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2.実験概要 試験に用いたセメントと各混和材の物性を表-1 に示す

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Academic year: 2022

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(1)土木学会第55回年次学術講演会(平成12年9月). Ⅴ-349. シリカ質混和材を用いたコンクリートの強度特性および耐久性に関する基礎的評価 石川島播磨重工業㈱. 正会員. 〇河野. 豊. 正会員. 戸田. 勝哉. 正会員. 塩永. 亮介. 池谷. 眞也. 1.まえがき 近年、社会的に産業製品の副産物などの有効利用が進んでいる中、コンクリート用シリカ質混和材として は、フライアッシュ・高炉スラグ・シリカヒューム等が主に用いられている。これら混和材を用いることで、 初期発熱の抑制や長期強度増進などが期待されることは既往の研究等で知られているが、耐久性評価という 面ではまだ課題が残されている。一方、著者らはごみ焼却灰溶融スラグ等の廃棄物材料のコンクリート材料 への利用という面より、これら材料との併用を検討している。 本報告では、研究の一環として、天然骨材のみを用いて上記3種類のシリカ質混和材をセメントと置換し たコンクリートについて、水セメント比を変えた試験体で、圧縮強度試験を行い強度特性を比較した。また 耐久性評価として、透水試験および凍結融解試験を行い混和材の違いによる耐久性の比較検討を行った。 2.実験概要 試験に用いたセメントと各混和材の物性を表-1 に示す。これら混和材のセメントとの置換率は、フライア ッシュ 20%、高炉スラグ 40%、シリカヒューム 10%である。また、細骨材は砕砂(比重 2.60、吸水率 1.76%)、 粗骨材は砕石(比重 2.67、吸水率 0.94%)のも のを使用した。 試験体のケースを表-2 に示す。混和材なしを 含めた 4 種類について、水セメント比が 45%、. 表 -1 各混和材の物性 材料. 種類. 比重. セメント 混和材. 普通ポルトランドセメント フライアッシュ 高炉スラグ シリカヒューム. 3.16 2.31 2.92 2.19. 50%、55% 、60%の試験体を作成した。コンク リートの配合は、スランプ 8±2.5cm、空気量 4. 表 -2 試験体の種類. ±1.5%を目標値として、AE 減水剤により調整し 決定した。なお、シリカヒューム置換のものに ついては高性能 AE 減水剤を使用した。試験体は 脱型後、標準水中養生を行った。 これらの試験体について、圧縮強度(3,7,28,91 日)試験を行った。さらに W/C=55%の各 4 種に ついては凍結融解試験を、W/C=45,50,55%の各 4 種については透水試験を実施した。凍結融解試 験は、JIS A 6204 コンクリート用化学混和剤の 附属書2. コンクリートの凍結融解試験方法に. 基づき実施し、質量測定及びたわみ振動の一次 共鳴振動数の測定(JIS A 1127)を行い質量減 少率と相対動弾性係数を求めた。また透水試験 は、材齢 28 日の試験体についてインプット法. 粉末度 ( cm2/g ) 3,350 3,760 6,000 200,000. 試験体 名 Op-45 Op-50 Op-55 Op-60 Fr-45 Fr-50 Fr-55 Fr-60 Sr-45 Sr-50 Sr-55 Sr-60 Si-45 Si-50 Si-55 Si-60. 混和材. なし. フライアッシ ュ 20%置換 高炉スラグ 40%置換. シリカヒュー ム 10%置換. 水セメント比 W/C(%) 45 50 55 60 45 50 55 65. スランプ ( cm ) 7.5 8.0 8.0 6.0 6.0 8.0 10.5 10.0. 空気量 (%) 3.1 4.3 4.9 3.2 4.5 3.9 2.6 3.0. 45 50 55 60 45 50 55 60. 9.5 8.0 8.0 10.0 8.5 7.5 6.0 8.0. 4.0 2.5 2.9 2.5 3.0 3.5 3.2 3.6. 1)[ φ 10×4cm の試験体を 24 時間 10kgf/cm2 で加. 圧透水]を用いて、浸透深さを測定し拡散係数を求めた。 キーワード:混和材、強度特性、耐久性 連絡先. :〒235-8501. 横浜市磯子区新中原町 1 番地. TEL 045-759-2098 FAX 045-759-2183.

(2) 土木学会第55回年次学術講演会(平成12年9月). Ⅴ-349. 3.実験結果および考察 材齢 28 日におけるセメント水比と圧縮強度の関係を図-1 に示す。4 種類のコンクリートすべてについて、セメント水 比と圧縮強度は直線関係となる結果が得られた。フライアッ シュ混合のコンクリートについては、長期の強度は増加する. 圧縮強度 (N/mm 2 ). 70. が、材齢が 28 日と、若材齢であったため普通コンクリート. 60 50 40 普通セメント フライアッシュ 高炉スラグ シリカヒューム. 30 20 10 1.5. より強度が低かった。 材齢と圧縮強度の関係を図 -2 に示す。シリカヒューム混. 60. に強度は高くなっている。十分な湿潤養生をすれば長期の強 度増加が期待できるという、混和材としてのフライアッシュ. 20 10 0. 0. 質量減少率(%). は 7%の質量減少率で、続いて普通コンクリートで 3%の質. の関係を示す。この結果もやはりフライアッシュ混合コン クリートの拡散係数の値が大きくなっている。材齢 28 日で. 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10. 4.まとめ 本研究では、シリカ質混和材を使用して、それぞれの耐 久性の検討を行ったが、フライアッシュ混合コンクリート の若材齢での耐久性が低下することが明確になった。その. 110 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0. 2)高炉スラグ微粉末を用いたコンクリートの施工指針、土 木学会コンクリートライブラリー86. 拡散係数βi2 ×10 4 (cm/sec). 40. 技術書院出版. 50. サイクル数(回) 100 150 200. 250. 300. 100 200 サイクル数(回). 300. 図-4 各サイクル数の相対動弾性係数. 向上に効果が見られた。. 1)笠井芳夫、池田尚治:コンクリートの試験方法(上・下)、. 90 100. 普通 フライアッシュ 高炉スラグ シリカヒューム 0. 他、高炉スラグ、シリカヒュームは若干ではあるが耐久性. 【参考文献】. 70 80. 図-3 各サイクル数の質量減少率. 相対動弾性係数 (%). ーム混合コンクリートは非常に水密性が良い結果となった。. 30 40 50 60 材齢(日). 普通 フライアッシュ 高炉スラグ シリカヒューム. の試験であったため、ポゾラン反応が進行しておらず、水 密性が劣る結果となった。一方、高炉スラグとシリカヒュ. 10 20. 図-2 材齢と圧縮強度の関係. はフライアッシュの減少が最も大きく 300 サイクル近傍で. 透水試験の結果について図-5 に水セメント比と拡散係数. 2.4. 普通セメント フライアッシュ 高炉スラグ シリカヒューム. 30. 率及び相対動弾性係数の関係を図-3,4 に示す。質量減少率. ュが若干少ない値となったが、ほとんど差はなかった。. 2.3. 40. 凍結融解抵抗性に関して各サイクル数における質量減少. 減少がほとんど無かった。相対動弾性係数はフライアッシ. 2.2. 50. の特性が現れる結果となった。. 量減少率であった。高炉スラグ及びシリカヒュームは質量. 1.8 1.9 2.0 2.1 セメント水比. 圧縮強度 (N/mm2 ). 70. 大きいため全体的に普通コンクリートよりも強度が高くな は普通コンクリートよりも強度は低いが、材齢 91 日では逆. 1.7. 図-1 水セメント比と圧縮強度の関係. 合及び高炉スラグ混合コンクリートは、混和材の比表面積が っている。フライアッシュ混合コンクリートは材齢 28 日で. 1.6. 普通 フライアッシュ 高炉スラグ シリカヒューム. 30. 20 10. 0 40. 45 50 55 水セメント比 W/C(%). 図-5 水セメント比と拡散係数の関係. 60.

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