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第2学年1組 図画工作科学習指導案

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Academic year: 2021

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第2学年1組 図画工作科学習指導案 平成26年12月18日(木)第3・4校時 児童数 10名 指導者 安藤由紀子 場 所 図工室 1 題材名 うつして 見つけて【2学年】 A表現(2)ア、イ、ウ B 鑑賞(1)ア、イ 2 題材について (1)児童の実態 本学級の児童は、アンケートの結果9 人が図工好きであり、1 人がどちらかというと図工が嫌いである。 好きな理由としては「アイディアが浮かぶから・道具が上手に使えるから」、嫌いな理由としては、「アイ ディアがうかばないから」を挙げている。児童は2年生になり「えのぐじま」や「どうぶつさんとわたし」 など絵に表す活動を通して、形や色、材料や方法について学習してきている。それらの絵に表すことが苦 手な児童が「ゆらゆらウキウキ」や「コロコロ大作戦」などの造形的な表現では、切りながら、作りなが らイメージを広げていた。その一方で自分の思いをどのように表現したらよいか分からなかったり、技術 が伴わなかったり、自分の表現したいものがつくれず戸惑ってしまう児童もいる。 (2)題材について 本題材はローラーや版を使って、写すことを楽しみながら発想を広げて型紙版画に表すものである。写 してみたい形や色の工夫をしたり、型紙版画のいろいろな写し方に関心を持ったりしながら表現していく 題材である。ローラーを使っての版画は2年生で初めて学習するものであり、簡単な版をつくり、写す楽 しさを体験する。3年生では、身辺にある様々な材料の形や凹凸を生かして版をつくり、4年生の木版画 へとつながるものである。 (3)本題材を指導するに当たって 指導に当たっては、学習計画により、時間を意識して、取り組めるようにしていく。そして、型紙版画 の仕組みやつくり方とローラーの使い方について、教科書や実物の示範により、アイディアやイメージが 浮かびやすくしていく。また、道具を扱うことが苦手な児童に対応するため、学習過程を型紙づくりとロ ーラーなどで形を写すことに分けて行う。それにより、カッターナイフなどを使った安全な版づくりとロ ーラーの使い方を段階的に指導できる。また、刷りの段階では、ステンシル版画の同じ版を何度も使える よさを味わわせていきたい。最後に、写したものから想像を広げて、カラーペンや絵の具などでかき加え ていくが、型紙のイメージを生かすようにさせたい。 鑑賞に関しては、型紙の使い方や刷り方など工夫したことを見合ったり、紹介したりしながら、表現の 多様性やつくる楽しさ、見る楽しさを味わわせたい。 3 研究主題との関わり 研究主題 「感性を働かせ、自ら学び、伝え合う子の育成」 副題 図画工作における児童の思考力・判断力・表現力を育む指導方法の工夫 仮説1 「導入」の工夫や「展開」において豊富な材料・技法を体験させることにより、児童は感性を働か せ、自ら学ぶことができるであろう。

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手立て ①教科書を効果的に活用して、課題をわかりやすくおさえられるように工夫し、興味・関心を高め、 児童が活動の見通しを持てるようにする。 ②導入時は題材の最初の時間は15分以内、その他は5分以内とし、製作の時間を充分に確保する。 ③「展開」における「試し刷り」を実施し、型紙版画の技法体験をさせる。 ④刷り紙を複数枚用意し、早く終わった児童にはいろいろな表現を試せるようにする。 仮説2 「まとめ」及び作品提示の工夫や「展開」において個に応じた支援を行うことにより、児童は感性 を働かせ伝え合う力を高めることができるであろう。 手立て ①活動の過程で鑑賞を行うことで、試して見つけた工夫を学び合う機会を増やす。 ②意図的な言葉かけをすることで、児童の思いを生かす支援をする。 ③協力して時間内に片付けさせる。 ④作品提示の工夫をする。 ※ 「4つの実践と3減運動」との関わり ・授業中のあいさつ、返事の励行 ・鑑賞での友達との認め合い 4 目標及び評価規準 (1) 目標 楽しいことや想像したことを、簡単な版で表現することを通して、造形的な能力を高める。 (2) 本題材における[共通事項] 自分の感覚や活動を通して、形や色をとらえ、これをもとに自分の型紙版画のイメージを持つ。 (3) 本題材における評価規準〔◆「努力を要する」と判断される状況(C)の児童への支援〕 ※アンダーラインは[共通事項]に関連した内容を示す。 造形への関心・意欲・態 度 発想や想像の能力 創造的な技能 鑑賞の能力 ローラー遊びなどに関心 を持ち、版に表す活動を 楽しもうとしている。 感 じ た り 想 像 し たり し た こ と を 絵 に 表 すた め に 、 好 き な 色 を 選ん だ り、おもしろい形を考え たりしている。 版を使った繰り返しや重 なりなどの表現を試しな がら、工夫して表してい る。 自分や友達の表現から、 形や色、表し方の面白さ などに気付いている。 ◆表現に自信が持てるよ う 励 ま し の 言 葉 を か け る。 ◆ イ メ ー ジ が わ きや す い よ う に ヒ ン ト にな る 言葉がけをする。 ◆試し切りやはさみでの 切り抜きをすすめる。版 を大きめに描かせる。 ◆版の形や色、向きや繰 り返しなど版のよさに 目を向けさせる。

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5 指導計画・評価計画(5 時間扱い) 時間 学習活動 関 発 創 鑑 評価方法 1 ○シートを切り抜き、型紙をつくる ○ 関 発言・行動観察 2 ・ 3 ○楽しい写し方をみつける ○ 創 行動観察・対話・表情 4 ・ 5 ○思いついたことをかきくわえる ○友達や自分の表し方のよさをみつける ○ ○ ○ 関 行動観察・表情 発行動観察・対話・表現 鑑 発言・対話・記述 6 本時の学習(本時 2・3/5時) (1)目標 ・版を使った繰り返しや重なりなどの表現を試しながら、写し方を工夫している。・・・・・・・・【創】 (2)準備 ○教師 スポンジローラー、丸スポンジローラー、版画用水性インク、練り板、版画用紙、新聞紙、 バケツ、ぞうきん、透明シート、ケント紙、カッターナイフ、カッターマット ○児童 教科書、はさみ、タオル (3)展開 時 間 学習活動 ※教マークは教科書を 活用する場面 学習内容 ○指導上の留意点(配慮・手立て) ◎評価 〔共〕共通事項に係る内容 導 入 10 分 1見通しをもつ 【仮説1手立て②】 2ローラーの使い方を 知る。 ・かたがみはんがのつ くりかた教 【仮説1手立て①】 ○単元と本時の流れを黒板に掲示する。 ○教科書作品でローラーの動かし方を考 えさせ、写し方への興味・関心を高めさ せる。 ○児童を1ヵ所に集めて実際にやってみ せ、場と用具の使い方について確認す る。 提案:どんなうつし方ができるかな?いろいろためしてみよう! 提案1:とうめいシートを切りぬいて、 何を型紙にしようかな? 提案2:どんなうつし方ができるかな? いろいろためしてみよう。 提案4:うつした形や色から どんな世界ができたかな? 提案3:うつしたものからそうぞうを広げて、 かきくわえてみよう。

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展 開 前 半 30 分 3ローラーと型紙を使 って形を写すことを 楽しみながら、さま ざまな写し方を工夫 する。 【仮説1 手立て③④】 【仮説2手立て②】 ○ローラーの使い方 合い言葉「行きは電車、 かえりは飛行機」 ○形が写った瞬間の驚きや喜びを大切に し、版を使った表現の面白さを十分に味 わわせる ○ローラーにインクを付ける方法につい て制作中も、きめ細かく指導する。 ○児童がどんな面白さを味わっているか 一人ひとりに聞くことで、評価と支援をす る。 ○版を写した色や形から自分のイメージ をもつことができるようにする。〔共〕 ○色を変えるために版を洗った後、タオル でしっかり拭かせ、ドライヤーで乾かし て次の色を使うようにする。その際、ぬ れた手で、ドライヤーを触らないよう安 全に注意させる。 5 分 4工夫したことを紹介 する。 【仮説2手立て①】 〇うつし方の工夫 ○やりながら生まれる児童のすてきな発 想や表現を見つけ、そのよさを他の児童 にも紹介する。 ○使いたい方法を後半に取り組んでみる ようにさせる。 後 半 30 分 5友だちの作戦を参考 に、使いたい方法で 写してみる。 【仮説2手立て②】 ◎版を使った繰り返しや重なりなどの表 現を試しながら、写し方を工夫してい る。 【創】 ま と め 15 分 6本時のまとめと次時 の予告をする。 7片付けをする。 【仮説2手立て③】 ○ローラー、練り版の基本的な片付け方を 指導する。 ○協力して時間内に片付けさせる。 ・くりかえし作戦 ・うらがえし作戦 ・色をかえる(いろいろ作戦) ・スポンジ(パタパタ作戦) ・せんたく作戦 (十分できる状況) →ローラーを使ったいろいろな写し方 を工夫している。 (努力を要する児童への手立て) →対話をしながら、表したいイメージ に合う方法を支援する。

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7 板書計画 8 場の設定 ★計画表 12/ 16 1 かた紙をつく る 12/ 18 2 3 うつしてみる 12/ 22 4 5 かきくわえる いいとこ見つ け 時計 どんなうつし方ができるかな?いろいろためしてみよう! 1はんが用紙のおき方 2インクの のばし方 まぜ方 3うつし方 ※材料・用具とは以下の物 →版画の型紙、新聞紙、 ※ドライヤー タオル、はさみ ローラー 青 緑 赤 黄 <1色コーナー> 練り版・ローラー インク 例 赤+黄 赤+青 白+青 <2色コーナー> 黒板 版画用紙・版下材料・作品例 流 流 し 出 入 口 準 備 室 すり方のじゅんじょ うつして 見つけて ○○の世界 はっ見!うつし方 トレー スポンジ トレー スポンジ イ ン ク 練り板 練り板 練り板 色 形 練り版 あんぜん! はさみ カッター ドライヤー

参照

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