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九州大学学術情報リポジトリ

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九州大学学術情報リポジトリ

Kyushu University Institutional Repository

音と映像の時間的な関係が両者の主観的な調和感と 注意に及ぼす影響に関する認知心理学的研究

菅野, 禎盛

Kyushu Institute of Design

https://doi.org/10.11501/3181891

出版情報:Kyushu Institute of Design, 2000, 博士(芸術工学), 課程博士 バージョン:

権利関係:

(2)

第3章

」り

視聴覚素材の同期が視聴覚素材の 主観的調和感に及ぼす効果

3.1 はじめに

実験1では, 動く球体の映像と音楽を同H、?に被験者に呈示し, 音楽と調和lするように 映像化された球体の速さを訓4をさせるという実験を行った. この結果, 音楽のリズムも しくは映像の1ぬきのいずれかに明確なアクセントがある場合 被験者は音楽の折節的な アクセントと, lj(イイょのffi)J(きのアクセントとを同月]させるように球体の速さを調整する傾 向を強く示すということが明らかにされた. さらに被験者は 音楽のテンポが速くなる につれ映像の動きもより速めに設定するという傾向を示すこともrVJらかにされた.

しかしながら, このよつな効果は映像の動きの速さを音楽のテンポにマッチングさせ るという実験パラダイムでのみ!視察されるものかも知れず 映像の動きのアクセントと 音楽の拍節的なアクセントが同期している場合に また映像の動きの速さと音楽のテン ポとがマッチングしている場合に 実際に映像と音楽の問に調和感が感じられるかどう かは自明ではない.

そこで実験2では 映像のjぬきのアクセントと音楽のアクセントの同期という要同に 特に着Hし, 音楽のリズムのアクセントと映像の動きのアクセントが同期している場合 とそうでない場合に 汗楽と映像の間の調和がどの程度異なって感じられるかをIY jらか にする.

(3)

第3主主 十jllbE党ぷ材の川!!)JがりlifE12素材の_t倒的司r�Jfllr'��にみえばす効果

3.2 実験2:印象評価実験による検討

3.2.1

方法

3.2.1.1 被験者

-17

九州芸術工科大学学部I j:,およ び大学院生1G 1ろが実験に参加した. 年齢は 21 -1ーからγ )-(平均年齢は約23 -1')であり, 男性が12名, 女性が4名であった. ま た, 全ての被験 おは正?;?な侃)J (矯JE悦)Jを合む)と正常なl応力をj:,Jrっていた.

3.2.1.2 実験素材

映像素材と音楽素材は, 実験1で月〕し、たものと同ーである. 映像素材は球体が逆副Jす る動TI!!i像であり, 正方形j主主}j条1'1ニと円;�動条件という 2つの児なる動きブiをする動l凶像 を川12した(1�12.1). 古-来素材は, Ljí作I�な旋11t部と伴奏部からなる楽山の抜粋であり, 脱 作のみでfl奈がない条件(fl突なし条件)とlii:fiZに伴奏を加えた条1'1: (fl奈あり条件)をJ!J 意した(I�I 2.2). そして?-filGのテンポは, 25, 50 (小節/分) 1の2つの条1'1:を設定し, �1 つの音楽素材を川意した.

球体の速さは, 球体がl周して元の位置に戻るまでを1回t伝として音楽のテンポ (小 節/分)に対する比(以下,“速度比"と時す )が, 0.5, 0.7, 1.0, 1.4, 2.0に なるように設 定した. つまり, テンポ= 25 (小節/分)の場合には, 12.5, 17.5, 25.0, 35.0, 50.0

(凹

転/分)に設定し, テンポ= 50 (小節/分)の場合には, 25.0, 35.0, 50.0, 70.0, 100.0

(回

転/分)に設定した. ここで, 速度比が0.5, 1.0, 2,0の場合は, 球体の動きのアクセント もしくは球体の動きの周知!と音楽の拍節的アクセントが時間的に同月]しており, 速度比 が0.7, 1.4の場合は両省は同期していない.

こうして , 音楽素材と映像素材を組み合わせ, 映像の動き方(2) x -訂楽のfl奏の有Nr�

(2) x '1"1'来のテンポ (2) x速度比 (5)= 40 (例)の視収党素材をJfJ志した. 映像素材と音 楽素材のキ[1み合わせブjの筏式図を 図3.1に示す. 各視聴覚素材の継続�J手間は, 音楽の テンポが25 (小節/分)の場合は約15秒, 音楽のテンポが50 (小節/分)の場合は約8秒 であった.

l汗115のテンポを表現する|採に一般的に使われるhplll(beat per minute)のqí,(立で去すと, それぞれ100,

200 bpl1lとなる.

(4)

第3草 花l聴党素材の!lîJJ切がねliftftぷ材の主観的調和感に及ぼす効果

Motion Pic七ure

Music

Accen七s in Square Motion

One Rotation

Clear Metrical Accents in With-Accompaniment Music

One Musical Measure

図3.1 映像素材と音楽素材の組み合わせ方に関する模式[:ZJ

t

t

図は球体の速さ(回転/分)の音楽のテンポ(小節/分)に対する比(速度比)が1.0の場合を表している.

(5)

第3章 悦lfEIZ素材の同)りjがね�m�lJt素材の主観的調不IJ�さに及ぼす効来 eEE---(‘ 、,,J

3.2.1.3 実験装置

実験装置はx.験1でJíJいたものと同一である.

3.2.1.4 手続き

被験者は, 40個の侃lfgjt素材について, 1lJ)J画像と音楽の調和のれ!支を5つの形容詞付 尺皮(合っている一合っていない, 統一!惑のある一統一感のない, 制不[lのとれた-W,�tll の乱れた, 安定した-不安定な, まとまった-ばらばらな)で無段階評定(尖|努の精度は 101段階)した. さらに被験者は, 5つの尺度による調和感の評定がどの紅j文谷易であっ

たか(以下, 容易度評定他と11子ぶ)についても無段階評定(実際の精度は101段階)した.

40仙の視lfE党素材の呈示)11(1序は被験者釘二にランダム化され, さらに制不11に関する5つの 形作詞尺j交の詐定)I!ll序は試行10:にランダム化された.

3.2.2

結果と考察

3.2.2.1 視聴覚素材の調和感に関する検討

表3.1 5つの形容詞尺j交を変量とした主成分分析の結果得られた因子パターン

第一主成分(調和凶子)

まとまりのあるーまとまりのない .921 調和したー訓和していない 9 14 合っている -令っていない 880

統一感のある一統一!さのない 87-1

安定した-不安定な 851

寄与ネ(%)

78.95

十見ifE党素材の訓不11 �さに関する5つの形符詞尺j交の評定他に対してに皮を変主としたl�

成分分析を行ない lつの主成分をt111 ruした. この主成分を主観的関手fl ft芸を反映したfJ�

ナ(調不fJ閃下)と解釈した. 悶子パターンと寄与率を表3.1に示す.

次に調和!惑が実験�D\lによってどのような影響を受けているかを調べるため, 調和[)�

寸この閃子件}.�,を従属変数とし, ??:15の伴奏の有無, 音楽のテンポ, 球体の!Iï)Jき}J, J主度比 を独立変数として 2 x :2 x 2 x 5の 被験者を繰り返し25閃とした繰り返しのある」バ

(6)

第3 f戸 りlif512=素材の|υiJ!りjが悦i他党素材のt観的調不IH惑に及ぼす効果 so

配置の分欣分析を行なった. さらに, 実験安肉の 効果の大きさを比較するために, 各ゴミ!段 袋囚の効果の大きさを1Mイータ2釆他(partial eLa-squarecl, 以lJ lfと略記する)によっ て互いに比較した. η2は当該tif尽による分散説明不にあたり,次式で表される(COh(,ll.

1973).

l自QU 飢一QU

-- 円、JU一 υ、円一 一X 凶一QU 削U一Q X一叫 訓一+ ,,taE、、 叶、u 唱,EA 、、,t,ノ

こ こで, SSexplainedは当該要因による平方和を, SSerrorは誤差平万平11をそれぞれ衣す.

全ての統計的検定において有意水准は5%に設定した.

分散分析 の結果 以下の主効果および交互作用が5%水準で有志となった. 主効果につ いては,7T楽の伴奏のギJ111tの主効果[F(1,15) = 11.65, Pく005,η2二44], 音楽のテンポ の主効果[F(1) 15) = 6.8G, pく05, 112= .31], 球体の動き方の主効果[F(1,15 ) = 15.GG,

1)く005,η2= .51] 速度比[F(4,GO) = 20.43, Pく001,η2二58] の主効果, がそれぞ れ5%水けたで、有怠となった. さらに,2W囚による1次のうど互作用については, )主度比×

Fr楽の伴奏のギfIH[;の交互作用[F(4,GO)= 3.25, p < .05, 1/2 = .18], 速度比×音楽のテ ンポの交互作川[F(4,GO) = 3.17,ρく05, 17'2 = .17], 速度比×球体の動き力の交7工作 川[F(4, GO) = 24.93, pく00117f=62l, 音楽の{下奏の有無×音楽のテンポの交l工作月j [F (1,15) = 13.50, Pく005,7J2 = .47], がそれぞれ5%水準で、有志;となった. さらに,J;R

休の到Jきブ] x速度比×音楽のテンポの3要因による2次の交互作用[F (.:t, GO) = 3.40,

pく05,η2 = .19]と, 4つの全ての要因による3次の交互作用[F(4, GO) = 2.81ぅ]Jく05,

η2 = .1G] が有意となった.

図3.2 に, テンポ=25 (小節/分)場合(a)とテポ=50 (小節/分)の場合(b)の,

各条刊:での平均調和囚子得点を示す.

3.2.2.1.1 調和感に対する球体の動き方と音楽の伴奏の有無の効果 図3.2からは,テ

ンポ=25 (小節/分) の場介(a)=50 (小節/分)の場合(b), i1�)J ff�運 動条i'!:と円運動条(午との11\]で述度比が平均調和l因子得点に対して及ぼす効果がかなり異 なったitl'1 p'ï]を示していることが分かる. これは,分散分析で明らかにされた速度比×球 体の動きノJの欠立作JlJの大きな効果(IJ2 = .G2)に反映されている. ただし, 球体の動きノj による述いはテンポ= 25 (小節/分)の場合(a)に非常に明確であるものの, テンポ50 (

(7)

侃Ir�5 :t't素材の|可Wlが侃iP51Z素材の主倒的調和感に及ぼす効果 第3者

8W -ー-

80 --E圭一 CW一→・­

COーイシー

1.2

+・4C ω

.._ CJ)

8 C 0.6

さ-0.6

ω CJ) c o 玉 -1.2

。」00ω」OちのHLhocωコ」mc00ccω三

2.0

1.4

0.7 1.0

0.5

Ratio of 8peedfTempo

( a)テンポ= 25 (小節/分)

1.2 8W -1・-

80 一壬ヨ-

CW --<・­

COーそケー

c ω .._

σ} C

8 0.6

さ-0.6

ω CJ) c o ü 玉 -1.2 ω」00ω」OちのLhocωコ」mcooccω三

1.4 2.0

1.0 0.7

0.5

Ratio of 8peedfTempo

(b)テンポニ50 (小節/分)

唱。:

各尖験条件での手より調手Il[kl子得点

0:正方形運動 ・伴奏なし条件, C\V:円運動 ・伴奏あり条件,

|文1 3.2

\V: lE)I形運動 . if奏あり条件,

円運動 -伴奏なし条件, をそれぞれ去す.

(8)

第3市 視if511ぷ材の|切り]がり!lr��J't素材のj:_観的調和感に及ぼす効洪 52

小節/分)の場合(b)ははっきりとしない . この点については後で考祭する. いずれのテン ポ条(午でも, 正方形辺動条イ|二と円五Uill)J条件との最も顕著な速いは述j交比0.5, 0.7, 1.0の 各条件での平均調和囚子件点の変化の傾向に表れている. テンポと伴奏の有無の安凶を 込みにして, 正方形運動条件と円運動条件のそれぞれについてBonfcrroni ?去による速度 比の各条{'!:間の予均調和閃子作点の多重比較を行なった結果, 正方形�五動条件では, 球

体の!Û)Jきと音楽のiLI古川t�j左とが同期している速度比0.5, 1.0の条件での平均調和因子得 点が, 両者が同期していない速度比0.7の条件での平均調和因子得点よりも有意に大き かった(pく05). これは, 球体の動きと音楽のtlLI主計1�造とがn寺山的に同期している場合 に, 同期していないよりも祝聴覚素材がより調和して感じられるということを示してい る(同期要因の効果). これに対して円運動条件では, 速度比0.5, 0.7, 1.0の各条{t間に 差が見られなかった(p > .05). このことは, 速度比が0.5 から1.0の範囲内では, 重}Jき に別碓なアクセントがある正ブJJIラ運動条件で球体の動きと音楽の拍節構造のアクセント のIlîJ J切が視聴党素材の調和感に弘:く影響を及ぼすのに対し, 動きに明確なアクセントが ない円運動条件ではアクセントの同期という要因が調和感にほとんとご影響を及ぼさない ことを示している.

また正方形連動条件と円j返却J条件で、共通して見られる速度比の効果は, 速度比が1.-1,

2.0と大きい条{�I:では 述度比0.5. 0.7. 1.0 の条件よりも平均調和l囚子得点が低い傾向 を示している点である. 条{'I二11"1の多重比較からは 正方形運動の場合, 速度比1.4, 2.0 の条(午と速度比0.5, 1.0の条件との問に有意な差が見られ(pく05), 円運動の場合は速 度比1.4の条件と述度比0.5, 0.7, 1.0の条件との問に有意な差が見られた(pく05). 速 度比の地)JII �こ伴って, 7f楽のテンポに刈ーして球体の相対的な動きはより速くなり, 背楽 のテンポと球体の到Jきの速さとの問のマッチングが崩れていく. 速度比1.4, 2.0の条1'1:

での平均調和因子得点の低下は 球体のEぬきの速さと音楽のテンポとの問に辿係相的な 対応閃係(マッチング) が成り立たなくなったことによって引き起こされたと考えられる.

ただし, 正方形運動条件で、も円運動条件でも速度比が1.0の条件と0.5 の条件との間に有 意な差が兄られなかった(1) > .05)ことを考慮すると, 球体のffi)Jきの速さと音楽のテンポ とのItOの対!ι関係が非常にゆるやかなものであって 両者が対応する範囲はかなり広い ことが抗測される.

実験1の調笠j去の実験パラダイムでは「速いテンポには速い動きの映像がより調和し,

(9)

第3i戸 祝lr!�\J't素材のIriJ!引がH�Jr@党素材の主観的訓手rJ感に及ぼす効果 5;�

起いテンポには遅い到Jきのl映像がより調和するJ , という映像の動きの述さと古楽のテ ンポとの間のマッチング関係(述皮対応安閃)(2.2.2.2項参nn)が件られたが, 本実験では 映像と音・米:のrHjの主観的な調和感に対してこのような完全な述度対応妥肉の効果は別維 には観察されなかった. JL体的には, 音楽のテンポに対して相対的に映像の動きがj宝く なりすぎると映像と背楽の問に調和が感じられなくなるというかたちでのみ, 速度対応、

要因の効果が観察された. これは 本実験での映像の動きの速さの設定が不卜分であっ たことによるものかも知lれない. 仮に述度比が0.5よりも小さい条1'1二を設定していれば,

この条件で速度比0.5の条件よりも調和!惑が低下する結果が得られた可能性がある.

以上の分析の結果 正方形述ffi)J条件で、は背楽の拍節構造と映像の動きの同期という要 因(同W]�[&)が映像と音楽の主倒的調和感に対して影響を及ぼしていることが確認され た. また, 音楽のテンポと映像の動きの速さのマッチングという要因(速度対応25凶)も,

|映像と汗楽の主観的調和感に対して影響を及ぼしていた. ただしこの速度対-応安住lの効 果は, ??315のテンポに対して相対的に映像の動きがJillい場合に調和が崩れるというもの であり, 必ずしも「速いテンポには速い動きが, 遅いテンポには遅い動きが, それぞれ 調和する」という完全な効果で、はない.

3.2.2.1.2 音楽のテンポの違いによる実験要因の効果の違い つぎに テンポによる条

件差の傾向の違いについて考察する. 図3.2からは, 述度比が0.5, 0.7の条件では, テ ンポ= 25 (小節/分)(a)でも, テンポ= 50 (小節/分)(b)でも, 球体の動き)Jの速い(四 角シンボルと丸シンボル)によって平均調和因子得点が大きく左右されており, 伴奏あり 条件(黒シンボル)とf'j-:奏なし条件(白シンボル)との問の平均調和[t]子得点の差はほとん

どないことが分かる. その意味でテンポによる速いは小さい. しかし, 速度比l.4, 2.0 の条1'1二ではテンポによって球体の動き方と伴奏のイJ無の影響が呉なっている. 具体的に 述べると, テンポ= 25 (小節/分)では, 円運動条il()Lシンボル)が正方形通勤条1�1:(凶 ff]シンボル)よりも, より調和した印象を与えており, Lji体の動き方が調和感の高さを 決定づけている. そのーブJ , テンポ= 50 (小節/分)では, 伴奏あり条件(黒シンボル)が 伴奏なし条{午(白シンボル)よりも調和した印象を与えており, 音楽の伴奏の有無が制不u 感の高さを決定づけている. これは テンポと速度比の組み令わせによって球体の動き 方という�囚と音来の伴奏の有燕という安悶が平均調布1囚子得点に及ぼす影響が74なっ ていることを示している. このことは 分散分析で球休の動きブJ X速度比×ff楽のテ

(10)

5-1 十JU偲党素材のf'ÎJ}�)Jが悦Jr��� j!素材の_t倒的制不Il�さに及ぼす幼民

第3草

ンポの3要因による2次のうと互作月!と4 つの全ての�I刈による3次の交互作川が布広と なったことに反映さ れている.

この ようにテンポと辿度比の組み合わせによって球体の動き方と音楽の伴奏のイf無の

一ア 、 /

要因がてF均調不rJ閃子得点に及ぼす影響が異なっているという ことを硲認するため,

ポ条件ごとに, 球体の!日Jきブ) x背楽の伴奏の有無×速度比の要凶による繰り返しのあ テンポ=25 (小節/分)の場合は, 球体の動 き}jの主効果[F(1 ,15) = 15.0 2 , p < .005,ポ=.50], 述皮比の主効果[F(4,60 )= 20.�0,

ρく.001 ,η2 = .58], 球体の動き方×速度比の交互作JIl [F (4,60) = 16.75, ]Jく001;

この結果,

る3元配置の分散分析を行った.

η2 = .53]がそれぞれ有意となった. そこで テンポ= 25 (小節/分)の条件で , 球体の動き 正方形運動条件と円運動条 この結 果 ,

ブJごとの速度比の単純主効果につい て検定した.

F (4,60) = 33.40, pく001,

件でともに速度比の単純ニヒ効果が有志となった[それぞれ,

24]. ßonferroni Y去によって述皮比の各条件

η2 = .69; F(4,GO) = 4.73, p < .005,η2 _

正方形運動条件で、は 球体の副Jきの 問の平均調和因子作点の差について検定した結果,

アクセントと音楽の拍節的なアクセントが同期している速度比0.5と1.0 の各条けこでの 1.4の各条f'I二および在米-のテンポに対 同期していない速度比0.7,

平均調和因子得点が,

して球体の動きが相対的に述いJ:ßJ支比2.0の条1'1二での平均制和国子伴/'),よりも有志に大 3.2.2.1.1項で述べたように同期 この結果は,

きいという結果が件られた(各pく001).

一方, 円運動条件で、は速度比0.5と0. 7 要因と速度対応要因の効果によって説明できる.

の各条件での平均調和凶子得点が速度比1.4の条件での平均調和1因子得点よりも布意に この結果も , 3.2.2.1.1項で述べたように速度 大きいという結果が得られた(各p< .05).

比1.4の条件では音楽のテンポに対して球体のwj]きがj主くなり過ぎてテンポと述さの対

!必関係が崩れているために, 調和感の低下が兄られたのである(速度対応要因の部分的 な効果)と解釈することができる.

音楽の伴奏の

速度比の主効果[F(4, 60) = 10.82, pく001, 7''2 =

奏の有無×速度比の交1作用[F (4,60 ) = 4.67, p 0053 7f=.241, 球体の動き方 X J主 古楽の1・ド 411f:の_f:.効果[F(1,15) = 25.50

42],

テンポ=50 (小節/分)の場合は,

pく001, 7,2 = .63],

一方,

そして3 つの要内全てによる2 度比の交互作用[F(4,60 ) = 12.06, pく0013712=451,

次の交互作川[F(.J,60)= 3.0 8 , pく05??J2二 テンポ= 25 (小節/

63)を及ぼしてお

千 !J_予知fJ (".2

'ct万!ノ古 川ー 17]が有志となった.

古ai2:-のイ、1:奈の有m�の�悶が大 分)の場イ?と比1絞して,

(11)

第3前 十jllfE党素材のi引引が机iftiIJミ材の1:観的調不fH惑に及ぼす�.')J洪 �) :う

り, JÆ)交比の効果はテンポ=25 (小節/分)の場 合(1/2= .58)より相対的に小さかった (172 = .-12). このことが , テンポ= 50 (小節/分)の場合に条1'1:差が不明確であることに 反映されている. さらに 速度比ごとに音楽の伴奏の有無の単純主効果を検定した結果,

速度比l.0, l.4, 2.0の条1'1:でのみ音楽の伴奏の有無の効果が有意となり(]Jく.(5), これ らの速度比では伴奏あり条f�:がil奏なし条件より も 調和!惑が,';;'れ、ことが示された.

以上の分析から Jl1いテンポと速いテンポでの実験要囚の効果の表れ方の速いは, 音 楽の伴炎の有無の安囚が効県を及ぼしている[テンポ= 50 (小節/分)]かいないか[テン ポ=25 (小節/分)]という点にあることが明らかにされた. 本実験で得られた調和囚j は祝聴覚素材のまとまり感, 統一感, 安定感といった構造的な似IJ而での調和感を反映し ている. テンポが速い場合は 映像の動きより も 音楽の拍節的アクセントが視聴覚素材 の付与法的な安定性に強い影響を及ぼしたと考えることができる . つまり , 伴奏がある条 件ではfl刊行的アクセントが明俗であるため, 祝ift覚素材の印象はより惜造的に安定した

も のとなる. 一方 伴奏がない条件では拍節的なアクセントが不明確であるため祝惚党 の印象はより不安定な も のとなる. この結果, 拍節的アクセントのIVJ維な伴奏あり条件 で伴奏なし条件より も より高い訓和が感じられた も のと忠われる.

3.2.2.2 調和感の評定の容易さ(容易度評定値)に関する検討

各視聴覚素材の訓和感の評定がどの程度容易であったか関する評定他(以下, ?(�易度 評定値と11子ぶ)の平均値を図3.3(a), (b)に示す. 容易度評定値の他の意味は, 符易!支庁F 定値が白川、イ直をとるほど 調和の判断がより符易であることを示している. 図3.3から は, テンポ= 50 (小節/分)の場合(b)は, テンポ=25 (小節/分)の場合(a)より全体的

に平均谷易度評定自立が低く, 調和の評定が難し い傾向が見られる. また, 平均容易度詐 定値の変化傾向はテンポ条件間で大きく異なって いることが分かる. そこで, テンポ条 件ごとに分析を行った.

3.2.2.2.1 遅いテンポの場合 テンポ=25 (小/分)の場合(図3.3(a))は, 条件差が

明確ではな も のの Tf 楽と映像のアクセントが同 期している速 度比 0.5の場 合で, [ILj 1j-が同月jしていない述度比0.7の場合より も , どの条件で も 評定がれ劾である傾I rlJが兄 られる. つまり IrîJWJの効果が見られる. しかしながら, 速度比が 1. 0以1-.になるとflÎJ

(12)

机!陪党素材のrríJ jりjが侃聴覚素材のj:_観的調和感に及ぼす効県 5G

第3章

〉、80rJ) ('(j w

SW ______

SO -f子一 cw --・­

COーイチー ハU

ハU

ハu

nU 7

6

4

3

どコO一主一(]ωコ一の〉mczω江ωωωc一ωωUCMωω三

50

1.4 2.0 0.7 1.0

0.5

Ratio of Speed庁empo

(a)テンポ= 25 (小節/分)

ハU8KAmw一U SW ______

SO一壬壬­

cw -e­

CO -fトー ハU

ハU

ハU

ハU 7

6

4

3

-1lvtコυ一止一口

ωコ一ω〉mc一百江ωωωc一ωω凶Cωω三

50

2.0 1.4

1.0 0.7

0.5

Ratio of SpeedfTempo

(b)テンポ= 50 (小節/分)

同3.3 各実験条件で、の平均容易度評定値

8\\':正H形運動 . fl奏あり条件, 80:正方形運動 -伴奏なし条1'1二 C\\':円運動 . fl奏あり条件,

伴奏なし条件, をそれぞれ去す.

co・

n叶J 平即JJ川

(13)

第3車 十Jt聴覚素材の!rîJl切が悦聴覚素材の主飢的調和感に及ぼす効果 ;,.. -. ) (

WJの効果よりもむしろ映像の動きノJの安悶が評定の容易さに影響を及ぼしており, lEJJ 形運動条件(四1fJシンボル)で円運動条件(丸シンボル)よりも評定が符易である傾向が見 られる. また, グラフは若干のわ肩下がりの傾向を示しており, 速度比が大きくなるに つれて評定が州知になる傾向が見られる.

これらの傾向を作認するため 容易度評定他に対して背楽の伴奏の有無, 球体の動き プJ, 速度比の各要因による, 2 x 2 x 5の, 繰り返しのある3元配置の分散分析を行なっ た. この結果, 速度比の主効果のみが有意となり[F(4,GO) = 3.87, pく 01?lf= 21l,

多重比較を行なったところ, 速度比0.5の条件とl.4の条件の間にのみ有意な差が見いだ された(p < .05). 具体的には, 速度比0.5の条件では速度比1.4の条件よりも調和の判 断がより容易であるという結果が示された. これは, 音楽と映像のアクセントが同期し ている場合に同期していないよりも調和の判断がより容易になるという傾向と, 速度比 が大きくなるにつれて調和の評定が困難になるという傾向の両方が組み合わさった結栄

生じたと考えられる. ただし, この効果はさほど明確とは言えない.

3.2.2.2.2 速いテンポの場合 テンポ=50 (小節/分)の場合(区13.3(b))は, テンポ=

25 (小節/分)の場合よりも条1'1"-差が明確である. 伴奏あり条件(県シンボ) レ)では, 音楽 と映像のアクセントが同期している速度比 0.5. l.0. 2 .0 の条件で両者が同期していない 速度比0.7, 1.4の条1'1二よりも評定がより容易である傾向がはっきりと見られる. 一万, 1‘ド 奏なし条1flこ(白シンボル)では, J主度比の効果は見られない. また, 伴奏あり条件が伴奏 なし条件よりもやや詐定が容易である傾向jが見られる.

これらの傾向を碓認するため, 容易度評定値に対して音楽の伴奏のイゴ無, 球体のW)Jき ブJ, 速度比の各要囚による, 2 x 2 x 5の, 繰り返しのある3元配置の分散分析を行なっ た. この結果, 1、ド奏のイj・�g�の主効果[F(1,15) = 8. 86, pく 01,η2ニ3 7], 速度比のt効洪

[F (4, GO) = 3.34、pく0 5.172 = . 18], 伴奏の有無×速度比の交互作!日[F(-1,GO)= -1.2l.

pく01ぅIf=.22l, が有志となった. さらに, 伴奏あり条件と伴奏なし条件のそれぞれに ついて速度比のIM屯主効果の検定を行なった結果, 伴奏あり条件でのみ迷度比の効果f イJ意となった[F(-1,GO)= G.65,]Jく05,1]2= .31]. 速度比の各条1'1二間の多重比較を行っ たところ, 速度比 0 . 7 と速度比1.0 , 2.0の条件の問で, また速度比l.4と述度比l.0の条

件の11IjでイJE:な差が見られた(pく.05). 具体的には伴奏あり 条刊二の場合, 速度比が1.0 または2.0の条件では速度比が 0.7の条1JIこよりも調和の判断が容易であり, またj主度比が

(14)

第3章 視聴覚素材のflイJJ切が悦lPE党素材の主観的調和1 �惑に及ぼす効果 に,亡け

l.0の条件では速度比が1.4の条1'1こよりも調和の判断が谷易であるということがぶされた.

凶3.3(b)を見ると分かるように, この傾向は映像が正方形運動でも円運動でも飢祭され ている. そのため 作奈あり条f'l二での速度比の効果は 正方形運動と伴奏あり条fl二の組 み合わせで、は, 音楽の-t(lÎj目的なアクセントと球体のiぬきのアクセント(運動方向の転換) とが同月jしていることが そして円述動とイ、ド奏あり条件の組み合わせでは球体が l 回'Itë するタイミングと音楽が1小節j並行するタイミングが|古JWJしていることが, それぞれ調

和の判断をより谷易にしたことを示している.

これは, 音楽のtíl節(1':,)なアクセントが明確な伴奏あり条件では, 音楽の拍節情迭と球 体のW)Jきの同月jによって, 視聴党素材全体の情造的なまとまりがよりJ目出しやすくなっ たからではないであろうか. そして このような効果が約節的なアクセントが明維な条 件(十I�奏あり条1'1ニ)で観察され, 拍節ÎIなアクセントが明碓でない条1'1: (伴奏なし条件)では 飢祭されなかったことに注意すべきである. つまり, 音楽の拍節的なアクセントの明確

さは, 行1lfB党素材の情造(1りなまとまりのJ巴J屋に対して決定的な影響を及ぼしていると考 えることができる.

そして, 速度比ごとにす楽の伴奏の有無の要悶の単純主効果の検定を行った結果, 速 度比0.5, l .0伴奏無の効果有意となった [それぞF(1,15) = 5.52,

p < .05,ポ=.27; F (1,15) = 1G.GO, Pく00577f=531. 図3.3(b)からは速度比0.5の条

件では, m)Jき方が同じであれば伴奏あり条件の方(黒シンボル) が十1:奏なし条件(tlシン ボル) よりも評定がより符易であり, 速度比1.0の条件では動き方によらず伴奏あり条件 (黒シンボル)が伴奏なし条件(白シンボル)よりも調和の判断が谷易であることが見てと れる. これは, 音楽の.j(J節的なアクセントが明作であることによって, 悦聴覚素材全体 の構造的なまとまりがJ巴怪しやすくなったためであると考えられる.

3.2.2.2.3 調和判断の容易さに対する音楽の拍節的なアクセントの明確さの影響 音来

のテンポが速い条件では, 音楽の拍節的アクセントが明確なイ、1:奏あり条IIで拍節的アク

セントが不明石在な十I�.奏なし条件よりも調和の判断がより符易になった. さらに-tÎJ節的ア クセントが明確な(、!と奏あり条1't二で、は球体の部Jきと音楽の拍節構造との同WJが視聴覚素材

の調布11:1j I析をより符易にすることが示された. これは, 音楽のリズムに明確な-ttlB目的な

アクセントがあるかないかが調和l判断の符易さを決定づけていることを心している.

3.2.2.2項の冒頭で述べたように, 音来のテンポが迷い場合はテンポがìl1い場合よりも

(15)

第3iE5 4jl!?Bit素材の[IIJ JVjが十}�m��lt素材の主観的調不11感に及ぼす効洪 5�)

調和の1:1J I析がより困難になる. これは テンポが速くなると, 悦!偲党素材全体のflS=!f\J的 構造が捉えにくくなるためであると思われる. そしてそのように机聴覚素材全体の11.)=IUJ 情造が担保しにくくなり 背来と映像の調和判断が困難である場合でも音楽のt[t1節的ア クセントが明確であれば, 視聴覚素材の全体的な構法的なまとまりが肥握しやすくなり,

結果として官-楽と映像の調和の判断がより容易になったものと思われる. つまり, 音楽 の折節椛造は視聴t't素材の全体的な情造的まとまりの把院に対する一種の基準系となっ ていると言えるのではないであろうか.

3.3 第3章のまとめ

コー験2では, 音楽のリズムと映像の動きとの|百jの段々な付与造的な関係によって, 音楽 と|映像を組み合わせた侃1153I素材の調不IUさや付与造的なまとまり感がどのように変化する のかを印象評定実験によって検討した.

音楽と映像の構造的関係としては 音楽のリズムの拍節的なアクセントと映像の動き のアクセントの同朋 干f来の11tl節的アクセントの明石在さ 映{象の動きのアクセントの明

確さ, 音楽のテンポ, 映像の5ぬきの速さ, という要因を取り上げた.

実験2からは, 以下のことが明らかにされた.

1. I映像の動きに明石程なアクセントがある場合 映像の動きのアクセントと音-楽の拍節的 なアクセントとが同期している場合に 同期していない場合よりも, 視聴覚素材は

より調和して感じられる.

2. 映像の動く速さと音楽のテンポとの問には j直線相的な対応関係が成立しており, [ILIJ

者が対応している場合には対応していない場合よりも視聴覚素材はより調和して 感じられる. ただし 映像の動きの述さと音楽のテンポとのこの対応関係は非常に ゆるやかなものであり 両者が対応する範囲は比'1史的広い.

3. I映像の動きと音楽のtnfj日付与造の同期が訓不11感に及ぼす効果は, 映像の動きのアクセン トの明確さによって大きく左右される. その一方で, 音楽の打l節目ワアクセントの明 確さは同期要囚の効果の生じ方にあまり影響を及ぼさない.

4. 音楽のテンポが述い場合は, fj二楽のt(JÍ1目的なアクセントが明確であると音裂と映像の 剖.frl'j:lJl析はより容易になる. これは, 音来のI!JJ1í在なtnùÎÍ 1Í0アクセントが悦lr�主党本:材

(16)

第32E 4jllfEiZ素材の同HJJが祝lft党素材のì.:_倒的調和感に及ぼす効洪 ρhu 、EE・',EEE、

全体の打立法的なまとまりを把怪しやすくさせたためであると忠われ, 古楽の1(1節的 なアクセントがおllfE党素材全体の併法的なまとまりに対するー砲の基準系となる ことが示唆された.

上記1 から3. までの結果は, 第2章の尖験で明らかにされた諸-�Q�Iがi観的調不Il!惑 に対しても影響していることを確認したものであると言える. さらに, 音楽の拍節的な アクセントが視聴覚素材全体の構造的まとまりの把濯に対する基準系となっている(4. ) のではなしミかという新たな知見も得られた.

(17)

Gl

第4章 複雑な時間的構造を持つ視聴覚素 材の印象評価実験

4.1 はじめに

第2章で報告した実験1では, 音楽と調和するように映像化された球体の動きの述さ を調整させるという実験を行なった. この実験では 球体の動き方に方向転換による視 覚的アクセントをつけた正方形運動とそのようなアクセントがない円運動とを川意した.

実験1の結果, 球体の速さの調佐に影響を及ぼす要囚として, 音楽の拍節的なアクセン トに対して球体の3ぬきのアクセントを同期させようとする要因(以下, 同期要因と呼ぶ) と, 音楽のテンポと球体のwJJきの速さをマッチングさせようとする要因(以下, 速度士、Ji.t,

要因と11子ぶ)が存花することがI]JJらかにされた. そして, 第34-'Îで報許したr夫験2では,

同期要因が映像と音楽の主Wl的な調和感に刈-して実際に影響を及ぼしており, 球体のmJJ きのアクセントと音楽の拍節的なアクセントの同期によって映像と音楽の問の調和感が より高まるという結果が示された. さらに速度対応要因に関しても, この要因が映像と 音楽の山の調和感に対して影響を及ぼしているという証拠が部分的にではあるが得られ た. これは具体的には, 音楽のテンポと比較して速すぎる動きの球体の映像を音楽と組

み合わせた場合には調和感が低くなるというものであった.

このように, 実験1と尖験2の結果からは映像の動きと音楽のリズムとの調和を規定 するW:[AIとして, 少なくとも映像と音楽の問のアクセントの同期] (同月j要因)という安凶 と, 映像のjぬきの速さと73・米のテンポの対応(速度対応要囚)という�囚の2つの要闘が 存在することが示唆された. しかしながら, 尖験2で用いた映像素材は球体が商而上を 運動するという単純なものであり 同月]要因と速度対応要因とを実験的に独立して操作 することができなかった. このため, 実験2ではこの2つの要因が音楽と映像の調和lに 対して及ぼす影響の大きさがどの程度異なっているのかという問題や, この2つの�凶 の効果が悦聴覚素材の訓和感に対して独立したがJ果を及ぼしているのかどうかという!日j

(18)

第4主主 複会fÊな時間的fllj: j主をJ5つ祝聴党素材の印象評価尖験 02

題を検討することができなかった. さらに実験2では 同期要因と速度対応安閃が悦聴 覚素材の調和感に及ぼす影響については検討したが, 音楽と映像の迫)J感やスピード!さ などの情緒的印象に及ぼす影響については検討しなかった.

第4章で報告する実験(実験3, 4, 5)では, 実験で用意する動画像の作成を工夫する ことで夜維な時間構造をJ手つ動画像を作成した. 具体的には動画像に対して情景の不連 続な転換(以下, カットチェンジと呼ぶ)をつけることで侃覚的なアクセントをつけ, さ らにカットチェンジからカットチェンジまでの間に画像に動きをつけることで悦党的な アクセントと動きの速さとを独立に設定できるようにした(詳しくは4.3.1.2項と-1.4.1.2 項で述べる). そしてこの窃�TI!Ii像と単純な青列を互いに組み合わせて, 音楽と映像の調 和感に影響を及ぼすと考えられる同期要因(動画像のカットチェンジと音列の強拍の同 月J) と速度対応要因(動阿像の動きの速さと音列のテンポとのマッチング)を独立に操作 した. こうして, 同期と速度対応という2つの要因が視聴覚素材の調和感に及ぼす効果 について印象評価実験により検討-した. さらにこの2つの要因が調和感だけではなく迫 力感やスピード感なとεの情緒的印象に対して及ぼす効果についても印象評価実験により 検討した.

速度対応要因の効果を検討するためには 動画像の動きの速さと音列のテンポとがj且 様相的にマッチングした条件と マッチングしていない条件を設定する必要がある. こ のため, まず実験3で動画像の動きの速さを音列のテンポにマッチングさせる実験を行 ない, 4.4節で報告する印象評価実験(実験5)で、の動画像の3ぬきの速さを設定した.

次に実験4では, 侃党的なアクセントであるカットチェンジのタイミングと聴覚的な アクセントである音列の強t(1との時間的なずれを操作し 両者がどの程度時間的にずれ ている場合に最もずれが感じられるかを検討した. この結果に基づき, 印象評価実験(実 験5)での動画像のカットチェンジと音列の強拍の時間的なず、れの値を決定した.

そして実験5 で 実験3 と実験4の結果に基づいて動画像と音列の実験パラメータを 設定し, 動阿像と音列を組み合わせた視聴覚素材を作成した. そして, これらの視聴覚 素材に対する印象評価尖験を行ない, 同期要因と速度対応要因が祝聴覚素材の調和感と 情緒的印象に及ぼす効果について検討した.

(19)

第4章 複雑なII.�:間的構造を持つ侃i陪党素材の印象評価実験 μhu 寸J

4.2 実験3: 実験5で用いる動画像の動きの速さを決定す るための予備的な実験

実験3では, 動画像の到jきの速さを音楽のテンポにマッチングさせる実験を行い, あ るテンポの音楽に対してどの程度の速さの動間像がマッチングするかを検討する. この 結呆に基づき, 印象評旬lî実験(実験5)で用意する音楽のテンポとマッチングする速さの 動間像とマッチングしない速さの動画像を川窓する.

4.2.1

方法

4.2.1.1 被験者

6人の大学生および大学院生が実験に参加した. 被験者の年齢は22才--27才(平均年 齢は約24才)であり, 全員が男性であった. また, 全ての被験者は正常な視力(矯正引力 を含む)と正常なj惚)Jを作っていた.

4.2.1.2 実験素材

コンピュータグラフィックスによって作成した3次元的な情景を模擬した動阿像とÌ\IIDI シーケンサーによって作成した単純な音列を組み合わせた視聴覚素材を実験に)ljし、た.

動画像は, 佑子状の平田の上に球体が乗ったもの(図4.1 )で, 平而が等速直線逆動する もの(ドリー, 図4.1(a))と平而と球体が上下方向の軸をr-11心に回転するもの(ノfン, 図 4.1(b))の2種類を作成した. これらの動間像は, 被験者が平而の動きの速さを述統的に

調jをすることが可能であった.

立列は等音長の音列であり, Ì\IIDI音源(Rolancl SC-88)のドラムスの音色でIt示した.

1拍口(スネアドラムの青色)と211l日から4約目(パスドラムの音色)の音色を変えて-1/-1 拍子のリズムとしたもの(悶-1.2(a))と1拍日(スネアドラムの音色)と2 t(1口と31(1 [j (ノ。

スドラムの音色)の音色を変えて3/4拍子のリズムとしたもの(図4.2(b))の2樋郊を川 主した. また, 汗楽のテンポとして, 80, 140 , 245 bpmの3つの条件を設定した.

動阿(象の動きの速さ(ディスプレイ画而中央部での速さ )は, ドリーでは, 約0.G18 cm/s

~約105.1 crn/sの問で変化させることができ, パンでは, 約0.022

racl/δ~約9.35:)

racl/ sのrH]で変化させることができる. ドリーでの述さの他は, 単位1時間あたりの係f-

(20)

第4章 複�fÉな時間的情jEを持つ視聴覚素材の印象評価実験 G-1

( a)ドリーの動き (b)ノfンの動き

悶4.1 実験3で川いた動画像

ドリーの動きの場合(a)の白い矢印は平而の運動)j向を示す. パンの動きの場合(b)の白い矢印はこ1:;:,市 の回転方向を, 白い縦線は回転軸を示す.

Drums

�21 J r r r' r r r' r r r' r r r

_ _ _

I J

_ _ _

I J

_ _ .

I J

. 1

(a) 4/4拍十

DrUlTIS

�9:â J r r

_ _

I J

1 _

r r

_

I

1

J

_

r r

_

I J

1 _

r r . 1

(b) 3/4拍子

L�I -1.2 実験3で用いた音列の冒頭部の楽譜

(21)

第4t立

政�ftなII�i II\J的fJfj主をりつ悦聴覚素材の印象詐11]!i尖験 仁U fJ

平而の医科UI�な移動距離(Î同ï

1m上)であり, パンでの速さの仰は単位Il.fll\Jあたりの、ドlf1iの 向転向である.

4.2.1.3 実験装置

動画像と73二列の呈示の;1ï1j1�1lと印象評定は, シリコングラフィックス社(SilicOll Graphics Inc. )のワークステーション(Illcly R4400)で行なった. 視覚刺激は17インチディスプレ イ(Sony GDTvI-17El1)回而上に主示し,lfE党刺激は Iucly R4400 に接続したI\IIDI音源 (Roland SC-88)からのオーデイオ信号をアンプ(Alpine/Lux111RTl LV- 117)によってi割高 し, 被験者の前方に置かれた 2台のスピーカ(Panasonic SD-I\IX30)によって呈示した.

被験者のí!からディスプレイ�Jiírmまでの肌雌は約50Cll1であった.

4.2.1.4 手続き

被験者の課題は, 子千列のテンポとマッチングするように調整法によって動画像の速さ を調整することであった. 速さの調整の仕方として 非常に速い速さから次第に速さを 下げて調給する場合(下降的制佐)と, 非常に遅い速さから次第に速さを1-_げて訓笠する 場合(上昇(IJ調笠)の二通りの方法を設定した. 上昇的調捻の場合も下降的制慾の場合も,

速さの調整を開始する初WJ他として それぞ、れ2つの初別設定イI�Iを設けた. ド1)ーでの 速さの初期設定値は, 下降的調坐の場合は,約98.88 C111/Sと約79.1 0 Clll/S, 上昇的制 主主の場合は, 約l.24 Clll/Sと約 0.99 CIll/Sに設定した. また, パンでの速さの初期j設定 値は, 下降(1'0調整の場合で, 約8. 993 racl/ Sと約 7.194 rad/s, 上昇的調整の場合で, 約 0.036 racJ/s と約0.029 racl/sに設定した.

尖!倹条件は, 動画像の到Jき.

}j

(ドリー, パン), 音楽の打l子(4/4,

3/4t(lT-), 調笠)j法

(上芥的, 下降íl�), Jiliさの初期他(2水i性), 音楽のテンポ(80, 140, 2-15 bpm)の, 2 x 2

x 2 x 2 x 3, の48条件であった. 各被験者はこの48条件の全てを1同ずつ体験した.

4.2.2

結果

動問(象の速さ設定111'1と音楽のテンポ(bpln)との間には, Stevensのべき法則が成り立 つ可能性が高いと考えられるので, ドリー(平而の直線運動), パン(平而の回転JÆ重UJ)の それぞれの動きごとに べき閃数によって動pllÎ像の辿さを苛楽のテンポに付してMhiさ

(22)

第4章 校�rtなn,)= !I\j (()併j立をJ、?っ視聴覚素材の印象3判11fi実験 ρhu ρhU

60

{ 、師

E 、..

50

、υ 40 0ω

a 3

30

cn c 44ω 20

d4 cn

10

Q

80 140 245

Musical

Tempo (bpm)

(,1. )ドリー

3.5

3 ト一一一一;一一一一一一一一一一一一一一4・ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー斗一一一一

80 140 245

Musical

Tempo (bpm)

(b)ノfン

図4.3 全被験将のドリー パンそれぞれの動画像で、の速さ設定値の分布と式-1.1および

式4.2で.fft定されたべき関数による回帰HU1ji

(23)

第-1 -..戸 伎なf�な[1 !j:間(1'0情jEをJ.Fつ十JIllIE覚素材の印象評価実験 li7

せた.

まず, Ff楽の拍子(-1/4 1-(1 f-, J / 4拍子)ごとにG人全ての被験者のデータを)I jし3て, べ き関数により動画像の速さ設定他を背楽のテンポに対して回帰させたところ, ドリーの

動きとパンの動きのどちらの場介も, 4/41-(1子での回帰rUI k:JAと3 /�1 Hl j-の阿川!I!I線のnu にほとんど追いが見られなかった. そこで, 4/4拍子の条件と3/4拍子の条fl:での速さ 設定他のデータをまとめて ドリーの動きとパンの動きのそれぞれについて動向像の速 さ設定仙を音楽のテンポに対してべき関数により回帰させた.G人の被験者全員のJÆさ 設定他の散布図 およびべき閑欽による回帰1111線をドリーの[f))きとパンの動きのそれぞ れについて図4.3(a), (b) に不す. ドリーでの同帰山線は,

y = 0.23978 X xO.89011

、、lJJ114 -Eι・&,,,E‘、、

で衣される. yは動四段の述さ設定イl立(Clll/S)を, xは音楽のテンポ(bpn1)をそれぞれ点 す. またパンでの阿川山紋は,

y = 0.02GG2 X xO.68245 (4.2)

で去される. yは動画像の述さ設定他(rad/s)を, xは音楽のテンポ(bpln)をそれぞれ 表す.

こうして求められた回帰山形:jtは, 本実験で設定した テンポ= 80 (小節/分)から2-15 ( 小節/分) の範囲ではドリーの場合もパンの場合もほぼ直線となっている. そこで, 動画 像の速さ設定他と音楽のテンポとの相関係数を求めた場合, 相関係数の他はドリーの!11)) きの場介でγ= 0.7 (1)く001), パンの動きの場合でγ= 0.43 (pく001) であり, ともに

有意な正の相関が見られた.

以上のj:μp:に基づいて, 尖!検5の印象評価実験で用意する音楽のテンポと動�tlÎ像のill)) きの述さを決定することにする. 実験3で設定した音楽のテンポの範聞は80bpIll ----2-15

bpn1 であるので, 実験5で川志する音来ーのテンポの他はこのテンポの範凶内で, かつテ ンポの述いが十分に感じられる仰に設定することにした. 具体(I�には実験5では, 自-楽 のテンポの条(午として, 108bpn1, 21Gbplnの2つの条件を川窓する. そしてL記の同帰 式(式-1.1, -1.2) により, テンポ108bplllと21Gbpn lのそれぞれに マ ッ チングする動凶像 の速さをドリーの動き パンの動きのそれぞれについて算川した. こうして, 後述する

(24)

第4市 政会ffrな11日目j的問j立を持つりl聴覚ぷ材の印象台fi!1li実験 Utl

Li415失5ではドリーの動きの到U llliî f��の速さをテンポが108 bp111の場合は約1G cm/討, テン ポが21G hpln の場合は約 29 cln/δ(し、ずれもTIhî而J 11央部での述さ)に設定し, パンの動 きの動111ïi i象の速さをテンポが108 bpm の場合は, 約0,65rad/s, テンポが21G hplllの場 合は, 約1.05 racl/sに設定した.

4.3 実験4:実験5で用いる動画像のカットチェンジと音列

の強拍の時間的なずれの値を決定するための予備的な 実験

実験4では, 実験3でJllいた動filli{象から平而の!D))きをなくして|市景の不連続な転換(カッ トチェンジ)だけをつけた動阿像と実験3でJnいた4/4 itl下の音ダIJを組み合わせた机聴覚 素材を川;なした. この侃lfUE素材を川い, 動画像のカットチェンジと音列の必tllとの物 別的な時n1i](1')ずれの大きさによって 感じられるI時間的ず、れの大きさがどのように変化 するかを印象詐定実験によって検討した. この結果に基づき, 動阿像のカットチェンジ と背列の強打!のfI\]に最もずれが感じられる自立を見山し 笑験5で川意する侃ifUC素材に おける到1) Ï!JIî像と音タIJのずれを設定する.

4.3.1

方法

4.3.1.1 被験者

4人の大学生および大学院生が実験に参加した. 年齢は23才から25才(平均年齢は約 24才)であり, 男性が3名, 女性が1名であった. また, 全ての被験者は正常な祝)J

(矯

正視力を含む)と正常なifB力を持っていた.

4.3.1.2 実験素材

3次元(I'Jなi背景を校Jbfしたコンビュータグラフィックスによる動画像とI\IIDI音源によ る単純な背ダIjをキ11み介わせた悦服党ぷ材を実験にJjJいた。 音ダIjは尖験3でJj]し、た-cl/-l拍 子の等音長のす列(図4.4)であり, テンポは 108 bplllと21G bplIlの2つの条{'I:を設定 した.

動阿保は'メミ験3でJfJし、たものから予Túíの重))きをなくしたものを)I Jし、た. そして, 悦党的

(25)

第4F;t 抜維なH111iqhufitj立をf、111つ悦!問、党素材の印象詐f!Ili尖!験 iL ハ川d

ET C、. J1

Drums tt=ノ.7 ・ 1・ 1・ 1 ・ 1

E I ιt . .・ a・ I .・ a・ a・ I .. ・ a・ a・ I .・ a・ a・ l

区14A 尖!倹4で用いた音列の冒頭部の楽諸

ノyトチェンジ\

図4.5 ;Æ験4で月]し、た動�rij fg�とカットチェンジの11�)jの|災

(26)

第.f (11 伎会ffrなII.�= fHJ的t{/Ij左を+、j:つ十jliftiZ素材の1:[J象詐11!f1実験

なアクセントをつけるために3次元的ないj対に対する十n}.'.(の不述統なIÞl�i奥(カットチょン ジ)をつけた" r�[ .J.5に実験で川13した[î}) IIhî像を示す. カットチェンジが生じる頻)支は,キ1L み合わせる汗列のテンポが108 bplllの場合は0.45 cut/δ, 216 bpll1の場合は().OO c・llt/S,

とした. つまり どちらのテンポの場-合でもカットチェンジから次のカットチェンジま での11.)= 1m間隔は音列の強HIから次の強HIまでのH手間間隔と等しい.

そして, 到)�!TI像のカットチェンジのタイミングと音列のmJf!とをfI.jll\] 的に|司!切させ, あ るいはH寺山的にずらして互いにキ11み合わせた. 表4.1に音列のテンポごとに, 動l画像の カットチェンジと音列の�rt1 +1'1とのIl.j間的なずれの設定条fl二を示す. こうして動画像とす 列を互いに組み合わせて16 f161の机聴覚素材を作成した.

表4. 1 実験4で設定した動阿保のカットチェンジと音チIJの曲折の11寺間的ずれの他

テンポ(bp川 108 216

カットチェンジと強拍とのずれ (s)

-1 .11 - 0.83 -0. 56 - 0.28 0.00 0.28 0.56 0.83

-0,56 -0.42 -0.28 -0.14 0.00 0.14 0.28 0.42

カットチェンジと音列の強tl'1とのずれの値は, カットチェンジのタイミングと背ダIjの強fLlのタイミング の時間的なずれを示す.イ|立が正の場合は, 音列の強拍がカットチェンジよりもII.J間的に遅れて生じ, f出が 負の場合は音列の�.1l tnがプJ .-;トチェンジよりも先行して生じることを意味する.

4.3.1.3 実験装置

実験装世は実験3 と戸トーである(4.2.1.3項参照)

4.3.1.4 手続き

被験者の課題は 到J回像のカットチェンジと音万iJの強拍とのずれについての印象を, I[rij 則している一同則していないJ , Iずれが気にならない-ずれが気になるJ , I効果的な 効果的でないJ , IまとまっているーまとまっていないJ , という4対の形容詞付尺度で1IH:

段階評定(実際の精皮は101段附)することであった. 1人の被験者はlつの視聴覚素材 に付して2同の詐定を行ない イ日l'で32向の詐定を行なった.

(27)

第4市

紋ネftな[1日Hl (1':)十I�j立をJ午つtJLlr�[1 j1:素材の印象許11TIí実験

4.3.2

結果

4つの形作�1Î]j.J尺Jitのた|ワヒ111ltを従属変数として 形作詞J<J交付,-jf来のテンポ, 1IJJ 11!lj保の カットチェンジと背列の強+(1との物理的なII�:I同ずれの要囚(以下, 物理的ずれとH子ぶ)の3 つのwかlを独立変数として総返しのある3元配位の分散分析を行なった. 繰返し�Uqは似験 者(--1人)と評定の繰返し(2同)である. この結果, テンポの袋内のì:効果[F

(1,

7) = 7.11:

p < .05, 172 = .50], 物JII�(I�)ずれの32肉の主効果[F

(7, 49)

= 7.GG, jJく001, ]12 = .52], テ

ンポ×物Jlli的ずれのうど互作川[F(7, 49) =

G.33,

1)く001??f=471 がそれぞれ有意となっ た. 形符詞尺度対の安凶のL効果は有意とはならず(p > .05), また, J彩谷討尺度対の�

囚とテンポおよび物理的ずれの1f1よ|との間の交正作川は有意とはならなかった(p > .05).

そこで, 各担jill食者, 各実験条件1/):に4つの形容詞尺度対の青127主11f[を平均し, 祝恥党素 材の主rm(I':)なずれの桁限とした(以下, 同HJJの主観評価値と11子ぶ). そして, この|口JJt! jの

主観詐fIIIî111' [についてさらに分析を行なった. 動画像のカットチェンジと音列の強虻!の物

理的なH引lljずれ(SOA : StilnulllS Ollset Asynchrony)の各条ilごとの同期の主主}l�l11[fJ他 の平均値を凶4.6に示す.

図4.6(めからは, テンポが108 bp111の場介は, 1子炉lの�ði+(]が動nr1j像のカットチェンジ に先行するSOA= -0.28 (s)の場合に, fillj者が同月]しているSOA= 0 (s)の場合と比l絞 して, 同月jの主観音1-;:111日他の平均値の急激な落ち込みが観祭されている. 一方, 凶-1.G

(b)

からは, テンポが216 bplnの場合でもテンポ108 bp111の条十1-.ほど明確ではないが, や はりSOAが負の値をとる場合に同則の主f01評価値の平均値が低下している.

これらの傾向を確認するために, 音楽のテンポの条{午ごとに動画像と音列の同月jの主 矧許制116:(4つの尺度11立を平均したもの)を従属変数, 動画像のカットチェンジと背ダIJの 強+(]との物理的な時間ずれの要因を独立変数として繰返しのある1元配置の分散分析を 行なった. 繰返し要��は被!投手f(4人)と評定の繰返し(2 [司)である.

この結果, テンポ=108 bplllの場合も テンポ=21G bplllの場介も物理的ずれの安凶の 土効果がイJ立となった[各F(7, --19 ) = 8.98, pく001 , 1l =

.5G;

F

(7, 49)

= 5.28, ]Jくり01,

712=431. 効果量('Tl:!)の111'1を児ると, テンポ=108 bpmの場合に テンポ=21G bpn1の 場合よりも物則的ずれの22閃の効果が大きい. さらに, 物理的なずれの各SOA条件の 間の同期の主観詐11[fJ1lt[のT�HJ1Irtの差を検討するためにBonferroni �去により多重比較を行 なった. この結果, テンポニ108 bplllの場合は到J聞は:のカγトチェンジとff列の強+(11/;

(28)

政会ff:な1151iijflufltj左をJjlつ1jllf51Z素材の印象評価尖験 72

第4�:

80

20 60

40 ω 100 o c

‘-

z o c 〉、

cn

ωコOCO』£υckA

ω《

Aatt i--v

C02ωN一EO』zuchω恥Oωコ一mw〉

mczcEω〉一ちω一2コωcωω2

0.83 0.56 0.28 0.00

-0.28 -0.56

-0.83 -1.11

Cut - Beat SOA (s) (礼)テンポ= 108 bpm

80

60

40

20 ω 100 c o .J::.

o c cn 〉、

EEE'v

ωコOCO』£υck《

ω《

cozωN一EO』ZUCKAω』Oωコ一閃〉

mczmwEω〉一ぢω一Dコωcωω三

0.42 0.28

0.14 0.00

同0.14 -0.28 -0.42 -0.56

Cut - Beat SOA (s) (b)テンポ= 21G bpm

|さI .J.G 動i而ií象のカットチェンジと音列の強拍の同期のÌ観評価値(4つの形作詞対)(/え

の評価{山の手均)のず:.t�J 11在

|支|の償IMIはカyトチェンジと音列の強拍の時間的なずれを表す. M:が正の場合は, 奇列の強t['lがカyト

チェンジよりもn!tnlJ的に遅れて生じ 11f[が負の場合は音列の強拍がカットチェンジよりも先行して生じる

エラーパーは平.t�) i�iの際i民民主(λ- )を示す.

ことをさ�I味する.

(29)

第ιl市 絞�f�な|151iijflU1JtjむをJ、12つ侃��主党素材の印象Rfúlli実験

rl íJ JtJJしているSOA= 0の条fl:と, SOA = -0.83 (8), SOA = -0.28 (δ), SOA = 0.:28 () SOA = 0.83 (s)の各条(午との間にイ1・意な差が見られた(各pく(5). Ij Jでも-{fダIJの強J(Iが 到)�híí象のカットチェンジよりも先行するSOA= -0.28 (s)の条件でSOA= 0 (δ)との間 に最も大きな差が見られた. この結果は,!!]イt:ら (1998)が打王���をIJjJく音と映像の主観 的なずれの許容限をiHlJ定した実験で 音が映像に進んでいる場令に 映像が音よりも進 んでいる場合よりもより短し、時間的なずれで大きな主観的なずれが感じられたという結 果と同校の結果と言える. また, SOAが-l.lls, -0.56s, 0.56sの条1'1:でSOA= 0 (8) の条1'1:とのIInに同期の主rm詐イulí他の平均値に有意な差が見られなかったのは, これらの 条件では白-列の55J11と到)1図像のカットチェンジとが同別しているためであると忠われる.

方, テンポニ216 bpnlの場合はどのSOA条件の山にも同期の主rm8・I�fllli11立の平均値 に有意なたが見出されなかった(p > .(5). これは動画像のカットチェンジの頻度と音ダIJ のテンポがともに速くなることでカットチェンジと強的の時間的なずれが検Uljしにくく

なったためであると忠われる.

さて, これらの結果に11�づいて尖験5 での背列の強拍とffiJJ匝i像のカットチェンジの間 の時間的なず、れの設定イI!lを決定する. テンポ= 108 bpn1の場-合はカットチェンジと強打l との問に長も大きなn.j: nn (I�なずれが感じられたSOA= -0.28の 1l�{にH叩�Jずれの他を設 定することにした. 一方, テンポ= 216 bpln の場合は同朋の主飢評価他の、y..t1) 11Nに関 してSOAの各条1'1二でのIl\Jに有意な差が観祭されなかったものの, テンポ= 108 bpnlの 結果を考応すれば, 音列の強1(1が動画像のカットチェンジよりも先行するようにH引日]ず れを設定することが妥当であると忠われる. さらに, 音列の羽11Jと動画像のカットチェ ンジが同月]している坊i合を避けるとすれば 時間ずれの設定他の候補はSOAが0.42 s

か-0.14 sの条1'1:のどちらかになる. ここでI� 4.6 (b)からはSOAが-0.42sの条1'1二のjjが SOAが-O.l--1s の条ft-よりも動画像のカットチェンジと音ダIJの強引の同期の主観評価他 の手均値が低く 相対的に大きなずれが感じられている傾向が見てとれる. そこで, テ ンポ= 216 (lJpln) の条flで、のn日!日ずれの設定他はSOA= -0.42 (s)とした.

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