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授業と成績に関する満足層と不満層の分析 : 国際学部学生アンケート調査から

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(1)

〈共 同研 究報告 〉

授 業 と成績 に関 す る満 足層 と不満層 の分析

国 際 学 部 学 生 ア ンケ ー ト調 査 か ら

井 宏

A Classification Analysis of the Level of Satisfaction

with the Curriculum

of the International

Studies Department

Hirosuke Arai

Various characteristics of those satisfied and those dissatisfied with the. curriculum of the International Studies Department, have been analyzed on the basis of a questionnaire given to the students belonging to that Department at Bunkyo University in Japan.

1. The difference between those satisfied and those dissatisfied has been observed in their degree of eagerness to study five subjects.

2. For those students who are satisfied with their personal achievement in

tion subjects, the percentage of those satisfied with their achievements in the four other subjects, including the specialized subjects, is also high. Thus, it is concluded

that general-education subjects contain important factors that determine whether or not a student will be satisfied with university life.

3. The survey shows that further efforts are desirable to give more thorough individual

guidance to students in the dissatisfied group and also to improve the methods of classroom -teaching for such students.

は じめ に '92年12 ,月か ら'93年1月 に か け て, .国際学 部 の1.∼3年 生 を対 象 に(4年 生 は 調査 当 時 在 籍 せ ず),学 習 ・生 活 の 改 善 に 関 す る基 礎 資 料 を得 る た め,全 数 調 査 を実 施 した 。 調 査 の 計 画 と結 果 の 概 要 は,本 紀 要 別 掲 の小 林 ほ か の 論 文(厂 国 際 学 部 学 園生 活 調 査 報 告 」)に 報 告 され て い る。 こ の 小 稿 で は,① 履 修 科 目 や学 系 の 選 択, ② 履 修 計 画 作 成 に か か わ る参 考 情 報 ③ 出, 欠 席 の状 況,④ 学 習 技 術 と学 習 困難 事 項,⑤ 授 業 の 進 め 方 や 学 習 サ ポ ー ト指 導,⑥ 実 用 科

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目,資 格 講 座 新 設 の 要 望 な ど,学 習 ・生 活 に 占 め る 主 要 な 問 題 につ い て,.授 業 や 自己 の成 績 に満 足 感 を もつ層(満 足 層)と 不 満 を感 じ る層(不 満 層)の 両層 が どの よ うな 意 識 と行 動 上 の特 性 を示 して い るか,分 析 を試 み た。 こ の二 層 は,い わ ば 大 学 生 活 に適 応 的 な層 と そ うで も な い層 が もつ 相 違 を示 す よ う に も思 わ れ,そ の意 味 で は大 学 教 育 が あ らた に 当面 す る こ と とな った 課 題 と もか か わ る問 題 点 を 含 む もの と考 え られ る。 ま た,'91年 の 大 学 譯 置 基 準 昨 定 以 来 聶 題 とな って い る 一 般教 育 科 目は,こ の 層 別 分 析 に よ って み る と,学 習 ・生 活 に どの よ う な位 置 づ け を もつ もの と示 唆 さ れ る か につ い て も 触 れ て み た 。 な お,今 回 の 調 査 は全 数 調 査 で あ り,属 性 差 の 有 意 差 検 定 は行 っ て い な い 。 僅 差 比 較 も 可 能 だ が,文 中 で は有 効 サ ンプ ル 数 や デ ー タ の全 体 分 布 等 を勘 案 して,10%以 上 の差 の あ る もの を 中心 に,傾 向 を確 認 す る た め の参 考 と して,5%以 上 の 差 が あ る もの も と りあ げ, 相 違 の 所 在 を示 唆 す る こ と に し た。 以 下 に示 す 結 果 は,あ くまで も始 め て 試 み られ た単 一 の 調 査 事 例 か ら導 き 出 され た も の で あ り,今 回 指 摘 しえ た傾 向 や 両 層 間 の 相 違 につ い て は,今 後 継 続 的 な 調査 と分 析 に よ っ て確 認 を要 す る もので あ る こ と を,最 初 にの べ て お きた い 。 1満 足 層 と 不 満 層 の 定 義 と分 布 (1)定 義 と全 体 的分 布 授 業 に つ い て の満 足 度 を科 目 区分 別 に,次 の5段 階 で 尋 ね て み た(Q8参 照)。 ア 満 足 の ゆ く授 業 が ほ と ん どで あ る イ どち らか とい え ば,満 足 の ゆ く授 業 の 方 が 多 い ウ 満 足 の ゆ く授 業 とそ うで もな い 授 業 と は 大 体 半 々 で あ る エ どち らか とい え ば,不 満 を感 じ る授 業 の 方 が 多 い オ 不 満 を 感 じ る 授 業 が ほ と ん ど で あ る こ の う ち,ア+イ を 授 業 満 足 層,ウ を授 業 満 足 ・不 満 半 々 層,エ+オ を 授 業 不 満 層 の 三 つ に パ タ ー ン 化 し た 結 果 を,一 般 教 育,英 語, 第 二 外 国 語,保 健 体 育,専 門 科 目 の5区 分 に つ い て 比 較 す る と と も に,1科 目 区 分 あ た り の 平 均 値 を 試 算 し た も の が 図1で あ る 。 授 業 満 足 層 の 多 い 科 目 の 上 位3位 は,① 保 健 体 育(53%),② 第 二 外 国 語(47%),③ 英 語(40%)で,一 科 目 区 分 あ た り の 平 均 値 (39%)を 下 廻 る も の は,専 門 科 目(35%) と 一 般 教 育(20%)で あ る 。 一 方 授 業 満 足 ・ 不 満 半 々 層 は,同 様 に ① 一 般 教 育(44%), ② 英 語(33%),③ 専 門 科 目(32%)で,平 均 値(31%)を 下 廻 る も の が,保 健 体 育 (22%)と 第 二 外 国 語(22%)で あ る 。 さ ら に 授 業 不 満 層 は,① 一 般 教 育(33%),② 第 二 外 国 語(26%),③ 英 語(25%)で,保 健 体 育(19%)と 専 門 科 目(16%)は 平 均 値 (24%)を 下 廻 っ て い る 。 こ こ で 授 業 満 足 度 の 科 目 区 分 別 順 位 づ け を 行 う た め,前 記 の5つ の 回 答 選 択 肢 ア ∼ オ に そ れ ぞ れ5点,4点,3点,2点,1点 を 与 え,各 回 答 者 実 数 に 乗 じた 結 果 を み る と,① 保 健 体 育(1,740点),② 第 二 外 国 語(1,644 点),③ 英 語(1,642点),④ 専 門 科 目(1,491 点)⑤ 一 般 教 育(1,443点),と な っ た 。 今 回 の 調 査 で は,授 業 満 足 度 に 関 し て 一 般 教 育 と 専 門 科 目 が 他 に 比 べ て 不 評 で あ る こ と が わ か る 。 、 2,3年 生 を 対 象 に,そ れ ま で(1.年 次 と 2年 次)に 獲 得 し た 成 績 が 自分 に と っ て 満 足 の ゆ く も の か ど う か を 科 目 区 分 別 に,次 の5 段 階 で 尋 ね た(Q12お ア 満 足 し て い る イ ま あ 満 足 し て い る ウ 『あ ま り満 足 し て い な い 工 満 足 し て い な い オ ど ち ら と も い え な い こ の う ち ア+イ を 成 績 満 足 層,ウ+エ を 成

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績 不 満 層,オ を 回答 保 留 層 と してパ タ ー ン化 す る こ と と もに,1科 目区 分 あ た り・の 成 績 満 足 と不 満 の 平 均 値 を求 め て み た(図2)。 成 績 満 足 層 の 多 い 上 位3位 は,① 保 健 体 育 (73%),② 英 語(60%),③ 第 二 外 国 語 (59%)・ で,1科 目 区 分 あ た り平 均 値(61%) 図1授 業 満 足 ・不 満 層 等 の 分 布 一 科 目 区分 別 一 □ 授 業満足層 驪 授 業満足 ・不満半 々層 ■ 授 業不 満層 1科 目あ た り授 業 満 足 層 の 比率 1科 目'あた り授 業 満 足 ・不 満 半 々層 の 比 率 .1科 目あ た り授 業 不 満 層 の 比率 N=529人 図2成 績 満 足 ・不 満 層 等 の分 霜 一 科 目区分 別 一 □ 成績満足層 驪 成績不満層 ■ 回答保留層 1科 目あた り成績満足層の比率 1科 目あた り成績不満層 の比率 (回答保留層平均 は略) N=324人

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を保 健 体 育 以 外 の4つ が 下 廻 っ て い る 。 ま た 成 績 不 満 層 で は 同 じ く① 一 般 教 育(39%), ② 英 語(37%),③ 専 門科 目(35%)が 上 位 3位 を 占 め て お り,平 均 値(32%)を 下 廻 っ て い る の は,保 健 体 育(19%)の み で あ る 。 成 績 満 足 度 の 科 目区分 別 順 位 づ け を み る た め,前 記 の 回 答 選 択 肢 の うち ア ∼エ の4つ に, そ れ ぞ れ4点,3点,2点,1点 を与 え た 結 果(オ は 除外)で は,① 保 健 体 育(940点), ② 英 語(863点),③ 第 二 外 国 語(831点),④ 一 般 教 育(809点) ,⑤ 専 門科 目(792点)と な り,成 績 満 足 度 で も,専 門科 目 と一 般 教 育 が 低 い こ とが わ か った 。 (2)性 別,学 年 別,学 系 別,入 試:方法 別 の属 性 分 布 表1が,そ の分 布 状 況 で あ る。 まず 性 別 で は,授 業,成 績 両 面 で5科 目全 部 に わ た り, 女 子 の 満 足 層 が男 子 の そ れ を上 廻 って い る 。 と くに 女 子 の成 績 満 足 層 は,全 区 分 を通 じ6 割 以 上 と多 く,ま た男 子 と の差 が10%以 上 あ る こ とが特 徴 的 で あ る 。 こ の結 果 は,い わ ば 予 想 通 りで,男 女 差 の 規模 や程 度 が,今 回 初 め て 数 字 の 上 で 確 認 され た と も い え よ う。 学 年 別 で は,授 業 満 足 層 を科 目区 分 別 に み る と,専 門科 目で は さす が に2・3年 生 の 方 が 1年 生 よ り2倍 近 く多 い こ と,ま た 英 語 に 関 して は,学 年 を追 う ご と に満 足 層 が 減 少 して い る こ とが わ か る。 学 系 別(2∼3年)で は,成 績 満 足 層 が体 育 以 外 の4科 目区 分 で,多 い 順 に① 文 化,② 関 係,③ 経 済 と並 ぶ 傾 向 が み られ る。 最 後 に 入 試 方 法 別 で は,「 付 属 ⊥ と 厂留 学 生 等 」鹽は サ ン プル 数 が 少 数 な の で,と りあ え 、ず 「学 力 」 と 一「推 薦 」 の 両 層 の満 足 層 を比 較 して み る と,授 業,成 績 φ 両 面 で ほ ぼ5科 目 区 分 に わ た り 《第 二 外 国 語 の 成 績 面 を の ぞ く),「 学 力 入 試 」 で 入 学 し て きた 層 よ り も 「推 薦 入 試 」 で 入 学 し て き た層 の 方 に ど ち ら 表1授 業 と成績 の満 足 ・不満 層 の属 性分 布(科 目区分 別) % 満 足 層 不 満 層 授 業 成 績 授 業 成 績 一般専門 英

二外幽

一般 専門 英 二外体育一般専門 英 二外体育一般専門 英 二外 体育 性 別 男 18 31 35 43 48 45 48 50 53 68 40 23 28 27 24 49 42 43 36 25 女 23 39 44 50 58 67 64 69 64 78 26 11 22 24 15 30 28 30 28 20 学 年 1 20 22 47 43 30 一 一 一 一 一 33 19 20 28 37 皿 一 一 一 一 2 22 43 39 56 52 56 58 61 61 75 34 13 23 17 5 40 33 36 31 22 3 20 43 30 38 41 56 55 58 56 70 31 18 36 34 13 37 38 37 34 24 学系 2 6 釜 文化 33 、 43 33 61 67 74 70 76 63 76 26 11 20 20 6 26 28 24 33 24 関係 16 41 33 43 67 55 57 58 61 72 37 13 34 29 11 41 35 39 32 25 経済 22 45 39 50 69 48 50 55 54 73 31 19 24 19 6 42 38 40 31 19 入 試 方 法 別 学力 18 31 38 45 48 52 53 60' 61 68 41 22 27 30 24 44 39 37 33 28 推薦 20 37 43 51 61 63 60 63 60 78 25 9 23 21 15 34 33 35 34 18 付属 29 35 27 50 74 64 60 52 64 92 9二 9 18 24 3 32 32 44 32 8 留 学 生 等 33 60 55 41 45 48 67 56 33 67 19 10 19 12 14 37 22 37 22 22 注 小 林 ほか の 「調 査 報 告 」 表1を ま とめた もの 。 母 数 は そ れ ぞ れの属 性別 有 効 回答 数(た だ し成 績 学 系 は2・3年 の み)な お,別 途 試算 した、 入 試 方法 別 で 「付 属 」と「留 学生 等 」の 母数 は50人 以 下

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か とい う と満 足 層 が 多 い傾 向 が うか が え る。 満 足 度 に 関 わ る要 因 に は複 雑 な もの が あ ろ う が,今 後 「学 力 入 試 」 の補 欠 入 学 者 の追 跡 調 査 な ど,ひ きつ づ き分 析 を 加 え る必 要 が あ ろ う。 (3)ク ロス 集 計 に よ る四 層 の分 布 2∼3年 生 の授 業 満 足 層 と 同不 満 層 をそ れ ぞ れ100と して,成 績 満 足,不 満 層 との 関 連 を そ れ ぞ れ ニ パ タ ンに 分 けて み た もの が 図3 で あ る。 まず授 業 満 足 層 で は 授 業 に も成 績 に も満 足 して い る層 が,5区 分 を通 じて授 業 満 足 層 の 7割 以 上 を 占 め て い る。 一 方 授 業 に は満 足 し て い るが 成 績 に は不 満 を もつ層 が,各 区分 を 通 じて 授 業 満 足 層 の2割 台 以 下 とな っ て い る。 科 目区分 別 にみ る一 つ の 特 徴 は,授 業不 満 層 の 内訳 をみ る と英 語 に関 して は,授 業 に は 不 満 だ が成 績 に は満 足 して い る者 が,5科 目 区 分 で授 業 不 満 層 中 も っ と も多 い こ とで あ ろ う。 2勉 学 志 向 に か か わ る 両 層 の 差 異 分 析 (1)勉 学 志 向 の 濃 淡 差 学 園 生 活 目的 を尋 ね た(Q4)結 果 を,授 業 満 足 層 と不 満 層 別 に み る と,第1位 を 占 め た 項 目に相 違 が あ らわ れ た 。 満 足 層 は5区 分 を通 じて す べ て 「豊 か な教 養 」 を あ げ て い る (表2)。 一 方 不 満 層 は や は り5区 分 を通 じて す べ て 「青 春 ・自 由」 をあ げ て い る 。 まず こ の 結 果 か ら,こ の両 層 間 に は い わ ば 勉 学 志 向 に濃 淡 の 差 が あ る こ とが う か が わ れ た 。 こ の 点 を確 め る た め,次 に 「科 目選 択 理 由 」 との 関連 をみ た(表3)。 両 層 問 に差 が あ る理 由 は,授 業 満 足 層 で は 厂時 間 割 の 関 係 」 と い う物 理 的 制 約 を の ぞ く と,「 科 目へ の 興 味 」 が5区 分 共 通 に 授 業 不 満 層 よ り多 い 。 ま た成 績 満 足 層 で は1英 語, 体 育 を の ぞ く3区 分 につ い で 同 じ傾 向 が み え る。 さ ら に 「先 生 へ の 親 しみ や 尊 敬 」 も一 般 教 育 と専 門 科 目で,授 業,成 績 満 足 層 に と も に多 くあ らわ れ て い る 。 満 足 層 は不 満層 よ り も,概 して 科 目選 択 に あ た っ て科 目内 容 へ の ・ 図3授 業 満 足 ・不 満 と成 績 満 足 ・不 満 との 関 連 科 目区分 別) 授業満足で成績満 足 授業満足だが成績 不満 授業不満だが成績満足 授業不満で成績不満 、2∼3年 生 の授 業 満 足 層 と 同 不 満層 が そ れ ぞ れ 分母 夛五 口口

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表2授 業 満足 ・不 満層の 学 園生 活 目的 第1位(科 目区分 別) % 一 般教 育 専門科 目 第二外国語 保 健体育 満足 不満 満足 不満 満足 不 満 満足 不満 満足 不満 項 目 豊 か な 教 養 65 青 春 ・ 自 由 52 豊 か な 教 養 65 青 春 ・ 自 由 47 豊 か な 教 養 67 青 春 ・ 自 由 50 豊 か な 教 養 63 青 春 ・ 自 由 52 豊 か な 教 養 59 青 春 ・ 自 由 57 注 複数回答 表3授 業 と成績 の満 足 ・不 満層 の科 目選択理 由(科 目区分 別) 両層問に5%以 上 の差がある もの% 目区分 層 別 一般 教 育 専門科 目 第二外国語 保健体育 満 授 業 科 目へ の興味 時間割の関係 時間割の関係 時問割の関係 時間割 の関係 足 〉 83>62 先 生へ の尊敬 82>75 科 目へ の 興 味 82>75 科 目へ の 興 味 84>79 科 目へ の興 味 85>77 科 目へ の興 味 不 満 22>15 77>58 先 生へ の 尊敬 75>64』 75>70 75>64 23>14 成 績 蒔 問割 の関係, 時間割の関係 時問割 の関係 85>78 84>79 85>78 科 目へ の興 味 科 目へ の 興 味 科 目へ の興 味 75>70 75>66 75>69 先生へ の尊敬 先生への尊敬 23>18 24>16 不 授 業 単位 の と りや す さ 単位 の と りやす さ 出 欠 が ノ ー チ ェ ッ 満 V 36<45 出 欠 が ノ ー チ ェ ッ 38〈43 出 欠 が ノ ー チ ェ ッ ク8<18 満 ク8<13 ク11〈17 足 成 績 単位 の と りや す さ 単位 の と りやす さ 単 位 の と りや す さ 単位 の と りやす さ 出 欠 が ノ ー チ ェ ッ 41<46 40<50 40<48 42<47 ク10<16 出 欠が ノ ーチ 土 ッ 友 人 と一 緒8<18 ク10<15 興 味 や教 員 め 学 識,人 柄 へ の尊 敬,親 しみ の 有 無 とい っ た点 を重 視 して い る よ うで あ る。 一 方 不 満 層 が 満 足 層 よ り多 い 理 由 は ,「 単 位 の と りや す さ」(体 育 以 外 の 成 績 不 満 層 に 共 通 の ほ か 一 般 教 育 と専 門 の 授 業 不 満 層), 「出 欠 ノ ー チ ェ ック」(第 二 外 国語 以 外 の4区 分)な どで あ る。 不 満 層 は満 足 層 よ り もい わ ば楽 勝 的 な 科 目か ど うか を重 視 して 履 修 科 目 を選 択 す る傾 向 が あ る よ うで,両 層 間の 勉 学 志 向 の濃 淡 差 が あ らわ れ て い る もの と思 わ れ る。 な お,学 年 始 め の履 修 計 画 作 成 時 の 参 考 情 数値 は満足層 と不満層の順で表示(以 下同 じ) 報 を尋 ね た(Q5)結 果 で は5区 分 を通 じて, 「と くに 参 考 に す る も の は な い 」 が 満 足 層 よ り も不 満 層 に多 い 。 ま た,参 考 情 報 の 内 容 を 各 層 別 に み た表4で も,両 層 問 に差 が あ る参 考 情 報 の 出現 数 が 延 計32対11と,不 満 層 は満 足 層 の ほぼ÷ で あ り履 修 計 酢 成 に寄 せ る 関 心 の強 弱 差 が う かが わ れ る。 また 内容 的 に は,満 足 層 は ど ち らか とい う と 「講 義 概 要 」 や 「履 修 の 手 引 き」,厂第1週 目の 授 業 の 印象 」 な ど大 学 側 が 公 式 に提 供 し て い る もの を重 視 して い る の に対 し,不 満 層 は 「教 務 オ リエ ン テ ー シ ョ ン」 な どが あ る も

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表4授 業 と成績 の 満足 ・不満 層の 履 修計 画参考 情報(科 目区分 別) 両層間に5%以 上の差がある もの%

訳 臀

一 般教 育 専 門科 目 第二外国語 保健体育 満 足 授 業 講 義概 要85>65 履 修 の手 引 き 講 義概 要78>59 履 修 の手 引 き 講 義 概 要73>69 履 修 の手 引 き 講 義概 要74>68 時 間 割76>70 講義 概 要75>66 時 間割77>62 〉 不 満 55>50 56>43 時 間 割75>70 第1週 目 授 業 54>44 時 間割76>63 先 輩 友 人情 報 学 内情 報 誌15>9 第1週 目授 業 52>39 先輩 ・友 人 ・情 報 57>49 第1週 目授 業 50>38 60>50 53>34 第1週 目授 業 48>40 成 績 講義 概 要81>66 第1週 目授 業 講 義概 要78>71 講 義概 要80>65 講義 概 要80>63 時 間割82>75 61>45 時 間 割83>73 時 間 割82>76 時 問割81>73 第1週 目授 業 第1週 目授 業 第1週 目授 業 第1週 目授 業 63>44 61>45 58>50 57>49 不 授 業 先輩友人情報 学 内情報 誌12<17 学 内情 報誌9〈23 満 47<58 〉 成 績 先輩友 人情報 履修の手 引 き 先輩友州 青報 先輩友人情 報 先輩友人情報 満 49〈58 46〈51 49<56 49〈57 50〈58 足 先輩友人情報 教 務 オ リエ ンテ ー 教 務 オ リエ ン テ ー 48〈57 シ ョ ン13〈19 シ ョ ン14〈25 の の,傾 向 と し て は 「先 輩,友 人 の 情 報 」 な ど い わ ば 非 公 式 情 報,資 料 を 重 視 す る 者 が 多 い こ と が う か が わ れ る 。 さ ら に 表5で は 厂欠 席 理 由 」 と の 関 連 を み た 。 満 足 層 が 不 満 層 よ り も多 くあ げ た 理 由 は, 授 業,成 績 の 両 面 を 通 じ て 厂病 気 ・忌 引 き」 (延 計6件),「 バ ス の 混 雑 」(延 計3件),「 ク ラ ブ や サ ー ク ル 」(計1件)の 三 つ で あ る 。 一 方 不 満 層 の 方 が 多 い 理 由 は ,「 授 業 が つ ま ら な い 」(延 計8件),「 朝 寝 坊 」(延 計4件) 「出 欠 が ノ ー チ ェ ッ ク 」 と 「ア ル バ イ ト等 」 (各 延 計3件),「 バ ス の 混 雑 」(延 計2件)そ れ に 「友 人 と の つ き あ い 」(計1件)と な っ て い る 。 両 層 に 共 通 に み え る の は,「 バ ス の 混 雑 」 で 通 学 バ ス の 問 題 が 両 層 の 悩 み の タ ネ で あ る こ とが う か が わ れ る 。 し か し そ れ 以 外 で は, 「病 気 ・忌 引 き 」 な ど や む を え な い 欠 席 理 由 が 満 足 層 に 多 い の に 対 し,厂 出 欠 ノ ー チ ェ ッ ク 」 な ど,と て もや む を え な い と は思 え な い もの が 不 満 層 に 多 く,こ れ も両層 間 の勉 学志 向 の 濃 淡 差 を うか が わ せ る もの と思 わ れ る 。 最 後 に,学 系 選 択 理 由 との 関 連 をみ よ う。 今 回 の 調 査 で は,授 業 と成 績 の満 足,不 満 と 学 系 選 択 結 果 の 自 己 評 価 との 関連 は わ りに 薄 く,両 層 と も5区 分 を通 じて 「良 か っ た」 ま た は 「ま あ 良 か っ た 」 とす る層 が6割 以 上 と 多 数 を 占 め た。 両 層 間 に相 違 が あ るの が,学 系 選 択 理 由 で あ る。 表6を み る と満 足 層 が 多 くあ げ る理 由 は, 「勉 強 した い 科 目が 多 い 」(延 計10) ,厂 学 系 の 特 色 」(延 計6)な どで,「 両 白そ うな 印 象 」 (延 計2),「 就 職 を考 慮 」 「履 修 科 目 の 難 易 度 」 は そ れ よ り少 な い(各 計1)。 一 方 不 満 層 が 多 くあ げ る 理 由 は,「 面 白 そ う な 印 象 」 (延 計4)「 友 人 と一 緒 」(延 計2)「 志 望 人 数 の 傾 向 」(計1)で あ る。 こ の うち 「面 白 そ う な印 象 」 は 前 述 の 通 り満 足 層 に もあ り,両

(8)

表5授 業 と成績 の満 足の不 満層 の 欠席理 由(科 目区分別) 両層問に5%以 上の差がある もの%

謎 巨

一 般 教 育 専 門科 目 第二外国語 保健体育 満 授 業 病気,忌 引 き 病気,忌 引 き 病気,忌 引 き 病気,忌 引 き 足 V 37>19 バ ス の 混 雑28>19 31>23 バ ス の 混 雑27>16 29>15 26>19 不 成 績 病気,忌 引 き クラ ブや サ ー ク ル バ ス の混雑24>18 病気,忌 引 き 満 33>24 12>5 30>25 不 授 業 授 業が つ ま らな い 授 業が つ ま らな い 授 業が つ ま らな い 授 業が つ ま らない 授 業が つ ま らな い 満 〉 30<61 出 欠 が ノ ー チ ェ ッ 36〈56 出 欠 が ノ ー チ ェ ッ 41<53 45〈55 朝寝 坊59〈65 43〈56 バ ス の 混 雑21<28 満 ク23<33 ク28<32 出 欠 が ノ ー チ ェ ッ 足 アルバ イ トな ど ク25〈33 13<23 成 績 アルバ イ トな ど アルバ イ トな ど 授 業が つ ま らな い 授 業が つ ま らない 授 業が つ ま らな い 12〈20 13<21 41〈46 41<47 41〈48 朝寝 坊58<69 友 人 との つ きあ い 朝寝 坊59<69 9<14 朝寝 坊60〈68 バ スの 混雑20<27 層 共 通 の 学 系 選 択 理 由 と な っ て い る よ うで あ る。 しか し,全 体 の傾 向 と して は,満 足 層 は ど ち ら か とい う と学 系 の特 色 や 勉 強 した い 科 目 に ひ か れ て 学 系 を選 択 して い る節 が み られ る。 一 方 不 満 層 に は そ う し た 様 子 は 薄 く, 「友 人 と一 緒 」 な ど を重 視 して い る よ う で あ る。 こ れ らか らす る と,学 系 選 択 理 由 に も勉 学 志 向 の 濃 淡 差 が あ らわ れ て い る もの と理 解 され よ う。 (2)勉 学 志 向 の濃 淡 差 が もた らす もの こ こ で も う一 度 科 目選 択 理 由 との 関 連 をみ た,表3に も ど り,今 度 は 授 業(満 足,不 満)と 成 績(満 足,不 満)と の 関係 に 注 目 し て み よ う。 まず 授 業 満 足 層 が 同不 満 層 よ り多 くあ げ て い る理 由 と成 績 満 足 層 が 同不 満 層 よ りも多 くあ げ た 理 由 とで 共 通 な もの が 多 い こ と に気 が つ く。 例 え ば 「時 間 割 の 関係 」 以 外 で も,厂 科 目へ の 興 味 」 が 英 語 以 外 の4区 分 で,ま た これ に 「先 生 へ の 親 しみ や尊 敬 」 を 加 え た 二 つ で は 一 般教 育 と専 門教 育 で 二層 共 通 とな っ て い る 。 これ は こ う した 理 由 で科 目 を選 択 した結 果 が,授 業 へ の満 足 感 の み な ら ず,こ の2区 分 で は 成 績 上 の満 足 感 に もつ な が る こ と を示 唆 す る もの で あ ろ う。 一 方 授 業 不 満 層 が 同満 足 層 よ り多 くあ げ る 「単 位 の と りや す さ」 ま た は 「出 欠 ノ ー チ ェ ック」 は, 成 績 不 満 層 の比 率 が 高 い 理 由 と な っ て い る 。 こ れ ら は,い わ ば 楽 勝 志 向 で科 目 を選 ん だ結 果 が必 ず し も授 業 あ るい は成 績 上 の満 足 感 に 結 び つ き に くい こ と を うか が わ せ る もの で あ ろ う。 こ う した傾 向 は,欠 席 理 由 との 関 連 を み た 表5に も あ らわ れ て い る よ うで あ る。 即 ち, す で に触 れ た よ うに 「病 気 ・忌 引 き」 な どの や む を得 な い理 由 で の 欠 席 は,授 業 や成 績 の 不 満 に はつ な が らず,.逆 に 「授 業 が つ ま らな い 」 「ア ル バ イ トな ど」 「朝 寝 坊 」.等の欠 席 理 由 は,授 業 の み な らず 成 績 面 の不 満 につ な が っ て い る様 子 が うか が わ れ る 。 つ ま り勉 学 志

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表6授 業 と成績 の 満足 ・不満 層の 学 系選択 理 由(科 目区分別) 両層 問に5%以 上の差があ るもの% 斗目区分 層 別 一般 教 育 専 門科 目 英 語 第二外国語 保健体育 満 足 〉 不 授 業 勉 強 したい 科 目が 多 い62>56 学 系 の特 色55>39 先 生 の学 識26>10 勉 強 した い科 目が 多 い61>48 学 系 の特 色55>39 勉 強 した い科 目が 多 い64>47 勉 強 した い科 目が 多 い61>45 必 修科 目の難 易度 11>5 勉 強 したい 科 目が 多 い58>51 満 面 白そ うな印象 39>32 成 績 学系 の特 色54>45 学系 の特 色53>42 学系 の特 色57>40 学 系 の特 色55>45 就 職 を考 慮34>21 勉 強 したい科 目が 勉 強 したい科 目が 勉 強 した い科 目が 勉 強 したい 科 目が 勉 強 したい科 目が 多 い58>47 多 い59>47 多 い61>42 多 い58>41 多 い56>47 先 生 の学 識23>14 面 白 そ う な印象 43>38 不 授 業 面 白 そ う な印象 面 白 そ うな 印象 面 白そ う な印象 満 33<42 36<42 35〈43 V 成 績 友 人 と一 緒6<13 友 人 と一 緒7<14 志望人数の傾 向 満 面白そ うな印象 5<10 足 38<46 向 の 薄 さが 当然 の こ と なが ら授 業 や 成 績 へ の 不 満 を残 す 結 果 に 終 って い る もの と思 わ れ る。 以 上,学 園 生 活 目的 意 識,科 目選 択 理 由, 履 修 計 画 参 考 情 報,欠 席 理 由,学 系 選 択 理 由 の5項 目 と満 足 層,不 満 層 との 関 連 をみ た 。 今 回 の分 析 で は,こ の 両層 問 に勉 学 志 向 あ る い は意 欲 の 濃 淡 差 が あ る こ とが うか が わ れ た 。 そ して そ の 差 異 は,学 系 選 択 や成 績 面 な ど に も影 響 を もつ こ とが示 唆 さ れ た 。 大 学 の 大 衆 化 の 中 で,・大 学 で の 学 習 に は必 ず し も適 応 的 と は い い に くい こ の層 に ど う対 応 して い くか が,一 つ の 課 題 とな るの で は あ る まい か 。 3満 足 層 と 不 満 層 の 学 習 技 術 こ の両 層 が 学 習 に さい して採 用 して い る テ クニ ック が 何 か をみ た の が 表7で あ る。 こ こ で は 授 業 満 足 層 が 同不 満層 よ り も多 く 用 い て い る 学 習 技 術 は,延 計25件 と他 の3層 よ りか な り多 く(成 績 満 足 層 延 計16,授 業 不 満 層 延 計3,成 績 不 満 層 延 計4),こ の 層 が 多 様 な テ ク ニ ック を利 用 して勉 学 にあ た っ て い る様 子 が うか が わ れ る 。5区 分 に 共通 にあ ら わ れ て い る の が,「 大 事 だ と思 う所 は,と くに熱 心 に き き,要 点 を ノ ー トす る」 で,こ の"要 点 ノ ー ト"技 術 が 授 業 満 足 感 と か か わ る 共 通 技 術 で あ る こ とが 示 唆 され る。 ま た授 業 不 満 層 との差 もわ りに大 き く,体 育 の9% 差 をの ぞ く他 の4区 分 で10%以 上 で あ る 。 と く に一 般 教 育 と専 門科 目で は そ れ ぞ れ28%, 27%と 大 差 が あ り,と りわ け こ の2区 分 の授 業 満 足 と関 係 が深 い よ うで あ る 。 次 に多 い の が 「ノ ー トは科 目別 に と る」 と 「テ キ ス トや 配 付 資 料,自 分 の ノ ー トの 大 事 な 所 に線 や 印 をつ けな が ら読 む 」 で,英 語 あ る い は第 二 外 国語 以外 の4区 分 にあ ら わ れ て い る。 ま た 「予 習 をす る」 が,一 般 教 育,英 語,第 二 外 国 語 に,「 自分 で 辞 書 や辞 典 を 引 い た り,図 書 館 な どで 詳 し く調 べ る」 が,一 般 教 育 と専 門 科 目 に,そ して 「疑 問 の あ る 点 は,先 生 や 先 輩,友 人 に き く」 が,一 般 教 育 と第 二 外 国 語 に,さ ら に 「先 生 の 顔 をみ な が, ら話 を き く」 が 専 門科 目 と体 育 の 授 業 満 足 層

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表7授 業 と成績 の満 足 ・不満 層 の学習 技術(科 目区分別) 両層 間に5%以 上の差がある もの% '目 区分 層別 一 般教 育 専 門科 目 英 語 第二外国語 保健体育 満 授 業 要 点 を ノ ー ト 要 点 を ノ ー ト 要 点 を ノ ー ト 要 点 を ノ ー ト 要 点 を ノー ト 足 〉 71>43 科 目 別 ノ ー ト 66>39 テ レ ビ等 か ら 57>46 テ レ ビ等 か ら も 57>46 テ キ ス トに 線 58>49 テ レ ビ 等 か ら も 不 満 71>58 テ キ ス トに 線 44>29 科 目別 ノ ー ト 39>34 科 目別 ノ ー ト 30>23 先 生 等 に き く 38>29 科 目別 ノ ー ト 36>23 68>53 70>53 20>13 65>60 図書 館29>19 テキ ス トに線 予 習30>20 予 習27>20 テ キ ス トに線 先 生 等 に き く 37>26 33>21 19>13 図書館27>18 先生 を 注視29>22 予 習26>21 先 生 を注 視30>25 成 績 科 目 別 ノ ー ト 科 目別 ノ ー ト 科 目別 ノ ー ト 科 目 別 ノ ー ト 科 目別 ノ ー ト 74>53 73>53 70>58 71>55 70>52 要 点 を ノ ー ト 要 点 を ノ ー ト 要 点 を ノ ー ト 要 点 を ノ ー ト 64>46 62>50 61>48 58>50 テキ ス トに線 テ レ ビ等 か ら も テ レ ビ等 か らも 予 習19>13 40>26 42>32 40>35 図 書館27>21 図書 館28>20 予 習20>13 不 満 授 業 テ レ ビ ・新 聞 ・本 ・雑 誌 等 か ら も テ キ ス トに線 24〈30 予習20<31 V 25〈40 満 成 績 テ レ ビ ・新 聞 ・本 先 生等 に き く 予習15<26 足 ・雑 誌 等 か ら も, 16〈21 36〈41 先 生 を注 視26<37 にそ れ ぞ れ 多 くな っ て い る 。 これ らの結 果 は, 各 科 目区 分 で の 授 業 満 足 感 とか か わ りの あ る 学 習 技 術 の 所 在 を示 唆 して い る もの と思 われ る 。 成 績 満 足 層 が 同 不 満 層 よ りも多 くあ げ られ て い る学 習技 術 は,い わ ば 自分 が 満 足 し う る 成 績 を あ げ る の に有 用 な学 習 技 術 を うか が わ せ る もの で あ ろ う。 「科 目別 に ノ ー トを とる 」 は5区 分 全 部 に出 て お り,こ れ が 成 績 上 の 満 足 感 にか か わ る,基 礎 的 な共 通 要 素 で あ る こ とが 示 唆 され る。 つ い で 「要 点 を ノ ー ト」 が 体 育 以 外 の4区 分 に,ま た 「予 習 をす る」 は, 授 業 満 足 層 と同 じ く英 語,第 二 外 国 語 とい う 語 学 関 係 科 目区分 に 共 通 に あ らわ れ て お り, 外 国 語 学 習 に お け る 「予 習 」 の重 要 性 を うか が わ せ て い る 。 「図 書 館 等 で 詳 し く調 べ る」 は専 門科 目 と英 語 に あ らわ れ て い るが,こ の 2区 分 に も う一 つ 共通 に あ ら わ れ て い る の が, 「授 業 以 外 に も,テ レ ビ,新 聞,本,雑 誌 な どで 知 識 を得 る」 で あ る 。 こ の こ と は,自 分 が 満 足 し う る よ う な成 績 をあ げ られ る よ う な, 勉 学 意 欲 に富 む学 生 は,マ ス コ ミが伝 え る知 識,情 報,解 説 に も興 味 を示 し,そ れ が 専 門 科 目の レポ ー ト作 成 や英 語 の テ キ ス ト内 容 の 理 解 な ど に役 立 っ て い る こ と を示 唆 して い る もの と も思 え よ う。 なお,授 業 と成 績 の両 方 の 満 足 層 に同 じよ う にあ らわ れ て い るた め,両 方 の満 足 感 を得 る の に共 通 の 学 習 技 術 とみ られ る もの もあ る。 ほ ぼ5区 分 共 通 にみ ら れ る もの に は 「科 目別

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ノ ー ト」 が あ る ほ か,「 要 点 を ノ ー トす る」, 「テ キ ス トに線 や 印 を つ け る」 が あ り ,こ れ ら の学 習 技術 習 得 の重 要 性 が うか が わ れ る。 一 方 不 満 層 が 満 足 層 よ り も多 くあ げ る学 習 技 術 を み る と,ま ず 全 体 の 数 が 延 件 数 で 満 足 層 の17%(7対41)と 少 な く,こ の層 の 勉 学 志 向 の濃 淡 差 を改 め て示 して い る 。科 目区 分 別 の 傾 向 で 注 目さ れ る の は,「 テ レ ビ,新 聞, 本,雑 誌 等 で 知 識 を得 る」 が,前 述 の 通 り専 門 科 目 と英 語 の 授 業 と成 績 両 方 の満 足 層 に多 くあ ら わ れ て い る一 方 で,一 般 教 育 の授 業 と 成 績 双 方 の不 満 層 に も共 通 に あ らわ れ て い る こ とで あ ろ う。 一 般 教 育 に 不 満 を もつ この 層 が,知 識 吸 収 を補 な う方 法 と してマ ス コ ミに依 存 して い る 様 子 は,こ れ が9技 術 中 唯 一 つ,授 業 満 足 層 と大 差(15%)を つ け て い る こ とか ら も知 ら れ る。 しか しそ れ が 必 ず し も満 足 す べ き結 果 と結 びつ レ}てい な い こ と は,同 じ項 目が 成 績 不 満 層 に多 い と とか ら も知 られ よ う。 この こ と は,単 に マ ス コ ミば か りに依 存 して い て は 不 十 分 で,や は り 「要 点 を ノ ー トす る」 な ど 授 業 内 容 に即 した 地 道 な 努 力 が 欠 かせ な い こ と を うか が わ せ る もの で あ ろ う。 な お,「 疑 問 の あ る点 は,先 生 や 先 輩,友 人 に き く」 が 第 二 外 国 語 で,授 業 満 足 層 にあ らわ れ て い る と と もに,成 績 不 満 層 に も見 い 出 され,指 導 の 難 し さ を うか が わせ て い る。 4両 層 の 学 習 困 難 事 項 さて 満 足 層 と不 満 層 は,一 方 で どん な 学 習 上 の 困 難 点 を 感 じて い るで あ ろ うか 。 表8が そ の 結 果 だ が,ま ず 目立 つ の は授 業 満 足 層 に そ の 数 が 多 い(延 計16)こ とで,他 の3層(授 業 不 満 層 延 計6,成 績 満 足,不 満 層 が と もに延 計7)よ り も10件 程 度 上 廻 っ て い る。 こ こ か ら は,授 業 に満 足 して い る とい って も そ こ に は多 くの 問 題 点 が 隠 され て い る 様 子 が う か が わ れ る 。 なか で も多 い の が 体 育 で,こ の科 目区 分 に は図1,2で 示 した よ う に,授 業,成 績 の 両 面 で 満 足 層 が 多 い が,学 習 困 難 事 項 も,ま た こ れ らの 合 計 で延 計7件 と,5区 分 を通 じ もっ と多 い(他 区分 は 延 計 3∼6件)。 次 に 困 難 事 項 を 内 容 的 に み る と,「 先 生 の 声 や 黒 板 の字 が小 さ くて,ノ ー トが と りに く い」 が 専 門以 外 の4区 分 に 共 通 して み られ る ほ か,「 授 業 の ス ピ ー ドが 早 く,つ い て い き に くい 」,「質 問 し に くい雰 囲気 が あ り,わ か らな い ま ま に な りや す い」,「授 業 の レベ ル が 高 くて 理 解 しに くい 」 が2区 分 ない し3区 分 に 共 通 して み られ る。 こ れ らの 点 は,い っ て み れ ば 教 員 側 の配 慮 で か な りな 程 度 解 消 に 向 う もの と思 わ れ る 。 一 方 学 生 側 に原 因が あ る と思 わ れ る事 項 と して,専 門科 目の 「ま わ り が う る さ くて,話 が 聞 き と りに く い」(授 業 満 足 と成 績 不 満 の 両層 に多 い)な どが あ げ ら れ よ う。 成 績 満 足 層 が,同 不 満 層 よ り も多 くあ げ る 事 項 と して は,「 授 業 の ス ピ ー ドが 早 く,つ い て い き に くい」 が 英 語 以 外 の4区 分 に共 通 して み られ る。 成 績 面 で 満 足 で き る成 果 を あ げ た もの の,そ の過 程 で は 自分 に と って 早 す ぎ る授 業 ス ピ ー ドに悩 ん だ学 生 が い る様 子 が う か が え よ う。 一 方授 業 不 満 層 が 同 満 足 層 よ り多 くあ げ て い る 点 で は,「 授 業 の 内容 に興 味 が もて な い 」 が 英 語,第 二 外 国語 の 語 学 関係 以外 の3区 分 共 通 にみ られ,こ の層 が 当 該 の科 目区 分 の授 業 内 容 に十 分 な動 機 づ け を感 じて い な い こ と が 示 唆 され よ う。 そ の 他 英 語 の授 業 不 満 層 に は 「話 に ま とま りが 多 い の で,話 の つ なが り' が わ か ら な い」 な どが 多 い。 また 成 績 不 満 層 に 多 い事 項 の 内 容 をみ る と, 「声 や字 が小 さ くて ノ ー トが と りに くい 」 「質 問 が し に くい 」 「話 に ま と ま りが な い」 な ど 教 員 側 にか か わ る とみ ら れ る 問 題 点 もあ げ ら れ て い る。

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表8授 業 と成績 の満 足 ・不 満 層 の学習 困難事 項(科 目区分 別) 両層 問に5%以 上の差がある もの% 斗目区分 層 別 一般 教 育 専門科 目 英 語 第二外国語 保 健:体育 満 足 授 業 声 が小 さ くて ノ ー トが とれ ない まわ りが うる さ い 25>15 声 が小 さ くて ノー トが とれ な い 声 が 小 さ くて ノー トが とれ な い 声 が 小 さ くて ノ ー トが とれ な い 〉 不 43>35 ま わ りが う る さ い レベ ル が 高 い 18>10 41>35 テ キ ス トが な く ノ 44>30 テ キ ス トが な く ノ 44>38 ス ピ ー ドが 早 い 満 28>17 ス ピ ー ドが 早 い 一 トが と り に くい 27>19 一 トが と り に くい 24>15 19>11 レ ベ ル が 高 い 22>11 質問 しに くい 18>8 質 問 しに くい 21>14 欠席が多 くて話の 20>15 つ な が りが不 明 レベ ル が高 い 11>5 21>12 成 績 ス ピ ー ドが 早 い ス ピー ドが 早 い テ キ ス トが な くノ 内容 に興味が もて 24>16 23>15 一 トが と り に く い な い56>49 24>14 テ キ ス トが な くノ ス ピー ドが 早 い 一 トと り に くい 22>13 23>15 ス ピー ドが 早 い 22>12 不 授 業 内容に興味が もて 内容 に興味が もて 話 に ま と ま りが な 質 問 しに くい 内容 に興味が もて 満 ない48<68 な い43<60 い32<40 16<22 な い53<58 〉 欠席が多 くて話の 満 つ なが りが 不 明 足 6<22 成 績 声 が小 さ くて ノ ー 声 が 小 さ くて ノ ー 内容 に興味が もて 話 に ま と ま りが な トが とれ な い トが とれ な い な い52〈58 い39<44 37<43 34〈46 質問 が しに くい ま わ りが うる さ い 15〈20 19<25 レベ ル が 高 い 13〈20 5満 足 層 と 不 満 層 の 授 業 の 進 め 方 へ の 要 望 表9を み る と,こ こ で も授 業 満 足 層 が 同不 満 層 よ り多 くあ げ る要 望(延 計15件)が 他 の 3層 を上 廻 って い る(授 業 不 満 層 計1,成 績 満 足 層 延 計8,同 不 満 層6)。 前 述 の 学 習 困 難 事 項 と同 じ傾 向 に あ る こ と は,彼 らが 授 業 に満 足 感 を抱 い て い る も の の, 内心 そ の 内容,方 法 に少 な か らぬ 要 望 を秘 め て い る こ とが 知 られ よ う。 な か で も5区 分 共 通 に み られ る もの が 「授 業 以 外 の 場 で も,学 生 との個 人 的 接 触,対 話 を もっ と積 極 的 に し て ほ しい 」 で あ る 。 この 種 の要 望 は,私 立 大 学 連 盟 の 調 査 で も,ま た 文 教 大 学 の 全 学 部 調 査 で も上 位 に あ る との こ とで あ る が(小 林 勝 法 「文 教 大 学 教 員 の教 育 改 善 に対 す る意 向 と 実 態,文 教 大 学 教 育 研 究 所 紀 要NO2, 1993),国 際 学 部 に 関 して は,開 学 以 来 ア ド バ イザ ー 制(1年 生),プ レゼ ミ制(2年 生) が 実 施 さ れ て い る 。本 調査 で の 自由 回 答 記 述 欄 を み る と国 際 学 部 は 厂ア ドバ イ ザ ーや 内容 につ い て 良 い もの を持 って い る」 とい う意 見

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表9授 業 と成績 の満 足 ・不 満層 の 授 業へ の要望(科 目区分 別) 両層 間に5%以 上の差があ るもの% 斗目区分 層 別 一 般 教 育 専 門科 目 英 語 第二外 国語 保健体育 満 授 業 個 人的接触 を 授業方法 の改善 授業方法の改善 授業方法 の改善 授業方法 の改善 34>26 64>56 71>54 72>57 68>63 足 〉 学生の反応 に配慮 研究活動 の話 個人的接触 を 個人的接触 を 個人的接触 を を44>31 32>22 39>27 31>26 31>25 不 満 個 人 的接 触 を 36>27 学 生 の反 応 に配慮 を37>28 学 生 の反 応 に配慮 を36>27 学生の反応 に配慮 を35>28 私 語 に きび しく 13>8 成 績 授業方法の改善 個人的接触 を 個 人的接触 を 授業方法の改善 授業方法 の改善 68>63 32>27 34>25 68>61 68>58 質問 ・対 話 の 時 間 学生の反応 に配慮 を15>10 を39>29 研究方法 の話 も 26>20 不 授 業 研究方法の話 も 21<28 満 〉 成 績 研究活動の話 も 授 業方法の改善 研究方法の話 も 研究活動 の話 も 満 24<29 64〈69 20<28 23〈34 足 個人的接触 を 個人的接触 を 27<35 28<36 が み られ る 反 面,「 ア ドバ イ ザ ー 制 も形 だ け じや ち う と も役 に立 た ん 」 との 意 見 が あ る。 こ う した 制 度 の 円 滑 な運 営 の た め に は,教 員, 学 生,大 学 当 局 三 者 の協 力 が 必 要 で あ る こ と は,本 紀 要NO2所 収 の筆 者 らの 共 同研 究 報 告(「 大 学1年 生 と 留 学 生 に対 す る 個 別 的 指 導,相 談 活 動 の 展 開 につ い て」 荒 井 宏 祐,小 林 勝 法,戸 田 三 三 冬)で も指 摘 を試 み た こ と が あ る。 本 調 査 で学 生 側 に 「個 人 的 接 触,対 話 」 を求 め る声 が 高 い こ とは,学 生 側 が こ の 制 度 を十 分 に利 用 し き れ て い な い様 子 が うか が え,利 用 促 進 上 一 段 の工 夫 が 求 め られ る よ う。 次 に5区 分 共 通 に み られ る の が,「 プ リ ン トや ビデ オ を活 用 す る な ど,授 業 方 法 を も っ と工 夫 して,勉 学 意 欲 が 高 ま る よ う に して ほ しい」 あ る い は 「学 生 の 反 応 や 理 解 の ス ピ ー ドに も っ と気 を配 って ほ しい」 で,い ず れ も 学 習 の 主 体 で あ る学 生 側 の事 情 に い っそ う の 配 慮 を 求 め る声 が 高 い も の と理 解 で き よ う 。 成 績 満 足 層 で は,一 般 教 育,第 二 外 国 語, 体 育 の3区 分 に共 通 して 「授 業 方 法 の 改 善 」 を 求 め る声 が 高 く,こ の ニ ー ズ が 授 業 の み な らず,成 績 に満 足 して い る層 に も根 強 い こ と が 知 られ る。 また 専 門 科 目の成 績 満 足 層 に は,・ 「個 人 的 接 触 」 を求 め る ニ ー ズ の ほ か 「授 業 の 中 で 質 疑 応 答 や対 話 の 時 間 を も っ と設 け て ほ しい 」 「研 究 の 結 果 だ け を教 え る の で は な く,ど の よ う に研 究 した の か,研 究 の ス テ ッ プ や 方 法 につ い て も もっ と話 して ほ しい」 が 多 い ほ か,同 科 目 区分 の授 業 満 足 層 に 「出 席 した 学 会 や発 表 論 文 の 内 容 な ど,研 究 活 動 の こ と を も っ と話 して ほ しい 」 が 多 い の は,他 の 科 目区分 よ り も,よ り専 門 的 に深 く立 ち 入

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っ た話 題 を求 め て い る もの と も推 測 で き よ う。 一 方 不 満 層 だ が ,表10に み る通 り授 業 不 満 層 に は授 業 へ の 要 望 は 「と くに な い 」 とす る もの が5区 分 を通 じて 満 足 層 よ り多 い 。 こ の 層 に は,授 業 の 内容 や 方 法 に つ い て の 関 心 の 薄 さが うか が わ れ る。 表10授 業 への要 望 が 「と くに ない」 とす る満足 ・ 不 満層 の比 較(科 目区分別) % 科 目区分 層 別 一 般教 育 専 門科 目 英 語 第二外国語 保健 体育 授 業 満足層 3 5 5 6 5 不満層 12 16 14 13 16 成 績 満足層 6 6 6 5 5 不満層 5 5 4 8 8 しか し成 績 面 で は,こ の 両層 に5区 分 を 通 じて5%以 上 の差 は認 め られ ず,こ と成 績 に 関 して は さす が に こ う した気 持 ち は 影 を ひ そ め て い る よ うで あ る。 こ の相 違 は,表9の 下 段 に み え る 授 業 と成 績 不 満 層 の 要 望 数 の 差 (1件 対 延 計6件)に も あ ら わ れ て い よ う。 成 績 不 満 層 に 多 い 要 望 は,専 門科 目以 外 の4 区 分 で そ れ ぞ れ 「個 人 的 接 触 」 「研 究 活 動 の 話 も」(一 般 教 育 と体 育),「 授 業 方 法 の 改 善 」 (英語),「 研 究 方 法 の話 も」(第 二 外 国 語)と な っ て い る。 6両 層 に み る,学 習 活 動 の サ ポ ー ト指 導 と実 用 科 目,資 格 講 座 の 新 設 要 望 (1)学 習 サ ポ ー ト指 導 の 要 望 学 生 か らそ の 学 習 活 動 そ の もの を支 え る 指 導 が 求 め られ て い る様 子 を表11に 示 した 。 も っ と も多 くの 要 望 を もつ層 が 授 業 満 足 層 (延計16件)で,他 の3層 を こ こで も上 廻 っ て い る(同 不 満 層 延 計2,成 績 満 足 層 延 計9, 同不 満 層 延 計7)。 授 業 満 足 層 は,こ れ ま で 見 て きた と お り,も っ と も多 くの 学 習 技 術 を 身 につ け て い る が そ の 一 方 で 人 一倍 学 習 上 の 困 難 も感 じて お り,そ の た め か授 業 の進 め 方 に対 す る 要 望 の み な らず,自 分 達 の 学 習 活 動 そ の もの を支 援 す る 指 導 につ い て も要 望 す る ど こ ろが 多 い もの とみ られ る。 これ ら は い つ れ も彼 らの 勉 学 意 欲 の 高 さ を示 唆 す る もの と み る こ と もで き よ う。 表11全 体 で5区 分 共 通 に み られ る の が, 「参 考 書 の 探 し方 」 で あ り,4区 分 共 通 の 要 望 で は 「辞 書 や 参 考 文 献 の 使 い 方 」 「レ ポ ー トの 書 き方 」 で あ る。 こ れ ら は,入 学 初 期 に 早 目 に大 学 生 と して 習 得 して お くべ き学 習 上: の基 本 技 能 と も思 わ れ る が,そ の 学 年 別 分 布 を み る と,「 参 考 書 の 探 し方 」 を の ぞ く,他 の二 つ は む しろ1年 生 か ら2,3年 生 に 進 む に つ れ て 増 加 す る 傾 向 が あ る(「 参 考 文 献 の 使 い方 」 が1年12%,2年18%,3年23%。 「レ ポ ー トの 書 き方 」 が 同 じ く39% ,48%, 52%)。 ま た,専 門 と体 育 に 多 い 「本 や 資 料 の 読 み 方 」 も 同様 の傾 向 に あ る(同 じ く19%, 23%,27%)。 以 上 の よ う な基 本 的 な 学 習 技 能 のサ ポ ー ト指 導 の要 望 が 多 くの 科 目区分 に み られ る こ と と,ま た 学 年 を追 う に従 っ て そ の ニ ー ズ が 高 くな る こ と は,大 学 入 学 期 に お け る準 備(治 療)教 育 の 重 要 性 とそ の 内 容 を 例 示 して い る も の と も'思わ れ る 。 な お,上 記 の 厂参 考 書 の 探 し方 」 「参 考 文 献 等 の使 い 方 」 「レポ ー トの 書 き方 」 「本 や 資 料 の 読 み方 」 は;科 目区 分 上 の 違 い は あ る も の の 成 績 満 足 層 に も見 受 け られ る。 一 方 不 満 層 が 満 足 層 よ り も多 くあ げ て い る 要 望 の 件 数 は,前 述 の授 業 へ の 要 望 と同様 に

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表11授 業 と成績 の満 足 ・不満 層の 学 習サポ ー ト指 導 に関 す る要望(科 目区分 別) 両層 間に5%以 上の差のある もの% 目区分 層 別 一 般教 育 専 門科 目 英 語 第二外国語 保健体育 満 足 〉 不 満 授 業 レ ポ ー トの 書 き方 49>42 参 考 書 の 探 し 方 33>28 ノ ー トの と り方 レポ ー トの 書 き方 46>39 参 考書 の 探 し方 32>23 本 ・資 料 の 読 み方 レ ポ ー トの 書 き方 44>39 参 考 書 の 探 し 方 34>21 ノ.一 トの と り方 パ ソ コ ン ・ワ ー プ ロ,AVの 使 い 方 46>39 参 考 書 の 探 し方 30>20 レポ ー トの書 き方 46>39 参考 書 の探 し方 30>20 本 ・資 料 の読 み方 19>11 28>23 21>7 24>19 辞書 ・参 考書の使 発言 ・討 議 の しか い 方21>12 た25>18 成 績 レポー トの書 き方 レポ ー トの 書 き方 発言や討議の しか 参考書 の探 し方 レポ ー トの書 き方 55>43 55>45 た25>20 31>26 52>45 参考書の探 し方 辞書,参 考 書 の使 34>23 い方25>12 本 ・資料 の読 み方 27>21 辞書参考書の使い 方34>23 不 満 授 業 パ ソ コ ン ・ワ ー プ ロ ・AVの 使 い 方 発 言 ・討 議 の しか た18<26 39〈45 〉 満 成 績 パ ソ コ ン ・ワ ー プ 本 ・資 料 の 読 み方 本 ・資 料 の 読 み方 本 ・資料 の読 み 方 足 ロ ・AVの 使 い 方 23<27 21<31 22<32 36<50 辞 書 ・参 考 書 の使 辞 書 ・参考 書 の 使 発 言 ・討議 の しか い方19〈24 い方18〈25 た21<27 授 業 不 満 層 が 成 績 不 満 層 を 下 廻 っ て お り(そ れ ぞ れ 延 計2対7),、 成 績 面 で の サ ポ ー トの 要 望 が よ り切 実 で あ る こ と が う か が わ れ る 。 科 目 区 分 で 注 目 さ れ る の は,一 般 教 育 で 「パ ソ コ ン,ワ ー プ ロ,視 聴 覚 機 器 の 使 い 方 」 の 指 導 を 求 め る 声 が 授 業,成 績 の 両 不 満 層 に 共 通 して 多 い こ とで あ ろ う 。 こ の 指 導 ニ ー ズ は,学 年 別 で は3年 生 よ り も,1,2年 生 に 4割 台 と 多 い(1年43%,2年47%,3年 37%)ほ か,ユ 年 生 で は 全 項 目 中 も っ と も 高 く な っ て い る 。 こ れ ら の 結 果 か ら,こ う し た い わ ゆ る"エ レ ク ト ロ ニ ッ ク リ テ ラ シ イ"習 得 の 指 導 は,大 学 在 学 前 半 期 に 行 わ れ る こ と が の ぞ ま し く,ま た そ れ は,授 業,成 績 両 不 満 層 の ニ ー ズ に も こ た え る こ と と な る も の と 思 わ れ る 。 な お,「 本 や 資 料 の 読 み 方 」 が 成 績 不 満 層 に つ い て 専 門,英 語,体 育 の3区 分 共 通 に み ら れ,こ の層 が 抱 い て い る も う 一 つ の 指 導 ニ ー ズ の所 在 を示 唆 して い る 。 (2)満 足 層 と不 満 層 の 実 用科 目,資 格 講 座 の新 設 要 望 表12が 層 別 分 布 の結 果 で あ る。 満 足 層 の 方 が 不 満 層 よ りも延 件 数 が 多 い(授 業 ・成 績 の 合 計 で そ れ ぞ れ 計25対11)。 これ は,5区 分 全 体 で こ う した新 設 の要 望 は 「と くに な い 」 とす る者 が 不 満 層 に 多 い こ とに も通 じる 傾 向 で あ ろ う。 授 業 と成 績 の両 面 で,満 足 層 に多 く不 満 層 に は少 な い 科 目,講 座 の 要 望 は,「 留 学 講 座 」 「実 用 外 国 語 科 目」 「公 務 員 講 座 」 「ッ ア ー ・

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表12授 業 と成 績の満 足 ・不満 層 の実用 科 目 ・資格講座 開設 希望(科 目区分別) 両層間に5%以 上 の差がある もの% 目区分 層別 一 般教 育 専 門科 目 英 語 第二外国語 保健体育 満 足 〉 不 満 授 業 留学 講 座25>20 コ ンピ ュー タ資 格 講座38>31 学芸 員 資格14>9 実 用外 国語53>39 留 学講 座25>20 実 用 外 国語58>44 留 学 講座29>23 英検1級 等41>36 公務 員31>24 ツ ア ー コ ン ダ ク タ ー秘 書23>18 成 績 留 学 講 座25>18 ツ ア ー コ ン ダ ク タ ー秘 書 、23>15 学 芸 員 資 格15>8 留 学 講 座25>17 ッ ア ー コ ン ダ ク タ ー 秘 書22>15 教 員 資 格29>20 ロ シ ア 語 ・ハ ン グ ル 語22>14 ッ ア ー コ ン ダ ク タ ー 秘 書22>16 学 芸 員 資 格15>7 実 用外 国語54>45 ロ シ ア語 ・ハ ング ル語22>16 英 検1級42>29 英検1級39>30 コ ン ピ ュー タ資 格 講 座36>25 教 員 資 格28>21 不 満 〉 満 足 授 業 ロ シ ア 語 ・ハ ン グ ル 語13<19 英 検1級 等32<41 ロ シ ア語 ・ハ ン グ ル語16<23 学 芸 員資 格10<16 教 員 資 格23<29 ロ シ ア語 ・ハ ング ル語14<21 成 績 英検1級32<41 学 芸員 資 格8<15 コン ピ ュー タ資 格 講 座31<37 教 員 資 格23<29 ロ シ ア 語 ・ハ ン グ ル 語17<27 コ ンダ ク タ ー,秘 書 講 座 」 の4種 類 で,と く に こ う した 科 目,講 座 の新 設 を満 足 層 が 強 く 求 め て い る こ とが わ か る。 しか し これ をの ぞ く と,他 の 科 目,講 座 は 出 現 件 数 の 差 はあ る もの の,満 足 層,不 満 層 の ど ち らか ら もそ の 開設 の 希 望 が 寄 せ られ て い る。 なお,英 語 の 不 満 層 で は教 員 免 許 講 座 の 新 設 を授 業,成 績 両 不 満 層 が 共 通 して求 め て い る こ と,英 語,第 二 外 国 語 の 科 目 区分 で は, 「英 検1級 等 」 あ る い は 「実 用 外 国 語 科 目」 な ど語 学 関係 の 講 座,科 目の 新 設 要 望 が と く に満 足 層 に 多 くみ い 出 され る。 7満 足 層 と不 満 層 の 特 徴 か ら み た,学 習 生 活 に お け る 一 般 教 育 科 目 の 位 置 づ け(1) 大 学 の 学 習 生 活 に お け る一 般 教 育 科 目 の位 置 づ け を,同 科 目 の 成 績 満 足 層 と 同不 満 層 (2ん3年 生)を 分 母 に,他 の 科 目区分 の 両 層 どの 関連 をみ た の が,図4で あ る 。 こ こで 特 徴 的 な こ と は, ① 一 般 教 育 の成 績 に満 足 して い る層 は,他 の 各4科 目区 分 の成 績 に も満 足 して い る者 が, 多 い 。 こ こか らは,ま ず 少 な く と も一 般 教 育 も成 績 面 で,大 学 の学 習 生 活 に 占 め る ウ エ イ トが大 きい こ とが うか が わ れ る 。 ② 一 般 教 育 の 成 績 に不 満 な層 は,保 健 体 育 を の ぞ く他 の3科 目区 分 の成 績 に も不 満 を も つ 学生 が 多 い 。 しか し保 健 体 育 で は,そ の成 績 に 満足 す る者 の方 が不 満 を もつ 者 よ り も多 い 。 この 結 果 を み る と,一 般 教 育 の 成 績 不 満 層 に と って 保 健 体 育 は,成 績 上 の オ ア シ ス と もい え る よ う な特 別 の 地 位 を もつ こ とが 示 唆 さ れ よ う。 次 に,上 記 ① で か い 問見 え た 一 般 教 育 の ウ エ イ トづ けの 大 き さ を さ らに確 め る た め,図 5で は,一 般 教 育 との ク ロ ス 集 計 の さ い の 分 母 を交 換 した ら どん な結 果 が 得 られ る か をみ た 。 図5のAとA',BとB'… …DとD'を み る と,分 母 を逆 に した か ら とい って,図4で 指 摘 した 傾 向 と全 く逆 の傾 向 が あ ら わ れ る わ け で はな い こ とが わ か る。 つ ま り,自 分 が 満 足

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図4一 般 教 育 の成 績 満 足 ・不 満 と他 科 目区分 の それ との 関連 一 般 教 育 の 成 績 満 足 で か つ クロ ス され た 相 手 の科 目の 成 績 に も満 足 一 般 教 育 の 成 績 満 足 だ が クロ ス され た 相 手 の科 目の 成 績 に は不 満 一 般 教 育 の 成 績 に は不 満 だ が クロ ス され た相 手 の 科 目の 成 績 に は 満 足 一 般 教 育 の 成 績 に は不 満 で か つ クロ ス さ れ た相 手 の 科 目の 成 績 に も不 満 分 母 は それ ぞ れ 一 般 教 育 の 満 足 層 と不 満 層 を100と して い る(2、3年 生 の み) 以 下 図5∼6も 同 じ で き る よ う な,良 い成 績 が とれ る優 秀 な学 生 は,一 般 教 育 に 限 らず 大 体 ど の科 目区 分 で も 良 い 成 績 が と れ る とい うわ けで あ る 。 しか し 注 目 さ れ る 点 は,AとA'… …DとD'を 一 つ 一 つ 比 べ て み る と,一 般 教 育 を分 母 に し た ケ ー ス(A∼D)の 方 が,そ う で な い 場 合 (A'∼D')よ り も,各 科 目区 分 の成 績 に 満 足 して い る 者 が 多 く(AとA'で は76%対71% な ど),不 満 層 が 少 な くな る(Bと'B'で は 21%対30%な ど)傾 向 が み られ る こ とで あ ろ う。 ま た 同 じ く成 績 不 満 層 につ い て 同様 に 分 析 して み た 結 果 が,図6で あ る 。 こ こで は,図5と は反 対 の傾 向 が あ らわ れ て い る こ とが 知 られ る。 つ ま り,=般 教 育 を 分 母 と し た方 が,各 科 目区分 の 成 績 満 足 層 が 少 な くな り(cとc'で59%対30%な ど), 不 満 層 が 多 く な る(dとd'で55%対63%な ど)こ とが 指 摘 で き る。 即 ち,満 足 層 で は 一 般 教 育 の 成 績 が 良 い 者 は他 も良 く,不 満 層 で 悪 い 者 は他 も悪 い 者 が 多 い とい う わ け で あ る。 以 上 の 分 析 に よれ ば今 回 の 調 査 に 関 す る限 り,一 般 教 育 科 目に は他 の 科 目 区分 に 比 べ て, 成 績 の 点 で 満 足 で きる 学 習 生 活 を送 れ るか ど うか に か か わ る重 要 な 要 素 が,若 干 多 く含 ま れ て い る様 子 が う か が わ れ る。 こ の 背 景 に は さ ま ざ ま な条 件 や要 因 が 作 用 して い るの で あ ろ うが,そ の理 由 の 一 つ と して,次 の よ う な こ とが 考 え られ る 。 つま り,・も と も と 自分 が 満 足 で き る成 績 が とれ る とい う意 味 で優 秀 な 学 生 は,ほ ぼ どの よ うな 科 目 区分 に つ い て も 良 好 な 成 績 を あ げ う る特 性 を もつ 。 そ して こ の 特 性 が と くに 二 般教 育 の 成 績 で 比 較 的 強 く あ らわ れ る の は;一 般 教 育 の 内容 が 人 文,社 会,』自然 科 学 の 三 分 野 か ら総 合 的 に 吟 味 さ れ, 組 み た て ち れ で い るほ か,レ ベ ル や 質 の 面 で も,優 秀 な学 生 が もつ 特 性 の一 つ と考 え られ る強 い 知 的志 向 を よ り良 く受 け とめ う る要 素 を も っ て い る。 しか しそ う した 要 素 は,知 的 志 向 が 弱 く,満 足 で き る成 績 を獲 得 しに くい 学 生 に は 十 分 に働 か ず,こ れ ら一 般 教 育 不 満 層 は,図4に み る よ う に体 育 実技 を含 む保 健 体 育 科 目に 成 績 満 足 感 を求 め て い る… …。

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図5成 績 満 足 層 に つ い て 一般 教 育 と他 の科 目 区分 ・との ク ロ ス集 計 の分 母 を交 換 した比 率 の比 較

図6成 績不満層について一般教育 と他 の科 目区分

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この 仮 説 か らす る と,現 在 大 学 設 置 基 準 の 改 定 に伴 っ て 多 くの大 学 で 見 直 しが 進 め られ て い る一 般 教 育 は,大 学 に お け る学 習 生 活 の 中 で 軽 視 しえ ない ウエ イ トを もつ こ とが 改 め て 示 唆 さ れ,そ の 再 編 成 に はい っ そ うの 配 慮 が 必 要 に な る と も い え よ う。 しか しこ の結 果 は,単 一 の調 査 事 例 か ら得 られ た もの で あ り, そ の 検 証 の た め に は今 後 と も研 究 を つ づ け る 必 要 が あ る 。 と くに こ の 調 査 結 果 が,ど ち ら か とい う と教 養 的,学 際 的 性 格 の濃 い カ リ キ ュ ラ ム編 成 を重 視 して い る国 際 学 部 の 学 生 を 対 象 と して い る こ とに も関 連 が あ る かも しれ ず,こ の点 も今 後 の検 証 課 題 とな ろ う。 なお,授 業 に対 す る 出 席 状 況 を尋 ね て み た カ㍉ ÷ 以上 出賭 が全体 の75%場 糒 力・ 25%と い うの が そ の結 果 で あ る 。全 員 に欠 席 理 由 を 聞 い た 結 果 で は,第1位 が 「朝 寝 坊 」 (64%),第2位 が 「授 業 が つ ま ら な い 」 (47%)と な っ て い る 。 ま た,授 業 と 成 績 の 各 不 満 層 と 出 席 状 況 と の 関 連 を み た の が,図7で あ る 。 5区 分 中 もっと も÷ 以上 出儲 の 比率 が 高 い の は,授 業 不 満 層 と成 績 不 満 層 の 両 方 で, 一 般 教 育 で あ る。 彼 ら は一 般 教 育 に不 満 は持 つ もの の,お お む ね他 の科 目区分 の不 満 層 よ り出席 率 が 良 い 。 一 般 教 育 の 内容,方 法 面 で の改 善 を も っ と も期 待 して い る の は,お そ ら くこ の層 か も しれ な い 。 結 び に か え て一 新 しい 大 学 モ デ ル の 構 想 の た め に 図7科 目区分別にみた授業および成績不 満層 の出席状況 との関連 卩口

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以 上,授 業 と成 績 の満 足,不 満 層 の分 布 と層 別 差 の 分 析 を試 み,・国 際学 部 学 生 の学 習 と生 活 にか か わ る諸 特 徴 を示 す と と もに,そ こ に お け る一 般 教 育 科 目の位 置 づ け を探 って み た。 今 回 の調 査 で は,前 述 の 通 り学 園 生 活 の 目 的 を9項 目 に わ た っ て複 数 回 答 で 尋 ね て い る (Q4)。 そ の結 果 につ い てΦ 学 問 志 向 か社 交 志 向 か,⑪ 教 養 志 向 か就 職 志 向 か とい う二 つ の 軸 の も と に,次 の 四つ の 回 答 パ タ ン を作 っ て,そ れ ぞ れ の 回答 総%を 計 算 す る と,図8 が 得 ら れ た(「 そ の 他 」 と 「目的 な し」 を の ぞ く)。 そ れ の 総%の 比 率 は,後 者 が 前 者 の2倍 前 後 と差 が あ る 。 「国 際 」 の 名 称 を含 む 学 部 は ,概 して 教 養 的,学 際 的性 格 が 強 い カ リキ ュ ラ ム 編 成 を行 っ て い る所 が 多 い とみ られ るが,上 記 の傾 向 に は,そ う した 中で 青 春 を楽 しん で い る学 生 の 姿 が うか が わ れ る。 で は,新 しい 大 学 モ デ ル の 構 想 を考 え て い く上 で,今 回 の 調 査 結 果 か ら ど の よ う な検 討 課 題 が 得 られ るで あ ろ うか 。 本 学 部 との 関連 を念 頭 に 置 き なが ら,本 文 中 に も言 及 した 点 を含 め,以 下 の よ うな ま とめ を試 み て み た 。 『 ・① 厂学 問 志 向 型 」 … … 「学 問 研 究 」 「専 門 的 知 識 技 術 の 習 得 」30% ② 「社 交 志 向 型 」 … … 「青 春 ・自 由 を 楽 し む 」,厂 結 婚 相 手.友 人 を 探 す 」66% ③ 「就 職 志 向 型 」 … … 「有 利 な 就 職 資 格 の 習 得 」,「大 学 卒 の 学 歴 入 手 」52% ④ 「教 養 志 向 型 」 … … 「豊 か な 教 養 の 習 得 」,幅 広 い 素 養 の 習 得 」99% 図8学 園生活 目的 の分布 全 体 の分 布 傾 向 を み る と,ど ち らか と い う と学 問志 向 よ り も社 交 志 向 に,ま た 就 職 志 向 よ り も教 養 志 向 に傾 斜 して い る よ うで,そ れ 1勉 学 志 向 の薄 い不 満 層 へ の対 応 策 の検 討 大 学教 育 の一 定 水 準 を維 持 して い くた め に必 要 な条 件 の 一 つ と して,成 績 不 振 層 の 学 力 向 上 が あ げ られ よ う。 今 回 の調 査 で は,満 足 層 と不 満 層 の 問 に,勉 学 志 向 の 濃 淡 差 が あ る こ とが 示 唆 され た。 大 学 の 大 衆 化 が さ ら に進 む と な る と, あ る い は不 満 層 が しだ い に増 加 す る こ と も予 想 で き よ う。 国 際 学 部 で も,現 在 科 目区 分 別 に み て2∼3年 生 の男 子 で25∼ 49%,女 子 で20%∼30%い る とみ られ る 成 績 不 満 層 を,満 足 層 に転 化 で きる有 効 な対 応 策 を今 の うち か ら検 討 す る必 要 が あ る もの と思 わ れ る。 2一 般 教 育 再 編成 の 検 討 今 回 の分 析 に よれ ば,一 般 教 育 は学 習 生 活 で 軽 視 しえ な い ウエ イ トを もつ こ と が 示 唆 さ れ た 。 も し一 般 教 育 に勉 学 意 欲 に 富 む優 秀 な 学 生 の 知 的志 向 を,よ り総 合 的 に受 け とめ う る要 素 が あ る な らば, 大 学 設 置 基 準 改 定 を受 け た 形 で の,そ の 再 編 成 に あ た って は,こ う した 要 素 を さ ら に詳 し く分 析 し,例 え ば 学 際 性 の高 い

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科 目の 開 設 な ど,そ れ らが よ り よ く発 揮 さ れ る よ う に検 討 を深 め る必 要 が あ る も の と考 え られ る 。 3授 業 の進 め方 の 改 善 の検 討 現 在 の 大 学 教 育 改 革 の焦 点 の 一 つ は, 「何 を教 え る か」 か ら,「 い か に 教 え る か」 へ の 関 心 の移 行 で あ ろ う。 本 調 査 に お い て も,授 業 の 進 め 方 へ の要 望 が 多 く み られ た,勉 学 志 向 に濃 淡 の あ る 学 生 双 方 が 満 足 で き る授 業 方 法 を工 夫 す る こ と は,そ れ ほ ど容 易 な こ とで は あ る ま い 。 しか し学 生 側 の 要 望 の 中 に は,発 声 や抜 書 の しか た な どす ぐに も解 決 で きそ うな もの もみ られ た 。 文 教 大 学 教 員 の 教 育 改 善 に 関 す る調 査 で は,教 授 法 の研 修 経 験 が 情報 学 部 を筆 頭 に か な り高 い よ うで あ り(小 林 勝 法, 前 掲 論 文),こ の 点 は 評 価 され て よか ろ う。 しか し授 業 方 法 上 の 問 題 点 は授 業 内 容 の十 分 な理 解 を 妨 げ る大 きな要 因 の 一 つ とな りう る わ け で あ り,こ れ まで の 実 績 を も と に,さ ら に検 討 を進 め る必 要 が あ ろ う。 4も う一 つ の カ リキ ュ ラ ムー 学 習 サ ポ ー ト指 導 体 制 充 実 の検 討 今 回 の調 査 で は,学 習 活 動 そ の もの を 支 え る指 導 を約9割 の 学 生 が 求 め て い た 。 大 学 の大 衆 化 の 中 で,学 部 教 育 の実 を あ げ て い くた め に は,教 育 内容 と方 法 の改 善 の み な らず,学 生 の 学 習 活 動 そ れ 自体 をサ ポ ー トす る こ とを検 討 して い か ざ る を え な い ので は な か ろ うか 。 これ ま で も 大 学 で は,教 務 部 や 学 生 部 な ど を 中心 に, こ う した 活 動 が な され て い な か っ た わ け で は な い 。 今 後 は この よ うな経 験 を 背 景 に,そ れ らを よ り組 織 的,体 系 的 に 見 直 し,教 員 と学 生 を結 ぶ も う一 つ の カ リキ ュ ラ ム と して 正 式 に認 知 し,学 生 が 大 学 に寄 せ うる信 頼 源 の 一 つ と して 位 置 づ け て い く必 要 が あ る もの と思 わ れ る。 5高 校 と大 学 との 接 続 教 育 の 検 討 前 記 の,「 も う一 つ の カ リキ ュ ラ ム」 の大 きな柱 が,入 学 初 期 の 導 入,準 備 教 育,あ るい は治 療 教 育 の検 討 で あ ろ う。 小,中,高 校 の 三 つ の 学 校 段 階 間 の接 続 は,学 習 指 導 要 領 な ど に よ っ て一 応 の 配 慮 が な され て い る とい って も よ か ろ う。 しか し高 校 と大 学 の 間 の 接 続 は,正 直 な 所,主 と して 大 学 側 に 一 任 さ れ て い る と い う のが 実 態 で は あ る まい か 。 大 学 教 育 を受 け る の に基 本 的 に 必 要 な技 能(参 考 文 献 等 の探 し方 や レポ ー トの 書 き方,要 点 の ノ ー ト化 な ど)や 学 部 カ リ キ ュ ラ ム の 内容 に よ って は必 要 とな る基 礎 的 知 識 (国際 学 部 で は 日本 史 受 験 入 学 者 に対 す る世 界 史 の 基 礎 知 識 な ど も検 討 に値 し よ う)を1年 生 前 半 期 な ど に習 得 で きる よ う,配 慮 して 吟 く必 要 にせ ま られつ つ あ る もの と考 え られ る 。 また,今 回 の調 査 で は1,2年 生 や 不 満 層 に 「パ ソ コ ン,ワ ー プ ロ,AV機 器 の使 い 方 」 の指 導 を求 め る声 が 高 か った 。 こ う した 結 果 や機 器 類 の 普 及 動 向 を み る と,学 習 メ デ ィア に つ い て も しだ い にペ ンや 鉛 筆 と い っ た伝 統 的 な メ デ ィア と電 子 的 メデ ィ ア との 共 存 あ る い は 交 替 期 に 向 っ て い く もの と も思 わ れ る 。 こ う した 状 況 変 化 を うけ て,入 学 初 期 の 導 入 教 育 の 一 環 と して,こ の 種 の新 しい 学 習 技 術 の 習 得 につ い て も検 討 を加 え る こ とが の ぞ ま しい もの と思 わ れ る 。 以 上,今 回 の 調 査 結 果 か ら得 られ る と思 わ れ た検 討 課 題 を例 示 して み た 。 これ ら は見 る

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通 り,そ の意 味 す る と こ ろ を一 言 で い え ば, いつ れ も大 学 生 の 大 衆 化 の ス ピー ドに,大 学 教 育 が 必 ず し も十 分対 応 し きれ て い な い,い わ ゆ る 厂教 育 的 遅 滞 」(EducationalLag)解 消 の た め の課 題 を示 す もの とい っ て よか ろ う。 これ ら は高 等 教 育 改 革 に関 す る他 の参 考 文 献 で も指 摘 され て い る所 と共 通 点 が 多 い が,今 回 国 際 学 部 学 生 の声 を伝 え る ア ン ケ ー ト調 査 に よ っ て,改 め て そ の必 要 性 が 示 唆 され た と こ ろ に,意 義 が あ る もの と思 わ れ る。 そ の意 味 で は,本 調 査 は調 査 当 時 の 学 部 全 学 生 を対 象 と した,国 際 学 部 教 育 全 体 に か か わ る学 生 評価 の 最 初 の 事例 を示 す もの と して も位 置 づ け られ る の で は なか ろ う か 。 な お 小 稿 で は紙 幅 の 関係 もあ り,十 分 な構 造 的分 析 に は立 ち 至 ら な か っ た 。 これ は む し ろ 国 際 学 部1∼4年 生 全 体 を対 象 と した調 査 結 果 を待 ち た い。 ま た,今 回 の 調 査 は'92年 度 の 国 際 学 部 共 同 研 究 「大 学 教 育 改:革と新 しい大 学 モ デ ル の 構 想 」(代 表 筆 者 の ほ か,塩 田 三 千 夫,田 中 慎 也,小 林 勝 法,小 林信 一)の 一 環 と して 行 わ れ た もの で あ る 。 調査 結 果 は 速 報 と して, 本 学 部 カ リキ ュ ラ ム検 討 委 員 会(当 時)の ほ か,学 部 全 専 任教 員 等 に配付 し,委 員 会 や部 会 活 動 な どの 参 考 に供 して きた 。 最 後 に な っ た が,本 調 査 に協 力 を得 た 関 係 の教 員 各 位 と 学 生 諸 君 に謝 意 を示 す もの で あ る 。 ('93年11.月3日) 注(1)本 節 は,一 般 教 育 学 会 第15回 研 究 大 会('93,6,12)で 報 告 し た 部 分 を 含 む も の で あ る 。

参照

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