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はじめに 現在 市町村では 27 年度に 地方版総合戦略 を策定し 人口減少問題の克服 や 成長力の確保 等に向けて様々な取組みを行っています 財務局 財務事務所は 地方における財務省 金融庁の窓口として 地域の意見 要望や実情を把握し 地域の特性を踏まえた施策を行い 地域に貢献 するように努めてい

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和歌山県内市町村の

地方創生にかかる取組

平成30年6月11日

(2)

はじめに

現在、市町村では27年度に「地方版総合戦略」を策定し、「人口

減少問題の克服」や「成長力の確保」等に向けて様々な取組みを

行っています。

財務局・財務事務所は、地方における財務省・金融庁の窓口とし

て、地域の意見・要望や実情を把握し、地域の特性を踏まえた施策

を行い、「地域に貢献」するように努めています。

和歌山財務事務所では、各市町村の地方創生に向けた具体的な取

組状況等について、市町村を訪問しヒアリング等を行い、今般、ヒ

アリング等により把握した内容も含め市町村の地方創生にかかる取

組状況を取りまとめました

(ヒアリング等により把握した内容は、各ページの下

段に「Point」として記載しています)

このように、取組状況を公表をさせて頂くことにより、少しでも

地域の支援につながればと考えています。

以下に掲載しておりますので、ぜひ一読ください。

平成30年6月

近畿財務局和歌山財務事務所

(3)

目 次

和歌山市 (P1) 由良町(P8) 紀の川市 (P6) 紀美野町 (P12) 岩出市 (P12) 海南市 (P2) 有田市(P11) 美浜町(P7) 御坊市(P3) 有田川町 (P1) 日高町(P8) かつらぎ町(P3) 橋本市 (P2) 九度山町(P13) 高野町(P13) 日高川町 (P5) 広川町 (P7) 湯浅町(P14) すさみ町 (P9) 印南町 (P4) みなべ町 (P4) 上富田町(P15) 白浜町 (P14) 田辺市 (P11) 串本町(P10) 古座川町 (P10) 北山村 (P5) 那智勝浦町 (P15) 新宮市 (P6) 太地町(P9) 1.産業振興・市街地活性化を核とした取組 ……… 1 2.住民主体のまちづくりの取組 ……… 1 3.産業振興・地場産業を核とした取組 ……… 2 ……… 2 ……… 3 ……… 3 ……… 4 ……… 4 ……… 5 ……… 5 5.地域資源を活かした取組 ……… 6 ……… 6 ……… 7 ……… 7 ……… 8 ……… 8 ……… 9 ……… 9 ……… 10 ……… 10  ・御坊市(花き)  ・和歌山市 (大学誘致)  ・有田川町  ・海南市(家庭用品)  ・橋本市(パイル織物等) 4.農業振興を核とした取組  ・かつらぎ町(フルーツ)  ・印南町(ミニトマト等)  ・みなべ町(うめ)  ・日高川町(みかん等)  ・北山村(じゃばら)  ・新宮市(世界遺産、新宮港)  ・紀の川市(フルーツ)  ・広川町(稲むらの火)  ・美浜町(煙樹ヶ浜等)  ・日高町(クエ)  ・由良町(白崎海岸)  ・串本町(トルコとの友好)  ・すさみ町(イノブタ、道の駅)  ・太地町(くじら)  ・古座川町(ジオパーク) 6.観光振興を核とした取組 ……… 11 ……… 11 ……… 12 ……… 12 ……… 13 ……… 13 ……… 14 ……… 14 ……… 15 ……… 15  ・白浜町(白良浜、温泉)  ・上富田町(スポーツ観光)  ・那智勝浦町(世界遺産、マグロ)  ・高野町(世界遺産)  ・湯浅町(醤油)  ・岩出市(根來寺)  ・紀美野町(自然環境)  ・九度山町(真田ミュージアム、世界遺産)  ・有田市(無人島、みかん山等)  ・田辺市(世界遺産)

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和歌山県内市町村の地方創生にかかる取組

1.産業振興・市街地活性化を核とした取組

基本目標① 安定した雇用を創出する 基本目標② 和歌山市への新しいひとの流れをつくる 基本目標③ 若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる 基本目標④ 時代にあった地域をつくり、安心な暮らしを守る ★まちなかへの大学誘致を核としたコンパクトシティへの取組 若者世代の市外への流出抑制やまちなかの賑わいの創出を図るため学校跡地を活 用し、3つの大学(東京医療保健大学和歌山看護学部、和歌山信愛大学教育学部 (仮称)、和歌山県立医科大学薬学部)を誘致。また、中心市街地は、和歌山城を 中心として歴史的景観を活かしながら、商業施設、文化施設などの都市機能を集積 し利便性を高める。

まちなかへの大学誘致を核としたコンパクトシティへの取組や、広域観光

プロジェクトを通じ、若年世代を中心とした人口流出抑制、観光客等による

交流人口の増加を図る!

Point

和歌山市

~きらり 輝く元気和歌山市 ~ <和歌の浦> <和歌山城> <市民図書館の移転、駅周辺再開発>

○取組状況

大阪・奈良方面との交通アクセスの改善や関西国際空港に近い立地を

活かし、インバウンドをはじめとする観光振興や企業誘致・創業支援等

の産業振興に取組むことで地方創生を図る。

<新市民会館(イメージ)> ★観光の振興・地域資源を活用した広域観光プロジェクト まちなかエリアの「和歌山城」のほか、海辺エリアの加太・和歌浦(「友ヶ島」 「和歌浦」)を再整備し、観光振興を図る。なお、29年度には、文化庁から「絶 景の宝庫 和歌の浦」として「日本遺産」に認定された。 また、地域観光を推進する主体として多様なメンバーで構成される和歌山市版 DMOを立ち上げ、戦略的なマーケティング・プロモーションを展開し、外国人旅 行客をはじめとする観光客数増加を目指すとともに、農工商とも連携し、地域ブラ ンド商品の開発・販売促進や体験型観光を促進する。 <青少年国際交流センター(加太)> <東京医療保健大学看護学部> H30.4開校 和歌山市

2.住民主体のまちづくりの取組

○取組状況

「暮らして楽しい、おもしゃい有田川町の実現」を目指し、住民主体でまち

づくりを進めるほか、出産・子育ての支援や、安定した雇用創出のために基

幹産業である第1次産業の支援を行う!

有田川町

~有田川がつなぐ、人と自然、山とまち、交流が未来をつむぐ~ ★特産品の高付加価値化 日本有数のみかん産地であり「地域団体商標(地域ブラン ド)」として登録されている「有田みかん」の6次産業化を 進めるとともに、日本一の生産量を誇る山椒(ぶどう山椒) の地域ブランド化を図り、農業振興を図る。 ★住民主体のまちづくり 平成27年に住民による地方創生プロジェクト「有田川町という未来、ARIDAGA WA2040」を立ち上げ。自然と共生するまちづくりを進め全米で最も住みたいまちと して人気を集める米国ポートランド市と連携し、廃園する田殿保育所をリノベーショ ンし住民の交流施設とするなど住民が主体でまちづくりを進めている。 また、二川ダムに小水力発電施設を設置し、「維持放流水」を利用して年間約5千万 円の収入を得るなど、環境の取組みや、本のあるカフェ『ALEC』やちいさな駅の美術 館「ポンテ・デル・ソーニョ』など町内に個性豊かな4つの図書施設『有田川ライブラ リー』を設置し、定期的にワークショップやトークショーを開催するなど、教育や子 育て支援を重視する取組みを進めている。 ★有田川女子会 UP Girls 町内の20代~40代の女性がグループで結成。うち5人のメンバーが地方創生事業の 一環として観光ガイドブックを作製。「美の追求」「有田川を味わう」など町内の暮 らしに密着し老若男女が楽しめるもので3000部を発行。 〈二川ダム小水力発電所 〉 ★絵本によるまちづくり 「有田川町絵本まちづくりグランドデザイン」を策定し「絵本」という素材を活か したまちづくりを進めている。心を豊かにする効果がある絵本を子育て支援としてだ けでなく、まちづくりのための資源として観光分野などに活用することにより、町の 賑わいの創出をめざす。 〈田殿保育所(リノベ中) 〉 ちいさな駅美術館 <ポンテ・デル・ソーニョ> 〈 ALEC 〉 重点プロジェクト① 女性が住みたいまちづくり 重点プロジェクト➁ 地域の魅力を活かした住民主体のまちづくり 重点プロジェクト③ ずっと住みたいまちづくり(交流から定住へ) <有田みかん> <ぶどう山椒> 有田川町 Point

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和歌山県内市町村の地方創生にかかる取組

3.産業振興・地場産業を核とした取組

基本目標① 安定した雇用を創出する 基本目標② 海南市への新しいひとの流れをつくる 基本目標③ 若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる 基本目標④ 時代にあった地域をつくる <家庭用品祭り>

家庭用品、下津みかんなど地元の特産品のブランド化を推進し、雇用の

創出に取組む。地場産業の活性化で人口流出にストップをかけ、若者が安

心して結婚、出産、子育てが出来るまちづくりを!

Point

海南市

~元気 ふれあい 安心のまち~ <棕櫚たわし> <御所の芝からの眺望> <家庭用品> <黒江の町並みと 紀州漆器> しゅろ 海南市

橋本市

~元気なまち橋本市~

3.産業振興・地場産業を核とした取組

基本目標① しごとをつくり安心して働けるようにする 基本目標② 橋本市への新しい人の流れをつくる 基本目標③ 若い世代の結婚・妊娠・出産・子育ての希望をかなえる 基本目標④ 安全・安心な暮らしを支えるまちをつくる

○取組状況

★ブランド化の推進

①パイル織物 ~日本一の生産高を誇る~ 織物の基布に毛(パイル糸)が織り込まれている有毛布地が 特徴であるパイル織物のブランド化を推進するため、ブランドア ドバイザーによる新商品開発及び展示会等の出展を支援する。 ②はたごんぼ 江戸時代から市内西畑地区で生産が行われていたが、次第に衰退。 「柔らかくて、香りが良くて、味わい深い、あの美味しさを多くの 人と分かち合いたい」という地元の人たちの熱い思いで復活。 特徴は、太さで直径は5~6cm。身が柔らかく香りが強い。 「プレミア和歌山推奨品審査委員特別賞」を受賞し、地域活性化を 目指す取組みとして評価されている。 ③オムレツの街(鶏卵県内生産量1位) 橋本市には、鶏卵、巨峰、富有柿、はたごんぼ、恋野マッシュルームなど美味 しい地域産品が多くあり、こうした多くの農産物を活用できるということで「オ ムレツの街」の橋本市として全国に発信(全国的にもオムレツ に特化した町おこしの例はない)(認定店:26店舗)。

★観光振興等(交流人口の増加

地域連携DMO(高野山麓ツーリズムビューロー)を設立し、世界遺 産である黒河道などの歴史的文化的資源を活用した着地型観光を推進 する。このことにより、地域全体をブランディングし観光客の増加に よる地域経済の活性化を図る。

地場産業の活力や生産性の向上、付加価値商品の開発などによる地域産

業の活性化に取組みブランド化を推進。また、「若い世代の希望をかなえる

まち」、「住んでよかった、住みたくなるまち」の実現に向けた取組みを推進!

<パイル織物博物館> Point

★定住移住の促進

高野山の麓で自然の豊かさと、大阪都心部へ約40分という 便利さが共存する橋本市での暮らしを、移住コンシェルジュ を配置し、PRや移住相談、空き家のマッチング、SNS(イ ンスタグラム、LINE@)を活用した情報発信により移住定住 を促進。 マスコットキャラクター はしぼう 橋本市

★蔵出ししもつみかんのブランド化

12月に収穫した完熟みかんを糖や酸味のバランスがよくな るまで貯蔵庫で熟成させた「蔵出しみかん」のブランド化に 取り組んでおり、PR活動として全国の市場でトップセールス を行っている。 <蔵出ししもつみかん>

○取組状況

★地場産業の活性化

海南市では古くから棕櫚の産地であったことから棕櫚製品(縄、網、ホウキ、 たわし)の製造が盛んだった。その後も時代の変化に伴い、原材料が変化して きたが、現在はバス、トイレ、キッチン用品など家庭用品全般を生産しており、 全国シェアの80%を占める日本随一の家庭用品産地であり、特に水まわり品は 全国一のシェアを誇っている。これらの地場産業を中心に活性 化を図るために、海南特産家庭用品協同組合と共催し、毎年 秋に合同商談会や家庭用品祭りを開催し販路拡大や特産品の PRを行っている。

★観光振興

日本遺産にも認定された文化財 や町並み等の既存の観光資源を活 用し観光振興を図り、交流人口の 増加を目指す。

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和歌山県内市町村の地方創生にかかる取組

御坊市

~まちがかがやき笑顔あふれる元気な御坊~

4.農業振興を核とした取組

基本目標① 安定した雇用を創出する 基本目標② 新しいひとの流れをつくる 基本目標③ 結婚・出産・子育ての希望をかなえる 基本目標④ 時代に合った地域をつくる

○取組状況

★農業振興及び地域資源の再発掘

農業振興を図り雇用の創出や地域資源の再発掘、地場産 業の活性化を中心とし、地域活性化に取組む。 また、日本一短い鉄道の紀州鉄道のほか、麻雀牌の生産 日本一のまちである。

全国有数の出荷量であるスターチスや宿根カスミ草などを中心に農業の振

興により雇用創出を図る!

◎堅田遺跡 Point マスコット キャラクター <花まるごぼう> <雇用の場の創出> 黒潮海流による温暖な気候を活かして、近年では花き施 設栽培が盛んで、スターチス・宿根カスミソウ等は、全国 屈指の出荷量を誇っている。これを中心に若者の就農の場 となっている。

★地域資源の再発掘

御坊市 スターチス 宿根カスミソウ 1999年2月に発掘され、弥生時代前期の環濠集 落。日本最古のヤリガンナの鋳型と青銅器を溶し た溶炉遺構が発見された。現在は、大型ショッピ ングセンター内のギャラリーに出土遺物の一部が 展示。このほか、御坊市歴史民俗資料館に溶炉遺 構をはじめ土器、石器、木製品を展示している。 ヤリガンナの鋳型 3条の環濠 第42代文武天皇のお妃となり、第45代聖 武天皇のご生母となられた宮子姫(藤原宮 子)の生誕の地と伝えられており、『宮子 姫物語』が語り継がれており、これを広く PRするために当市では、毎年、各種イベ ントが開催されている。 ◎宮子姫伝説 宮子姫みなとフェスタ

4.農業振興を核とした取組

基本目標① 産業振興により雇用の場を創出する 基本目標② 地域経済・地域活力につながる交流人口を拡大する 基本目標③ 安心して子どもを産み育てていくことのできる環境をつくる 基本目標④ 安全・安心な定住環境をつくる 基本目標⑤ 時代にあった地域をつくる

深い歴史と文化、色鮮やかなフルーツが実り、都市にも近い。魅力的な資

源と施策で、交流人口の拡大による活力向上を目指す!

“みのりのまち”、かつらぎ町。

◎世界遺産 丹生都比売神社は、世界文化遺産「紀伊 山地の霊場と参詣道」のひとつに登録され、 創建は1700年以上前。高野山の地主神とし て空海の高野山開創よりも早く、かつらぎ 町天野の地に祀られてきた。

○取組状況

★時代のニーズに合った産業基盤の確立

基幹産業である農業の振興に向け、優良農地の保全と生産効率の向上、担い手 の確保と生産組織の育成、生産技術の向上と安全・安心な農産物の生産、ブラン ド化など、多面的な取組みを進め、生産性・収益性の高い地域農業の確立を目指 すため、販売拠点のひとつと位置づけ、道の駅を整備(町内に3か所)。 道の駅 かつらぎ西 にうつひめ <丹生都比売神社> イメージキャラクター 道の駅 くしがきの里 道の駅 紀の川万葉の里 <串柿の里> 「かきおうじとフルーツ 王国の仲間たち」 ◎フルーツの町・串柿の里 かつらぎ町では、かき、もも、ぶどう、いちごなど年間を 通して、四季折々の果樹生産が盛んで町内には西日本最大級 で最新の設備を完備した選果場がある。また、かつらぎ町四 郷(しごう)は串柿の里として、400年の歴史と伝統を育む 山里で、秋には、柿の玉のれんが一斉に吊るされ、里山がオ レンジ色に染まる風景は、晩秋の風物詩として全国に知られ ている。

かつらぎ町

~世界遺産とフルーツの町~ かつらぎ町 Point

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和歌山県内市町村の地方創生にかかる取組

印南町

~誇りあふれる郷への架け橋

4.農業振興を核とした取組

基本目標① 若い世代が安定・安心して働くことができるしごとの創出 基本目標② 若い世代の結婚・出産・子育て・子ども教育の希望の実現 基本目標③ 魅力ある地域づくりとPRによる新しい人の流れを創出 基本目標④ 豊かな自然環境と共生した安全・安心した暮らしの実現 基本目標⑤ 誰もが住みやすく、住みたくなるまちづくりの実現

○取組状況

★第1次産業を主体とする取組

新規就農等の支援を実施するほか、特産品の強化を行うために商品のブラ ンド化に取組んでいる。

大学との連携や合宿誘致などを通じて、地域住民とのふれあいの場を設け

るなどの取組みや、町の魅力を再発見する取組みを実施し、町への愛着をも

つ環境づくりなどを行う!

真妻わさび Point 『努力、忍耐、飛躍』を象 徴する ”柳に跳びつくかえ る”(小野道風)をイメージ し、「考える」「人をかえ る」「町をかえる」「古里 へかえる」「栄える」とい う5つの”かえる”にひっかけ、 ネーミング。 移住推進動画 印南町

★合宿誘致

若もの広場や小中学校施設などを活用し、学生等の合宿誘致に積 極的に取り組んでいる。なお、若者と町民が交流する機会を設け魅 力を発信し地域活性化を目指している。 ミニトマト (赤糖房(あかとんぼ)) 小玉スイカ うすいえんどう きぬさやえんどう かつお節発祥の地 かえる橋

★移住定住支援

空き家バンク等を活用し移住定住の支援を行っている。 移住推進動画(Youtube)も作成し、町の魅力発信を行っ ている。

★若者定住促進事業

町内の若者世帯(※満16歳~45歳未満)を対象に、「新築住宅等取 得助成事業」と「賃貸住宅等家賃助成事業」を実施している。(資 格要件あり)

みなべ町

~海山川の恵みの中で人が輝く快適なまち~

4.農業振興を核とした取組

基本目標① 地方における安定した雇用を創出する 基本目標② 地方への新しいひとの流れをつくる 基本目標③ 若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる 基本目標④ 時代に合った地域をつくり、安心なくらしを守るとともに、地域と地域を連携する

特産品である「梅」を中心に生産拡大や高付加価値化に取組み農業振興

を図り、担い手の育成も行っていく。また、うめを活かした観光振興も併せて

行う!

<南高梅> Point <紀州備長炭> 南部川に沿って広がるなだらかな山々に見渡す限りの梅 林が続き、「一目百万、香り十里」と称され、名実ともに 日本一の梅林です。白くかわいい花が山一面を飾る早春に は全国からの観光客でにぎわいます。 みなべ町 ◎南部梅林 <みなべ・田辺の梅システム>

○取組状況

★特産品の高付加価値化

特産品である日本一の生産量を誇る「うめ」を中心に農産物の加工品や新規 就農等や儲かる農業への転換を目指す。また、消費拡大に向けて梅、梅製品の 海外進出、外食産業への売り込みのほか、高付加価値の特産品の開発を目指す。 <世界農業遺産の認定> 世界農業遺産とは、世界20カ国50地域、日本では11地域が認定されており、 社会や環境に適応しながらも伝統的な農業とそれに関わって育まれた文化、土 地利用(農地やため池・水利施設など)、技術、景観、そしてそれを取り巻く 生物多様性の保全を目的に世界的に重要な地域を、国連食糧農業機関(FAO) が認定する仕組であり、「みなべ・田辺の梅システム」※が認定を受けた(平 成27年12月15日)。 ※養分に乏しい礫質の斜面を活用して薪炭林を残しつつ梅林を配置し、高品質な梅を持続的に生 産してきた農業システムです。人々は、里山の斜面を梅林として利用し、その周辺に薪炭林を残 すことで水源涵養や崩落防止等の機能をもたせ、薪炭林に住むニホンミツバチと梅との共生、長 い梅栽培の歴史の中で培われた遺伝子資源など、地域の資源を有効に活用して、梅を中心とした 農業を行い、生活を支えてきました。

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和歌山県内市町村の地方創生にかかる取組

4.農業振興を核とした取組

基本目標① 安定した雇用を創出する 基本目標➁ 地域への人の流れをつくる 基本目標③ 少子化をくい止める 基本目標④ 安心安全な暮らしを実現する 基本目標⑤ 時代に合った地域をつくる

取組状況

基幹産業である農林業の活性化を中心に、特産物の高品質・ブランド

化を推進し雇用創出を図る。また若者定住施策などにより移住定住を推

進する。

基幹産業である農林業の活性化、若者定住施策の実施などにより、移住

定住の促進を目指す。また、既存の観光資源を活用した交流人口の増加を

図り地域の活性化を目指す!

Point

日高川町

~地域の個性で創る 元気創造空間・日高川町~

★農林業の振興

「温州みかん」をはじめ八朔や不知火等の柑橘類、ウスイエン ドウ、ミニトマト、ナス、ブロッコリーなどの野菜類、山間部で は、梅や椎茸、千両の栽培が盛んである。 また、県内では、「紀州備長炭」が各地で生産されているが、 現在、当町が生産量日本一を誇る。

★観光の振興

既存の観光資源を活用し、情報発信に努め、観光振興を図 る。町内には、日本一長い二級河川の日高川の清流を中心と して、春にはふじまつりが開催され、流域には、温泉、 キャンプ場等が整備されている。 日高川町 道成寺は、大宝元年(701年)に創建され た和歌山県最古の寺。国宝の千手観音菩薩な ど数々の重要文化財が保存。能や歌舞伎の題 材として多く取り入れられ「安珍清姫伝説」 の舞台としても有名。 <道成寺> <紀州備長炭> <中津温泉> <美山温泉>

★移住定住促進への取組

当町では、若者定住施策として新築住宅取得支援 などを実施している。また、地域団体「ゆめ倶楽部 21」を設立(町内の住民及びIターン者で構成) し、体験型観光、農家民泊、移住支援に取組んでい る。体験型観光には年間延べ2,000人前後の子供達が体験に参加している。 <日高川> 基本目標① 親子がのびのび暮らせる子育て・教育環境づくり 基本目標② つながり・コミュニティづくり 基本目標③ 視野を広げる情報発信 基本目標④ 村を支える仕事づくり 基本目標⑤ 安全・安心な暮らしづくり

○取組状況

村民に向けた施策を優先的に進め、「出ていかない」、「住み続けたい」む らづくりを目指す。また、子どもを中心とした村ぐるみの魅力づくりを進め るため、保育園から中学校まで一貫した村独自の特色ある教育など、質の高 い学びの機会を確保。仕事づくりでは全国唯一の飛び地の村として、「筏の 村」、「じゃばらの里」、「温泉の村」を中心とした地域づくりを目指す。

★じゃばらを中心とした農林業振興

日本で唯一北山村にしか自生しないじゃばらを産業化し 「北山村営じゃばら村センター」を運営。同センターでは、 じゃばらの栽培から加工・販売までを行い、雇用の創出や 就農者の後継者確保にも繋がっている。現在では、多くの メディアに取り上げられたこともあり、通信販売を中心に、 北山村の基幹産業にまで発展。

じゃばらを基幹産業として、持続可能な経済基盤のある村を目指す!ま

た、筏下りなどの観光資源を活かしながら、「日本で唯一」という特徴を生か

して、さらなる観光の振興を目指す!

Point

北山村

~全国で唯一の飛び地の村~

◎北山川を活かした水上アクティビティ

北山村は古くから建設用木材運搬のための「筏流し」で栄えたが、ダムの建設 により「筏流し」の文化が失われようとしていた。北山村の伝統産業である「筏 流し」を何とか残そうと、昭和54年に「観光筏下り」がス タートし、現在では年間8千人が訪れる人気観光ツアーに生 まれ変わった。北山村ではほかにも、ラフティングやカヌー 、シャワートレッキングなど北山川を生かした水上アクティ ビティを楽しむことができ、観光立村としての一歩を踏み出 す。 <おくとろ温泉> <北山川> <筏下り> <ラフティング>

4.農業振興を核とした取組

北山村 <じゃばら加工品>

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和歌山県内市町村の地方創生にかかる取組

新宮市

~海・山・川が輝く世界遺産のまち~

5.地域資源を活かした取組

基本目標① 産業の振興による安定した雇用の確保 基本目標② まちの魅力を発信し、新しい人の流れをつくる 基本目標③ 子育て環境の整備により結婚・出産・子育ての希望を叶える 基本目標④ 人にやさしく、安全で安心できるコミュニティの形成

○取組状況

地域唯一の外貿港湾である新宮港の活用や、世界遺産など充実した観光

資源を活かした観光、シティプロモーションを行うことで、雇用を確保し、交流

人口拡大を図り、新しい人の流れをつくる!

Point ★新宮港を中心とした拠点づくり 紀伊半島南部唯一の外貿港湾である「新宮港」は、重 要な産業・観光の拠点。 「新宮港エリア」内の第二期工業用地を中心とした企 業立地活動や、クルーズ客船の誘致を積極的に進め、「海 の玄関口新宮港」の充実を図っている。 クルーズ船の寄港状況:13回(29年度) <熊野速玉大社> <ハイヒールラン> ★世界遺産・参詣道や地域資源を活かした取組 世界遺産、霊場熊野三山のうちの1社である「熊野速玉大社」など市内に多数 ある観光資源を活かし、国内外での観光プロモーション活動の充実や受入体制の 整備を進めている。また、熊野川舟下りなど、地域資源を活用した交流人口の拡 大を目指す取組みを行っている。 <新宮港> 新宮市 <市民とつくる新宮市魅力発信事業> 地域の女性により新宮市魅力発信女子部を結成し、情報発 信サイト(新宮人)をオープンするとともに「ハイヒールラ ン」など独自の視点で発案した様々なイベントを開催。 地域の魅力を新たに発掘、発信していくことで、交流人口 の増加に取組んでいる。 <熊野川舟下り> <神倉神社> 「めはりさん」キャラクター

紀の川市

~住いも甘いも紀の川市~ 基本目標① 地域資源を生かした魅力あるまち 基本目標② 魅力ある仕事・職場のあるまち 基本目標③ 若い世代から選ばれるまち 基本目標④ 安全・安心で暮らし続けたいまち

フルーツを核としたシティプロモーションを推進し、交流人口の増加や移住

定住への関心促進に繋げる取組を実施。また、女性や学生目線を取り入れ

た情報発信に力を入れている!

○取組状況

シティプロモーションの推進

基本目標に基づき定住人口の増加に向けて、市の持つ魅力を市内外にPR するために、フルーツ王国ならではの多種多様なフルーツ(いちご、もも、い ちじく、キウイ、はっさく(以上県内1位)、かき(県内2位))が生産され ていることを踏まえ、これらを核としたシティプロモーションを実施。

<庁内や地域との連携体制の構築>

市職員自身が魅力発信の担い手としての意識向上を図る ほか、地元女子高校生、地元大学生、市職員が一緒になり 「魅力発掘×きのかわ女子」を結成し、ワークショップなど を開催。

<ノベルティグッズの作成や県外でのPR活動の推進>

ワークショップの実施により地域の魅力の再発掘やノベル ティグッズ(マスキングテープ、不織布バックなど)を作成。 そのほか「トラベルガールズフェスタ2017」(10/30:大阪 シティプラザホテル)に出展し、フルーツを中心とした当市 の魅力をPR。 <紀の川市フルーツ満喫❤バスツアーを開催(11/25) トラベルガールズフェスタ参加者の中から抽選で県外 の女性を招待し市内のフルーツ巡りなどを実施。 【効果】 バスツアーやワークショップなど、各種イベントへの参加者が、女性目線で のインスタグラムなどのSNS等を通じた情報発信力に期待。 Point 紀の川ぷるぷる娘

5.地域資源を活かした(フルーツを中心とした)取組

紀の川市

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和歌山県内市町村の地方創生にかかる取組

5.地域資源を活かした取組

基本目標① 梧陵翁の意を継ぎ雇用を創出する。 基本目標② 梧陵翁の意を継ぎみんなを故郷に留める 基本目標③ 梧陵翁の意を継ぎ子どもたちを育む 基本目標④ 梧陵翁の意を継ぎ故郷を守る 基本目標⑤ 梧陵翁の意を継ぎ協働の故郷を築く

広川町の英雄である濱口梧陵翁の精神を継ぎ、防災遺産でまちおこしを

推進!世界に向けた発信に積極的に取組み、防災意識の醸成の一躍を担

うまちとして更なる発展を目指す!

Point

広川町

~稲むらの火と笑顔のあるいきいきとしたまち~ <広村堤防> <稲むらの火の館> <熊野古道 河瀬王子跡> <濱口梧陵翁> <津波防災教育センター> 津波被害を受けた後、この ままでは村が消滅するとの危 機感から梧陵翁が私財を投げ 打ち、村人と築造した広村堤 防 <滝原温泉 ほたるの湯>

★濱口梧陵翁特別プロジェクト

安政南海地震による津波が広村(現在の広川町)に襲 来した際に、稲むらに火をつけ村人の避難を促して村を 救った濱口梧陵翁の博愛精神を後世に伝えるべ く平成19年4月「稲むらの火の館」を整備。 梧陵翁の偉業や精神・教訓を学ぶ「濱ロ梧陵記 念館」と、来たるべき津波被害から大切な生命や くらしを守ることが学べる「津波防災教育セン ター」からなる。

5.地域資源を活かした取組

基本目標① しごとを創るまちづくり 基本目標② 魅力を創るまちづくり 基本目標③ 笑顔を創るまちづくり 基本目標④ 未来を守るまちづくり 基本目標⑤ 絆を創るまちづくり

○取組状況

雇用創出に向けて、当町の主要産業である農業、漁業について、 新規就農、町内資源の活用による活性化を目指す。 ➢週末には、煙樹ケ浜キャンプ場管理棟を活用し、 「地域おこし協力隊」が中心となり、地元の野菜や 加工品など地域の特産品を販売し、交流の拡大を 図っている。

地域資源である「松林」の活用、農産物のブランド化を行い、地域の活性

化を目指していることや、消えゆく移民の歴史の記憶を後世に引き継ぐため

に「アメリカ村」を再整備し、交流人口の増加を目指す!

Point

美浜町

~緑と絆でつなぐまち~ ★旧三尾村(「アメリカ村」)の再整備 旧三尾村は「カナダ移民の村」として 知られ、戦前までは当村から仕事や富を 求めてカナダへ渡り、その仕送り等など により栄え、また、引揚げてきた人たち は洋風の住居や洋服、食生活が広まった ことからこの地域が「アメリカ村」と言 われていた。今般、地域活性化の一つと して、「カナダミュージアム」や「ゲス トハウス」を再整備し、交流人口の増加 を図る。 美浜町 松きゅうり <煙樹ケ浜と大松林> ★近畿最大の松林「煙樹ケ浜」を活用した取組 煙樹ケ浜の松林は、長さ4.5㎞、幅が広いところで500mもある大松林である。 松林の保存と農産物のブランド化を目指し、煙樹ヶ浜松葉堆肥ブランド 研究会を立ち上げ、松葉を堆肥として活用した農産物の栽培(環境保全 型農業)を始め、特に「松きゅうり」はブランド作物で出荷している。 そのほか、「松トマト」「松いちご」などの栽培も行っている。 <アンテナショップ> <カナダミュージアム> <レストラン> <ゲスト ハウス> 広川町

取組状況

「稲むらの火」の話で町の英雄である濱口梧陵翁の遺徳と

行動こそが地方創生そのもの。濱口梧陵翁が町の未来を託

した志を学び、住民が主体的に地域課題解決に取組むなど

未来へ発展するまちづくりを目指す。

◎「世界津波の日」(11月5日)

平成27年12月、国連総会において安政南海地震の際 に濱口梧陵翁が多くの命を救った「稲むらの火」の史実 の日である「11月5日」が「世界津波の日」と制定された。 町ではこの日に国、県、関係機関等と連携し、各種行事 を実施するなど、国内だけでなく世界にも津波防災の まち「HIROGAWA」をPRしていく。

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和歌山県内市町村の地方創生にかかる取組

5.地域資源を活かした取組

基本目標①若い世代の人口流入を確保し、地元定着を促進する 基本目標② 子育て環境等の整備により、出生率を維持する 基本目標③人口の地域定着を確かなものとする暮らしやすいまちをつくる 基本目標④地域の資源を活用した活発な交流活動により、地域産業 の活性化を促進する

○取組状況

県内では数少ない人口増加の自治体(対22年国調)であり、子育て環境整備 等に力を入れ、若い世代の流入が多く安定的な人口推移となっている。

県下で数少ない人口増加の自治体であり、若い世代の流入を促進するた

め、子育て環境整備!また、特産である「クエ」を中心にPR活動を積極的

に行い交流人口の増加を目指す!

Point

日高町

~海と緑と人が結びあう笑顔あふれる定住拠点・ひだか

【特産品】 当町で生産されている黒竹(くろちく)は、 日本一の品質と生産量(全国生産量7割)を誇っ ている。黒竹は、主に庭園の植栽や建築用や装飾 用に利用されている。 <ミニトマト>

★地域資源を活用した観光・地域産業の活性化

特産である「クエ」を中心に温泉施設の「みちしおの湯」などをPRし交 流人口の拡大につなげる。 ➢クエ 特産のクエは、当町の沖合の岩場に生息しており、まぼろしの 巨大魚とされ、冬場には旅館・民宿で提供されている。 29年度には、和歌山県優良県産品(プレミア和歌山)に観光資 源分野で「日高町天然クエ料理」が認定。また、PR活動のひと つとして、日本最大級の鍋料理コンテストにも出店し、「本場和歌 山県日高町の天然クエ鍋」が優勝し、日本一の鍋に輝く! 日高町

★農業の振興

水稲を中心に野菜、花キ、みかんをはじめとする果樹など の複合的な農業が中心。特に、ミニトマトは全国でも有数の 産地。 <黒竹> <みちしおの湯> <クエ料理> <クエ>

5.地域資源を活かした取組

基本目標① 由良町における安定した雇用を創出する 基本目標② 由良町への新しいひとの流れをつくる 基本目標③ 由良町の若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる 基本目標④ 由良町の時代に合った地域をつくり、安全なくらしを守ると ともに、地域と地域を連携する

○取組状況

町の基幹産業である農業や漁業といった第一次産業の後継者の担い手不足を 解消するため、地元の魅力をPRしイメージアップを図る。 また、既存産業の発展のため、歴史や伝統、地域の特色を活かした「ゆらブラ ンド」を創出し県内外へ発信する。 「

由良町で生まれ、育ち、働き、暮らすまちづくり」を目指す!

安定した雇用の創出を目指し、「ゆらブランド」の創出や観光資源を活用し、

各種イベントを開催し、交流人口の増加を目指す!

Point

由良町

~白い岬と紺碧の海 自然が語るまち~ ◎白崎海洋公園 道の駅でもある「白崎海洋公園」の園内には、美しい水平 線や遠く四国や淡路島を眺める展望台があり、白崎海岸の白 い岸壁を上から見ることもできる。また、周辺の海はいくつ ものダイビングスポットがあり、本格的なダイビングプール を備えたクラブハウスも設置され、初心者から経験者まで楽 しめる。 ◎興国寺

★観光資源を使った誘客の促進

“日本のエーゲ海”とも称される町のシンボル白崎海岸は、青い海と空のコン トラストが眩しく、周辺は、平成の名勝「平成百景」、「日本の渚百選」や 「日本の夕陽百選」にも選ばれ、代表的な観光資源となっている。 <白崎海岸> 観光PRキャラクター 「ゆらの助」 由良町 “走って遊べる、自転車のイ ベント”を開催。「その土地 ならでは」を感じながら、旅 行気分で楽しめるイベントで あり、全国15ステージ(予 定)が予定されている。当町 はそのうちのひとつとして 5/20に開催。 <道の駅白崎海洋公園> <オーシャンビューサイクル フェスタ白崎エンデューロ in由良> 興国寺は、鎌倉幕府三代 将軍源実朝の菩提を弔うた めに建てられたもの。また、 醤油発祥にかかわる逸話や 天狗伝説も残っている。

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和歌山県内市町村の地方創生にかかる取組

すさみ町

~イノブタの町~

5.地域資源を活かした取組

基本目標① 若い世代が出会い・結婚・出産・子育てしやすい環境をつくる 基本目標② すさみに「しごと」を増やし、安心して働ける仕組みをつくる 基本目標③ すさみ町へ新しい「ひと」の流れをつくる 基本目標④ すさみの「まち」に活力をもたらし、安心して幸せに暮らせる社会環境をつくる

○取組状況

★拠点整備

人口減少が続き高齢化率40%を超えるなか、熊野古道や南紀熊野ジオパー クなどの自然環境の中、紀勢自動車道の開通に伴いアクセスが便利になり人口 流入に期待!また、地域活性化の中心的な役割を果たすべく廃校となった江住 中学校跡地に「道の駅すさみ」を整備し雇用を創出。また、敷地内には体育館 を再利用し水族館を整備。館内にはエビやカニを中心に約150種の甲殻類を展 示している。

道の駅を整備し、地域活性化の拠点と位置づけ、「地域が主体となった観

光によるまちづくり」を目指す。また、近隣市町との連携も視野に入れた取組

を推進!

<道の駅 すさみ> Point イノブータン王国 イノブータン大王とキララ王妃 すさみ町

★すさみ町ブランドの推進

➢イノブタ 昭和45年に雄イノシシと雌ブタを交配 しイノブタが生まれました。猪肉の風味を もちながら、柔らかくクセのないお肉です。 特に脂身は甘く口の中でとろけます。すさ み町のイノブタ肉は「イブの恵み」の愛称 で親しまれ、町内にはイノブタ料理を食べ られるお店も多数あります。 イノブタ <町立エビとカニの水族館> <枯木灘サイクリングフェスタ RIDE ON SUSAMI> ➢ケンケン鰹 ケンケン漁で釣り上げられ た鰹はすぐに活け締めにし、 血抜きした上で海水に氷を浮 かべた氷水に入れて港に持ち 帰ります。沖合から氷温に保 たれ、短時間で市場に運ばれ てきた鰹は極上の味わいと食 感です。旬は3月~5月。 <くじらの博物館>

5.地域資源を活かした取組

基本目標①くじらを核とした産業振興で「豊かで活力のあるまち」を創造する 基本目標②地域資源・伝統を活かし「魅力あるまち」を創造する 基本目標③子育て世代が「住んでみたい」と思うまちを創造する 基本目標④ 安心安全な暮らしを実現する 基本目標⑤ くじらと自然公園のまちづくりを推進する

○取組状況

当町は、江戸時代に古式捕鯨(網で鯨の動きを止め銛を打つ漁)が始まり発祥の地と して名高い。現在もその古式捕鯨の伝統を受け継ぎながら近海での小型捕鯨が続 けられているほか、食・祭り・伝統芸能などが伝承され「鯨とともに生きる」(新 宮市,那智勝浦町,太地町,串本町)捕鯨文化が息づいてい る。このストーリが平成28年度には文化庁の「日本遺産」 に認定されるなど、今後もこの伝統を守りながら、観光資 源として活用を目指す。

くじらを活かした観光振興で観光と産業をつなぎ、学術研究都市を目指

し、ハード・ソフト両面での整備を進め、町民にも来町者にも優しい「公園の

中にあるようなまち」を目指す!

Point

太地町

~古式捕鯨発祥の地~ <カヤックアドベンチャー> <道の駅 たいじ> 太地町 ★くじらの学術研究都市構想 「森浦湾鯨の海構想」を掲げ、くじらを核として、観 光や水産業など産業振興を図る。今後は、森浦湾に仕切 網を設置し、くじらを放し飼いにする計画や繁殖計画な どの策定を行い学術研究都市を目指す。また、学術研究 や観光を目的に町を訪れる人の利便性向上のために公衆 トイレやベンチを整備し、「公園の中にあるようなま ち」を創造する。 ★くじらを活かした観光振興 2018年に「くじらの博物館」が開館50周年を迎えることから観光拠点施設 として活かしながら、くじらに出会える「くじら浜海水浴場」や、シーカヤッ ク事業などを通して「楽しみ」を提供し、交流人口の増加を目指す。 29年11月19日に近畿圏を中心 に約400人が参加。すさみ海水浴 場をスタートし、町内約70㎞の コース。次回は、 30年10月21日 開催予定。 <イノブタダービー> 「イノブタダービー」とは、毎年5月に開 催され30年度で38回目。1周100mの特設競 豚場で生後三ヶ月のイノブタを出走豚に仕立 てての珍レース。また、レースは競馬と同じ 要領で、連勝複式の豚券を発行し、意外性 たっぷり、娯楽性こってりのレースが開催さ れています。

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串本町

~本州最南端の町~

5.地域資源を活かした取組

基本目標① 安全で安心な時代に合ったまちをつくる 基本目標② 若い世代に優しいまちをつくる 基本目標③ 串本町へ新しい人の流れをつくる 基本目標④ 安定した雇用をつくる

巨大地震への対策が喫緊の課題であり、安全・安心なまちづくりを目指

す!また。地域資源を活かした情報発信や、体験型観光などを推進し、交

流人口の増加を目指す!

Point

<トルコとの友好>

○取組状況

★安全・安心なまちづくり

当町は、本州最南端の沿岸部に位置しており、東海・東南海・南海3連動地 震や南海トラフ巨大地震への対策が喫緊の課題。避難路や防災拠点施設等の整 備を促進することに加えて、大規模防災訓練や出前講座を実施し、啓発にも力 を入れている。

★新しい人の流れをつくる

近畿自動車道紀勢線の延伸を最大限活用し、串本町の魅力を町外へPRし、 地域資源を活かした取組みを行い観光振興を図る。現在、町内への「ロケット 発射場」の誘致が進められており、観光・雇用の充実につなげる。 橋杭岩 潮岬 トルコ記念館と トルコ軍艦遭難慰霊碑 ○ファミリー向け体験型観光の推進 このほど、アウトドア用品会社と包括協定を締結し、シーカヤックや カヌーなどのファミリー向け観光の推進に向け連携を行う。 串本町 明治23年9月16日、トルコ軍艦エルトゥールル号は大島樫野崎沖を航海中、 台風に遭遇。580余名が殉職、生存者わずか69名という未曽有の海難事故と なりました。事故を知った大島の島民は、惜しげもなく食料などを提供し、 献身的な看護により生存者は無事、日本の軍艦によって祖国に送り届けられ ました。事故の翌年には、慰霊碑が建立され、現在もトルコ共和国との友好 関係が続いています。 この事故から95年後のイラン・イラク戦争、昭和60年3月17日、イラクの フセイン大統領が「48時間の猶予期限以降、イラン上空を飛ぶ航空機は民間 機であっても無差別に攻撃する。」との声明を発表しました。イラン在住の 日本人は出国を試みましたが、多くの日本人が出国できない状況にありまし た。そのとき、自国民より日本人を優先させて救援機を提供し、救いの手を 差し伸べてくれたのがトルコ共和国でした。当時、多くのトルコ人も首都テ ヘランに在住していましたが、航空機を日本人に譲り、陸路で避難していま す。なぜ、日本人のためにそこまでしてくれたのか「私たちはエルトゥール ル号の借りを返しただけです。」とトルコ側からコメントが発表されました。

和歌山県内市町村の地方創生にかかる取組

古座川町

~豊かな自然… 清流とゆずのまち~ 基本目標① 何かができる何かが変わる町へ 基本目標② 来て、見て、感じてあなたのふるさとに 基本目標③ ええ子に育つで古座川やったら 基本目標④ ゆったり、豊かに、安心の町へ

既存の住民と新しい仲間(移住者)を問わず一人ひとりを地域の「人財」と

して大事にし、人と人との「絆」が密で強い街を目指す。また、豊かな自然を

活かし、観光拠点を中心に交流人口の増加を目指す!

Point

★農林水産業の振興

農業では、若手農業者が集約された休耕田を活用しニン ニク栽培を行っている、 町内の一番奥にある平井地区には「古座川ゆず平井の 里」がある。そこでは約200人ほどが力を合わせて、ユズ の栽培や加工、林業に取組んでいる。 また、体験交流施設も併設し「ゆずこんにゃくづく り体験」「ゆずマーマレードづくり体験」を行うこと ができる。 道の駅 一枚岩 道の駅 虫喰岩 道の駅 瀧之拝太郎 <牡丹岩> <一枚岩> ※国指定天然記念物 <虫喰岩> ※国指定天然記念物 <滝の拝> <体験交流施設 ゆずの学校> 黒にんにく 古座川町

5.地域資源を活かした取組

○取組状況

★観光の振興

平成26年8月に南紀熊野ジオパークが日本ジオパークに認定されている。 町内には、主要ジオサイトとして「一枚岩」「虫喰岩」「滝の拝」「牡丹岩」 がありその周辺に道の駅を整備し、観光の拠点としている(町内3か所)。

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和歌山県内市町村の地方創生にかかる取組

6.観光振興を核とした取組

基本目標① 誇れるまち有田市 基本目標➁ アクティブなまち有田市 基本目標③ モテるまち有田市

取組状況

地域資源の活用をはじめとし、創業等へのチャレンジ 意欲を促す。また、民間活力を活かしながら、海、川、 みかん山を含めた観光ルートの魅力を高め、新たな観光 資源の創出を図る。

海、川、みかん山、文化遺産など地域全体の観光ルートの魅力を高め人の

流れを呼び込むほか、地域資源を活用した創業のチャレンジの応援などによ

り活力あるまちづくりを!

Point

有田市

~黒潮かおる みかんの里

★地域資源の掘り起こし、磨き上げ 「海、山、川の豊かな自然」「文化遺産」などの新たな資源の掘り起こしや既 存資源を活用した取組みの実施。 ➢西側海岸エリアプロジェクト ①地ノ島(海水浴場) 紀伊水道に浮かぶ無人島の海水浴場で、水質が良く 透明度が高い。これを通年活用する場とするため「お もしゃい宝島」を目指す。 ⑤箕島漁港 たちうおの漁獲量「日本一」の箕島漁港内に産直市 場の整備を目指している。 有田市 ②山本屋敷 歴史的文化価値の高い江戸時代から続く武家屋敷 「山本屋敷」を後世に継承するために再生し、宿泊施 設等の集客施設への活用を目指す。 ③矢櫃地区 ~港を見下ろす坂のまち~ 高齢化率が著しく高まっている矢櫃地区を大学や民 間企業と連携し、人の賑わいを創出するための取組み を実施。(写真:移住交流拠点施設『くらしちゃる矢櫃』) ④有田みかん海道 ~海をのぞむみかんの道~ 湯浅湾や紀伊水道を望み、周辺は全国的に有名な「有 田みかん」の山畑が広がる「みかんと海の道」。飲食店 の立地等により来訪者が増加しつつある中、新たな魅力 のPRと環境維持を図っている。

6.観光振興を核とした取組

基本目標① 新たな人の流れの創出 基本目標② 安定したしごとづくり 基本目標③ 結婚・出産・子育て支援 基本目標④ 暮らし続けることのできるまちづくり

○取組状況

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」や良質な温泉など豊富な地域資源を活か し交流人口の増加を図る。また、たなべ未来創造塾をはじめとする創業支援や第一 次産業の消費拡大等に向けた支援により、新たな仕事を創出する! Point

田辺市

~未来へつながる道。田辺市~ ★特産品の高付加価値化 「みなべ・田辺の梅システム」が平成27年に世界農業遺産として認 定。それを契機に、「梅」の海外に向けた情報発信や機能性研究を進 め、販路拡大や新たな付加価値を創出し、農業振興を図り消費拡大を 支援する。 熊野古道 ★世界遺産等の観光資源を活用した取組 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の熊野本宮大社は、熊野三山と呼ばれ熊野信 仰の聖地として崇められている。今年(2018年)は、創建2050年を迎え、各種奉納 イベントや記念行事が予定されており、多数の観光客を見込んでいる。 また、日本三美人の湯の一つである龍神温泉をはじめ日本最古の温泉である湯の峰 温泉、河原全体が温泉となっている川湯温泉など、多様な温泉が点在しており、熊野 参詣道等の世界遺産と良質な温泉資源を組み合わせた観光メニューの充実を図るなど、 世界遺産を生かした持続可能な観光地づくりを推進している。 川湯温泉(仙人風呂) 熊野本宮大社 「巡礼道」の世界遺産を有するサンティアゴ・デ・コンポステーラ市との共同プロモーション として平成27年2月から熊野古道とサンティアゴ巡礼の道の二つの巡礼道を結ぶ「共通巡礼手 帳」の取組を行い、両方の巡礼を達成した「DUAL PILGRIM 二つの道の巡礼者」に世界各国 から登録を受けるなど交流人口の増加につながっている。また、おもてなし力向上のために、案 内看板やパンフレットの充実、語り部・ガイド等のおもてなし意識の向上などを進めている。 闘鶏神社 ★地域を担う人材の育成~たなべ未来創造塾~ 田辺市と富山大学地域連携推進機構が主催し、地元金融機関、関係 機関等(当事務所も後援)が参画。産学官金が一体となり地域課題の 解決や地域資源の活用と経済活動との両立を目指す人材を育てるため の取組みを実施(28年度(第1期)、29年度(第2期))。 田辺市

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和歌山県内市町村の地方創生にかかる取組

岩出市

~活力あるまち ふれあいのまち~

6.観光振興を核とした取組

基本目標① 人が集う、魅力あるまち 基本目標② 子育てしやすいまち 基本目標③ 安全・安心で住環境の良いまち 基本目標④ 産業振興による活力あるまち

○取組状況

★便利やすさ、暮らしやすさの追求

大阪府側からの和歌山県の玄関口としての機能充実を図る。また、他

府県・他市町村からの交流人口の増加を目指すために、観光資源の充実

を図る。

県内1位の人口増加数(27年国調)であり、「岩出市長期総合計画」

においても、平成32年度には55,000人に達することを目標としている

(平成30年3月31日時点:53,827 人)。

これまで順調に人口が増加してきたが、人口減少の波はいずれ到来するこ

とから、その前に観光拠点を整備し交流人口の増加を目指す!

<旧県議会議事堂(通称:一乗閣> Point

◎根來寺

高野山の学僧でもあった覚鑁(かくばん)上人に よって開創された新義真言宗の総本山。教学復興 の拠点として現在の位置に根來寺が開かれた。 市イメージキャラクター そうへぃちゃん <ねごろ歴史資料館> <道の駅 ねごろ歴史の丘> <拠点施設整備> 国の重要文化財である「旧和歌山県議会議事堂(一乗閣)」、「ねごろ歴史 資料館」を拠点に根來寺周辺の観光促進に力を入れている。また、29年12月 24日に道の駅「ねごろ歴史の丘」がオープンし機能の充実を図った。 <根來寺・大塔(国宝)・大伝法堂> 史跡根來寺を紹介し、現在と 最盛期の根來寺を対比的に見せ るガイダンス施設となっている ほか、埋蔵文化財出土品などを 展示。 明治29年竣工。昭和16年まで県議会 議事堂として使用。昭和37年に根來寺 に移築され宿泊施設へ転用。老朽化に 伴い平成28年に根來寺近くの現在の場 所に移築され平成29年には国の重要文 化財に指定される。 大阪方面の北の玄関口として、 29年12月24日オープン。県内 の全域の土産品などの物販施設 や観光情報を提供する施設とし 整備。

紀美野町

~空・山・川のふれあいのある美しいふるさと~

6.観光振興(自然環境)を核とした取組

基本目標① 紀美野の資源を活かした魅力ある「まち」を創る 基本目標② 紀美野町へ新しい「ひと」の流れを創る 基本目標③ ふるさと紀美野を愛する「ひと」を生み、育てる 基本目標④ 「しごと」を創り、活力ある産業と安定した雇用を創出する 基本目標⑤ 特色ある持続可能な地域をつくり、安全・安心な暮らしを守る

豊かな自然環境を観光資源として活かし「紀美野ブランド」を創出。

「訪日外国人観光客「0(ゼロ)の町」や「最高に“ない”がここにある」など

当町ならではの動画公開などにより魅力をPR!

Point 生石高原は、関西百 名山生石ヶ峰(870M) を中心にススキの絨毯 をしきつめた高原 天の川が見える和歌山最 大級の望遠鏡がのぞける星 空の名所

◎紀美野町文化センター

県内でトップクラスの音響施 設を有しており、都市部からの 学生等の合宿場所など交流人口 の増加を目指し今後、活用を図 っていく。

○取組状況

★豊かな自然を活かし「紀美野ブランド」の創出

<みさと天文台~星ふる里~> <県立自然公園生石高原> <のかみふれあい公園> みかん 柿 岩出市 紀美野町 パークゴルフ場や芝生 広場、バーベキューサイ トなど大人も子どもも楽 しめるアミューズメント パーク イメージキャラクター「きみちょん」 棕櫚(シュロ) 皮の鬼毛箒 山椒 <特産品>

★隠れた「グルメの里

~ふらりと小さな癒しの旅へ いなカフェ散歩~ 常にランキングの上位に位置するパン屋さんのほか、ソフトクリ ーム、ジェラート、フレンチ、イタリアンなどたくさんのカフェや レストランなどが自然あふれる町内にあります。

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和歌山県内市町村の地方創生にかかる取組

6.観光振興を核とした取組

基本目標① 安定した雇用を創出する 基本目標② 九度山町への新しいひとの流れをつくる 基本目標③ 九度山町で若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる 基本目標④ 地域と地域をつなぎ、時代にあった安全安心な暮らしを実現する

○取組状況

★九度山・真田ミュージアム(28年3月13日開館)

NHK大河ドラマ「真田丸」を契機とし、観光客誘致のひとつとして当施 設を整備。

★道の駅「柿の郷くどやま」を核とした観光ワンストップサービス

施設内には、世界遺産や真田幸村の情報を発信する「世界遺産情報セン ター」や、和歌山県内で採れる農作物を販売する「農産物直売所」、創作パ ンを販売する「ベーカリーカフェ」などがある見どころ満載の施設。

★日本一の富有柿の産地

農業の生産性向上に向けて、富有柿のブランド化の強化や 加工品を開発。 (九度山・真田ミュージアム) (道の駅「柿の郷くどやま」) イメージキャラクター ゆきむらさま <真田幸村花火大会(10月)> <真田まつり(5月)>

★海外でのシティプロモーション

台湾での真田丸の放送に併せて、九度山町の観光プロモーション活動を実 施するなど外国人観光客の誘致活動を実施。 <慈尊院(世界遺産)>

「真田丸」の誘致活動やくどやま芸術祭などの開催に向けて住民主体の

ボランティアによる地元が一丸となった活動を実施し、地域の活性化に向け

た取組を実施!

Point

九度山町

~美しい九度山 歴史に生きる町~

6.観光振興を核とした取組

基本目標① 地域資源を活かした産業振興と雇用を創出する 基本目標② 観光産業を活かした「住んでよし、訪れてよし」のまちをつくる 基本目標③ 希望に応じて結婚、出産、子育てができる環境を創出する 基本目標④ 高野山を中心とした周辺集落との連携による魅力ある地域の 創出と、安心安全なくらしを守る

○取組状況

世界遺産の「高野山」を核に着地型観光として、自然環境や文化、景観

などの地域資源を活用し、観光まちづくりを進め、交流人口の拡大や地域

活性化を目指す!

Point

高野町

~歴史と文化を守り伝えるこころ豊かな高野町~ ★交流人口の増加に向けたPR動画等 高野山を世界へ情報発信するために、大森一樹監督 監修のもと今までとは一味違ったPR動画を制作。 また、アプリも制作し、訪れた観光客が参拝先や見どころ等に関 する情報を迅速かつ的確に入手できるようにし、音声ガイドは日本 語、中国語、英語、フランス語の多言語に対応している。 ★世界遺産を活かした観光産業の育成・充実 816年、弘法大師空海が修行の場として開いた高 野山真言宗の聖地高野山を中心に、貴重な文化財 ・建造物・名所が数多く存在し、2004年に「紀伊山 地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録。また、 2016年に、女人道・黒河道・京大坂道不動坂が世界 遺産に追加登録され、日本のみならず世界中から多 くの観光客等が訪れており、これまで以上の国内、 外国人観光客の受け入れ体制の整備を図る。 <高野参詣道> 高野町観光 広報大使 「こうやくん」 <奥之院参道> 高野町 <金剛峯寺> ★高野町版DMOを核とした取組 高野山を核に観光客の滞在時間を増やすほか、農林業、 製造業を含め全ての産業と連携し、自然環境や文化、景観 などの地域資源を活用した新たな観光を創出し推進するた めに、高野町版DMOを核とした取組みを行う。 また、来訪者に対するワンストップサービスの拠点とし て「高野山観光情報センター」を開設し、世界遺産学習・ 情報発信・地域交流・地場産業の紹介等を通して滞在時間 の延長・地域消費額の増加を図り、地域の活性化につなげ る。 九度山町 <高野山観光情報センター>

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和歌山県内市町村の地方創生にかかる取組

6.観光振興を核とした取組

基本目標① 現在の雇用の安定化を推進するとともに新しい雇用を創出する 基本目標② 人口流出を食い止め湯浅町へ新しい人の流れをつくる 基本目標③ 若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる 基本目標④ 地域と地域をつなぎ、時代に合った安心安全な暮らしを実現する 醤油造りとともに発展してきた町並みや、山の幸・海の幸などの特産物、湯浅な らではの体験型観光など湯浅の魅力を国内外に発信。観光振興の活性化を産業 の活性化に繋げ雇用の創出に取組むとともに、交流人口の増加を目指す! Point

湯浅町

~『最初の一滴』醤油醸造の発祥の地~ <提供される料理> 湯浅町 <重要伝統的建造物群保存地区><醤油の香りが漂う歴史ある町並み> <昔ながらの醤油造り> <湯浅まちごと醤油博物館の拠点施設 「湯浅美味いもん蔵」>

★「白浜」の環境を活かした企業誘致の推進

白浜町

~住んでよい、訪れて楽しいまち・白浜~

6.観光振興を核とした取組

基本目標① 白浜町のブランド力の向上・創出 基本目標② 白浜町の特徴を活かした雇用の創出 基本目標③ 若者がまちにとどまり、戻ってこられる環境の形成 基本目標④ 安心して子どもを産み、育てられる環境の形成 基本目標⑤ 安心・安全で快適な暮らしの確保

○取組状況

★「白浜ブランド」を活かした観光振興

~オールシーズンでの魅力向上~ 日本三古湯の1つである白浜温泉や白砂青松が美しい白良浜(海水浴場)な ど市内に多数ある観光資源を整備・活用するとともに、民間事業者や関係団体と も協働し、南紀白浜観光局(DMO)を立ち上げ、総合的な観光プロモーションを 実施。 白良浜などの観光資源の整備のほか、民泊を中心とした体験型観光やMICE・ス ポーツ合宿の誘致なども推進し、「夏季集中型」から「魅力ある通年型」の観光地 への転換を目指す。

町の経済活動の主軸である観光振興への取組を核としながらも、まちの特

性を活かした企業誘致なども行い、働き手である「ひと」の呼び込みや交流

人口の増加に取組む!

<白良浜周辺の施設整備> Point 【企業誘致】 「白浜」の景観の良さ(オフィスからの海の眺 めは抜群)や、南紀白浜空港が近く東京から約1 時間というアクセスの良さを活かし、ITビジネス オフィスを開設。IT関連企業10社が入居し「満 室」のため、更なる企業誘致を進めるために、 第2ITビジネスオ フィスを開設。 <体験型観光の推進> <白浜町内の温泉地周遊> <白浜町ITビジネス オフィス> 【ブランド化の推進】 川添茶、日置川アユ、紀州 クエなど特色ある産品のブラ ンド化を推進し、販路拡大を 図る。 <川添茶> 白浜町

★「白浜」の特徴を活かした雇用の創出

○取組状況

★重要伝統的建造物群保存地区を中心とした観光振興

16世紀末期頃に開発され醤油醸造業が江戸時代に紀州藩の保護を受け醤油醸造 が栄えた。今でもその当時の醸造関連の町家や土蔵などの伝統的な建物が残され ており、この町並みなどが歴史的価値が高いとして、平成18年に全国初の醤油の 醸造町として国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定された。 また、平成29年には文化庁から「醤油醸造文化のストーリー」が『「最初の一 滴」醤油醸造の発祥の地 紀州湯浅」』として日本遺産に認定された。 このように、歴史的資産や古い町並みに磨きをかけ、湯浅の強みである「食」 や「体験」をテーマとした観光振興により地域活性化を目指す。

★湯浅ならではの体験型観光の推進

平成29年に重要伝統的建造物群保存地区を中心 にその一帯をパビリオンとした「湯浅まちごと醤油 博物館」を整備。世界無形文化遺産「和食」の核と なる醤油発祥の地として、ミシュラン3つ星シェフ 監修の紀州の食材を使った会席料理の食べ歩きをし ながら、湯浅の歴史、湯浅の暮らし、湯浅の遊びな どが体験できる湯浅ならではの観光プログラムを実 施。県内唯一の日本版DMO登録法人や県内唯一観光 業で地域未来牽引企業に認定された企業と連携した 観光振興を推進することで、観光産業を新たな基幹 産業へと成長させる。

参照

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