私ほ、先に商工踵困研究節六容節二畢以下忙於て、フルウリー氏ロード捜荷法を紹介したが、その際ヘツク教授のロード投 荷法の招介をも示唆して置いた。然るた、私が未だにその公約を果さずに居るのは菜より私の怠惰に依るものではあるが、仝 然之を破重したといふのではない。而して、私は之よりも先にロード捜荷法の逐條的嗣静の必要を感じたので、筑に之を紳介 したいと恩ふ。本法の英詳はラウンズの共同海損法論の約錬忙常忙見らるゝも、本稿ばオツーー、シリング、及びジンテーニ スの編基に係る羅馬法大全︵COぢuSjl已∽Ci主is︸herausgegeb2n召nOttO︶Shilぎg−und禁nteロis−︶節二巻一四六蓋以下併載 のシふナイデル︵巳﹁出○訂ュSeI⋮eEer︶の獄謬に依ったものである。 この猫鐸は前記ラウンズの英澤と酷似して居り、恐らく啓邁の謬として是認せらるべきものであらう。然し、︼それだけ忙平 凡なる経である。斯かる繹文に俵接してロード投荷法の桝説を試みるならば、恐らくフルーサー虎口ード按荷法に於けるが如 き踵結が得られるであらう。而Lて、ヘツクほ之に反封ナるのであるから、その根本の緋謬が全然相違するのである。即ち、 本稿はヘツクの研揮と僻綽忙至るに尭だちて、先づその順序として、ロード投葡法に射する普通の逐條的緋絆の紹介を目的と 一 するものである。 第−條 パ.ウルス第二巻箪言葉 ︵憎a已﹂iF苧Sente−︸こ 高松高等薗来襲校紀光二千六百年記念論文集
シュナイデル虎口ード投荷法
∵七〇三
ロード淡の規定するところに放れば、船舶新藤快ならしむを目的として投荷を為したる場合に於ては、総ての ものゝにめに投ぜられたるものは、総てのものゝ分拾に依り唄術せらるべきものとす。 第こ條 同告示註解第三十西巻 ︵lde芦lib−崩舛舛Ⅰく小鼓Ed・︶ 船舶が危加に際し投宿を為したる場合に於ては、犠牲に供せられたる積荷の所有者は、その道迭を委託したる 積荷に付、船長に判し賃借上の訴︵Mi諷F粁−age︶を焉すべく、船長に於ては保存せられたる税荷の所有者に酎し賃 貸人の訴︵宕mietherk−ag巴▲を以てすべく、之に依って損寄の比例的分抵の行はるゝものとす。而して、セル ゲィウス︵S彗くius︶の鑑定に依れば、その船長に封して為すべき賃借上の訴は、之に依って船長をしてその保存 せられたる鶏荷を差押へしめ、その荷主に封し分塘爾の支沸を強要せしめざるペからやとなす。賃貸人の詐は、 同軌者の中に何等の荷物を保有せざる者ありて、積荷を差押へ得ざるときにも伺之を認めぬばならない。定に、 斯くの如き者が著†ある場合にも、積荷を差押へることは必要である。更に、船腹の全部を山人に於七賃借した る場合に於ては船長をして差押へしむべき稿荷他に無んと畔も、葡彼は貸借人の一訴︵Mi温herk−a笥︶を為し得る ものと云ふべく、船舶に於て坐席を賃借しにる雄客に於けると異なることなし。思ふに、他人の財産を犠牲に供 することに因り自己の貨物の保存を得たる者が、損害を負捺することは最も術平に適するものである。 第鵬欺 瑞相は保存せられたるも船舶は損害を被り、又は索具の山部を喪失したるが如き場合には、何等の分 捨を生ぜや。何となれば、的舶のにめに装遷せられたる物と、之に封し造貸の支沸はれたる物とは全然直別して シュナイデル氏ロー一枚荷法 一七一
高松高等商美挙校紀元二千六甘牢記念論文雄
一七二
取扱ふべきものである。蓋し、〓り鍛冶エが鋲砧又は鎚を破損するも、その損害は彼にその仕事を注文したる賓
に負臍壱しむるを得ざると同様である。反乏して、彼の船舶の損恐が運送人の璧息に因り又は何等か′の危険を恐
れて生じたるものならば、斯る損害は填補せられざるべからす○
第こ欺 或る仙他の船舶に多くの商人が各様の商品を船籍し、且つ多人数の奴隷及び自由なる旅客を搭載して
航行んたるが、激しき暴風附に際合して投荷を為すの止むなきに至った。而しで、次の間題が起った。絶てめ者
は投荷を分拾すべきや。殊に賓石や虞珠の如き、竜も船舶の負槍とならざるが如き物を胎内に筋したる者も、そ
の式任ありや。果して然りとすれば如何なる割合に於て為すべきや。叉、自由なる者の生命も亦考慮せらるべき
か。而して、如何なる訴を以て斯くの如き鶉件が解決せらるべきものであらうか。投荷に因りて利益を被つ仁者
は絶て分姶するを以て穏蕾なるものとする。何となれば、彼等は自己の財産を保存したるの故を以て、斯くの如
き分括にまで興るべきものである。従って、船舶の所有者も亦分拾に琴富野する。而して、損害の分培は、財
産の侶舶に従って比例的に行はるべきものとする。但し、自由なる者の生命は許慣すべからざるものとすC又、投荷せられたる貨物の所有者は、船長即ち船主に封して賃借上の詐を馬すべきものとす。
更に胎内に在る者が装へる衣服並に指輪も亦考慮せらるべきもの打アりやの議論があつたが、之患是し総ての
物が計算に入れらるべきものと決定せられた。唯、消費の目的を以て積込まれたる物、例へば食料品の如き物は
之を除外する。蓋し、壷食料品が航海中に快乏するが如きときには、何人の所有に係るとを閃はす、之竺般
の需要に伏すべきものなればなり。 第三欺 船舶の解放を得る美めに海賊に封し腰金を輿へたる場合につき、セルゲイウス︵Ser乱us︶、オフイリウ ス ︵02i莞︶、ラベオ︵LabeO︶の見解は次の如くである。その腰金は放でのものに於て分括すべきものとす。但 し∵海賊に略癒せられたる物はその物の朋有者に於で失はれたるものと見るべく、叉腰金を以で之を海鹿より購 入したる場合に於ても、彼仙個人の利益のにめになすも誹と解すべく、何等の分拾を生ぜす。 節四欺 分拾は、救助せられたる物と投荷せられたる物との両者に依り、その償顧を標準として為さるべきも のとす。和して、投荷せられたる物がより高慣に璃却せらるべかり心ときと炸も亦異ならす。何となれば、損省 のみを墳補すペく、失はれたる利益を辟僻すべき箭∽ものにあらざればなり。然し、分捺すペき物の倍額は買入 れの倍額を以てせゃして、賛却慣瑚を以て許慣すべき也のとす。 第五欺 奴隷が梅中に於て死亡するに至りたる場合に於ても、彼等が船内に於て病死したる場合、又は海中に 墜落したる場合以上には考慮せられぎるものとす。 節穴欺 同航者中に受胡能力なう者ある場合に於て、船主はその損害の負括に任ぜず。何となれば、船長は各 同航者の財産状態を調沓するを娼ゐざればなり。 第七欺 投荷せられ上る物が摘び回復せられたる場食には、何等の分拾を行はす。芳し既に分拾を焉したる後 なる場合には、その既に受彿を馬したる潜は船長に勤し賃借上の訴を為すべく、他方船長に於ては負貸人の訴を シュナイデル氏ロード投荷接
起し、その取立てられたるものを何故すべきものとす。 第八款 僻し、その授荷せられたる物は依然としてその元の所有者の朗有物とし、その拾得者の所有に属せざ るものとす。蓋し、投荷せられたる物は蒐来せられたるものと脱ぎればなり。 第三備 パピチアーヌス第十九巻回答録 ︵句風nianこib.叫声Re七〇nS.︶ 帆槍、その他棄兵の類が共同の危険を回避する目的のために切断せられたる場合には、その揖害は分擦せられ ざるべからす。 第四條 カリスエアーツス第二巻質疑鋒 ︵○各⋮strJib.苧曾aesこ 船舶が疏荷を積載したる健河又は港に入航するを得ざるため、斯の如き満載したる船舶を軽快ならしむる目的 を以て、貨物を好に積移し、之に依りて船舶を河外に於て、或は河口に於て、或は叉港内に於てと雑も、危険に 曝さゞらんとしたる場合に於て、その貯が沈没しにるならば、恰もその貨物は投荷せられたるものと看倣して、 船舶内に於で安全に残されたる物と、好に於て滅失したる材との問に於て分括せらるべきものとす。而して、斯 の如き取扱はサビヌス︵Sabinus︶も彼山答粁啓︵浮cFderR遥OnSa︶琴惑に於て是認せるところである。 之に反しで、貨物の仙部を積載したる好は安全なるを得たるも、船舶は却って沈没したるが如きときには、その 船舶内に於て滅失したる物に封しては精算を行はぎるものとす。何となれば、投荷は船舶が救助せられたる場合 に於てのみ分捺せらるペきものなれば行アり。 高松高等商菓撃校紀元二千大官年記念論文集
鈴一款 但し、或る商人の貨物を投荷することに閃つで軽快ならしめられたる船舶が、他の個所に於て難破 し、その中J㌻り或る商人の貨物が潜水夫に依り、報酬を典へて救助せられたる場合には、その潜水夫に依り後に 救助せられ㍍る物は、先に航海中帆舶牢痙快ならしむるため枝村甘られたる物と共に精辞せらるペきものであ り、これに裁てはサビヌスハSabin宏︶の来意するところである。之に反して、航海中投荷せられたる物の所有 者は、その投荷の中より救助せられたる物の所有者に勤し、彼の貨物の若干が潜水夫に依り救助せられたるを理 由として、分姶を請求することを待す。何となれば、敵船は難破せるを以て、彼の貨物は船舶の救助を目的とし て投荷せられたるものと認め待ないからである。 壁衰 然し、船舶外に投荷が行はれ、而も船内に残留したる若干の貨物も毀損したる場合に於ては、その貨 物が分櫓S衰ありや否やに戯ては考慮を要すべく、琴し分培の損害と貨物の毀損に関る損害との二蕊の損害を課 すペからぎればなり。然し、貨物の硯尭の倍額を敏準として分括すべきものとせば、甚に衡平に適するものと云 はねばならない。即ち、例へば二人の者が各二十の慣値ある物を研有し、その中仙は海水の滞損に因り十の償値 に減じたりとせば、完全に残留するを得たる他流二は二十の知合に依り、他は十の割合に依れ分捺すべきが知 慮 し。然し、この判定を魚すに蕾りて、貨物が如何なる政囚に因りて毀損したるかに俵ケ隈別を立つることを要す る。即ち、貨物の損寄が投荷を為すに際し危険に曝されたるに因るか、或はその他の原因、例へば般般の隅に横付 けられ海水の浸入したるに因るかを見ねばならない。而しで、後者の簡物に於ては分拾の義務あるべく、前者の シュナイデル氏ロード投僻法
高松高等閣葉畢校紀元二千六百年記念論文集 小 一七六 貨物に於ではその義務なかるべし。何と昔れば、投荷はこの貨物にも亦損害を輿へたればなり。更に、貨物が投荷 に際し清拭を被り毀損したる場合と雄も、葡その所有者は著†の分拾を属すを要せざるか。この場合には、滞損 の方がより大なりや、或は分拾の損審の方がより大なりやに依り精細なる直別をなさゞるべからす。例へば、貸 物の償棟二十なりとし、分抵十であり、揖筈二なりとせば、その所有者は貨物の被りたる損寄を接験したる後残 額を分治せねばならない。然らば、損害の方が分槍額より大なるとき、例へば貨物は十の慣伯を毀損せられ、分 拾瑚は二なりとせば如何。この場合には、桝有者は両者を共に負治すべき埋なし。寧ろ、彼に封し損害の牌償を 為すを要せぎるやを吟味せねばならぬ。資し、自己の物智投荷に関りて失ひたる場合と、之を放蔭して損傷せし めたる場合とを償別して取扱ひ得べきや。叉、自己の物を全然滅失せしめにる者に政商せられるべきであノるなら ば、同じく授荷に際して之を班傷せしめたる着にも救臍が輿へらるべきであらう。而して、斯くの加きはパピリ ウス・フロント︵Papirius﹃旨ntO︶ の意見である。 第五條 ヘルモヂユニアーヌス第二奄淡拳提要︵胡ermOgen瞥rlib・苧Jur・ぞitO声︶ 船舶の全滅に因る損害は、その難破船より救出せられたる貨物の所有者の共同分拾に依り臍償せらる∼ものに あらす。何となれば、共同分瘡は、授荷が共同の危険に際心、船舶の救助に於て餞飴の物に勤し有益なりし場合 に限り衡平に適するものと思惟せられり虻。 鋳−款 帆椅が切断せられ、之に閃ヤ船舶並に税荷を救助し緒たる場合には、分捨は衡平に通するものとして
行はるべきもの打7ヮ。 節穴條ユリアーヌス第八十六巻洪律仝啓︵Ju詳n﹂芦L両国珂↓lr Digest.︶ 義舶は危難に遭遇し、雷電に関り索典、帆橋及び帆衆を破砕せられたる後、ヒツポー︵謀ppO︶に入航せぎる を得なかつたⅧ而して、ぞの袖に於て應急の索兵を以て燭装を施し、オスチヤ︵Ostia︶に向つて出帆し、仝積荷
を目的地に労した。問題は、貨物の朗有者は舵、繁の抗寄に勤し分魔の義務ありや否やにあつたのであるが、その
義抄芳しと否定せられてゐる。空し、この麓の要用は、秩荷の保存を目的としたるものと云はんよりも、寧ろ船
舶の磯襲のために支出せられたるものなれば掌り○
籍七條 パウルス第≡巻﹁アルフエーヌス﹂淡律仝欝概要︵謬已.芦宇塚ざm.Al?bigest.︶船舶が沈毅又は坐礁しにるときに於て、をの難破船より自己の物を救出したる者は、その多寡を問はや之を自
己のために保持することを得べく、火災の場合に於けると異なることなし。
第爪保エリアーヌス始二奄﹁ミニチア﹂法人J已嘗﹂il︶t甲ex婆niei〇.︶放射を軽快ならしむるた妙に投荷を為す者は∵之を拗棄するの意思を宿するもの・にあらゃして、之を滞び後見
しにる場合には之を快復せんことを欲するものである。若しその物の沈没したる場所を推測し得るならば、之を
捜査することもあるべし。これは、恰も退行く者がその負荷に準ぇす、或る荷物を路傍に放鹿して先づ筏♭の物
を持躍り、後に之を取りに凍ること∼同仙の性質のものである。 シュナイデル氏ロー手技荷法 一七七高松高等商業襲校紀元二千六百年記念論文集 −七八 第九條 ポルシウス・メチアーヌス ﹁ロード﹂校荷洪︵ぎーus・試aeeian.e舛−e習字Odiエ デントニウス皇帝に宛でたるエコメディア︵NikOmedia︶市のオイデモン︵E仁d粧mOn︶の請願啓。アント一言 ス睦下、吾々の船は伊太利に於て難破したる後チクラード島に居住する徴税更により略奪せられた。アントニウ ス皇帝はオイデモンに答へて日く。予は世界の統治者なり。然りと雄も、そは海の洪律である。ロードの海浜が害 法律と衝突を釆さゞる限りに於ては、之に放かて審足せらるべきものなり。 第十傑 ラべオ第叫巻﹁パウルス﹂概要︵Labe。夢l‖字訂nOnaI︶a已OepitO芦︶ 汝の般を奴隷の運送のたゆに賃貸したる場合には、船舶内に於て死亡したる奴隷に射し選貸豊川求し得ざるも のとす。摂し、パウルスに依れば、道貸は筒込まれたるものに封し文梯はるペかりしや、或は到達したるものに 封し支沸はるべかりしや、その執れ汀でりしやに依るべきである。而して、若し之を確如し得ないならば、船童は 奴隷が魯込まれたることを澄明し得れば足るとなす。 統二款 或る舵舶を傭絶し、詞船にで返送せらるべき條件なりしに拘らす、船主は特別の尊由なく、月つ荷主 の同意を怨べからぎることを知りつゝ、劣等なる船舶に籍換へ運送しだる場合に於て、稲荷がその第二の船舶と 共に沈没したるときには、液初の船主に封し賃借上の詐植を有するものとす、。伸し︰ハウルスに依れば、船員の 故意及び過失に基かすして、両船とも沈波したるならば反封に解せざるべからすとなす。而して、第叫の船舶が 官の魔分に依り押収せられ、その稗荷の運送を妨げられたるの事情あるとき、亦同様に解すべし東に、這の期