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- 目次 - 1 被害状況 (1) 特殊詐欺全体 1 (2) オレオレ詐欺 4 (3) 架空請求詐欺 8 (4) 融資保証金詐欺 11 (5) 還付金等詐欺 11 (6) 振り込め類似詐欺 13 (7) 犯行予兆電話の通報状況 15 (8) 犯行利用電話の種別 15 2 検挙状況 (1) 本犯検挙状

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(1)

平成30年上半期における

特 殊 詐 欺の状 況 につ い て

平 成 3 0 年 8 月 2 日

(2)

- 目 次 -

1 被 害 状 況

(1) 特 殊 詐 欺 全 体 ・・・1

(2) オ レ オ レ 詐 欺 ・・・4

(3) 架 空 請 求 詐 欺 ・・・8

(4) 融 資 保 証 金 詐 欺 ・・・11

(5) 還 付 金 等 詐 欺 ・・・11

(6) 振 り 込 め 類 似 詐 欺 ・・・13

(7) 犯 行 予 兆 電 話 の 通 報 状 況 ・・・15

(8) 犯 行 利 用 電 話 の 種 別 ・・・15

2 検 挙 状 況

(1) 本 犯 検 挙 状 況 ・・・16

(2) 助 長 犯 検 挙 状 況 ・・・18

3 未 然 防 止 等 の 状 況

(1) 未 然 防 止(全 体)状 況 ・・・19

(2) 金 融 機 関 に よ る 未 然 防 止 状 況 ・・・20

(3) 被 害 金 の 調 達(全 体)状 況 ・・・20

(4) 金 融 機 関 に お け る 調 達 状 況 ・・・21

(5) 金 融 機 関 窓 口 に お け る 阻 止 率 ・・・21

(6) 未 然 防 止 の 好 事 例 ・・・23

※ なお、本統計に関する割合の数値は、四捨五入しているため、内訳の合計が100%

にならないことがあります。

(3)

1 被害状況

(1) 特殊詐欺全体

億円 件

特 殊 詐 欺 : 認 知 状 況 の 推 移

※ 特殊詐欺とは、振り込め詐欺(オレオレ詐欺、架空請求詐欺、融資保証金詐欺及び還付金等詐欺 の4類型)とそれ以外の振り込め類似詐欺をいう。 ※ 振り込め類似詐欺は、平成23年から計上

特 殊 詐 欺 : 平成30年上半期における認知状況

※ 被害額は、カード詐取被害におけるその後の引出額を含む(以下同じ。)。

○ 平成30年上半期の被害については、認知件数2,037件、被害額約44億6,091万円で、

オレオレ 架空請求 融資保証金 還付金等 振り込め類似 合 計 うち既遂 うち既遂 うち既遂 うち既遂 うち既遂 うち既遂 認知件数 1157件 1055件 467件 459件 19件 19件 387件 387件 7件 7件 2,037件 1,927件 前年比 +309件 +289件 +160件 +161件 -7件 -7件 +77件 +77件 -15件 -11件 +524件 +509件 増減率 +36% +38% +52% +54% -27% -27% +25% +25% -68% -61% +35% +36% 被害額(約) 30億8,968万円 8億0,475万円 3,196万円 5億1,721万円 1,731万円 44億6,091万円 前年比(約) +7億6,016万円 +1億5,593万円 +1,788万円 +1億3,702万円 -6,854万円 +10億0,244万円 増減率 +33% +24% +127% +36% -80% +29% 平均被害額(既遂) 293万円 175万円 168万円 134万円 247万円 231万円 上半期 上半期 3,718 1,344 1,771 1,696 2,274 2,616 2,311 1,879 2,032 3,510 1,513 2,037 59.9 23.1 32.1 47.3 81.2 87.7 80.0 67.3 61.7 79.8 34.6 44.6 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H29 上半期 H30 上半期 認知件数 被害額

(4)

特 殊 詐 欺 : 類型別(認知件数及び被害額 )

オレオレ 57% 架空請求 23% 融資保証金 1% 還付金等 19% 振り込め 類似 0% オレオレ 69% 架空請求 18% 融資保証金 1% 還付金等 12% 振り込め 類似 0%

【認知件数(2,037件)】

【被害額(約44億6,091万円)】

○ オレオレ詐欺が、認知件数の57%を占め、被害額の69%を占めている。

特 殊 詐 欺 : 年代別・男女別認知件数

0 100 200 300 400 500 600 700 20代以下 30代 40代 50代 60代 70代 80代 90代以上 男性 女性 20代以下 30代 40代 50代 60代 70代 80代 90代以上 合計 男性 22 10 16 24 123 166 116 8 485 女性 12 22 35 50 181 519 684 49 1,552 合計 34 32 51 74 304 685 800 57 2,037

○ 被害者の76%(1,542人)が、70代以上、男女別では、76%(1,552人)が女性である。

(5)

特 殊 詐 欺 : 被害額別認知件数(未遂を除く1,927件)

1,000万円以上 57件, 3% 500万円以上 1,000万円未満 97件, 5% 400万円以上 500万円未満 58件, 3% 300万円以上 400万円未満 111件, 6% 200万円以上 300万円未満 231件, 12% 100万円以上 200万円未満 580件, 30% 100万円未満 793件, 41%

○ 200万円未満の被害が71%を占める一方、1,000万円以上の高額被害も依然として

多発している。

振込 現金 手交 カード 手交 送付 電子 マネー等 ATM決済 その他 不明 合計 平成30年 上半期 442 633 758 23 152 21 8 2,037

割合 22% 31% 37% 1% 7% 1% 1% 100% 平成29年 上半期 380 493 408 27 199 0 6 1,513

割合 25% 33% 27% 2% 13% 0% 0% 100%

特 殊 詐 欺 : 被害金等受取方法別被害状況

○ 送付及び電子マネー等による被害が減少し、振込、現金手交及びカード手交のほか、

※ 電子マネー等~有料サイト利用料名目等で、コンビニエンスストア等で販売されている電子マネー を購入させ、シリアル番号を聞き出す手口及びコンビニエンスストアに設置されている マルチメディア端末を操作させ、決済を代行させて現金をだまし取るコンビニ決済等 の手口 ※ ATM決済~PAY-EASY(ペイジー)という日本マルチペイメントネットワーク運営機構が 運営する決済サービスで、コンビニエンスストア以外の金融機関等に設置されている ATM(現金自動預払機)等を利用させ、現金を支払うことで現金をだまし取る手口

(6)

(2) オレオレ詐欺

オ レ オ レ 詐 欺(現金詐取) : 年代別・男女別認知件数

0 50 100 150 200 250 300 20代以下 30代 40代 50代 60代 70代 80代 90代以上 男性 女性 20代以下 30代 40代 50代 60代 70代 80代 90代以上 合計 男性 0 0 0 4 11 33 53 1 102 女性 1 7 7 6 38 182 273 23 537 合計 1 7 7 10 49 215 326 24 639

○ オレオレ詐欺(現金詐取)では、被害者の88%(565人)が70代以上、男女別で

は、84%(537人)が女性であり、いずれも、特殊詐欺全体(70代以上76%・女性76%)

と比べ、高くなっている。

件 0 50 100 150 200 250 300 20代以下 30代 40代 50代 60代 70代 80代 90代以上 男性 女性 20代以下 30代 40代 50代 60代 70代 80代 90代以上 合計 男性 0 0 1 1 3 14 21 3 43 女性 0 0 0 1 9 160 283 22 475 合計 0 0 1 2 12 174 304 25 518

オ レ オ レ 詐 欺(キャッシュカード等詐取): 年代別・男女別認知件数

○ オレオレ詐欺(キャッシュカード等詐取)では、被害者の97%(503人)が70代以上、

男女別では、92%(475人)が女性であり、いずれも、特殊詐欺全体(70代以上76%・

女性76%)と比べ、高くなっている。

(7)

オ レ オ レ 詐 欺(現金詐取): 欺もう文言(だまし文句)別の認知件数

鞄を置き忘れた 381件, 60% 会社のお金を横領 74件, 12% 書類、小切手等送り 間違い 32件,5% 借金の返済 25件, 4% 株 14件, 2% 妊娠示談金 13件, 2% 警察官等騙り (偽検察庁HP) 13件, 2% 傷害示談金 9件, 1% その他 78件, 12%

○ 「鞄を置き忘れた」を口実としたものが、60%を占めている。

○ 「警察官騙り」及び「百貨店騙り」を口実としたものが、73%を占めている。

【認知件数639件】

警察官騙り 331件, 64% 百貨店騙り 44件, 9% 書類、小切手等送り間 違い 13件,3% 借金 2件, 0% 妊娠示談金 1件, 0% その他 (銀行、金融庁等) 127件, 25%

【認知件数 518件】

オ レ オ レ 詐 欺(キャッシュカード等詐取):欺もう文言(だまし文句)別の認知件数

(8)

振込 現金 手交 カード 手交 送付 マネー 電子 その他 不明 合計 平成30年上半期 21 618 518 0 0 0 1,157

割合 2% 53% 45% 0% 0% 0% 100% 平成29年上半期 9 457 380 1 0 1 848

割合 1% 54% 45% 0% 0% 0% 100%

オ レ オ レ 詐 欺 : 被害金等受取方法別被害状況

457 618 380 518 11 21 0件 200件 400件 600件 800件 1000件 1200件 平成29年上半期 平成30年上半期 現金手交 カード手交 その他

○ 現金をだまし取る手口とともに、キャッシュカードをだまし取る手口も増加

している。

オ レ オ レ 詐 欺 総数 現 金 詐 取 キャッシュカード等詐取 鞄忘れ その他 小計 警察官騙り 百貨店騙り その他 小計 件数 1,157 381 258 639 331 44 143 518 割合 100% 33% 22% 55% 29% 4% 12% 45% 前年比 +309 +27 +144 +171 +150 -88 +76 +138

※ 現金詐取

平成29年上半期 468件 → 平成30年上半期 639件(+171件、+37%)

(※現金詐取=現金手交+振込+送付+その他不明等)

※ キャッシュカード等詐取

平成29年上半期 380件 → 平成30年上半期 518件(+138件、+36%)

(※キャッシュカード等詐取=カード手交)

(9)

○ 鞄忘れ 親族等を装い、「病院や駅、喫茶店のトイレなどに会社で必要な大事な物(小切手な ど)が入った鞄を置き忘れて(盗まれて)困っている。」等と言い、現金をだまし取る 手口 ○ 会社の金横領 親族等を装い、「会社のお金を使って株、又は投資に失敗してしまった。今日、監査 が入る。穴埋めのお金を貸してくれないか。」等と言い、現金をだまし取る手口 ○ 妊娠示談金 親族等を装い、「不倫相手の女性を妊娠させてしまい、慰謝料や弁護士費用を払わな ければならない。」等と言い、現金をだまし取る手口 ○ 傷害示談金 親族等を装い、「交通事故を起こしてしまい示談金が必要。」、「相手に怪我をさせて しまい治療費や示談金が必要。」等と言い、現金をだまし取る手口 ○ 会社の大事な書類、又は荷物等を違う場所に送り間違える 親族等を装い、「会社で使う大事な書類、又は荷物、郵便物などを違う場所に送り 間違えてしまい、お金が必要になった。」等と言い、現金やカードをだまし取る手口 ○ あなた名義のカードが犯罪に使われている 警察官、又は大手百貨店、量販店関係者を装い、「あなた名義のカードで買い物をし ている者がいる。カードはお持ちですか。偽造されている可能性があるので、カードと 暗証番号を変更しましょう。」等と言い、キャッシュカードやクレジットカードをだま し取る手口 ○ 偽検察庁ホームページに誘導 検察庁、警察庁、又は捜査一課・捜査二課などを装い、「あなたの口座が犯罪に利用 され、被害者から告訴されている。指定するアドレスをインターネットで検索して確認 してください。」と直接、携帯電話に電話してきて、偽検察庁ホームページに誘導し、 被害者が自身の名前を入力すると、本人の名前が表示され、さらに「訴えを取り下げる にはお金が必要だ。」等と言い、現金をだまし取る手口 ○ 郵便受け(ポスト)利用 警察官を騙り、被害者から現金やキャッシュカードなどをだましとる際、「我々警察 とあなたが接触している姿を犯人が見ているかもしれません。犯人に気付かれないよう にするためには逮捕するまで接触しないほうがいいでしょう。キャッシュカード(又は 現金)は、封筒に入れて自宅のポストに入れて置いてください。後で取りに行きます。」 等と言い、その後、数分の間に、犯人が回収していく手口 【オレオレ詐欺の主な手口】 【新たに発生している手口】

(10)

(3) 架空請求詐欺

架 空 請 求 詐 欺 (有料サイト利用料名目): 年代別・男女別認知件数

20代以下 30代 40代 50代 60代 70代 80代 90代以上 合計 男性 18 6 6 11 17 9 1 0 68 女性 8 9 14 7 7 5 0 0 50 合計 26 15 20 18 24 14 1 0 118

○ 架空請求詐欺(有料サイト利用料名目)は、男女を問わず各年代で被害が発生して

いる。

20代以下 30代 40代 50代 60代 70代 80代 90代以上 合計 男性 1 2 5 4 20 25 26 4 87 女性 3 3 9 24 40 72 107 4 262 合計 4 5 14 28 60 97 133 8 349

架 空 請 求 詐 欺(有料サイト利用料名目以外): 年代別・男女別認知件数

○ 架空請求詐欺(有料サイト利用料名目以外)では、被害者の85%(298人)が60代

以上、男女別では、75%(262人)が女性である。

0 5 10 15 20 20代以下 30代 40代 50代 60代 70代 80代 90代以上 男性 女性 件 0 20 40 60 80 100 20代以下 30代 40代 50代 60代 70代 80代 90代以上 男性 女性 件

(11)

架 空 請 求 詐 欺:欺もう文言(だまし文句)別認知件数

163 118 15 48 34 28 24 233 15 3 8 5 4 44 32 0件 50件 100件 150件 200件 250件 300件 350件 400件 450件 500件 平成29年 上半期 平成30年 上半期 有料サイト利用料 訴訟 サービス利用料 還付金(カード手交) 金融商品等取引 情報購入 個人情報漏洩等 その他

○ 架空請求詐欺は、有料サイト及びサービス利用料名目が減少し、特に医療費等の

還付金名目でキャッシュカードを手交する被害が急激に増加している。

架 空 請 求 詐 欺(有料サイト利用料名目):被害金等受取方法別被害状況

振込 (ネットバンク含む) 現金 手交 カード 手交 送付 電子 マネー コンビニ 決済 ATM 決済 その他 不明 合計 平成30年上半期 6 1 0 5 60 37 8 1 118

割合 5% 1% 0% 4% 51% 31% 7% 1% 100% 平成29年上半期 13 3 0 5 136 5 0 1 163

割合 8% 2% 0% 3% 83% 3% 0% 1% 100%

○ 前年と比べ、電子マネーが減少したもののコンビニ及びATM決済の割合が増加

している。

架 空 請 求 詐 欺 ( 有 料 サ イ ト 利 用 料 名 目 以 外 ) : 被 害 金 等 受 取 方 法 別 被 害 状 況

振込 現金 手交 カード 手交 送付 電子 マネー コンビニ 決済 ATM 決済 その他 不明 合計 平成30年上半期 18 13 240 17 31 24 4 2 349

割合 5% 4% 69% 5% 9% 7% 1% 1% 100% 平成29年上半期 23 21 27 13 56 2 0 2 144

割合 16% 15% 19% 9% 39% 1% 0% 1% 100%

(12)

○ 訴訟示談金・和解金・調査費(はがき) 「総合消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせです。」などと記載のはがき等を 投函した上で、「最終告知です。裁判取り下げ最終期日を経て訴訟を開始いたします。 支払わないと不動産物の差し押さえを強制的に履行させていただきます。」等と言 い、現金をだまし取る手口 (特にコンビニエンスストア等のレジ及びマルチメディア端末等で、買物決済を 代行させる『コンビニ決済』が多い。) ○ 有料サイト利用料名目 メールで有料サイトの利用料金等が未納であると伝え、「利用料金や延滞料金等 を支払わないと訴訟になる。」等と言い、現金をだまし取る手口 (特にコンビニエンスストア等で「アマゾンカード又はWebマネー」等を購入 させ、13桁のシリアル番号等を犯人に伝える『電子マネー』が多い。) ○ サービス利用料名目 メールで会員登録料金等が未納であると伝え、「登録料金や延滞料金等を支払わな いと訴訟になる。」等と言い、現金をだまし取る手口 (有料サイト利用料名目に同じく、『電子マネー』が多い。) 〇 医療費、又は累積保険料の還付金 電話で区、市役所職員及び銀行員等を騙り「医療費、又は累積保険料の過払い 金がありますので、返金致します。今お持ちのキャッシュカードはどちらの銀行 口座になりますか。それでは、こちらで手続き致します、〇〇銀行の職員が カードを取りに伺いますので、渡してください。」等と言い、キャッシュカードを だまし取る手口 【架空請求詐欺の主な手口】 10 架 空 請 求 詐 欺 総数 現 金 詐 取 キャッシュカード等詐取 有料サイト その他 小計 有料サイト 還付金 その他 小計 件数 467 118 109 227 0 233 7 240 割合 100% 25% 23% 49% 0% 50% 1% 51% 前年比 +160 -45 -7 -52 ±0 +209 +3 +212

※ 現金詐取

平成29年上半期 279件 → 平成30年上半期 227件(-52件、-19%)

(※現金詐取=現金手交+振込+送付+電子マネー+コンビニ決済+ATM決済+その他)

※ キャッシュカード等詐取

平成29年上半期 28件 → 平成30年上半期 240件(+212件、+757%)

(※キャッシュカード等詐取=カード手交)

(13)

(4) 融資保証金詐欺

融 資 保 証 金 詐 欺 :年代別・男女別認知件数

20代以下 30代 40代 50代 60代 70代 80代 90代以上 合計 男性 2 2 0 2 5 1 0 0 12 女性 0 2 2 2 1 0 0 0 7 合計 2 4 2 4 6 1 0 0 19

○ 20代から70代までの各年代で被害が発生しており、男女別では、63%(12人)が

男性である。

(5) 還付金等詐欺

還 付 金 等 詐 欺:年代別・男女別認知件数

20代以下 30代 40代 50代 60代 70代 80代 90代以上 合計 男性 0 0 2 1 65 84 14 0 166 女性 0 1 3 10 86 100 21 0 221 合計 0 1 5 11 151 184 35 0 387 0 1 2 3 4 5 6 20代以下 30代 40代 50代 60代 70代 80代 90代以上 男性 女性 件 0 50 100 150 200 250 300 20代以下 30代 40代 50代 60代 70代 80代 90代以上 男性 女性 件

(14)

還 付 金 等 詐 欺:還付名目別認知件数

医療費 保険料 税 金 その他 合 計 平成30年上半期 225 118 2 42 387

割合 58% 30% 1% 11% 100% 平成29年上半期 190 89 7 24 310

割合 61% 29% 2% 8% 100% 190 225 89 118 7 2 24 42 0件 50件 100件 150件 200件 250件 300件 350件 400件 平成29年 上半期 平成30年 上半期 医療費 保険料 税金 その他

○ 医療費の還付名目が58%を占め、最も多くなっている。

還 付 金 等 詐 欺:場所別振込回数

615 805 15 27 5 39 0回 100回 200回 300回 400回 500回 600回 700回 800回 900回 平成29年 上半期 平成30年 上半期 金融機関無人ATM コンビニATM 金融機関有人ATM

○ 「金融機関無人ATM」での振込みは、全体の92%を占めている。

金融機関 無人ATM コンビニ ATM 金融機関 有人ATM その他 不明 合 計 平成30年上半期 805 27 39 0 871 割合 92% 3% 4% 0% 100% 平成29年上半期 615 15 5 0 635 割合 97% 2% 1% 0% 100%

○ 金融機関無人ATM設置場所別の振込回数では、駅(構内及び駅前)が634回

(73%)と最も多く、次にショッピングモール内の106回(12%)となっている。

○ 還付金等詐欺における振込回数は、前年に比べ、236回増加している。

(15)

(6) 振り込め類似詐欺

振 り 込 め 類 似 詐 欺 : 年代別・男女別認知件数

20代以下 30代 40代 50代 60代 70代 80代 90代以上 合計 男性 1 0 2 1 2 0 1 0 7 女性 0 0 0 0 0 0 0 0 0 合計 1 0 2 1 2 0 1 0 7

○ 被害者の男女別では、100%(7人)が男性である。

振 り 込 め 類 似 詐 欺 : 欺もう文言(だまし文句)別認知件数

12 2

6

5

4

0件 10件 20件 30件 平成29年 上半期 平成30年 上半期 金融商品等取引 ギャンブル必勝法 異性交際あっせん その他

○ 金融商品等取引及びギャンブル必勝法名目が、減少したものの、異性交際

金融商品 等取引 ギャンブル 必勝法 異性交際 あっせん その他 合 計 平成30年上半期 2 0 5 0 7 割合 29% 0% 71% 0% 100% 平成29年上半期 12 6 0 4 22 割合 55% 27% 0% 18% 100% 0 1 2 3 20代以下 30代 40代 50代 60代 70代 80代 90代以上 男性 女性 件

○ 振り込め類似詐欺は、前年に比べ、減少している。

(16)

欺もう文言 20代以下 30代 40代 50代 60代 70代 80代 90代以上 合計 金融商品等取引 0 0 0 0 1 0 1 0 2 割合 0% 0% 0% 0% 50% 0% 50% 0% 100% ギャンブル必勝法 0 0 0 0 0 0 0 0 0 割合 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 異性交際あっせん 1 0 2 1 1 0 0 0 5 割合 20% 0% 40% 20% 20% 0% 0% 0% 100% その他 0 0 0 0 0 0 0 0 0 割合 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0%

○ 金融商品等取引名目は、60代以上で被害が発生しており、異性交際あっせん

名目では年代に関係なく、60代まで被害が発生している。

振 り 込 め 類 似 詐 欺 : 年代別認知件数

振 り 込 め 類 似 詐 欺 : 被害金等受取方法別被害状況

○ 振り込め類似詐欺は、全体的に減少している。

現金手交 送 付 ATM振込 その他・不明 合 計 平成30年上半期 1 0 1 5 7 割合 14% 0% 14% 71% 100% 平成29年上半期 12 2 5 3 22 割合 55% 9% 23% 14% 100% ○ 金融商品等取引 実際には価値がない有価証券等について、電話やダイレクトメールにより虚偽の情報 を提供し有価証券、又は有価証券のようなもの等を交付し、購入すれば利益が得られる 等の名目及び名義貸しによるトラブル解決のための費用名目でだます手口 ○ ギャンブル必勝法情報提供 冊子等により、虚偽の情報を提供し、情報料や会員登録料等の名目でだます手口 ○ 異性交際のあっせん 異性交際をあっせんする等の虚偽の情報を提供し、会員登録料や保証金等の名目で だます手口 【振り込め類似詐欺の主な手口】 12 1 2 5 1 3 5 0件 10件 20件 30件 平成29年 上半期 平成30年 上半期 現金手交 送付 ATM振込 その他・不明

(17)

698 1502 1516 1569 953 1114 974 1020 1154 1307 1328 1303 1282 1912 1612 1843 1884 2692 1897 2290 2083 2611 2776 2406 2360 3451 4014 3345 2971 3292 0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 H28年 H29年 H30年 ○

平成30年上半期の犯行予兆電話通報件数は、19,433件であり、前年と比べ急増して

いる。

犯行予兆電話通報件数(平成28年~平成30年6月末)】

(7) 犯行予兆電話の通報状況

平成30年上半期 → 19,433件 平成29年上半期 → 11,225件 平成28年上半期 → 7,352件

(8) 犯行利用電話の種別

○ 平成30年上半期における犯行利用電話受理件数の割合は、固定電話転送等79%、携帯

電話等21%であり、前年に比べるとほぼ変わらないが、平成28年上半期に比べると携帯

電話等が減少し、固定電話転送等が増加している。

携帯電話 等 17% 固定電話 転送等 83% 平成29年1月~6月

※ 固定電話転送等とは、犯人が使用している固定電話や携帯電話からの発信を、インター

ネット上で電話転送し、被害者の電話に掛かってくる電話番号が『03、又は06』等

携帯電話 等 21% 固定電話 転送等 79% 平成30年1月~6月 携帯電話 等 37% 固定電話 転送等 63% 平成28年1月~6月

(18)

2 検挙状況

(1) 本犯検挙状況

特 殊 詐 欺 本 犯 : 検 挙 状 況

オレオレ 架空請求 融資保証金 還付金等 振り込め類似 合 計 検 挙 件 数 平成30年 上半期 527 166 62 65 27 847 平成29年 上半期 308 146 58 74 49 635 前年比 +219 +20 +4 -9 -22 +212 増減率 +71% +14% +7% -12% -45% +33% 検 挙 人 員 平成30年 上半期 330 89 4 11 12 446 平成29年 上半期 190 75 0 7 18 290 前年比 +140 +14 +4 +4 -6 +156 増減率 +74% +19% - +57% -33% +54%

特 殊 詐 欺 本 犯 : 類型別検挙状況

○ 前年と比べ、検挙件数及び検挙人員は、ともに増加している。

1,046 1,064 1,157 1,072 1,111 1,103 1,388 635 847 404 644 725 728 733 552 593 290 446 0 100 200 300 400 500 600 700 800 0 250 500 750 1,000 1,250 1,500 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H29 上半期 H30 上半期 検挙件数 検挙人員 件 人

(19)

特 殊 詐 欺 本 犯 : 役割別検挙人員

首魁 指示役 だまし役 出し子 受け子 見張り役 その他 合 計 平成30年 上半期 5 24 75 13 244 28 57 446 割 合 1% 5% 17% 3% 55% 6% 13% 100% 前年比 +2 +12 +21 +3 +65 +21 +32 +156

○ 「受け子」の検挙人員は、全体の55%を占めている。

○ 犯行拠点(アジト)の摘発は、18箇所、68人で、前年と比べ、摘発箇所は同件数だが、

検挙人員は7人増加している。

○ 検挙人員のうち、137人(31%)が暴力団構成員等である。

特 殊 詐 欺 本 犯 : 年代別検挙人員

10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代以上 合 計 平成30年 上半期 141 196 70 20 15 3 1 446 割 合 32% 44% 16% 4% 3% 1% 0% 100% 前年比 +93 +58 +2 -1 +5 -1 ±0 +156

○ 検挙被疑者は、10代から30代で、全体の91%を占め、60代以上の被疑者は4人(1%)と

なっている。

○ 少年(10代)の被疑者は141人で、内訳は「受け子」が96人(68%)、「見張り役」が

12人(9%)となっている。

現場設定(だまされた振り作戦)による検挙状況

88 232 328 293 246 201 208 100 99 105 287 374 328 273 215 212 106 127 0 100 200 300 400 0 100 200 300 400 500 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H29 上半期 H30 上半期 検挙件数 検挙人員 件 人

(20)

(2) 助長犯検挙状況

口座開設詐欺 携帯電話 契約詐欺 犯罪収益移転 防止法違反 携帯電話不正 利用防止法違反 合 計 検 挙 件 数 平成30年 上半期 57 20 163 4 244 平成29年 上半期 84 21 148 4 257 前年比 -27 -1 +15 ±0 -13 増減率 -32% -5% +10% - -5% 検 挙 人 員 平成30年 上半期 35 22 160 5 222 平成29年 上半期 60 30 158 6 254 前年比 -25 -8 +2 -1 -32 増減率 -42% -27% +1% -17% -13%

特 殊 詐 欺 助 長 犯 : 類型別検挙状況

○ 助長犯全体の検挙件数及び検挙人員は、減少しているものの、犯罪収益移転防止

法違反の検挙件数及び検挙人員は、増加している。

(21)

3 未然防止等の状況

(1) 未然防止(全体)状況

特 殊 詐 欺 : 未 然 防 止 の 推 移

○ 前年に比べ、未然防止件数及び防止金額は増加している。

未 然 防 止 者 職 種 別 未 然 防 止 状 況

金融機関職員 606件, 54% 警察関係 269件,24% コンビニ店員 115件, 10% 警備員 21件, 2% 介護職員 9件, 1% タクシー運転手 3件, 0% その他(一般人等) 103件, 9% 518 1,190 1,630 1,856 1,580 1,295 1,514 733 1,126 13.8 33.3 48.8 55.4 47.4 29.9 20.6 9.6 11.4 0 10 20 30 40 50 60 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H29 上半期 H30 上半期 防止件数 防止金額 件 億円

(22)

(2) 金融機関による未然防止状況

金 融 機 関 に よ る 未 然 防 止 の 推 移

○ 未然防止件数及び防止金額は、いずれも前年と比べ、増加している。

(3) 被害金の調達(全体)状況

金融機関 コンビニ 借財 手持ち 不明 合計 平成30年上半期 820 32 6 319 125 1,302

割合 63% 2% 0% 25% 10% 100% 平成29年上半期 936 45 8 230 88 1,307

割合 72% 3% 1% 18% 7% 100%

特 殊 詐 欺 : 被害金の方法別調達状況

936 820 230 319 45 32 8 6 88 125 0回 200回 400回 600回 800回 1,000回 1,200回 1,400回 平成29年 上半期 平成30年 上半期 金融機関 手持ち コンビニ 借財 不明

○ 金融機関での調達は減少しているものの、全体の63%を占め、最も多くなって

いる。

500 1,040 1,388 1,533 1,341 1,049 992 489 606 13.5 32.9 47.1 50.3 44.1 27.4 18.8 8.9 9.7 0 10 20 30 40 50 60 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H29 上半期 H30 上半期 防止件数 防止金額 件 億円

(23)

金 融 機 関 窓 口 に お け る 阻 止 率

※ 阻止率 = 窓口での未然防止件数 (520件) ÷(窓口での未然防止件数(520件)+ 窓口での引き出し件数(283件))

(4) 金融機関における調達状況

窓 口 A T M その他 不明 合 計 有人ATM 無人ATM 小 計 平成30年上半期 283 384 107 491 46 820

割合 35% 47% 13% 60% 6% 100% 平成29年上半期 246 442 218 660 30 936

割合 26% 47% 23% 71% 3% 100%

金 融 機 関 に お け る 被 害 金 の 方 法 別 調 達 状 況

246 283 442 384 218 107 30 46 0回 200回 400回 600回 800回 1,000回 平成29年 上半期 平成30年 上半期 窓口 有人ATM 無人ATM その他・不明

○ 前年と比べ、ATMでの調達回数が減少し、窓口での調達回数が増加しているものの

ATMでの調達の割合は全体の60%を占めている。

(5) 金融機関窓口における阻止率

金 融 機 関 窓 口 に お け る 阻 止 率 の 推 移

53.1% 48.7% 48.1% 53.5% 55.3% 57.2% 58.7% 60.8% 64.8% 40% 45% 50% 55% 60% 65% H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H29 上半期 H30 上半期 ※ 阻止率=金融機関窓口での未然防止件数÷(金融機関窓口での未然防止件数+金融機関窓口での調達回数)

(24)

〇「金融機関窓口」で、預貯金の引き出し、または定期預金等の解約をする理由と して、次のように答えるよう指示している。 ・ リフォーム代、または家を建てる頭金として ・ 家具を買うため ・ 旅行に行くため ・ 夫(妻)の手術費用 ・ 息子(孫)の結婚費用 ※ 最近の傾向では、「自分のお墓を建てる、今後のために自分の手元に置いて おきたい」との指示も増加傾向にある。 【現金調達時における「被疑者の指示」】

(25)

(6) 未然防止の好事例

1 金融機関職員による未然防止

防止者は、窓口業務中、被害者(70代・女性)が自動車の見積書を持参

して「車の購入費としてすぐに息子に渡す」と申し出たことに対応した際

被害者の慌てている様子と現金にこだわる点から詐欺を疑い、警察に通報

して被害を未然に防止した。

3 マンション管理人による未然防止

防止者は、被害者(70代・女性)が、いつものんびりしているのに、

慌てた様子でマンションのロビーを出て行こうとしていたのを見かけ、

声をかけたところ、被害者が「甥っ子が大変なの。駅までお金を渡しに

行く。」と答えたため詐欺を疑い、警察に通報して被害を未然に防止した。

4 ATM見守り隊による未然防止

ATM見守り隊員として、日頃から署員による教養を受けている防止者

は、自主的に自宅最寄駅付近の無人ATMを警戒中、携帯電話で通話しな

がらウロウロしている被害者(70代・女性)を発見し、声かけするととも

に近くにいた警察官に知らせて被害を未然に防止した。

5 会社員による未然防止

防止者は、深夜のオフィス街を通行中、公衆電話で通話中の被害者(70代

・女性)を見かけ、時間帯や場所柄、及び被害者の訛った話し方に違和感

を感じたため事情を聞いたところ、関西から息子に現金を渡すために上京

してきたと答えたことから詐欺を疑い、交番に同行して被害を未然に防止

2 コンビニエンスストア店員による未然防止

防止者は、レジで接客中、常連客である被害者(70代・女性)が、今

まで購入したこともない高額の電子マネーを買おうとしたため、用途を

尋ねたところ、訴訟を起こす旨のはがきが届いたとの言動を得たので詐

欺を疑い、警察に通報して被害を未然に防止した。

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