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A study on Cross-Cultural Understanding in English Language Education in the People’s Republic of China : An Analysis of the Course of study, English Textbooks and Learners’ Orientation

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Academic year: 2021

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教科・領域教育専攻 言語系(英語)コース 福 池 美 佐 1.はじめに 中国での英語教育の役割は、1960年代の文化 大革命時は「自国文化を諸外国に伝える手段 (自国文化紹介型)J で、あったo しかし、改革開 放政策が始まった 1978年以降は経済成長とと もに、「科特支術の知識を吸収する手段(他国文 化吸収型)J となったo本論文におし、ては、この ような時代背景を考慮に入れ、教学大綱(日本 の学習指導要領に相当)、新ヰ書、学習者の三つ のリンケージから中国の英語教育における異文 化瑚卒の現状を分析し、検討を加えた。 2.概要 第二章では、教学大綱での異文化瑚卒の位置 づけを明らかにした。まず、教学大綱(1994)で は、技能習得が英語教育の最重要到達目標とな っている。しかし、教学大綱 (200ω では、技 能、及び、コミュニケーション能力の習得のみ ならず、異文仰瑚卒を英語教育の目的としてい る。つまり、改革開放路線に沿い、中国政府は 英語学習での異文化理揮を次第に強調してきた と考えられる。 第三章では、教科書における文化題材を質 的・量的に分析した。教学大綱(1994)は、異 文化理解に重きを置いているとは言い難いが、 1995年度版教科書は、文化題材の取り扱い方・ 国籍・内容ともに学年があがるにつれて多様に なっていることが明らかlこなった。更に、生徒 指 導 教 官 伊 東 治 己 にとって、より身近な日常生活の話題を多く取 り上げるなどの工夫が施されていた。ところで、 教学大綱 (200ω で異文化理解を英語学習の目 標のーっとして掲げたことから、現在的子中の 新新ヰ書 (2002)は、 1995年度版新ヰ書より、 生徒にとって更に身近な話題の文化題材を含ん でいる。しかし、文化題材は技能習得のために 取り扱われる傾向にあるため、英語教育におい て異文仰理解が重要視されてきたと即断するこ とはできない。なぜなら、異文化を理解するた めではなく、あくまでコミュニケーション能力 を身につけるための材料として文化題材は位置 づけられているからである。教科書の変遷を概 観すると、 1970年代後半、新ヰ書は、自国の文 化題材を集中的に扱っていたが、1980年代以降 は一変し、技能、コミュニケーション能力の習 得を前提として文化題材を扱う傾向にある。し かし、異文化間コミュニケーション爵見の流れ に伴い、新老婦ヰ書 (2002)に鞘敷づけられるよ うに、近年は本来の異文化理解が強調されつつ ある。 第四章では、中国天津市・河北省石家庄市の 中学生を対象に、英語学習目的、英語学習態度、 英語新ヰ書への意識調査を行ったD まず、英語 学習目的調査の結果、中国の生徒は全体的に 異文化志向を含む

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齢、 ことが明らかになった。これは、現在のよう

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-270-な国際化社会では英語の果たす役割は大き く、教学大綱や教科書との関係、よりも、むし ろ社会のグローパル化が生徒の英語学習目 的を左右しているためであると考えられる。 更に、 2001年

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加盟や 2008年北京オリ ンピック開催などに伴い英語の需要は急速 に高まっており、中国の生徒は英語の必要性 を敏感に受け止めているためであるとも考 えられる。但し、本調査では、沖原(1

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1)の 調査結果よりも英語の学習目的は多極化の 傾 向 に あ り 、 二 極 ( jnstrumental & integrative motivation)に偏って捉えるこ とが難しくなってきたことが暗に示された。 次に、英語学習目的と学習態度の関係を調 査した結果、以下の二点が明らかになった。 一点目は、学習態度が比較的積極的な生徒は 比較的消極的な生徒より、学習目的のすべて の項目において平均値が高かったo このこと から、当然のことだが、学習目的意識が高い 生徒ほど、積極的に英語を学習する傾向にあ るといえる。よって、学習目的意識の高さが 学習動機を左右していると考えられる。二,点 目は、学習目的の各項目を個別に見ても、積 極 的 ・ 消 極 的 な 生 徒 と も に instrumental motivationが学習目的の上位で、あったo つ まり、学習態度に関わらず依然学習目的とし ては instrumentalmotivationが強し、こと が明らかになったO 第三に、教科書への意識調査結果からも、 instrumental motivation志向が確認された。 つまり、文化題材が盛り込まれているにも係 らず、生徒は新ヰ書を損旨習得の手段として のみ期待しているニとが明らか

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こなったo このように、学習目的としてはinstrumental motivationが高く、異文化理解に対する意識は さほど高くないことが確認された。また、中国 の生徒は技能、コミュニケーション能力を伸ば すことを第一に英語を学習していることも確認 された。 以上より、現段階では、教学大綱からは、異 文化瑚卒が強調されてきているとは言え、技能 習得が依然重調されていることが確認された。 また、新ヰ書の文化題材は、異文化を深く学ぶ のではなく、技能・コミュニケーション能力を 身に付ける手段として位置づけられており、生 徒も異文化理解を劃見していないことが編忍さ れた。

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おわりに 以下の3点を今後の課題とする。 (1)政府と生徒の意図には、ずれが見られた。 つ ま り 、 現 時 点 で は 生 徒 は instrumen

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motivation志向が僅かに強し、が教学大綱や教 科書は、異文化瑚卒を爵見する傾向にある。そ こで、教学大綱の改訂により、生徒の英語に対 する意識も変化していくのか、また、日本のよ うに教学大綱の理念のみ高く、一人歩きで終わ ってしまうのか、あるいは浸透していくのか、 再調査する必要がある。 (2) 本 調 査 に よ り 、 英 語 学 習 目 的 を 二 極

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integrative motivation)に限 定することは困難であることが明らかになったo したがって、なぜこ極化から多極化に変容して いるのかを新しし桝且み、手法で再調査する必 要がある。 (3)英語学習の目的意識の度合いが学習態度を 左右していることから、目的の種類よりも目的 意識の度合いと英語学習の関係をより深く、細 かく分析する必要がある。また、今後の方向性 としては、日本にも焦点を当てることとしたし L ヴ t n ノ 臼

参照

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