蚊も海外旅行で日本にやってくる~蚊が運ぶ病気について~ 2014 年に東京の代々木公園周辺でデング熱が流行しました。また、昨年から、 中南米を中心にジカウイルス感染症が多数報告されています。これらは、蚊が運 ぶ感染症です。 蚊が運ぶ病気の代表的なものとしては、マラリア、デング熱、チクングニア熱、 ジカウイルス感染症、ウエストナイル熱、黄熱、日本脳炎等があります。日本脳 炎は日本でも発生が見られますが、その他は、現在、日本には常在しない病気で す。 検疫所では、検疫法に定められている「国内に常在しない感染症の病原体が船 舶または航空機を介して国内に侵入することを防止するとともに、船舶又は航 空機に関してその他の感染症の予防に必要な措置を講ずる(第一条)」ことを目 的として、①海外からの入国者に対してサーモグラフィーによる体温測定や健 康相談等と共に、②空港海港で出国者に対して感染症情報の提供を行っていま す。また、人だけでなく、病気を運ぶ蚊やネズミを捕かくして、病原体を持って いないか調査も行っています。 現在日本で流行していない上記の病気も、人や蚊によって海外から持ち込ま れて定着してしまう可能性がありますので、人だけでなく蚊に対して対策を講 ずることはとても大切です。これらの病気にかかって、命を落としてしまうこと もありますので、特に海外に旅行滞在する方々に、病気とその予防方法について 知ってもらうことは重要です。マラリアは早期発見のための検査キットがあり ますし、治療薬もあります。黄熱と日本脳炎には予防のためのワクチンがありま す。その他の病気に関しては、蚊に刺されないことが一番の予防方法となります。 蚊について知り、日本に病気を定着させないために、また蚊を発生させないよう に普段から気をつけていただくために、皆様に役立つようなお話をしたいと考 えています。
蚊も海外旅行で日本にやってくる~蚊が運ぶ病気について~
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