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42016 No.416 シリーズ企画 6 事務所訪問 2 MJS 14 5 ミロクシステム Q&A ACELINK NX-Pro 15 九州会企画 10 リレーエッセイ 19 ご当地自慢 12

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2016

No.416

今月の表紙:サンメッセ日南のモアイ像 撮影:鹿島昇(九州ミロク会計人会) 場所:宮崎県日南市

金融機関との良好な関係の築き方

15 19 10 2 12 14

6

5

シリーズ企画

九州会企画

北九州市のエコタウン事業

事務所訪問

税理士法人

村田経理事務所

ご当地自慢

福岡県筑豊地方

ミロク会計人会からのお知らせ

MJS

からのお知らせ

ミロクシステムQ&A

ACELINK NX-Pro

給与計算』

ミロク会計人会のミリョク

リレーエッセイ

九州ミロク会計人会 泉

比呂志

(2)

︶  私 の 父 も 税 理 士 だ っ た の で 、 税 理 士 と い う 職 業 に は 親 し み が あ り ま し た し 、 そ の 仕 事 ぶ り も 目 の 当 た り に し て き ま し た 。 父 は 根 っ か ら の 仕 事 人 間 で 、 酒 も タ バ コ も せ ず 、 ひ た す ら 仕 事 に 打 ち 込 ん で い ま し た 。 そ れ が あ る 意 味 で 反 面 教 師 に な っ た の か も し れ ま せ ん が 、 私 は い つ の 頃 か ら か 父 と は 真 逆 の タ イ プ の 税 理 士 に な り た い と い う 思 い を 抱 い て い ま し た 。 そ の た め 、 税 理 士 に な っ て か ら は 仕 事 も 遊 び も と に か く 一 生 懸 命 や り 続 け ま し た ね 。 ま た 、 父 が 事 務 所 で 黙 々 と 仕 事 を し て い た の に 対 し 、 私 は で き る だ け 外 に 出 掛 け て 、 顧 問 先 と 一 緒 に 時 間 を 過 ご す よ う に し ま し た 。

  最 大 の 契 機 と な っ た の は 、1 9 6 0 年 頃 に 父 が 脳 梗 塞 で 倒 れ て し ま っ た こ と で す 。 そ れ ま で は 既 に 税 理 士 資 格 を 有 し て い た も の の 登 録 を し て い な か っ た の で す が 、 そ れ を 機 に 登  米軍佐世保基地があることで知られる長崎県佐世保市。 この地に事務所を構える税理士法人 村田経理事務所は県内屈指の規模を誇る税理士法人です。 代表の村田純一先生と副所長の村田 絵理先生に、顧問先の現状や事務所における取り組みについて伺いました。

信用第一をモットー

に世の中の流れに対応しながら

職員と業務の質を高め続ける

所在地 長崎県佐世保市城山町2番4号 TEL 0956-23-8201 FAX 0956-23-1232 設立 1936年 職員数 56名 導入システム/ACELINK NX-Pro

事 務 所 訪 問

税理士法人 村田経理事務所

長崎県佐世保市 2 月刊税理士事務所CHANNEL

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録 し 、 税理士会 にも 入会 しまし た 。 また 、 それに 伴 い 本格的 に 事務所経営 を 担 うようになりま した 。

現在 貴法人は県内屈指の 規模を誇っていますが どのよ うにして顧問先を増やしていっ たのですか 純一先生   父 の 地盤 を 引 き 継 ぎ ながら 、自 分 なりに 徐々 に 顧問 先 を 増 やしていきました 。例 え ば 1950 年 の 朝鮮戦争以降 、 佐世保 の 米兵 は 急増 し 、 それと ともに 飲食店 なども 増 えていた ので 、 そういった 店 を 回 って 、 徐々 に 顧問先 にしていきました 。   佐世保 の 医師会 との 人脈 を 構 築 できたのも 大 きかったです 。 当時 の 医師会 の 会長 から 医師会 館 を 新 しく 建 てるにあたって 相 談 を 受 け 、 私募債 の 発行 を 提案 したところこれが 受 け 入 れら れ 、信 頼 を 得 ることができまし た 。 以来 、 新規開業 の 相談 をは じめ 、少 しずつ 医療関係 の 方 か らの 相談 が 増 えていき 、自 然 と 医療関係 の 知識 やノウハウを 蓄 積 することができました 。 おか げで 、現 在 も 医療関係 の 業務 は 当法人 の 大 きな 柱 の 一 つとなっ ています 。   また 、 顧問先 である 地場 の 企 業 が 全国 に 店舗 を 展開 するほど の 成長 を 遂 げたことも 追 い 風 と なりました 。 それに 伴 い 、当 事 務所 は 別会社 を 設 け 、各 地 でそ れぞれの 店舗 の 会計 や 給与計算 といった 業務 を 担当 しています 。 まさに 顧問先 の 成長 のおかげで 、 当法人 も 成長 することができた のです 。 知識や ウととも 信用を積み重ねる

事務所経営を行う上で のようなことをモットーにされ ていますか 純一先生   世 の 中 の 流 れに 適応 することを 心掛 けるようにして います 。特 に 法律 や 制度 は 毎年 のように 変化 するので 、注 意 し なければなりません 。 専門家 と して 常 に 最新 の 情報 を 掴 み 、顧 問先 にそれらを 伝 えられるよう にしています 。 その 一環 として 、 当法人 では 職員教育 にも 力 を 入 れており 、 その 時代 、 時代 に 必 要 と 思 われる 知識 の 習得 を 奨励 しています 。例 えば 、現 在 では ビジネス 実務系 の 資格 のほか 、 医療経営 コンサルタントなどの 試験 を 奨励 しており 、資 格 を 取 得 することができたら 、 それま でにかかった 費用 を 全額支給 す るような 制度 を 設 けています 。

知識やノウハウのほかに大 切にされていることはあります か。 純一先生   何 より 信用 を 大切 に しなければなりません 。信 用 は 積 み 上 げるのには 時間 がかかり ますが 、崩 れてしまうのはアッ という 間 です 。 それだけに 私 が 常々職員 に 言 っているのは 、 し っかりと 顧問先 の 話 を 聞 くよう にということです 。 こちらから いろいろと 指摘 をするのではな く 、 まずは 顧問先 の 悩 みや 迷 い をすべて 聞 く 。 その 上 で 幅広 い 知識 を 生 かして 多 くの 選択肢 を 示 し 、 顧問先 と 一緒 に 悩 み 考 え る 。 それを 繰 り 返 していくのが 、 信用 を 積 み 重 ねるための 最善 の 方法 なのです 。

ところで 副所長を務めて いる絵理先生は純一先生の次女 だそうですね 村田 絵理先生 ︵ 以下 、 絵理先 生 ︶  その 通 りです 。 当法人 に は 私 と 姉 が 在籍 しており 、 それ ぞれ 税理士資格 を 持 っています 。 姉 は 主 に 総務業務 を 担当 し 、私 が 副所長 として 実務 やマネジメ ントを 担当 しています 。

顧問先の支援はどのような 体制で行っているのですか 絵理先生   男性職員 が 顧問先 の 決算担当 を 務 め 、 それを 数名 の 女性職員 がフォローするという 体制 になっています 。 基本的 に 決算担当者 が 責任 を 持 って 幅広 い 相談 を 受 け 付 けるのですが 、 最近 は 顧問先 のニーズが 多様化 してきているので 、 決算担当 と は 別 に 医療 や 相続 に 関 するチー ムを 設 け 、複 雑 な 案件 やスポッ ト 案件 などを 担当 するようにし ています 。特 に 相続 については 相続税 の 改正以降 、 相談件数 が 急増 しているので 、 相続税 に 関 する 勉強会 の 充実 や 相続 チーム の 人員増強 を 図 っています 。

こうした体制は昔から変わ らないのでしょうか 絵理先生   随分前 からこの 体制 で 業務 を 進 めており 、今 後 も 基 本的 にはこの 体制 を 貫 いていき たいと 思 います 。 ただ 、最 近 は 優秀 な 女性職員 が 育児 の 後 で 復 帰 するケースが 増 えているので 、 女性 がより 活躍 できるような 仕 組 みにしていきたいと 考 えてい ます 。現 に 顧問先 の 中 には 女性 職員 のきめ 細 かさなどを 求 める ところもあるので 、今 後 は 女性 職員 にも 顧問先 の 決算担当 を 務 めてもらいたいと 思 っています 。

長崎県平戸市に支社を構え ておられますが こちらはどの ような経緯で設置することにな ったのでしょうか 絵理先生   5年 ほど 前 に 平戸 で 事務所 をたたむ 先生 がおり 、 そ れを 引 き 継 ぐ 形 で 支社 としまし た 。 おかげで 、現 在 は 佐世保 、 平戸 を 拠点 とし 、 長崎県北部 を 幅広 くカバーすることができる ようになりました 。 マイナンバー制度対応の一環として増築された執務スペース 事 務 所 訪 問 事 務 所 訪 問

(4)

事 務 所 訪 問 事 務 所 訪 問

税 理 士 ま で の 歩 み

事務所の今後の展望を熱く語る村田 純一先生(左)と絵理先生 業務 の 効率化 やセキュリティの 向上 に 努 めています 。 このあた りは IT に 強 い 職員 が MJS と 二人三脚 で 率先 してやってくれ ているので 、 とても 助 かってい ます 。

システムという点では イナンバーの開始にあたって 勉強会を頻繁に開催されたそう ですね 絵理先生   2015 年 の 夏以降 、 各課 から 2名 ずつ 選出 して 、 マ イナンバー 制度 への 対策 を 考 え るグループを 立 ち 上 げ 、毎 週 の ように 勉強会 を 重 ね 、 事務所内 のマニュアル 作成 から 業務方針 の 策定 まですべて 自分 たちでや り 遂 げました 。 また 、 システム についても 改 めて 学 ぶ 必要 があ ると 考 え 、 MJS 長崎支社 の 方 に 来 ていただき 、 職員向 けのシ ステムに 関 する 勉強会 を 開 いた りもしました 。 これが 非常 に 分 かりやすく 、 システムへの 理解 が 一気 に 深 まりました 。

マイナンバーを機に事務所 のレイアウトも大幅に変更され たそうですが 絵理先生   ちょうど 執務室 を 拡 張 する 必要 があったので 、 それ と 同時 にマイナンバーに 対応 し たレイアウトに 改築 しました 。 もともと 敷地 の 奥 にあった 駐車 場 と 書庫 を 執務室 として 増改築 し 、手 前 にあった 執務 スペース を 応接室 にすることで 、両 者 の 間 に 距離 を 作 り 、 セキュリティ を 高 めることができました 。

今後の目標についてお聞か せください 絵理先生   部長会議 、 課長会議 で 一定 の 情報共有 を 図 ることは できていますが 、 情報量 が 増 え 、 村田純一先生 「当事務所は私の父が1936年に開業したことに始まりました」と話 す純一先生。子どもの頃は特に税理士になろうと思っていなかったそう ですが、東京の大学に通い始めた頃に父上から「税理士になって後 を継がんか」と言われ、税理士になることを決意。大学卒業後は佐 世保に戻り、実務と勉強に励む日々を送ったそうです。それから2、3年 で全科目に合格しましたが、税理士登録は1965年頃に行ったといいます。 村田絵理先生 絵理先生は3人姉妹の次女で、姉上も税理士として同事務所に勤 務されています。「子どもの頃から母が姉に税理士になるようにと言って いたので、自然と私も税理士になるのかなと思っていました」と言います。 地元の高校を卒業した後は京都の大学・大学院に進学、その後、東 京で妹様とルームシェアをしながら2年ほど専門学校に通い、税理士試 験の勉強に打ち込んだそうです。そして佐世保に戻ってからは実務と 勉強に励み、1997年に資格を取得し、登録を果たしたそうです。 その 内容 が 複雑化 してきている ので 、 より 綿密 な 情報共有 の 仕 組 みが 必要 ではないかと 考 えて います 。 また 、 クラウドをはじ めとした 最新 のシステムを 積極 的 に 導入・活用 し 、会 計 や 記帳 といった 業務 の 効率化 を 図 るこ とで 、 より 経営支援 やコンサル ティングといった 業務 に 力 を 入 れていきたいと 考 えています 。

本日はありがとうございま した ますますのご発展をお祈 りいたします 最新 を導入 活用し 経営支援など 注力

佐世保と平戸 別会社が有 する全国の拠点との連携はどの ように行っているのでしょうか 絵 理 先 生   す べ て の 拠 点 を VPN ※ ︵ バーチャルプライベ ートネットワーク ︶ でつないで おり 、 効率的 に 業務 が 行 える 体 制 を 整 えています 。 また 、取 り 扱 う 情報量 も 非常 に 多 いので 、 サーバーに 関 してもラック 式 の 巨大 なものを 導入 しているほ か 、 MJS の ﹁ i C o m p a s s N X ﹂ や ﹁ S O X B O X N X ﹂ も 導入 して 、 ※企業内データ通信に用いられるネットワークサービス。 拠点間接続など に使われ、遠隔地の拠点とも自社ネットワーク内部のように通信が行える 月刊税理士事務所CHANNEL 4

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か ら は 年 間 36時 間 の 認 定 研 修 の 受 講 が 〝 努 力 義 務 〟 か ら 〝 義 務 化 〟 さ れ た こ と で 、 税 理 士 先 生 に と っ て は 多 忙 な 中 、 認 定 対 象 と な る 研 修 を 探 し て 受 講 し な け れ ば な り ま せ ん 。 本 会 で は 、 そ の 認 定 研 修 を 受 け ら れ る 場 を 提 供 し て お り 、 も ち ろ ん 会 員 で あ れ ば 会 員 特 別 受 講 料 で 受 講 で き ま す 。 本 会 の 研 修 は 、 各 分 野 の 専 門   は、 、そ 東京会が主催した認定研修の模様 マイナンバー制度をテーマにした 研修の資料の表紙   会 員 メ リ ッ ト と し て ま ず 挙 げ ら れ る の が 、 実 務 に 役 立 つ 多 彩 な テ ー マ の 研 修 を 会 員 特 別 受 講 料 で 受 講 で き る こ と で す 。 所 長 先 生 だ け で は な く 、 職 員 の 方 を 対 象 と し た 研 修 も 数 多 く あ り 、 事 務 所 全 体 の ス キ ル ア ッ プ を 図 る こ と に 活 用 で き ま す 。   ま た 、 本 会 が 開 催 す る 研 修 の 中 に は 、 税 理 士 会 の 認 定 研 修 も 数 多 く あ り ま す 。 特 に 今 年 4月 家 で 構 成 さ れ る M J S 税 経 シ ス テ ム 研 究 所 の 講 師 を 積 極 的 に 招 き 、 各 単 位 会 の 研 修 委 員 会 に よ り 企 画 ・ 実 施 さ れ て い ま す 。 連 合 会 研 修 委 員 会 は 、 各 単 位 会 に お け る 研 修 開 催 状 況 を 把 握 し 、 会 員 や 単 位 会 の 要 望 を 取 り ま と め 提 案 し て い ま す 。 ま た 、 研 修 教 材 の 開 発 に も 注 力 し て い ま す 。   研 修 企 画 で 連 合 会 研 修 委 員 会 が 特 に 力 を 入 れ て い る の が ﹁ 連 合 会 研 修 委 員 会 企 画 セ ミ ナ ー ﹂ で す 。 そ の 3本 柱 は ﹁ ミ ロ ク 会 計 人 会 実 践 セ ミ ナ ー 消 費 税 編 ﹂ ﹁ 同 、 法 人 税 編 ﹂﹁ 同 、 財 産 評 価 ︵ 取 引 相 場 の な い 中 規 模 会 社 の 株 価 評 価 ︶ 編 ﹂ で 、M J S シ ス テ ム の 有 効 活 用 を 含 め た 研 修 を 実 施 し て い ま す 。   特 に 、 今 年 度 は マ イ ナ ン バ ー 制 度 へ の 対 応 を テ ー マ に し た ﹁ マ イ ナ ン バ ー 人 的 安 全 管 理 措 置 ・ 事 務 取 扱 担 当 者 適 格 研 修 ﹂ を 実 施 す る 予 定 で す 。 運 用 が 開 始 さ れ た マ イ ナ ン バ ー 制 度 に お い て 、 事 業 者 に は ﹁ 特 定 個 人 情 報 の 適 正 な 取 扱 い に 関 す る ガ イ ド ラ イ ン ﹂ に 基 づ く 安 全 管 理 措 置 の 実 施 が 求 め ら れ て い ま す 。 こ の う ち 人 的 安 全 管 理 措 置 に つ い て は 、 職 員 に 定 期 的 な 研 修 等 を 行 う こ と が 求 め ら れ て い ま す 。 そ こ で 研 修 委 員 会 で は 、 各 事 務 所 で 実 施 す べ き 職 員 研 修 の 代 行 と な る よ う な 研 修 を 企 画 し ま し た 。   上 記 の よ う に 、 多 彩 な 研 修 を 受 講 で き ま す 。 ま た 、 会 員 は 研 修 委 員 会 に 開 催 し て ほ し い 研 修 の テ ー マ を 要 望 す る こ と も で き ま す 。 時 代 に 合 わ せ て 税 制 や 各 種 法 制 度 が 改 正 さ れ る 中 、 会 計 事 務 所 に と っ て 今 後 ま す ま す 幅 広 い 情 報 収 集 や ス キ ル ア ッ プ が 重 要 に な り ま す 。 こ れ を 機 に 、 ま だ 加 入 さ れ て い な い 先 生 方 は 研 修 に も 強 み を 持 つ 本 会 へ の 入 会 を ぜ ひ ご 検 討 く だ さ い 。 お 問 い 合 わ せ は 最 寄 り の M J S 支 社 ・ 営 業 所 も し く は ミ ロ ク 会 計 人 会 事 務 局 ︵ T E L 03 − 5 3 2 6 −0 3 0 4 ︶ ま で お 願 い 致 し ま す 。  連合会研修委員会は、石川 光男担当副会長を含め各単位 会の研修委員長12名に参画 いただいています。時に厳し く、時に和やかに、活発で積 極的な討議を重ね、会運営を 行っています。特に、今年は 私の出身地である四国会の愛 媛県松山市で全国統一研修会 が開催され、その第一分科会 の企画運営を当研修委員会が 担当します。有益な分科会の 企画を進めておりますので、 今秋にはぜひ松山の地に足を お運びください。 ミロク会計人会連合会 研修委員会委員長

徳永

ミロク会計人会主催の研修会に

ぜひご参加ください

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は 存 在 し な い か ら で す 。 つ ま り 、 融 資 先 か ら そ の 顧 問 会 計 事 務 所 を 剥 が し て も 一 銭 の 得 も あ り ま せ ん し 、 誰 か ら も 褒 め ら れ ま せ ん 。 し か し 、 融 資 先 か ら 顧 問 会 計 事 務 所 に 問 題 が あ っ て 困 っ て い る と い う 相 談 を 受 け た 場 合 は 、 心 当 た り の あ る 税 理 士 を 紹 介 す る こ と も あ り え ま す 。 た だ し 、 そ れ に つ い て も 金 融 機 関 職 員 は 単 に 紹 介 す る だ け で 、 仲 介 し た り 同 席 し た り は し ま せ ん 。 過 剰 に 介 入 す る と 、 後 々 両 者 の 間 で ト ラ ブ ル が 生 じ た 場 合 、 紹 介 責 任 を 問 わ れ る リ ス ク が あ る か ら で す 。 大 事 な の は 顧 問 先 の 支 援 を 強 化 し て そ の 満 足 度 を 高 め る こ と で す 。 そ れ に よ っ て 間 接 的 に 金 融 機 関 か ら の 信 頼 が 高 ま り ま す 。 そ の 継 続 が 、 金 融 機 関 と の 良 好 相 続 対 策 ニ ー ズ の 拡 大 や 富 裕 層 ビ ジ ネ ス 市 場 の 拡 大 な ど を 背 景 に 、 金 融 機 関 が 会 計 事 務 所 の ﹁ 業 務 侵 害 ﹂ を す る と い う よ う な ケ ー ス が 増 え て い る と 言 わ れ て い ま す 。 そ の よ う な 報 道 記 事 も あ り 、 私 自 身 は と て も 驚 い て い る と い う の が 率 直 な 感 想 で す 。 私 は こ の 20年 以 上 の 間 、 全 国 の 地 域 金 融 機 関 の 業 務 改 革 を 専 門 に 行 っ て き ま し た 。 ど の 地 域 の ど の 金 融 機 関 で も 、 取 引 先 企 業 の 顧 問 会 計 事 務 所 に 対 す る ﹁ 業 務 侵 害 ﹂ と い っ た 動 き は 一 度 も 目 に し た こ と が あ り ま せ ん 。 金 融 機 関 が 組 織 だ っ て 会 計 事 務 所 の ﹁ 業 務 侵 害 ﹂﹁ 顧 客 剥 が し ﹂ を す る こ と が あ り 得 な い と 断 言 で き る 理 由 は 、 支 店 に 数 多 く あ る ノ ル マ の 中 に 、 そ う い う 項 目   、「 」を 、会 き“ ”で 、こ な 関 係 構 築 に つ な が っ て い く の で す 。 会 計 事 務 所 業 界 は 構 造 不 況 業 種 で あ る と 言 わ れ て き ま し た 。 資 格 者 が 増 え る 一 方 、 事 業 所 数 は 減 る と い う 構 造 に あ る か ら で す 。 こ こ 20年 ほ ど の 間 で ﹁ 事 業 者 は 約 2割 減 ﹂、 ﹁ 税 理 士 登 録 者 数 は 約 1・ 2倍 ﹂ と な っ て い ま す ︵ 図 1 ∼ 3 参 照 ︶。 税 理 士 一 人 当 た り の 事 業 者 数 も 当 然 減 少 し て お り 、 金 融 機 関 の ﹁ 業 務 侵 害 ﹂﹁ 顧 客 剥 が し ﹂ と い っ た 話 の 前 に 、 個 々 の 会 計 事 務 所 で の 生 き 残 り 戦 略 が 課 題 に な っ て い ま す 。 顧 客 に 喜 ば れ る 、 特 色 の あ る サ ー ビ ス の 提 供 が 求 め ら れ て い る の で す 。 政 府 は 地 域 経 済 再 生 に 向 け て 、 会 計 事 務 所 に 熱 い 視 線 を 送 っ て き ま し た 。 そ れ は 地 域 の 中 小 企 業 の 側 に 寄 り 添 い 、 そ の 取 引 の 一 つ ひ と つ に ア ク セ ス で き る 立 場 に あ る か ら で す 。 そ し て 、 中 小 企 業 庁 の 経 営 革 新 等 支 援 機 関 認 定 の 大 多 数 は 会 計 事 務 所 で す 。 認 定 支 援 機 関 と し て 中 小 企 業 の 生 き 残 り や 再 生 に つ い て 、 取 引 金 融 機 関 を も 巻 き 込 ん で 、 お 墨 付 き を 受 け て 指 導 す る 役 割 を 期 待 さ れ て い ま す 。 で は 、 実 際 は ど う で し ょ う か 。 顧 客 で あ る 中 小 企 業 が ど の よ う な 経 営 課 題 を 抱 え て い る の か を 明 確 に 把 握 し 、 そ の 解 決 に 向 け て 積 極 的 に 活 動 し て い る 会 計 事 務 所 は ま だ ま だ 多 く な い よ う に 思 い ま す 。 構 造 不 況 業 種 で あ る 会 計 事 務 所 業 界 で 、 本 来 の サ ー ビ ス 業 と し て 、 自 所 の 強 み を つ く ろ う と 奮 闘 す る 会 計 事 務 所 が 、 こ れ か ら は 選 ば れ る よ う に な り ま す 。 顧 問 先 に と っ て 、 こ れ ま で の 会 計 事 務 所 を 変 え る こ と は 面 倒 が 伴 い ま す し 、 他 に も 税 務 調 査 が 入 っ た 時 に き ち ん と 対 応 し て ほ し い と い っ た 思 い も あ る の で 、 顧 問 先 は 会 計 事 務 所 に 面 と 向 か っ て 不 満 を 言 い ま せ ん 。 そ れ が 後 継 者 の 代 に な る と 一 気 に 不 満 が 噴 出 し 、 会 計 事 務 所 を 変 え る と い っ た ケ ー ス を 多 く 目 に し て き ま し た 。 上 記 の よ う に 不 満 が 出 に く い 事 情 を 理 解 し 、 顧 問 先 の 満 足 度 向 上 を 常 に 考 え る こ と が 必 要 で す 。 会 計 事 務 所 業 界 も 、 こ れ か ら は ﹁ サ ー ビ ス 業 ﹂ と し て の 意 識 を 高 め て い か な け れ ば な り ま せ ん 。 そ し て い ち 早 く そ れ を や り 遂 げ て き た 意 識 の 高 い 会 計 事 務 所 に 顧 客 が 集 中 し 、 金 融 機 関 に こばやし 林 一はじめ氏 青山学院大学卒業。NY市立大学 留学。東京大学大学院中退。大手 経営コンサルティング会社勤務後、イ ンテリアメーカーで独立創業。5年で MBOし、地域経済の総合的なイン フラ構築を目指すシンクタンクコンサル ティング会社を立ち上げ、代表に就 任。現在に至る。中小企業研究奨 励賞経済学分野本賞受賞、日本福 祉大学経済学部「地域金融論」講 師、関西学院大学産業研究所「ベ ンチャー企業論」講師、大阪府金融 新戦略検討委員会委員、大阪府「成 長性評価融資制度」融資審査委員、 地方自治体・行政経営管理諮問委 員会委員。2012年4月、中小企 業庁・“ちいさな企業”未来会議コア メンバー 6 月刊税理士事務所CHANNEL

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目 的 は 会 計 事 務 所 の 売 上 や 利 益 で は な く 、﹁ 企 業 の 課 題 解 決 で あ る ﹂ と 徹 底 的 に 貫 か れ た 、 そ の 所 長 の 戦 略 で す 。 金 融 機 関 に は 異 動 が あ る の で 、 懇 意 に な っ た 担 当 者 も や が て 転 勤 し て い き ま す 。 そ の こ と で 所 長 の 行 動 範 囲 や 問 題 解 決 能 力 の キ ャ パ シ テ ィ ー は 格 段 に 広 が り 、 本 部 の 融 資 部 に 転 勤 し た 懇 意 な 担 当 者 に 直 接 電 話 で 案 件 相 談 が で き る ま で に な り ま し た 。 そ ん な 環 境 の 中 で 、 金 融 機 関 は そ の 所 長 の 財 務 面 を 中 心 と し た 問 題 解 決 能 力 全 般 に 理 解 を 深 め 、 敬 意 を 払 い 始 め ま す 。 そ う し て 多 く の 金 融 機 関 が 、 取 引 先 か ら 相 談 を 受 け た 場 合 に 、 こ の 所 長 を 紹 介 し て く れ る よ う に な り ま し た 。 所 長 が 金 融 機 関 や 相 談 者 に い つ も 宣 言 し て い る こ と が あ り ま す 。 そ れ は ﹁ 顧 問 先 欲 し さ で や っ て い る の で は な い の で 、 余 計 な 気 遣 い は し な い で く だ さ い ﹂ と い う 豪 快 な 言 葉 で す 。 こ の 一 言 で 、 金 融 機 関 か ら の 見 ら れ 方 は ﹁ 私 利 私 欲 の た め に や っ て い る わ け で な い ﹂ と い う も の に な り ま す 。 そ う い う 認 識 を 持 っ て 出典:総務省・経済産業省「経済センサス‐活動調査」、総務省「経済センサス‐基礎調査」、「事業所・企業統計調査」 出典:総務省・経済産業省「経済センサス‐活動調査」、総務省「経済センサス‐基礎調査」、「事業所・企業統計調査」 出典:国税庁・日本税理士会連合会ホームページ 1 事業者数の推移 2 平成8年と24年で比較 主な産業の事業者数の増減 3 税理士登録者数の推移 限 ら ず 、 口 コ ミ も 含 め て 多 方 面 か ら 紹 介 を 受 け て い ま す 。 そ れ で は 金 融 機 関 と 良 好 な 関 係 を 築 い て 、 急 成 長 さ れ て い る 会 計 事 務 所 の 事 例 を 紹 介 し ま す 。 一 つ 目 の 事 例 で す 。 あ る 会 計 事 務 所 の 所 長 は 、 今 事 業 者 が も っ と も 困 っ て い る こ と を 資 金 調 達 と 定 め 、 そ の 解 決 を お 手 伝 い す る サ ー ビ ス を 核 に 据 え ま し た 。 受 付 窓 口 は ホ ー ム ペ ー ジ の み で し た が 、 相 談 が 毎 日 舞 い 込 ん だ そ う で す 。 丁 寧 に 対 応 し 電 話 で 済 む も の は 電 話 で 終 わ ら せ ま す 。 そ の 場 合 、 一 銭 の ビ ジ ネ ス に も な り ま せ ん 。 ま た 、 必 要 が あ れ ば 面 談 し ま す 。 決 算 書 な ど の 資 料 を 精 査 し て 、 資 金 使 途 と 調 達 規 模 を 共 有 し 、 所 長 が 金 融 機 関 の 支 店 に 飛 び 込 み 営 業 を し て 回 る と こ ろ か ら 始 め ま し た 。 こ の 時 点 で も 一 銭 の ビ ジ ネ ス に も な り ま せ ん 。 し か し 金 融 機 関 は 喜 び ま す 。 ビ ジ ネ ス の 種 と な る 案 件 を 持 ち 込 ん で く れ る 人 で あ り 、 計 数 に 明 る い 専 門 家 だ か ら で す 。 話 を 聞 く た め に 奥 に 通 さ れ て 、 金 融 機 関 の 支 店 ル ー ト は み る み る 拡 大 し て い き ま し た 。 そ れ で 融 資 が 決 ま っ た 際 は 、 相 談 者 に も 金 融 機 関 に も 感 謝 さ れ ま す 。 そ の 時 点 で も 会 計 事 務 所 に と っ て は 一 銭 の ビ ジ ネ ス に も な っ て い ま せ ん 。 で す が 、 こ の 活 動 を ア グ レ ッ シ ブ に 推 進 し た の で す 。 地 域 の 企 業 の 課 題 を 解 決 す る こ と に 尽 力 し 、 融 資 が 決 ま ら な か っ た 会 社 に 対 し て は 、 と も に 資 金 繰 り に 頭 を 悩 ま せ て 助 言 を 続 け ま し た 。 や が て 、 多 く の 相 談 者 が ﹁ 先 生 に 顧 問 を や っ て も ら え ま せ ん か ? ﹂ と 進 ん で 依 頼 を す る よ う に な り ま し た 。 や っ と ビ ジ ネ ス に な り ま す 。 8,000,000 6,000,000 5,000,000 1,000,000 0 7,000,000 1996 1999 2001 2004 2006 2009 2012(年) 60 50 40 30 20 10 -20 0 -30 -10 農林漁業 通信業情報 医療・ 福祉 鉱業 建設業 製造業 運輸業 卸売業 小売業 金融業 保険業 宿泊業 飲食 サービス業 -40 -50 (%) 80,000 60,000 62,550 6,717,025 6,203,249 6,138,312 5,728,492 5,722,559 5,465,578 65,144 69,243 72,039 75,577 (1月末) 50,000 10,000 0 70,000 1995 2000 2005 2010 2016(年) (人) 5,886,193

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も ら う こ と で 、 結 果 的 に 多 く の 企 業 を 紹 介 し て も ら え る 環 境 を つ く っ て い る の で す 。 し か も 、 紹 介 し て く れ た 金 融 機 関 の 顔 は 絶 対 潰 し て は い け な い と 職 員 に は 常 々 ハ ッ パ を か け 、 顧 問 先 に な っ た 企 業 の 満 足 度 を 高 め る た め に 、 事 務 所 の 経 営 理 念 の 職 員 へ の 浸 透 な ら び に 業 務 の 質 の 維 持 ・ 向 上 に 努 め て い ま す 。 顧 問 先 の 問 題 に 自 ら 進 ん で ぶ つ か っ て い く の で 、 そ の 解 決 能 力 や 実 践 知 識 は 飛 躍 的 に 伸 び て い き ま す 。 金 融 機 関 や 口 コ ミ 紹 介 、 資 金 の 相 談 が 日 々 入 っ て く る 仕 組 み が 周 到 に つ く ら れ て い ま す 。 こ の 所 長 は 常 に 顧 客 満 足 を 敏 感 に 感 じ 取 ろ う と し ま す 。 私 も 金 融 機 関 の ブ レ ー ン 業 務 の 中 で 知 り 合 い 、 多 く の 企 業 を 紹 介 し ま し た 。 所 長 の サ ー ビ ス 根 性 と 緻 密 な 戦 略 に 脱 帽 し た か ら で す 。 次 の 事 例 で す 。 私 は 、 金 融 機 関 の 経 営 改 善 支 援 業 務 と 並 行 し て 、 税 理 士 と と も に 会 計 事 務 所 を 立 ち 上 げ 、 サ ー ビ ス モ デ ル の 実 証 実 験 を し て い ま す 。 数 年 前 、 税 理 士 向 け セ ミ ナ ー の 講 師 を し ま し た 。 大 阪 人 気 質 で ズ バ ズ バ 業 界 の 問 題 点 を 突 く 私 の セ ミ ナ ー に 、 多 く の 税 理 士 の 方 々 は 苦 い 感 覚 を 持 た れ た だ ろ う と 感 じ て お り ま し た 。 し か し 、 3人 の 若 い 税 理 士 が 終 了 後 す ぐ に 私 に 駆 け 寄 っ て ﹁ 命 が け で や っ て お ら れ ま す ね 。 弟 子 に し て く だ さ い 。 地 域 の た め に 戦 う 武 士 で あ り た い の で す ﹂ と 言 い ま す 。 私 は そ ん な 身 分 で は な い の で 、 と も に 会 計 事 務 所 の サ ー ビ ス モ デ ル の 実 証 実 験 を 行 う こ と で 意 気 投 合 し ま し た 。 経 営 戦 略 、 サ ー ビ ス 戦 略 は 統 括 マ ネ ー ジ ャ ー と な っ た 私 が 設 計 し 、 3人 の 若 手 に よ る 税 理 士 法 人 が 立 ち 上 が り ま す 。 彼 ら は 、 顧 問 先 が し っ か り 会 計 ソ フ ト に デ ー タ 入 力 で き 、 自 社 で リ ア ル タ イ ム に 試 算 表 の 叩 き 台 が で き る よ う に 、 根 気 強 く 顧 問 先 に レ ク チ ャ ー を 繰 り 返 し ま し た 。 自 社 で 試 算 表 の 叩 き 台 を つ く る と な る と 入 力 作 業 は 後 回 し に な り ま せ ん 。 こ の こ と を ご 理 解 い た だ い て 決 算 料 は 取 ら ず 、 そ の 代 わ り 月 次 顧 問 料 は か な り 強 気 の 割 高 に 設 定 し ま し た 。 提 供 す る サ ー ビ ス に 対 し て 妥 当 な 価 格 だ と 判 断 し た か ら で す 。 次 に 、 顧 問 先 対 応 の 戦 略 は 、 と に か く 資 金 繰 り を 中 心 に 予 実 管 理 を 行 い 、 収 支 を プ ラ ス に す る た め の 課 題 を 引 き 出 す こ と と し ま し た 。 こ れ ま で の ﹁ 試 算 表 を 語 る 会 計 事 務 所 ﹂ か ら ﹁ 経 営 者 が 知 り た が っ て い る 情 報 を 理 解 で き る よ う に 加 工 ﹂ し て 、 ﹁ 聞 き 、 質 問 し 、 課 題 を 社 長 か ら 引 き 出 す 会 計 事 務 所 ﹂ を 目 指 し た の で す 。 資 金 繰 り を 中 心 に 見 る の で 、 問 題 の な い 顧 問 先 は 法 人 税 の 顧 問 業 務 と 投 資 運 用 助 言 に 移 行 し ま す 。 投 資 ニ ー ズ が 明 確 に な る と 回 収 計 画 を 立 て 資 金 調 達 支 援 で す 。 問 題 の あ る 顧 問 先 は 、 資 金 調 達 を サ ポ ー ト す る 必 要 が 出 て き ま す 。 私 は 守 秘 義 務 上 、 自 分 の 関 係 す る 金 融 機 関 は 紹 介 で き な い の で 、 彼 ら は 自 身 の 友 人 知 人 の ツ テ を た ど っ て 金 融 機 関 へ つ な が る ル ー ト を 紹 介 し て も ら い 、 相 談 に 奔 走 し ま す 。 こ の よ う に 、 親 身 に な っ て く れ る 姿 勢 と 情 熱 、 経 営 課 題 解 決 の や り 方 な ど の 評 判 が 徐 々 に 広 が り 、 多 く の 企 業 が 長 年 の 付 き 合 い の あ る 会 計 事 務 所 か ら 高 額 な 顧 問 料 の 当 該 税 理 士 法 人 に 変 更 し ま し た 。 中 に は パ パ マ マ ス ト ア レ ベ ル の 店 舗 も あ り 、 特 に 規 模 の 大 き な 企 業 を タ ー ゲ ッ ト に し た わ け で は あ り ま せ ん 。 保 険 代 理 店 を す る 中 で も 、 そ の 保 険 会 社 か ら の 紹 介 が ど ん ど ん 入 っ て く る よ う に な り ま し た 。 こ の 税 理 士 法 人 の 立 地 は 、 極 め て 保 守 的 な 土 地 柄 で 知 ら れ 、 税 理 士 を 変 え る な ど と い う こ と は 検 討 の 対 象 に な ら な い よ う な 町 で し た 。 そ こ で イ ノ ベ ー シ ョ ン の 波 を 起 こ し た の で す 。 活 動 と と も に 構 築 さ れ て き た 金 融 機 関 ル ー ト か ら も 評 判 が 良 く 、 口 コ ミ で 顧 客 基 盤 を 拡 大 し て い る 税 理 士 法 人 だ と 知 ら れ る よ う に な り ま し た 。 大 切 な 取 引 先 の 資 産 税 問 題 な ど で は 、 税 制 面 だ け で は な く 、 人 間 関 係 、 親 族 関 係 の 仲 介 コ ミ ュ ニ ケ ー タ ー と し て の 役 割 も 期 待 さ れ て 、 相 談 を 受 け る よ う に な り ま し た 。 当 該 税 理 士 法 人 は ど ん ど ん 人 手 を 増 や し て い ま す が 、 一 人 ひ と り に 非 常 に 高 い 専 門 性 を 身 に つ け て も ら う と い う ﹁ 教 育 方 針 ﹂ は と ら ず 、 社 長 が 自 ず と 話 し 始 め た く な る よ う な 資 料 の フ ォ ー マ ッ ト を つ く る と い っ た ﹁ 現 場 の 仕 組 み 構 築 ﹂ に 注 力 し た た め 、 一 般 的 な 会 計 事 務 所 で は 頭 の 痛 い 問 題 と な っ て い る 職 員 教 育 も 極 め て ス ム ー ズ に 進 み ま し た 。 採 用 し た 職 員 は 顧 問 先 か ら 教 育 を 受 け る 形 と な る の で そ の 成 長 ス ピ ー ド は 速 ま り 、 問 題 解 決 思 考 や 顧 問 先 に 対 し て 親 身 に な る 組 織 風 土 が 根 付 い た 結 果 、 税 理 士 法 人 は 、 さ ら に 大 き な 成 長 を 遂 げ て い き ま す 。 彼 ら は 、 そ の 短 期 的 な 成 功 に 満 足 せ ず 、﹁ ワ ン ス ト ッ プ ソ リ ュ ー シ ョ ン ﹂ と い う 新 し い コ ン セ プ ト を 掲 げ ま す 。 そ し て こ の 人 な ら と い う 弁 護 士 、 司 法 書 士 、 公 認 会 計 士 、 社 会 保 険 労 務 士 な ど 他 士 業 の 先 生 を 地 域 経 済 活 性 化 の た め と い う 理 念 で 口 説 き 落 と し 、 同 じ 事 務 所 で 業 務 を 行 う ﹁ 共 同 事 務 所 ﹂ に 変 貌 を 遂 げ ま す 。 こ の よ う な 形 態 は 他 で は あ ま り 見 ら れ な い 挑 戦 で す 。 特 に 弁 護 士 が 税 理 士 と 共 同 事 務 所 で 業 務 を す る な ど 滅 多 に な い こ と だ と 、 予 期 せ ず し て 大 き な 宣 伝 効 果 と な り ま す 。 同 じ 理 念 や や り 方 に 8 月刊税理士事務所CHANNEL

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※営業利益からノンキャッシュ費用分を戻し入れ、キャッシュの流出入のみで計算した利益 統 一 さ れ た 専 門 職 が 集 結 す る こ と で 、 そ の 地 域 で 際 だ っ た 存 在 と な り 、 金 融 機 関 の 側 か ら 訪 問 し て 相 談 事 を 持 ち か け る よ う に な り ま し た 。 そ し て 、 金 融 機 関 職 員 の ソ リ ュ ー シ ョ ン 能 力 を 高 め る 目 的 で 、 支 店 担 当 者 が い く つ か の 取 引 先 の 経 営 問 題 事 例 を 用 意 し て 相 談 す る 、 定 期 的 な 金 融 機 関 職 員 教 育 の 内 部 相 談 会 も 始 ま り ま す 。 そ れ が 発 展 し 、 担 当 者 の 手 に 負 え な い 取 引 先 に 共 同 事 務 所 が 同 行 す る 仕 組 み に な り ま し た 。 そ こ で 共 同 事 務 所 の 営 業 活 動 は 一 切 し な い も の の 、 同 行 後 に 能 動 的 な 依 頼 が 多 く 入 っ て き て い る そ う で す 。 当 初 、 3人 の 税 理 士 た ち は 金 融 機 関 か ら 顧 問 先 を 紹 介 し て も ら お う な ど と は 一 切 考 え て い ま せ ん で し た 。 地 域 企 業 の 問 題 に 税 理 士 の 専 門 分 野 で 解 決 で き る こ と は 何 か ? そ れ は ど う い う サ ー ビ ス な の か ? 徹 底 的 に そ の 観 点 に 集 中 し て い ま し た 。 そ う す れ ば 、 会 計 事 務 所 と 金 融 機 関 は 自 然 と 深 く 結 び つ き 、 結 果 的 に 金 融 機 関 が 顧 客 紹 介 の 一 つ の ル ー ト に な る と い う こ と で す 。 こ の よ う に 、 金 融 機 関 と 良 好 な 関 係 を 築 い て 急 成 長 し て い る 会 計 事 務 所 が あ り ま す 。 そ の ポ イ ン ト は 、 最 初 か ら 金 融 機 関 と 良 好 な 関 係 を 築 く こ と を 目 的 と し て い た わ け で は な か っ た と い う 点 で す 。 顧 問 先 の 問 題 を 解 決 す る と い う 徹 底 し た 決 意 と 行 動 力 が 傑 出 し て い ま し た 。 そ の 結 果 と し て 金 融 機 関 と 良 好 な 関 係 を 築 く こ と が で き 、 顧 問 先 も ど ん ど ん 増 え て い っ た の で す 。 さ ら に 、 金 融 機 関 と 良 好 な 関 係 が で き は じ め る と 、 金 融 機 関 ご と の 特 殊 性 や 審 査 の 要 点 も 分 か る よ う に な り 、 そ れ を 顧 問 先 に フ ィ ー ド バ ッ ク で き る と い う 好 循 環 が 生 ま れ ま す 。 そ も そ も 金 融 機 関 と 税 理 士 に は 隔 た り が あ り ま す 。 そ れ は 、 決 算 書 に 借 入 返 済 が い く ら 行 わ れ た か 記 載 が な く 、 借 入 残 高 だ け が 記 載 さ れ る か ら で す 。 1行 取 引 の ケ ー ス で は 内 部 で 分 か り ま す が そ れ は 稀 な こ と で 、 通 常 は 複 数 行 取 引 で す 。 金 融 機 関 は 借 入 残 高 だ け を 見 て も そ の 会 社 の 返 済 余 力 が ど れ ほ ど あ る か は 分 か り ま せ ん 。 一 つ 例 を 挙 げ ま す 。 金 融 機 関 の 融 資 に お け る 企 業 審 査 で は E B I T D A ※ を 返 済 余 力 と し て 見 て い ま す が 、 そ れ で は 不 十 分 で あ る こ と は 自 明 の 理 で す 。 取 引 先 企 業 の 税 理 士 先 生 が 返 済 余 力 を キ ャ ッ シ ュ フ ロ ー︵ C F ︶ ベ ー ス で 精 密 に 計 算 し て く れ て い る と 、 と て も あ り が た が ら れ ま す 。 単 に フ リ ー C F を 指 し て い る わ け で は な い の で 誤 解 な き よ う に お 願 い し ま す 。 財 務 C F を 対 象 除 外 し て い る の で 、 フ リ ー C F で も 返 済 余 力 は 分 か り ま せ ん 。 こ の よ う な サ ー ビ ス は 、 金 融 機 関 の 前 に 、 顧 問 先 の 社 長 が も っ と も 知 り た い 情 報 の 一 つ で あ り ま す 。 社 長 の 満 足 度 は 高 ま り 、 金 融 機 関 に こ の 会 計 事 務 所 は 他 と 違 う な と 思 っ て も ら え る の で あ れ ば 、 一 度 検 討 さ れ て は い か が で し ょ う か 。 金 融 機 関 に そ の よ う に 感 じ て も ら え る と 、 色 々 な 相 談 事 や 情 報 提 供 を 受 け る こ と が で き る よ う に な り ま す 。 金 融 機 関 と の 良 好 な 関 係 づ く り を い く ら 望 ん で も 、 金 融 機 関 が そ の 会 計 事 務 所 の 活 動 か ら 何 も 感 じ ら れ な い 、 関 心 の 持 て な い 資 料 を つ く っ て い る な ど と 感 じ ら れ て し ま う と 、 良 好 な 関 係 か ら か え っ て 遠 の い て い き ま す 。 ぜ ひ 、 先 生 方 独 自 の 金 融 機 関 活 用 戦 略 を 打 ち 出 さ れ 、 ま す ま す 地 域 活 性 化 の 核 に な る こ と を 切 に 願 い ま す 。          4 金融機関と良好な関係を築くスパイラル 金融機関からの紹介や相談が増えていきます。 金融機関の融資姿勢は短期で大きく変動します。 金融機関から喜ばれる会計事務所は 顧問先の満足度を高めようと努力します。 短期で変動する融資姿勢や基準などの 情報も入ってくるようになります。 顧問先にプラスαの大きな付加価値情報を提供できます。 金融機関は融資が進み、取引先のランクアップが進み 会計事務所に感謝してくれます。 金融機関との良好な関係が結果的に築かれます。 結果的に会計事務所は金融機関に好意的に受け入れられます。

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北 九 州 市 で は 、 市 民 、 企 業 、 行 政 が 三 位 一 体 で 公 害 防 止 に 取 り 組 み 、 見 事 に 環 境 再 生 を 果 た す こ と に 成 功 し ま し た 。 現 在 、 北 九 州 市 で は さ ま ざ ま な 環 境 活 動 を 展 開 し 、 循 環 型 都 市 づ く り の 施 策 の 一 つ と し て 、 北 九 州 エコタウン 事業 ※ を 推進 し て い ま す 。 現 在 、 全 国 で 26地 域 が 国 ︵ 経 済 産 業 省 と 環 境 省 ︶ か ら エ コ タ ウ ン と し て 承 認 さ れ て お り 、 北 九 州 市 は そ の 第 1号 と し て 多 岐 に わ た る 先 進 事 例 に 取 り 組 ん で き ま し た 。 北 九 州 エ コ タ ウ ン の 特 徴 は 産 業 振 興 と 環 境 保 全 と い う テ ー マ を 掲 げ 、 公 害 を 克 服 し た 過 程 で 培 っ た 技 術 や 経 験 、 人 材 を ベ ー ス に ﹁ 教 育 ・ 基 礎 研 究 ﹂﹁ 技 術 ・ 実 証 研 究 ﹂ ﹁ 事 業 化 ﹂ と い う 3つ の 分 野 で 事 業 を 進 め て い る こ と で す 。 そ の 中 で 教 育 ・ 基 礎 研 究 を 担 っ て い る の が 2 0 0 1 年 に オ ー プ ン し た 北 九 州 学 術 研 究 都 市 で す 。 理 工 系 の 国 立 、 公 立 、 私 立 大 学 や 研 究 機 関 を 一 つ の キ ャ ン パ ス に 集 積 さ せ た も の で 、 こ の 学 術 研 究 都 市 で 研 究 さ れ た 最 先 端 の 理 論 や 研 究 が 北 九 州 エ コ タ ウ ン で 活 用 さ れ る な ど 、 エ コ タ ウ ン の 基 礎 研 究 部 門 と し て の 役 割 を 果 た し て い ま す 。 技 術 ・ 実 証 研 究 に つ い て は 、 実 証 研 究 エ リ ア を 設 け て い ま す 。 1 9 9 8 年 に オ ー プ ン し て 以 来 、 こ れ ま で に 40件 の 実 証 研 究 が 行 わ れ て き ま し た 。 現 在 は 4つ の 常 設 研 究 機 関 の ほ か 、 バ イ オ マ ス ・ 廃 プ ラ ス チ ッ ク 類 の 熱 分 解 技 術 、 炭 化 技 術 に よ る 有 機 性 廃 棄 物 の 活 用 研 究 な ど に 関 す る 5 つ の 実 証 研 究 施 設 が 立 地 し て い ま す 。 ま た 、 併 設 し て 廃 棄 物 研 究 施 設 を 整 備 ・ 貸 出 し て い ま す 。 事 業 化 に つ い て は 、 総 合 環 境 コ ン ビ ナ ー ト で 展 開 さ れ て い ま す 。 こ こ で は ペ ッ ト ボ ト ル 、 家   、か 市。 1980 97年 現在 代表す 事業 推進拠点 注目 。そ 、今号 事業 概要 現状 、そ 今後 展望 紹介 す。

エコタウンセンターでのセミナーの様子 エコタウンの中核施設「北九州市エコタウンセンター」で は随時、見学を受け付けている 北九州エコタウン(響リサイクル団地)の全景 ※エコタウン事業……地域の産業 蓄積などを活かした環境産業の振 興を通じた地域振興、および地域 の独自性を踏まえた廃棄物の発生 抑制・リサイクルの推進を通じた 資源循環型経済社会の構築を目的 に、地方自治体が、地域住民、地 域産業と連携しつつ取り組む先進 的な環境調和型まちづくりを支援 するもの(経済産業省HPより)。   電 、 自 動 車 、 医 療 廃 棄 物 、O A 機 器 、 蛍 光 管 な ど の リ サ イ ク ル を 中 心 と し た 事 業 が 行 わ れ て お り 、 現 在 、 8社 が 事 業 を 展 開 し て い ま す 。 ま た 、 コ ン ビ ナ ー ト に は 市 が 土 地 を 整 備 し た ﹁ 響 ひ び き リ サ イ ク ル 団 地 ﹂ と い う 工 業 団 地 も あ り 、 市 が 長 期 間 に わ た っ て 土 地 を 賃 貸 す る な ど し て 、 市 内 の 中 小 企 業 や ベ ン チ ャ ー 企 業 の リ サ イ ク ル 事 業 を 支 援 し て い ま す 。 な お 、 北 九 州 市 で は 、 北 九 州 市 環 境 未 来 技 術 開 発 助 成 金 に よ る 研 究 開 発 費 の 一 部 助 成 な ど を 10 月刊税理士事務所CHANNEL

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自 動 車 リ サ イ ク ル 法 な ど と と も に 、 ゴ ミ の 分 別 や 家 電 や 自 動 車 の リ サ イ ク ル の 方 法 は 大 き く 変 化 し て き ま し た が 、 そ う し た 変 化 に 対 応 す る 事 業 を 創 出 し た り 、 誘 致 す る こ と で 、 一 つ ひ と つ の 事 業 を 軌 道 に 乗 せ る こ と が で き た の だ と 思 い ま す 。 ま た 、 リ サ イ ク ル 事 業 の 場 合 、 優 れ た 技 術 や ビ ジ ネ ス チ ャ ン ス が あ る だ け で は 、 ビ ジ ネ ス は 成 立 し ま せ ん 。 リ サ イ ク ル す る た め の 仕 組 み 、 例 え ば リ サ イ ク ル 資 源 を 回 収 す る 仕 組 み が な け れ ば な ら な い か ら で す 。 そ の 点 、 北 九 州 エ コ タ ウ ン で は 企 業 と 市 が 積 極 的 に 資 源 回 収 の 仕 組 み づ く り な ど に も 連 携 し て い く こ と で 、 ス ム ー ズ に 事 業 化 を 推 進 し て い ま す 。 ま さ に 官 民 連 携 の も と で リ サ イ ク ル ビ ジ ネ ス の 創 出 を 図 っ て き た の で す 。 北 九 州 市 で は こ う し た 事 業 化 の 支 援 の み な ら ず 、 情 報 発 信 に も 努 め て き ま し た 。 01年 に は エ コ タ ウ ン 事 業 全 体 の 中 核 施 設 と し て 北 九 州 市 エ コ タ ウ ン セ ン タ ー と い う 拠 点 を 設 け 、 視 察 見 学 者 の 対 応 、 環 境 学 習 の 場 、 実 証 研 究 エ リ ア に お け る 研 究 活 動 の 支 援 、 技 術 ・ 製 品 の 展 示 な ど を 行 っ て い ま す 。 お か げ さ ま で 、 北 九 州 エ コ タ ウ ン は 国 内 外 か ら 注 目 を 集 め る よ う に な り 、 年 間 10万 人 も の 方 々 が 視 察 に 来 て く れ る ほ ど に な り ま し た 。 従 来 の リ サ イ ク ル 事 業 の み な ら ず 、 次 世 代 資 源 リ サ イ ク ル 拠 点 の 形 成 に も 力 を 入 れ て い ま す 。 例 え ば 新 し い 取 り 組 み と し て は 14年 か ら 古 着 の リ サ イ ク ル 事 業 な ど を 展 開 し て い ま す 。 区 役 所 や ク リ ー ニ ン グ 店 ・ ス ー パ ー マ ー ケ ッ ト 、 企 業 ・ 団 体 な ど に 回 収 ボ ッ ク ス を 設 置 し て 古 着 を 回 収 。 そ れ ら を も と に 再 生 繊 維 材 料 を 製 造 し 、 内 装 材 の 素 材 と し て 自 動 車 関 連 メ ー カ ー な ど に 卸 し て い ま す 。 自 動 車 関 連 メ ー カ ー が 数 多 く 集 積 し て い る 北 部 九 州 の 特 性 を う ま く 生 か し た 事 例 と い え る で し ょ う 。 そ の ほ か に も 、 エ コ タ ウ ン で は 病 院 な ど で 生 じ る 食 品 廃 棄 物 な ど を 集 め て 、 堆 肥 な ど を つ く り 、 農 家 や 農 業 生 産 法 人 な ど に 納 め 、 さ ら に そ こ で 生 産 さ れ て い る 野 菜 な ど を 病 院 に 卸 す と い う 循 環 型 モ デ ル を 推 進 し て い る 会 社 な ど 、 さ ま ざ ま な 事 例 が 誕 生 し て い ま す 。 今 後 の 展 開 と し て は 、 市 と 事 業 者 が 連 携 し て 九 州 全 域 の 太 陽 光 発 電 の 廃 棄 パ ネ ル を 対 象 と し て 広 域 収 集 体 制 を 構 築 し よ う と い う 動 き も 見 ら れ ま す 。 と こ ろ で 、 北 九 州 市 で は C O 2 の 削 減 の 取 り 組 み を ビ ジ ネ ス チ ャ ン ス と 捉 え 、 産 業 の グ リ ー ン 化 と 新 た な 環 境 ビ ジ ネ ス の 創 出 を 目 指 し て 、 10年 に 北 九 州 市 環 境 産 業 推 進 会 議 を 発 足 し ま し た 。 す で に 約 6 0 0 団 体 が 参 加 し て お り 、 そ の 中 に は 民 間 企 業 は も ち ろ ん 、 金 融 機 関 、 学 術 機 関 な ど も 含 ま れ て お り 、 活 発 な 議 論 が 交 わ さ れ て い ま す 。 リ サ イ ク ル の 拠 点 で あ る エ コ タ ウ ン の あ る 響 ひ び きなだ 灘 地 区 で は 、 地 域 エ ネ ル ギ ー 拠 点 化 が 進 め ら れ て い ま す 。 低 炭 素 ・ 安 定 ・ 安 価 な エ ネ ル ギ ー の 供 給 を 目 指 す も の で 、 太 陽 光 や 風 力 の さ ら な る 充 実 は も ち ろ ん 、 洋 上 風 力 や 高 効 率 火 力 な ど に も 力 を 入 れ て い く 方 針 で す 。 電 力 の 自 由 化 に 伴 い 、 地 域 エ ネ ル ギ ー 会 社 も 設 立 、 響 灘 地 区 の み な ら ず 市 民 に も 貢 献 で き る よ う な 仕 組 み を 構 築 し て い き ま す 。 北九州市の公害克服 1960年代 現在 昭和30年代半ばから昭和40年代半 ばにかけての急激な経済発展の過 程で、大気汚染や水質汚濁などの公 害をもたらすことに。 市民・事業者・行政などの関係者が 一体となって精力的かつ総合的な取 組を実施し、昭和50年代後半には 環境汚染が劇的に改善。 実 施 し て お り 、 4・ 3億 円 の 総 助 成 額 で 、 56・ 1億 円 の 規 模 の 売 り 上 げ と 46人 の 雇 用 の 創 出 な ど の 成 果 を あ げ て い ま す ︵ 平 成 24年 度 末 時 点 ︶。 現 在 、 市 内 全 域 の エ コ タ ウ ン 関 連 企 業 は 24社 25事 業 に 上 り 、 雇 用 数 は 1 0 0 4 人 と な っ て お り 、 エ コ タ ウ ン と し て の 集 積 度 は 高 ま っ て い ま す 。 そ の 要 因 は 、 時 代 変 化 、 特 に 国 の 政 策 に 合 わ せ た ビ ジ ネ ス を 創 出 、 誘 致 し て き た こ と に あ る と 思 い ま す 。 95 年 の 容 器 包 装 リ サ イ ク ル 法 、 98 年 の 家 電 リ サ イ ク ル 法 、 02年 の

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鉱 街 と し て い か に 栄 え て い た か を 表 し て い ま す 。 こ の 商 店 街 の 中 に 、 ご 当 地 銘 菓 ﹁ 成 金 饅 頭 ﹂ の 老 舗 ﹁ 大 石 本 家 ﹂ と い う お 店 が あ り ま す 。 成 金 饅 頭 の ル ー ツ は 明 治 時 代 、 直 方 で 豆 の 投 機 に 失 敗 し 処 分 に 困 っ た あ る 青 年 が 、 そ の 豆 で 白 あ ん を 練 り 饅 頭 に し て 売 り 出 し た も の と さ れ て い ま す 。 そ の 名 称 は 当 時 、 炭 鉱 王 と し て 直 方 で 財 を 成 し た 貝 島 太 助 ︵ 地 元 で は 親 し み を 込 め て ﹁ 成 金 さ ん ﹂ と 呼 ば れ て い た ︶ に ち な ん だ と さ れ て お り 、 重 労 働 で 疲 労 し た 炭 鉱 労 働 者 た ち に 甘 い 菓 子 類 が 好 ま れ て い た こ と も あ っ て 、 好 評 を 博 し た そ う で す 。 大 き く 丸 い 形 は 縁 起 が 良 い と 、 お 祝 い や 結 婚 式 に も よ く 使 わ れ て お り 、 私 自 身 、 お 土 産 な ど に よ く 購 入 し ま す ︵ ④ ︶。 駅 前 か ら 少 し 離 れ て 、 次 は 直 方 市 石 炭 記 念 館 に 足 を 延 ば し て み ま し ょ う ︵ ⑤ ︶。 1 9 7 1 年 に オ ー プ ン し た 施 設 で 、 本 館 の 建 物 は 旧 筑 豊 石 炭 鉱 業 組 合 の 直 方 会 議 所 を 使 用 し た も の で す 。 本 館 に は 筑 豊 炭 鉱 の 資 料 が 、 別 館 に は 日 本 一 の 石 炭 塊 な ど が 展 示 さ れ て い ま す 。 ま た 、 屋 外 展 示 も 豊 富 で 、 石 炭 を 運 ん で い た 機 関 車 や 救 護 訓 練 用 の 模 擬 坑 道 な ど が 残 さ れ て い ま す 。 こ の 模 擬 坑 道 は 1 9 2 2 年 に 建 設 さ れ た も の で 、 そ の 中 に は 実 際 の 坑 道 の 中 の 状 態 を 再 現 す る た め に 、 熱 を 出 す 暖 炉 な ど も 設 置 さ れ て い た そ う で す 。 炭 鉱 マ ン た ち の 働 き ぶ り 、 苦 労 を 感 じ て み て は ど う で し ょ う か 。 な お 筑 豊 地 方 の で 、 興 味 の あ る 方 は ぜ ひ と も チ ェ ッ ク し て み て く だ さ い 。 駅 前 に は 直 方 の ス タ ー で あ る 元 大 関 ・ 魁 皇 の 銅 像 が 立 っ て い ま す ︵ ② ︶。 魁 皇 は 直 方 出 身 の 力 士 で あ り 、 場 所 中 に 魁 皇 が 勝 つ と 、 花 火 が 上 げ ら れ て い ま し た 。 優 勝 の 際 に は 何 発 も の 花 火 が 上 が り 、 ち ょ っ と し た お 祭 り 気 分 を 味 わ う こ と が で き た も の で す 。 そ の 魁 皇 の 像 の 先 に は ﹁ 明 治 町 商 店 街 ﹂ と い う レ ト ロ な ア ー ケ ー ド が あ り ま す ︵ ③ ︶。 駅 舎 の 完 成 と と も に 商 店 が 集 ま り 形 成 さ れ た 商 店 街 で 、 そ の 全 長 は 約 2 0 0 m に 上 り ま す 。 ア ー ケ ー ド の 奥 の 方 で も う 一 つ の ア ー ケ ー ド ﹁ ふ る ま ち 商 店 街 ﹂ と も 交 差 し て お り 、 総 延 長 は 5 0 0 m 近 く に な る と 思 わ れ 、 そ の 規 模 は こ の 一 帯 が 当 時 、 炭 ①現在の直方駅。数多くの線路が今なお残る ②巨大な魁皇の銅像 1 2   、明 50% す。 、周 録さ た「 」の 、遠 、実 地域 す。 今回 筑豊地方 魅力 す。 小林 弘和 先生 小林國義税理士事務所 ご 案 内 人 ま ず は 私 が 生 ま れ 育 っ た 直 方 に つ い て ご 紹 介 し た い と 思 い ま す 。 こ の 地 域 の 玄 関 口 と な っ て い る J R 直 方 駅 と そ の 周 辺 は 炭 鉱 の 歴 史 と と も に 発 展 を 遂 げ て き ま し た ︵ ① ︶。 直 方 は 筑 豊 地 方 の 石 炭 を 集 め 、 送 り 出 す 一 大 拠 点 で あ り 、 数 年 前 ま で 残 っ て い た 木 造 の 旧 駅 舎 ︵ 1 9 1 0 年 に 完 成 ︶ に は 往 時 の 面 影 が 色 濃 く 残 っ て い ま し た 。 例 え ば 扇 形 機 関 車 庫 や 転 車 台 と い っ た 設 備 は 多 く の 機 関 車 が 直 方 駅 を 起 点 と し て 出 入 り し て い た こ と を 示 し て い ま し た 。 現 在 の 新 し い 駅 舎 か ら は そ の 面 影 を 感 じ る こ と は で き な い の で す が 、 転 車 台 は 石 炭 記 念 館 ︵ 後 ほ ど 紹 介 ︶ の 近 く の 橋 と し て 再 利 用 さ れ て い る 福岡県筑豊地方 12 月刊税理士事務所CHANNEL

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③明治町商店街はレトロな雰囲気 ④手のひらサイズの特大版・成金饅頭 ⑤直方市石炭記念館の本館 ⑥庭園から望む旧伊藤伝右衛門邸 ⑦鮮やかな色遣いの嘉穂劇場 ⑧遠賀川水源地ポンプ室は世界遺産の一つ 5 6 7 3 4 8 に は 、 田 川 市 や 宮 若 市 に も 石 炭 関 連 の 資 料 館 が あ る の で 、 よ り 深 く 炭 鉱 街 に つ い て 知 り た い 方 は 足 を 運 ん で み て く だ さ い 。 今 度 は 飯 塚 市 で さ ら に 往 時 の 炭 鉱 街 の 雰 囲 気 を 感 じ ら れ る ス ポ ッ ト を 訪 ね て み ま し ょ う 。 向 か う 先 は 旧 伊 藤 伝 右 衛 門 邸 ︵ ⑥ ︶、 こ ち ら は 直 方 に お け る 貝 島 太 助 と 同 様 、 炭 鉱 王 と し て 知 ら れ る 伊 藤 伝 右 衛 門 の 旧 邸 宅 。 伝 右 衛 門 が 妻 で 歌 人 の 柳 原 白 蓮 を 迎 え る た め に 改 装 し た 建 物 で 、 大 庭 園 を 含 め た 総 面 積 は 2 3 0 0 坪 に も 上 り ま す 。 和 洋 折 衷 の 建 築 様 式 は も ち ろ ん 、 当 時 の 九 州 で は ほ と ん ど 見 ら れ な か っ た 水 洗 ト イ レ 、 ス テ ン ド グ ラ ス が 美 し い 応 接 室 な ど 、 当 時 の 最 先 端 の ト レ ン ド や 技 術 が 詰 ま っ た 仕 様 と な っ て い ま す 。 し か し 、 残 念 な こ と に 柳 原 白 蓮 は 伝 右 衛 門 の 元 を 出 て 、 新 聞 に 絶 縁 状 を 掲 載 す る に 至 り 、 世 間 を 大 い に 騒 が せ る こ と に な り ま し た 。 そ の あ た り の 物 語 は N H K 連 続 テ レ ビ 小 説 ﹃ 花 子 と ア ン ﹄ で も 描 か れ て い ま す 。 美 し い 庭 園 を 眺 め な が ら 、 二 人 の 恋 物 語 に 思 い を 馳 せ て み る の も い い か も し れ ま せ ん 。 同 じ く 飯 塚 に て 、 筑 豊 地 方 で 花 開 い た 炭 鉱 文 化 の 足 跡 を 辿 り ま す 。 そ の 一 端 を 見 て 取 れ る の が 嘉 穂 劇 場 で す ︵ ⑦ ︶。 劇 場 の 前 身 で あ る ﹁ 中 座 ﹂ が で き た の は 1 9 2 2 年 、 炭 鉱 を は じ め さ ま ざ ま な 事 業 で 成 功 を 収 め た 麻 生 太 吉 ︵ 政 治 家 の 麻 生 太 郎 氏 の 曾 祖 父 ︶ の 弟 に よ っ て 造 ら れ た そ う で す 。 大 阪 の 中 座 劇 場 を モ デ ル と し た 建 物 は 、 江 戸 時 代 の 歌 舞 伎 様 式 を 伝 え る 貴 重 な 木 造 劇 場 と し て 知 る 人 ぞ 知 る 存 在 で も あ り ま す 。 現 存 す る 建 物 は 火 事 や 台 風 を 経 て 再 々 建 さ れ た も の で す が 、 今 も 劇 場 で は 芝 居 な ど が 催 さ れ 、 地 元 住 民 や 観 光 客 に 愛 さ れ 続 け て い ま す 。 筑 豊 炭 田 は 日 本 の 産 業 発 展 に 大 き く 貢 献 し ま し た 。 事 実 、 あ の 官 営 八 幡 製 鐵 所 が 八 幡 村 ︵ 現 在 の 北 九 州 市 八 幡 東 区 ︶ に 決 定 し た の は 、 そ の 背 後 に 筑 豊 炭 田 が あ り 、 石 炭 を ス ム ー ズ に 調 達 で き た か ら だ と い わ れ て い ま す 。 そ の た め 、 筑 豊 地 方 の 周 辺 に は 八 幡 製 鐵 所 に 関 連 す る 施 設 が 点 在 し て お り 、 そ れ ら の 一 部 は ﹁ 明 治 日 本 の 産 業 革 命 遺 産 ﹂ と し て 世 界 遺 産 に 登 録 さ れ て い ま す 。 そ の 一 つ が 筑 豊 地 方 か ら 遠 お ん が 賀 川 を 下 流 に く だ っ た 中 間 市 に あ る 遠 賀 川 水 源 地 ポ ン プ 室 で す ︵ ⑧ ︶。 こ の 施 設 は 1 9 1 0 年 、 八 幡 製 鐵 所 第 一 期 拡 張 工 事 に 伴 い 鉄 鋼 生 産 に 必 要 な 工 業 用 水 の 取 水 ・ 送 水 施 設 と し て 建 設 さ れ た も の 。 建 屋 の イ ギ リ ス 積 み の 赤 レ ン ガ が レ ト ロ な 雰 囲 気 を 醸 し 出 し て い ま す が 、 建 屋 の 鉄 骨 の 屋 根 構 造 物 は 操 業 当 時 の ま ま の 姿 で あ り 、 し か も 現 在 も 八 幡 製 鐵 所 の 鉄 鋼 生 産 に 必 要 な 工 業 用 水 の 約 7割 を 送 水 し て い る と い う か ら 驚 き で す 。 稼 働 中 で あ る た め 内 部 は 非 公 開 と な っ て い ま す が 、 そ の 佇 ま い だ け で も 一 見 の 価 値 あ り で す 。 世 界 遺 産 登 録 に よ っ て 、 筑 豊 炭 田 の 歴 史 や 文 化 が 改 め て 注 目 さ れ る よ う に な っ て き ま し た 。 こ れ を 機 に ぜ ひ と も 足 を 運 ん で み て く だ さ い 。

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