等を通じた安全保障上のリスクを伴っている。

18

(19)

グローバルな課題への対応:国境を越える脅威

・貧困(ミレニアム開発目標(MDGs)の達成とその後継枠組み(ポストMDGs)) ・感染症を含む保健課題 ・気候変動その他環境問題 等 ・核・生物・化学(NBC)兵器の大量破壊兵器及び それらの運搬手段である弾道ミサイル等の増 強問題は依然として国際社会にとっての大きな 脅威。 ・北朝鮮による核兵器の開発やミサイル能力の 向上に加え,従来の抑止が有効に機能しにくい 国際テロ組織を始めとする非国家主体による 大量破壊兵器等の取得・使用といった懸念は 依然として高い。

人間の安全保障への課題

大量破壊兵器/ミサイル

・グローバル化の進展や「アラブの春」といった中 東の不安定化の副作用として武器の入手等が より容易になっている。 ・また,政情が不安定で統治能力が弱い国家・地 域が活動や訓練の拠点として利用されている。 ・このような状況において,2013年1月に発生した 在アルジェリア邦人に対するテロ事件のような, 我が国国民・企業が犠牲となる事件が発生して おり,我が国国民や企業の海外での活動等に とっての懸念になっている。

テロ

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大量破壊兵器の拡散や国際テロといった国境を越える脅威は,21世紀における国際

社会の中心課題となっている。

一国のみでは対応できない地球規模課題の重要性・喫緊性が増加。人間の安全保障上

の課題は,拡大,多様化しており,更なる取組が求められている。

グローバルな課題への対応:人間の安全保障

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北朝鮮

核・ミサイル開発を継続(複数回にわたって核実験及び弾道ミ サイル発射を実施)。 北朝鮮は対話の姿勢を示しているものの,依然として非核化 に向けた具体的行動をとっていない。 北朝鮮による国連安保理決議及び六 者会合共同声明の完全な遵守を通じた 非核化の実現

中国

5核兵器国中,唯一核戦力を増強しているとみられる。 NPT上の義務に基づく核軍縮措置核戦力の透明性向上

ロシア

世界全体の核弾頭の半数以上を保有。 極東に戦術核を配備。 新START条約により,配備戦略核について1550発まで 削減義務あり。 米露間での更なる核軍縮努力の促進。 非戦略核の削減努力

米国

世界全体の核弾頭の約半数を保有。新START条約により,配備戦略核について1550発まで 削減義務あり。 核軍縮と我が国への信頼できる拡大 抑止の提供との両立 (1)変質した核リスク:あり得べき核兵器使用のケースの多様化(地域紛争における軍事オプション,テロ リストによる使用等)に伴い,核兵器を使用させないための手立ては複雑化。 (2)地域情勢における重要な構成要素:核兵器の存在,又は核兵器保有という政策オプションが地域に おける緊張・対立の原因かつ帰結となっている。

(参考)我が国の安全保障における核軍縮・不拡散上の課題

主な核保有国の現状

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(21)

世界経済の不安定性

グローバル化により,各国の経済の脆弱性や問題が伝播しやすくなり,世界経済の不安定性が

増してきている。各国は,このようなグローバル化のリスクとパワーバランスの変化に対応する形

で力の源泉である経済力を維持・発展させていく必要に迫られている。また,企業も,グローバル

化のリスクを回避し,利潤を最大化すべく,国境を越えた活動を強化している。

21 ・2012年には,欧州債務危機を背景とする欧州経済の弱さが一層鮮明になり,その影響が中国などの新興国に も波及する中で景気減速の動きに拡がりが見られた。 ・このように,リーマン・ショックの後遺症として,世界経済にはまだ脆弱性が残されており,金融市場等のグロー バル化が進んでいることから,このような脆弱性は瞬時に我が国にも影響を及ぼしうるリスクとなっている。 世界経済の脆弱性 (参考)世界の一次エネルギーにおけるシェアの変化予測 (出典)IEA World Energy Outlook 2012 ・新興国などのエネルギー・鉱物資源の需要の増 加,供給国の資源ナショナリズムの台頭等による 世界的な資源獲得競争の激化や,中東情勢の流 動化により,エネルギー・資源の安定的な確保が各 国にとって大きな課題。 ・また昨今米国を始めとする「シェール革命」による 天然ガス・石油の増産がどのような影響を及ぼす か注目される。 ・また,人口増加,新興国の経済成長等に伴う食料 需要の増加は,天候の変動とも相まって,各国の 食料安全保障にとってのリスクとなっている。 各国による資源確保の取組の必要性 21

参照

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