ウズベキスタン共和国
主要データ 国名(英名) ウズベキスタン共和国(Republic of Uzbekistan) 面積(km2) 447,400 海岸線延長(km) 0 人口(百万人) 28.3 人口密度(人/km2) 63.3 GDP(10 億 US$) 51,979 一人当り GDP(US$) 1,781 主要鉱産物:鉱石 銅、金、タングステン、ウラン 主要鉱産物:地金 銅、亜鉛、テルル、セレン、金、モリブデン 鉱業管轄官庁 国家地質鉱物資源委員会(内閣管轄) 鉱業関連政府機関 国家財産委員会、国家鉱量委員会、経済省 鉱業法 地下資源法(1994 年 9 月 23 日) 外資法 外国投資法(1998 年 4 月 30 日)、外国投資保証・保護法(1998 年 4 月 30 日) 環境規制法(環境影響調査 制度、環境・排出基準の有 無等) 環境保護法、廃棄物法等(環境影響評価制度あり) 鉱業公社 NGMK、AGMK 近年の鉱業関連問題 (資源ナショナリズム、 労働争議、環境問題等) ・2005 年のアンディジャン反政府暴動事件以降、欧米諸国は人権問題でウズ ベキスタン批判を継続。欧米からの投資誘致、資金調達が難しい中、韓 国、中国、ロシア企業との地下資源共同探鉱開発が活発化。2011 年 4 月、アジモフ副首相が「ウズベキスタンはその経済と莫大な鉱物資源を 欧州より中国に開放する」と表明。 ・ウズベキスタンは非鉄金属、ウラン等の地下資源開発の近代化、多様化、 販売力の強化に力を入れている。 2011 年のト��クス ・2011 年 2 月、カリモフ大統領が来日。我が国との間で、ウラン精鉱の長 期的供給、ウズベキスタンにおける地質調査実施、レアメタル・レアア ース分野での協力開始に関する協定が締結された。 ・2011 年 4 月、カリモフ大統領が訪中。中国との間で、戦略物資の貿易や ウズベキスタン及びカザフスタンを経由するトルクメニスタンから中 国へのガスパイプライン第 3 支線建設等、投資プロジェクト(総額 50 億 US$)を含む協定が調印された。 ・2011 年 8 月、李明博・韓国大統領はウズベキスタン訪問時に Ustyurt ガス化学施設共同プロジェクトにゴーサインを出した。また、両国はレ アメタル分野における協力に合意した。 1� 鉱業一��� ウズベキスタン共和国の主要非鉄金属資源は、金、ウラン、モリブテン、タングステン、銅、鉛、亜鉛、 銀、セレンであり、3,300 の鉱床及び有望産地が発見されている。埋蔵量では、モリブテンが世界第 11 位、ウランが第 12 位、生産量では、ウランが世界第 7 位、テルルが第 6 位、金とタングステンが第 9 ウズベキスタン位となっている。ウズベキスタンのウラン生産量は 2,500t/年で、国際原子力機関(IAEA)の評価では世界 のウラン埋蔵量の 3%を占めている。 我が国への輸入を見ると、2010 年、金地金が第 1 位(輸入全体の 24%を占める)、モリブデン地金が第 8 位などとなっている 2005 年のアンディジャン反政府暴動事件以降、西側諸国による制裁と批判を受け、西側企業や国 際金融機関からの投資・支援が期待しにくい状況の中で、ウズベキスタンでは 2011 年、以下の 2 つ の傾向が見られた。(1)AGMK(Almalyk Mining and Metallurgical Combine) (銅、亜鉛、鉛、金)及 び NGMK (Navoi Mining and Metallurgical Combine) (ウラン、金)という国営独占企業 2 社の自 力での生産近代化・拡大、(2)アジア諸国(中国、日本、韓国)との経済協力の一層の発展である。 NGMK は金生産大手(同国の総生産量 85t のうち 60t 以上を生産)で、ウラン生産では独占企業であ る。NGMK の生産施設としては、 Navoi の第 1 湿式製錬プラント(ウラン、金)、 Zarafshan の同第 2 プラント(金)、Uchkuduk の同第 3 プラント(金、ウラン)、Zarmitan の同第 4 プラント(金)の 4 つがある。大統領令により NGMK 近代化 5 ヵ年(2011~2015 年)計画が承認され、生産発展及び原料 基盤拡大向け投資は 8 億 5,200 万 US$となる(新規建設 5 億 6,850 万 US$、生産施設再建 2 億 8,350 万 US$)。同計画は NGMK の自己資金で賄われる。計画されているのは、 Samarkand 州 Zarmitan 金 鉱床をベースとする鉱業施設(第 4 湿式製錬プラント)の第 2 期建設完了(2012 年)と第 3 期建設(2015 年)(1 億 5,230 万 US$)、主要金原料基盤の Muruntau 採鉱場周辺の露天・坑内掘開発開始(9,780 万 US$)、年産 50 万 t の硫酸工場新規建設(2016 年)(7,430 万 US$)である。生産近代化では、Muruntau 採鉱場(第 4 期、7,500 万 US$)とヒープリーチングプラント(5,400 万 US$)の再建完了、第 2 湿式製 錬プラントの尾鉱処理施設拡充(5,000 万 US$)、第 3 湿式製錬プラントの吸着・再生施設の再建 (3,140 万 US$)が予定されている。 また、NGMK は 2013 年までにウラン生産近代化に 1 億 6,500 万 US$を投資する。これは稼働中の採 掘・処理施設の拡充、技術設備更新、新規鉱山建設に充てられる。2012 年末までに投資総額 9,200 万 US$の 7 つの新規ウラン鉱山が操業開始予定である。NGMK は 1 億 2,940 万 US$を投じて、これら 鉱山の 5 年以内のフル操業を図る。近代化計画によりウラン採掘量は、2007 年の 2,270t に対し 2012 年は 1.5 倍の増加が可能となる。NGMK のウラン生産機構には Navoi の第 1 湿式製錬プラント、3 つ の採掘工場が含まれる。6 つの ISL 方式鉱山が稼働中で、9 つの鉱床の資源が開発されている。 一方の AGMK は精錬銅、金属亜鉛、鉛精鉱の 100%、銀の 90%、金の 20%及びその他製品を生産し、 Tashkent 州及び Kashkadarya 州の銅モリブデン・鉛亜鉛鉱床開発権を有する。 2011~2015 年の AGMK 近代化・技術再装備計画(7 億 9,800 万 US$)の目的は、原料基盤拡大による 金属生産能力の損耗分補填、精鉱処理の先端技術導入、有価成分の総合的抽出、製錬施設の排ガス 再利用による硫酸生産の拡大、稼働中の採掘・処理施設の連携維持、製錬処理の稼働率向上である。 近代化の資金は AGMK の自己資金及びウズベキスタンの銀行からの融資で賄われる。 計画されているのは、(1)銅製錬所の硫酸プラント建設、(2) Kalmakyr 鉱床の砕鉱・コンベヤ施設 建設、鉱山再建・拡張、尾鉱開発、(3) Kairagach 鉱床の坑内掘鉱山建設 (2012~2014 年)、(4) 鉛 工場建設、 (5)銅製錬所の溶鉱炉建設、(6) 操業中の Kyzyl-Alma 鉱床をベースとする Samarchuk 鉱 区の坑内掘鉱山建設(2011~2015 年)、(7)操業中の Kochbulok 鉱床の Uzun 鉱区開発(2012~2013 年)、 (8) 亜鉛工場の再建その他である。計画には、銅含有鉱石の採掘能力の 3,150 万 t/年への拡大(現在 3,100 万 t/年)、銅、亜鉛、鉛を含有する多金属鉱の採掘能力の 115 万 t/年への拡大(現在 50 万 t/ 年)、鉱業廃棄物及び尾鉱の鉱石の 200 万 t/年から 820 万 t/年への再利用拡大、Khandiza 多金属鉱 床開発が見込まれている。 ウズベキスタン
2011~2015 年の AGMK の金生産近代化には、開発過程で減耗した鉱物資源を新たに確保するため 9,000 万 US$が投資される。2011~2015 年、操業中の Kyzyl-Alma 及び Kochbulok 鉱山での新たな鉱 床発見に向けた作業強化、 Tashkent 州 Kairagach の新規坑内掘鉱山(鉱石年産約 8 万 t)建設に 6,500 万 US$、Angren 金抽出プラント再建に 2,500 万 US$が投資される。 近年は、 韓国、中国、ロシアなどからの資本流入(非鉄金属に関する資産民営化や調査・採掘分野への 投資など)の動きが活発化しており、特にウラン分野やレアメタルを中心に、我が国含め中国、韓国など との協力拡大の可能性につき注目されるようになってきている。 2.鉱業政策の主な動き ウズベキスタンでは、カザフスタンやキルギス共和国と異なり、近年は法制度の大幅変更等はな されていない。地下資源法等において、地下資源は国家の独占的な所有物であり、(外国人及び外 国資本を含む)企業又は自然人はこれを利用できると規定している。地下資源法では、地下資源の 採掘ライセンス取得のための手続きを始め、地下資源の所有権やその利用、権限ある機関などに関 する規定が設けられている。また、許認可法では、国家地質鉱物資源委員会における採掘権、地表 利用権等の譲受に係る入札や直接交渉の規定が設けられている。 2010 年 9 月、 カリモフ大統領は大統領令を発令し、国家地質鉱物資源委員会の再編を開始した。 同委員会から国家鉱量委員会が分離され内閣の所管に、またウズベキスタン全領土で非鉄金属、貴 金属、ウラン及びその随伴鉱物の地質調査を実施する権限を、一部を除き国営企業の NGMK 及び AGMK に移管した。2011 年 1 月には AGMK に付属する非鉄金属地質学産学センター及び NGMK に付属する貴 金属・ウラン地質学産学センターの設立プロセスが完了した。AGMK 付属非鉄金属地質学産学センタ ーは、AGMK の長期・中期(3 年まで)・年次ベースの地質調査計画を策定する。 NGMK 及び AGMK による地質調査は国家予算で賄われる。政府は 2016 年までの地質調査計画に 1 億 5,000 万 US$を割当てる予定で、両社が地質調査のために国内に輸入する特殊設備、材料、輸送機 器、ソフトウェア等は 2016 年 12 月 31 日まで関税支払いが免除される。 3.主要鉱産物の生産・輸入・消費・輸出動向 (1)主要非鉄金属鉱石生産量 表 1-1. ウズベキスタンの鉱石生産量 鉱種 2009 年 2010 年 2011 年 対前年増減比(%) 銅 (千 t) 79.5 80.4 80.4 0.0 金 (t) 73.2 73.2 73.2 0.0 銀 (t) 52.9 59.1 59.1 0.0 タングステン (t) 300.0 300.0 300.0 0.0 ウラン (t) 2,350.0 2,350.0 2,350.0 0.0
出所:World Metal Statistics Yearbook 2012 (2)主要非鉄地金生産量 表 1-2. ウズベキスタンの地金生産量 鉱種 2009 年 2010 年 2011 年 対前年増減比(%) 銅 (千 t) 79.5 80.4 80.4 0.0 亜鉛 (千 t) 19.0 50.0 55.0 10.0 セレン (千 t) 20.0 20.0 20.0 0.0 テルル (t) 10.0 10.0 10.0 0.0
出所:World Metal Statistics Yearbook 2012
(3)主要非鉄地金消費量
表 1-3. ウズベキスタンの地金消費量
鉱種 2009 年 2010 年 2011 年 対前年増減比(%)
銅 (千 t) 29.6 38.3 42.3 10.3
亜鉛 (千 t) 7.0 7.0 7.5 6.9
出所:World Metal Statistics Yearbook 2012 (4)主要非鉄金属輸出量 データなし。 (5)主要非鉄金属輸入量 データなし。 4.鉱山・製錬所状況 表 2.鉱山一覧 鉱山(プロジェクト)名 権益所有企業(権益:%) 鉱種 生産量 備考 Muruntau NGMK:Navoi Mining and
Metallugical Combine (100) 金 1,900 千 oz(59.1t) ・いずれの鉱山も製錬所併設 ・生産量:2011 年(Muruntau)、2007 年 (Kokpatas)、2006 年(Zarafshan) ・Zarmitan は 2011 年生産開始予定 Mardzanbulak - Kokpatas 353 千 oz (11.0t) Zarafshan 124 千 oz (3.9t) Zarmitan 開発中
Amantaytau Oxide Oxus Gold PLC(英) (50) NGMK (10) 国家地質委員会 (40) 金 48 千 oz(1.5t) ・生産量:2009 年 ・2010 年現在、金採掘分野で唯一の外 資企業
Almalyk Complex AGMK: Almalyk Mining and Metallugical Combine (100) 銅 12.0 千 t ・4 鉱山企業、2 選鉱場、2 製錬所から なる国営企業 ・銅・モリブデン鉱山:Kalmakyr、 Sary-Cheku ・金鉱山:Kauldy、Chadak、Angren ・鉛亜鉛鉱山:Uch-Kulach ・生産量:2010 (銅)2009 年(亜鉛) モリブデン - 鉛 - 亜鉛 19.1 千 t 金 - Khandiza 亜鉛、鉛、 銅、銀、金 - ・2006 年 8 月、この多金属鉱床の開発 独占権が Oxus Gold(英)から AGMK に 移譲
・採鉱開始:2011 年 1 月 Northern Mining
District
NGMK:Navoi Mining and Metallugical Combine (100) ウラン 6.1 百万 lb(2.8t) 3district 合計 ・Navoi 市の北約 300km ・主要鉱山:Uchkuduk、Kendykijube ・生産量:2008 年 Central Mining District ・Zafarabad(Navoi 市近郊)
・主要鉱山:Zafarabad, North & South Bukinai、Beshkak、Lyavlyakan、 Tokhumbet Southern Mining District ・Samarkand ・主要鉱山:Nurabad, Sabirsay、 Ketmench、Shark、Ulus
Northern Kanimeh 開発中 ・Navoi 市の北西
・2012 年、フル操業の見込み Dzhantuar Kores: 大 韓 鉱 業 振 興 公 社 (50) 国家地質委員会 (50) ウラン 開発中 ・2006 年 JV 設立・共同探査に基本合意 ウズベキスタン
5.探鉱状況
韓国、中国との間でウランなどの探鉱プロジェクト・JV 設立が進められている。 (1)韓国企業
・Kores 社(Korea Resources 社)は、2006 年、国家地質鉱物資源委員会と共同で 50:50 の JV 設立、 及びウラン探査を行うことで基本合意、Kyzylkum 地方の Dzhantuar での探査を行った結果 15,000t のウランの埋蔵量を確認。2007 年 4 月、プレ FS を完了し JV 企業設立の交渉に移行。2008 年 5 月、 覚書を発展させる形でウズベキスタン政府は 2010~2016 年に韓国に 2.6 千 t のウランを輸出する 合意書に調印。本プロジェクトは、400t/年の生産を見込んでいる。
・2011 年 8 月、ウズベキスタン国家地質鉱物資源委員会と韓国 Shindong Resources は Navoi 州 Sautbay・タングステン鉱床の探査・開発の合弁企業 Uzbekistan-Korea Tungsten の設立合意書に 調印した。 合意書は韓国大統領のウズベキスタン訪問の一環としてタシケントで開催されたウズ ベキスタン韓国ビジネスフォーラムにおいて調印された。1 億 2,000 万 US$と見積もられるプロジ ェクトの実施により、Sautbay 鉱床にはタングステン精鉱 1,500t/年の設計生産能力の採鉱選鉱コ ンプレクスが建設される予定である。Sautbay 鉱床の確認埋蔵量は 1 万 9,900t の三酸化タングス テンを含有する鉱石 400 万 t である。
・NeoPLANT 社は 2008 年 9 月、国家地質鉱物資源委員会との合弁会社 Uz-Kor Silicon(Kashkadarya 州及び Samarkand 州の石英・珪岩鉱床開発の JV)をベースとした工業用シリコン生産プロジェクト 実現に関する協定に調印した。Uz-Kor Silicon は 2009 年、Samarkand 州の Sarykul 鉱床と Kashkadarya 州の Tolakul 及び Kuduk 鉱床で石英・硅岩の探鉱活動を行った。2011 年 12 月、ウズ ベキスタン政府はプロジェクトの FS を承認し、プロジェクトへの肥料メーカーNavoiyazot の参入 を許可した。プロジェクトの見積総額は 2,045 万 US$で、うち NeoPLANT の直接投資が 865 万 US$、 NeoPLANT の設備購入向け融資が 330 万 US$、Navoiyazot の投資が 520 万 US$、Asaka 銀行の融資が 330 万 US$である。
(2)中国
2009 年 8 月、CGNPC(China Guangdong Nuclear Power Co・中国广东核电集团)の子会社「CGNPC Uranium Resources Co Ltd」(CGN-URC)は、国家地質鉱物資源委員会と Navoi 州の Boztau ウラン鉱山を探鉱 する JV;Uz-China Uran を設立した。両社の出資比率は 50:50、出資額は 4.6 百万 US$、探鉱ライ センス期間は 3 年で、中国側は資金と設備を、ウズベク側が地質・地質物理学等の情報提供を担当 する予定で、開発が難しいとされる黒色頁岩型ウラン鉱山の開発を目指している。 2010~11 年に JV は契約エリアの地質調査を実施した結果、幾つかのウラン鉱床が発見されたが規 模は未公表(国家地質鉱物資源委員会データによると、Boztau エリアのウランの推定埋蔵量は約 5.5 千 t)。2012 年にかけて CGN-URC は、2013 年の生産開始を前提に黒色頁岩型鉱床からのウランとバナ ジウムの分離生産技術の実証試験を計画している。JV 設立条件に基づき中国側は Uz-China Uran に よる生産物を国際価格で優先的に購買する権利を有している。 ウズベキスタン
鉄鉱石 1.Tebinbulakskoe; 2.Temirkan; 3.Syurenyata
マンガン 4.Dautashskoe; 5.Takhtakarachinskoe; 6.Kzylbayrakskoe; 7.Alisay
銅 8.Khandizinskoe; 9.Kalymakyr; 10.Sary-Cheku; 11.Dalynee; 12.Kyzata; 13.Kochbulak
モリブデン 14.Kalymakyr; 15.Sary-Cheku; 16.Dalynee; 17.Kyzata
鉛・亜鉛 18.Uchkulachskoe; 19.Charmitan; 20.Khandizinskoe; 21.Lashkerekskoe;
22.Kurgashinkanskaya
タングステン原鉱 23.Koytashskoe; 24.Sautbay; 25.Lyangarskoe; 26.Kara-Tyube; 27.Yakhtonskoe; 28.Ingichkinskoe; 29.Kalyta; 30.Sarytau; 31.Sagynkan
バナジウム 32.Karyer Novyy; 33.Rudnoe; 34.Dzhantuar; 35.Koscheka
錫 36.Karnabskoe; 37.Lapasskoe; 38.Changali
リチウム 39.Dzharchi; 40.Naukinskoe; 41.Shavazsayskoe
水銀 42.Karasuyskoe
ストロンチウム 43.Sherabadskoe
ビスマス 44.Kochbulak; 45.Kurgashnkanskaya
金 46.Mardzhanbulak; 47.Muruntau; 48.Kokpatas; 49.Amantaytau; 50.Adzhibugut;
51.Sarmich; 52.Taushan; 53.Altynsay; 54.Biran; 55.Balpantau; 56.Turbay; 57.Guzaksay; 58.Charmitan; 59.Guzhumsay; 60.Promezhutochnyy; 61.Karakutan; 62.Kochbulak; 63.Kyzylalmasay; 64.Kaulydy; 65.Kayragach; 66.Nizhnekenzhasayskiy
銀 67.Uchkulachskoe; 68.Kurgashinkanskaya; 69.Kurgashinkanskaya; 70.Lashkerekskoe;
71.Okzhetpes; 72.Kosmanachi
ウラン 73.Severny Bukinay; 74.Beshkak; 75.Karyer Novy; 76.Sugraly; 77.Alendy;
78.Dzhantuar; 79.Meylysay 図 1. ウズベキスタン鉱山・プロジェクト地図 (出所)ウズベキスタン共和国国家地質鉱物資源委員会 I. カラカラパク共和国 II. ナヴォイ州 III. ホレズム州 IV. ブハラ州 V. サマルカンド州 VI. ジザク州 VII. シルダル州 VIII. タシケント州 IX. ナマンガン州 X. アンディジャン州 XI. フェルガン州 XII. カシカダル州 XIII. スルハンダル州 ウズベキスタン
6.我が国との関係 (1)日本への輸出 表 3. ウズベキスタンの日本への精鉱/地金輸出量 鉱種 2009 年 2010 年 2011 年 2011 年の 対前年増減率(%) アルミニウム合金の塊 (kg) (千円) - - - - 46 8,291 - - モリブデンの塊 (kg) (千円) - - 600 2,173 - - - - 出所:ジェトロ「日本貿易統計データベース」(日本側通関統計) (2)日本企業による投資状況等 2011 年 2 月、カリモフ大統領の日本公式訪問の一環として、サイドヴァ対外経済関係投資貿易大 臣と海江田経済産業大臣により貿易投資拡大のための協力に関する文書に署名された。また JOGMEC はウラン、レアアース、レアメタル、天然ガスの資源開発に関する覚書をウズベキスタン側と締結 した。 また、伊藤忠商事と NGMK は日本の電力分野向けの 10 年間のウラン売買契約(2013 年開始、年間 500~1000t)に調印した。
7. その他トピックス(Amantaytau Goldfields JV:AGF)
本 JV は英国 Oxus Gold Plc の子会社(Oxus;50%、ウズベク国家地質・鉱物資源委員会;40%、ウ ズベク国営ウラン・金生産企業 Navoi MMC;10%)であり、2003 年 12 月、Central Kyzylkum の Amantaytau 鉱床において総額 31 百万 US$の金抽出プラント第一期の操業を開始した、ウズベキスタンの金採掘 分野における唯一の外資企業である。設計能力は酸化鉱処理 1 百万 t/年、金生産 6.3t/年。同 JV の 近年の生産量は以下の通り。なお、2009 年、ストック処理のため、採掘とヒープリーチングを一時 停止したことにより生産が激減している。 表 4. AGF の生産量 Production (ounces) 2010 2009 2008 gold 5,895 4,000 50,540 silver 685,568 170,229 938,853
出所:Oxus Gold 社の Annual Report
2011 年 1 月、Oxus 社は、中国企業コンソーシアムが 185 百万 US$の同 JV への資金提供を取り止め たと発表した。また 2011 年 1 月、JV 共同設立者である国家地質・鉱物資源委員会によると、ウズベ キスタン政府は Central Kyzylkum で金採掘を行っている同 JV の任意清算手続きを開始した。この 決定は JV の発展計画や金採掘増加計画の実施効率の低さによるものであるとされている。業界関係 者は、同 JV 清算の決定は、Oxus 社による JV 発展への投資誘致の試みが失敗した結果であるとして いる。 2011 年 2 月、Oxus 社は事前合意に基づき、同 JV の持ち分をウズベク側に売却予定であると発表 した。同年 3 月、Oxus 社は継続中の操業に必要な特定のライセンス及び許可が更新されなかった旨 を発表した。また同月中に Oxus 社はウズベキスタンの Amantaytau 金鉱床開発に関する協定の効力 を一時停止した。Oxus 社は不可抗力を宣言し「協定上の義務の遂行」はもはや行わないと表明した。 Oxus 社はウズベキスタン・英国政府間の投資仲裁協定に訴えるとの意向をウズベキスタン政府に通 告した。同社はカリモフ大統領を含むウズベク首脳部との面談を試みるも、全て失敗に終わった。 ウズベキスタンの官僚は会社との話し合いに応じなかった。同社は紛争解決のため仲裁裁判所に訴 ウズベキスタン
えざるを得なかった。 Oxus 社は損害額を少なくとも 4 億 US$と見積もっている。さらに、同社及び 子会社が不当かつ差別的な扱いを受けたとしてウズベキスタン政府を非難している。2011 年7月 21 日、 Oxus 社に対して AGFphase2 のプロジェクト基金組成に関して 1,000 万 US$の支払を求めるウズ ベキスタン財務省の訴えが英国高裁に寄せられた。Oxus 社は、ウズベキスタン財務省はこうしたや り方で今後の仲裁手続きを妨害しようとしている、と主張している。
(2012.9.18 モスクワ事務所 大木 雅文)