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手首が痛い! 使いすぎなのか!? 仕事でパソコンを頻繁に使う 美容師や理容師ではさみを頻繁に使う 料理で包丁を頻繁に使う 演奏 裁縫 趣味など 手先を使う仕事やスポーツを行い 手首が痛い と訴えるほとんどの患者さんは 普通の人より手先を使うこが多いため 腱鞘炎は 使いすぎ によるといわれています 確

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Academic year: 2021

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『手 首 が 痛 い !』

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「手首が痛い!・・・使いすぎなのか!?・・」

仕事でパソコンを頻繁に使う。美容師や理容師ではさみを頻繁に使う。料理で包丁を 頻繁に使う。 演奏、裁縫、趣味など、手先を使う仕事やスポーツを行い、 「手首が痛い・・・」と訴えるほとんどの患者さんは、普通の人より手先を使うこが 多いため、腱鞘炎は“使いすぎ”によるといわれています。 確かに、職業により毎日使えば生身の体ですから故障もします。 しかし、同じ仕事をしていても腱鞘炎にならない人はなりません。 同じように手先を使っているはずなのに・・・いったい何が違うのでしょうか? この書籍は、手首の腱鞘炎の仕組みと、腱鞘炎の改善方法を記載しています。

基本を理解し、慌てず確実に行えば、

あなたの手首から確実に痛みが消えるはずです。

手首周辺の骨格と筋肉群 筋肉・骨の数が多くありますから名前を覚える必要はありません。 手の甲(裏) 手の平(表)

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「腱鞘炎」 とは?

腱鞘(けんしょう) が 炎症 している という状態。 診断名です。 腱鞘とは? 腱(けん)の鞘(さや)のことですが、わかるように説明します。 体を動かす筋肉の両端には、筋肉と骨をつなぎ合わせる 腱 と呼ばれる場所があり ます。 体を動かす筋肉を、骨格筋(こっかくきん)と呼びます。 筋肉と腱の構造の違いはほとんどありませんが、筋肉は収縮を大きく行いますが、腱 の部分での収縮は、ほとんどしません。 腱の役割は、筋肉が収縮した力を確実に骨に伝えることです。 このときに、骨以外の部位を 押す・摩擦を起こす・潰すなどの悪影響を与えてはな りません。 通常の場合、手首を曲げていないときは、筋肉も収縮していませんし、腱も他の部位 に悪影響を与えてはいません。 手のひら側も、手の甲側も力が加わっていない状態のときは、 腱は骨に沿っているため、腱と骨は離れないていない

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しかし、手首を曲げたときに、腱が他の筋肉や皮膚を外側に押し出してしまうことに なり、この状態になると、摩擦がおきる、または他の部位を引っ張ることになります。 手首を動かしたとき、腱の部分が外側に張り出すため、他の筋肉や皮膚を押しだす、 また、腱の動きにより摩擦が生じ、他の部位(細胞)を破損してしまう。 そこで、腱が外側に押し出されないように、支帯(したい)を利用しています。 ※(支帯は、靭帯とほとんど同じ構造です) 体の関節周辺には、腱により皮膚などを押し出さないように、いたるところに支帯が あります。 腱が骨から離れる 腱が骨から離れる 皮膚が押し出される

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支帯があるために、腱の部分は皮膚と持ち上げることはしませんが、その代わりに支 帯と腱が擦れ合い、摩擦が生じますので、炎症がおきる、または、支帯と腱の線維を 傷つけることになります。 そこで、必要になるのが、 腱の鞘 “腱鞘”です。 腱鞘は、腱(けん)の鞘(さや)ですから、腱を保護するために取り巻くパイプの役 割をしています。 腱と腱鞘の間には、すべりを良くし、摩擦を起きなくするための潤滑油の働きをする “滑液”(かつえき)があります。 このため、滑らかに腱は移動できるのです。 摩擦が生じ、炎症 支帯や腱の損傷 腱鞘 腱鞘 滑液があるため、摩擦を受けず、抵抗なく自由に動くことができる 断面

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腱鞘炎とは、腱鞘が炎症している状態ですから 『炎症』 について説明します。

「炎症」 とは?

① 細菌、外傷、化学物質、熱などにより、細胞が破壊されている、細胞に障害がお きている状態。 ( 細菌 = ウィルス ) ( 外傷 = 切り傷、すり傷 ) ( 化学物質 = 薬品・ダイオキシンなど ) ( 熱 = やけど ) ② 細胞組織が、正常ではなく、異常な状態。 簡単ですが、このように定義されています。 細胞組織が、正常ではなく、異常な状態 という曖昧(あいまい)な表現では、何か 体に異常があったときには、全て炎症と定義できてしまいます。 普通の患者さんが、“炎症”と呼ぶ、もしくは考える状態は、腫れる、熱を持つ、膿 (うみ)が出ているなど、見た目で判断できる状態だと思いますので、私もこの見た 目で判断できる状態を“炎症”と定義をして、話を進めます。 (図;「臨床のための解剖学」より引用)

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通常、手首に痛みがあり、筋肉や腱の線維が切断したり、細胞の破損した場合、熱を 持ったり、腫れたりします。 手首に痛みがあるときに、熱を持っている、腫れている状態であれば、直接触ること は控えなければいけません。 しかし、手首から指先まで使う職業を行い、長い間手首が痛い 一般で言う腱鞘炎の 場合は、熱を持ったり腫れたりはしていません。 この状態は、筋肉の緊張状態なのです。 ※ 腫れる・熱を持つ場合、筋肉・腱・靭帯の断裂、毛細血管の破損。

この場合、痛みの場所を直接触ってはいけません!

※ ウィルスによる痛みの場合、病院で調べればわかります。 慢性的な痛みは、一般的に考える炎症ではなく筋肉の緊張状態です。 筋肉・腱・靭帯は、ほとんど同じ構造であり、痛みを感じる神経が存在している部位 になりますので、痛みは、筋肉・腱・靭帯のいずれかから出ています。 そして、手首周辺の痛みの原因は、炎症、緊張を含め 3 つあります。 原因1 老廃物の滞留からの、腱の肥大による炎症 原因2 腱の緊張状態による、血行不良 原因3 支帯と腱鞘 腱と腱 腱と腱鞘 腱と筋肉 骨と腱 の癒着 細かく分ければ、他にもありますが、この3つだけ理解できれば問題ありません。

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原因1

緊張成分、もしくは老廃物の滞留による、腱の肥大 老廃物の排出がうまく機能していないときは、老廃物が筋肉細胞内に滞留し、筋肉は 肥大(膨らむ・太くなる)します。 ( “むくみ”と同じと考えれば理解しやすい ) この肥大している場所は、筋肉内の細胞レベルの場所になります。 細胞レベルの話は難しいので、簡単に説明します。 筋肉内に老廃物が滞留しているとき、肥大します。 筋肉、腱、靭帯は、ほとんど同じ構造ですので、腱に老廃物が滞留した場合も、同じ ように肥大します。 ( ちなみに、靭帯も肥大します ) 手首周辺の腱は、腱鞘の中を通り、動ける範囲で自由に動いています。 膨らむ 滑液があるため、摩擦を受けず、抵抗なく自由に動くことができる 断面

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腱の肥大により、腱鞘の内壁との摩擦などにより、腱鞘や腱の細胞が損傷・毛細血管 の断裂により、炎症をおこしている状態です。

この場合は、腫れる、熱を持ちますので、絶対に触ってはいけません。

細胞の修復・再生には、基本的に3ヶ月かかります。 その間は仕事・スポーツなど、 絶対に痛みに耐えながら動かすことは避けてください。 ( 改善方法の記載がありますので、良く確認して行ってください )

原因2

腱の緊張状態による、血行不良 筋肉同様、腱が緊張した場合、腱の細血管や毛細血管が圧迫され、血行不良が起こり ます。 血行不良がおこるために、酸素や栄養が細胞にいきわたらないために痛みを感じます。 事故や怪我、ウィルス、公害病など、完全に外傷や細菌、金属など痛みの原因がわか っている要素を除き、なんだかわらからにけど痛い場合、長い間痛みがある慢性痛の 原因のほとんどは、血行不良から起こる酸素欠乏による痛みです。 この場合、腱から緊張成分を排出し、腱が軟らかくなれば痛みは消えます。 正常 血管の圧迫

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原因3

支帯と腱鞘 腱と腱 腱と腱鞘 腱と筋肉 骨と腱 の癒着 癒着とは? ; 別の構造の組織が、2つ以上くっついてしまうこと。 癒着しているだけの場合、腫れる、熱を持つということはありません。 癒着しているのにもかかわらず、痛みを我慢し無理に動かすこと、筋肉や腱が断裂し、 細胞の破損、毛細血管の断裂により、腫れる、熱を持ちます。 腫れる、熱を持つことが無い場合、癒着部分を 外すことで、痛みは消えます。 癒着は 支帯と腱鞘 腱と腱 腱と腱鞘 腱と筋肉 骨と腱 などありますが、基本的には2つ以上の 組織がくっついているだけなので、癒着部分を外せ ばいいだけです。 癒着させている成分の1つが、カルシウムです。 カルシウムは、腱(筋肉)を収縮させる。 腱(筋肉)を緊張させる。(硬くする) 腱(筋肉)の損傷箇所を、再生させるまでの 保護のため、凝固させる。 癒着を続けた場合、カルシウムが同じ場所に定着し、 痛みを伴いながら動かし続けると、腱(筋肉)が 石灰化を起こします。 石灰化を起こした腱(筋肉)を無理に動かし続けると 腱(筋肉)の骨化に繋がります また、2ヶ月以上、腱(筋肉)を動かさない場合は、 腱(筋肉)線維は、減少していきます。 早い段階で正しい治療をしないと、症状はさらに悪化します。 支帯と腱鞘 腱と腱 腱と腱鞘 骨と腱 筋肉と腱

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