動的学校画に見る小学生の自尊感情
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(2) 【結果と考察】. 2.動的学校画(KSD)の分析. 1.自尊感情尺度の分析. 関中(2007)の基準を用い、スコアリングを行. 欠損値のあるものと偏位尺度で偏りのあった. った。スコアリング項目は、①自己像の描画②人. ものを除いた278名分(男児138名・女児140. 物像の顔の向き③人物像の大きさ④人物像間の. 名)のデータを分析対象とした。. 距離⑤描画場面⑥友達像の数⑦描画のその後の. 偏位尺度項目を除いた12項目について、因子. 物語⑧描画の統合性の8視点から行った。. 分析(主因子法・Promax回転)を行った。. 3.描画特徴と自尊感情得点との関連. 因子負荷量.35に満たなかった1項目を削除し、. 自尊感情得点(以下rSE得点」)、自尊感情下. 11項目5因子を採用した。因子名は、第1因子を. 位項目得点(以下「運動」「勉強」「否定的自己」. “運動”(α=.894)、第2因子を“勉強”(α=.799)、第. r肯定的自己」「友達」)を従属変数、動的学校画. 3因子を“否定的自己”(α=.676)、第4因子を“肯定. のスコアリング結果を独立変数として、t検定も. 的自己”(α=.774)、第5因子を“友達”(α=.605)とし. しくは一要因分散分析で平均値の差を検討した。. た。以下、各因子得点を下位項日得点とし、分析. その結果、「肯定的自己」因子得点の高い児童は、. を進めた。自尊感情尺度の因子パターン行列を. 自己像の身体を欠くことなく描く、教師像を前向. Tab1e1に示す。. きもしくは後ろ向きに描く、自己像と友達像をや. や離して描く、友達像の数はO人∼1人、描画の 統合性が高いといった特徴が示された。また、「友. 丁由1e1自車感情尺度の因子パターン行列佳因子法・プ回マックス回転). 達」因子得点の高い児童は、描画のその後の物語. I 皿 皿 ㎜ V I.運動α=.894一. :1:鵬1機ます、『篶1:1:. がポジティブで、描画の統合性が高いといった特 徴が示された。以上のように、自尊感情の中でも、. 皿.否定的自己α=一6τ6. 1:1;l11蟻111111∴種11−111−11. 「肯定的自己」因子と「友達」因子は描画に反映. されやすく、KSDから描画者の自尊感情の特に 皿.勉強α:.799. :11511膿鮒ますガ優端…1:. r肯定的自己」の側面やr友達」の側面がアセス メントできる可能性が示唆された。. W.肯定的自己α=.714. 113慧11算11燃1ますパ掲端. 描画とは、描画者の置かれたその時の状況や技 術の獲得によって変化するものである。したがっ. V.友達α=.605. :::、簑蝋11∵ると馴ます㍊端端目. て、描画だけで児童をアセスメントし理解を試み. ることは不適切だと考えられるが、KSDから得 因子局相関. I ,324 、蜘 、3凹 .㎎2. られる情報を一情報として、自尊感情のアセスメ. 皿 .422 .32喧 .494. ントに用いることができる可能性が示唆された。. 皿 .3冊 .390. w .523. V *は逆転囎. 主任指導教員 遠藤裕乃 指導教員 遠藤裕乃. 129一.
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