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後 藤 健 介 磯 黒 木 宗 黒 田 後 藤 恵 之 輔 : 平 成 26 年 8 月 広 島 県 土 砂 災 害 に 見 る 今 後 の 地 域 防 災 における 課 題 表 1 広 島 県 における 過 去 の 主 な 土 砂 災 害 一 覧 ([2]から 引 用 ) 発 生 年 月 要 因

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【論文】

平成 26 年 8 月広島県土砂災害に見る今後の地域防災における課題

後藤ご と う 健けん介すけ*・磯いそ 望のぞみ** ***・黒木く ろ き 貴一たかひと*** ****・宗そう 建郎たつろう*****・ 黒田く ろ だ 圭介けいすけ******・後藤ご と う 恵之け い の輔すけ******* * 学校危機メンタルサポートセンター、** 西南学院大学、 *** 学校危機メンタルサポートセンター共同研究員、**** 福岡教育大学、 ***** 志學館大学、****** 西南学院大学非常勤講師、******* 長崎大学名誉教授 (平成26 年 12 月 26 日 受付) 広島県広島市において平成26 年 8 月 20 日に発生した土石流災害は、死者 74 名を出し、 近年発生した土砂災害の中でも甚大なものとなった。広島市では、以前から土砂災害が多 く発生しており、過去の災害を教訓として土砂災害防止法が制定されるなど、土砂災害に 対する危機意識は他県と比べて高い方であったと考えられる。しかしながら、今回の土石 流災害では大きな被害を出してしまった。 本研究では、現地調査や種々の資料収集を実施し、今回の土石流災害の特徴を多角的に 捉えた。これらの結果を踏まえ、地域防災を見つめなおすとともに、今後の防災教育に何 が必要かなど、土砂災害対策の今後の課題について検討した。 キーワード 土石流災害、地域防災、防災教育 Ⅰ.はじめに 災害列島と言われる我が国では、近年巨大地震や津波などの大規模自然災害によって甚 大な被害を受けており、自然災害に対する危機意識を高めるための地域防災や防災教育を 見つめなおすことが重要視されてきている。このような状況下で、地震や津波を含む自然 災害の中で、土砂災害による被害が占める割合が大きいということは、一般的にはあまり 知られていない。実は、自然災害による死者数において、約半数の42%は土砂災害による ものであり(昭和42 年〜平成 20 年までの統計による)、年間約 1,000 件の土砂災害が全 国で発生している(平成12 年〜21 年の 10 年間の統計による)[1]。 広島県においても、表1 に示すように、大正 15 年 9 月の広島市における集中豪雨災害 をはじめ、多くの土砂災害が発生しており、尊い多くの命が奪われてきた。特に、平成11 年 6 月の豪雨により、広島市から呉市にかけて多くの人的被害を含む土砂災害が発生し、 死者31 名、行方不明者 1 名の大災害が発生しており、これを教訓に、これまでの土砂災 害対策に加えてソフト対策を中心とした土砂災害防止法が平成13 年 4 月より施行された。 この法律の施行により、土砂災害のおそれのある区域を明らかにし、危険の周知、警戒避 難体制の整備、住宅等の新規立地の抑制、既存住宅の移転促進などのソフト対策が推進さ

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表1 広島県における過去の主な土砂災害一覧([2]から引用) 発生年月 要因 主な被災地 被害概要 大正15 年 9 月 集中豪雨 広島市 山本川(祇園町死者 24 名),温品川(温品町,死者 4 名), 畑賀川(瀬野川町,死者69 名)他 昭和20 年 9 月 枕崎台風 呉市,大野町 死者行方不明者2,012 名 昭和26 年 10 月 ルース台風 大竹市,佐伯郡 死者行方不明者166 名 昭和42 年 7 月 豪雨 呉市 死者行方不明者159 名 昭和47 年 7 月 豪雨 三次市 死者行方不明者39 名 昭和63 年 6 月 豪雨 加計町 死者行方不明者15 名 平成5 年 7 月 台風5 号 戸河内町,筒賀村 家屋全壊1 戸他 平成11 年 6 月 豪雨 広島市,呉市 死者行方不明者32 名 平成13 年 3 月 平成13 年芸予地震 呉市 死者1 名,家屋全壊 58 戸他 平成17 年 9 月 台風14 号 廿日市市 家屋全壊4 戸,一部損壊 44 戸他 平成18 年 9 月 台風13 号 広島市,北広島町, 安芸高田市他 死者1 名,行方不明者 1 名,家屋全壊 4 戸,半壊 6 戸他 れるようになった。 このような中、平成26 年 8 月 19 日から降った大雨によって、広島県広島市において土 砂災害が相次ぎ発生し、同20 日には安佐北区、および安佐南区において発生した土石流に よって、74 名の尊い命が奪われた[3]。なぜ今までの教訓が活かされず、これだけの甚大な 被害が出てしまったのだろうか。本研究では、この土石流災害について様々な資料を収集 するとともに現地調査を行い、災害の特徴を捉えることとした。この調査結果を基に、最 終的には地域防災や防災教育における課題点を浮き彫りにし、今後の土砂災害対策の基礎 資料として供することとした。 Ⅱ.土砂災害について 1. 土砂災害の概要 平成26 年 8 月 19 日夜から 20 日明け方にかけて、日本海に停滞する前線に向かって暖か く湿った空気が流れ込むことにより、広島市安佐北区三入では 1 時間降水量の日最大値 101.0 ミリ、24 時間降水量の日最大値 257.0 ミリを観測し、通年の観測史上 1 位を記録する など、広島市を中心に豪雨となった[4]。この豪雨の影響で、安佐南区、安佐北区の 166 箇 所以上で土砂災害が発生した。これを受けて、国土交通省は20 日 11 時 45 分に非常災害対 策本部を設置し、非常災害対策本部会議を実施、中国地方整備局太田川河川事務所内に広 島豪雨土砂災害対策推進室を設置するなど[5]、被害の大きさが伺える。 1 は、国土交通省がまとめた土砂流出範囲データを、無料地図ソフト Google Earth 上 にプロットし、加筆修正したものである。阿武山(標高 586m)や鬼ヶ城山(標高 737m) で多くの土砂災害、特に土石流災害が発生していたかが見て取れる。特に阿武山や鬼ヶ城 山の麓に宅地化された地域である安佐北区の可部、三入、大林の各地区、および安佐南区 の山本、緑井、八木の各地区において大規模な土石流が20 日未明に発生し、人的被害とし て安佐南区で68 名(八木地区 52 名、緑井地区 14 名、山本地区 2 名)、広島市安佐北区で 6 名(可部東地区 4 名(消防職員 1 名を含む)、可部町地区 1 名、三入地区 1 名)の計 74

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図1 土砂流出範囲(国土交通省)データの Google Earth プロット図 名の死者、重軽傷者44 名、家屋被害として全壊 133 棟(広島市安佐南区 100 棟、広島市安 佐北区32 棟、広島市西区 1 棟)、半壊 122 棟(広島市安佐南区 84 棟、広島市安佐北区 38 棟)、一部破損175 棟、床上浸水 1,302 棟、床下浸水 2,829 棟を出すなど、甚大な被害とな った。 土砂災害警戒情報は広島市に対して20 日 1 時 15 分に発表され、避難勧告は 20 日 4 時 30 分に安佐南区梅林、八木、緑井地区の 12,090 世帯・28,704 人、同 5 時 20 分頃に安佐北 区口田東、口田、落合、深川、亀崎、真亀、倉掛、落合東、井原、志屋の25,717 世帯・61,801 人、同7 時 58 分に安佐南区八木四丁目一部街区の 52 世帯・113 人に対して発令されてい る[5]。 2. 現地調査 土砂災害が特に多く発生し た安佐南区、および安佐北区 のがけ崩れや土石流などの土 砂災害被災地において、第 1 回目:2014 年 9 月 16 日~17 日、第2 回目:9 月 29 日、お よび第3 回目:11 月 8 日の計 3 回の現地調査を実施した。 第1 回目、第 3 回目の現地調 査では、がけ崩れや土石流被 災地の発生地点である源頭部 を含む地質調査や災害調査を 鬼ヶ城山 阿武山 八木地区 緑井地区 土砂流出域 河川等水域 道路 図2 現地調査地点分布図 八木3 丁目

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詳細に行い、第2 回目の現地調査では特に人的 被害が大きかった安佐南区の八木地区における 土石流被災地において、無人ラジコンヘリによ る空中撮影調査を行った。なお、ラジコンヘリ による空中撮影調査は、RKB 毎日放送、飯塚モ デル、サンワ設計(株)と実施した。図2 に現 地調査地点をGoogle Earth 上にプロットした図 を示す。 写真1 は被害が大きかった安佐南区八木地区 における土石流の概観写真である。急勾配の山 の傾斜地を背後に宅地が広がっているのが分か る。土石流は、主として花崗岩の風化山体等に おいて発生しやすいが[6]、今回土石流が多く発 生した阿武山などを含む被災地となった地域の ほぼ全域の地質は後期白亜紀花崗岩(広島花崗 岩)であり、大部分は風化によってマサ土とな っていたため、降雨による土砂災害が発生しや すくなっていたと考えられる。また、土石流は 渓床勾配が約 15 度以上の区間に発生し、先端 の石礫部と後続流(泥流や土砂流)に分けられ、 先端部には巨礫が集中し直進性が強い性質があ るが[6][7]、八木地区で発生して流れ出た土石流 も、渓床勾配が 15 度を大きく上回る地点にお いて発生し、礫を多く含みながら山腹を流下し た後、住宅地に到達して民家をなぎ倒しながら JR 可部線まで達していた(写真 2、写真 3 参照)。 住宅地に到達してから可部線までの距離は、約 380m~460m であった。また、写真 4 に示すよ うに、八木地区の宅地を流下した土石流は、避 難所となった梅林小学校に到達する直前であっ たことが分かる。 写真5、写真 6 は八木 3 丁目北東部付近で発 生した土石流の流下域と、土石流が流下した宅 地の様子である。写真5 に見られるように、谷 部は約10m の幅で土石流が流下していき、約 3 ~5m ほど洗掘していった様子が見て取れた。 谷部の中流部では、写真に示されるように、礫 が多く見られ、ここで発生した土石流は、大き な礫を多く含み、巨大なエネルギーを先端部に 有しながら、宅地を流下したことが推測できる。 その後、宅地下流域の傾斜が緩い場所で、土石 流堆積地に特有の扇状地状に広がり、停止した 写真1 土石流概観 写真2 JR 可部線まで到達した土砂 写真3 礫・流木を多く含んだ土石流 写真4 小学校まで迫った土石流

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と考えられる。 写真5 八木 3 丁目北東部で発生した土 石流 写真6 八木 3 丁目北東部で発生した土 石流の宅地流下跡 写真8 八木 3 丁目南西部で発生した土 石流被災地② 写真7 八木 3 丁目南西部で発生した土 石流被災地① 写真9 八木 3 丁目南西部の土石流発生 渓流の宅地流入部 写真10 無人ラジコンヘリによる土石 流跡地の空撮風景

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と考えられる。 写真7 は、被害が最も大きかった八木 3 丁目南西部で発生した土石流の被災地の様子で ある。この場所においても、礫と流木が宅地に流下している様子が見て取れ、かなりの広 範囲に土石流が宅地を襲ったことが伺える。特に写真8 に示されているように、土石流が 発生した渓流の下流域にあたる住宅地では、1 階部分がほぼ埋まるほどの高さで、土石流 が流下していったことが分かる。 また、この土石流が発生した渓流は、元々川幅が広くなく、多くの水が流れてはいなか ったが(写真 9 参照)、土石流発生時には一変して渓流域を飲み込みながら流下し、広範 囲に宅地を襲ったことが推測された。 写真10 は、この土石流跡地を無人ヘリコプターで空撮調査した際の様子である。 Ⅲ.考察 今回、広島市を襲った土石流は、局所的な豪雨によって発生しているが、被害を受けた 地域は、元々土砂災害が発生しやすい地質に覆われた山の麓にあり、そこへ土石流発生前 日から降り出した雨によって、非常に危険な状態にあったことが分かった。土石流は、降 雨ピーク発生時から2~3 時間の間にほとんどが発生し、連続雨量が 60mm に達すれば、 それが長時間であれ短時間であれ発生の危険性がある[6]。図 3 は安佐南区の降水量時系列 図(国土交通省)に加筆修正したものである。この図によれば、この地区の降雨ピーク時 は午前3 時頃であるが、土石流は午前 3 時 21 分頃に発生しており、加えて、その 2 時間 前の同午前0 時~1 時頃に連続雨量が 60mm に達しており、このことから考えると、過去 の土石流災害からのデータから言われている、土石流発生と降雨量の関係を十分に認識し、 行政・地域ともに早めに対応をしていれば、防げる可能性があったことを示唆している。 また、前述したように、広島県では、平成11 年 6 月の豪雨による土砂災害が発生し、 これを教訓として土砂災害防止法が制定され、急傾斜地の崩壊等が発生した場合に、住民 等の生命又は身体に危害が生じるおそれがあると認められる区域であり、危険の周知、警 戒避難体制の整備が行われる「土砂災害警戒区域(イエローゾーン)」と、急傾斜地の崩壊 等が発生した場合に、建築物に損壊が生じ、住民等の生命又は身体に著しい危害が生ずる おそれがあると認められる区域で、特定の開発行為に対する許可制、建築物の構造規制等 が行われる「土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)」が指定されるようになった。このこ とで、土砂災害に対して危険な区域が分かり、その地域に対して重点的に土砂災害に対す る対策を講じることができるようになった。 表2 は広島県における土砂災害警戒区域等の指定状況である。この表からも、広島県に おける土砂災害警戒区域等の数は、全国平均を大きく上回り、それだけ危険な地域が多い ことが分かる。しかしながら、今回土石流によって甚大な被害を受けた広島市安佐南区お よび安佐北区は、これらの土砂災害警戒区域等に指定されていなかった。土砂災害防止法 は、まだ完全に調査が完了しておらず、今後の早急な進捗が求められる。 また、今回の土石流調査では、無人ヘリコプターを用いた空撮調査を行った。住民は、 土砂災害の恐ろしさを分かってはいても、それがどのような場所で、どのように発生する かを知る機会はほとんどない。そのため、今回のように、土石流被災地、特に土石流が発 生する源頭部から土石流流下域までの被災地域を空撮し、その映像や写真を住民に見ても らうことで、土砂災害の恐ろしさ、特性をさらに知ってもらい、今後の地域防災や防災教 育に役立てることが重要になってくると考えている。災害に「想定外」は許されないよう

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に、普段からの災害に対する知識の共有、行政と住民との地域防災における関係構築など、 ソフト対策をさらに充実させることが肝要である。今回の広島での土砂災害を必ず教訓と して、地域防災、防災教育をより効果的に充実させていくことが、土砂災害による被害を 小さくすることの大きな一歩となると考えられる。 図3 安佐南区の降水量時系列図(国土交通省) 加筆・修正 表2 広島県の土砂災害警戒区域等の指定状況(2014 年 7 月現在, 国土交通省) 参考・引用文献 [1] 島根県ホームページ: http://www.pref.shimane.lg.jp/infra/river/sabo/saigai/jyokyo.html(2014 年 11 月アク セス) [2] 土砂災害ポータルひろしまホームページ: http://www.sabo.pref.hiroshima.lg.jp/portal/sonota/saigai/002dosya.htm(2014 年 12 月アクセス) [3] 消防庁災害対策本部:8月19日からの大雨等による広島県における被害状況及び消 防の活動等について(第40 報), 2014. [4] 広島地方気象台:平成 26 年 8 月 19 日から 20 日にかけての広島県の大雨について, 気象速報,2014. [5] 国土交通省:8 月 16 日から続く大雨等による被害状況について(第 34 報),2014. [6] 山口伊佐夫:現代林学講義 4 砂防工学,325p,1985. [7] 小橋澄治:現代の林学 8 山地保全学,280p,1993. 土石流 急傾斜地の崩壊 地すべり 計 土砂災 害警戒 区域 うち土砂 災害特 別警戒 区域 土砂災 害警戒 区域 うち土砂 災害特 別警戒 区域 土砂災 害警戒 区域 うち土砂 災害特 別警戒 区域 土砂災 害警戒 区域 うち土砂 災害特 別警戒 区域 広島県 4,555 3,825 7,277 7,002 2 0 11,834 10,827 全国平均 2,658 1,370 4,777 3,005 114 0 7,548 4,376

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The Future Task for Regional Disaster Prevention Learned from Debris Flow Disaster Occurred at Hiroshima City in 2014

Kensuke Goto*・Nozomi Iso** ***・Takahito Kuroki*** ****・Tatsuro Soh*****・ Keisuke Kruoda******・Keinosuke Gotoh*******

* National Mental Support Center for School Crisis ** SeinanGakuin University

*** National Mental Support Center for School Crisis, Collaborate Researcher **** Fukuoka University of Education

***** Shigakukan University

****** Part Time Lecture, Seinan Gakuin University ******* Professor Emeritus, Nagasaki University

The debris flow disaster occurred at Hiroshima city at August 20, 2014, where 74 lives were lost. Because Hiroshima city has lots of sediment disasters from before, their sense of impending crisis has been strong. Actually Japanese government has enacted “Sediment Disasters Prevention Act” learned from the past disaster at Hiroshima city. We have conducted some field surveys, and have grasped from various angles a character of the debris flow disaster occurred at Hiroshima city. To summarise, we have investigated about the future task for regional disaster prevention.

Key Words : Debris Flow Disaster, Regional Disaster Prevention, Disaster Prevention Education

表 1  広島県における過去の主な土砂災害一覧([2]から引用)  発生年月  要因  主な被災地  被害概要  大正 15 年 9 月  集中豪雨 広島市 山本川 (祇園町死者 24 名),温品川(温品町,死者 4 名), 畑賀川(瀬野川町,死者 69 名)他  昭和 20 年 9 月  枕崎台風 呉市,大野町 死者行方不明者 2,012 名  昭和 26 年 10 月  ルース台風 大竹市,佐伯郡 死者行方不明者 166 名  昭和 42 年 7 月  豪雨 呉市 死者行方不明者 159 名  昭和 4
図 1  土砂流出範囲(国土交通省)データの Google Earth プロット図  名の死者、重軽傷者 44 名、家屋被害として全壊 133 棟(広島市安佐南区 100 棟、広島市安 佐北区 32 棟、広島市西区 1 棟)、半壊 122 棟(広島市安佐南区 84 棟、広島市安佐北区 38 棟)、一部破損 175 棟、床上浸水 1,302 棟、床下浸水 2,829 棟を出すなど、甚大な被害とな った。   土砂災害警戒情報は広島市に対して 20 日 1 時 15 分に発表され、避難勧告は 20 日 4 時

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