SOA、BPMを実現するための可視化技術 BPMNの紹介

(1)

OPSG, UMTP

SOA

、

BPM

を実現するための可視化技術

BPMN

の紹介

２００５年２月１７日、１８日

日揮情報ソフトウエア株式会社

常務取締役

岩田アキラ

(2)

アジェンダ

SOA（Service Oriented Architecture）の考え方

BPM（Business Process Management）の考え方

SOAとBPMの技術的共通点：ワークフロー

BPMI（Business Process Management Initiative）の活動

BPMN（Business Process Modeling Notation）の開発

BPMNの特徴

BPMNとBPEL（Business Process Execution Language）のマッピング

BPMNの将来動向

(3)

サービス指向アーキテクチャ

(SOA)

SOAとは

¾

サービスのコレクションを中心に構築したアーキテクチャ

サービスとは

¾ ¾ 境界が明確で自己完結な機能境界が明確で自己完結な機能 ¾ ¾ 自己の前後関係や他のサービスの状態に依存しない自己の前後関係や他のサービスの状態に依存しない ¾ アプリケーションのロジック（Classではない） ¾ サービス間にコミュニケーションがある

機能

=サービス

¾ すべての機能はサービスとして定義される ¾ 機能は、純粋の業務機能、ローレベルの機能で構成される業務トランザクション、システムサービス機能から成る

(4)

SOA

で言うサービスは、なぜ自己完結な機能なのか？

業務の俊敏な変更

¾ サービス（機能）を自己の前後関係や他のサービスの状態に依存させない ¾ プロセスの流れ、制御（ビジネスルール）を柔軟に組み換え可能 ¾ 従来のモノリシック（一枚岩的）なアプリケーション構築を否定受注請求入金出荷組み換えひとつで業務モデルは大きく変わる _プロセス機能サービス受注出荷検収請求入金出荷検収請求入金請求入金 _出荷商品受注

(5)

SOA

の要求事項

設計

¾

ビジネスプロセス中心の設計アプローチが必要

¾

タスク、アクティビティを

SOAのサービス粒度になるまで分解

¾

プロセスの構造化分析アプローチが必然的に起こる

実装

¾

各サービスをオーケストレーションするため、ワークフローエンジ

ンが必要

¾

ワークフローエンジンが解釈できるビジネスプロセスメタモデル

が必要

(6)

BPM

（

Business Process Management

）とは

BPM（ビジネスプロセス管理）とは

¾ ビジネスプロセスに関わる分析、設計、実行、モニタリング、最適化、改善の一連のライフラフサイクルを遂行し、管理する概念 ¾ BPMの概念を実行するソフトウエアをBPMS（システム）と呼ぶ ¾ 部品組み立て産業の生産ラインの管理システムに相当 ¾ ワークフローに従ってサービスを実行、制御するエンジンを持つ ¾ 実行を制御することをオーケストレーション、またはビジネスプロセスオートメーションと呼ぶ

SOAは、BPMが管理・統制するサービスのIT要件規定

(7)

SOA

と

BPM

の技術的共通点

ワークフローエンジンが必要

ワークフローをコントロールするビジネスプロセスメタモデルが必要

分析・設計にはビジネスプロセスモデリングツールと標準モデル表

記が必要

ニーズ

ビジネスプロセスモデルに関わる業界統一標準

(8)

BPMI

（

Business Process Management Initiative

）

ミッション

¾ ビジネスプロセスの設計、配置、実行、メンテナンス、最適化に関わる標

準を確立し、Business Process Management (BPM)の利用を促進、発展させる

構成

¾ 非営利団体 (http://www.bpmi.org/) ¾ Business Processの開発と運営関わるあらゆる業界(現在63社)が参加 » モデリング、プロセスシミュレーション、ツールベンダー » BPM、EAI、Workflowツールベンダー » パフォーマンスモニタリングベンダー

標準化テーマ

¾ BPML（Business Process Modeling Language）：2002年11月13日公開 ¾ BPMN（Business Process Modeling Notation）: 2004年5月3日公開 ¾ BPQL（Business Process Query Language）：策定中

(9)

新しいビジネスプロセス表記の必要性（１）

多種多様なワークフロー表記の乱立

¾ EAI, BPMベンダー固有表記

¾ PIM（Platform Independent Model）表記の必要性

Aベンダー表記 Bベンダー表記

(10)

新しいビジネスプロセス表記の必要性（２）

UML利用の限界 ¾ ITスペシャリストでないと使えない ¾ 現場のエンドユーザーが読み書きできる方法論が必要 ¾ プロセス中心アプローチの必要性 Webサービス、SOA（サービス指向アーキテクチャ） ¾ 企業間のビジネスプロセス連携→企業間で共有できるモデルが必要 ¾ サービスの切り出しと相互作用の分かりやすい表記 ¾ サービスオーケストレーションの俯瞰図分析、設計から、配置までシームレスに使えるダイアグラムと言語

¾ BPEL(Business Process Execution Language) との親和性

ビジネス参照モデルの開発と流通

¾ プラットフォームに依存しない表記でないと流通しない ¾ 標準の表記でないと流通しない

(11)

ガートナーの

BPM

評価要件

A rich human-to-human process flow — worklists and escalation A business-friendly graphical process model — not as IT-focused

as Unified Modeling Language (UML)

Pricing and sales kept separate from related technologies — for

example, brokers and adapters

Good performance when working with other integration technologies —

not focused solely on its own technology

A sales force organized to sell directly to business users, rather than

just the IS department

Good business activity monitoring (BAM) for controlled processes. Agility supports

Active marketing of the product as a stand-alone offering — that is,

pure-play

(12)

BPMN

の開発経緯

標準化組織

¾ Business Process Management Initiative (BPMI.org)

¾ Language（モデル記述言語）ワーキンググループ（座長：Intalio）

» 2002年11月13日、BPML 1.0を発行

» ワーキングメンバー：Intalio, SAP, Sun, SeeBeyondなど

¾ Notation（モデル表記）ワーキンググループ（座長：IBM）

» 2003年8月25日、パブリックレビューのため草案を公開 » 2004年5月3日、BPMN 1.0を発行

» ワーキングメンバー：IBMのほか、モデリングツール、BPMベンダなど

参考にした表記、方法論

¾ UML Activity Diagram

¾ UML EDOC Business Processes ¾ IDEF

¾ ebXML BPSS

¾ Activity Decision Flow(ADF) Diagram ¾ RosettaNet

¾ LOVeM

(13)

BPMN

（

Business Process Modeling Notation

）

Business Process Diagram(BPD)の表記とビジネスセマンティックを定義

開発の狙い

¾ プロセス情報に関わるユーザ、プロセス実装者、顧客、サプライヤ間のシンプルなコミュニケーション手段の提供 ¾ ビジネスアナリストとIT技術者のギャップを埋めるプロセスモデリング仕様

絶対的要件

¾ 「人間対人間」のフローを含め表記できる

» human-to-human, human-to-machine, machine-to-machine

¾ non-IT Professionalの人でも読み書きできる親しみやすい表記

(14)

新しいビジネスプロセス表記：

BPMN

ロール時間イベント

E-mailによる投票プロセスの例

メッセージフロー終了イベント開始イベントサブプロセスを持つマージビジネスルール

(15)

BPMN:

図式要素の基本セット

イベントシーケンスフローモデリング要素の基本セットは、大半のビジネスアナリストに親しみやすい（フローチャートと類似した）シンプルなビジネスプロセス図を容易に開発可能にするアクティビティメッセージフローゲートウエイ関連

(16)

イベント：

図式要素の完全セット

メッセージタイマー例外キャンセル補償ルールリンク停止多重開始中間終了イベントイベントタイプイベントは、ビジネスプロセスの進行中に“発生する”何かの事象を表す。 イベントはプロセスの流れに影響を及ぼし、通常、トリガー、あるいは結果を持つ。流れの開始、割込み、終了で使う。

(17)

アクティビティ：

図式要素の完全セット

サブプロセス（折りたたみ状態）補償補償アドホック複数インスタンス複数インスタンスループループタスクアクティビティアクティビティはビジネスプロセス内で遂行される作業。原子、または非原子（複合物）のいずれか。プロセスモデルの構成要素で、タスクとサブプロセスのタイプがある。

(18)

アクティビティ

（続き）：

図式要素の完全セット

複数インスタンスループ補償アドホックサブプロセス（展開状態）折りたたみ状態のサブプロセス（＋記号付）を展開すると左記の表現に変わる。

(19)

ゲートウエイ

:

図式要素の完全セット

データ準拠ゲートウエイ排他的判断/併合（XOR) イベント準拠包括的判断/併合（OR) 複雑な判断/併合並行的分岐/結合 (AND) ゲートウエイは、プロセス内のシーケンスフローの分岐と収束を制御するために使われるモデリング要素。流れをコントロールする必要がない場合、ゲートウエイは必要ない。

(20)

接続：

図式要素の完全セット

シーケンスフローは、プロセス内でアクティビティが遂行される順序を示すために使われる。メッセージフローは、送信/受信に関わるエンティティ間のメッセージの流れを示すために使われる。関連は、情報や成果物をフローオブジェクトと関連付けるために使われる。接続シーケンスフローメッセージフロー関連名前、条件名前名前名前or 名前or 名前、条件メッセージコード、or メッセージ or コードデフォルト

(21)

スイムレーン：

図式要素の完全セット

スイムレーン

プールは“スイムレーン”で、一 連のアクティビティを他のプールから分割するグラフィカルなコンテナとしての役目も果たし、たいていB2Bの要求仕様の表現に使う。レーンは、プール内の分割区画である。水平、垂直のいずれ場合でもプールの全長に合わせる。レーンのアクティビティの整理や分類に使われる。プール名前レーン（プール内）名前名前名前

(22)

成果物：

図式要素の完全セット

データオブジェクトは、（シーケンスフローで接続される）フローオブジェクトではなく、アクティビティが要求する、あるいは生産するデータを示すメカニズムである。それらは、関連を通じてアクティビティに接続される。注釈は、モデラーがBP図の読み手に追記テキスト情報を提供するメカニズム。グループは、アクティビティをビジュアルに編成するメカニズムを提供。名前 [状態] モデラーは、テキスト注釈で追加情報を提供できるデータオブジェクト注釈グループ

成果物

(23)

一般的フロー

注文受領受入れるか、断るか？注文内容出荷請求書送付支払入金注文請け書作成注文処理クローズ

＋

断る受入れる

(24)

B2B

モデリング

患者医者のオフイス受付医者アポイントを受取る診察依頼を送る症状を送る薬の処方を送る処方箋を受取る薬を受取る診察可否確認を送る診察依頼を受取る診察可否確認を受取る診察OKを受取る診察OKを送る予約を送る気分がすぐれない 1) ドクターに診てほしいんです _{５) ドクターに診てもらってください} 6) どうも気分がすぐれないんですが 8) 薬をもらってください 9) 薬がほしいんですが 10) はい、これがお望みのお薬です予約を受取るアポイントを送る症状を受取る処方箋の作成を依頼処方箋を準備処方箋を確認薬を送る薬の処方を受取る 2) 診察可能ですか？ 3) 診察OK ４) 予約しました 7) 薬を用意してください

(25)

例外処理

アクティビティの境界線にアッタチされた中間イベントは、アクティビティに割込みを起こすトリガーを表現する。アクティビティ内のすべての作業は停止し、流れはイベントから先に進む。例外、メッセージなどは、トリガーになり得る。コンファメーションを受信２日後キャンセル通知を送付

(26)

補償処理とトランザクション

予約不可通知を送付フライトキャンセルの送付ホテルキャンセルの送付予約フライトの予約予約の失敗例外（障害発生）ホテルの予約トランザクション二重線の境界を持つアクティビティは、トランザクションを表す。トランザクションは、トランザクションプロトコル（例： WS-Transaction）でサポートされる。通常のアウトゴーイングシーケンスフローは、成功裏に完了する場合の経路を表す。キャンセス中間イベントは、処理を取消した場合の経路を表す。例外中間イベントは、トランザクション障害が発生した場合の経路を表す。マーカーで補償を使うアクティビティは、外部にノーマルフローを持ち、ノーマルアクティビティと関連を持つ。

(27)

複雑なプロセス

審議サイクル投票の収集絞込み金曜日にスタート議題リストのレビュー審議できる議題か？投票議題のアナウンス投票メンバーに警告して投票を再アナウンス結果の準備採決結果を電子メールで送付投票メンバー数は十分であったか？メンバーに警告をしたか？時間切れ [1 週間] 投票メンバー数を減らして投票を再計算デフォルト No Yes No 賛成が過半数に満たない議題か？ Yes 2回目？ Yes Yes 2ソリューションに絞る投票者に投票の変更をE-メールする No 審議の議題をアナウンス議題のアナウンス電子メール会議を開く会議の進行状況を評価する 7日後電話会議のスケジュールをチェックアナウンスから6日後電子メール会議の締め切り期間を警告する締め切り時間の警告審議期間の電話会議か？木曜日の午前9時まで待つ電話会議を開く No電話会議電話会議デフォルト Yes 会議の進展を評価する結果をWebサイトに公開投票の受理投票集計に加算 6日後投票者に締め切りの警告を電子メールする電子メール会議を開く投票期間の電話会議か？電話会議を開く No 木曜日の午前9時まで待つ Yes 締め切り時間の警告投票締め切り時間の警告このタスクは、意見交換に意義があったか否か、True or Falseの値を返す投票メッセージを変更投票メンバー投票結果カレンダー議題投票リスト　　　 [0 to 5 議題] 電話会議のためカレンダーをチェックカレンダー締め切り時間の警告

(28)

BPEL4WS

へのマッピング例

審議サイクル＋議題リストの受領議題リストのレビュー議題があるか？折りたたまれたサブプロセスユーザアクティビティ No Yes 議題リスト議題投票リスト [0 to 5 の議題] タスク: “投票議題のアナウンス“へ

(29)

ビジネスプロセス記述言語（メタモデル）

： Business Process Execution Language for Web Services

マイクロソフト、 IBM、 BEAが策定を進めているワークフロー記述言語 •両者は同じイディオム、類似シンタックスを共有。 •両者はプロセスをネストできるブロック構造言語を持つ。 •BPMLは、BPEL4WSの完全なサブセット。 •BPMLは、並行、繰り返し、動的タスクを完全に表現できる論理プロセスモデルを基本にしている。

BPML： Business Process Modeling Language

(30)

BPMN

とメタモデル

(XML

）との緊密な連係

メタモデルとは業務プロセスをXMLで定義したもの

BPMNはメタモデルとのマッピングを保証

_{BPMN1.0仕様書目次の一部} BPEL4WS のマップピングを前提に表記を標準化表記（表）メタモデル言語（裏） BPMN _{BPML (XML)} BPEL4WS （XML)

Business Process Diagram（BPD)

表裏一体

マッピング可能

PIM（論理モデル）

(31)

BPM

のフレームワーク

技術基盤は、

SOAとの共通点が多い

BPML for 文書管理 BPML for BPML for 文書管理文書管理 BPML for _{タスク管理} BPML for BPML for タスク管理タスク管理 _{プロジェクト処理}BPML for BPML for BPML for プロジェクト処理

プロジェクト処理 CPFRCPFRCPFR SCORSCORSCOR STPSTPSTP TMFTMFTMF

プロセステンプレート（参照モデル）プロセス表記プロセス実行言語プロセスインターフェイスサービス記述サービス移送

BPMN

BPML

BPEL4WS

ビジネスプロセスモデル BPQL BPQL BPQL UDDI UDDI UDDI WS-Security WS WS--SecuritySecurity WS-Transaction WS WS--Transaction

WSCI

•Microsoft BizTalk Server •IBM ailphaWorks BPWS4J •BEA WebLogic Platform •Savvion BizManager •Intalio|n3 •Staffware •Collaxa WS Orchestration Server 代表的ソフトウエア Transaction WS-Coordination WS WS--CoordinationCoordination

WSDL

SOAP

(32)

BPMN

の利用効果

業務担当者とIT技術者のコミュニケーションギャップを埋めるビジネスプロセスライフサイクル全体を通じて再利用可能 ¾ 設計→実装→配置→実行→モニタリング→分析→最適化→配置生きたビジネスプロセス実体の把握＝業務刷新アイデアの創生と俊敏な変革言語表記ツール _人 ITスペシャリスト 運用管理者配置変換ワークフロー実装ワークフロー実装ワークフロー実行ワークフロー実行 BPEL プロセスエンジンフィードバックフィードバックビジネスプロセスモデリングビジネスプロセスモデリングビジネスアナリスト BPML BPMN

(33)

ザックマンフレームワークにおける

BPMN

の関連範囲

What データ

How Where Who When

機能ネットワーク人時間業務プロセスのリスト業務プロセスのリスト業務プロセスモデル業務プロセスモデル業務遂行場所のリスト業務遂行場所のリスト業務の重要な組織のリスト業務の重要な組織のリスト業務に重要なイベントのリスト業務に重要なイベントのリスト業務ロジスティックシステム業務ロジスティックシステムワークフローモデルワークフローモデルマスタースケジュールマスタースケジュール Why 動機付けスコープ（文脈定義）プランナー業務に重要な物事のリスト業務目標/ 戦略のリスト業務モデル（概念）オーナー意味論モデル業務計画マン-マシンインターフェイス体系システムモデル（論理）デザイナー論理データモデルアプリケーション体系分散システム体系業務ルールモデル処理構造技術モデル（物理）ビルダー画面/帳票体系物理データモデルシステム設計技術体系制御構造ルール設計詳細記述（脈絡のないコード）サブコントラクタデータ定義プログラムネットワーク体系セキュリティ体系タイミング定義ルール仕様

(34)

ビジネスプロセス表記の標準化

BPMNは、OMGのメタモデル要求仕様（Business Process

Definition metamodelへのマッピング能力）に最も近い

ターゲット利用者 Business Process Diagram （BPMN) Business Process Diagram （BPMN) ハイレベル：ビジネスプロセスモデリングビジネスアナリスト

ITスペシャリスト UML 2.0Activity

Diagram UML 2.0 Activity Diagram EDOC EDOC ソフトウエア開発レベル：ビジネスプロセスモデリング

(35)

OMG

の

MDA

標準化動向とザックマンフレームワーク

OMG: Object Management Group MDA: Model Driven Architecture

業務モデル（概念）オーナーシステムモデル（論理）デザイナー技術モデル（物理）ビルダーデータ

What How Where Who When Why

機能ネットワーク人時間動機付けスコープ（文脈定義）プランナー詳細記述（脈絡のないコード）サブコントラクタデータ定義物理データモデル論理データモデル意味論モデル業務に重要な物事のリスト業務プロセスのリストプログラムネットワーク体系セキュリティ体系タイミング定義ルール仕様業務プロセスモデルアプリケーション体系システム設計業務遂行場所のリスト業務の重要な組織のリスト業務に重要なイベントのリスト業務目標/ 戦略のリスト業務ロジスティックシステムワークフローモデルマスタースケジュール業務計画分散システム体系技術体系マン-マシンインターフェイス体系画面/帳票体系処理構造業務ルールモデル制御構造ルール設計 UML Business Rules （計画） Common warehouse metamodel （CWM)

Business Process Definition

（計画） EAI Profile EDOC NET EJB CORBA EDOC Web Profile Scheduling Profile NET EJB CORBA BPM、SOAの台頭にあわせ業務プロセス、業務ルールに関わる標準化の動きがある

(36)

予想される将来の標準化動向

BPEL4WS

IBM, Microsoft, BEA 2002.6.31

BPML

BPMI.org 2002.11.13

BPMN

BPMI.org 2004.5.3

UML2.0 or 2.x

OMG ?

UML1.5

OMG 2003.3.1 OMG BPMI.org、 BPMNのメタモデルをOMGに提案中 OMG、 UMLとBPELのマッピングを検討中 マッピング

BPDM RFP

ビジネスプロセスモデリング（ハイレベル）モデリング実装言語 BPDM: ビジネスプロセス定義メタモデル BPML: ビジネスプロセスモデリング言語 BPMN: ビジネスプロセスモデリング表記 BPEL: ビジネスプロセス実行言語

(37)

BPMN

サポート表明製品（

2004

年

9

9 月現在）

月現在）

z aXway Process Manager™

(www.axway.com)

9 Casewise Corporate Modeler™

(www.casewise.com)

z ILOG JViews™ (www.ilog.com)

9

9 ITpearls Process Modeler for VisioITpearls Process Modeler for Visio

(www.itpearls.com)

9 Popkin’s System Architect™

(www.popkin.com)

z SeeBeyond’s Integrated Composite

Application Network (ICAN) Suite™ (www.seebeyond.com)

9 Corel iGrafx™ (www.igrafx.com) z Fuego’s Fuego 5™ (www.fuego.com) z Hyland’s OnBase™(www.onbase.com)

z

z IBMIBM’’s WBI Modelers WBI Modeler™™

(www.ibm.com)

z

z IDSIDS--ScheerScheer’’ssArisAris™™

(www.ids-scheer.com)

z Intalio’s n³ Designer™

(www.intalio.com)

9 Lanner’s Witness™(www.lanner.com) z Lombardi Software’s TeamWorks™

(www.lombardisoftware.com)

z Mega International's Mega Suite™

(www.mega.com)

9 Proforma’s ProVision™

(www.proformacorp.com)

z Staffware’s Process Suite™

(www.staffware.com)

サポート中の製品

サポート中の製品サポート計画中の製品_{サポート計画中の製品}

9マークはモデリングツールベンダの製品 zマークはBPM, EAI ツールベンダの製品

(38)

BPMI

の標準化活動のゴール

Database

Management

Systems

(DBMS)

BPEL

（（Execution Language_{Execution Language}））

BPML

（（Modeling LanguageModeling Language））

BPQL

（（Query LanguageQuery Language））

Business Process

Management

Systems (BPMS)

データ

ビジネスプロセス

来るべき

_IT

の標準化

SQL

標準言語

IDEF1X

マーチン

標準モデル

表記

マーチン

BPMN

表記

(39)

EA

、業務体系での

BPMN

の位置づけ

BPMNは、従来のワークフローモデルに位置づけられる

選択肢分析、設計ステップ _DMM 機能階層図ハイレベルの階層ハイレベルのプロセスローレベルのプロセスデータモデルワークフローモデル機能プロセス IDFE0 ワークフロー

(40)

ビジネスプロセス

モデル駆動型開発環境

仮説：データベース開発と同様に、ビジネスプロセスの世界でも

モデル駆動型開発環境が実用化されると思われる。

データベース管理システム (DBMS) 論理データモデル物理データモデル SQL DDL 概念データモデル実装言語既に実現しているデータの世界既に実現しているデータの世界ビジネスプロセス管理システム (BPMS) BPEL 実行言語ビジネスプロセスモデル（ワークフロー）機能プロセスモデル機能階層図 IDFE0 BPMN UML ソフトウエア開発 _配置近い将来（１から２年後）実現するであろうプロセスの世界近い将来（１から２年後）実現するであろうプロセスの世界新規開発が必要なプロセス（サービス）データと類似した開発環境が生まれる呼び出しの定義

(41)

BPMN

の関連サイト

BPMNの仕様情報 ¾ http://www.bpmn.org/ ¾ ベンダーのBPMN取り組み状況が分かるニュースサイト BPMN、BPMLなどBPMに関わる標準化活動 ¾ http://www.bpmi.org/

BPMNとUML 2.0 Activity Diagramの比較

¾ http://www.bpmn.org/Documents/Notations%20and%20Workflow%20Patt

erns.pdf

¾ 21種のワークフロー・パターンで相違点を解説

BPMN vs. UMLの相違

¾ http://www.intalio.com/education/notes/note.xpg?id=BPMN_vs_UML

MDA vs. Design Driven Architectureの相違

¾ http://www.intalio.com/education/notes/note.xpg?id=Design_Driven_Archit

ecture

ザックマンフレームワークとMDAのマッピング

(42)

日揮情報ソフトウエアの取り組み

BPMN紹介ホームページの運営

¾ URL: http://www.jsys-products.com/iwaken/bpmn/ ¾ 日本語訳文献の公開 » BPMNの紹介 » BPMN1.0 仕様書

» ワークフローパターン（UML2.0 Activity DiagramとBPMNの違い）

¾ 海外関連ページへのリンク

» BPMI.org (http://www.bpmi.org/)

» BPMN Information Home (http://www.bpmn.org/)

BPMN

サポートモデリングツールの販売

¾

¾ ITpearls Process Modeler for VisioITpearls Process Modeler for Visio

BPMN

ベース

SODA

ツール研究

¾

SODA: サービス指向アプリケーション開発

¾

BPMN, UML, DOAのコンビネーション

(43)

日本国内の

BPMN

サポートツール

開発元製品日本語UI 日本語入力国内販売元備考

SeeBeyond eInsight Business Process Manager 5.0 ○ ○ 株式会社シービヨンド・テクノロ

ジー・コーポレーション Design tool for Proprietary BPMS ILOG JViews Diagrammer × ○ アイログ株式会社 Java based diagramming tool like

Microsoft Visio ITpearls Process Modeler for Microsoft Visio 2.0 ○ ○ 日揮情報ソフトウエア株式会社

日本語処理可能なツール

¾

2005年1月14日現在（日揮情報ソフトウエア調べ）

BPMI.org のリスト (2005年1月14日現在)

¾

Current Implementations of BPMN (19 listed)

¾

Planned Implementations of BPMN (5 listed)

(44)

ITpearls

製品ロードマップ（

2005

年

1

1 月

月

10

10 日現在）

日現在）

2005 2005年年11月月1414日日国内出荷国内出荷 2005 2005年年55月ごろ月ごろ国内出荷予定国内出荷予定 2005 2005年年55月ごろ月ごろ国内出荷予定国内出荷予定

Oracle Application Server 10g R2

(45)

エンタープライズ市場での

IT

サービス勝利者の要件

（※エンタープライズ市場: Enterprise Integration Software = BPM, EAI, EDI）

Understanding of specific business processes

¾ ソリューションプロバイダは、顧客の特定問題に自己のIT技術を適用できるよう顧客の業務プロセス

を理解する必要あり

Solutions that facilitie interaction between people and machines

¾ 組織内の情報は人間系と機械系の両方を通して流れるため、人間系と機械系の両面からインプット、

意思決定などの要件を引き出す統合技術が必要

Strong services component

¾ BPM、Webサービスのいずれであろうと統合技術を用いる場合、実装、カスタマイズを支援するコン

サルタントが常時必要。成功する統合ソリューションは、いかに強い内部サービス能力を持つか、あるいはリーディングするITサービスプロバイダとの強固なパートナーシップを築けるかが鍵