なしており,これら個々の断面形状の流れの構
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(2) II-111. きく,激しい混合が起こっている. CaseB では遷移区間内でのレイノルズ応力の横断的な広がりが CaseA の同じ 座標のそれに比べて大きい.これは流量の違いだけでなく,高水敷幅が広いことで粗度の影響が増大し低水路と高 水敷の流速差が大きくなり,激しい運動量交換が起こっているためである.また,大規模平面渦の横断スケールも変 化点からの距離が等しい断面において大きくなっていることが流れの可視化から明らかである. 次に河岸侵食部における複断面の流れ場での実験条件と平面流速ベクトルをそれぞれ表2,図 5 に示す.両 Case 共に急縮部の影響で侵食内部での流れが減速する.そのため高水敷壁面に沿って逆圧力勾配となり流れは剥離し,逆 流域が発生している.この逆流域の存在が二つの流れ場の大きな違いである.また漸拡角度の違いによる逆流域の大 きさに注目すると,Case2 では逆流域が大きい.これは Case1 と比較して漸拡,急縮角度が大きく,また最大侵食 深が長くなったことで侵食内部での流れがより上流側で減速することに起因している. 1m 1m. 2m 2m. 3m3m. 4m 4m. 5m 5m. 6m 6m. 7m 7m. 8m8m. 9m. 低 水路. CaseA. 0m 0m. 高 水敷. 0 10 20 30 40 50 60 70 80. -1m -1m. -2m -2m. -1m -1m. 0m 0m. 1m 1m. 2m 2m. 3m 4m4m 5m5m 6m6m 3m. 7m7m. 8m 8m. 高 水 敷 低水路. CaseB. -2m -2m. 0 10 20 30 40 50 60 70 80. Flow 図 4 漸拡角度と流量の違いによるレイノルズ応力. 8 7 6 Case1 5 10 4 3 50(cm/s) 2 1 0 ‑1 ‑2 ‑3 ‑4 ‑5 ‑10 0 10 20 8 7 Case2 6 10 5 4 50(cm/s) 3 2 1 0 ‑1 ‑2 ‑3 ‑4 ‑5 ‑10 0 10 20. 逆流域. レイノルズ応力( − u′v ′ )cm2/s2. 上層部. 逆流域. 5.2cm. 30. 40 50 60 70 変化点からの距離(cm). 80. 90. 100. 下層部. 110. 120. 110. 120. 逆流域. 7.8cm. 30. 40 50 60 70 変化点からの距離(cm). 80. 90. 100. 図 5 漸拡,急縮角度の違いによる平面流速ベクトルの変化 4.結論 本研究では流下方向に断面形状が緩やかに変化する二つの複断面の流れ場に関して,その特徴を明らかにした.高 水敷幅が漸拡する複断面の流れ場では漸拡角度の違いによる水面形,流速場の発達過程を明らかにした.河岸侵食 部における複断面の流れ場では急縮部の存在によって侵食内部で流れが減速し, 壁面では逆圧力勾配になることか ら逆流域が存在する.また,二つの流れ場の大きな違いは,下流における急縮部の存在による逆流域の有無である ことが明らかとなった. 1)福岡捷二,藤田光一:複断面河道の抵抗予測と河道計画への応用,土木学会論文集,第 411 号/Ⅱ-12 1989 年 11 月 2)福岡捷二, 渡邊明英,高次渉,坂本博紀:低水路沿い樹木郡の密度変化による流れの混合と発達過程,水工学論文集,第 45 巻,pp859-864,2001 3)福岡捷二,渡邊明英,山縣聡,柏木幸則:河岸近傍の流速とヒサシ状河岸形成の関係,水工学論文集,第 44 巻,pp759-764,2000. -223-. 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).
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