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自然体験に対する保議者の意識: 沖縄地域学リポジトリ

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Academic year: 2021

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(1)

Title

自然体験に対する保議者の意識

Author(s)

張本, 文昭

Citation

日本野外教育学会大会プログラム・研究発表抄録集, 4: 22

-23

Issue Date

2001-06

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12001/18964

Rights

日本野外教育学会

(2)

│A-7

I

自 然 体 験 に 対 す る 保 議 者 の 意 識

張 本 文 問 {ていーだキッズミュージアム) キ ー ワ ー ド : 保 護 者 意 謙 自 然 体 験 1. 緒 言 自然体験活動の参加者を特に幼児・児童・生徒 などの少年期に限定すると、最終的な参加決定権 は保護者にあると考えられる。例えば家庭との一 時分離や日常生活との違いによる親の不安はキャ ンプ参加の決定要因になると考えられる(飯田、 1982)。またMcCormick(1992)らはセラピュティ ックレクリエーションを例に挙げ、プログラム評 価には保護者の認識を明らかにする必要があると 指摘している。そのように考えると保護者の自然 体験に対する意織を明らかにすることは、少年期 の野外教育や自然体験活動を運営する上で意義あ るものと考える。 本報告は

T

団体を事例とし、自然体験活動に参 加するにあたり、強い影響力を持っと考えられる 保護者を対象に、子どもの自然体験に対する不安、 期待、効果の認織について明らかにすることを目 的とする。 2. 方法 2.1. 対象 1)参加申込書の分析:1999年度、 2000年度およ び2001年度、T団体の事業に参加した(している) 幼児・児童・生徒の保護者 (N=61、平均年齢38.15 歳、子どもの平均年齢7.11歳)を対象とした。申 込時に提出される参加申込書の中から、申込にあ たっての不安な点、期待する点の各項目における 自由記述の内容をカテゴリー化した。 2)アンケート調査の分析:1999年度、 T団体の事 業に参加した幼児・児童・生徒の保護者側=23 平均年齢38.23歳、子どもの平均年齢 7.05歳)を 対象とした。 2000年3月に行った事業運営に関す るアンケートの中から、子どもの自然体験に対す る期待する点、効果の認識の各項目における自由 記述の内容をカテゴリー化した。 2.2. 手続き 内容のカテゴリー化にあたっては、不安な点に ついては先行研究を参考に、また期待する点、効 果の認識については『青少年の野外教育の充実に ついて(報告)Jを参考にした。カテゴリー化され た各項目について単純集計を行った。 2.3. 事業の概要・特徴 週休 2日を利用したキャンプのコース(幼児ー 中学生:年間 5-10回)や、日帰りでの各種自然 体験活動のコース(幼児一小学生:年間 10-40回) が年間計画され、毎年 3月に保護者説明会および 新年度の募集・申込が行われる。また学校休暇を 利用したプログラムが随時計画され、その都度募 集・申込される。公募をしていないため、参加者 同士の口コミによって事業が知られる。すべての コースに共通して『異年齢集団の中で、自然の中 で自然発生的な遊びを楽しむ』ことが目標とされ、 プログラムの事前計画は特にされない。

(3)

-22-3. 結果 3.1. 自然体験に対する不安について 不安な点、についてカテゴリー化した結果を表ー1 に示す.多かった不安の内容としては『安全J

r

友 人関係J

r

自立的行動J

r

持病・アレルギーJなど であった。一方で、特に不安が無いという回答が 一番多く、 36.1%にのぼった. 表-1 不安な点 (N=6l) 内容 件数(%) なし 22(36.1) 安全 11 (18. 0) 友人関係 9(14.8) 自立的行動ができるか 8 (13. 1) 持病・アレルギー 7(11.5) 性裕 5(8.2) 体カ 4(6.6) 規との分離 4(6.6) 陣寄 1 (1.6) 3.2. 自然体験に対する期待について 期待する点についてカテゴリー化した結果を 表ー2に示す。多かった内容としては『自主性や 協調性・社会性J

r

感性や知的好奇心J

r

直接体 験J

r

心身のリフレッシュ、健康体力の維持噌 進』などであった。 表

-

2

期待する点、

(

N

=8

4

)

内容 件数(%) I 感性や知的好奇心を育む 22(26.2) 自然の理解を深める 2 (2.3) 創造性や向上心、物を大切にする心 5(6.0)1 生き抜くためのカを育てる 6(7.1) 自主性や協調性、社会性を育てる 24(28.6) 直俊体験から学ぶ 22(26.2) 自己を発見し、余暇活動の担保しみ方を学ぶ 4 (4.8) 心身を97レ,!I",し、健康・体力を維持噌避する 14 (16.7) その他{地域文化の理解} 5(6.0) 無記名 9(10.7) 3.3. 自然体験に対する効果の認識について どのような効果や変化がみられたかについてカ テゴリー化した結果を表ー3に示す。多かった内容 としては『自主性や協調性・社会性J

r

生き抜くた めの力jなどであった。 表

-

3

効果の認識

(

N

=2

3

)

内容 件数(%)

I

感性や知的好奇心を育む 3(13.0) 自然の理解を深める 0(0.0) 創造性や向上心、物を大切にする心 3(13.0) 生き妓くためのカを育てる 5(21.7) 自主性や協調性、社会性を育てる 6(26.I) 直債体験から学ぶ 1 (4. 3) 自己を発見し、余暇活動の楽しみ方を学ぶ 0(0.0) 心身を97均hし、健康・体力を維持増進する 3(13.0) 無記名 orわからない 10(43.5)

4

.

考察とまとめ 不安な点について飯田(1980)の『キャンプ不 安検査』と比較すると、共通する内容が今回の調 査でも認められた一方、友人関係や、持病・アレ ルギーに関する不安が今回挙げられた。また不安 なしという意見が多く認められた原因として、対 象者の事業参加平均経験年数が

2

.7

年であること が考えられ、ある程度の経験によって不安が解消 されると推察できる。期待する点や効果の認識に ついては、カテゴリーに違いがあるものの先行研 究と共通する内容が挙げられた。期待する点でf 身のリフレッシュ』が重要視されていることが、 先行研究でみられなかった今回の特徴であろう。 また、期待する点と効果の認識についてはほぼ対 応する傾向がみられ、保護者はおおむね事業に対 して満足しているのではないかと考えられる。 これらを踏まえ、より詳細な事業説明会を実施 したり、自然体験に関する学習会を開催するなど して、今後の事業運営に反映させる必要があろう。 -23ー

参照

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