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各務原市人口ビジョン 平成 27 年 6 月 各務原市

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各務原市人口ビジョン

平成

27 年 6 月

(2)

目次

各務原市人口ビジョンの全体構成.

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1.各務原市の人口の現状.

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ア.人口動向分析.

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イ.将来人口推計と分析..

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ウ.人口の変化が地域の将来に与える影響の分析・考察.

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2.人口の将来展望.

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ア.将来展望に必要な調査・分析..

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24

イ.目指すべき将来の方向性.

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ウ.人口の将来展望.

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- 1 -

◇各務原市人口ビジョンの全体構成

Ⅰ.各務原市人口ビジョンの位置づけ 各務原市人口ビジョンは、各務原市総合戦略において、まち・ひと・しごと創生の実現 に向けて効果的な施策を企画立案する上での重要な基礎として位置づける。 国の長期ビジョンでは、人口の現状分析と見通しの策定に際し、人口減少が社会経済に 与える影響を分析することや、人口減少に歯止めをかける「積極戦略」と人口減少に対応 するための「調整戦略」を同時に推進すること、移住や若い世代の就労・結婚・子育てな ど国民の希望の実現に全力を注ぐこと等の基本的視点が提示されている。 各務原市人口ビジョンにおいても、本市の人口の現状分析を行うとともに、人口の変化 が将来に与える影響を分析・考察し、目指すべき将来の方向性と人口の将来展望を提示す る。 Ⅱ.各務原市人口ビジョンの対象期間 各務原市人口ビジョンの対象期間は、平成72(2060)年とする。

(4)

- 2 - 1.各務原市の人口の現状 ア.人口動向分析 【総人口と世帯数】 ○ 国勢調査によると、平成 17(2005)年から平成 22(2010)年にかけて本市の人口は微 増となっているが、住民基本台帳によると近年は人口が微減しており、人口減少の局面 に入っている。 ○ 世帯数は継続して増加しているが、平均世帯人員数は減少している。また、単身世帯の 増加や核家族化の進行により、世帯が小規模化している。 ■総人口の推移 ■一般世帯数と世帯人員数の推移 資料:国勢調査

(5)

- 3 - 33,576 32,714 27,538 23,676 21,963 21,752 21,548 80,868 89,751 98,081 101,153 99,482 96,906 92,027 7,873 10,123 12,602 16,226 20,315 25,516 31,641 0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 140,000 160,000 S55年 S60年 H2年 H7年 H12年 H17年 H22年 年少人口 生産年齢人口 老年人口 (人) 【年齢3区分別人口】 ○ 年齢3区分別人口は、15 歳未満の年少人口は昭和 55(1980)年以降継続して減少してお り、順調に増加していた 15 歳~64 歳の生産年齢人口も平成7年を境に減少に転じてい る。65 歳以上の老年人口は継続して増加しており、平成 22(2010)年の高齢化率は 21.8% となっている。 ○ 平均寿命は伸び続けており、男女ともに 80 歳を超えている。 ■年齢3区分別人口の推移 ■年齢3区分別人口割合の推移 ※ 年齢不詳人口を除く ■平均寿命の推移 【男性】 【女性】

(6)

- 4 - 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 0 ~4 歳 5 ~9 歳 10 ~14 歳 15 ~19 歳 20 ~24 歳 25 ~29 歳 30 ~34 歳 35 ~39 歳 40 ~44 歳 45 ~49 歳 50 ~54 歳 55 ~59 歳 60 ~64 歳 65 ~69 歳 70 ~74 歳 75 ~79 歳 80 ~84 歳 85 ~89 歳 90 歳 以 上 (人) 0 2000 4000 6000 8000 10000 12000 14000 16000 0 ~4 歳 5 ~9 歳 10 ~14 歳 15 ~19 歳 20 ~24 歳 25 ~29 歳 30 ~34 歳 35 ~39 歳 40 ~44 歳 45 ~49 歳 50 ~54 歳 55 ~59 歳 60 ~64 歳 65 ~69 歳 70 ~74 歳 75 ~79 歳 80 ~84 歳 85 ~89 歳 90 歳 以 上 (人) 0 2000 4000 6000 8000 10000 12000 14000 0 ~4 歳 5 ~9 歳 10 ~14 歳 15 ~19 歳 20 ~24 歳 25 ~29 歳 30 ~34 歳 35 ~39 歳 40 ~44 歳 45 ~49 歳 50 ~54 歳 55 ~59 歳 60 ~64 歳 65 ~69 歳 70 ~74 歳 75 ~79 歳 80 ~84 歳 85 ~89 歳 90 歳 以 上 (人) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 0 ~4 歳 5 ~9 歳 10 ~14 歳 15 ~19 歳 20 ~24 歳 25 ~29 歳 30 ~34 歳 35 ~39 歳 40 ~44 歳 45 ~49 歳 50 ~54 歳 55 ~59 歳 60 ~64 歳 65 ~69 歳 70 ~74 歳 75 ~79 歳 80 ~84 歳 85 ~89 歳 90 歳 以 上 (人) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 0 ~4 歳 5 ~9 歳 10 ~14 歳 15 ~19 歳 20 ~24 歳 25 ~29 歳 30 ~34 歳 35 ~39 歳 40 ~44 歳 45 ~49 歳 50 ~54 歳 55 ~59 歳 60 ~64 歳 65 ~69 歳 70 ~74 歳 75 ~79 歳 80 ~84 歳 85 ~89 歳 90 歳 以 上 (人) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 0 ~4 歳 5 ~9 歳 10 ~14 歳 15 ~19 歳 20 ~24 歳 25 ~29 歳 30 ~34 歳 35 ~39 歳 40 ~44 歳 45 ~49 歳 50 ~54 歳 55 ~59 歳 60 ~64 歳 65 ~69 歳 70 ~74 歳 75 ~79 歳 80 ~84 歳 85 ~89 歳 90 歳 以 上 (人) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 0 ~4 歳 5 ~9 歳 10 ~14 歳 15 ~19 歳 20 ~24 歳 25 ~29 歳 30 ~34 歳 35 ~39 歳 40 ~44 歳 45 ~49 歳 50 ~54 歳 55 ~59 歳 60 ~64 歳 65 ~69 歳 70 ~74 歳 75 ~79 歳 80 ~84 歳 85 ~89 歳 90 歳 以 上 (人) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 0 ~4 歳 5 ~9 歳 10 ~14 歳 15 ~19 歳 20 ~24 歳 25 ~29 歳 30 ~34 歳 35 ~39 歳 40 ~44 歳 45 ~49 歳 50 ~54 歳 55 ~59 歳 60 ~64 歳 65 ~69 歳 70 ~74 歳 75 ~79 歳 80 ~84 歳 85 ~89 歳 90 歳 以 上 (人) 0 2000 4000 6000 8000 10000 12000 14000 16000 0 ~4 歳 5 ~9 歳 10 ~14 歳 15 ~19 歳 20 ~24 歳 25 ~29 歳 30 ~34 歳 35 ~39 歳 40 ~44 歳 45 ~49 歳 50 ~54 歳 55 ~59 歳 60 ~64 歳 65 ~69 歳 70 ~74 歳 75 ~79 歳 80 ~84 歳 85 ~89 歳 90 歳 以 上 (人) 0 2000 4000 6000 8000 10000 12000 14000 0 ~4 歳 5 ~9 歳 10 ~14 歳 15 ~19 歳 20 ~24 歳 25 ~29 歳 30 ~34 歳 35 ~39 歳 40 ~44 歳 45 ~49 歳 50 ~54 歳 55 ~59 歳 60 ~64 歳 65 ~69 歳 70 ~74 歳 75 ~79 歳 80 ~84 歳 85 ~89 歳 90 歳 以 上 (人) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 0 ~4 歳 5 ~9 歳 10 ~14 歳 15 ~19 歳 20 ~24 歳 25 ~29 歳 30 ~34 歳 35 ~39 歳 40 ~44 歳 45 ~49 歳 50 ~54 歳 55 ~59 歳 60 ~64 歳 65 ~69 歳 70 ~74 歳 75 ~79 歳 80 ~84 歳 85 ~89 歳 90 歳 以 上 (人) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 0 ~4 歳 5 ~9 歳 10 ~14 歳 15 ~19 歳 20 ~24 歳 25 ~29 歳 30 ~34 歳 35 ~39 歳 40 ~44 歳 45 ~49 歳 50 ~54 歳 55 ~59 歳 60 ~64 歳 65 ~69 歳 70 ~74 歳 75 ~79 歳 80 ~84 歳 85 ~89 歳 90 歳 以 上 (人) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 0 ~4 歳 5 ~9 歳 10 ~14 歳 15 ~19 歳 20 ~24 歳 25 ~29 歳 30 ~34 歳 35 ~39 歳 40 ~44 歳 45 ~49 歳 50 ~54 歳 55 ~59 歳 60 ~64 歳 65 ~69 歳 70 ~74 歳 75 ~79 歳 80 ~84 歳 85 ~89 歳 90 歳 以 上 (人) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 0 ~4 歳 5 ~9 歳 10 ~14 歳 15 ~19 歳 20 ~24 歳 25 ~29 歳 30 ~34 歳 35 ~39 歳 40 ~44 歳 45 ~49 歳 50 ~54 歳 55 ~59 歳 60 ~64 歳 65 ~69 歳 70 ~74 歳 75 ~79 歳 80 ~84 歳 85 ~89 歳 90 歳 以 上 (人) ○ 年齢別人口総数(人口ピラミッド)は、団塊世代と団塊ジュニア世代が多い人口構造と なっており、今後これらの世代が65 歳以上となり、高齢者はさらに増加するとみられる。 ■年齢別人口総数の推移(人口ピラミッド) 団 塊 世 代:終戦後のベビーブームに生まれた世代。 昭和 22(1947)年から昭和 26(1951)年の 5 年間に生まれた人々を指す。 団塊ジュニア世代:第 2 次ベビーブームに生まれた世代。 昭和 46(1971)年から昭和 49(1974)年の 4 年間に生まれた人々を指す。 平成 22 年 高齢化率:21.8% 平成 12 年 平成2年 昭和 55 年 高齢化率:14.3% 高齢化率:9.1% 高齢化率:6.4%

(7)

- 5 - 【人口動態】 ○ 昭和 38(1963)年以降、本市は自然動態、社会動態ともに増加していたが、昭和 47(1972) 年に自然増、昭和51(1976)年に社会増のピークを迎え、その後、若干の増減を繰り返 しながらも、全体として減少傾向となっている。 ○ 平成 16(2004)年の大きな社会増は、旧川島町との合併によるものである。 ○ 平成 20(2008)年以降は社会減が続いている。また、平成 23(2011)年には初めて自 然減となった。 ■人口動態分布図 (人)

(8)

- 6 - 《自然動態》 ○ 自然動態は、合計特殊出生率は上昇しているが出生数は減少し、死亡数は増加している。 平成23(2011)年には、出生数より死亡数が上回る自然減となった。 ○ 親となる世代(15~49 歳)の実数は平成 7(1995)年以降、減少し続けている。特に母 となる女性の人口が減少しているため、合計特殊出生率は上昇しているものの、出生数 は減少傾向にある。 ■合計特殊出生率 ■親となる世代の人口(15~49 歳)の推移 資料:岐阜地域の公衆衛生 資料:国勢調査 ■自然動態(出生・死亡)の推移 資料:市民課

(9)

- 7 - 91.5 92.6 93.6 66.5 68.9 68.0 37.0 42.9 44.1 20.2 27.6 31.5 12.6 17.4 24.2 9.1 12.0 16.4 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 H12年 H17年 H22年 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳 (%) 87.2 88.2 88.5 49.4 55.8 54.0 20.5 24.3 29.9 9.1 13.9 17.0 4.2 8.1 12.1 3.5 3.9 7.7 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 H12年 H17年 H22年 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳 (%) 7.5 10.5 13.9 2.6 3.7 5.9 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 H12年 H17年 H22年 男 女 (%) ○ 平成 22(2010)年国勢調査による未婚率(15 歳以上人口に対する未婚者の割合)は、 男性で 28.7%、女性で 22.3%となっている。また、生涯未婚率は上昇傾向にある。 ○ 年齢別の未婚率の推移をみると、男女ともに 30~49 歳の上昇が目立っている。 ■生涯未婚率の推移 ■男性の未婚率の推移 ■女性の未婚率の推移 資料:国勢調査 ※ 未 婚 率…15 歳以上人口に対する未婚者の割合 生涯未婚率…45~49 歳と 50~54 歳の未婚率の平均により 50 歳時の未婚率を算出した統計指標

(10)

- 8 - ○ 平均初婚年齢は、平成 25(2013)年には男性で 30.1 歳、女性で 28.4 歳となっている。 男女ともに上昇傾向であり、晩婚化が進んでいる。 ○ 岐阜県及び全国においても、平均初婚年齢は上昇し続けている。 ■男性の平均初婚年齢の推移 ■女性の平均初婚年齢の推移 ○ 初産の平均年齢は、平成 25(2013)年には男性で 32.4 歳、女性で 30.2 歳となっている。 父母ともに上昇傾向であり、晩産化が進んでいる。 ○ 岐阜県及び全国においても、初産の平均年齢は上昇し続けている。 ■父・初産の平均年齢の推移 ■母・初産の平均年齢の推移 資料:衛生年報

(11)

- 9 - 《社会動態》 ○ 社会動態では、転入と転出は年によって上下が異なりながらも、互いに均衡しながら推 移している。近年は転入・転出ともに 5,500 人前後で推移しているが、平成 24 年は転 入が大きく減少している。 ○ 移動理由別で転入転出差をみると、職業上、学業上、結婚・離婚・縁組、住宅事情の4 つが主な理由を占めている。 ○ 平成 18(2006)~平成 25(2013)年の累計では、職業上の理由では男性はほとんどの 世代で転入超過である一方、女性は 20~39 歳の転出超過が目立っている。学業上の理 由では、男女とも 10~29 歳が転出超過となっている。結婚・離婚・縁組では、20~39 歳が男女ともに、特に女性が大きく転出超過である。住宅事情では、男女ともに 0~9 歳と20~39 歳に大きく転入超過がみられる。 ■社会動態(転入・転出)の推移 資料:市民課 ■主な移動理由別転入転出差(平成 18(2006)~平成 25(2013)年の累計) 資料:岐阜県人口動態統計調査

(12)

- 10 - 129,637 131,955 131,991 144,174 145,604 117,221 117,445 118,908 130,110 135,699 90.4 89.0 90.1 90.2 93.2 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 120.0 0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 300,000 H2年 H7年 H12年 H17年 H22年 夜間人口 昼間人口 昼間人口比 (人) (%) 【昼夜間人口】 ○ 昼夜間人口は、昼間人口よりも夜間人口が多く、他市町に就労・就学している人が多く なっている。昼間人口比は 90%前後で推移している。 ■昼夜間人口の推移 資料:国勢調査

(13)

- 11 - ○ 15歳以上就業・通学者の流入・流出上位市町村は、ともに1位は岐阜市である。 流出先では2位に名古屋市があるが、他は県内外を問わず近隣市町村となっている。 ○ 市町村別では、県内では岐阜市に多く流出している一方、羽島市や関市から流入超過と なっている。県外では愛知県が上位を占め、特に名古屋市への流出超過が非常に大きく、 その他流出先の上位市町村でも流出超過が多くみられるが、一宮市は流入超過となって いる。 ■流入・流出上位市町村(15歳以上就業・通学者) 平成 22 年 流出 流入 市町村名 人 数 市町村名 人 数 1 岐阜市 11,106 岐阜市 9,222 2 名古屋市 5,623 関市 2,467 3 関市 2,041 一宮市 1,621 4 犬山市 1,993 岐南町 1,109 5 一宮市 1,521 美濃加茂市 871 6 岐南町 1,209 江南市 835 7 小牧市 1,135 犬山市 720 8 江南市 1,047 羽島市 706 9 美濃加茂市 937 可児市 686 10 笠松町 738 笠松町 667 総数 37,008 24,751 ■流入・流出上位市町村(15歳以上就業・通学者)/ 市町村別 市町村名 流出(a) 流入(b) 差(b-a) 岐阜県 岐阜市 11,106 9,222 △ 1,884 関市 2,041 2,467 426 岐南町 1,209 1,109 △ 100 美濃加茂市 937 871 △ 66 笠松町 738 667 △ 71 可児市 698 686 △ 12 羽島市 402 706 304 愛知県 名古屋市 5,623 511 △ 5,112 犬山市 1,993 720 △ 1,273 一宮市 1,521 1,621 100 小牧市 1,135 265 △ 870 江南市 1,047 835 △ 212 扶桑町 419 304 △ 115 資料:国勢調査

(14)

- 12 - 【生産年齢人口等】 ○ 生産年齢人口は、平成 7(1995)年をピークに減少し続けており、少子高齢化の進展な どにより、人口構造が変化していることがわかる。 ○ 労働力人口(15 歳以上で、労働する能力と意思を持っている人の数)は、平成 7(1995) 年から平成22(2010)年にかけて全体は微減しているが、女性は増加している。 ○ 非正規雇用者割合は、平成 17(2005)年から平成 22(2010)年にかけて大きく増加し ている。 ■生産年齢人口の推移 資料:国勢調査 ■労働力人口の推移 資料:国勢調査 ■非正規雇用者割合の推移 資料:国勢調査

(15)

- 13 - ○ 平成 22(2010)年国勢調査による産業別従事者割合は、製造業が 25%を占め、次いで 卸売業・小売業、医療・福祉となっている。 ○ 男女別の産業別従事者割合は、男性では製造業及び卸売・小売業に次いで建設業への従 事者割合が高くなる。一方、女性では、製造業よりも卸売・小売業への従事者が多く、 また、医療福祉分野の割合が全体の2倍程度を占める。 ■産業別従事者割合(全体) 資料:国勢調査 ■産業別従事者割合(男女別) <男> <女>

(16)

- 14 - イ.将来人口推計と分析 ○ 国立社会保障・人口問題研究所(以下、社人研という。)(①)の推計によると、本市の 人口は今後も減少し続け、平成 52(2040)年には 12.5 万人、平成 72(2060)年には 10 万人まで減少すると予測されている。 ○ 平成 27(2015)年度よりスタートした本市の総合計画策定時の推計(③)では、平成 72(2060)年度には 10 万人を切ると予測される。 ○ 消滅可能性都市を発表した日本創成会議の推計(②)では、本市の総合計画で推計した 数値とほぼ同様の予測となっている。 ○ ①、②、③の差の主な要因は、人口の移動によるものである。 ①:全国の総移動数が今後一定程度収縮する。 ②:平成22(2010)~27(2015)年の推計値と概ね同水準でそれ以降も推移する。 ③:平成17(2005)~22(2010)年の実績値と同様に推移する。 ■各務原市の将来人口推計

(17)

- 15 - 各推計パターンの概要 ①=社人研推計 ・主に平成17(2005)年~22(2010)年の人口の動向を勘案し、将来の人口を推計。 ・移動率は、今後、全域的に縮小する。 <出生に関する仮定> ・平成 22(2010)年の全国の子ども女性比と本市の子ども女性比との比をとり、その比が平成 27 (2015)年以降、一定とする。 <死亡に関する仮定> ・55~59 歳→60~64 歳以下では、全国と岐阜県の平成 17(2005)年→22(2010)年の生残率の 比から算出される生残率を県内市町村に対して一律に適用。 ・60~64 歳→65~69 歳以上では、上述に加えて、岐阜県と本市の平成 12(2000)年→17(2005) 年の生残率の比から算出される生残率を適用。 <移動に関する仮定> ・平成17(2005)年→22(2010)年の国勢調査に基づいて算出された純移動率が、平成 27(2015) ~32(2020)年までに定率で 0.5 倍に縮小し、その後は一定。 ②=日本創成会議推計 ・社人研推計をベースに、移動に関して異なる仮定を設定し、将来の人口を推計。 <移動に関する仮定> ・全国の移動総数が、社人研の平成 22(2010)年→27(2015)年の推計値から縮小せずに、平成 47(2035)年~52(2040)年まで概ね同水準で推移する。 (社人研推計に比べて純移動率(の絶対値)が大きな値となる) ③=市総合計画推計 ・平成17(2005)年および平成 22(2010)年の国勢調査による男女・年齢各歳別人口を用いて将 来の人口を推計。 <出生に関する仮定> ・平成22(2010)年の子ども女性比が平成 72(2060)年まで同水準で推移する。 ・男女児性比は平成17(2005)年および平成 22(2010)年の平均値を適用。 <死亡に関する仮定> ・平成17(2005)年と平成 22(2010)年の本市の生命表の定常人口を基に算出される生残率の平 均を適用。 <移動に関する仮定> ・移動率は、平成17(2005)年から平成 22(2010)年の実際人口と封鎖人口の差を基に純移動率 を算出し、平成72(2060)年まで同水準で推移する。

(18)

- 16 - ■人口減少段階の分析(社人研推計) ■各務原市の人口減少段階 単位:人 H22 (2010)年 H52 (2040)年 H22 年を 100 とした場合 の H52(2040)年の指数 人口減少 段階 老年人口 31,748 42,708 135 1 生産年齢人口 92,300 68,671 74 年少人口 21,556 13,998 65 ※ 人口減少段階 第1段階:老年人口の増加(総人口の減少) 第2段階:老年人口の維持・微減(減少率0~10%未満) 第3段階:老年人口の減少(減少率10%以上) 以上の3段階を経て進行するとされている。 ○ 本市においては、平成 52(2040)年時点までは老年人口が増加していくが、その後は老 年人口が維持・微減となり、平成57(2045)年以降は老年人口の減少率が 10%を超え、 すべての世代において人口減少が起こり、急速に人口減少が加速していくものと推測さ れる。

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- 17 - 【将来人口に及ぼす自然増減・社会増減の影響度の分析】 分析の目的 人口変動による影響度は、地方公共団体によって異なる。例えば、すでに高齢化が著 しい地方公共団体では、出生率が上昇しても出生数に大きな影響は想定されず、また、 若年者が多く出生率が低い地方公共団体では、出生率の上昇は大きな影響をもたらすこ とが想定される。 このため、仮定値を設定したシミュレーションを行い、将来人口に及ぼす自然増減と 社会増減の影響度を分析する。 ■仮定値を設定した将来人口推計 上表より次の分析が得られる。 ○ Aについて、長期的にみると、①と比べてかなり人口減少が抑えられる。 ○ Bについて、平成 37(2025)年まではAよりゆるやかな減少が推計される。 ○ AとBを比較すると、短期的には社会増減、長期的には自然増減が、それぞれ将来人口 に及ぼす影響度が高いことがわかる。

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- 18 - 各シミュレーションの概要 A=社人研推計+出生率向上 ・社人研推計において、合計特殊出生率が平成37(2025)年までに希望出生率(1.8)、平成 42(2030) 年までに人口置換水準(2.1)まで上昇すると仮定。 ・社人研推計とAを比較することで、将来人口に及ぼす出生の影響度(自然増減の影響度)を分析 することができる。 B=社人研推計+移動均衡 ・社人研推計において、移動(純移動率)がゼロ(均衡)で推移すると仮定。 ・社人研推計とBを比較することで、将来人口に及ぼす移動の影響度(社会増減の影響度)を分析 することができる。 C=社人研推計+出生率向上+移動均衡 ・社人研推計において、合計特殊出生率が平成37(2025)年までに希望出生率(1.8)、平成 42(2030) 年までに人口置換水準(2.1)まで上昇し、かつ移動(純移動率)がゼロ(均衡)で推移すると仮 定。

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- 19 - 【年齢3区分別人口の分析】 各シミュレーションごとに、平成 22(2010)年と平成 72(2060)年の年齢3区分別人 口比率を分析する。 ■平成 22(2010)年から平成 72(2060)年までの総人口・年齢3区分別人口比率 H22年 H27年 H32年 H37年 H42年 H47年 H52年 H57年 H62年 H67年 H72年 ①=社人研推計 総人口(人) 145,604 145,026 143,034 139,708 135,423 130,550 125,377 120,153 114,794 109,012 102,891 年少人口比率 14.8% 14.0% 13.0% 12.1% 11.4% 11.1% 11.2% 11.2% 10.9% 10.6% 10.3% 生産年齢人口比率 63.4% 59.6% 58.5% 58.9% 58.8% 57.6% 54.8% 53.4% 53.1% 53.4% 53.9% 65歳以上人口比率 21.8% 26.4% 28.5% 29.0% 29.8% 31.3% 34.1% 35.5% 36.0% 36.0% 35.8% A=①+出生率向上 総人口(人) 145,604 144,832 142,828 140,613 138,338 135,400 132,206 129,117 126,034 122,667 119,155 年少人口比率 14.8% 13.9% 12.9% 12.7% 13.4% 14.5% 15.1% 15.1% 15.1% 15.0% 15.0% 生産年齢人口比率 63.4% 59.7% 58.6% 58.5% 57.4% 55.3% 52.6% 51.9% 52.1% 53.0% 54.1% 65歳以上人口比率 21.8% 26.4% 28.5% 28.8% 29.2% 30.2% 32.3% 33.0% 32.8% 32.0% 30.9% B=①+移動均衡 総人口(人) 145,604 145,374 143,656 140,603 136,624 131,983 126,930 121,840 116,645 110,980 104,914 年少人口比率 14.8% 14.0% 13.1% 12.3% 11.6% 11.3% 11.4% 11.4% 11.2% 10.9% 10.6% 生産年齢人口比率 63.4% 59.7% 58.7% 59.0% 58.8% 57.4% 54.5% 53.0% 52.5% 53.0% 53.7% 65歳以上人口比率 21.8% 26.2% 28.2% 28.8% 29.7% 31.3% 34.2% 35.7% 36.3% 36.1% 35.6% C=A+B 総人口(人) 145,604 145,177 143,447 141,528 139,610 136,968 133,994 131,158 128,326 125,148 121,792 年少人口比率 14.8% 13.9% 13.0% 12.8% 13.6% 14.7% 15.4% 15.4% 15.4% 15.3% 15.4% 生産年齢人口比率 63.4% 59.8% 58.8% 58.6% 57.4% 55.2% 52.3% 51.5% 51.6% 52.7% 53.9% 65歳以上人口比率 21.8% 26.3% 28.3% 28.6% 29.1% 30.1% 32.4% 33.1% 33.0% 32.0% 30.7% 上表より次の分析が得られる。 ○ 年齢 3 区分ごとにみると、平成 72(2060)年時点での生産年齢人口比率は、①とA・ B・Cとの間でそれほど大きな差はみられない。 ○ 出生率が向上すると仮定したAとCにおいては、平成 37(2025)年を境に年少人口比率 が増加に転じ、人口構造の若返りが起こる。

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- 20 - ■高齢化率の長期推計 上表より次の分析が得られる。 ○ ①とBでは平成 52(2040)年を超えても高齢化率は上昇し続ける。 ○ A・Cにおいては、平成 42(2030)年までに出生率が上昇するとの仮定によって、人口 構造の高齢化抑制の効果が平成57(2045)年頃に現れ始め、33%程度でピークになり、 その後、低下する。

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- 21 - ウ.人口の変化が地域の将来に与える影響の分析・考察 【イ.将来人口推計と分析】において実施した様々な仮定に基づく将来人口を比較するこ とにより、人口に関する今後の課題を把握する。それにより、今後予想される人口の変化が、 地域の将来にどのような影響(コミュニティ、産業、福祉、財政などの面)を及ぼすかを分 析、考察する。 【年齢3区分別にみる人口構造の変化】 ■社人研推計 ■社人研推計+出生率向上+移動均衡 ○ 老年人口従属指数(生産年齢人口 100 人が高齢者を何人支えているかを示す値)は、平 成 52(2040)年までは大きな違いはみられないが、社人研推計では平成 62(2050)年を ピークに 67.8 で高止まりするのに対し、出生率向上+移動均衡では平成 57(2045)年 に 64.4 でピークを迎えて以降、生産年齢人口の減少に歯止めがかかり、老年人口従属指 数も減少に転ずる。

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- 22 - <生活基盤> ・地域を支える人材の不足 人口減少により、自治会が担っている地域の美化・保全や防災・防犯、共同施設の設 備維持・管理などの機能の確保が困難になるとともに、加入者の高齢化によって地域 活動への参加が難しくなる恐れがある。 また、地域防災力の要である消防団についても、本市は全国と比べて高い充足率を誇 っているものの、人口の減少によって担い手の確保が困難になるとともに、消防団員 が高齢化することで、災害時の活動が憂慮される。 ■自治会加入率の推移 ■消防団員充足率の推移 資料:まちづくり推進課 資料:消防本部総務課 <産業・労働> ・経済成長の鈍化 人口の減少は消費者数の減少に直結し、現在のサービス供給量が過剰となる。事業者 がリストラや給与削減などの対策を実施することで被雇用者=消費者の生活が不安 定となり、その結果、個人消費が衰退すると再びサービス過剰となる縮小スパイラル に陥ってしまう危険性がある。 ■市内総生産の推移 資料:市町村民経済計算より推計

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- 23 - <医療・福祉> ・福祉・医療体制の維持困難 少子高齢化の進展によって、平成72(2060)年には生産年齢人口約 1.5 人で老年人 口1人を支える人口構造となり、年金制度などに大きな影響を与えると推測される。 また、高齢化により現在より医療・福祉サービスを受ける老年人口の数が増えるため、 医師や病床数が足りなくなり、現在と同様の医療体制を維持することが難しくなると 考えられる。 <子育て> ・子どもたちの社会性の育成阻害 年少人口の減少に伴い、子どもたち同士での交流機会が減少するだけでなく、親とな る世代が成長過程で兄弟などの面倒をみる機会が減少したことにより、自身の子育て に不安を感じる恐れがある。また、子どもを通じたコミュニティの縮小によって、子 育ての経験や知識の共有ができずに孤立したり、学校行事や部活動の実施が困難にな ることも懸念される。 <財政> ・個人市民税の減少 生産年齢人口の減少に伴い、本市の主な財源の1つである個人市民税が減少し、現在 行っている行政サービスの維持に支障が出たり、個人の負担が増大する可能性がある。 平成 26(2014)年の税収を基に推計を行うと、平成 72(2060)年には現在の 6 割 程度に個人市民税収入が落ち込むと推測される。 ■個人市民税の推移 資料:税務課

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- 24 - 2.人口の将来展望 ア.将来展望に必要な調査・分析 将来の人口を展望するにあたり、その参考として、次の調査の主な結果及び分析等の概要 を提示する。これらをもとに本市の人口動態に影響を与える要因を考察し、目指す人口規模 や、その目標を実現するための総合戦略の設計に活用する。 【人口の将来展望に関連する調査】 (1)まちづくりに関する市民意識調査 ○ 施策の「満足度」、「重要度」ポートフォリオ分析 ○ 「幸福度」及び「幸せであるために重要なこと」 (2)転入・転出者窓口アンケート調査 ○ 各務原市/他自治体を選んだ理由 ○ 不満を感じた点(転出者) (3)子ども・子育て支援事業に関するニーズ調査 ○ 結婚観について ○ 子どもをめぐる環境について

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- 25 - (1)まちづくりに関する市民意識調査 各務原市第2次新総合計画の進捗状況の確認や市民意識、まちの魅力についての意見を把 握することを目的に実施した。 対象者 本市に居住する満 18 歳以上の男女 5,000 人 調査期間 平成 25 年 9~10 月 調査方法 郵送による配布・回収 回収数 2,250 人 回収率 45.0% ○ 施策の「満足度」、「重要度」ポートフォリオ分析 第2次新総合計画において設定した施策の方向性を示す全 44 の「施策の柱」について、 それぞれの「満足度」及び「重要度」を「低い~高い」の5段階によって評価を受け、点数 化した。 重要度、満足度ともに高いブロック(②)にある施策は継続的に取り組み、重要度が低い と認識されているブロック(③、④)は施策の手法や規模等の見直しが求められる。 重要度が高いが満足度が低いブロック(①)については、今後、重点的に取り組む必要が ある施策である。

(28)

- 26 - 「重点課題(①)」に位置する「施策の柱」は、次のとおり。 防犯、教育・子育て、医療や生活保障等の福祉関係、人材育成(雇用)や就労支援などの 11 項目が該当している。 重点課題のブロックのうち、最も重要度が高い「防犯体制の充実」は、継続推進のブロッ クにある「災害対策の推進(1)」や「消防・救急体制の充実(2)」と同様に、市民の安全・ 安心な生活に欠かせない要素である。 満足度が極端に低い「「人財」育成の推進」については、ものづくりに強いまちとして、 また、雇用に働きかける施策として、関係機関と連携して推進すべき要素である。 これらの項目は、いずれも市民の関心が高い分野であり、総合計画においても、相応の取 り組みが求められる。 ○ 「幸福度」及び「幸せであるために重要なこと」 平成 27 年度から 10 年間を計画期間とする各務原市総合計画において、「笑顔があふれる 元気なまち ~しあわせ実感 かかみがはら~」を将来都市像として掲げた。 その達成度を測る指標の1つとして「しあわせ指標※」を設定するにあたり、現在の幸福 度について 10 段階による調査を実施した。 ※しあわせ指標 計画期間において、市民意識調査における幸福度の平均「6.63 点」の向上を目指すもの。 人口目標である計画期間終了時(平成 36 年)145,000 人との二本立て。

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- 27 - 59.8 58.9 33.8 30.2 24.1 19.0 16.8 15.8 12.6 7.2 6.6 6.5 5.6 3.9 1.2 1.7 0% 20% 40% 60% 80% 自分や家族の健康状況 家計(所得・消費)の状況 家族関係 精神的なゆとり 仕事と生活のバランス 友人・交友関係 充実した余暇・趣味 就業状況(仕事の有無・安定) 自由な時間 地域コミュニティや近隣との関係 仕事の充実度 職場の人間関係や職場環境 社会貢献や生きがい 追い求める夢や理想 その他 不明・無回答 全体(N=2,250) 全体の平均は 6.63 点。 男女とも、9割程度の方が5点以上と回答し、また、「7点」と回答した方の比率が最も 高くなっている。 男性に比べて女性の方が現状に対して平均的に幸福度が高い傾向にあり、8点以降の高得 点域では、すべて上回っている。 「幸せであるために重要なこと」については、「自分や家族の健康状況」、「家計(所得・ 消費)の状況」が群を抜いて高く、市民の幸福感を高めていくにあたり、健康づくりや経済 的な豊かさが重要な要素になることがわかる。

(30)

- 28 - (2)転入・転出者窓口アンケート調査 転入者、転出者双方から、移動契機や市の魅力的な点、不満な点などに関する意見を収集 し、課題の解消や軽減を図ること、また、新しい総合計画の策定に係る基礎資料として活用 することを目的に実施した。 対象者 アンケート実施期間中に本市へ転入又は本市から転出した世帯 調査期間 平成 25 年 9 月~12 月 調査方法 市民課等窓口において用紙を配布し、窓口受取、郵送により回収。 回収数 転入世帯 143 、転出世帯 195 ○ 各務原市/他自治体を選んだ理由 問 各務原市に決めた理由(転入者)/転出先を決めた理由(転出者)は何ですか。 (あてはまるものすべて) 全体的に転入・転出の割合が拮抗する中、「職場や学校が近くにある」については転出が 転入を 10%程度、「親、子どもなど親族が近くにいる」については転入が転出を6%程度上 回っており、他の理由と比較して大きな差がみられる。 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 1 子育て支援が充実している 2 教育環境がよい 3 医療環境が充実している 4 福祉が充実している 5 自然が多く住環境がよい 6 道路など都市基盤が整備されている 7 交通の便がよい 8 買い物に便利 9 治安がよい 10 自然災害が少ない 11 住宅価格や家賃が手頃 12 職場や学校が近くにある 13 親、子どもなど親族が近くにいる 14 友人や知り合いが近くにいる 15 その他 転入者 転出者

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- 29 - 本市は、輸送機器関連産業や化学工業を中心とする「ものづくり」が盛んなまちであるが、 雇用に関しては、中部経済圏の中心である愛知県との結びつきが深いこと、市内の雇用が飽 和状態にあることなどが考えられ、必ずしも強みである産業と雇用が直結していない状況が 感じられる。 「親、子どもなど親族が近くにいる」を理由に転入される方が転出を上回っていることに ついては、ベッドタウンとして人口が急増した時期に本市に移り住んだ世代の子ども世代が、 進学や働く場所等を求めて名古屋市などに向かった後、高齢や単身世帯になった親世代のも とへ戻ってきているケースが考えられる。また、この世代は人口のパイが大きい団塊ジュニ ア世代と合致していることが推測できるため、移住を促進する住み替え施策に“Uターン” や“近居”、“縁”といった要素を加えていくことにより、人口の増加に一定の効果をもたら す可能性がある。 ○ 不満を感じた点(転出者) 問 今まで各務原市にお住まいになり、どのような点がご不満でしたか。(複数回答) 【全体】 転出された方に本市に住んでいて不満を感じた点をお伺いしたところ、25%程度の方が 「交通の便が悪い」を挙げられ、特に川島地区において顕著であった。 また、子育て支援や福祉といった行政が施策を通して関わることができる点より、買い物 や家賃、親族や知り合いとの生活圏など、個別の事情における不都合が不満に結びついてい ることがわかる。 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 1 子育て支援が充実していない 2 教育環境がよくない 3 医療環境が充実していない 4 福祉が充実していない 5 自然が少なく住環境がよくない 6 道路など都市基盤が整備されていない 7 交通の便が悪い 8 買い物に不便 9 治安が悪い 10 自然災害が多い 11 住宅価格や家賃が高い 12 職場や学校が遠い 13 親、子どもなど親族が遠くに住んでいる 14 友人や知り合いが遠くに住んでいる 15 その他

(32)

- 30 - (3)子ども・子育て支援事業に関するニーズ調査 「子ども・子育て支援新制度」の施行に伴い、その意義を踏まえた事業計画の策定に必要 な住民ニーズの動向を把握すること、また、子ども・子育てに関する現状や課題を整理する ことを目的に実施した。 対象者 ①就学前児童を持つ保護者 2,000 人 ②小学生を持つ保護者 900 人 ③一般市民 500 人 調査期間 平成 25 年 11 月 調査方法 郵送による配布・回収 回収数及び 回収率 ①就学前児童を持つ保護者 900 人 45.0% ②小学生を持つ保護者 435 人 48.3% ③一般市民 181 人 36.2% ○ 結婚観について(一般市民) 問 結婚に対する考えに近いものはどれですか。(あてはまるものすべて)

(33)

- 31 - 問 晩婚化、非婚化の傾向にあると言われていますが、その理由は何だと思いますか。 (あてはまるものすべて) 結婚に対する考えは、「社会人としての自覚が高まる」、「充実感が得られる」など肯定的 な意見が上位に挙げられている一方、最上位は「結婚をするかしないかは個人の自由」で 64.6%との結果が出ている。 晩婚化、非婚化の理由については、「女性の経済力の向上」が 72.9%と最も高く、続いて、 「結婚しないことへの世間のこだわりの低下」、「結婚しなくても不便さを感じない」、「独身 のほうが自由」など、結婚に対する価値観の変化が上位に挙がっている。また、「家事・育 児に対する女性の負担、拘束感が大きい」や「仕事と結婚の両立ができない」についても、 同様に高く出ている。 結婚して当然という社会的な風潮が薄れ、「独身のほうが自由」に代表されるような個の 価値観を重視するスタイルに変わり、「女性の経済力が向上」する中、結婚は数ある選択肢 の1つになっている。 こうした多様なライフスタイル、価値観が広がる社会において、結婚が魅力的な選択肢と してイメージしてもらえるような施策、そして、希望される方が着実に婚姻に結びつく取り 組みを展開していくことが必要である。

(34)

- 32 - ○ 子どもをめぐる環境について(一般市民) 問 少子化が進行する原因は何だと思いますか。(あてはまるものすべて) 少子化が進行する理由として、「結婚しなくなった、結婚する年齢が上がっている」が 75.7%で最も高く、「子育てにお金がかかる」が 61.9%、「仕事と子育てを両立させる仕組 みが整っていない」が 58.0%で続いている。また、「環境問題や教育問題」、「負担が母親に 集中」など、子育てに対する不安を理由として挙げる方も多い。 「結婚する年齢が上がっている」という理由は、年齢が上がるにつれて妊娠・出産時のリ スクが高まるなど、身体的な不安につながっていると考えられる。また、「お金がかかる」、 「仕事と子育ての両立」からは、収入や雇用の状況が子育てにかかる経済的負担への不安と 密接に関連していることを読み取ることができる。 身体的リスクが低い若い年齢においては経済的な不安を感じ、比較的経済的に安定する年 齢においては身体的な不安を感じるというこの状況は、世代ではなく、年齢を重ねることで 一人ひとりが経験する可能性のある一連の流れとして認識する必要がある。

(35)

- 33 - イ.目指すべき将来の方向性 【ア.将来展望にかかる調査・分析】及び「1.各務原市の人口の現状」の【ウ.人口の 変化が地域の将来に与える影響の分析・考察】を踏まえ、人口減少に歯止めをかける上で重 要な方向性を提示する。 ●各種調査の中で重要度が高かったものをキーワード化し、グルーピング ①産業・雇用 【キーワード:就労支援、人材支援、家計、産業】 まちづくりに関する市民意識調査において、「幸せであるために重要なこと」では、「自 分や家族の健康状況」や「家計(所得・消費)の状況」が重要視されている。また、転入・ 転出者窓口アンケート調査では、職場との距離が、居住地を決定する際に重要視されるポ イントであることがわかる。 社会経済情勢の先行きに対する不透明感、非正規雇用の増大など雇用形態が変化してい る中、本市の基幹産業である航空・輸送機器などものづくり産業のさらなる活性化を図る とともに、商業など各産業分野の発展をバランスよく支援することで、安定した雇用の確 保、市民が望む就業の実現等につなげていく必要がある。 ②子育て・教育 【キーワード:教育、学校、結婚、妊娠・出産、子育て】 子ども・子育て支援事業に関するニーズ調査からは、「結婚しなくても不便を感じない」、 「独身生活のほうが自由である」などの項目が、晩婚化、非婚化が進行する要因として挙 げられている。また、「仕事と子育てを両立させる仕組みが整っていない」、「環境問題や 教育問題など、子育てに不安の多い社会だから」などの項目が、少子化が進行する要因と して挙げられている。 多様なライフスタイル、価値観が広がる社会において、「各務原市に住んで子育てがし たい」と思ってもらえるよう、希望される方が着実に婚姻に結びつく取り組みや、妊娠・ 出産や子育てに希望を持つことができる施策を展開するなど、子育て環境のさらなる充実 を図っていく必要がある。また、未来を担う子どもたちが、心豊かでたくましく、一人の 自立した人間として育つよう、特色ある学校づくりを行うとともに、家庭・地域・学校が 連携し、子どもたちの健全な育成を図る環境を整えていく必要がある。

(36)

- 34 - ③魅力向上 【キーワード:移住定住、観光、対外認知度、まちづくり、健康】 人口増を図るにあたっては、結婚、妊娠・出産、子育て支援など、自然動態に働きかけ る施策とともに、転入の促進、転出の抑制を図る施策により、社会動態における本市への 人の流れを作り出すことが必要である。 老年人口の増加、年少人口の減少に歯止めをかけるためには、特に、子育て世代などの 若い世代に対する移住・定住施策を推進し、将来的にバランスの良い年齢構成に近づけて いく必要がある。 人々が、しあわせを実感するには、家族みんなが健康であるとともに、防犯体制の充実、 住環境が整備されていることなど様々な要素が重要となる。 本市への人の流れを作るため、市民生活を支える様々な要素が整っていることを市の魅 力としてパッケージにし、効果的に情報発信することにより対外的な認知度や良好なイメ ージを高めるとともに、「このまちに住み続けたい」という市民の誇りを醸成する施策を 展開していくことが必要である。

(37)

- 35 - ウ.人口の将来展望 【イ.目指すべき将来の方向性】において提示した方向性を踏まえ、総合計画の将来人口達 成のための出生率等の仮定値を設定し、本市における自然増と社会増を実現するための将来 を展望する。 ●平成 72(2060)年に 120,000 人の人口維持 ・社人研推計によると、平成72(2060)年には約 100,000 人まで人口が減少すると予想 されている。 ・これまでの分析を踏まえ、総合計画の目標人口である平成36(2024)年に 145,000 人 の定住人口確保を達成しながら、本市の目指すべき将来の方向性を実現し、平成 72 (2060)年に 120,000 人の人口維持を目指す。

■人口の将来展望

★人口問題の克服 ◆産業の活性化、雇用の創出 ◆出生率の向上 ◆本市への人の流れを創出 ・若年世代の転入促進 ・移動収束 これらの取り組みを一体的に推進することにより、人口の将来展望の実現を目指す。

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