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「中信ビジネスフェア2013」への出展による栄養アセスメント・栄養相談

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Academic year: 2021

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─   ─47 [はじめに]  毎年10月に京都中央信用金庫主催で地元企業、団体や大学、府、市などの研究機関による 大商談会が開催されている。本年度はその第25回目に当たり、当施設としては 7 回目(栄養 クリニック開設前年度から出展)の参加となる。今年は10月17日(木)・18日(金)に京都 府総合見本市会館(パルスプラザ)展示会場で開催され、約200ブースを使用した異業種間 での交流があり、大学関連の参加は約10校であった。見学来場者数は一般市民を含む約 8,000人であった。栄養クリニックは 1 ブースを使用し、指導員 1 名、クリニックスタッフ 1 名、研究員 1 名と学生ボランティアは食物栄養学科 3 回生から 3 名、 4 回生から 3 名が参 加した。 [参加目的と実施内容]  本ビジネスフェアの見学に来られた一般市民や企業の方々を対象に、栄養クリニックの開 設目的やこれまでに実施したさまざまな活動事例をパネル媒体で紹介すると共に、今後予定 されている事業紹介を行った。(下図左)また、健康維持や生活習慣病予防の市民への積極 的な啓発活動の一環として、骨密度測定、ヘモグロビン測定、握力測定などを無料で実施し、 これらの栄養アセスメント体験から各自の健康への関心を深めていただいた(下図右)。希 望者には、結果説明や身長と体重の自己申告から体格指数(BMI)や理想体重(IBW)を 求め、各自の健康管理に有益な食事と運動についての情報を提示した。また、個人的な栄養 相談にも応じた。

「中信ビジネスフェア2013」への出展による

  栄養アセスメント・栄養相談

ブース内の掲示物 骨密度などの測定と栄養相談の様子

(2)

─   ─48  ボランティアとして参加した学生は、将来病院や社会福祉施設などの管理栄養士を目指す 学生であり、受付、測定の内容説明、測定実施と簡単な結果説明を担当した。初めての来訪 者と気持ちよく応対でき、満足していただけるような接し方を実践で学び、この体験を通し て専門職業人としてのコミュニケーション力を養い、管理栄養士の資質向上に役立てること をねらいとして参加してもらった。 [成  果]  参加者は10歳代後半から90歳までと幅広く、 2 日間で約252名を受け付けた。そのうちの 多くの方々が詳細な結果説明や栄養相談を受けられた。また、企業商談会のため、参加者の 過半数が40~60歳代であり、一般市民の参加は高齢者が多かった。昨年度より若干増の利用 があり、殆ど途切れることなく応対しなければならなかったが、これまでの経験からスムー ズに対応することができた。測定値に問題がある方には、生活状況に応じた食事や運動を中 心としたアドバイスを行った。「自分の骨量、貧血、体力、栄養状態を知ることができたの で、来た甲斐があった」「聞きたいことがやっと聞けて、自分の食生活に自信が持てスッキ リした」「医師には細かいことが聞けないが、具体的な食事の改善点が明確になった」など の感想をいただき、熱心にメモを取られる方もあった。また、毎年、ここでの測定を目的に 来られる方や、テレビなどの情報を誤って理解されている方も多かった。主催者側からも 「栄養クリニックさんの人気は高い」とのコメント頂き、栄養クリニックの認知が高まり、 今年は栄養クリニックの個人相談の予約を出展中に 2 件いただくなど成果があった。  栄養相談の内容は、メタボ対策、糖尿病、高コレステロール血症、高尿酸血症、心臓病、 胃腸障害、骨粗鬆症、腎症、貧血、リュウマチなどさまざまであった。  ボランティアとして参加した学生は、「始めは参加者との応対に緊張したが、参加者と 色々な雑談をしている内に、緊張感がとれてスムーズに動けるようになった」、「一般の方の 骨密度や貧血の測定と参加者とのコミュニケーションを体験することができたのは大きな収 穫であった」、「長時間でしんどかったがとてもやりがいがあり、終わってみると楽しかった。 今後もこのようなイベントに参加したい」、などの感想を残した。昼食のための休憩時間を 利用して、京都の代表的な企業のブースを見学し、一堂で京都の企業を知ることができたこ とも収穫のようであった。         長時間の活動にもかかわらず、学生たちは終始笑顔で積極的な態度で好感が持てる応対が できていた。これからの管理栄養士は、アウトソーシングで実施される事業の中で活躍する 場面も増えると思われる。自ら課題を設定し、企画・立案から実施、評価、課題を解決でき る力が益々必要になってくると思われる。その場の状況に応じて臨機応変に対応する能力を 身につけることは、社会人として活躍するためにも必要である。在学中に栄養クリニックの 行事に積極的に参加し、その能力を培い、卒業後、即社会のニーズに応えられる実践力を身 につけて欲しい。 (木戸詔子)

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