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(1)

クーラント充填の条件

クーラント充填の条件

車両クーリングシステムでの作業

警告!

車両クーリングシステムへの作業を行うときは、保護用具を使用してください。 • クーラントは皮膚の炎症を招くことがあります。 • 高温のクーラントで火傷することがあります。 • エチレングリコールは吸引されると非常に危険です。

重要!

• スカニアクーラント、または不凍液および腐食防止剤に関するスカニアの要件 を満たすテスト済み製品のみを使用してください。 不適正なクーラントの使用 に起因する損傷はスカニアの保証を無効にすることがあります。 • クーラントポンプシャフトシールへの損傷はクーラントの漏れを招きます。 – クーラントを適正に充填します。 エアポケットがあるとオーバーヒートの原 因となり、このためクーラントポンプシャフトシールへの損傷を招きます。 – クーラントシステム内のクーラントが少なすぎる場合、エンジンを始動しな いでください。これはクーラントポンプシャフトシールへの損傷の原因とな ることがあります。 • 不凍液或いは腐食防止剤の濃度が高すぎると、ラジエーター内に蓄積される沈 殿物の量やつまりが増加する場合があります。 • 濃度が低すぎると、クーラントシステム内の腐食または低温時の氷結を招くこ とがあります。

重要!

• クーラントの充填後、クーリングシステムを加圧テストし、エキスパンション タンクプレッシャーバルブが作動すること、およびプレッシャーキャップの シーリングがタイトであることを確認します。 クーラントに関する追加情報についてはスカニアディーラーにお問合せください。

(2)

©Scania CV AB 2012, Sweden クーラント充填の条件 02:60-40 発行 3 ja-JP 2 (10) – プレッシャーバルブはシステムが0.7~0.9バール(過圧)に達するまで開いて はいけません。 – プレッシャーバルブが開いたあとでシステム内の残圧が0.5バール(過圧)以 下になってはいけません。

エキスパンションタンクプレッシャーキャップがこの条件を満たさな

い場合、交換する必要があります。

クーリングシステムの圧力テストの表題の下に追加情報があります。

クーラントの濃度および特性

スカニアによって推奨されるクーラントは水、不凍液および腐食防止剤(エチレ ングリコール)の混合液です。 クーラントはクーラントシステムの機能に重要な 以下の特性を持ちます: • 腐食防止剤 • 不凍液 • 沸点を上昇させます 不凍液および腐食防止剤の濃度は常に容積比率 35 ~ 55 パーセントである必要が あります。 それ以外では、クーラントは効果が良くありません。

温暖な国

重要!

腐食からの保護を維持するため、温度が決して 0°C 以下に落ちない国であって も、クーラントは不凍液および腐食防止剤を含むことが非常に重要です。 不凍液および腐食防止剤の濃度は常に容積比率 35 ~ 55 パーセントである必要が あります。 それ以外では、クーラントは効果が良くありません。

補充

クーラントについては、混合済クーラントを補充してください。 混合済クーラン トは濃縮液に清浄な水を混合したものか、またはメーカーからの混合済クーラン トのいずれかを使用できます。

(3)

クーラント充填の条件

重要!

クーラントを混合するために使用される容器はその用途のためのもので、泥また は汚れのないものである必要があります。 空の容器は泥または埃を取り込まない ように閉じておく必要があります。

(4)

©Scania CV AB 2012, Sweden 作業用パーツ 02:60-40 発行 3 ja-JP 4 (10)

作業用パーツ

以下のスペアパーツはスカニアディーラーから購入できますが、その他の同等品 の使用も許容されます: 名称 部品番号 外見 クーラントタンク 588 135 クーラント充填用アダプター 99 301

(5)

作業概要

作業概要

1. アダプターおよびホース付きのクーラントタンクを使用して、ラジエーター下 のドレーンおよびフィラーニップルからゆっくりとクーリングシステムを充填 します。 図解を参照してください。

注記:

上からはほんの僅かな量のクーラントしか注入できません。 システムは徹底的に エア抜きされる必要があります。 エンジンを稼働し、クーリングシステムの最上 点が熱くなるか確認します。 稼働後に、エキスパンションタンクのクーラントレ ベルを点検します。 300 406 320 982

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©Scania CV AB 2012, Sweden 作業概要 02:60-40 発行 3 ja-JP 6 (10) 2. クーリングシステムブリードパイプが詰まりまたは損傷を被っていないことを 確認します。 ラジエーターおよびエンジンからエキスパンションタンクへ接続 されるブリードパイプがあります。 図を参照してください。

重要!

クーラントの充填時にはベンチレーションパイプをエキスパンションタンクから 取り外しておく必要があります。 項目 4 の説明に従ってクーラントを補充し、ブ リーザーホースからクーラントが途切れず ( エアを含まず ) 流れ出るまでホース を適切な容器にセットしてクーラントを排出させます。 ベンチレーションパイプ を取り付け、クーラントをエキスパンションタンクの最大レベルまで充填します。 3. エキスパンションタンクキャップを開きます。 ヒーターコントロールをフル ヒーティングへセットします。 4. クーラントをエキスパンションタンクの MAX レベルまで充填します。 320 980 クーラントベンチレーションパイプ

(7)

作業概要 5. 以下の事項がリターダー付きの車両に適用されます: a) リターダークーラー上のブリードニップルへホースとニップルを接続しま す。 図を参照してください。 b) クーラントタンクでクーラントの充填を続け、リターダークーラーからの クーラント / エアの混合物を容器に回収します。 c) クーラントが途切れずに流れ出るまで充填を続けます。 ホースとニップルを リターダークーラーから外します。 d) クーラントをエキスパンションタンクの MAX レベルまで充填します。 6. クーラントタンクの接続を外します。 エンジンを始動しヒーターコントロール をフルヒーティングにセットします。 エンジンを 15 分間アイドリングさせま す。

重要!

アイドリングスピードは 600 rpm を超過してはいけません。 エンジンオーバース ピードはクーラントポンプシャフトシールを損傷し、クーラント漏れを招くこと があります。 7. エンジンをスイッチオフします。 クーラントをエキスパンションタンクのフィ ラー開口部から最大レベルまで充填します。 キャップを閉じます。 クーリングシステム内に少量のエアが残ってエアポケットを形成することがあり ます。 このため、エンジンが通常作動温度に達しサーモスタットが開いたあとで 必ずエキスパンションタンクにクーラントを補充してください。 クーリングシス テムから完全にエアを抜き去るにはある程度の時間エンジンを作動させたあとで クーラントの補充を行う必要があります。

警告!

補助ウォーターヒーター付きの車両では上記説明に従ってクーリングシステムの エア抜きを行ってから、ウォーターヒーターを始動する必要があります。 この指 示に従わない場合、ウォーターヒーターがオーバーヒートし、機能障害および火 災の危険性を招くことがあります。 320 981 M1 M3 R2 R5 P R4 R1 R3 リターダークーラー上のブリードニップル

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©Scania CV AB 2012, Sweden 作業概要 02:60-40 発行 3 ja-JP 8 (10)

重要!

外部サーキットがクーリングシステムに接続される場合、それは最高位置にエア 抜きポイントを装備すること、および充填中に開いていることが必要です。 項目 4 の説明に従ってクーラントを補充し、クーラントが途切れず ( エアを含まず ) 流 れ出るまで、外部サーキットとエキスパンションタンクのブリードホースから容 器へクーラントをドレーンします。 すべてのブリーダーポイントを閉じエキスパ ンションタンクの最大レベルまでクーラントを補充します。 外部サーキットに関する追加情報はシャシモディフィケーションの下の文書 「クーラントアウトレット」にあります。

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クーリングシステムのプレッシャーテスト

クーリングシステムのプレッシャーテスト

クーリングシステムの圧力テストを行う際、プレッシャーが 0.70.9 バール ( オー バープレッシャー ) に達する前にプレッシャーバルブが作動してはなりません。 プレッシャーバルブが開いたあとでシステム内の残圧が 0.5 バール ( 過圧 ) 以下 になってはいけません。 エキスパンションタンクプレッシャーキャップがこの条 件を満たさない場合、交換する必要があります。

作業用パーツ

以下のスペアパーツはスカニアディーラーから購入できますが、その他の同等品 の使用も許容されます: 名称 部品番号 外見 クーリングシステムテスター 587 048 クーリングシステムテスト用 アダプター 99 312 320 987 クーリングシステムプレッシャーバルブはエキスパンションタンクに位置してい ます。

(10)

©Scania CV AB 2012, Sweden クーリングシステムのプレッシャーテスト 02:60-40 発行 3 ja-JP 10 (10)

作業概要

1. エキスパンションタンクのキャップを取り外します。 2. フィラーパイプのシーリング面およびキャップガスケットに損傷がないか点検 します。 3. クーラントレベルが適正か点検します。 必要に応じて補充します。 4. クーリングシステムテスター 587 048 にフィラーキャップの代わりにアダプ ター 99 312 を取り付けます。 5. プレッシャーリミッタバルブが開くまで圧力を上げます。 適正な開圧力は 0.7 ~ 0.9 バールです。 6. ポンピングを停止し、プレッシャーリミッタバルブが閉じるようにします。 圧力が低下する場合、漏れがあることを示している可能性があります。 320 992

参照

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