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花粉の生理、形態学的研究(第1報) : 花粉の発芽に際しての貯蔵物質の変化に就いて

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(1)Title. 花粉の生理、形態学的研究(第1報) : 花粉の発芽に際しての貯蔵物質 の変化に就いて. Author(s). 沢田, 義康. Citation. 北海道學藝大學紀要. 第二部, 6(2): 46-53. Issue Date. 1955-12. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/5473. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 北 海 道 学 芸 大 学 紀 要 (第一部). 第6 巻 第2号. 2月 昭和30年1. 花 粉 の 生 理、 形 態 学 的 研 究 第1 報、 花粉 の発芽に際しての貯蔵物質 の変化に就いて 沢. 康. 義. 田. 北海道学芸大学旭川分校生物学教室 (昭和30年6月30日受付). i I Studi log es i l and 公江orPho i ca og ca ol Yoshi yasu SAWADA: Phys l l l n en-gra on the Po tances i i at ons of Storage Subs partl . on the Var i t ing the Ger i na on l ni l in the Pol n Dur en-gra. 〔1〕 緒 2 ) その他多くの人により興味ある研究 の報告があるが、 3 ) )久保4 ) 花粉 の発芽生理に関 しては、岩波1 問題につ 併し花粉の発芽時における花粉粒内の貯蔵物質の変化、 或は発芽機構等花粉発芽の基礎的 の貯蔵物 いては比較的研究が少い。 此処において筆者は花粉の発芽のエネルギー源 となる花粉粒内 の花粉粒内、 並び 質、 主として澱粉、 還元糖、 蛋白質、 脂 肪の含量を明にし、 併 せて発芽に際して の花粉を用いて実験を行い に花粉管 内における是等 物質の消長を明にする目的にて、 十教種の植物 二、 三、 の知見を得たので抜に報告する。 甚 の謝意を 尚本研究を行うに当り終始御 懇篤な御指導を賜わった北海道大学田川隆教授に対 し深 表する。 〔1〕 実 験 A、 供 試 材 料 実験材料 としては、. 方. 法. fragaceae、 Polygonaceae、 lridaceae、 l iaceae、 Leguminosae、 Saxi Li. R antaginaceae、 theraceae Ranuculaceae、 oeno 、 各 科◆の 植 物 花粉 を 用 い た。 、 P1 . osaceae B、 測. 定. 方. 法. の 測定は定性分析法にて行った。 即ち開花中の植物の花粉を採り、 常法の呈色反応から貯蔵物質 最適の薦糖 の花粉の発芽に 各種植物 含量をみた。 此れを発芽前の貯蔵物質として 示した。 次に夫々 oCの温度にて2時間後、 培養基上で発芽した花粉を発芽花粉 と し、 他方 末発 寒天培養基上で、 25 の 有物質を、 芽のも のを未発芽花粉 とし直ちに実験に供した。 此の時の花粉粒、 並びに花粉管内 含 決定 発芽後の貯蔵物質 として示したが、 是等物質 に就いては、 下記の方法によって定性反応により し た。. 1 0%) を滴下し、 0%)で処理した後沃度沃度加里液 ( 5 澱粉については、 先ず抱水クロラール液( の沈澱よ 銅の赤褐色 よる亜酸化 紫黒色の呈色反応により判定した。 叉還元糖は、 フェーリング液に 5 0%) 液( り判定 した。 蛋白質は、 ミロソ液による呈色反応により判定した。 脂肪は抱水クロラール 還元糖 澱粉 、 、 にて処理後 sudan皿 液を滴下し、 赤 色の呈色により判定した。 尚呈 色測定値は、 - 46 嘩.

(3) . . 花粉の生理、 形態学的研究 脂 肪、 蛋 白 質 の 各 々 の 呈 色程 度 に よ っ て、 ++ 、 十、 ±、,-、 の 4 種 類 の 符 号 を 以 て 示 した。 但 し、. -、 は夫々の物質反 .応が全然認められない事を示す。. 〔m〕. 実験結果及び考察 ) 花粉粒における貯蔵物質 a 花粉粒内の貯蔵物質と して澱粉、 還元糖、 蛋白質、 脂肪の 含量を呈色反応によって比較判定し、 其 の 結 果 を Tab こ示 した。先 ず 澱 粉 含量 に就 い て み る に、 Li l i aceae の 劫e粥eγα のZ癖 露 郡たたα .1 .マ Don. 、. 上郷如 粥 BZegα〃s Thunb . 、には顕著な澱粉の存在を認めた。 叉. Leguminosae. においては、. Tab i l i ins l ・po l er a sin the var ed en gra .1 . Reserve mat Fami l y Li i l aceae. 石彫粥eγocα”i s 雄s”cたα Don . L”i“粥 8をg z z”s Thunb .. Legunmnosae. 乙“駆7 2“s 卿忽那 L. PZ S“粥 s飾れ”例 L.. ・ ー. +. Roろ省”” ゑs e“〆αcqαα L.. ±. ++. ±. 7 T姉元/ 〆“ ‘ 脚 P焔ごの褐B L.. 十. 一. 十. 十. Vたね Cγαccα L.var . おPo”にα Mi q. ー. +. +. 十. -. -. +. +. iA剃ろg r』 彪ぎばMiq. . 什 1 什. Ra i n皿 郎 a b e i A卿 御 飯賜 物 s tz賦, e ,e. ー. 1. ± i ± ± ±. 1 什 i. 十. ー +. 1+. r + J. ±. 1 ±. 1. l 学” 繭 粥 α”g煽が磯 卿 L,. ー鮒 紙ae oen。 t. R嫌 伽e. 1. 士. . ド 海 捌‘ 如 粥sL ,. i P 1 t an n眠a ag e. + +. s i f曜 搬a ax e. , i d膿a r e. R -R - i 飯r繍 - t 1Pme 醐蚕 ni F a 『g. 、. Pol l en. pな 吻 〆 α” d のα L・. 1. ad 吻 L i d ー に 伽α G n ok 叫 , 園,粥 加 e伽 Ho. 1±. 十. 1. +. 1 ± 1 十 言 ±. + f. 1. +. +. ±. f ±. 1±. L“〆”“sZのe“sL. で は(汁)、他 方 PZS““ 1 zsの れ 粥 L. γけo”“粥 、 Ro鰯〃如 Pse“〆α鰯 〆α L. 及 び 7 . PγのB〃sB L. に て は (+) 及 び (±) で あ っ た。 叉 7 1 γゆ87 zsL. Po〃たα 1 .ブα 、 偽c如 Cγαccα L.var Miq f 〆 Miq ragaceae の As疑ZるB Z跨“7 2ろ8γg〆 . に お い て は 澱 粉 は 全 然 認 め られ な か っ た。 次 に Saxi . Polygonaceae の R“創 錆 αc ezoseZ卿 L. 、 lridaceae の ZγZs psg”〆αのγ“s L . に お い て は、 い ず れの花粉も (汁) の含有を認めた。 叉 Ranuculaceae の Aq“〆Zeg如 月αろ8“のα Sieb.et Zucc.、 oenotheraceae の β鋭 かろ勿 伽 α Zけ〆〆“粥 L, 7 2g“s 、 P1antaginaceae の PZα の αgoZα”cgoZのα L. 〆s Hook al は 各 々 (+) を 呈 した 及び Rosaceae の 尺o期 αc〆c“ZαγZS Lindl var.72畝夢o7 28“s. . ,. 。. 次に花粉粒の還元糖についてみる と、 賊e伽8グαのZ Z Z Z”” Don S 筋s , にては存在が認められなか った。 一方 上す““粥 eZegα7zs Thunb. は (+) の 含 量 を 呈 した。 次 に Leguminosae についてみ る と、 L“〆““s Z“Z粥s L. aα L ) であった。 然 + 、 尺o鰯 鰯αPse〃〆”鰯c , においては還元糖含量 (+ るに澱粉含量は、 乙“〆”“sZ“””s L. は (汁) を 示 し、 他 方 尺.Pse“〆α鰯c卿 L. は (±) で あ っ た。 PZSS“粥 Sα煽り粥” L. は (十) 7 7 1 ググo““粥 γゆ 鋤s L. は (±) 7 γヴo“““ ⑦PγαZ鋤 彫 L, 、 湾わ如 Cγαc卿 L.var は れも 何 還 L. 元 糖 は 認 ら れ 存 め な か た Z っ 〆 g s姿 那 .ブ噂o””” Miq s “ 解 伊 . 。 一4 7一.

(4) . 沢. 義. 田. 康. zsばS Hook 287 2幼少o7 尺osα の 鷲“αγお Lindl var. 7 . 61 . は 何 れ も (+) を 示 し、 R“粥錆 Zα”加go お“cg〆 のα L. は (±) の Z び P S i b Zα L. AcβZOSBZ .及 、 Aq“ZZBg如 月α彰”のα e .et ucc. 及び. 含有を示した。 澱粉及び還元糖の花粉粒内における状態をみるに、 此の両者を顕著に認める花粉は. Zね L. の み で あ っ た。 併 し大 部 分 乙“〆””s Z“fe“s L.、 存〆s psg”〆αのγ“s L. 、 R“創 釧 AceZosB. が多く、 即 の花粉は Tab .1 . に示す如く、 澱粉、 叉は還元糖のいずれか一方を顕著に含有する花粉. 2” Pse“〆αc解〆α L.・ Z“粥 βZegα”s Thunb ZS dZSZ〆cゐα Don,、 LZZ , 、 Ro屍7 ち、 賊窃碗好餌 のZ 如 Z eb Z Z L、 Aq”〆Zeg 月 のBZのα si .et Zucc.、 Zるe 珍””彰γ郡〆 Miq AS Z Z . 、 尺“粥 釧 Ace云osβ α , Zの L、 である。 是れに反して、 澱粉・ 並び fけ叫ば“粥 L. EPZおろ如 粥 α7 2g“s 、 Pお”郷go お”ceo α .. Mi q . の花粉のみであっ Z cのZ S が認められた 在 L L 7 1 1 γゆ 鋤s . には僅かに存 。 跡8粥勿o γヴo““粥 PγαZ靭sB . た。 叉 2 、 68γgZ Z Mi T 跨”7 ZZる8 7 AS Z 筋紡ぎcみα Don 2 q . の如く澱粉を顕著に含有し、 還元糖の含有を認めな. に還元糖いずれも認められないのは、 ”沈溺. Cγαccα L . .var 、 ブαPo”Zcα. . 、. いも のを澱粉花粉とみる事 が出来る。. は 次 に 蛋 白 質 に就 い て は、 ミ ロ ソ試 薬 に よ り Tab . に 示 した 如 く、 淡 い 煉 瓦 色、 即 ち (±) 叉 .1 お い て は(汁) Z Z 2gガ〆 幻 B1ume S わ7 . (+) を示す花粉粒が大部分であって 唯 EPゆαc ,の 花 粉 に. 、. 、. i sn と 認 め た。 叉 尺“伽 釧 ブαPo“〆c“s Me . では蛋白質 の存在が認められなかった。 Z Z Z i S e粥好餌α sn こは脂肪は認められなかったが、 H 次に脂肪については R”粥 釧 ブαめo”Z鰯s Mei L、 7 1 Z Z デザo““伽 Pγのe”sB L.、 Z Thunb dZSZ Zcゑα Don. . 、 乙“彩れ“s “ e“s . 、 乙”” 粥 e egα”s i ina t on ins dueto the gern l l en gra i i Tab tarch cont ent sin the pol t ons ofs a .2 . Var. i n ge n瑚d rmi a P岨en G 血JP訓en Gr. 一倍廠d l 総畳 石彫難解γocα”省 Z z総力α Don sd s .. +. 1. -. L”〆鰯粥 〆βg z z”s Thunb ,. ‐. 1. +. Pol l en 琴濃 Tube. 1. ±. 十. L“〆7 2”s 勿彰綿s L.. +. +. PZ S“創 sのれ”粥 L. Ro屍”ね 姿sg“〆αcqc” L.. 十. 7 T 姉元Z粥伽 Pγの8れsB L. T zれs L. . タリE i cね Cグαccα L・var .” 加れ”α Miq. As z彩ろe. 十. +. 十. ++. 十. 十. ig 跨”れる z γg滋 N1 f .. R”創8% AG β節s多如 L,. 士. i R・ブリo”ic“s Me sn .. +. ヱ グゐ ゑs g“〆αのγ”s L.. ±. 1. -. tZucc Aq“Z迄郡α #”彰”のαSi eb . .e. -. 1. ‐. 十. Z P如れZαgo な”ceo QZα L.. 霧力めo g”s海 Hook 7 2 ・ .五1. 一 48 一.

(5) . 花粉の生理、 形綴学的研究 存お Pse“〆僻or“s L,、 Aq“〆Zeg如 月 の “ お 加 Sieb. et Zucc は いず れ も (+) を 示 し 他 の 花 . 、 粉 にお い て は (±) で あ っ た。 脂 肪 は、 尺“雛 錆 ブαPo〃〆c”s Me i sn . の他、 いずれの花粉にも含有. を認めた。 b ) 発芽に伴う花粉粒内の貯蔵物質の変化 花粉粒を薦糖寒天培地上で培養 し、 発芽後の花粉粒内の貯蔵質の変化をみるに、 先ず、 澱粉反応 (+ 〆s d〆s Z 〆cゑα Don +) を 示 した 劫e粥 好o鰯ZZ , 、 乙”〆”粥 BZBgα“s Thunb . 、 L“P初 雄 Zのe“s L,、 ASZ ZZるe r跨“7 A 為 Z R e Z g L c o お 〆 s 2屍γ郡Z Miq び α “粥釧 及 g γ P s “ 解 け 郡 L の発芽に伴う . . 、 、. , 、. 貯蔵物質の消長をみると、 乙〆““鰯 βZegα郡 Thunb . 、 L”〆“”s 卿 お“s L.、. 存Zs pse“〆”のγ“s L . 、. の薦糖寒天培地上の未. 発芽花粉には、 澱粉の存在は認められない。 他方、 発芽花粉粒においては、 澱粉含有 (+) を呈し た。 この事は、 此の種の植物の花粉粒には、 発芽の為に澱粉の含有が必要条件の如く考えられる。 ) は批把の花粉において、 澱粉は若い花粉粒中に充満 しているが 成熟と共に減少 し 老熟 叉志佐6 、 、 すると殆んど認められないと報告 しているが、 此の種の花粉粒には澱粉の充満が、 花粉粒の発芽に 関与する如く考えられる。 次に 尺“粥錆 AceZoseZ卿 L . の花粉粒は未発芽花粉が (汁) 、 発芽花粉 )が批把では、 澱粉が充満している状態の花粉粒は発芽能力な が (+) であった。 志佐6 む しろ 澱粉粒の消失が姶つた時期に発芽力を有すると報告 しているが、 R“粥錆 AceZoseZZα L . の花粉粒 の発芽に際 しても此の傾向を示し、 未発芽の花粉は (汁) の澱粉含量を示したものと考えられる。 叉岩波1月こよれば、 花粉は発芽に先立って、 一時澱粉粒を増し、 此の花粉を培養基に移すと澱粉粒 が消 失 す る こ と を ヱ粥汐のZes βのs粥畑α L. の 花 粉 で観 察 して い る。 叉 繍e鯛eγα のZ ZS 伽s i鷲ゑα Z A Z る 7 T 跨 ろ Don Z 〆 M i e “” 8γ郡 こては未発芽並に、 発芽花粉粒はいずれも (+) の澱粉含量を q . 、 S .マ R 示した。 叉 PZ跳粥 sの れ“粥 L. , 、 o鰯”” Psg“〆αcα〆α L, 、 Z“s psg“〆αのγ”s L 、 Aq”ZZB郡α t Zucc, 尺osα αcac“ 卿γ禽 Lindlvar 泥 めβZZのαSi ばS Hook.nl eb .e . “強めo”e〃s , 等 の花粉 におい. ても、 澱粉粒の消失を認めた。 此の事は未発芽花粉粒内にも発芽花粉と同様澱粉粒の分解、 並に消 ) の報告している渉透圧の調節作用は、 未発芽の花粉 費が行われ減退が認められるが、 此れは岩波2 粒中にも顕著に認められる。 Zるe r跨“7 Z Z 次 に、 発 芽 に 伴 う 花 粉 管 内 の澱 粉 の 変 化 を み る に、 Tab 2膨れ彩Z .2 , に 示 す 如 く、 AS Th Z b M Miq Z粥 Z 卿 i L Z 1 疋 A L 鷲 A Z 尺 e 釧 釧 e u n e B ブ 粥 g α “ s “粥 c o o e s n s α P ” 堀 “ “粥 1 . , . . 、 、 、 、 q 〆ZBg如 t 月の郷加加 Sieb. e Zuc c . 、 においては、 いずれも花粉管全体に澱粉粒を認めた。 併し特に花粉管. )も同様な事を 万%Pの〆 の先端部に澱粉粒の多くが存在するのが認められた。 岩波1 β“s βのα粥 勿” L . について報告している。 此等植物の花粉粒は、 いずれも澱粉型にて、 原形質流動によって先端 部に送られるものと考えられる。 而して花粉管の伸長に伴い花粉粒内の澱粉の顕著な分解並に消耗 が考えられるが、 此の場合薦糖寒天培地の糖は或程度吸収されて、 花粉管の伸長を続けるものと考 ) は花粉内における澱粉の合成を粒の中心部に認めたと報告しているが、 筆者は えられる。 叉岩波1 Z Zs d〆sZ 〆%α Don.、 確 める 事が 出 来 な か っ た。 賊8創eγo鰯Z. Zs pse“〆αcDγ雄. L . では顕著な澱. 粉の減退 が認められる。 3 次 に 花粉 発 芽 に 伴 う 還 元 糖 含 量 の 変 化 に つ い て は、 Tab 1 こ示 した。 乙〆”“粥 ”β 7 α郷 Thunb zg . .マ , 〆 〆 L L i l お Z d 尺o鰯7 幻 疋 お g osα αc “ αγ 〆s n var 2 Ps ” ”cα α .、 7 7 s 28 z 2畝のo .7. PZS“粥 sの れ“創 L, 、. Hook .m,の未発芽花粉は(+)発芽花粉は(±)叉は(-)を示した。 叉 EPZZo鰯“’” ”〃g“sZザoZZ”粥. ・ ゐ“7 1 2庇γ郡〆 Mi q デザoZ彰 粥 Pγの8“se , .ブリo“鷲α Miq 、 湾c如 Cγαccα L.var , 、 2 L , の発芽並に未発芽花粉においては、 還元糖を認めなかった。 唯、 尺“燦e劣 AceZosBZZα L, の 花 ZZ肥 し, 、 4sZ. 7 ze% 粉においては、 未発芽花粉では認められないが、 発芽花粉では (±) を示した。 然るに R“’ ZQ L Ac6Zos6Z ) であるの + + . の花粉粒内の澱粉に ついてみるに、 培養前並に、 未発芽花粉では、 (.

(6) . . 沢. 田. 義. 康. に対比Lて発芽花粉では (±) の存在が認められた。 而 して発芽花粉内の澱粉含量が・(±) に減量 する事は発芽に際し花粉粒内で澱粉分解 が顕著に行われ、 結果的に還元糖の増量として示される。 i ins due t。 the germina l t Ta b 3, Var i ions ofreduc ing一sugar content 0n en gra Sinthe pol at ,. d 1g a e e n雀 ot 詐 l 蔓雲 獅 『 轡. p . ・ e n o 卿 伽 d臨 繭 繍αDon ,. .. ‐. i. …. ー. -. -. ー. ー. ー. ー. 乙認g粥粥 錫ego 夕栂 Thunb. 乙灼〆7 2 “ s 卿ZB錫s L. ” 物 C mcαL 1 q . . w ダ リ 伽 如 Mi iq. AS Z坊B T跨”れろeγg滋 N1 Z. . 足蹴β 曜 昭 鰯 物 L ,. 1. . z i b t 鯛 姉 頭塗 物s e e u c c . β物あろ粥粥 α”g s霧允′粥創 L. z ‘. ー. ー. ±. ー. . . . ド. ド. キ. -. . . ー. 鷺署畳々 ド ド 1三 驚 喜 川力歩o 8錦綿s Hook 7 2 . 云1 .. 其れ故に、 未発芽の花粉粒には還元糖は認められなかったo L“〆〃”s Z” ”“s L. 及 び 尺のZ〃” e“〆α卿c卿 L Ps . の発芽についてみると、 還元糖は発芽前に何れも (汁) を示したが、 発芽後にお いては Ro屍”” Pse“〆のαc幻 L. の 花 粉 粒 は (±)、 一 方 上“〆““s Zの8“s L .は発芽後において の ては、 (汁) を 花粉粒におい ) が認められた。 是の事は澱粉粒が L”〆““sZのe”s L も尚 ( + + . 示 す の に 反 し、 尺の〆〃” Pse”〆αcの 彰 L . では殆んど存在が認められない故、 還元糖が直ちに消耗. し、 発芽並に花粉管の伸長が行われるものと考 えられる。 即ち澱粉及び還元糖が粒内に顕著にみと め ら れ る時 は、 Tab . に 示 した L“〆““s Zの8“s L .2 . の如く、 先ず花粉粒内の澱粉に消耗が認め られる。 他方前述の如く澱粉の存在が僅少で、 還元糖の顕著な存在が認められる時には、 尺o偏物α Pse”〆偏 僻 幻 L . の花粉の如く、 還元糖の消耗が顕著に認められる。 即ち花粉の発芽に際して還元 糖は重要な作用をなすものと考えられる 発芽前還元糖 (+) を示す 乙”#“創 BZegα郡 Thunb. 、. 。. indlvar.7 PZS“粥 卿 髭〃”“z L. 2幼少o解 郡〆s Hook.鎚. 、 只osα αc〆c“ZαγZS L 、 Z“spse“〆αcoγ凝 L. 、. の花粉においては、 発芽に伴い (ー) 叉は (±) を示す。 之はいずれも発芽にともなって、 花粉粒 i sn 内の還元糖が分解するものと考えられる。興味あるのは発芽前において 尺”粥鍔ブαPo頒c“sMe , の分 めた 是は澱粉 の花粉粒には還元糖が認められなかったが、 発芽に伴い花粉糖中に還元糖を認 。 解による還元糖の増量、 及び薦糖寒天培地よりの糖の吸収による増加と考えられる。 一 50 一.

(7) . 花粉の生理、 形態学的研究. 次に花粉管についてみるに、 ASZZZるe rゑ“7 〆 Miq z肥γg〆 . に お い て は (+) 乙〆““粥 幻egα郡 Thunb. 尺“粥e匁 Ace≠osg夏α L 、 . 、. 尺”伽 鍔 ブαPのz i zc”s Me sn. eb .et 、 Aq”〆Zeg如 月 の 可Zのα Si. Zuc c . 、 においては (±) を呈した。 併も是等植物花粉管内に澱 粉粒が認め られない事は、 此等植 物の花粉においては、 花粉管の伸長に際 して還元糖が関与するものと思われる 。 次に蛋白質の消長については、 Tab こ示 した。 興味あるのは、 薦糖寒天培地に培養の花粉に .4 .▽ ・ Tab i i i at onsof prot l e n cont ins duet .4 ent sinthe pol . Var en gra ion o the ger l ninat. p , , e n o. n nr a 1 n a i艶 福 i 謡e p 憲 樵. 石彫例f z γocα”お d鎧お乃α Don.. +. 十. +. 乙”〆”欄 eをg z z”s Thunb ,. +. +. +. 乙稀鈍れ“ sZ“Ze“s L.. 十. +. 十. Pa s”粥 節すれ“粥 L.. +. +. +. 左 その 加如 汐s e“〆αGQGね L・. ++. +. +. 7 T 雑元〃“粥 かのe” s e L.. +. +. +. T 2 ”s L. .γ琴1. +. +. +. + +. +. +. 防ぎαα Cγαccα L.var . 知力oれたα Miq .. +. l whol y. ip t. +. t lp. +. l wol y. 十. l l wo y. 尺.ブリリmc“ s Meisn. Z“sp s e”dqcoγ”s L. ′ Aq“ 〆 eg如 ガ のβ”αね Si t zucc eb .e .. . l l wo y. 互袋ある知伽 α 2 7 g那加元Z粥粥 L.. 十. ip t l wol y. a 尺o l c綿卿γ海 Lind sα αc .var .. 欄神鋼捌海 Hook nー .. ++. ー. ++. 十. ip t. おいて、 蛋白質含量は、 Tab .1 . に示した如くであるが、 培養の結果は花粉粒内の蛋白質の増量が 顕著に認められた事である。 即ち培養前 (±) を呈した。 尺osα α ZS Hook, 61 cz伽 卿“s Lindl var.7 2幼I Po 7 2鋤s . 、 尺o屍 物α Pse“〆”鯛c卿. び(+)を示す 湾雌α. L . 、 の花粉粒、 及. Cγαccα L .var .ブαめo“〆鯛 Miq , 、 PZα昭αgo Zα郷 のZαZα L . の花粉において. は薦糖寒天培地に培養する事により(汁)の呈色を示した。 叉(±)の EPZある〆“’” α7 2g“就 け〆〆“粥 S L Z 幻 の ″の i b A 〆 Z 方 e t A Z 彰 e Z Z 7 α e e み 膨 “ u c c S Z q M i g れ彩 7 . “ z . の ・ , 、 q . 花粉にては培養により (+) を示した。 此の様に殆んどの花粉粒において、 培養によりミロン反応の増強が認められたが 是は培養により、 蛋白質内に分解が行われ、 チロシソを含む蛋白質に、 変化による増量が認められ たものと考えられる。 是は不活性型の蛋白質が培養により活 性型に変化したものと考えられる 唯 。 i 尺“粥 飲 ブαめo“Zc“s Me sn の花粉は、 発芽後も蛋白質の存在は認められなかった 。 次に発芽に伴う花粉内の蛋白質の変化、 移行をみるに、 蛋白質は花粉管全体に認められる (Tab . 4 参 . 照) 。 花粉粒の発芽に伴い次第に、 花粉粒の蛋白質には顕著な減少が認め られ、 蛋白質 を含有 一 男 -.

(8) . 沢. 田. 義 」康. する部分は花粉粒の中央部に縮少した。 発芽に伴い、 花粉粒内の蛋白質は、 分解が行われ、 原形質 ・ 原形質の減退が 流動により、 花粉管 の伸長が行われるものと思われる。 叉未発芽花粉においても、 T 跨“”彰γ部メ Z坊e 7 Z 認められた。 花粉の発芽に際し、 花粉管に蛋白 質が認められなかったのは、 AS 一般には花粉管全体に蛋白質の含有を認めた。 而も原形 質の大部分が花 粉管 の先端近くに移動した場合には、 蛋白質の反応もその先端部に特に強く認めら Miq. 尺”タ フ ze% A僻ま ose寡α L . であった。 、. れた。 叉花粉管の先端部 のみに顕著な蛋白質の存在を認め、 他の部分には認められ ない花粉粒とし 尺o鰯 “ズα Pse“〆αcα“α L. iq ZZるg rゑ“7 て は、 ASZ 2ろ8γgiメ ルl 、 足OSα 、 . 、 PZS““zsのれ”粥 L. Z“粥 L ガグoZ ばS Hook. nl 2g“s 2畝めo7 28“s αcた“Zαγ海 Lidl var.7 . がある。 花粉 . 、 日加Zo屍“粥 α7 管の伸長には、 始め蛋白質が花粉管 全体に認められるが、 次第に伸長により先端部 のみに存在する ようになる。 このような花粉は蛋白質含量が少いか、 叉は伸長の著るしい花粉と思われる。 蛋白質 は量の点で多寡はあるが殆ん どの花粉に存在し、 花粉管 の伸長には蛋白質が重要な要因を なす如く 考えられる。 次に脂肪に就いてみると花粉粒における消長は、 Tab . の如くである。 脂肪の存在 しない花粉 .5 二 Z M i 1 T 疋 のみで 粒は ab. に 示 した 如 く “伽8%ブαめo“ c“s esn . 、 大部分の花粉には、 脂肪を認め た。 薦糖寒天培地に培養する事により、 花粉粒の脂肪は、 蛋白質と同様に、 培養前に比 して sudan T テZfoZ勿 雛 PZ S“粥 sのれ“粥 L、 7 mによる呈色部の増量を認めた。 たとえば培養前に (±) を示す‐ γePβ7 2s L. 、. ZZbe 跨”7 2籾γgzz Z 鷲” CγαcCα L.var 、As . .ブαめo””” Miq 、PZα“郷goZα””oZのα L. i t on na l Tab i i ns due to the genni en grai t sin the pol ons offatcontent a .5 . Var. p l l o e n. d e P 1g t r a 1警not備 際 蟹 F 響 . 差蛇ク g Z Z z sd s c力α Don 例解γocのZ. . . Z 乙ぜ為“欄 e eg z z”s Thunb .. . . 乙鵜飼綿那 加Z 8綿s L.. . . 十. ・. 十. . . 1. 十 ±. 一. V 物 C m 鯛 L,var q .1 .迄卿””” Mi. 十. 士. iq As 省坊e T物郷”わ8γg葛 N1 z .. +. +. / Z R錫創8匁 Ac o s eご g Q L,. +. 十. ヱ γお ゑse”dqのγ“s L.. +. +. Aqの綿Z tzucc eb eg如 ガαる8”のα Si ‘e. +. +. Z EP Z s“た物‘粥 L‐ o鰯“伽 α”g“. 十. 十. 十. P如”Zαg ”云α L・ 7′ ””CeoZ t. +. 十. +. 〆c”Z Rosα αc α“s Lind1 Var ・. 十. 十. 〆“伽 かの8” 姉元! s e L. L T s 如 . .γ. i R.ブαゑoばG“s Me sn. ば s s Hook 8 2 7 “幼少の2 . 爺.. 2- 一5. +.

(9) . 花粉の生理、 形態学的研究 Mi q . 、 の花粉においては、 薦糖寒天培地に培養する事により、 花粉粒内の貯蔵物質の分解により、 sudan m にて呈色反応を示す物質の増量が行われるものと思われる 反対に培養する事により減退 。 が示された花粉粒は、 僅かに 却8粥8γαのZ Z s dZs煽動α Don. で あ っ た。 次 に 花 粉管 に つ い て消 長 を み る と、 7 1 Z粥”γゆ 鋤sL A勘”ろg rゐ”7 デグoZ 2ろeγgメガ Mi q 疋粥”8% ゑ僻 めsβZ卿 L. 尺 〆 d た L i l Z 禽 αγ n var, ” PP07 28%sお Hook 、 osα αc . nl . の 花 粉に お い て は、 い ず れ. も花 粉管 全体に脂肪の呈色反応が示された。 就中、 花粉管の先端に近い処に顕著に存在が認められ た。 脂肪は殆んどの花粉粒に含有され、 而も花粉管伸長には重要な働きをなしているものと考えら れ る。. 〔W〕 摘. 要. 1). 本研究は花粉粒の発芽に伴う、 花粉粒、 並に花粉管内の貯蔵物質 澱粉 還元糖 蛋白質 、 、 、 、 脂肪の消長を明に し、 花粉管の伸長と貯蔵物質の消長との関係を明にする目的にて行ったものであ る。 2). 澱 粉 型 の 上”〆““s Z“≠〃“s L. Z 、 乙” 勿 粥 βZegα郡 Thunb. 、 γZspsg”〆”“〆”s L , 、 の花粉. 粒では、 澱粉の存在が発芽に必須条件である。 叉 R“粥e% AcβZOSB“α L , の花粉は、 花粉粒内に 澱粉が充満している時には発芽は認められず、 む しろ澱粉含量が減少 した時に発芽が行 われる 次 。 いで発芽伸長に伴い澱粉粒はそのま の形で花粉管内に移行し、 花粉粒内の澱粉 含量は減退する 。 花粉管においては先端に近い処に顕著な澱粉の存在が認められた。 3). 花粉を培養基上で培養する事により、 花粉内含有澱粉の分解が行 われて還元糖の増加が認め られた。 発芽に際しては特に、 澱粉、 還元糖が大切な役割を有するものと考えられる。 4 ) 花粉を薦糖寒天培地に培養する事により、 ミロソ呈色反応性蛋白質物質の増量が顕著に認め られた。 発芽管の伸長に伴い花粉粒の蛋白質は次第に減少し、 花粉粒内に縮少する。 花粉管内にお ける蛋白質は主として、 花粉管全体に認められるが、 就中先端に近い所に顕著に存在した 。 5 ) 花粉粒を培養する事により Sudanm の呈色性脂肪の増量 が認められた。 併も花粉粒にては , 原形 質の縮少に伴い花粉粒内の中央部に集積する。 花粉管内の脂肪は多くの場合花粉管内全般的に 認められるが、 特に先端に近い処に顕著に認められた。 6 ) 一般に花粉粒の貯蔵物質は安定型、 不活性型の澱粉、 蛋白質、 叉は脂肪の型で存在するが 、 培養により、 叉恐らくは花粉が柱頭に附着した場合是等貯蔵物質は活性、 可溶性型の物質に変化し 花粉管の伸長が行われるものと思われる。 その際澱粉、 還元糖は主と して花粉の発芽に関与 し 蛋 、 白質脂肪は花粉管の伸長に関係する如く思惟される。 〔▽〕 参. 考 文 献. 1) 岩波洋造; 植物学雑誌 67( 19 54) 34一1 37 ,1 .. 2) 3). 〃. 〃. 67 ( 1954) . ,28一33 66 (1952) . ,49一53 4) 久保淳;j lofscience ofthe Hiroshima Univers i rna ou t y 6 (1954) . ,237一250 〃. 5 ) L.Li s on 54) 32 , 今泉訳; 組織化学および細 胞化学, 東京 (19 . ,1-5 6) 志佐誠; 農業及園芸 11(19 34 ) 369一2 386 ,2 . 7) Wodehouse i l en gra ns New York (19 35) , R. P.;pol . ,1-559. -5 3一.

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参照

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