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8. 議事 事務局が 会議の取扱いの説明及び配付資料の確認を行った 9. 事務局からの説明と質疑 議事 (1) 後期高齢者医療制度の概要について 事務局による説明 < 資料 1> 後期高齢者医療制度が創設された経緯 制度の仕組み 制度に係る動向及び 保険料軽減策について説明した 後期高齢者医療制度が

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平成29年度第1回東京都後期高齢者医療懇談会議事概要

平成29年7月3日(月)13:30~14:51 東京区政会館 191会議室 【 出 席 者 】:井藤会長・渡邉副会長・伊藤委員・岡林委員 小田委員・加藤委員・倉本委員・髙橋委員・龍岡委員 那須委員・蓮沼委員・村上委員・横山委員・渡部委員 【 欠 席 者 】:飯塚委員・新倉委員 【 広 域 連 合 】:三ッ木副広域連合長・白石総務部長・楢島保険部長 古橋総務課長・吉原企画調整課長・土方管理課長 後藤保険課長・山本会計管理者 【一般傍聴者】:なし 【議 事 内 容】 1.開 会 委員の新任期に入って初めての会議であり、新会長及び新副会長の選出を行 う旨、事務局から説明した。 2.懇談会の成立報告 委員の過半数以上の出席があり、懇談会が成立する旨、事務局から報告した。 3.委嘱状の交付 委員に委嘱状の交付を行った。(机上配布) 4.副広域連合長挨拶 副広域連合長が挨拶を述べた。 5.委員紹介・職員紹介 委員の自己紹介及び職員紹介を行った。 6.会長・副会長選出 委員の互選により会長が選出され、その後、会長が副会長を指名した。 7.会長・副会長 挨拶 会長、副会長が挨拶を述べた。

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8.議 事 事務局が、会議の取扱いの説明及び配付資料の確認を行った。 9.事務局からの説明と質疑 議事(1)「後期高齢者医療制度の概要について」 事務局による説明<資料1> 後期高齢者医療制度が創設された経緯、制度の仕組み、制度に係る動向及び 保険料軽減策について説明した。 後期高齢者医療制度が創設された経緯については、次図のとおりである。老 人保健制度の抱える問題点から制度の見直しが行われ、平成20年4月から後 期高齢者医療制度が施行された。 後期高齢者医療制度は、老人保健制度の問題点を解消するため、次図のよう に、現役世代と高齢者の分担ルールを明確化し、運営は都道府県ごとの広域連 合に一元化され、都道府県ごとの医療費水準に応じた保険料を、高齢者全員で 公平に負担する仕組みとされた。

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【社会保障制度改革に係る動き】 平成24年8月に社会保障制度改革推進法が成立し、今後の高齢者医療制度 については、内閣に設置された社会保障制度改革国民会議において、幅広い視 野に立って改革を進めるために必要な事項を審議するとされた。 有識者の委員で組織された、この国民会議においては、平成25年8月6日 に国民会議報告書がまとめられ、社会保障制度の今後の方向性として、保険料 などの負担については、所得が高い高齢者にも負担を求め、全ての世代が支え 合う「全世代型」の社会保障に転換するよう提言がされた。 この中で、後期高齢者医療制度に関しては、現状では十分定着しており、現 行制度を基本としながら実施状況を踏まえ、必要な改善を行うことが適当とさ れた。 この国民会議の審議の結果を踏まえて、平成25年12月に、いわゆる「社 会保障改革プログラム法」が成立し、内閣総理大臣を本部長とする社会保障制 度改革推進本部が設置され、平成27年1月の第3回会議では、国保の都道府 県化、後期高齢者医療の保険料の軽減特例の段階的縮小などが盛り込まれた医 療保険制度改革骨子が決定された。 また、平成26年6月に設置された社会保障制度改革推進会議において、中 長期的課題の検討が行われた。 こうした経過を経て、平成27年5月27日に「持続可能な医療保険制度を 構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律」が成立し、国民健康 保険の安定化や後期高齢者支援金の全面総報酬割の段階的導入等が定められた。 さらに、平成28年12月の社会保障制度改革本部において、負担の公平性

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を図る観点から、保険料の軽減措置の見直しのほか、高額療養費制度や入院時 生活療養費の見直しを平成29年4月から実施することとされた。 【保険料軽減策等について】 低所得者等に対する国の制度としての各種保険料軽減策に加え、東京広域で は、所得割の70%及び45%軽減を独自に実施している。 元被扶養者に対する保険料軽減策は、政令本則上は資格取得後2年間は5割 軽減とされているが、制度開始後まもなく均等割9割軽減が導入され、平成2 8年度まで実施されてきた。平成29年度からは段階的に政令本則に戻すこと とされており、平成29年度は7割軽減、平成30年度は5割軽減として、平 成31年度には本則の2年間のみ5割軽減に戻すとされている。なお、元被扶 養者の所得割額については当面は賦課せず、賦課開始時期について引き続き検 討することとされている。 保険料の納付方法については口座振替等と年金天引きの選択制である。また、 保険料の増加抑制対策として区市町村負担による東京広域独自の特別対策を実 施している。 (会 長)後期高齢者の方は、1人当たり医療費がかなり高い世代であり、後 期高齢者医療制度は、医療費の負担を誰がするかということを、明確 化した制度である。公費から5割、現役世代から4割、後期高齢者自 体は1割、それぞれ負担するという形である。 また、東京都の特徴として、高収入の方から、生活が困窮されてい る方まで、収入状況が幅広い高齢者がおられる。収入の少ない方には、 かなり手厚い保険料の軽減策がとられているというのが現状である。

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高収入の方が多いという東京都の特徴から、被保険者一人当たり平 均の保険料は高額であるが、それに対しても、東京都あるいは区市町 村からの拠出金を得て、保険料の軽減に努めてきたというのが今まで の状況である。 (委 員)高齢者が増加し、医療給付費が増えているということはわかるが、 保険料にはね返ってくるのは辛い。やはり、なるべく公費で保険料を 上げない方向で制度を維持していただきたい。 (事務局)高齢者の生活状況から、保険料を抑えてほしいという意見があり、 東京広域としては、そうした意見を踏まえた取り組みを実施してきた。 ただ、一方では現役世代からも支援金として、医療給付費等の4割 を支出していただいているという点も念頭に置かないと、持続可能な 制度として維持していくことができないということもある。 高齢者と現役世代、双方のことを考えながら、引き続き、保険料の 大幅な値上げがないように努力していく考えです。 (委 員)公費が5割、現役世代が4割、高齢者が1割ということはよく理解 しているが、やはり公費を使って、高齢者に負担がかからないように していただきたい。 (会 長)残念ながら、高額な費用がかかる病気になる方は後期高齢者の方が 多く、後期高齢者の医療費の総額がかなり増えているので、公費、現 役世代からの支援金、高齢者の保険料をバランスよく、負担を分ける というのも、難しい段階になってきている。この制度を維持していく ためにどうすればいいかということが大変気になるのだろうと思われ ます。

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議事(2)「後期高齢者医療制度における保険料率等の概要」 事務局による説明<資料2> 後期高齢者医療制度の保険料率等の概要について説明した。 被保険者が負担する保険料率は2年ごとに見直しをしているため、保険料率 の算出は、2年間単位で行われる。 算出の基礎数値である被保険者数、医療給付費は、増加し続けている。

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東京広域では独自の特別対策等を、区市町村の一般財源である公費を投入し て講じている。 現在、被保険者が負担している保険料率は次表のとおりである。参考として、 保険料増加抑制対策を講じずに「政令どおり」とした場合の額を示した。また、 保険料額について、均等割額は全国35位、所得割率は全国20位である。一 人当たり平均保険料額では全国1位だが、同一の年金収入の被保険者間で比較 した場合、全国平均と比較し、32位・27位となっている。

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平成30・31年度の保険料算定の課題としては、保険料率の大幅な増加を 抑制するために、現行に引き続き、以下の対策を実施できるかを、区市町村と 協議する。 (委 員)マスコミでは東京都の保険料が高額だということだけが報道されて いる。それに対する対策はどうなっているのか。 (事務局)マスコミに対しては、東京都の保険料が高額であることについて、 東京都は一人当たり所得額が全国で一番高く、所得が高い被保険者の 保険料額が、平均の保険料額を引き上げるという統計上の結果である ことは説明しているが、一人当たり平均保険料額が高額なため、そこ に注目が集まってしまう部分は否めない。引き続き、区市町村の協力 も得て、皆さんの理解を得られるよう努力する。 (委 員)努力するのは当たり前である。都民が高額な保険料を賦課されてい るのは不当であるという受け取られ方をしないように、新聞社などマ スコミにも対しても、適切な広報をしていただきたい。 (事務局)心して取り組んでまいりたい。

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(委 員)財政安定化基金について、補足したい。財政安定化基金は平成21 年当時の政権の方針で後期高齢者医療制度の廃止の動きがあり、その 前提で保険料の増加抑制のために活用するという動きがあり、東京都 もこれを受けて、活用を行ってきた。 保険料の増加抑制のために恒久化して欲しいという、全国の広域連 合の協議会からの要望に対して、国は慎重に検討するとしているが、 明確な考え方を示していない。 次期、保険料改定に当たっても、財政安定化基金のあり方について は国がきちんとした道筋を示すべきだと考えるところである。 (会 長)生活困窮、低所得の方に対して、より払いやすい保険料にしようと すると、高収入の方に、大きな負担をしていただくことになる。それ も不平等と言えば不平等であり、なかなか難しい問題である。 基本は医療費を抑制し、総医療費を少なくしていかないと、保険料 の問題は解決できないと考えている。 議事(3)「健康診査事業実績について」 事務局による説明<資料3> 1 健康診査事業の実施方法 東京広域においては、生活習慣病の早期発見、被保険者の健康の保持・ 増進及び医療費適正化に資することを目的とし、後期高齢者医療健康診 査事業を実施している。 健康診査は受診者の利便性を考え、住所地で受診できるよう区市町村 に委託して行っている。自己負担金は一律500円であるが、東京都内 では区市町村が負担し、無料で実施している場合が多数である。 2 健診項目 健診項目は、①診察(問診・計測・血圧測定等)、②血液検査、③尿 検査である。「腹囲の測定」を除き、40歳から74歳までの特定健康 診査の基本項目と同じである。 3 健診実績 平成20年度から平成28年度まで一貫して、全国平均受診率と比較 して高い水準を維持している。

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4 健診の形態及び案内方法

健診の形態は、①個別健診、②集団健診、③個別健診・集団健診併用 の3つがあり、どの形態で健診が実施されるかは地域の実情によるとこ ろが大きい。

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5 健診を実施する期間 各年度の健診実施期間の内訳の推移は次のグラフのとおりである。健 診実施が1か月以内の自治体は、集団健診を行う島嶼地域が中心である。 6 追加項目の実施・未実施 区市町村は、健診を実施するにあたり、独自に追加項目を実施してい る。追加項目実施・未実施区市町村数の推移は、次のグラフのとおりで ある。

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平成28年度の主な追加項目については、次の表のとおりである。 (委 員)健康診査を実施した後の事後措置について伺いたい。老年医学会で、 高齢者は、HbA1cやBMIを下げ過ぎない方がいいとされている。 また、高血圧学会では血圧の降圧目標は、高齢者では、高齢者以外の 人と同じようには扱わないほうがいいのではないかという意見もある。 それに関してどういう状況になっているか。 HbA1c:赤血球のヘモグロビンと結合しているブドウ糖の百分率 (%)で、過去1~2か月の平均的な血糖の状態を表わ すため、糖尿病が疑われたときの検査に有効とされてい ます。 BMI:肥満度を表す指標として国際的に用いられている体格指 数で、[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]で求められ ます(身長はcmではなくmで計算します)。 (会 長)後期高齢者の健康診査をどうするかというのは非常に大きな問題で ある。例えば90歳の人に、最近、糖尿病になったのかどうかという ことを判定することが、ほんとうに意味があるのかと言われると、あ まり大きな意味合いはないというのが、今の考えである。 後期高齢者の方が、より元気で長生きできるということを考えるな らば、生活習慣病の健診項目も大事だが、要介護になる前に、体重の 減少が目立つ、あるいは歩行速度が遅くなってきているといった現象 を早く見つけるためのチェック項目を入れたほうがいいのではないか と考えている。 また、健康診査で病気があることが見つかった人が、半年後、ある いは1年後にどうなっているのか、どの程度治療されているのかとい うことを設定していくことも、大事な項目になると思っている。 健康診査の項目に関しては、東京都医師会の先生方も含めて、厚生 労働省で再検討するというという話であったが、やはり結論が出てこ ない。いずれ東京広域として、何か少し考えてみようという機会がで きればいいと考えている。

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議事(4)「平成28年度ジェネリック医薬品差額通知事業の効果分析結果に ついて」 事務局による説明<資料4> 1 平成28年度差額通知事業の概要 平成28年度におけるジェネリック医薬品差額通知事業の概要について は、次表のとおりである。 ジェネリック医薬品:先発医薬品の特許期間が切れた後に、先発医薬品と同じ有効成分 で製造・販売されている医薬品のことです。ジェネリック医薬品 は開発費用が抑えられているので、一般的に価格が安くなってい ます。ジェネリック医薬品を使うことで、被保険者の負担が軽く なるとともに、広域連合が負担する医療給付費も低く抑えること ができ、保険料の増加抑制にもつながります。

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2 効果分析結果 効果分析の結果は次表のとおりであり、切替人数は15万4,897人、 切替率は31.0%で、27年度に比べ、切替率は減少したが、1か月あ たりの軽減効果額は、約3億3660万円で約61%増額した。 3 ジェネッリク医薬品の使用率 差額通知に併せて実施した使用率の調査では、平成29年2月診療分に おける都広域連合全体の使用率は59.9%で、昨年3月から4.3ポイ ント増加した。

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(会 長)ジェネリック医薬品差額通知事業には、年間約8千万円の費用がか かっているが、それに対して、年間換算で約40億円の医薬品の支出 が減少しており、この事業は、非常に大きな経済効果がある。 国としては、ジェネリック医薬品の使用率が約80%まで伸びると いうふうに考えていることからすると、もう少し使用率が上がってほ しいところである。 医療費の削減策として、ジェネリック医薬品の使用の推進は、非常 に莫大なエネルギーが要るのだが、全体としての医療費の削減への貢 献度が大きいかというと、そうでもないので、もう少し根本的な医療 費をどう考えるかという議論は、また別のところで必要であると考え ている。 議事(5)「今年度の懇談会予定について」 事務局による説明<資料5> 今年度は、計4回の開催予定である。 第1回 7月3日(本日) 第2回 9月上旬 第3回 12月中旬 第4回 2月上旬 議事終了 (事務局)本日の議事概要については、作成次第、委員に送付する。 10.閉 会

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