• 検索結果がありません。

松本美和子キーグ

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "松本美和子キーグ"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

競争事態における児童の感情表出が学手お臨臼誌に及ぽす影響

→也待的セルフ@ヱスティームの高低に着目して一

人間教育専攻 人間形成コース 松 本 美 和 子

キーグ~F':Æ許読まβ虫 学線道局室~ 1館長室丘?をノルアe

エスティーふ

[問題と目的 1

近年,学校現場ではいじめや不登校,暴力行 為,学級崩壊など子どもたちの J L 身の健康や適 応に関わる様々な問題が発生している。特に児 童期の後半は,健康@適応上の問題が顕在化す る時期であると言われ,学級集団への適応が子 どもの人格形成にも重要な影響を及ぼすことが 明らかになっている。学級における児童の適応 を検討することは,適応の問題を抱える児童だ けではなく,全ての児童の発達を支援するため にも不可欠である(江村@大久保ラ

2012)

。先行 研究から,学級適応

J

惑はポジティブ感情の表出 と正の関連,ネガティブ感情の表出は負の関連 がある(手

l片WII

2016)

ことが明らかになってい る。感情および感情の表出は,健康や適応にと って重要な役割を担うことが示唆されており,

学級内において児童が経験@表出する感情は,

とりわけ教室での教師や仲間との関係性の構築 において重要である(小林フ

2001

; 無 藤 . ,

2000

といったことも示唆されている。

そして,感情の表出や処理はパーソナリティ 特性によっても影響される(辰野ヲ

2014)

。山崎

(2017)

は?同じ失敗をしても,落胆したり,

挫折したりする度合いは人によって異なるが,

その違いをもたらす心的鞘散の一つにセルブ@

エスティームを挙げている。近年では

9

高いセ ノレフ・エスティームにも不適応的側面があり,

指導教員 山 崎 勝 之

山崎@横嶋@内田

(2017)

はそれを他律的セノレ ブ@エスティームと提唱している。それは外的 な達成基準に依存して決まるセルフ@エスティ ームであり,その達成基準はしばしば:他者との 比較によって設定される

O

学級内においては競 争事態や他君と比較する場面があり

p

他律的セ ノレフ@エスティームの高まりは,その鞘 i 主から セノレブ@エスティームを不安定にする可能性を もつだけでなく,感情表出によって周囲との関 係明直府惑に影響を及ぼす可能性が考えられる。

本研究では,学級内の競争事態で成功場面@

失敗場面における児童の感情表出(喜び・残念、

さ)が学級車応感に及ぼす影響を検討すること を目的とした。第 lに,成功場面・失敗場面に おける児童の感情表出が学青お画却惑に及ぼす影 響について検討する。第

2

3

児童の他律的セ ルフ・エスティームの高低と成功場面

e

失敗場 面における感情表出ならびに学級適応 J 誌の関連 について検言寸ずる。また,他律的セノレブ・エス ティーム高群の児童の感情表出が学級由正感に 及ぼ干す影響についても探索的に検討する。

[方法および手続き l

小学生用学総車応感尺度

P

児童用他律的セノレ フ@エスティーム尺度,場面ごとの感情表出を 測定するためのピニエット質問紙を使用した。

そして,各質問紙を徳島県下の公立小学校

2

校 に酎寸し,各学級の担当務自に実施を依頼した。

3

41

i 

(2)

児童らは担当教諭の指示に従い?一斉に回答を 行ったO調査対象者は小学4"‑'6年生の児童532 名であり,分析対象となる有効回答数は508名 であった。

[結果および考察}

成功場面@失敗場面における感情表出が学級 適正

J

誌に及ぽす影響につしての検討では,男子 において3 自分と友だちの成功場面での喜び感 情表出で学級車応感に有意な正の影響が見られ た。女子において,自分と友だちの成功場面で の喜ひ滞情表出, 自分の失敗場面での残念さ感 情表出で学級車応感に有意な正の影響が見られ た。友だちの失敗場面での残念さ感情表出では 学級適応感に有意な負の影響が見られた。これ については,表出の対象となる相手がラ同情さ れることが嬉しくないと感じている場合,対人 関係が悪化することが考えられ,そのため,学 級通訳惑に負に影響した可能性が考えられる。

また,共感的に声を掛けるといった表出で、あれ ば好意的に捉えられるが,失敗を責めるような 表出は対人関係の悪化につながることが考えら れるの

次に,児童の他律的セルフ・エスティームの 高低と成功場面・失敗場面の感情表出ならびに 学非お郵

t

>t惑の関連についての検討では,学級適 応感,成功場面@失敗場面での感情認知,自分 と友だちの成功場面での喜び感情表出,自分と 友だちの失敗場面での残念さ感情表出に有意な 主効果が得られた。いずれも他律的セノレブ・エ スティーム高群が低群よりも有意に高い結果と なった。

児童期においては,他律的セルフ・エスティ ーム高群の子どもは,勉強待望動などの能力が 高く,できることが多いために,学級集団の中 でも発言や感情表出をしやすいことが考えられ

‑ 14 

る。結果として,いずれの場面においても高群 の感情表出が低群の感情表出を上回ったと推測 される。同様に,他律的セノレブ@エスティーム 高群の集団への影響力の高さが学手お臨

t

J,誌の高

さをもたらした可能性が考えられる。

そして,他律的セノレブ@エスティーム高群の 児童の感情表出が学総車取誌に及ぼす影響につ いての探索的な検討では,男女ともに学級適応 感への有意な影響は見られなかった。一方で,

他律的セルフ・エスティーム低群において,男 子は,友だちの成功場面での感情表出から学級 適応感に有意な王の影響が見られた。女子は,

自分と友だちの成功場面での感情表出から学級 適正J惑に有意な王の影響が見られた。

先述の結果より,他律的セノレブ eエスティー ム高群は,自分や友だちが成功した場面で喜び 感情を強く認知し表出するが9 喜び感情の表出 の大きさは学級適応感に寄与しない可能性が考 えられる。また,他律的セルブ@エスティーム 低群は,高群に比べて喜び感情の認知と表出は 小さいものの?喜び感情の表出の大きさは学級 適応

J

惑を高める可能性が考えられる。

I

今後の展望}

以上の結果は,質問紙自体にいくつかの間題 が指摘されるものの,今後の課題を示唆する新 たな知見となったと考えられる。

今後は,個別感情ごとに様々な特性や場面を 考慮した感情表出の研究知見が蓄積され,学校 教育現場でのより効果的な場面指導や児童への 対応がなされることが期待される。

本研究での結果が3 感情研究,学総面右感研 究および他律的セルフ・エスティーム研究,さ

らには学校現場における教育の更なる発展に寄 与することを切に願う。

参照

関連したドキュメント

SOS子どもの村JAPAN  松﨑 佳子 (理事、臨床心理士)    杉村 洋美

和田 智恵 松岡 淳子 塙 友美子 山口 良子 菊地めぐみ 斉藤 敦子.

The lactate curve was described using analysis program MEQNET Lactate Manager ® from the acquired value, and the velocity of lactic acid was computed with values of

  池田  史果 小松市立符津小学校 養護教諭   小川 由美子 奥能登教育事務所 指導主事   小田原 明子 輪島市立三井小学校 校長   加藤 

[r]

地域の RECO 環境循環システム.. 小松電子株式会社

本     所:小美玉市上玉里 1122  ☎ 0299-37-1551 小 川 支 所:小美玉市小川 2-1 ☎ 0299-58-5102 美 野 里 支 所:小美玉市部室 1106  

性」原則があげられている〔政策評価法第 3 条第 1