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トラステッド リレー ポイントの設定

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Academic year: 2021

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トラステッド リレー ポイントの設定

• トラステッド リレー ポイントの概要, 1 ページ • トラステッド リレー ポイントのタスク フロー, 2 ページ • トラステッド リレー ポイントの連携動作と制約事項, 8 ページ

トラステッド リレー ポイントの概要

トラステッド リレー ポイント(TRP)はメディア ストリームに挿入可能なデバイスで、そのスト リームのコントロール ポイントとして機能します。TRP を使用すると、そのストリームにさらに 処理を加えることができます。また、ストリームが特定のパスを通るようにする手段として TRP を使用することも可能です。TRP の機能には 2 つのコンポーネントがあります。

• Cisco Unified Communications Manager が TRP を呼び出すために使用するロジック。

•コールのアンカー ポイントとして呼び出される実際のデバイス。たとえば、メディア ター

ミネーション ポイント(MTP)デバイスは、そのようなアンカー ポイントとして機能でき ます。

Cisco Unified Communications Manager は、個々の電話デバイスに設定パラメータを提供します。 このパラメータにより、その電話機から発信される、または電話機に着信するすべてのコールで TRP が呼び出されます。TRP リソースの管理には、メディア リソース プール メカニズムが利用 されます。その電話機のメディア リソース プールには、TRP として呼び出し可能なデバイスが含 まれている必要があります。

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トラステッド リレー ポイントのタスク フロー

手順 目的 コマンドまたはアクション メディアが終端する 1つ以上のデバイスにトラステッ ド リレー ポイント(TRP)を設定し、TRP を Cisco Unified Communications Manager に挿入します。

デバイスのトラステッドリレー ポイントの設定, (2 ペー ジ)。 ステップ 1 デバイスをトラステッド リレー ポイントとして使用 できるように、メディア ターミネーション ポイント (MTP)を設定します。

Cisco Unified Communications Manager に TRP として設定されているデバイスが、 TRP とコールに関与するエンドポイントと の間に適切なネットワーク接続と設定を保 持していることを確認します。 (注) メディア ターミネーション ポ イントのトラステッド リレー ポイントの設定, (3 ペー ジ). ステップ 2 デバイスをトラステッド リレー ポイントとして使用 できるように、トランスコーダを設定します。 トランスコーダに対するトラス テッド リレー ポイントの設定, (4 ページ). ステップ 3

Cisco Unified Communications Manager に TRP として設定されているデバイスが、 TRP とコールに関与するエンドポイントと の間に適切なネットワーク接続と設定を保 持していることを確認します。 (注) TRP リソースが使用できない場合に、TRP を必要と するコールのさらなる処理を許可するかどうかを決 トラステッド リレー ポイント のサービス パラメータの有効 化, (5 ページ). ステップ 4 定するには、TRP サービス パラメータを有効にしま す。

デバイスのトラステッド リレー ポイントの設定

メディアの終端である 1 つまたは複数のデバイスのトラステッド リレー ポイント(TRP)を設定 したり、Cisco Unified Communications Manager に TRP を挿入できます。デバイスの TRP を設定す ることによって、デバイスは、そのストリームでさらに処理を実行したり、ストリームが特定の パスをたどっていることを確認できます。

トラステッド リレー ポイントの設定 トラステッド リレー ポイントのタスク フロー

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手順

ステップ 1 Cisco Unified CM の管理から、[デバイス(Device)] > [デバイスの設定(Device Settings)] > [共通 デバイス設定(Common Device Configuration)] の順に選択します。

ステップ 2 既存デバイスのトラステッド リレー ポイントを設定するには、[共通デバイス設定の検索と一覧

表示(Find and List Common Device Configurations)] ウィンドウから、適切なフィルタを指定して [検索(Find)] をクリックします。

ステップ 3 新規デバイスのトラステッド リレー ポイントを設定するには、[共通デバイス設定(Common

Device Configuration)] ウィンドウから、[新規追加(Add New)] をクリックします。

ステップ 4 [共通デバイス設定(Common Device Configuration)] ウィンドウのフィールドを設定します。フィー

ルドとその設定オプションの詳細については、オンライン ヘルプを参照してください。

ステップ 5 [共通デバイス設定情報(Common Device Configuration Information)] セクションで、[トラステッ ド リレー ポイントを使用(Use Trusted Relay Point)] チェック ボックスをクリックします。

ステップ 6 [保存(Save)] をクリックします。 次の作業 メディア ターミネーション ポイントのトラステッド リレー ポイントの設定, (3 ページ).

メディア ターミネーション ポイントのトラステッド リレー ポイント

の設定

デバイスをトラステッド リレー ポイント(TRP)として利用できるようにメディア ターミネー ション ポイント(MTP)を設定できます。 はじめる前に デバイスのトラステッド リレー ポイントの設定, (2 ページ)。 トラステッド リレー ポイントの設定 メディア ターミネーション ポイントのトラステッド リレー ポイントの設定

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手順

ステップ 1 Cisco Unified CM の管理で、[メディア リソース(Media Resources)] > [メディア ターミネーショ ン ポイント(Media Termination Point)] を選択します。

ステップ 2 既存のメディア ターミネーション ポイントに TRP を設定するには、[メディアターミネーション

ポイントの検索と一覧表示(Find and List Media Termination Points)] ウィンドウから、該当する フィルタを指定し、[検索(Find)] をクリックします。

ステップ 3 新しいメディア ターミネーション ポイントに TRP を設定するには、[新規追加(Add New)] をク

リックします。

ステップ 4 [メディア ターミネーション ポイントの設定(Media Termination Point Configuration)] ウィンドウ で各フィールドを設定します。フィールドとその設定オプションの詳細については、オンライン ヘルプを参照してください。

ステップ 5 [メディア ターミネーション ポイント情報(Media Termination Point Information)] セクションで、 [トラステッド リレー ポイントを使用(Use Trusted Relay Point)] チェックボックスをオンにしま す。 ステップ 6 [保存(Save)] をクリックします。 次の作業 トランスコーダに対するトラステッド リレー ポイントの設定, (4 ページ).

トランスコーダに対するトラステッド リレー ポイントの設定

トラステッド リレー ポイント(TRP)としてデバイスを使用できるようにトランスコーダを設定 できます。 はじめる前に メディア ターミネーション ポイントのトラステッド リレー ポイントの設定, (3 ページ)。 トラステッド リレー ポイントの設定 トランスコーダに対するトラステッド リレー ポイントの設定

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手順

ステップ 1 Cisco Unified CM の管理で、[メディア リソース(Media Resources)] > [トランスコーダ (Transcoder)] の順に選択します。

ステップ 2 既存のトランスコーダに対する TRP を設定するには、[トランスコーダの検索と一覧表示(Find

and List Trancoder)] ウィンドウから、該当するフィルタを指定し、[検索(Find)] をクリックし ます。

ステップ 3 新しいトランスコーダに対して TRP を設定するには、[新規追加(Add New)] をクリックします。

ステップ 4 [トランスコーダの設定(Transcoder Configuration)] ウィンドウで各フィールドを設定します。

フィールドとその設定オプションの詳細については、オンライン ヘルプを参照してください。

ステップ 5 [メディア サーバ トランスコーダ情報(Media Server Transcoder Info)] セクションで、[トラステッ

ド リレーポイントを使用(Use Trusted Relay Point)] チェックボックスをオンにします。

ステップ 6 [保存(Save)] をクリックします。 次の作業 トラステッド リレー ポイントのサービス パラメータの有効化, (5 ページ).

トラステッド リレー ポイントのサービス パラメータの有効化

TRP サービス パラメータを有効にすると、TRP リソースが使用できない場合に、TRP を必要とす るコールの続行を許可するかどうかを決定できます。 はじめる前に トランスコーダに対するトラステッド リレー ポイントの設定, (4 ページ)。 手順

ステップ 1 Cisco Unified CM の管理から、[システム(System)] > [サービス パラメータ(Service Parameters)] の順に選択します。

[サーバ(Server)] ドロップダウン リストのみが表示されます。

ステップ 2 [サービス パラメータ設定(Service Parameter Configuration)] ウィンドウで、[サーバ(Server)] ドロップダウン リストからサーバを選択します。

[サービス(Service)] ドロップダウン リストが表示されます。

ステップ 3 [サーバ(Server)] ドロップダウン リストから、Cisco Unified Communications Manager サーバを選 択します。

トラステッド リレー ポイントの設定

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If Trusted Relay Point Allocation Fails)] ドロップダウン リストの [True(True)] を選択します。 フィールドとその設定オプションについては、「関連項目」の項を参照してください。 ステップ 5 [クラスタ全体のパラメータ(デバイス - H323)(Clusterwide Parameters (Device - H323))] セク

ションから、[MTP の割り当てが失敗するとコールは失敗する(Fail Call If MTP Allocation Fails)] ドロップダウン リストの [True(True)] を選択します。フィールドとその設定オプションについ ては、「関連項目」の項を参照してください。 ステップ 6 [保存(Save)] をクリックします。 関連トピック MTP および TRP サービス パラメータを選択したときのコール ステータス, (6 ページ) MTP と TRP サービス パラメータが選択されない場合のコール ステータス, (7 ページ)

MTP および TRP サービス パラメータを選択したときのコール ステータス

エンドポイントの [メディア ターミネーション ポイントが必要(Media Termination Point Required)] および [信頼されるリレー ポイントを使用(Use Trusted Relay Point)] の両方のチェックボックス をオンにすると、Cisco Unified Communications Manager は、トラステッド リレー ポイント(TRP) でもあるメディア ターミネーション ポイント(MTP)を割り当てます。管理者がこのような MTP または TRP の割り当てに失敗すると、コール ステータスが表示されます。

次の表は、コールが失敗したときに [トラステッド リレー ポイントの割り当て失敗時にコールが 失敗(Fail Call If Trusted Relay Point Allocation Fails)] および [MTP の割り当て失敗時にコールが 失敗(Fail Call if MTP Allocation Fails)] のサービス パラメータ値を備えたコール ステータスを示 します。 コール失敗? [MTP の割り当て失敗時にコー ル失敗(Fail Call If MTP Allocation Fails)] [TRP の割り当て失敗時にコー ル失敗(Fail Call If TRP Allocation Fails)] ○ [はい(True)] [はい(True)] ○ いいえ(False) [はい(True)] [MTP が H.323 エンドポイントで 必要な場合、はい(Yes, if MTP is required for H.323 endpoint)][MTP が SIP エンドポイントで必要な場 合、いいえ(No, if MTP is required for SIP endpoint)]

[はい(True)] いいえ(False) なし いいえ(False) いいえ(False) トラステッド リレー ポイントの設定 トラステッド リレー ポイントのサービス パラメータの有効化

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MTP と TRP サービス パラメータが選択されない場合のコール ステータス

[トラステッド リレー ポイントの割り当てに失敗した場合コールを失敗させる(Fail Call If Trusted Relay Point Allocation Fails)] サービス パラメータ、および [MTP の割り当てに失敗した場合コー ルを失敗させる(Fail Call If MTP Allocation Fails)] サービス パラメータの両方が、False に設定さ れている場合に、MTP が必要かどうか、[トラステッド リレー ポイントを使用(Use Trusted Relay Point)] の設定、およびリソースの割り当て状況に関係するコールの動作を、次の表に示します。 コールの動作 リソースの割り当て 状況 TRP の使用 MTP が必要かど うか パススルー サポートがないため音 声通話のみです。 TRP の割り当てあり Y Y 音声通話のみです。TRP のサポー トはありません。 MTP のみ [Y] または [N] Y H.323 エンドポイントで MTP を必 要とする設定にしている場合、補足 サービスは無効になります。 割り当てなし [Y] または [N] Y エンドポイントの機能、またはコー ル アドミッション制御(CAC)に 応じて、音声またはビデオ通話のど ちらかになります。補足サービスは 動作します。 TRP の割り当てあり Y N 音声またはビデオ通話。補足サービ スは動作しますが、TRP のサポー トはありません。 割り当てなし Y N トラステッド リレー ポイントの設定 トラステッド リレー ポイントのサービス パラメータの有効化

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トラステッド リレー ポイントの連携動作と制約事項

トラステッド リレー ポイントの連携動作

データのやり取り 機能

RSVP がコールに対して有効な場合、Cisco Unified Communications Manager は最初に TRP としてもラベル付けされている RSVPAgent の 割り当てを試みます。それ以外の場合は、別の TRP デバイスが RSVPAgent とエンドポイント の間に挿入されます。 リソース予約プロトコル(RSVP) コールにトランスコーダが必要で、TRP を必要 とするエンドポイントと同じ側にトランスコー ドを割り当てる必要がある場合、Cisco Unified Communications Manager は最初に TRP としても ラベル付けされたトランスコードの割り当てを 試みます。それ以外の場合は、別の TRP デバイ スがトランスコーダとエンドポイントの間に挿 入されます。 コール用のトランスコーダ トラステッド リレー ポイントの設定 トラステッド リレー ポイントの連携動作と制約事項

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トラステッド リレー ポイントの制限事項

表 1:トラステッド リレー ポイントの制限事項 説明 制約事項 エンドポイントまたはデバイスに関連付けられ ているデバイス プールのいずれかで、[トラス テッド リレー ポイントを使用(Use Trusted Relay Point)] チェックボックスをオンにした場 合、Cisco Unified Communications Manager はそ のエンドポイント向けに TRP を挿入する必要が あります。[トラステッドリレーポイントの割り 当てに失敗した場合コールを失敗させる(Fail Call If Trusted Relay Point Allocation Fails)] サー ビス パラメータが、True に設定されている場 合、Cisco Unified Communications Manager が TRP の割り当てに失敗すると、コールが失敗するこ とがあります。

エンドポイント向けトラステッド リレー ポイ ントの挿入

エンドポイント向けに、[メディア ターミネー ション ポイントが必須(Media Termination Point Required)] チェックボックスおよび [トラステッ ド リレー ポイントを使用(Use Trusted Relay Point)] チェックボックスをオンにすると、 Cisco Unified Communications Manager は、TRP を兼ねる MTP を割り当てます。管理者がその ような MTP または TRP の割り当てに失敗する と、コールの状態が表示されます。 エンドポイント向けメディア ターミネーション ポイントの割り当て ほとんどのインスタンスでは、ユーザがコール に応答した後に、TRP が割り当てられるため、 TRP の割り当ての失敗によりコールが失敗する 場合、ユーザがコールに応答すると短い間隔の 話中音を受信する可能性があります(MTP が必 要な SIP アウトバウンド レッグ、つまり H.323 アウトバウンド FastStart は例外です)。 トラステッド リレー ポイントの割り当て トラステッド リレー ポイントの設定 トラステッド リレー ポイントの制限事項

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トラステッド リレー ポイントの設定 トラステッド リレー ポイントの制限事項

参照

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