仕様書
1.件名 放射線医学総合研究所(放医研)紹介動画(日・英)および重粒子線がん治療紹介 動画(日・英)の制作業務 2.目的 現在、放医研の見学やホームページ等で使用されている紹介動画は、制作から6~ 7 年が経過し、内容が一部古くなっている、法人および組織名称も変更されているこ とから、更新の必要性がある。よって、内容を更新して見学での使用の他、ホームペ ージやYouTube といった動画サイトへの掲載も可能な動画を制作する。 3.制作する動画 (1)放医研紹介動画20 分程度(主に施設見学者向けに上映) (2)放医研紹介動画5 分程度(ホームページや動画サイトへの掲載用として、上記 20 分版を短縮編集したもの) (3)重粒子線がん治療紹介動画5 分程度(ホームページや動画サイトへの掲載用) 4.仕様 (1)ビデオは内容を解り易いものにするため、実写映像だけでなく、アニメーション、 インフォグラフィック、ビデオグラフィック等のコンピュータグラフィックスを 制作し、効果的に使用すること。 ※アニメーション、インフォグラフィック、ビデオグラフィックの例 ・食料の未来を確かなものにするために(第1 部) 発行元:農林水産省 ・カロリーメイトWeb Movie – 3minutes Calorie Mate 発行元:大塚製薬 ・住友商事とは?-Who is Sumitomo Corporation?- 発行元:住友商事(2)アニメーション、インフォグラフィック、ビデオグラフィック等のコンピュータ グラフィックスは、滑らかな動きになるようにすること。 (3)ナレーション、音楽、効果音等を適切かつ効果的に挿入すること。 (4)ナレーション、テロップ等を変更することにより、日本語版と英語版の2 種類を 制作する。 (5)ビデオはフルハイビジョンで制作する。またホームページ等にも掲載できるよう、 ストリーミング用にエンコードしたものも制作する。 5.概要 (1)放医研紹介動画、重粒子線がん治療紹介動画ともに、簡潔・平易な説明をする、 アニメーション、インフォグラフィック、ビデオグラフィック等のコンピュータ グラフィックスで視覚的に理解できる、といった工夫をし、中学3 年生程度が理 解できるレベルとする。
a. 放医研紹介動画 ・人々のくらしと放射線に密接な関わりがあること ・放射線と人が関わる様々な場面で放医研の研究・活動が行われていること ・放医研が研究を通じて社会に貢献していること 等を取り上げ、放医研の事業や研究内容が視聴者自身の日常生活に関わるこ とを感じ、研究目的や意義に対して視聴者の共感を生むために使用する。 b. 重粒子線がん治療紹介動画 ・重粒子線がん治療を治療の選択肢の一つとして考えられる ・放医研に重粒子線がん治療について気軽に問合せや相談をする ・安心して治療に臨める といったことが感じられ、人にやさしいがん治療として、視聴者の共感を生 むために使用する。 6.構成 a. 放医研紹介動画 以下のような項目から構成することを基本とする。また、実写映像やコンピュ ータグラフィックスによる研究の科学的な解説と、アニメーションやインフォグラ フィック、ビデオグラフィックといった手法を用いた研究の背景や成果がもたらす 将来像の表現を組合せるなどにより、視聴者が、自分の日常生活とこれらの研究の 関わりを容易に、具体的にイメージできるよう工夫する。 なお、全体を通して見ても違和感が無く、かつ本項目②の1)~4)はそれぞ れ単独で見ても内容がわかること。ただし、ホームページやYouTube 掲載用の 5 分程度の短縮動画については、本項目②の1)~4)を単独で見ることを前提にす る必要はない。それぞれの項目の構成順序については、シナリオを企画する課程で 最適なものを検討する。 ① 人と放射線の密接な関わり(プロローグ) 1) 身の回りにはいつも放射線があること 2) くらしの中での放射線との様々な関わり ② 放射線と人の関わりのあらゆる場面に関して行われている放医研の研究・活動 1) 放射線を利用したがん治療研究 ・重粒子線がん治療研究の特長と臨床の実績、回転ガントリーを用いた強度 変調照射技術、マルチイオン照射技術開発等の治療技術の高度化の展望 ・国際的な重粒子線がん治療への関心の高まりや拡がり、およびそれをリー ドする放医研 ・治療と診断を融合した、標的アイソトープ治療等による次世代がん診断・ 治療研究 2) 放射線を利用して脳の機能を可視化し、こころの病を解明する研究 ・基礎(実験動物)から臨床(ヒト)まで一貫した体制による研究開発、認 知症等の精神・神経疾患の病態解明と診断の高度化
・高度な画像診断装置開発 ・生体内現象を可視化する多彩な放射性薬剤の開発およびそのIAEA 協働セ ンターとして専門人材育成への貢献 3) 放射線の人や環境への影響のしくみの解明と定量的な評価に関する研究 ・医療被ばくの実態把握や線量評価に関する研究 ・低線量被ばくによる発がん影響の研究 ・福島第一原発周辺の環境生物への影響研究 ・UNSCEAR や ICRP 等の国際的専門組織への報告や、ニーズに応じた国内 への情報提供 4) 放射線事故や災害時の被ばく医療を担う研究や活動 ・放射性災害等の被ばく事故における、被ばく線量評価技術や放射性核種の 排出等の治療法の研究開発とその実績 ・原子力規制委員会の指定を受けた高度被ばく医療センターとして、また、 IAEA の指定を受けたアジア地区における被ばく医療対応および線量評価分 野の対応能力研究センターとしての役割(国内外の専門人材の育成と強化) ③ まとめ(エピローグ) b. 重粒子線がん治療紹介動画 以下のような項目から構成することを基本とする。a.放医研紹介動画で撮影した 映像や制作した素材で流用可能なものは使用する。また、実写映像やコンピュータ グラフィックスによる研究の科学的な解説と、アニメーションやインフォグラフィ ック、ビデオグラフィックといった手法を用いた研究の背景や成果がもたらす将来 像の表現を組合せるなどにより、視聴者が、重粒子線がん治療の原理や特長を容易 に、具体的にイメージできるよう工夫する。それぞれの項目の構成順序については、 シナリオを企画する課程で最適なものを検討する。 ① 患者やその関係者の気持ちへの共感(プロローグ) ② 重粒子線がん治療の特長 ③ 重粒子線がん治療の原理 ④ 治療の実績、治療施設と技術 ⑤ まとめ(エピローグ) 7.制作の条件 (1)受注者は企画立案したシナリオ、絵コンテについて、発注者による承認を得てか ら撮影、制作を開始すること。 (2)アニメーション、インフォグラフィック、ビデオグラフィック等のコンピュータ グラフィックスについては、構成や画質など事前に発注者の了解を得た上で製作 すること。 (3)放医研(千葉市稲毛区穴川4-9-1)での撮影が必要な場合、カメラ、VTR 等の機 材は受注者で準備すること。 (4)ナレーション原稿は日本語版、英語版ともに受注者が作成し、発注者の承認を得
ること。 (5)日本語版、英語版ともに、科学関係ビデオや映画等でのナレーションの経験を有 するプロのナレーターによるナレーションを挿入すること。英語版はネイティブ スピーカーであること。起用するナレーターは発注者による承認を得て決定する こと。 (6)発注者の都合により必要な場面の撮影等ができない場合は、既に撮影されたフィ ルム等から流用することがある。これらについては別途協議する。 (7)制作にあたっては、内容等について発注者と充分に協議して作業の円滑化をはか ると共に、作品内容の向上に努力すること。 8.注意事項 (1)受注者は契約後、発注者への取材等を通じて、すみやかに全体コンセプトの設計、 シナリオおよび絵コンテの作成を行い、発注者に提示して協議・検討を行なった 上で、最終シナリオ、絵コンテおよび製作工程表を作成し提出すること。 (2)発注者への取材には、放医研内の各研究現場の取材(ロケハン)も含まれる。取 材に係る旅費等、一切の費用は本制作業務に含まれる。 (3)動画は最終シナリオに基づいて製作・編集し、粗編集(オフライン編集)後の適 切な時期に発注者立ち会いのもとで試写を行い、その後の指示に従うこと。 (4) 受注者は発注者から指示があった場合は、シナリオ及び動画等の修正を行うこ と。 (5)研究所内の撮影にあたっては、発注者と事前に協議し、その指示に従うこと。 (6)完成した動画は、a.放医研紹介動画、b.重粒子線がん治療紹介動画ともに、全体 を通して再生でき、a.放医研紹介動画については、本仕様書項目6.a.の①、② の1)~4)、③をそれぞれチャプターに分けて、チャプターごとにも再生でき るものとする。 (7)完成した動画については、放医研が必要に応じて複製・加工できるものとする。 9.納品物 (1)a.放医研紹介動画、b.重粒子線がん治療紹介動画ともに、市販の DVD プレイヤ ーで再生可能かつコピーが可能な完全パッケージ動画を記録したDVD、日本語 版、英語版それぞれ 5 枚 (2)a.放医研紹介動画、b.重粒子線がん治療紹介動画ともにホームページに掲載でき るようストリーミング用にエンコードした映像を記録したDVD 、日本語版、英 語版それぞれ3 枚 (3)a.放医研紹介動画、b.重粒子線がん治療紹介動画それぞれについて、複製・再編 集が可能な全体版動画を収めた映像データ(ナレーション、BGM、現場の音が それぞれ別の音声チャンネルに入った映像データ) 10.納期 平成31 年 3 月 15 日(金)
11.納入場所 千葉県千葉市稲毛区穴川4-9-1 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 放射線医学総合研究所 研究企画室 研究推進ユニット 12.検査 所定の要件を満たしていることを当機構職員が確認したことをもって検査合格と する 13.その他 (1)本業務における制作物の著作権は別添1のとおり。 (2)本業務における秘密保持は別添2のとおり。 (3)本仕様書にない事項、または仕様について生じた疑義については、発注者と協議 すること。協議においては議事録を作成し、発注者の承認を得る。協議における 決定事項は本仕様書よりも優先する。 14.ワーク・ライフ・バランス等の推進に関する指標 ワーク・ライフ・バランス等の取組 以下のいずれかの認定等又は内閣府男女共同参画局長の認定等相当確認を受け ていれば望ましい。 ・女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)に基づく 認定(えるぼし認定企業)又は、一般事業主行動計画策定済(常時雇用する労 働者の数が300 人以下のものに限る) ・次世代育成支援対策推進法(次世代法)に基づく認定(くるみん認定企業・プ ラチナ認定企業) ・青少年の雇用の促進等に関する法律(若者雇用促進法)に基づく認定 15.届け出義務 受注者は、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律に基づく認定など技術 提案書に記載した事項について、認定の取消などによって記載した内容と異なる状況 となった場合には、速やかに発注者へ届け出ること。 要求者 放射線医学総合研究所 研究企画室 横塚 哲也
別添1 (著作権) (1) 放医研紹介動画および重粒子線がん治療紹介動画の著作権(著作権法第 27 条及び第 28 条の権利を含む。)は、本請負契約の検収日に、受託者(以下、著作権に係る項目(1) から(5)において「乙」という)から国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 放 射線医学総合研究所(以下、著作権に係る項目(1)から(5)において「甲」とい う)に移転する。乙は、甲および甲が指定する者に対して、著作者人格権を行使しな いものとする。但し、甲は、両動画に大幅な改変を加える場合には、乙に対してその 旨を申し出るものとし、乙の同意を得るものとする。さらに、二次的著作物の作成な らびに配布(形態は問わない)する場合がある。本契約において新たに追加する著作 物(画像、フォント等)について他者が著作権を有する場合は、これらの用途で甲が 著作権侵害しないよう、乙が適切に(法的に)処置すること。具体的には、画像やフ ォントの使用権を得るとともに、本仕様書において甲が納品物を使用する場合に、甲 が著作権侵害で訴えられることのないよう、著作者に対し、使用料を支払うなどして 許諾を得ること。使用料が必要な場合、その料金は本契約に含まれるものとし、甲は 新たに料金を支払わない。 (2) 甲から、他者が著作権を有する著作物の使用の有無の開示要求があった場合は、乙は 5 営業日以内に回答すること。 (3) 乙、乙の従業員あるいは乙が契約したライター(本条項において以下執筆者という) が本契約のために執筆したシナリオの著作財産権は甲に帰属するものとし、執筆者は 著作者人格権を行使しないものとする。乙は、執筆者の著作財産権が甲に譲渡される よう、また、執筆者が著作者人格権を行使しないよう、執筆者との契約条項(執筆者 が乙の従業員の場合は社内規定)を整備すること。 (4) 乙、乙の従業員あるいは乙が契約したカメラマン(本条項において以下カメラマンと いう)が本契約のために撮影した画像及び映像のうち、両動画で使用した画像および 映像の著作財産権は甲に帰属するものとし、カメラマンは著作者人格権を行使しない ものとする。乙は、カメラマンの著作財産権が甲に譲渡されるよう、また、カメラマ ンが著作者人格権を行使しないよう、カメラマンとの契約条項(カメラマンが乙の従 業員の場合は社内規定)を整備すること。 (5) 乙、乙の従業員あるいは乙が契約した者(職種は特定しないが、CG デザイナーやアニ メーターを想定。本条項において以下デザイナーという)が本契約のために作成した 著作物の著作財産権は甲に帰属するものとし、デザイナーは著作者人格権を行使しな いものとする。乙は、デザイナーの著作権が甲に譲渡されるよう、また、デザイナー が著作者人格権を行使しないよう、デザイナーとの契約条項(デザイナーが乙の作業 員の場合は社内規定)を整備すること。
別添2 (機密保持) (1) 業務上知り得た機密事項及び個人情報については、他に公言・持ち出し・利用をしな いこと。万一、機密事項又は個人情報の漏洩等が発生したことを知った場合には、速 やかに担当職員に報告すること。 (2) 上記に反した場合は、本契約を解除するとともに、請負元の責任において放医研に生 じた損害を賠償すること。 (3) 放医研担当者から渡された素材等は、他に流用しないこと。 (4) 契約完了後は適切な方法により、上記にて知り得た情報及び上記にて提供した素材等 の関連データ等の消去を行うこと。 (5) 放医研が一時的に電子データ等(物品を含む)を請負者に預ける場合は、預り証に請 負者(従業員を含む)の押印あるいは署名を求める場合がある。請負者は、合理的理 由がない限りこれを拒むことができない。 以 上