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オランダ登録パートナーシップ抵触法(2005年) 利用統計を見る

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オランダ登録パートナーシップ抵触法(2005年)

著者名(日)

笠原 俊宏

雑誌名

東洋法学

51

1

ページ

215-234

発行年

2007-10-15

URL

http://id.nii.ac.jp/1060/00000630/

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︻資 料︼

オランダ登録パートナーシップ抵触法︵二〇〇五年︶

東洋法聖学

ル 訓 童  一九八九年六月七日、デンマークが﹁登録パートナーシップ法﹂︵一九九九年改正︶により、婚姻に準じる効 果を発生させることを目的として、同性間の登録パートナーシップの制度を導入して以来、現在に至るまでの一 五年余りの間には、その他の北欧諸国︵ノルウェー、スウェーデン、アイスランド、フィンランド︶を始め、多 くの西欧諸国において、国際私法立法を含め、その制度に関する立法化が相次いで実行されている︵それらの概 観については、中西康﹁比較国際私法における登録パートナーシップー抵触法上の各種規律方法の比較分析のための予 備的考察ー﹂法学論叢一五六巻三・四号二九三頁以下等参照︶。例えば、一九九八年には、オランダ及びベルギーに おいて、同性間及び異性間の登録パートナーシップ法が施行され︵巧巴什R空旨9ρ℃巽9Φお魯駄江ヨ冨囑ω魯雪 215

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オランダ登録パートナーシップ抵触法(2005年) 仁&巨8R一9&ω畠8殉①o拝、Σ嚢詠魯⇔﹄ミ馬ミ蕊軌§ミ§㌔蕊ミ︸ミ§駄ささミ§簑§誉冴︵以下、鰭§として引用︶ 8。ρψ①Pω置律︶、また、一九九九年には、フランスにおいても、同性間及び異性間の緩い結合を目的とする ﹁民事連帯契約﹂︵窓9①9ξ一8ωo一こ胃一叡︶の制度︵いわゆる悶︾Oω︶がその民法典に導入され︵08菌8 囚訂凶邑一曽プ冨ω︽冨箒猛9けω。お彗一ωひω︾。づ魯。一江導①ヨ器o惹一も吋一くひ︵汐8。ω雲8貫αΦ一曽一。一身一㎝ぎ<Φ日酵① 一〇〇〇ω畦8冨9Φ〇三一号ωo一置銭一鼠ン肉鳴§鳴q試§ミ魯駄ミ轟軌ミ鳴ミ黛8ミN㌣帖&︵以下、肉Ob電として引用︶ 8。ρつG 。89雲劉︶、さらに、二〇〇一年には、ドイツにおいても、同性間の場合に限られているが、﹁生活パ ートナーシップ法﹂︵一魯窪8巽言Rω畠鋒富鵯器“二〇〇四年改正︶が施行されている︵区巽曾9↓げ自P↓冨 ○Φ§壁一署gω9ヨΦ−ωΦ図冨同gRω霞℃ρぼ内m浮畳き頃。Φ一曾譲。色江\︾轟Φ一一ざ菊8げω︵Φe︶9窓=Φ8鵬p庄g。団 器ヨ曾器図8后一8冒国貫o℃ρ8βP。。“9器ρ等のほか、国内文献としては、﹁ドイツ連邦共和国における婚姻・離婚 法及び生活共同体法・性転換法等に関する実態調査報告書﹂民事月報五九巻二号一四一頁以下等参照︶。さらに、二〇〇 四年には、スイスにおいて、﹁同性者の登録パートナーシップに関する連邦法﹂︵国⋮8諮89Nま段臼①①ぎ 鳴嘗詔窪①勺賃9Rω魯緯け旭包倉鴨零巨Φ魯島3R勺きお︶が成立しており︵北坂尚洋﹁登録パートナーシップに関 するスイス国際私法の新規定﹂福岡大学法学論叢四九巻三・四号四二五頁参照︶、また、同年、英国においても、同性 間に限られた﹁二〇〇四年連合王国民事パートナーシップ法﹂︵↓箒Ω琶勺巽9R筈言︾989︶が制定され ている︵Hきω⊆ヨ昌R”い畠巴Bω置99銘ヨΦ−器図8巷一8冒国鑛房び一鋤ヨぎ“ωo巴Φ−名o色竃\男8げω︵&・ンoマ 。F島。9ωβ︶。そして、スペインにおいても、すでに、独自の立法権を有するいくつかの自治州が、同性間

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東洋法学

及び異性間のパートナーシップに関する立法、すなわち、﹁安定的カップルに関する法律﹂︵一器一亀88ぼΦ 冨お富ω8鼠配8︶を有している︵蜜β器一竃巽け営O器巴ρω曽日?8図層貰9段畳霧ぎ夢Φ一詔邑葺一睾9ω冨鼠吟 き88導2ω8旨ヨ§識Φω﹂員︼WoΦ一Φ−名o①一犀一\田。冨︵①e”oワoF℃・忽①菖8引9一ω身鋤Oo目巴Φω一WΦ篇仁ωρ乞o﹃ ヨ巽一琶8訂匡$什一〇pお讐ωけΦおq冨﹃ぢRω圧づ鋤巳ω鋤BΦ−ωo図ヨ曽鼠認Φ一昌℃はく簿o算R尽け一〇轟=蝉寂↓冨ω冨巳ωげ 冨謬需&<ρ頴ミ曽8神魚特蔑ミ融帖ミ篤ミ§§ミN§8。合℃.一。 。㎝9ωβ︶。今や、登録パートナーシップの制度 は、婚姻が永く伝統的に異性間のそれに限られるという前提に基づき、同性間にもそれに代替する生活共同体の 創設を可能としようとしたその当初の目的から離れて、新たに、婚姻とは異なる独自の制度として、その存在意 義が認められるものに変化していると解される。そして、このように、新しい家族ないし婚姻の形態を明確に法 制度化しようとする傾向は、その他の西欧諸国、さらには、東欧諸国や北米諸国へも急速に拡大する勢いを見せ ており、新しい家族法上の制度が一般化するための素地が形成されている。  実質法の動向に呼応して、国際私法の次元における法規の整備も並行して進められている。まず、登録パート ナーシップの制度を導入した北欧諸国が、内国法が適用される場合を中心として規定しているのに対して、ドイ ツ民法施行法第一七b条︵改正前第一七a条︶として新設された規定においては、双方的抵触規定の形式をもっ て、パートナーシップの成立、効力、解消の全てに亘って登録地法主義が定められている︵中西・前掲三〇七頁以 下、また、諸国の関連立法の法文については、ωoΦ一Φ−妻8蒙萄8房︵Φ負ンoつo一fP曽q9器ρ参照︶。また、二〇 〇四年のベルギー国際私法典第四章においては、﹁いずれかの官公庁による登録の原因となり、かつ、同棲者間 217

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オランダ登録パートナーシップ抵触法(2005年) に婚姻に相当する関係を創設しない共同生活の状態﹂︵第五八条︶については、同様に、最初の登録地法が準拠 法とされており︵第六〇条︶、婚姻の場合と区別されている︵中西・前掲三一二頁以下、さらに、拙稿﹁ベルギi国 際私法︵二〇〇四年︶の邦訳と解説︵上︶﹂戸籍時報五九三号三六頁、﹁同︵下︶﹂同五九四号六三頁以下︶。それに対し て、スイスにおいても、前出連邦法の成立に伴い、登録パ:トナーシップに関する抵触規定がその﹁国際私法に 関する連邦法﹂中に第三a章︵第六五a条ないし第六五d条︶として追加され、二〇〇七年一月一日から施行さ れるに至っているが︵○興日器巧箆ヨ99①鉱β鷺霞品Φ諾℃胃9Rω3畦江日ω魯名虫器ユω畠窪弓勾−08①貫箆嚢 88曽。8、同法第六五a条によれば、婚姻に関する第三章の諸規定が準用されることが原則とされている ︵北坂・前掲四二三頁以下、とくに四二五頁以下参照︶。  登録パートナーシップに関する国際私法立法として、前記の諸立法に加えられるのが、ここに邦訳が試みられ たオランダの﹁登録パートナーシップ抵触法﹂、すなわち、﹁登録パートナーシップについての法律の抵触の規律 に関する二〇〇四年七月六日法律﹂である。従来から、各個法律関係ごとに国際私法規定を立法化するというの がオランダ国際私法の立法方式であるが︵拙稿﹁オランダ国際家族法立法に関する研究ノート﹂東洋法学四四巻一号 一六一頁以下︶、今般、登録パートナーシップ抵触法もまたその一部を構成するものとして制定されたものであ る。従来、登録パートナーシップに関し、比較的に多くの抵触規定を置いていたのは二〇〇一年のフィンランド ﹁登録パートナーシップ法﹂︵第一〇条ないし第一五条︶であるが︵中西・前掲三〇五頁以下参照︶、オランダの ﹁登録パートナーシップ抵触法﹂は、フィンランド法よりも詳細に、準拠法選定に関する規則、登録パートナi

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シップの効果、オランダにおけるその終了、外国におけるその終了の承認、扶養義務等に関する三一箇条に亘る 諸規定を含み、登録パートナーシップに関する国際私法立法としては、現在、最も包括的な内容を有する立法で あると指摘されている︵︶9巳声中囚轟ヨ9U暮。﹃冥一奉8巨Φヨ蝕○轟=四妻1ー○<R<等N。B188菊§ 88す㎝9。尚、同法は、その第三〇条に定められているところに従い、二〇〇四年一一月三〇日のオランダ国 王命令︵二〇〇四年一二月七日付オランダ王国官報第六二一号︶により、二〇〇五年一月一日に発効している ︵肉Gb電809ワ器o 。︵一︶●参照︶。  わが国際私法においては、周知のように、その主たる法源である﹁法例﹂が平成一八年法律第七八号によって 大きく改正され、﹁法の適用に関する通則法﹂と改称されて本年一月一日から施行されているが、そこにおいて は、登録パートナーシップの制度に関する規定は置かれていない。その理由については、﹁我が国では、実質法 上登録パートナーシップという制度が設けられておらず、抵触法上の議論も熟していないと考えられる上、世界 的にみても、この点に関する抵触法上の規律を設けている国は多くないこと等にかんがみ、現時点で規定を設け ることは時期尚早であると考えられた﹂からであると説明されている︵小出邦夫編著﹃一間一答・新しい国際私法﹄ ︵商事法務、二〇〇六年︶一四八頁参照︶。しかし、実務上においては、すでに、日本人によってオランダにおいて 締結された登録パートナーシップに関する報告的届出がなされており︵すなわち、オランダにおいて登録パートナ ーシップを締結し、その後、それを解消した日本人のケースに関する平成一六年一月二〇日付け戸第五一号神戸地方法務 局長照会及び同年四月二六日付け法務省民一第一三二〇号民事局民事第=課長回答について、民事月報五九巻七号一五九 219

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オランダ登録パートナーシップ抵触法(2005年) 頁以下参照︶、わが国際私法にとっても、登録パートナーシップに関する諸間題の規律のあり方について、もは や、全く関知しない間題として傍観することができない情況を迎えるに至っているというべきであり、少なくと も、外国における登録パートナーシップの承認など、国際私法の次元における取扱いのための規則の早急な定立 が実現されなければならないであろう。そして、すでに、そのための提言も散見される︵例えば、林貴美﹁同性 カップルに対する法的保護の現代的動向と国際私法﹂国際私法年報六号一三八頁以下︶。今後、登録パートナーシップ に関する明文規定を有しないわが国際私法におけるあり方を考察するに際して、オランダの﹁登録パートナーシ ップ抵触法﹂には参考とすべき点が少なくないと思われるので、ここに訳出を試みることとし、将来の研究に供 することとした。    二 邦   訳  次に掲げるのは、﹁登録パートナーシップについての法律の抵触の規律に関する二〇〇四年七月六日法律﹂ ︵﹁登録パートナーシップ抵触法﹂︶の試訳である。邦訳に際しては、肉Ob電809P器o 。簿ω9<。所載の仏語訳 に依拠した。

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登録パートナーシップについての法律の抵触の規律に関する

二〇〇四年七月六日法律︵登録パートナーシップ抵触法︶

       ︵二〇〇四年七月一五日付オランダ官報第三二四号︶ 第一章 オランダにおける登録パiトナーシップの締結

東洋法学

第[条 一 オランダにおける登録パートナーシップの締結は、民法典第一編第八Oa条の諸規定に服する。 二 各パートナーのオランダにおいて登録パートナーシップを締結する能力は、オランダ法によって規律され  る。 三 登録パートナーシップは、方式に関し、戸籍官吏の面前においてオランダ法に一致してか、当事者のいずれ  も専らオランダ国籍を保有しないか、又は、とくにオランダ国籍を保有しないときは、外国の外交官及び領事  官が代表する国家の法律に従い、それらの者の登録パートナーシップの締結に協力する権限の留保の下におい  てのみ、オランダにおいて有効に締結されることができる。 221

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オランダ登録パートナーシップ抵触法(2005年) 第二章 外国において締結された登録パートナーシップの承認 第二条 一 締結国家の法律によれば有効に締結されたか、又は、後に有効となった登録パートナーシップは、かように  見倣される。 二 外国において外交官又は領事官の面前において締結された登録パートナーシップは、登録パートナーシップ  の締結が、それが当該官吏が代表する国家の法律上の要件を満たしたときは、それが行われた国家において許  容されなかったときでない限り、有効なものとして承認される。 三 第一項及び第二項の適用については、法律は本法上の法律抵触規則をも包含する。 四 登録パートナーシップの証明書が権限を有する官庁によって交付されたときは、登録パートナーシップは有  効と見倣される。 五 第一項及び第二項の諸規定に拘わらず、外国において締結された登録パートナーシップは、それが法律によ  って規律された密接な身分関係を維持し、かつ、少なくとも以下の諸基準に適う両者間の共同生活の形態に関  するときにのみ、かようなものとして承認されることができる。  a それが、その締結された場所の権限を有する官庁によって登録されたこと  b それが、婚姻又は法律によって規律された第三者との他の全ての共同生活の形態の存在を排除すること、

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  及び、  c それが、パートナー間に、実質的に婚姻から生ずる義務に相当するそれを創設すること 第三条  外国において締結された登録パートナーシップは、第二条の諸規定に拘わらず、その承認が公の秩序と相容れ ないときは、オランダにおいて承認されない。 第四条  登録パートナーシップの有効性の承認の間題が主要間題として解決されようとも、又は、付随間題として解決 されようとも、第二条及び第三条は適用される。

   第三章登録パートナーシップの身分的効果及びパートナーシップの

       財産制に関わらない財産的法律関係 第五条 幽 オランダにおける登録パートナーシップの身分的効果は、オランダ法によって規律される。 二 外国において締結された登録パートナーシップの身分的効果は、それが締結された国家の法律上の法律抵触  規則を含め、その法律によって規律される。 三 パートナーの一方が、家事の日常的管理の枠内において他方パートナーによって契約された義務の責任があ 223

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オランダ登録パートナーシップ抵触法(2005年)  るか否か、及び、いかなる範囲において責任があるかは、他方パートナー及び共同契約当事者が、義務が契約 された当時、オランダにそれらの者の常居所を有したとき、オランダ法が決定する。 四 パートナーの一方が、法律行為を行うについて、他方パートナーの同意を必要とするか否か、及び、そうで  あるとして、かような同意が具備しなければならない方式、同様の同意が裁判官又は他の官庁の決定によって  代替されることができるか否か、並びに、かような同意の不存在の効果の如何は、他方パートナーが、法律行  為が行われた当時、オランダにその常居所を有したとき、オランダ法が決定する。 五 第三項及び第四項の諸規定は、パートナーシップの財産制を規律する法律がいずれであろうとも、又、パー  トナーシップの身分的効果の準拠法がいずれであろうとも適用される。

第四章パートナーシップの財産制

第六条 閣 オランダ又は外国において締結された登録パートナーシップの財産制は、登録パートナーシップの締結前、  パートナーによって指定された法律によって規律される。 ニ パートナーは、登録パートナーシップを知る法律のみを指定することができる。 三 当事者によって指定された法律は、その財産の全体に適用される。 四 但し、パートナーが第一項に定められた指定を行ったとしても、又、行わなかったとしても、それらの者

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 は、いずれかの不動産又はそのいくつかに関し、それらの不動産が所在している場所の法律が登録パートナー  シップを知ることを条件として、その法律を指定することができる。それらの者はまた、後に取得される不動  産が、その所在地の法律が登録パートナーシップを知ることを条件として、その法律に服することを定めるこ  とができる。 第七条 一 登録パートナーシップがオランダにおいて締結され、かつ、パートナーが、登録パートナーシップの締結  前、それの財産制の準拠法の指定を行わなかったときは、その制度はオランダ法によって規律される。 二 登録パートナーシップが外国において締結され、かつ、パートナーが、登録パートナーシップの締結前、そ  れの財産制の準拠法の指定を行わなかったときは、その制度は、登録パートナーシップが締結された国家の法  律抵触規則を含め、その国家の法律によって規律される。 第八条 一 パートナーは、オランダ又は外国において締結された登録パートナーシップの間に、そのパートナーシップ  の財産制を当時までの準拠法以外の法律に服せしめることができる。 ニ パートナーは、登録パートナーシップを知る法律のみを指定することができる。 三 かようにして指定された法律は、財産の全体に適用される。 四 但し、パートナーが、第一項によるか、又は、第六条によって定められた指定を行ったとしても、あるい 225

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オランダ登録パートナーシップ抵触法(2005年)  は、行わなかったとしても、それらの者は、いずれかの不動産又はそのいくつかに関し、それらの不動産が所  在している場所の法律が登録パートナーシップを知ることを条件として、その法律を指定することができる。  それらの者はまた、後に取得される不動産が、その所在地の法律が登録パートナーシップを知ることを条件と  して、その法律に服することを定めることができる。 第九条 一 オランダ又は外国において締結された登録パートナーシップの財産制の本法の諸規定に従った準拠法は、パ  ートナーの国籍又はその常居所の変更の場合にも、それらの者が他の法律を指定していない問は、そのまま適  用される。 ニ パートナーが外国において締結されたその登録パートナーシップの財産制に適用されるものとして有効に指  定した法律は、それらの者がその国籍又はその常居所を変更するときであっても、それらの者が他の法律を指  定していない間は、そのまま適用される。 第一〇条  パートナーのその登録パートナーシップの財産制に適用されるものとして指定された法律についての合意に関 する要件は、その法律によって決定される。 第一一条  登録パートナーシップの財産制の準拠法の指定は明示的に定められたか、又は、登録パートナーシップの契約

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の諸条項から明自に生じなければならない。 第一二条  登録パートナーシップの契約は、方式に関し、それがパートナーシップの財産制の準拠国内法に従ったとして も、それが締結された場所の国内法に従ったとしても有効である。それは、常に、日付があり、かつ、両パート ナーによって署名された書面の対象とならなければならない。 第=二条  明臼な約定による登録パートナーシップの財産制の準拠法の指定は、指定された国内法によるにしても、その 指定が行われる場所の法律によるにしても、登録パートナーシップの契約について定められた方式を具備しなけ ればならない。それは常に日付があり、かつ、両パートナーによって署名された書面に書き留められなければな らない。 第一四条  パートナーと第三者との間の法律関係に対する登録パートナーシップの財産制の効果は、パートナーシップの 財産制の準拠法に服する。 第一五条  登録パートナーシップの財産制が外国法によって規律されるパートナーは、とくに、パートナーシップの財産 制がオランダ法によって規律されないことを証明する公正証書を民法典第一編第二六条に定められた登録簿に 227

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オランダ登録パートナーシップ抵触法(2005年) 記載させることができる。 第一六条 一 第三者が、登録パートナーシップの間に、パートナーシップの財産制が外国法によって規律されるパートナ  ーと法律行為を行ったときは、その者は、自らも両パートナーと同様、その行為が行われた当時、オランダに  その常居所を有したことを条件として、登録パートナーシップの終了後であっても、両パートナー間にオラン  ダ法に従った包括的共有財産制が存在したときのごとく、その法律行為から生ずる債権を主張することができ  る。 二第一項は、第三者が、法律行為を行う当時、パートナーシップの財産制が外国法によって規律されることを  知っていたか、又は、知るべきであったときは適用されない。法律行為が、第一五条に定められた行為が同条  に定められた登録簿に記載されてから少なくとも二週間後に行われたときは、そのような場合であると見倣さ  れる。 第一七条  外国に所在する財産の構成部分へのその財産の構成部分の所在国家の法律抵触規則によって指定された法律の 適用が、パートナーの一方が、本法によって指定された法律が適用されたならば、その者が得なかった利益であ って、他方パートナーと比べて優越した利益を得る結果になったときは、他方パートナーは、パートナーシップ の財産制の中止又は修正によるその制度の清算時に、その優越した利益につき、補償又は賠償を取得することが

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できる。 第一八条  民法典第一編第九二条第三項は、次に掲げるパートナーに対し、オランダにおいて提起された控訴へのみ適用 される。  a 登録パートナーシップの財産制がオランダ法によって規律されるパートナi、又は、  b 本法第一六条の諸規定に従って行われることができる控訴が相対するパートナi 第一九条  民法典第一編第一一九条は、パートナーが、その登録パートナーシップの財産制につき、前にその制度に適用 された法律以外の法律を指定するときは適用されない。 第二〇条  民法典第一編第二二一条は、パートナーシップの財産制が外国法によって規律されるときも適用される。 第二一条  離婚の場合の年金の権利の公平化に関する法律第一条第七項の諸規定の留保の下に、相互の合意又は解消によ る登録パートナーシップの終了の場合に、パートナーが、他方パートナーによって設定された年金の権利の一部 に対する権利を有するか否かを知る間題は、登録パートナーシップの財産制の準拠法によって規律される。 229

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オランダ登録パートナーシップ抵触法(2005年)    第五章 オランダにおける登録パートナーシップの終了 第ニニ条  オランダ法は、オランダにおいて締結された登録パートナーシップが相互の合意又は解消によって終了される ことができるか否か、及び、いかなる事由によって終了されることができるかを決定する。 第二三条 一 オランダ法は、外国において締結された登録パートナーシップが相互の合意又は解消によって終了されるこ  とができるか否か、及び、いかなる事由によって終了されることができるかを決定する。 二 第一項の諸規定に反し、両パートナーが、それらの者が、相互の合意により、その登録パートナーシップの  終了に関して締結した取り決めにおいて、登録パートナーシップが締結された国家の法律を共同して指定した  ときは、その法律が適用される。 三 第一項の諸規定に反し、次に掲げるときは、登録パートナーシップが締結された国家の法律が、解消による  パートナーシップの終了に適用される。  a パートナーが共同してその法律を指定したか、若しくは、パートナーの一方によるその法律の指定が争わ   れなかったとき、又は、  b 両パートナーがその法律を指定し、かつ、両パートナーが、登録パートナーシップが締結された国家の社

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  会と実質的関係を有するとき 四 オランダ法は、外国において締結された登録パートナーシップの相互の合意又は解消による終了につき、 れに続く手続を決定する。 そ 第六章 外国において行われた登録パートナーシップの終了の承認

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第二四条 一 登録パートナーシップの相互の合意による終了がオランダ外において行われたときは、それが、それが行わ  れた国家において有効であるとき、それは承認される。 二 外国において、適正な手続を終了して取得された登録パートナーシップの解消は、それが裁判官又は他の権  限を有する官庁の決定によって行われたとき、オランダにおいて承認される。 一一一外国において取得された登録パートナーシップの解消が第二項に定められた諸要件の一つ又はいくつかを満  たさないときであっても、それは、他方当事者が、外国における手続中、解消に対し、明示的又は黙示的にそ  の同意を与えたことが明らかに見られるか、その者が、手続後、明示的又は黙示的に解消を甘受したことが明  らかに見られるとき、やはりオランダにおいて承認される。 231

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オランダ登録パートナーシップ抵触法(2005年)

第七章扶養義務

第二五条  オランダ又は外国において締結された登録パートナーシップに関し、登録パートナーシップの期間中及び相互 の合意又は解消によるそれの終了の後における扶養義務の準拠法は、一九七三年一〇月二日の扶養義務の準拠法 に関するハーグ条約︵条約報告書一九七四年第八六号に公表︶によって決定される。 第八章 他の立法条文の修正 第二六条  民法典第一編第八Oc条は、次の通りに修正される。  陶 法文は﹁1.﹂の記載によって先行される。  二 それは、次の通りに作成された一項が付加される。   ﹁2.登録パートナーシップがオランダにおいて締結されたとき、戸籍官吏は常に、第一項c号に定められ  たような宣言を記載するについて権限を有する。登録パートナーシップが外国において締結されたとき、戸籍  官吏は、登録パートナーシップの解消の場合におけるオランダ司法官庁の管轄権に関する民事手続法典第四条  第四項の諸要件が満たされることを条件として、第一項c号に定められたような宣言を記載するについて権限

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東洋法学

 を有する﹂。 第二七条  婚姻についての法律抵触規則に関する法律第三条第一項の末尾における句読点は、セミコロンによって代替さ れ、又、次の通りに作成されたe点がその項に付加される。  ﹁e.それが、婚姻締結を希望する者が同時に登録パートナーシップによって結合されることができないこと となる規定に反したとき﹂ 第二八条  離婚の場合の年金の権利の公平化に関する法律第一条第二項は、次の通りに修正される。  一 e点及びf点は、文字f及び9によって示される。  二 次の通りに作成されたe点が挿入される。   ﹁e.婚姻制度”登録パートナーシップの財産制﹂

   第九章 最終規定

第二九条 一 本法は、その発効日前に締結された登録パートナーシップには適用されない。 二 第一項の規定に反し、本法第二一条は登録パートナーシップが本法の発効日後終了したか、又は、解消され 233

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オランダ登録パートナーシップ抵触法(2005年)  た場合の年金の権利の公平化に適用される。 第三〇条  本法は、国王命令によって決定すべき日に発効する。 第三一条  本法は、﹁登録パートナーシップ抵触法﹂の名称の下に引用されることができる。

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