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耐震診断 耐震改修に関する設計に係る業務報酬基準案について寄せられたご意見と国土交通省の考え方 20 名の個人 団体から合計 66 件の意見をいただきました とりまとめの都合上 内容を適宜要約させていただいております 本業務報酬基準案と直接の関係がないため掲載しなかったご意見についても 今後の施策の

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平 成 2 7 年 5 月 2 9 日

< 問 い 合 わ せ 先 >

住 宅 局 建 築 指 導 課

代 表 0 3 - 5 2 5 3 - 8 1 1 1

耐震診断・耐震改修に関する設計に係る業務報酬基準案に関する

パブリックコメントの募集の結果について

国土交通省では、平成 27 年 3 月 3 日(火)から平成 27 年 4 月 2 日(木)までの期

間において、標記意見募集を行いました。寄せられたご意見の概要及びそれに対する

考え方を以下のとおりとりまとめましたので、公表いたします。

皆様のご協力に深く感謝申し上げるとともに、今後とも国土交通行政の推進にご協

力頂きますよう、よろしくお願いいたします。

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耐震診断・耐震改修に関する設計に係る業務報酬基準案について寄せられたご意見と国土交通省の考え方

※20名の個人・団体から合計66件の意見をいただきました。

※とりまとめの都合上、内容を適宜要約させていただいております。

※本業務報酬基準案と直接の関係がないため掲載しなかったご意見についても、今後の施策の推進に当たって、参考にさせて頂

きます。

パブリックコメントにおける主なご意見 国土交通省の考え方 耐震診断や耐震改修に関する設計では、同様の規模であっても建物の構造や形 状、採用する耐震診断方法、補強量、補強方法などにより、その業務量は大き く変動する。そのため、業務量の算出はこれらを反映できる実費加算方法を選 択する方が妥当であるとすべき。 本業務報酬基準では、実費加算方法により業務量を算定することを標準とするこ ととしています。そのうえで、個々の業務ごとに経費を算出することが煩雑ある いは困難な場合の簡便な方法として略算方法を選択することが可能です。 免震や制震など、特殊な補強工法を採用する場合は対象外であることを明記す べき。 ご指摘のとおり、特殊な構造方法の建築物に係る設計等の業務を行う場合その他 の特別の場合については対象外といたしました。 耐震診断を行った者と異なる設計者が改修設計を行う場合、設計責任の観点か ら診断のやり直しが必要な場合がある。略算方法の適用の条件として、耐震診 断と改修設計を同一の設計者が行う場合であるということを明記すべき。 標準業務から他の建築士事務所が行った耐震診断の結果を用いて行う耐震改修 の業務を除くこととし、ご指摘のとおり、耐震診断と耐震改修設計を同一の建築 士事務所が行う場合を対象とすることといたしました。 耐震改修設計の標準業務のうち、工事施工段階で設計者が行う業務が多すぎる のではないか。 標準業務は、一般的な耐震診断又は耐震改修に係る設計等の契約に基づいて行わ れると想定される業務であり、個別の事案においては行われない業務もあるもの と考えます。 耐震改修設計の標準業務のうち、「設計意図が正確に反映されていることを確認 するために必要な施工図等の確認」は、設計図書に定められている事項のみと すべき。 ご指摘を踏まえ、施工図等の確認については、「設計図書の定めにより」行うこと といたしました。 耐震改修設計の標準業務のうち、「工事施工段階での耐震補強工法に関する設計 意図の観点からの検討、助言等」について、施工段階で耐震補強工法が変更に なることはあり得ないのではないか。 「工事施工段階での耐震補強工法に関する設計意図の観点からの検討、助言等」 については、施工段階で耐震補強工法が変更になることを想定したものではな く、設計図書等に定められている耐震改修工法を施工段階でより具体化すること を想定しております。

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耐震診断調査で発見できなかった場合や、改修に必要な与条件の変更が生じた 場合のリスクの考え方を明記してほしい。 耐震改修においては、改修設計時や施工段階で設計条件を変更する必要が生じる ことが想定されるため、ご指摘を踏まえ、その場合に委託者と協議することを標 準業務として位置づけることとしました。 施工段階での設計条件の変更は、再設計であり、標準外業務とすべきではない か。 耐震改修においては、設計段階で建築物の現況調査を行ったにもかかわらず、施 工段階で現況と設計図書等が整合しないことが判明するなど、設計条件の変更が 必要になる場合が通常想定されることから、設計条件の変更について委託者と協 議することを標準業務とすることが適当と考えております。そのうえで、協議の 結果、再設計を行うことに係る業務については標準業務の対象外とすることとし ました。 耐震改修における、撤去・復旧工事に係る設計は、標準外業務と考えるべきで はないか。 耐震改修設計において、耐震改修を行うにあたって必要となる仕上げ部分や構造 部材、設備を撤去・復旧する工事に係る設計についても通常行われる業務と考え られますので、標準業務に位置づけておりますが、個々の業務において当該標準 業務を必ず行う必要はありません。 今回の標準報酬基準は実施設計を対象にしていると考えるが、基本設計の報酬 基準も盛り込んだ体系にしてほしい。 耐震改修設計においては、新築とは異なり、基本設計と実施設計が明確に区分さ れていないことも多いため、業務報酬基準においては、基本設計と実施設計を区 分していませんが、業務内容に基本設計も含めたものとなっております。 略算表の耐震改修設計の「構造」の業務量の対象となる業務内容について明示 してほしい。 耐震改修設計の「構造」の対象となる業務は、耐震改修設計の標準業務のうち、 構造設計の成果図書に係るものとし、標準となる成果図書について示すこととし ました。 住宅・建築物の耐震化を促進するためには、建築物の所有者が安心して耐震診 断・耐震改修を依頼できるようにすることが重要であり、様々な名目で標準外 業務を行ったとして追加料金を徴収されないようにすべき。したがって、耐震 診断・耐震改修に関して行われる業務は、なるべく標準業務に当たるものとし て規定し、耐震診断・耐震改修の標準外業務は、必要最小限のものに限定して 規定するべき。 耐震診断・耐震改修において標準的に行われる業務を標準業務に位置づけている が、個々の業務において当該標準業務を行う必要はありません。標準業務に位置 づけられた場合、略算方法という簡便な方法により報酬を算出することができる こととなりますが、標準外業務について実費加算方法により報酬を算出する場合 であっても、本業務報酬基準に基づき適切に算出されるものと考えております。 略算表の業務量について、面積だけでなく、建築物の構造種別、階数、用途に よっても業務量が異なるため、これらの区分別に業務量を示してほしい。 略算表の標準業務量は実態調査に基づき定めることとしていますが、実態調査の 結果、サンプルデータの偏りや数値のばらつきがあり、ご指摘の構造種別等によ る区分では有意な数値が得られなかったため、業務量を示すことは困難です。

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耐震診断、耐震改修設計の業務量について、建築物の構造種別や形状、診断次 数、補強方法、補強量等による区分が無く、面積だけで決めるのは合理性に欠 けると思われる。略算表の業務量の前提となる条件を解説等で示すべき。 略算表の標準業務量は実態調査に基き定めることとしていますが、実態調査の結 果、サンプルデータの偏りや数値のばらつきがあり、ご指摘の構造種別等による 区分では有意な数値が得られなかったため、業務量を示すことは困難です。 略算表に示す業務人・時間について、耐震診断により得られたIs 値の大小や建 物の構造・形状など難易度により、建物の補強設計の手間が変わるため、面積 のみで、構造設計の業務人・時間数を決めるのは無理がある。Is 値が小さい場 合や複雑な構造・形状の建物などは、難易度等による割増係数を考慮してほし い。 略算表の数値は、あくまで目安として標準的な業務量を示すものです。また、ご 指摘のとおり個々の建物の状況により業務量が増減することから、必要に応じて 適宜業務量を加算することができることといたしました。 分割して発注される場合について、回数による業務量の割増等を示してほしい。 分割発注により生じる標準業務以外の追加的な業務については、標準外業務とし て適宜加算するものと考えます。 エキスパンションジョイント等で構造上分離されている場合は、建築物の各部 分ごとに診断や設計が必要であるため、部分ごとの床面積に応じて業務量を算 出できるように、注釈を入れてほしい。 略算表の標準業務量については、エキスパンションジョイント等で構造上分離さ れている建築物の部分ごとに適用することが可能です。 耐震診断を実施した建築士事務所と異なる建築士事務所が耐震改修設計を実施 する場合の業務量も示してほしい。 標準業務は、耐震診断を実施した建築士事務所と同一の事務所が耐震改修設計を 行う場合を対象としており、耐震診断を行った者と異なる建築士事務所が改修設 計を行う場合については、設計責任の観点から診断のやり直しが必要な場合があ るため、略算方法の対象外とすることが適切であると考えます。 耐震診断において、既存の建築物の設計図書が現存しない場合に復元する業務 は、新しく設計する場合に比べ相当量の作業を伴うことを明記してほしい。 既存の建築物の設計図書が現存しない場合に必要な設計図書の復元に係る業務 については標準外業務としており、別途業務量を加算できることとしています。 ただし、どの程度の業務量になるかは実態調査を行っていないので業務量を示す ことは困難です。 別添2の略算表で業務人・時間数が示されている床面積の範囲外の大規模な建 築物についても標準業務量を示してほしい。 略算表の標準業務量は実態調査に基づいて定めることとしていますが、略算表に 示されていない規模の建築物についてはサンプル数が十分でなかったため、示す ことは困難です。

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略算表に示されている面積の間の規模の建築物に適用する場合は、例えば直線 補間とするなど、表の具体的な活用方法を明示すべき。 ご指摘をふまえ、略算表に示されている面積の間の規模の建築物に適用する場合 の算定方法を示すことについて検討いたします。 コンクリートブロック造の耐震診断・耐震改修に関する基準も併せて定めてい ただきたい。 略算表の標準業務量は実態調査に基づき定めることとしていますが、コンクリー トブロック造についてはサンプル数が非常に少なかったため、標準業務量を示す ことは困難です。 戸建木造住宅以外の木造建築物についても業務量を示してほしい。 略算表の標準業務量は実態調査に基づき定めることとしていますが、戸建木造住 宅以外の木造建築物についてはサンプル数が非常に少なかったため、標準業務量 を示すことは困難です。 略算表のS造・RC造・SRC造の耐震改修設計について、「構造」のみの業務 量では活用が図れない。「統括」、「意匠」、「設備」についても略算表で業務量を 示すべき。 略算表の標準業務量は実態調査に基づき定めることとしていますが、実態調査に よるサンプルデータのばらつき等から「構造」以外は有意な数値が得られなかっ たため、「構造」以外について標準業務量を示すことは困難です。 耐震補強工事に関する工事監理業務の標準業務量についても示してほしい。 略算表の標準業務量は実態調査に基づき定めることとしていますが、工事監理に ついては、実態調査のサンプルデータのばらつき等から有意な数値を得られなか ったため、標準業務量を示すことは困難です。 耐震診断時のコンクリート圧縮強度検査費、第三者評価、評定を考慮した業務 量も示してほしい。 コンクリート圧縮強度検査等は通常、建築士事務所が直接行うのではなく、専門 の調査会社等へ外部委託するものであるため、検査費として実費を積み上げるこ とが適切であると考えております。 第三者評価、評定を取得するための業務については標準外業務とすることが適切 であると考えており、この場合標準外業務として別途業務量を加算することとし ています。 別添2の略算表のS造・RC造・SRC造の建築物の耐震診断の業務人・時間 数のうち、床面積300 ㎡の数値は、その前後の床面積に応じる人・時間の増分 から考えると少なすぎ、600 人・時間程度が適切ではないか。 ご指摘の通り、当該数値は記載間違いであり、正しくは600人・時間でしたの で、修正いたしました。 耐震診断の業務量が少ないのではないか。 標準業務量は、標準業務を行った場合の目安として、実態調査を統計処理したも のを採用しています。個別の全てのケースで、この業務量が適切に対応するもの ではなく、これを参考に適宜補正を行うことが望ましいと考えます。

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木造戸建て住宅の耐震改修の標準業務量は、意匠、設備を含めるものであると すると少ないのではないか。 標準業務量は、標準業務を行った場合の目安として、実態調査を統計処理したも のを採用しています。個別の全てのケースで、この業務量が適切に対応するもの ではなく、これを参考に適宜補正を行うことが望ましいと考えます。 略算表の値について、実態調査に基づく平均値であるのか、最大値であるのか、 或いはバラツキを考慮して一部を除いて大多数の建物の診断が可能な値である のか、値の持つ意味合いを解説すべき。 実態調査による業務量のサンプルデータについて、異常値処理を行った上で、回 帰式等により標準的な業務量を算出したものです。業務量の最大値を示している わけではなく、個別の全てのケースでこの業務量が適切に対応するものではあり ません。 建築士が耐震診断等の業務を行う場合の基準案が示されているが、本来耐震診 断は建築士の業務独占の範囲ではない。業務報酬基準の適用を受ける者と受け ない者が存在することで、適用を受けない者により安価で業務が受託されるこ とにより、耐震診断の質が確保されなくなるおそれがあるのではないか。 本業務報酬基準は建築士事務所の開設者が請求できる報酬の基準として定める こととしていますが、建築士事務所以外の事業者が本基準を参考にすることを妨 げるものではなく、一定の活用が図られるものと考えています。また、業務報酬 基準自体、報酬算定の際の目安であり、報酬について当事者間で適切に定めるこ とを妨げるものではありません。 耐震診断、改修における報酬算定について、詳細な模式図で説明した資料を提 示してほしい。 ご指摘を踏まえ、算定方法の例等を示すことについて、検討いたします。 略算表の標準業務量については、適宜見直すべきではないか。 略算表の標準業務量は実態調査に基づくものであり、今後、耐震診断や耐震改修 の実績がさらに蓄積されるなど社会経済状況の変化等を踏まえて、適宜見直して いく必要があると考えています。

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