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HP シンクライアント製品事例集

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Academic year: 2021

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(1)

HP

シンクライアント製品

(2)

2

金融

医療

地方公務

教育現場

(地方公務)

株式会社鹿児島銀行

株式会社西京銀行

株式会社北洋銀行

綾部市立病院

北海道厚岸町役場

宗像水光会総合病院

北海道森町役場

導入機種:デスクトップタイプ(HP t510 Thin Client) 仮想化プラットフォーム:Citrix XenApp

導入機種:オールインワンタイプ(HP t410 All-in-One Smart Zero Client) 仮想化プラットフォーム:Citrix XenApp

導入機種:デスクトップタイプ(HP t5740e Thin Client) 仮想化プラットフォーム:Citrix XenDesktop / XenApp

導入機種:デスクトップタイプ(HP t410 Smart Zero Client) 仮想化プラットフォーム:Citrix XenDesktop / XenApp

導入機種:デスクトップタイプ(HP t620 Thin Client) 仮想化プラットフォーム:DaaS

導入機種:オールインワンタイプ(HP t410 All-in-One Smart Zero Client) 仮想化プラットフォーム:Windows MultiPoint Server 2012

P4 P5 P6 P7 P11 P10

HP

シンクライアントはマルチプロトコル、マルチ

OS

対応。クライアント仮想化環境やクラウド環境など、

様々な環境でお使いいただけます。

セキュリティや運用管理工数削減はもちろん、多様なワークスタイルの実現に貢献します。

1

つの企業でも部門によって用途や目的が異なります。

HP

では、用途や目的に合わせて最適な端末をご採用いただくことを提案しています。

異なるハードウェアや

OS

を一元管理する無償ツール

HP Device Manager

によって管理者の負担を大きく削減するだけでなく、

将来的に用途が変わっても、その変化に対し柔軟に、迅速に、的確に対応することができます。

HP

シンクライアントは業種・業界を問わず、また規模の大小に関係なく、様々なお客様にご導入いただいています。

埼玉県川口市役所

北海道別海町役場

富士市教育委員会

シンクライアント導入事例

千葉大学医学部附属病院

導入機種:デスクトップタイプ(HP t610 Thin Client) P8

医療法人社団

おると会

浜脇整形外科病院

導入機種:デスクトップタイプ(HP t5570 Thin Client) ノートブックタイプ(HP 4320t Mobile Thin Client) 仮想化プラットフォーム:Citrix XenDesktop

(3)

情報・通信

情報・通信

陸運

卸売業

小売業

サービス業

不動産

教育

カフェ・カンパニー株式会社

ヤマトシステム開発株式会社

三井倉庫株式会社

株式会社読売新聞東京本社

東急コミュニティ

関東学院大学

公益社団法人ジュニア・アチーブメント日本

株式会社バイタルネット

株式会社近鉄百貨店

導入機種:デスクトップタイプ(HP t510 Thin Client(HP ThinPro)) 仮想化プラットフォーム:DaaS

導入機種:オールインワンタイプ(HP t410 All-in-One Smart Zero Client) 仮想化プラットフォーム:Microsoft Remote Desktop Services

導入機種:デスクトップタイプ(HP t5325 Thin Client、HP t5570 Thin Client) ノートブックタイプ(HP 4320t Mobile Thin Client)

仮想化プラットフォーム:クラウドサービス「BizXaaS® (ビズエクサース)Off ice」

導入機種:デスクトップタイプ(HP t310 Zero Client) 仮想化プラットフォーム:VMware Horizon View

導入機種:デスクトップタイプ(HP t510 Thin Client WiFiモデル、HP t5740e Thin Client) 仮想化プラットフォーム:Citrix XenDesktop

導入機種:デスクトップタイプ(HP t5325 Thin Client、HP t5570 Thin Client)

ノートブックタイプ(HP 4410t Mobile Thin Client、HP 6360t Mobile Thin Client、HP 4320t Mobile Thin Client) 仮想化プラットフォーム:ブレードPC P14 P17 P16 P12 P13

SBS

ホールディングス株式会社

株式会社

GABA

インテリジェントウェイブ

株式会社エヌ・ティ・ティ・データ

P15

(4)

4

株式会社鹿児島銀行

HP t510 Thin Client

シンクライアント管理ツール

HP Device Manager

を活用し、

南九州に広がる店舗の端末のリモート集中管理を実現。運用コストの大幅削減を図る

金融

「旧システムと

Citrix XenApp

を併用できるシンクライアン

ト専用端末は、

Windows Embedded Standard 7

搭載の

HP

シンクライアントしかなかったと言っても過言ではない」

(システム部システム開発グループ主任調査役吉永氏)。

ワークスタイル変革と端末の一元管理が大きなテーマ

1879

年創業、

130

年以上にわたり、鹿児島、宮崎を中心に南九州地域の発展に貢献してきた鹿児島銀行。同 行では、利便性とセキュリティ強化の両立を目的に、

2007

12

月からシンクライアントを導入している。しか し導入から

6

年が経過し、安全性を確保しつつ、ワークスタイル変革といった新たなニーズへの対応が求め られていた。また、運用面では端末の一元管理が課題となっていた。 「タブレット端末やスマートフォンなどマルチデバイスの活用、

BYOD

への対応など、ワークスタイル変革を実 現するうえで将来の選択肢を広げておきたい。将来を見据えて、これらを実現できる

Citrix XenApp

に変更 することにしました」と、鹿児島銀行システム部部長赤塚典久氏は話す。 既存のシンクライアント端末は、他社製の専用端末以外に、古いパソコンをシンクライアント化して利用。そ のため、現地に行って各店舗の端末

1

台ずつ、シンクライアントの設定変更をおこなう必要があった。 「当行の

161

店舗は南九州全域に点在しており、離島では飛行機や船を使うなど交通も不便。各店舗におけ る端末の保守・メンテナンスを現地でおこなうのは時間もコストもかかり、とても非効率です。シンクライア ント専用端末を採用する際、リモートからセンター側で端末を一元管理できることが必要条件でした」とシス テム部システム開発グループ主任調査役吉永聡氏は振り返る。

HP Device Manager

の標準サポート、実績を評価

HP

シンクライアントには、シンクライアント端末を一元管理できるリモート管理ツール

HP Device

Manager

が標準サポートされています。追加コストをかけることなく、懸案だった端末の一元管理を実現 できるという点は採用の大きなポイントとなりました。また

HP

さんは、当行の他のシステムで実績があり、 安定したサポートや、こちらの要望に対するきめ細かな対応など、安心感、信頼感も採用を後押ししました」 (吉永氏)。 遠く離れた拠点では、端末だけ先に入れ替えて、旧システムで業務を継続しながらタイミングを図ってセン ター側で

Citrix XenApp

に切り替えていくことも必要となる。「しかし、旧システムと

Citrix XenApp

を併用で きるシンクライアント専用端末は、

Windows Embedded Standard 7

搭載の

HP

シンクライアントしかな かったと言っても過言ではないでしょう」と語る吉永氏。

古い

PC

と比べて性能が大きく向上、しかし導入コストは

3

割削減

今回、「

HP t510 Thin Client

」の導入により、シンクライアント化した古い

PC

と比べて導入コストの

3

割削減 を実現。スペックも既存の他社製端末と比較し、大きく向上した。

2013

11

月には

HP Device Manager

を導入し、センター側で「

HP t510 Thin Client

」の一元管理を実現。 これから「

HP t510 Thin Client

」に入れ替える際、

Citrix XenApp

のクライアントソフトをインストールした端 末を先に配っておき、センター側のリモート操作で

Citrix XenApp

に切り替えることも可能になる。 「現地に行かなくてもリモートから運用管理や保守がおこなえるため、運用工数の軽減はもとより現地に行 く交通費、移動時間なども含めて保守コストの大幅な削減を実現できるという点にも大いに期待しています」 (吉永氏)。 今後の展望について吉永氏はこう話す。「タブレットを使った営業支援はもとよりお客様とのテレビ相談業務 など映像や音声を使った新しいサービスも十分考えられます」。 所在地 鹿児島県鹿児島市金生町

6

6

創業 明治

12

10

6

資本金

181

30

百万円 店舗数

161

か店(本支店・出張所・代理店)

344

か店(無人店舗(店舗外現金自動設備))

URL

URL http://www.kagin.co.jp/

記載事項は2014年1月現在のものです。 鹿児島銀行 システム部部長 赤塚典久氏 HP t510 Thin Client

(5)

株式会社西京銀行

HP t410 All-in-One Smart Zero Client

t410 AiO

ディスプレイ一体型ゼロクライアントで営業店のイメージを一新

ゼロクライアントをキーに情報活用を推進し地域貢献度を高める

金融

「営業店への導入のため、省スペースはもとより見た目の

印象も重要。求めたのはスッキリとした先進的なイメージ。

HP

のディスプレイ一体型ゼロクライアントを見た瞬間、

これだと思った」

(邑上氏)。

HP t410 All-in-One Smart Zero Client

所在地 山口県周南市平和通

1

丁目

10-2

創業 昭和

5

資本金

126

9

千万円 従業員数

742

店舗数

63

店舗(うち

8

出張所)

(平成

24

3

31

日現在)

URL

http://www.saikyobank.co.jp/

記載事項は2013年6月現在のものです。

他行に先駆けて導入したシンクライアントシステムを刷新

山口県を中心に金融事業をおこなっている西京銀行は、

1930

年創業、

80

年以上にわたり地元の発展に寄与 してきた。

2012

年春からスタートした新中期経営計画では、「お客様に“さすが西京”といわれる商品・サービ スの提供を目指します

!

」をスローガンに、お客様中心主義を徹底し、一歩踏み込んだ地域貢献への取り組み を進めている。 同行は地域金融機関としての存在感を確固たるものにするべく、預金量

1

兆円の実現を目指している。また、金 融事業を支える勘定系システムと情報系システムの大幅な更改も実施した。勘定系はホストコンピューターの 切り替え、情報系システムは

10

年以上利用してきたシンクライアントシステムの刷新がテーマとなった。 西京銀行がシンクライアントを導入した

2000

年代初頭は、金融機関はもとより一般企業でも導入実績が まだ少ない時期である。同行は、歴史ある銀行と、新しいことに挑戦していく攻める銀行の

2

つの顔も持つ。 「大手銀行に対抗するためにはチャレンジが大切になります。

ICT

も後追いではなく先駆的に活用し競争力 を高めていくというのが経営方針です」とシステム部部長杉村祥弌氏は話す。

スタイリッシュなディスプレイ一体型「

t410 AiO

」を採用

同行のシステム部は、設計、開発から運用管理までを担っており、業務の負荷は常に増大傾向にあった。

10

年前にシンクライアントを導入した理由もセキュリティ強化と運用管理の効率化が目的だった。

2003

年、個人情報保護法の成立などセキュリティ強化に対する社会の関心が高まっていく中、データが端 末に残らないシンクライアントの導入が同行にもたらした信頼感や安心感といった目に見えない効果は計り 知れない。そして

2012

年、既存シンクライアント端末を刷新。新たな端末に求めたポイントとして「省スペー スはもとより見た目の印象は重要です。求めたのはスッキリとした先進的なイメージでした」と語るシステム 部副代理邑上良己氏。さらに省電力、管理の省力化もポイントとして挙げる。こうして選ばれたのが、

HP

の ディスプレイ一体型ゼロクライアント「

HP t410 All-in-One Smart Zero Client

t410 AiO

)」だった。

空いている端末で自分のデスクトップ画面を利用

既存端末は本体とモニターの

2

本の電源コードを必要としたが、「

t410 AiO

」は電源コードが

1

本で済むた め、配線を気にすることなく見た目もシンプルだ。電源と

LAN

配線があれば容易に移動がおこなえるため、レ イアウト変更にも柔軟に対応できる。省電力効果としては既存端末の

1/5

に消費電力量を削減。新店舗の開 店や店舗改装の際も、端末の消費電力量を気にする必要はなくなったという。運用面での効果について「イ ンフラで本当に大変なのは運用です。それが、一回動かしてしまうと手間がほとんどかかりません。システム 部としては本来の業務である企画立案や開発に専念することができます」と邑上氏は笑顔になる。 今後の展望について杉村氏はこう話す。「本部の端末を

t410 AiO

にリプレースする予定です。また新システ ムのインフラを使ってタブレットやスマートフォンで社内システムにアクセスしメールなどの閲覧を可能にし たいと考えています。さらにゼロクライアントをキーにして、ワンストップで必要な情報を入手できる仕組み づくりもこれからの課題です。情報の有効活用を進めることで、お客様により付加価値の高いサービスの提 供を目指しています」。 株式会社西京銀行 システム部部長 杉村祥弌氏

(6)

6

株式会社北洋銀行

HP t5740e Thin Client

Windows Embedded Standard 7

搭載

HP

シンクライアント端末を全店に

3,500

台導入

お客様との接点の強化、セキュリティの向上、

IT

コスト構造改革の推進を実現

「変革の加速」を支える仮想デスクトップ導入プロジェクトが始動

1917

年設立、

1

世紀近くにわたり、北海道とともに歩み続ける北洋銀行。資金や預金量も道内最大規模を誇 る、名実ともに北海道のリーディングバンクだ。北洋銀行では新中期経営計画「変革の加速」(

2011

4

月か ら

2014

3

月まで)を策定。北海道経済のサポートと合わせて自らの改革を加速することで、お客様ととも に持続的な成長を目指す。経営目標として掲げたのは、お客様に選ばれる銀行、地域成長のバックアップ、収 益力の強化の

3

点だ。そして

2010

10

月、新中期経営計画「変革の加速」を実現する仮想デスクトップ導入 プロジェクトが始動した。

1

台の端末で、勘定系、情報系、

OA

系にシームレスにアクセス

従来、お客様との接点における課題として、窓口での応対中に、職員が別の端末で情報を見るために離席し てしまう点がある。預金などを管理する勘定系、顧客情報を管理する情報系、行内イントラネットの

OA

系と、

3

種類の端末を業務ごとに使い分けていたからだ。さらに、頭の痛い問題となったのが

Windows XP

パソコ ンの老朽化に伴うリプレース時期が迫っていたこと。

Windows 7

に移行するとブラウザ環境が変わるため、 業務システムの更改も必要になる。また、サブシステムにはクライアント・サーバー型のアプリケーションも 存在することから、専用クライアント端末も機能的に吸収する必要があった。 こうした端末側とサーバー側の両面の課題を解決するべく仮想デスクトップの導入が決断された。ポイント は、行内すべてのパソコンを対象としたことだ。今回のシステムの特長は、デスクトップにユーザー権限にあ わせたアプリケーションをトッピングするイメージで自分に合った仮想デスクトップ環境をつくっていく点。ま た、専用クライアント環境も

1

台のシンクライアント端末で利用する点にあるという。アイデアを考えたシス テム部システム企画課管理役佐々木勉氏は「

1

台の端末で勘定系、情報系、

OA

系にシームレスにアクセス できます。また

1

つの画面の中で、新旧のブラウザや

Off ice

が共存します。利便性を高めながら、仮想環境上 でリソース共有が図れ、移行も効率化できることから、コストの最適化も実現できます」と話す。

そして今回、

HP t5740e Thin Client

が選ばれた理由として、

HP

シンクライアントはグローバルスタンダー ド技術で構成されていることがある。さらに

20

万台を超える導入実績の中でウイルス感染が一度もない点 も評価された。

シンクライアント端末の導入により変動費化を実現

3,500

台のシンクライアント端末を、手作業で設定していては手間も時間もかかり過ぎる。そこで標準搭載 の

HP Device Manager

を活用。「シンクライアント端末のキッティング短縮により、

OS

設定後、

15

分くらいで 個別設定がおこなえます。現在、専任ではなく、業務の合間に作業をおこなっています。シンクライアントの 運用管理に時間をとられることなく、その分、別の業務に取り組めます」とシステム部システム企画課主任 調査役門脇秀樹氏は話す。さらに。システム部部長櫻井誠氏は「すべてサーバー側で一元管理するため、 ハードウェアの価格のみで安価に購入できます。従来、端末は固定資産扱いでしたが、経費とすることにより 変動費化できました」。 櫻井氏は今後の展望についてこう話す。「シンクライアントという基盤を活用し、地域密着型の銀行として、サテ ライトオフィス、お客様先など目的に合ったデバイスを選択し、お客様サービスの向上に一層努めていきます」。

15

分くらいでキッティングがおこなえ、

業務の合間に

30

から

40

台をセットアップできる。変更設定などもイメージで

一斉に展開できるため、

新しい端末の追加も容易。シンクラ

イアントの運用管理に時間をとられることなく、別の業務に

取り組める」

(門脇氏)

本店所在地 札幌市中央区大通西

3

丁目

7

番地 創立 大正

6

1917

)年

8

20

資本金

1,211

億円 従業員数

3,491

店舗・事業所数 道内

187

店舗(札幌市内

85

店舗)東京

1

店舗 振込・口座振替専用支店

1

店舗合計

189

店舗 海外駐在員事務所

2

ヵ所 (平成

24

3

31

日現在)

URL

http://www.hokuyobank.co.jp/

記載事項は2012年7月現在のものです。

HP t5740e Thin Client

株式会社北洋銀行 システム部部長 櫻井誠氏

(7)

宗像水光会総合病院

HP t410 Smart Zero Client

電子カルテ導入による業務効率向上と端末の管理工数削減を実現

HP

シンクライアントが効率化を促進し、少人数での運用管理を可能に

所在地 福岡県福津市日蒔野

5

丁目

7

番地の

1

開設 平成

2

10

1

日 (改称前の津留外科の開設は昭和

40

年) 診療科 外科、内科、形成外科、皮膚科、整形外科、小児科、 泌尿器科、脳神経外科、リハビリテーション科、耳 鼻咽喉科、心臓血管外科、循環器内科、眼科、放射 線科、産婦人科、麻酔科、透析センター 病床数

300

床(一般病棟

251

床、回復期リハビリテーション 病棟

49

床) 職員数

816

名(平成

25

6

1

日現在)

URL

http://www.suikokai.or.jp/

記載事項は2015年7月現在のものです。

クライアント仮想化導入で端末数を削減

宗像水光会総合病院には

2

つの大きな課題があった。カルテの電子化による業務効率向上と、増え続ける端 末の管理工数削減だ。こうした課題を解決するため、クライアント仮想化に注目。九州ですでにクライアント 仮想化を導入している病院へのインタビューを経て、本格的に導入検討を開始した。 宗像水光会総合病院はセキュリティを考慮し、外部のインターネット環境に接続しない基幹系ネットワークと 外部のインターネットに接続する情報系ネットワークを使い分けている。このため、それぞれのネットワーク に接続する端末を

2

台並べて使用していたという。当然、端末の台数は飛躍的に増え、管理が追いつかない 状態になっていた。 クライアント仮想化を導入すると、

1

台の端末から

2

つのネットワークにセキュアにアクセスすることができ る。これにより、端末数の削減および管理工数削減が実現可能となる。 複数の提案を受けた中で、

HP

のシンクライアントを使った株式会社ブレスの提案は

USB

やプリンターの制 御、サイジング等の技術的検討が優れていた上に、コスト的にも抑えられたものだった。少ない人数での管 理を想定していたため、

HP

独自

OS

である

HP Smart Zero

のシンプルで管理が簡単な点は大きなメリットで あった。

少ない人数での管理が可能に

クライアント仮想化環境へのアクセスは、通常の

PC

とシンクライアントを用途により使い分けている。診療 室では、ドクターは高精細度のディスプレイへの接続が必要なので通常の

PC

を利用、ドクターのシステム入 力の補助をおこなうメディカルアシスタントはシンクライアントを利用している。その他、放射線、検査、調剤 等の部門システムや、

8

つの病棟の看護師がシンクライアントを利用して電子カルテシステムにアクセスをし ているという。シンクライアントの数は

230

台にのぼる。 「これらシステムの運用保守は全て

3

名の情報システム課でおこなっています。仮想化により端末数を減ら し、管理工数を減らすことができたために少ない人数での運用が実現しました。シンクライアントは壊れた場 合に端末を取り換えるだけで復旧作業が完了し、修理やキッティング等の作業が不要であることも大きなメ リットです。また、日々の運用保守では無償で使用できる

HP Device Manager

を活用。少ない人数で効率的 に運用保守をおこなうことに非常に役立っています」と井上氏。

HP Device Manager

の活躍もあり、課題であった端末の管理工数削減に対し、確実に成果が現れているよ うだ。

いつでも、どこでも、だれにでも

今回の導入により、クライアント仮想化、シンクライアント化のメリットを実感し、今後は医療画像系端末のシ ンクライアント化にも取り組んでいくつもりだ。さらに宗像水光会総合病院の理念である「いつでも、どこで も、だれにでも」を実現するため、タブレットの活用も検討している。医療機関の間での診療情報の共通利用 を可能にすることは、医療を効率化し、その質的向上をもたらすものであり、単一施設に閉じた医療行為だ けではなく、地域全般での連携医療となる。 また国は、国全体として病床が過剰であるため、地方では過剰な病床を減らすという方針を出している。理 事長の津留先生は「これからは“通院、入院しなくても提供できる医療”というものが求められており、この実 現に

IT

が活用できるのではないかと期待しています」と語った。

「仮想化により端末数を減らし、管理工数を減らすことが

できたために少ない人数での運用が実現。無償で使用

できる

HP Device Manager

が効率的な運用保守に貢献」

(井上氏)。

HP t410 Smart Zero Client

宗像水光会総合病院 理事長

津留英智氏

(8)

8

千葉大学医学部附属病院

HP t610 Thin Client

診察の順番がわかる「案内表示システム」を新たに導入

番号が表示されるディスプレイの後ろで

HP

シンクライアントが稼働

「案内表示システム」の裏で稼働する

HP

シンクライアント

千葉大学医学部附属病院は千葉県医療の中核を担う大規模病院。

2014

7

月に新しい外来診療棟が竣工 され、待合スペースに新たに設置されたのが「案内表示システム」だ。各診察室の入り口や待合室などにディ スプレイが設置され、診察順が番号で表示される。表示を見れば自分の順番があとどのくらいなのかがわか るため、患者へ診察に対する心の準備や余裕をもたらす効果がある。また、以前は患者の名前を呼んでいた 診療科もあり、プライバシーの問題も懸念されていたが、番号であればこのような問題も生じない。患者の みならず、病院スタッフにとっても満足度は高いという。 一見、ただのディスプレイのみに見える「案内表示システム」。実は、病院内に置かれた

256

台のディスプレイ の裏にはすべて

HP

シンクライアントが設置されており、「案内表示システム」のディスプレイコントローラー として稼働している。 外観をすっきりと見せるため、患者には端末が見えないつくりになっている。壁に埋め込んである箇所もあ れば、ディスプレイのスタンドに格納している箇所もある。

HP

シンクライアントは排熱がほとんどなく、狭い空間での稼働でも過度な温度上昇の心配はない。ファンレ ス、ディスクレスのため稼働音も静かで、患者が気にする心配もない。また交換対応が難しい場所へ格納し ているため、故障率が低いことも重要だ。稼働部品が少ない

HP

シンクライアントは故障率も低く、このよう な環境下で利用する端末としては最適であった。

大画面表示においても十分なパフォーマンスを発揮

新しい外来診療棟ができる約

2

年前から検討していた「案内表示システム」。以前の外来診療棟において、新 しい外来診療棟で導入する環境とほぼ同様のテスト環境を準備し、念入りな検証・検討をおこなった。どのよ うに表示すれば効果的なのか、どこに何台くらい、どのような大きさのディスプレイを設置すればいいのか、 検討に検討を重ね、現在の満足度の高いシステムにつながった。 場所によって大きなディスプレイを設置する箇所もあったため、ディスプレイコントローラーには高パフォー マンスな端末が求められた。

HP

シンクライアントは検証時から大画面描画においても十分なパフォーマン スを発揮。問題なく運用できると判断した。

今後さらに活躍の場を広げるサイネージディスプレイ

現在、診療時間が終了したあとは広報の場として使用している。サイネージディスプレイはポスターより注 目度がある上、簡単にコンテンツを変えられ、効率的だ。一つのコンテンツを表示するのではなく、いくつか のコンテンツを順に表示するよう設定している。常に表示が変わる方がよく見てもらえるためだ。 さらに拡張の予定もある。現在稼働している「案内表示システム」が好評なので、まだ導入できていない診 療科への導入も検討中だ。その他の用途としては採血室、生理検査室、どの病棟にもある患者一覧表など、 活用できそうな場は非常に多い。 今後について高林先生は語る。「満足度も高く、導入は成功だった。今後もいろいろな用途で活用していき たい」。

「シンクライアントが稼働しているということは全く意

識していない。単なるディスプレイとして認識している」

(高林氏)。

HP t610 Thin Client 千葉大学医学部附属病院 副病院長企画情報部長 超高齢社会研究 センター長 教授 高林克日己氏

医療

所在地 千葉県千葉市中央区亥鼻

1-8-1

創設 明治

7

診療部門および診療科

30

部門 消化器内科、血液内科、腎臓内科、アレルギー・膠原病 内科、糖尿病・代謝・内分泌内科、循環器内科、呼吸器 内科、和漢診療科、心臓血管外科、食道・胃腸外科、 胆肝膵外科、乳腺・甲状腺外科、呼吸器外科、麻酔・疼 痛・緩和医療科、泌尿器科、救急科、整形外科、眼科、 皮膚科、耳鼻咽喉・頭頸部外科、歯科・顎・口腔外科、 形成・美容外科、精神神経科、脳神経外科、神経内科、 婦人科、周産期母性科、小児科、小児外科、放射線科 病床数

835

従業員数

2,426

名(平成

26

5

月現在)(医師

/

歯科医師

719

名、 看護師等

1,006

名、医療技術職員

287

名、その他 (教員、事務職員等)

414

名)

1

日平均外来患者数

2,027

名(平成

25

年度実績)

URL

http://www.ho.chiba-u.ac.jp/

記載事項は2015年3月現在のものです。

(9)

医療法人社団

おると会

浜脇整形外科病院

HP t5570 Thin Client

HP 4320t Mobile Thin Client

新病院への移転に伴い電子カルテ環境をシンクライアント化

2

カ月の短期間で構築し運用管理の効率化、業務継続性を向上

所在地 広島県広島市中区大手町

4

丁目

6-6

開業 昭和

53

年1月 浜脇整形外科病院開設 昭和

54

12

月医療法人社団おると会 浜脇整形外科病院開設 診療科目 整形外科

/

リハビリテーション科

/

リウマチ科

/

麻酔科 病棟数

4

病棟 病床数 一般病床

160

床 (急性期

84

床・亜急性期

36

床・回復期リハビリテー ション

40

床) 従業員数

290

名(平成

23

10

月現在)

URL

(携帯サイト)

http://www.hamawaki.or.jp/mobile

記載事項は2012年3月現在のものです。

整形外科の総合病院を目指して

35

広島市の中心部にある整形外科の専門病院、浜脇整形外科病院。同院の理念「和をもって地域医療に従事 します。忠恕(ちゅうじょ)の心(真心と思いやり)をもって患者さんに接し信頼される質の高い医療を目指し ます。職員は職場に夢と誇りをもちます」は、

1978

年の開業から、いまも変わることはない。 理念を大切にしながら、患者のためになることであれば積極的に取り組む姿勢は

ICT

の活用でも顕著だ。

2003

年、電子カルテシステムを市内の病院としていち早く導入した。「当初はとまどいましたが、一度慣れた らこれほど便利なものはありません。手術室で、あのレントゲンが必要だというときもすぐに見ることができ ます」と話す濵脇氏。

新病院への移転をきっかけにシンクライアントシステムを導入

アプリケーションの更新作業や故障時の入れ替え作業の効率化。また、セキュリティ向上への期待から、同院 ではシンクライアントに注目。「パソコン端末は鍵のかかる部屋に置いていましたが、施錠が徹底できない場 合も多々あります。シンクライアント端末であれば、万一持ち出されたとしても個人情報漏えいの心配はあ りません」と経営企画課副主任吉田修氏は語る。 そして

2011

4

月、シンクライアント導入のプロジェクトはスタートする。同院では

2011

8

月に、入院・救 急医療をおこなう浜脇整形外科病院を新築。新病院への移転日までに移行をおこなわないといけない。移 行を確実におこなうためにも、動作検証はしっかり実施する必要があった。そして構築、現地作業を無事終 え、シンクライアントシステムは開業日に本稼働した。 管理サーバーとなる

HP ProLiant DL360 G7

の上に、仮想ソフトウェア

Hyper-V

を活用してシンクライアン ト関連の仮想サーバーを集約。また、デスクトップ仮想化ソリューションに

Citrix XenDesktop™

を採用し、 仮想デスクトップの

OS

イメージを集中管理する

Provisioning Service

を導入することにより、すべての仮想 デスクトップをひとつの

OS

イメージで運用可能とした。

VDI

Virtual Desktop Infrastructure

)サーバーに は

HP ProLiant DL360 G7

6

台使い、

1

台に仮想デスクトップ

40

台を搭載し、最大

240

台まで拡張可能に。 またシンクライアント端末には、デスクトップタイプの

HP t5570 Thin Client

、モバイルタイプの

HP 4320t

Mobile Thin Client

を採用した。

HP

製品を選んだポイントは、シンクライアント端末からサーバーまで幅広いラインアップの中から最適な 組み合わせを選択できることや、リモートから

HP

シンクライアントを一元管理する無償ツール

HP Device

Manager

の利便性を高く評価していたからだという。

業務継続性の大幅な向上。他の施設への展開も検討中

今回のシンクライアントシステムの導入により業務継続性が大きく向上した。

VDI

サーバー

1

台に障害が起き ても

200

台が同時利用できる冗長性を実現。ある仮想デスクトップで障害が発生した場合も再接続さえおこ なえば、別の正常な仮想デスクトップで業務継続が可能だ。 今後は、浜脇整形外科リハビリセンターへの展開を検討しているという。また

iPad

やスレート

PC

の稼働テス トもおこなう予定だ。 「高齢化社会を迎え、地域の病院間での連携の必要性が高まる中、当院が重要な役割を果たすためには、夢 と誇りがもてる病院であり続けなければなりません。それは、患者さんのために力を尽くすことに他なりま せん」と濵脇氏は熱い思いを語った。

「パソコン端末は鍵がかかる部屋に置いていたが、日々の

業務の中で施錠が徹底できない場合がある。データが残

らないシンクライアント端末であれば、万一持ち出された

ときも個人情報漏えいの心配がない」

(吉田氏)。

HP 4320t Mobile Thin

Client HP t5570 Thin Client 医療法人社団 おると会理事長 浜脇整形外科病院 院長 濵脇純一氏

医療

(10)

10

北海道厚岸町役場

HP t620 Thin Client

2011

3

月の東日本大震災で津波が押し寄せ、庁舎が水で囲まれた経験を持つ厚岸町

住民情報をいかに守るかを最優先に考え、先進的な災害対策を推進している

厚岸町役場所在地 北海道厚岸郡厚岸町真栄

3

丁目

1

番地 総人口

10,212

人(平成

26

5

31

日現在) 世帯数

4,481

世帯(平成

26

5

31

日現在) 概要 北海道の南東部に位置し、東は浜中町、北は標茶 町、西は釧路町と接する。南には厚岸湾が深く入り 込み厚岸湖に通じており、漁業と酪農が中心の町 特産品 牡蠣、アサリ、サンマ、サケ・マス、昆布、ツブ、ウニ、 イカなどの海の幸

URL

http://www.akkeshi-town.jp/

記載事項は2014年8月現在のものです。

東日本大震災での津波経験を経て災害対策を推進

厚岸町は北海道の南東部に位置する漁業・農業が中心の町。約

1

万人の住民は自然環境を保全しながら一 次産業に結びつけ、自然とともに生活をしている。 町内全域に光ファイバを張り巡らせ、全世帯にテレビ電話を無償提供。町民同士は無償でテレビ電話がで き、ほぼ毎日テレビ電話で行政情報を流すなど、先進的な住民サービスを提供している。

2011

3

月の東日本大震災の際、厚岸町庁舎は津波で囲まれた。太平洋沿岸東部に大津波警報が発令さ れ、海から

100

m、海抜

1

mの庁舎では、通常業務がままならない状態に陥った。この経験から、住民のデータ や行政情報を何としても守り、災害時でも通常業務や住民へ情報配信を継続させる仕組みとして、北海道の システムインテグレータである株式会社エイチ・アイ・ディのデータセンターへのデータ移行と、端末のシン クライアント化という結論に行き着いた。

DaaS

を採用。専門知識が必要な管理は専門業者に任せ、効率化を図る

「はじめからシンクライアントに決めていました」と田崎氏。近隣自治体でのシンクライアント導入事例を見 学し、シンクライアントの実力を実感していた。将来的にはシンクライアントを導入したい、と以前から考えて いたそうだ。 シンクライアント化で期待する効果はパンデミック対策のみではない。日頃の

PC

の管理業務の負荷が非常 に大きいため、なるべく業務を簡素化する必要性があった。

DaaS

を採用することで、情報システム部門での管理対象はシンクライアント端末のみとなった。シンクライ アント端末の管理は専門知識を必要とせず、障害時も交換対応のみというシンプルな運用が可能だ。専門 知識を必要とするサーバー運用はすべて専門業者に委託し、デスクトップ環境を必要な分だけサービスとし て利用している。またセキュリティ対策もシンクライアント化を決めた理由の一つに挙げられる。情報漏えい 対策はモラルの問題も大きいが、ハードウェアで防止できる部分も多く、シンクライアント化は大きな効果を もたらすと考えた。 シンクライアント環境が稼働開始したのは

2014

年春。以前から職員の

PC

のローカルディスクにデータを保 存しない運用をしていたため、データ移行は約

2

週間でスムースに完了したという。なぜシンクライアントを 導入するのか、丁寧に職員に説明したことで、インパクトを最小限に抑えることが可能となった。

稼働開始で実感した“見える効果”と“見えない効果”

稼働開始から約

4

か月。有事の際、住民のデータを守ることができる安心感を得ることができている。 端末のトラブルは激減し、「端末に関する不具合で情報システム部門の職員が対応することはほぼなくなっ た」と田崎氏。不具合時も交換対応のみというシンプルな運用となり、対応に要する時間も大幅に短くなっ た。まだ明確にコストとしては表れていないが、情報システム部門職員各々のタスクが軽減されたというこ とは確実にコスト削減につながっていると考えている。 また、電気代についてはすでに効果が表れている。シンクライアントは機器そのものの消費電力が非常に 少ないため、職員の節電意識の有無に依存することなく、大きな効果を発揮している。この点は大きなメ リットだ。 厚岸町は今後も先進的な取り組みを推進し、さらなる進化を目指している。

「部署異動が多く、

専門知識を必要とする運用管理業務を続

けるのは難しい。専門知識が必要な管理は専門家に任せ、

要な分を

DaaS

として利用。現在の管理対象はシンクライアン

トのみで、

非常にシンプルな運用が実現しました」

(田崎氏)

HP t620 Thin Client 厚岸町役場 総務課兼広報情報係 課長補佐 田崎清克氏

地方公務

(11)

北海道森町役場

HP t410 All-in-One Smart Zero Client

t410 AiO

北海道森町の全小中学校で、省電力に優れた

HP

ゼロクライアントと

日本初

Windows MultiPoint Server 2012

導入により先進の

ICT

教育環境を実現

森町役場所在地 北海道茅部郡森町字御幸町 総人口

17,623

人(

2013

1

月末現在) 世帯数

7,942

世帯 概要 北海道渡島半島東部に位置。内浦湾と駒ケ岳の 周囲に広がる森町と砂原町の

2

町が、両町の一体 的なまちづくりと将来の発展のため、平成

17

4

1

日に合併し新しい町として森町が誕生 特産品 いかめし、帆立貝、鮭、毛ガニ、ボタンエビなど海の幸。 カボチャ、トマト、キュウリ、アンデスメロン、プルーン、 ブルーベリー、乳製品など山の幸

URL

http://www.iwi.co.jp/

記載事項は2012年5月現在のものです。

先進の

ICT

を使った授業で子供たちに大きな夢を持ってほしい

2011

年、森町のある学校で

PC

教室の端末がリプレースの時期を迎え、教育委員会から森町役場に予算が 提示された。総務課が予算の適切性を検討することになり、同課の情報管理係主任山形巧哉氏が担当し た。教育委員会の担当者と話をしていくうちに山形氏は「小さな町でも先進の

ICT

を使った授業で、子供たち には大きな夢を持ってほしい」という思いが込み上げてきた。その思いはやがて同役場全体へ、教育委員会 へ、地元の大学へ、地域全体に広がっていく。 予算は限られているので、すべての学校で端末のリプレース時期が重なる

2

年後に、一斉に更改をおこない、 ボリュームメリットを出すことになった。そのための方法を試行錯誤した結果、たどりついたのがデスクトップ 仮想化だった。「デスクトップ仮想化を活用し標準化を図ることでトータルコストが削減できます。また通常 の

PC

に比べて端末の安さ、低消費電力も魅力でした」と山形氏は振り返る。

2012

年、総務課は製品選定を開始。同課が着目したのは

Windows

環境をマルチユーザーで利用可能にす る

Windows MultiPoint Server

だ。森町役場は

Windows MultiPoint Server

に豊富な実績を持つ

HP

と連 絡をとった。

省電力にこだわりゼロクライアントに「

t410 AiO

」を採用

森町役場のニーズに対して

HP

からの提案は「

HP ProLiant

サーバー

Generation 8

1

台に、

Windows

Server 2012

Hyper-V

機能を使って

3

つの

Windows MultiPoint Server 2012

を仮想化して集約し、端 末にはディスプレイ一体型ゼロクライアント「

HP t410 All-in-One Smart Zero Client

t410 AiO

)」を採用 するという構成だった。 実は

HP

が提案する以前から山形氏は「

t410 AiO

」に注目していた。「端末に関してもいろいろと調べました が、特にこだわったポイントが省電力です。一方で、

Microsoft RemoteFX

のメリットを活かすために動画を 再生できるパフォーマンスも求められました。省電力とパフォーマンスという相反するニーズに応えることが できたのが

t410 AiO

でした。ホームページで

t410 AiO

の情報を知ったとき、私たちのために発売されたと 思ったほどです」と山形氏は笑顔で話す。

導入コストを

1/2

に、電力消費量を

1/6

に削減

新しい

PC

教室がスタートするタイミングで既存の授業支援ソフトウェアから

Windows MultiPoint Server

に対応した「

HP Classroom Manager

」に切り替えた。教材の配布や回収、キーボードロックなどの機能によ り授業の効率化を実現。また既存ソフトウェアに比べ

1/6

にコストを削減できた。さらに導入コストは従来の

1/2

に削減。

Windows MultiPoint Server

を仮想集約したことにより通常のデスクトップ仮想化と比べても 導入コストの抑制が図れた。また端末の消費電力量も従来の

1/6

の削減が見込まれている。 今後について「学校内

LAN

を整備し、

PC

教室以外の教室でも先進の

ICT

教育環境が使えるように拡張してい きたいと考えています。生徒が最新の環境にふれることで

ICT

に少しでも興味を持ってもらえれば。人口

2

万 人以下の森町と同じくらいの町ではゼロクライアントの導入は敷居が高いと思うかもしれませんが、小さな 町だからこそ、みんなの思いを

1

つにすれば実現できるということも実感しました」と山形氏は話す。

「省電力とパフォーマンスという相反するニーズに応える

ことができたのが

HP t410 All-in-One Smart Zero Client

だった。本製品の情報を知ったとき、私たちのための製品

だと思った」

(山形氏)

HP t410 All-in-One Smart Zero Client 森町役場

総務課情報管理係主任 山形巧哉氏

教育現場

(12)

12

関東学院大学

HP t510 Thin Client

HP ThinPro

業務継続性やデータ保護、生産性向上のため、シンクライアント化を決断

データセンターハウジング・専用線・仮想デスクトップ環境で課題を解決

教育

「サービス提供で必要な分だけ利用できるのはコスト面

でも効率的。また運用も任せられるので管理するのはシ

ンクライアント端末だけ。本当に楽になった」

(荒井氏)。

必要な環境を必要なだけ利用できるサービスを選択

多くの学生が学ぶ関東学院大学を支える事務職員の端末は、通常の

PC

を使用していたが、管理負荷は非常 に大きかった。データ保全、業務継続性、生産性向上、セキュリティなど、事務職員用端末は多くの課題を抱 えていた。この事務職員用端末の刷新を進める大きなきっかけになったのは東日本大震災だった。実際の被 害はなかったものの、“データが守れる環境が整っていない”“学生の安否確認ができるシステムの信頼度、 が低い”“事務職員が最低限の業務継続をおこなえる環境が整っていない”、 など、課題が浮き彫りになった。 「実はシンクライアント化は以前から検討していました」と小糸氏。以前は時期尚早と見送ったが、今回はシ ンクライアントの実績も増えてきたことから、導入に踏み切ったという。 課題であるデータ保全、業務継続を実現するためには、

500

台以上のクライアント仮想化環境と一部の重 要なシステムをデータセンターへ移行する必要がある。採用したのはデータセンターへのハウジング、専用 線、仮想デスクトップ環境をすべてまとめてサービスとして提供してもらうという画期的な提案だった。 「サービス提供で必要な分だけ利用できるのはコスト面でも効率的。また運用も任せられるので管理するの はシンクライアント端末だけ。本当に楽になりました」と荒井氏。

シンクライアントのセットアップに「

HP Device Manager

」が大活躍

選定時は複数機種を用意し、負荷をかけながら検証した。パフォーマンスと同時に、管理面も検討。十分な パフォーマンスと、シンプルな管理を実現する

HP t510 Thin Client ThinPro

モデルを選択した。

HP

を選択した理由はそれだけではない。無償で使用できる「

HP Device Manager

」が魅力的だったからだ。 「無償でここまでの機能があれば十分。実際に使ってみたいと思った」と中島氏。期待通り、シンクライアント のセットアップ時に

HP Device Manager

が大活躍、セットアップ時間を大幅に短縮し、負荷を軽減した。

シンクライアントがもたらした多くの導入効果

HP Device Manager

」は運用開始後の設定変更でも活用。作業時間だけでなく、作業日程の調整や進捗 管理にかかる時間・労力も省くことができ、特に業務に支障を与えず変更を適用できるメリットが大きいと考 えている。 まだほとんどシンクライアント端末の故障は見られないが、故障した場合もデータバックアップ、リストア作 業は不要。

HP Device Manager

を活用してセットアップした端末と故障した端末を交換するだけで作業が終 了するため、ほとんど工数がかからない。以前と比べて、かなりの時間と手間の軽減が期待できる。 また、生産性向上にも効果が出始めている。以前は自分の

PC

の場所でしか仕事ができなかったが、他の人の 席や、他の建屋、他のキャンパスでもログインすれば自分の環境が使用できる。キャンパス間を移動すること も多いため、職員の業務効率は非常によくなった。 将来的には自宅や外出先でも自分の環境にアクセスして使用できるようにしたい。さらに学生向けサービス の展開も検討。校内でしか使用できない特殊なアプリケーションなどを自宅からでもリモートで使えるよう にしたいと考えている。未来を担う学生が生き生きと学ぶ教育の場を、これからも

HP

シンクライアントが支 えていく。 関東学院大学 情報科学センター運用課 課長 小糸達夫氏 所在地 本部:横浜・金沢八景キャンパス 神奈川県横浜市金沢区六浦東

1

50

1

創立

1884

年(明治

17

年) 代表者 学長 規矩大義(きく・ひろよし)

URL

http

//univ.kanto-gakuin.ac.jp/

記載事項は2015年3月現在のものです。

(13)

HP t410 All-in-One Smart Zero Client

公益社団法人ジュニア・アチーブメント日本

HP t410 All-in-One Smart Zero Client

教育プログラムの施設内で

HP

シンクライアントが稼働

子どもたちの未来の可能性を拓く活動を日々支えている

教育

“シンクライアント”

と言うと難しそうだが、日々の運用で

意識することはなく、

メリットが多いと実感。次回もさらに

パワーアップした提案を期待している」

(高木氏)。

所在地 日本本部:東京都品川区北品川

3-9-30

開設

1995

9

代表者 代表理事 小島順彦(三菱商事株式会社会長) 主な海外拠点 本部:米国(世界

123

か国、全米

129

都市)

URL

http://www.ja-japan.org/

記載事項は2015年3月現在のものです。

今注目を浴びている個性的な体験型実技演習プログラム

ジュニア・アチーブメントは現在、世界

123

カ国へ広がりを見せている世界最大の経済教育団体だ。その日 本支部である公益社団法人ジュニア・アチーブメント日本は

1995

年に開設。学校で経済教育をおこなうた めの、様々なプログラムを提供している。「スチューデント・シティ」は小学校高学年が対象。学校の中に「街」 を再現、小学生は住民となり、社会と自分との関わり、経済の仕組み、お金とは何か、仕事とは何かなどの社 会的自立力を体験しながら学ぶプログラムだ。「ファイナンス・パーク」は中学・高校生が対象。個人の家計の やりくりを通じて意思決定について学び、お金と自分に関わる様々な選択をおこなうプログラムだ。

2014

5

月いわき市にて、

2014

8

月仙台市にて「スチューデント・シティ」「ファイナンス・パーク」が開設し た。子どもたちがプログラム内でデータ入力や結果の参照などをおこなう端末には

HP

のシンクライアント が採用された。今回の導入においてはカタールフレンド基金からの支援を受けることができた。同基金は東 日本大震災で被災した福島県、宮城県、岩手県の「子どもたちの教育」「健康」「水産業」の領域において、活 動資金を提供している。 カタールフレンド基金は被災地の子どもたち、そして子どもたちへ希望を託す人々の大きな力となり、その 子どもたちの未来の可能性を拓く教育プログラムを、

HP

シンクライアントが日々支えている。

HP

製品選択を後押しした信頼関係

製品選定時には複数社からの提案を受けた。それらの製品を比較検討した結果、

HP

シンクライアントが最 もコストパフォーマンスが優れており、日々の運用管理においても最適な端末だと判断した。また、

2011

年 に品川に同施設を開設した際にも、

IT

基盤として

HP

の機器を導入した実績があり、それ以来、定期的に情報 交換を重ねてきた信頼関係も選定を後押しする形となった。

シンクライアントを選択した理由とメリット

「スチューデント・シティ」「ファイナンス・パーク」の

IT

基盤は、他の拠点では通常の

PC

を使っている。

PC

だと 数十台ある

PC

の電源を

1

1

台入れて回る必要があり、設定変更が生じた場合も

1

台ずつ実施しなければな らない。各拠点には特定の担当者がおらず、日々の通常業務に加え、

PC

の準備やメンテナンスをおこなう負 荷は大きかった。 これらの課題を解決するべく、いわき市、仙台市の

IT

基盤には

Windows Server

とシンクライアントを選択。 日々の準備は

Server

の電源を入れるだけで数十台ある端末の電源を入れて回る必要はない。設定変更が 生じた場合も

Server

の作業のみで済む。稼働開始以降、特に問題なく運用できており、負荷が減ったと実感 している。 シンクライアントから出る配線は

LAN

ケーブルの

1

本のみ。配線がすっきりし、スペースが広く使えるように なった。

PC

の場合は排熱の心配もあったが、シンクライアントではその心配は無用。見た目も使い勝手も すっきり、収納面でもメリットがあると好評だ。 「“シンクライアント”と言われると難しそうだが、日々の運用で意識することはなく、メリットが多いと実感し ています」と高木氏は締めくくった。 公益社団法人 ジュニア・アチーブメント日本 理事・渉外担当 高木正明氏

(14)

14

ヤマトシステム開発株式会社

HP

デスクトップシンクライアント、

HP

モバイルシンクライアント、

HP Device Manager

シンクライアント導入で情報漏えい対策の強化、ワークスタイルの変革を推進

HP Device Manager

により全国

40

拠点、

1,200

台の端末の運用管理も容易に

HPデスクトップシンクライアント(HP t5325 Thin Client、HP t5570 Thin Client)、HPモバイルシンクラ イアント(HP 4320t Mobile Thin Client、HP 4410t Mobile Thin Client、HP 6360t Mobile Thin Client)

設立

1973

1

20

資本金

18

億円 従業員数

3,377

人(

2011

3

月末現在) 事業所 本社

/

東京、事業所

/

札幌、仙台、大宮、東京、横浜、 新潟、長野、名古屋、京都、大阪、岡山、広島、高松、 福岡等 事業内容 システム開発、システムインテグレーションサー ビス、ネットワークコンピューティングサービス、 物流情報サービス、情報処理サービス、機器販売、

ISP

ASP

事業等

URL

http://www.nekonet.co.jp/

記載事項は2012年2月現在のものです。

究極の情報漏えい対策としてシンクライアントを導入

伝票発行システムや荷物追跡システムなど宅急便システムを設計、開発し、

30

年以上にわたって安定運用、 維持管理をおこなっているのがヤマトシステム開発だ。同社は、宅急便が産声をあげる

3

年前、

1973

年に大 和運輸のコンピュータ部門が分社化して誕生した。 同社のシステム本部は、社内はもとよりグループ内外に

ICT

インフラを提供している。その中で、社内のクライ アント端末のセキュリティやセキュリティポリシーを担当しているのが情報セキュリティ対策グループである。 同社では、これまでも必要に応じて情報漏えい対策を講じてきた。しかし、物理的に何も情報を持ち出せな い環境を実現すれば、「情報漏えい対策としては究極」(廣田憲彦氏)となる。シンクライアント構想は

7

年程 前からあったが、仮想化技術の進展、コストや導入実績も含めて環境が整ってきたことを受け、

2009

4

月 頃からシンクライアントの導入検討がスタートした。 シンクライアントの導入では、同社において在宅勤務制度の開始も追い風となった。「ワークライフバランス の推進やパンデミック対策、災害時の業務継続性に加え、

24

時間

365

日、運用をおこなっているため、緊急 時に自宅で対応する社員も多く、会社で使っているパソコンと同じ環境を自宅で利用できるメリットはとても 大きい。なおかつ、自宅のパソコンにデータが残ってしまうというリスクも解消できます」と廣田氏は話す。

コスト、省スペースなどから

HP

シンクライアント端末を採用

今回、シンクライアント方式やサーバーなどの基盤部分の検討と、シンクライアント端末の選定は分けてお こなわれた。シンクライアント方式は、利用部門が開発、運用、営業と多岐にわたっているため、既存のアプリ ケーションをそのまま継承できるブレード

PC

方式を採用。一方、シンクライアント端末はコストパフォーマン スに加え、省スペースなどもポイントとなり、

HP

製品が採用された。「デスクトップシンクライアントでは、モ ニター一体型で省スペースを実現できる点を評価しました。またモバイルシンクライアントでは、いちいち コントロールパネルを開かなくても本体のスイッチで無線

LAN

のオンオフができる操作性や、

VPN

のクライ アント、十分なフラッシュメモリ容量を保持していることもポイントになりました」とシステム本部情報セキュ リティ対策グループチーフ千田義和氏は語る。

2010

1

月に稼働を開始し、現在、シンクライアント端末は全国

40

拠点に

1,200

台。今後も拡張していく予 定だ。

社内での実績をもとにヤマトグループへの展開も検討

シンクライアントの導入効果について千田氏はこう語る。「

Active Directory

の認証だけで社内にいるのと同 じ端末環境で仕事を続けることができるのは大きなメリットです。場所を問わないワークスタイルが可能と なりました」。 地方の営業所ではネットワーク負荷の低減によりレスポンスも向上。またセキュリティパッチをユーザーがあ てる必要もなくなり、ユーザーの負担も軽減され、セキュリティ対策の確実性を高めることができた。 今後、社内での実績をもとにヤマトグループへの展開も検討されている。グループへの展開では

HP

Device Manager

を活用した経験も活かされている。「サーバー上での管理者のメンテナンスのしやすさと 同時に、導入したあとのシンクライアント端末の管理も必須の要件として提案に盛り込むようにしています」 (廣田氏)。

「物理的に何も情報を持ち出せない環境は、究極の情報

漏えい対策。

24

時間

365

日運用しているため、緊急時に

自宅で対応する社員も多く、会社と同じ環境を自宅で利用

できるメリットはとても大きい」

(廣田氏)。

システム本部 情報セキュリティ対策 グループ リーダー 廣田憲彦氏

情報・通信

(15)

株式会社エヌ・ティ・ティ・データ

HP t5325 Thin Client

HP t5570 Thin Client

HP 4320t Mobile Thin Client

オフィスクラウド「

BizXaaS® Off ice

」のデスクトップサービスと

HP

のシンクライアント端末を導入し、移転コスト削減とワークスタイル変革を果たした

本社所在地 東京都江東区豊洲

3-3-3

豊洲センタービル 設立

1988

5

23

代表取締役社長 岩本敏男 資本金

1,425

2

千万円 従業員数(単独)

10,804

名(

2013

3

31

日現在)

URL

http://www.nttdata.com/jp/ja/

記載事項は2011年9月、会社概要は2013年3月現在のものです。

移転に際して、デスクトップ環境のクラウドサービスを採用

世界でも屈指のスケールを誇る

SIer

である

NTT

データ。その中で、流通・サービス業向けビジネスをおこ なっているのが流通・サービス事業本部メディア・エンターテインメントビジネスユニット

e

ライフ統括部(以 下、

e

ライフ統括部)だ。

2011

5

月、この

e

ライフ統括部のオフィス移転が決定。今回オフィス移転に伴うク ライアント環境刷新に、同社が提供するクラウドサービス「

BizXaaS®

(ビズエクサース)

Off ice

」を採用する こととなった。

BizXaaS® Office

はデスクトップ仮想化サービス(

DaaS

)領域をカバーし、サーバー運用から端末提供を含 めたシンクライアントシステム、および、メールやファイルサーバー等のユーザーが日常的に利用する

OA

環 境をトータルでクラウド提供する。

e

ライフ統括部が「

BizXaaS® Off ice

」を導入した狙いについて、

e

ライフ統括部

e

ライフ営業担当主任の柾 屋浩明氏は語る。「ワークスタイルの変革は、全社方針となっています。オフィスはもちろん、外出先や自宅 でのテレワークにも柔軟に対応できる

OA

環境の整備を進めていこうということで、

BizXaaS® Off ice

ならこ の要求もクリアできるという期待がありました」。

製品のデリバリー能力、無償管理ツールの機能を高評価

BizXaaS® Off ice

では、標準端末の選定に際して、

4

社から

4

5

機種ずつを選び、検証を重ねたという。その 結果、選ばれたのが

HP

3

機種のシンクライアント端末だった。 木幡康弘氏は「評価のポイントになったのは性能と価格、そして製品デリバリー能力です。端末自体の性能 はもとより、日本

HP

社はその点でも、ビジネスパートナーとして一緒にやっていくという姿勢を見せていた だけたことも大きかったですね」と語る。また「管理ツールが充実しているということもポイントでした。端末 を配備した後は管理サーバーから我々が管理することになりますから、その部分の動作確認もきっちりさせ ていただきました。商用サービスで使えるレベルのサポートを提供しているのは

HP

だけでした」と、基盤シ ステム事業本部システム基盤サービスビジネスユニット第一基盤サービス統括部第一基盤担当課長代理 甲斐友哲氏。

普通の

PC

と変わらない使用感、大きく変わったワークスタイル

e

ライフ統括部に導入されたのは

HP t5570 Thin Client

。モニター裏に端末本体を取付けられる

HP

フラッ トパネル

Quick Release

も合わせて採用されている。柾屋氏いわく「使用感はこれまでのクライアント

PC

と変わりない」ということだが、ではワークスタイルはどのように変わったのだろうか。「オフィス内の各コー ナーに共用マシンとして大きめのディスプレイとともに端末を置いているのですが、そこがちょっとした打ち 合せやレビューの場として活用されています。社員が自主的にはじめたもので、働き方を選ばないという意 味では大きく環境が変わったと思います」。

e

ライフ統括部の導入をモデルに、

NTT

データ内の他部署でも着々と導入が進んでいるという。また、海外 へのサービス展開も視野に入っているという。木幡氏は「海外でも

BizXaaS®

ブランドのサービスを使いた いというリクエストが出始めており、海外展開の準備を進めている状況です。ワールドワイドでビジネスを展 開されている

HP

社との協業の可能性もより広がっていくものと期待しています」と展望を語った。

「シンクライアント導入後の管理ツールが充実している点も

選定のポイント。商用サービスで使えるレベルのサポートを

提供しているのは、

HP

だけだった」

(甲斐氏)

HPデスクトップシンクライアント

(HP t5325 Thin Client 、HP t5570 Thin Client) HPモバイルシンクライアント

(HP 4320t Mobile Thin Client)

株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 基盤システム事業本部 システム基盤サービス ビジネスユニット 第一基盤サービス統括部 第一基盤担当 部長 木幡康弘氏

情報・通信

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