マネーフォワードにおける
データ活用・API連携
株式会社マネーフォワード
取締役Fintech研究所長 瀧 俊雄
マネーフォワードにおけるデータの利活用
• お金のプラットフォームを提供するビジネスモデルの下、
ユーザーの様々なデータを集約し、家計簿作成・
会計処理・生活改善といった利便性を提供
• アカウントアグリゲーションの機能を外部サービスにも
マネーフォーワードAPIとして提供中
• 一方で、金融機関側からのデータ取得においても
API活用に向けた取り組みを進めている
マネーフォワードのアカウントアグリゲーション技術
複数の金融関連サービスの情報を一元管理する技術 日本一のサイト対応数と高いセキュリティ水準を保持 アカウントアグリゲーションとは スクリーンスクレイピングを用いて、 利用者に代わって当該サイトに仮想ブ ラウザを用いてログインし、必要な データのみを抽出して利用者に一元管 理サービスを提供する技術を指す MFのアカウントアグリゲーション技術 • 2,500を超える日本最大の対応 サイト数および対応業界数 • ISO27001(ISMS)やTRUSTeなど のセキュリティ認証を取得 • 大手事業者へのアカウントアグリ ゲーションAPIの提供実績 イメージ図マネーフォワードAPI
• マネーフォワード利用ユーザーの様々なデータを
(顧客同意を前提に)外部サービスで利用できるAPI
マネーフォワード データ・機能 ユーザー事業者 APIの基本機能 ① ユーザー登録・連携・認証 ② アグリゲーション登録・更新 ③ ユーザーデータへのアクセス マネーフォワード API 金融資産(預金・株式・投資信託など) 収入(給与・投資所得など) 支出(食費・住居費など) プロフィール(年齢・性別など) ・・・マネーフォワードAPIの活用事例
1. 複数の金融機関の口座情報を一元管理し、資産全体の資産総額、 前日比、評価損益、目標金額、達成率、時系列推移など金額とグ ラフで一覧可能 2. 株式、投資信託、FXなどの評価額、評価損益、損益推移、前 日比等の詳細情報を確認可能。国内株式はリアルタイム株価ペー ジと連携 3. 資産運用の目標金額を設定可能。目標金額までの残り金額や 達成率を表示することで資産運用のモチベーションを高めること が可能 登録ユーザー数約130万件の会員向けWEBサービス「はぴeみる 電」のサービスの拡充として、暮らしの中で貯まる様々なポイン トを「はぴeみる電」上で一括管理できる「ポイント通帳」機能 を2015年10月末より提供開始。 Yahoo!ファイナンス公式アプリ 「資産管理」機能 関西電力様「はぴeみる電」 「ポイント通帳」機能金融機関のAPI化に向けて
• 現状、内外における金融機関データのアカウントアグリゲーション サービスは、一部の例外を除いて、ID・パスワードを預かった上で、 スクリーン・スクレイピングにより提供されている • 顧客同意を前提とし、利便性が認知されてきたとはいえ、負荷・正確 性・情報の所在という観点では、OAuth認証と専用APIが技術的に 望ましい組み合わせ • API化による組み合わせのメリットは、Fintechにおける イノベーションの本丸となりうる可能性 • 「支払い」「残高確認」が絡む全てのシーンが潜在的な事業機会 • 事後的なモニタリングや、ライフログとの組み合わせ金融機関のAPI化で期待される展開
• 銀行の周辺産業を中心として、優れたUI・UXを持つ付加価値の高 いサービスを提供するプレイヤーの台頭
• 預金、決済、入出金、融資判断などの銀行業務の派生サービスを、 短期間・低コストで構築可能になる
米Yodlee社のエコシステム 仏Crédit Agricole社のアプリストア
• 第三者開発によるiOSアプリ42点、Androidアプリ37点が利 用可能 例) 医療控除専用アプリ:医療・健康関連支出の計測と 還付額計算 例) 多言語対応/色弱者向けのアプリ提供 • 現在900社を超えるパートナー企業と、2,000万人を超え る有料ベースのエンドユーザー
• マネーフォワードがセゾンカードを利用しているユー
ザー向けに利用する会員情報連携用のAPI
• クレディセゾンが保有するお客様の情報を顧客同意の上
でセキュアな方法にて情報連携。ログインID・パスワー
ドの保存が不要に
• 従来からも、利用明細データ(PDFファイル、CSVファ
イル)の長期保存目的で利用されてきた中で、よりセ
キュアな方法での情報連携が可能に
金融機関API事例①セゾンコネクト
• 住信SBIネット銀行ユーザー専用PFMサービス • 銀行APIと繋がる事でセキュリティ面も安心感を持った上でユーザ ビリティの高いPFMサービスを提供する事が可能になる • 今後、PFMをハブとした新しい派生サービスを繋げていく事が可能 住信SBI ネット銀行 API サーバー API接続 (予定) スマホアプリ連携 住宅ローン系 積立貯蓄系
金融機関API事例②住信SBIネット銀行
(新サービスとの連携も視野)金融機関API事例③NTTデータとの取り組み
• 個人向けインターネットバンキングサービス『AnserParaSOL®』を セキュアに接続するAPI連携サービス
• 残高や入出金情報について、照会系業務に限定したAPIを年度内に 活用開始予定
その他事例:みずほ銀行との連携
• 「MFクラウド請求書/消込」サービスにおいてバーチャル口座との連携 を開始
海外における銀行API化に向けた動き
金融機関名 国名 主なAPI活用の取り組み
クレディ・アグリコル フランス 2012年に独自のアプリストアを開設、開発用SDKを提供。翻訳・通貨換算機能や、医療費控除の計算、送金機能など、アプリ79件が利用可能
AXA Banque フランス 2012年に口座情報に関するAPIを公開。開発者向けにアプリ開発のコンペティションを開催
BBVA スペイン コンテストを通じて開発者コミュニティを形成中、個人データではなく、まずは集計値ベースでのデータ活用が可能な状態
キャピタル・ワン 米国 4つのAPIを公開。口座情報へのアクセスは今後の展開だが、本人確認や、ポイントプログラムなどへのアクセスが可能
サバデル銀行 スペイン 特定のデベロッパー向けに”Open Apps”プログラムを提供・支援中。Googleグラス向けに、残高情報やATMへの道案内などを行うアプリなど
フィドール銀行 ドイツ
開発者向けAPIプラットフォームを準備中、送金、決済、残高照会など を主眼としつつ、いずれは本人確認や口座開設なども可能としていく予 定