• 検索結果がありません。

IRUCAA@TDC : 高齢者の咀嚼機能の全身への影響

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "IRUCAA@TDC : 高齢者の咀嚼機能の全身への影響"

Copied!
10
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)Title Author(s) Journal URL. 高齢者の咀嚼機能の全身への影響 渡辺, 郁馬 歯科学報, 94(8): 723-731 http://hdl.handle.net/10130/2488. Right. Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/.

(2) 723. 歯学の進歩・現状 高齢者の姐噛機能の全身への影響* 凌 辺 郁 馬 東貢都老人医療センター 歯科口腔外科. Effect of masticatory ability on general health of the elderly lkuma WATANABE Depertment of Gerostomatology, Tokyo Metropolitan Geriatric Hospital. 機能に大きく左右される。われわれが,日頃接する患者. は じ め に. の要望は死ぬまで自分の歯で美味しい物を食べたい,た. 生き甲斐については,個人によって異なるし,また加 麻とともに変化していくものである。さらに,個人が自. とえ義歯であっても自分の口から食べたいという希望が. 覚し,発見するものであるが高麻者を取り巻く環境に. 多くなってきている。 自分の歯が一本も無くて総義歯に載っている場合,自. よって生き甲斐にも寛の変化が見られる。現在,高麻者. 由に唄噂できる金品の範園は狭い。また,体重の減少に. の生き甲斐については数多くの調査が行なわれており, 心身と健康度によってはその人の生き甲斐に著しい影響. よる義歯の不適合や義歯の破折などのため,十分に義歯. を及ぼすことが報吾されている。特に,健康を促進する. を活用していない場合は,とりあえず摂取する金物をい. ことで,薯の高い生き甲斐に移行することが裏付けられ. ろいろと工夫して,きざんだり,柔らかく煮たり,また. ている   また,われわれの調査によれば,唄噛機能. 流動食にして食べ易くしている。 この結果,高麻者では特に噛まずに食物を摂取出来る. が良好な人は健康で長生きの人が多いことが判明した. ようになり柔らかい食物が主流をなしてきている。しか. 。今後,われわれは,高弁者の唄噴機能をよりよく 改善することは勿論のこと,さらに,障害者や病気のリ. し,義歯の不適合や義歯の破折などは,現在の歯科医療. スクの高い高森者について,そのニーズに合った口腔機. の技術では即日に義歯の修理も可能であり十分対応出来. 能の回復を考えるよう努力することがわれわれの務めで. る状況にある。金物の摂取について上記のように工夫し. ある。. なくても唄噛状況を改善することにより,十分に対応出 来るはずである。. 最近,我々は,健康な高齢者を対象に,姐噴能力を客観 的に判定するゼリ   ゼリ      を考案し7),そ. 一般に,このような歯科技術の新しい情幸酎こついてあ. れを用いて鳴噛状況と全身機能との関係について調査研究. まり知らない人が多く,また,身じかに情報が入って来 ても無関心の人が多い。特に,歯科以外の医療関係者に. を行なったのでその一部について述べる。. 多いことは,今後,われわれも含めて考えなければなら ない問題である。. 1.高敵者のPJl境について すでに,高歯化社会に突入している環在,日本におい. 噴機能. ても生活の薯の向上について関心が向けられている。特 に食生活,談話,顔貌の審美的な問題については,口腔. 唄境とは,成書によると 口腔内の食物を切断破折. *本論文の要旨は第250回東嘉歯科大学学会総会(平成5 年11月6日,千葉)において発表した。. きさにする働きをするo その生理機能は,胃や膳におけ. して,唾夜と混ぜて金塊を形成し嘆下に通した硬さと大 る消化吸収を助ける口腔内消化であると言われてきた 53.

(3) 涯辺:高麻者の姐噛機能の全身への影響. 724. が,もしそれだけでよければ初めから柔らかくて噛む必 要のない食物を摂取すればよいことになる。 唄噛運動は,基本的には脳で形成された運動指令に よって遂行されるリズム運動であるが,その運動自体に よって顎・口腔・顔面領域の状況の感覚受容器が刺激さ れ,感覚情報が脳にはいる。口腔や舌の粘膜には味覚を 感受する化学受容器,触覚・圧痛を感受する器械受容 器,冷虎を感受する温度受容器・痛みを感受する俊害受 容器など各種の感覚が受容器に豊富に存在している.唄. 図1 環境の違った老年者の口腔実態調査517名 (凌辺ら. 噛運動中に,口腔内の金物の科学的・物理的刺激によっ て受容器が刺激され,大量の感覚情報を脳に送り込む。 これらの感覚情報は直接関与する部位だけでなく,情動 の形成に関与する視床下部や大脳周縁系などの上位脳-. をしている老年者の平均年麻は  歳で,健康な歯は男. 伝えられる。また,硯唾時には唾夜の分泌が起こり,よ. 性で  歯,女性で  歯であった。この被検者の中で. く噛めば唾液の分泌が増加するo唾波線の腺条部の導菅. 治療および抜歯をしなければならない歯はほとんどな. 上皮細胞には分泌額粒が存在し,血管拡張物賛キ二ン類. く,健康で第一線で働いている人達では自分で歯の手入. のカリクレインや神経成長園子などを管腔内に放出する. れも出来るし,また歯が悪くなったとしても歯科医院に. と考えられている.硯境によって唾液の分泌が増加する. 受診することがいっでも可能であると恩われる。図上. ことによって血流や脳脊髄液の中のこれらの物薯の濃度. しかしながら,在宅で寝たきりの人(平均年麻  歳). が高くなることが分かっている。金物を噛まずに摂取す. では,残っている歯は男性で9.9歯,女性で6.2歯であっ. ると,生体の生存にとって重要な情報の欠落が起こり,. たが,しかし,その内容は歯の治療あるいは,抜歯をし. 全身の臓器系調節に障害が発現することになる。. なければならない歯が約半数に達していた。老人ホーム. 以上のことから考えると,特に高齢者の唄噛機能の回. においてもかなり歯が少ないし,また,残っている歯は. 復は大変重要な問題を秘めている。しかしながら,今ま. 治療したり抜歯をしなければならないものが半数に達し. でにこの問題について調査研究はほとんどなされていな. ていた。前者との差は,歯の治療希望者は,身体状況に. い。今後は重要な課題の一つとして各種の研究が進めら. よって歯の治療が受けられるかどうかの違いにかかって くる。元気で健康な人は近くの歯科医院に受診すること. れていくことになるであろう。. が出来るが,障害があって歩行困楽の人または寝たきり の人については大変難しい。たとえ歯科受診が出来たと. 3.現在の高献者のPE噛状況. しても全身状況から対称療法しかできない場合もある。. 一般に,高齢になるにしたがって残っている歯が少な. 歯の治療の必要があっても,歯はそのままの状態か,ま. くなってくる。その原因のほとんどは歯の疾患による。 によれば抜歯で失う歯はう蝕で   歯周. たは痛みを軽減するだけの対称療法で我慢しなければな. 柄(歯槽ノーロー)で   あとは外傷などで13%となっ. らない。もう一つ問題がある,それは現在健康で第一線. ている。さらに,菌の疾患を加速させるのが人間の怠慢. で働いている人達が病気になって,自分自身で口腔ケア. である.一般に,年を取ると歯が無くなると言われてい. が行なえなくなった時,入院した病院で口腔ケアについ. るが,必ずしも年を取るからではない。たとえ歯の疾患. ての介護を行なってくれるかどうかであるo おそらく難. があったとしても,その都度,治療や予防をしていれば. しいと恩われる。なぜならば環在ほとんどの病院での口. 歯が喪失する時報はかなり延長されるはずである。. 腔ケアの実態は本人任せである。. 歯の喪失については昭和62年に厚生省が実施した歯科. 4.岨噛能力と全身状況. 疾患実態報菖1°によると,喪失歯は60歳代で  歯,. 1)調査対象および方法. 70歳代で  歯となっている。この調査は一人28歯あ るとしての喪失歯の数で, 70歳代で8本しか残っていな. 次に,われわれが行なった調査研究を紹介する。東京. いことになる。しかし,われわれが調査した環境の違っ. 都老人総合研究所が   年4月より調査研究を開始し. た老年者の口腔実態調査4)では,健康で活発な社会活動. たプロジェクトである, "中年からの老化予防総合的長 54.

(4) 歯科学報. 725. -0.1 10.6* -0.8*. 2. 3. 1. 0. 1.1♯. ゼリー   金. 3 7 6 7. 0.  .  .  . 1. 1. 3.  .  .  . 9. 1. 2.  .  .  . 0   n U. 2. 1. 3. \ ノ     )     )     ). iZg の用旭団       旭重団. な口腔調査 を行なった.さらに以上の対象者に対し. フ     ス. 合同調査であるため,簡単で短時間に能率よく調査でき ることを主眼とした。 健康調査は,従来から行なわれてきた身体計測,問 診,検尿,血圧測定,心電図検査,血夜検査,内科検 諺,に加え新しい検査として歩行,走行,タッビング, 擾力,平衡機能測定,骨塩量検査それに表1に示すよう. 標準偏差. 金  品 う コ バ ウ. 者から  無作為抽出によって選定された977名であ る。この対象者に対し,訪問聞き取り調査を実施し,さ らに小金井市内3ヶ所の会場において総合的医学健康調 査を行なった。最終的に,訪問聞き取り調査,総合的医 学健康調査,に参加した人数は,男性183名,女性222名 の合計405名である。今回の調査が他科との倉同調査で あり,過去にはこのような研究はほとんど皆無である。. 表2 官能試験結果 `且 I I らビ ナ ハ ず ン ナエ. 斯追跡研究''の一環として,口腔内調査2)を行った. 10 年間,同一地域の同一市民を対象に追跡調査することに より,縦断研究として展開されるo小金井市と南外村に おける調査開始1年目の口腔内調査内容及び,結果を中 心に述べる。調査対象者は,東京都小金井市在住の高麻 者のうち,平成3年6月1日寛在で65歳以上84歳以下の. 標準偏差. りんご ごほん 0 0 0 0. 8 8 5 3. つみれ アスパラ. ゼリー   金  品. 標準偏差. 子由あげ 0 0  0 0. 7 7 3 7. 干ぶどう 酢だこ 白菜つけもの. ゼリー   食  品. 標準偏差. 麻ももゆで 0 0 0. 8 6 5. 生にんじん. 表1 口腔調査表. セロリ. ゼリー   金  島. 〔 歯科診察〕 ゼリ} による岨噛能力テスト 可 可 未満 4l義歯を忘れてテスト不能. さきいか たくわん. □. 5.その他のテスト不能(疾病など) 誓書. ると票. し 〔 入れT t禁 l ていますか?. ♯. 表中( )内は推定岨噛筋活動量. □. 4.義歯 (入れ歯) を持っていない [== ] 機能している歯(義歯を含む)の総数 (ブリッジのボンテック、義歯および鈎歯を含むが の歯は含まない) 機能している天然歯の総数 などの歯は含まない)n. 表    ゼリーによる岨噛能力検査方法 のゼリーを口の中に入れ唄噛させる。 回の唄噴運動のあと口腔内を観察しゼリーの大 きさが   以下になっていることを確認する。 なっている場合そのまま唄境を麓け嘆下させる。唄 噛能力5と判定 3.ゼリーの大きさが1/2以下になっていない場合 のかわりに  のゼリーを口の中に入れ唄噂さ せる。 回の唄噛運動のあと口腔内を観奏しゼリーの大 きさが1/2以下になっている事を確認する。なっ ている場合そのまま唄境を被け顧下させる。唄噛能 力3と判定 5.なっていない場合姐噛能力3未満と判定 6.テスト不能は,義歯を忘れての場合とその他のど ちらかを選択. 喜 看. 義歯 残存歯. 8 7 6 5 4 3 2 1 1 2 3 4 5 6 7 8 残存歯 義歯 口腔内(義歯)の活掃状況 1.良い 2.悪い. □. 間4. 1 日何回歯磨き(自分の歯)をしますか? * 歯の無い場金は義歯(入れ歯)の磨き回数 0. 0回 1. 1回 2. 2回 3. 3回以上 問5. 1年以内に歯科治療 (歯科検診を含む)を受けましたか? 0. はい. 1. いいえ. 標準偏差. []. -55-.

(5) 渡辺:高麻者の唄噴機能の全身への影響. 726. て,より簡便に客観的に岨噛能力を判定する目的で. に減少し, DB噴能力3が禾可能の占める割合が有意に増. G11ゼリー         はタコ,イカなどが食 べられる姐噛能力)を開発し7)今回の唄噴能力の判定に 使用した。表. 加していた。  歳のグループにおいて唄噛能力5が 可能な人は    唄噴能力3が不可能な人は  で あるのに対し    歳のグループではそれぞれ. 2)結果 (1)唄噴能力判定試験 唄噛能力    ゼリ   が姐噛可能であったの. であったo 図2. (4)機能歯数(天然歯数+補綴歯) 機能歯数が24歯以上の人の割合は男性   女性. は男性で全体の    女性で   と高率を示したo しかし,加齢によって唄噴能力5の比率が低下した。唄 噛能力3(Gつゼリ   が唄噛可能であったのは男 性で   女性で   と女性の方が多く,男女とも 加商酎こよって唄噴能力3の比率が増加した.唄噴能力3 以下であったのは男性で   女性で  と差は僅か であった.表4.. %で,ともに86%以上であった。表6. この機能歯数とは天然歯数とブリッジのボンテックお よび義歯の人工歯などの補頼歯数の合計である。 (5)天然歯数と機能歯数との関係 唄噛能力が低下するにつれて天然歯数,機能歯数とも に低い値を示した。表7. 次に,唄噴能力を塊定する園子の検討を行なった。検. (2)天然歯数が0の人の割合は加麻によって増加したo また    歳の50%以上が天然歯数が0であったo さ らに,男女別では男性では   歳で女性より多少天然 歯数が0の人が多かったが, 70歳以後は運に女性の方が 増加の傾向であった。表5,. 討方法は,従属変数と唄噛能力,独立変数と年齢,姓,. この天然歯数とは歯根が顎骨に植立している歯の数, ただし爾蝕症4度と歯周炎により動揺が著しく保存処置 が禾可な歯およびインプラントは含まないこととした。 (3)年麻と唄噛能力との開連 年麻が高くなるにつれて,唄噛能力5可能の人は有意. 歯数と唄噛能力に有意な正の相関を認めた.つまり,天. 天然歯数,天然歯数と機能歯数の差(義歯の人工歯,お よびブリッジのボンテックの菌数以下KI T歯とする) を豪回帰分析を行なった。独立変数の区分分幾を表8 1,分析結果を表8 2にそれぞれ示してある 然歯数およびK-T歯数が多くなるほど唄噛能力が良好 であることが判明した。 (6)唄噛能力と身体状態との関係 唄噛能力と身体状態(体重,鍾力,平行機能,骨塩室). 表4. 岨噛能力 (男) 計. eU. 5 良U. 年  麻. 70-74       75-79       80184. 9. N  %     N  %     N  % 4 7 0 5 1. 5 3 9 5 8. 2. 9 3 2     1. 年  麻 N  %     N  %. N   % 6 1. 0. 8. 3 5 8 2 2. 4 3 6 7 7.  .  . 0.  .  . 坦. 3. 3. 5.  .  .   巳. 1. 7. 1. U. 3. 2.  .  . 2. 2. 9.  . 4.   7     1. 7.  .   3     1.  . 1 8 7. 5. 3. 0. 6 5 3 7. 1. 2 0 2 4. 9   8   e U   7. 00 1. 9 6. 1 9 2 4. 1 5. i i E. eU. 唄噛能力5 唄噴能力3 姐噴能力3未満 検黍禾能(義歯忘れ) 検査不能(その他). 1. 4 4 2. 7 7 5. 6 1  1. 計. 9 6 7     2. 2 8 5     1. 8. 5   2   6   e U. 5 8 7. 2   8   6   1   1 8. 0 6 2. 1   5   2   3   2 5   1   1 1. 9. i:      :. 7 5 2. 1   4   6   3   1 4. 唄噴能力5 唄噴能力3 唄噛能力3未満 検査不能(義歯忘れ) 検査不能(その他) 6. 56.

(6) 2.  . 表5 天然歯数.  . 0. 5.  . e. U.  . 8.  . 0.  . ソ. l. (.  .  .  . 1.  .  .  . 1. 己.  .  .  .  .  .  . 4.  .  .  .  . 良. (. ソ. ∪.  . 4.  . 己. U.  . 8.  . 0.  . l. リ. .. 1. l   1   2   2   2   2   2   3   3.  .  .  .  . 3   2   6   2   3   4   5   3   2   5   1   1. 8. J. 2. U. 2. 0.  .   1.  . 3  . 5.  . 5. 1.  . 9.  .  . 1.  .  . 7.  . 9.  . e.  .  .  .  . ∪. 9.  . ソ. 4.  .  . 1.  .  . 9.  . 4.  .  .  .  . 1. e.  . 6.  . 6.   1.  .    .  .  . 2.  . 8.  .  .  .  .  . 6.  . 1.  .  .  . 1. 9.  .  .  .  .  .  . 1.  . 5.  . 5.  .  .  .  .  . 7.  . 6.  . 7.  .  .  .  .  . 4.    . 4.    .  .  .  .  .  . 9.  . 4.  .  .  .  .  .  . 2.  .  . 2.  .  .  .  .  .  .  .  . 4.  . 4.  .  .  .  .  . 3.  . 3.  .  .  .  .  . 2.  . 2. 巳.  .  .  .  . 4.  . 0.  . 4. 1. 4.  . 2.  .  . 計. i i E 0 7. 8. 2. 5. o. 1. 8.  .  . 9.  . 1.  . 1.  . 2.  .  .  . 9.  .  .  . 9. 1.  .  . 3.  .  .  . 7.  .  . 3.  . 4.  . 2.  . 1. 一.  .  .  .  .  .  .  . 4.  . 9. 3.  .  .  .  .  . 1.  .  . 5. 0.  . 3.  . 1.  .  .  .  .  .  . 2.  . 1.  . 9.  .  .  .  .  .  .  . 5. 0.  . 1.  .  .  .  .  . 1.  .  .  . 3.  . 1. 9.  .  .  .  .  .  .  . 3. 2.  . 7.  .  .  .  .  .  .  .  . 5.  .  .  . 3. 4.  .  .  .  .  .  . 3. 1. 9.  . 3.  .  .  .  .  . 1.  . 4.  . 3. 4.  .  .  . 1.  .  .  . 0.  .  . 7.  . 1. 7. 0.  . -.  .  .  .  . 7. 6. 3.  .  . 2.  .  .  . 2. 7. 6. 2. ∼   ∼   ∼   ∼   ∼   ∼   ∼   ∼   ∼   ∼   ∼   ∼   ∼   ∼   ∼   ∼. l ウ︼                     e        -ソ︼              lソ∪ l 1 1 l   1   2   2   2   2   2   3   3.  . ウ∪                                                    1. 5. 2 2 3 2 3 2. 8 8 8 9 1 1 1 5 1  1  1 2 2 2 1. 4.  . 1. 5   3   0   3   5   7   9   5   3   9   1   1 1. 5. 1. ∼   ∼   ∼   ∼   ∼   ∼   ∼   ∼   ∼   ∼   ∼   ∼   ∼   ∼   ∼   ∼ ︼. 2 2 4 2 4 2. 1 1 2 1 2 1. 8 5 7 2 9 9 3 3. 9 52.9 4 6 8 2 0 0 4 4 3            1 1. 3     5 3 5     0 5 1     2 1 6  7 6 6 00 5 8 8 3 2 3 3. 7 4 7 5 1 5 2 4 2. 4. ノ. 3  5.5.   男 ・l. N   %. 7     ). 計. 台. 57. i:.  . 2  3.6. 6 3 3 3 2 5 5 5 5 0 1  1 1 1 7  9 9 9. l. N  %     N  % N   %. 6 3 4 1 5 5 2 2 1 7 1 5 7 4 5 1 7 8 1 1 8 1 5 0 1 7 0 2 5 7 2 5 8 8 8 00 5 1 5 3 3 5 7. 754. 年  番. 4 4 5 2 1 5 4 2 6 4 4 6 4 5 1 4 2 4 1 3 4 1 3 5 5 5 5 3 8 0 9 9 3 4 1                                          1 2 1 3 4 1 3 5 5 5 5 3 7 9 8 8 3 4 1. 8 4 1 8 4 5 1 4 0 5 00 6 5 9 4 1 1. 9. 5 7. 0. 13 23.6. 5 2 2 2 2 9  1  1 1 2 7 7 1 4 7 4 1 4 6 2 2 4 5 2 5 4 5 1 2 2 2 3 4 2 4 3 4 1. 7. 歯科学報.

(7) 涯辺:高麻者の唄噴機能の全身への影響. 728. 高覧、1 65-69. n-160. 70-74. m-128. 75-79. n-81. 吾  もある。  運動を達成させるためには,このよ うな問題について詳しい全図的塊槙の調査が必要となり その調査にもとづいて検討しなければならないo 唄噛能力と口腔内状況との関連については,天然歯数 との関係が大いに関与しており,姐噛能力5(ほとんど の金晶が硯噛可能)の平均歯数は  歯で,喪失歯にす. 80-84. n-36. ると13歯となり後藤ら18)の報吾と近似した値を示した。 唄噴能力3 (常食が唄噴可能)の平均天然歯数は 歯で姐噛能力5と比較するとかなり少なく,また唄噛能 力3以下の天然歯数は  歯であった。唄噛能力と機能. 圏岨噛能力5 団岨噛能力3 監ヨ岨噛能力3未満 図2 年-齢別唄噛能力(G-1ゼリーによる). 歯数との有意な相関は認められなかったが,この結果 は,補綴歯と天然歯を同じレベルで評価したためで,厳 密な関連性を検討するため,補綴歯特に義歯についてよ. との関連について検討した。表9に示すように全ての項. り細かい評価法の検討をする必要がある。. 目において  が可能なブル-プは  が噛めないグ. 補轟歯の評価法を探る意味で,唄噛能力と天然歯数お. ループに比較して高い値を示した。しかし,身体状態に. よびKIT歯との関連を重回帰分析によって検討したo. ついては年斬,性の影響が大きく左右することが解って. その結果,唄噛能力と天然歯数およびKIT歯は正の相. おり,この影響を除外するために次のような検討を試み. 関が認められた。その相関の大きさを比較するとK-T. た。検討方法は,従属変数に各身体状態の項目をとり,. 歯は天然歯の約1/2となっている    歯は天然歯と. 独立変数に年齢,性,姐噛能力として垂回帰分析を行. 同じ程度に硯噛能力を向上させるためには,天然歯1歯. なったo独立変数の区分分楽は表10- 1の如くであるO. に対して約2歯必要であることになるO以上の結果から. また,その分析結=栗については,表   の如くであ. 考えられることは,姐噛能力の維持には天然歯を残すこ. る。この表から唄噛能力と各身体状態に有意な正の相関. との方が有利であることが解った。しかし,厳密な検討. を認めた。この事実は,年齢,性の影響を除外しても唄. を行うためには,前歯部と臼歯部,ボンティクと義歯の. 噛能力が良好なほど各身体状態の値が高いことを示した. 人工歯といった綿かい点を検討することが必要であると 思われる。. ことになる。. つぎに, DE噛能力と全身機能との関係については,唄噛. 5.考     察. 能力5と唄噛能力3では相関を検討したすべての項目にお. 年麻と口腔内状況についての報吾は現在まで多数報吾. いて有意な差を認めた。体重,平衡機能および擾力の結果. されている   。今回,われわれが調査報告した結. は,永井ら,寺岡ら19)の報吾と同様の傾向を示したo. 果も同様な傾向を示した。厚生省が  年成人保健対策. 唄噴能力と骨塩室との関連については過去にこのよう. 検討委員会の提言である80歳で20歯を残そうと言う運動. な報吾は無く,また,有意な相関を認めた報吾も全くな. が始まっている  われわれが行なった調査報吾から検. く,われわれの報吾が最初である。骨塩室は,骨粗餐症. 討すると,現在80歳代のグループでは天然歯の平均値は. の指標となる鼻も重要視されている検査項目である。骨. 歯と大きく下回っている。  歳のグループでは. 粗索症は,骨の成分は正常であるにもかかわらず,骨量. 歯, 7(ト74歳のグループで  歯である.さらに65. が滅少し自己の身体を支持することが不可能となり,骨. -69歳  歯で   運動の目標値をすでに下回って. 折の危険が増加した状態20)と考えられている。つまり,. いる状況である。われわれの調査報吾から考えると. AD L低下に直接関与する疾患である。骨塩量の測定方. 運動の対策は,高齢者予備軍   歳代)に対して口腔. 法は数多くあるが,今回は,その中でも統計変動が少な. 保健活動対策を進めて行く必要があるoわれわれが調査. く,解像力,再現性が高いと言われている    法を. した地域は,比較的都市型で知識階級の高い地域である. 用いて第3腰椎にて測定した。. ことから考えれば,地域差によっては高齢者予備軍をも. リスクファクターとして,種々の因子が挙げられてい. う少し下げて30歳代から口腔保健対策を考える必要が出. るが   今回,加麻,性別差といったすでにリスク. てくるであろう。すでに一部で検討が進められている報. ファクターとして確立された項目の影響を除外しても,. -58-.

(8) 歯科学報 表6 機能歯数. 年 麻                                  計 N  %    N  %    N  %    N  %    N  % 0. 2 1.1. 1 工8. 1. 2468-. 5.  .  . 0. 5.  .  . 0. 5. 8 8 6 8 5 5 3 5.  .  . ∼   ∼   ∼   ∼   ∼   ∼   ∼   ∼   ∼ 6   8   0   2   4   6   0 0   0   2 1   1   2   2   2   2   2   3   3. 1 1 3 1 5 5 7 5. 0. ∼   ∼   ∼. 0   2   4 1  1  1. 1 1 2 1 3 4 6 3. 2. 2.  .  . 1       2. 2. 5 3 9.  . 0 5 8. 7. 1     7. 1. 2 1 5.  . 0.  . 5.  . 8. 9. 1.  . 0.  .  .  . 2 4. -. 1 2. 9     9 7 7. 1   3     n U. 1 5. 2     2 5 5. 2. 1 4. 4 4 5 6 5 1 4. 1. 1 1 9 7 9 8 1. l     1 9 3 2. 1 1 7 3 4 6 1.  . ∩. 4. '.  .  . 0. 5.  .  . 1. 6. 0.  . 己 1. U. ロ   1   3. 計 N  %    N  %    N  %    N  %    N  % 1 2.2. 2 1 4 0 7 1. 4 2 8 1 8 2. 3 2 7 7 7 2. 己. 4 7 5 2 3 5 4 7. 3. 1 2 5 9 0 5 1 2.  . 1 2 4 4 4 4 1 2.  . 2 8 5 5 3 8     7. 8. 1 5 0 4 5 5    4. 1. 1 5 9 1 9 5     4. 1 0.5.  . 5 7 0. 9 6 6. 8. 2 5.  .  . 1. 2. 4.  .  .    .  . ︼. 5. 5. 2. ウ. 1. :  j:. 1 6. 1. 1 2. 1 4. 1   3   2 1. 1 2 4. 2 3.   4. O. 1.   0. 1.   2. e U. 59.

(9) 涯辺・_高齢者の唄噛機能の全身-の影響. 730. 表9 性別にみた唄噛能力    ゼリー)と体 重,握力,平衡機能,および骨塩量との関係. 表7 性別にみた,唄噛能力    ゼリー)と 天然歯数および機能歯数との関係 唄噴能力5  唄噛能力3 硯酎巨力3未満. 唄噛能力5  唄噛能力3 唄酎巨力3未満. 男   ±      ±  出  ±. 体重 男  ±    ±    ±9・4. 女          ±  出  ±. 女   ±      ±      ± 8.4. 全体   ±     ±   .74±. 握力 男  ±    ±    ±7・7. 男   ±     土      ±. 女   ±      ±      ± 4.6. 天然歯数 (本). 機能歯数 (本). 平衡機能男  ±    ±    ±. 女   ±      ±      ±. 女   ±      ±      ± 9.8. 全体   ±     ±      ±  出. 平均値±標準偏差). 骨塩室 男  ±    ±    ± 女   ±      ±      ±. 表8 - 1重回帰分析のための口腔内状況の区分. (平均値±標準偏差). 年 麻  性  天然歯数 K T歯数 1.65-69     1.0     1.0. 表    垂回帰分析のための区分. 男. 区 分. 年 齢  性    唄噴能力. ′. 1. 9 4 9 4. 5. l リ ︼. 男. l. 3  .  . 4. 0. ∼   ∼   ∼   ∼.  . 2. 0   L -. 6   L -     ︻ -   8.  . カテゴリー. 表812 重回帰分析による唄噴能力    ゼ リー)に対する各区分の(標準偏回帰)係数. 5   己 U. 1. 女. PE噴能力3未満 唄噴能力3. 2.女 3.唄噴能力5. 二   二. 然 T. 酪)、釈放 1   2. 甥故歯歯. 年性 天K. 独、這㌃--\竺讐数  唄噛能力 ∼-. 0. 078. 0. 773** 0. 391**. '*p<0.01. 表   重回帰分析による各身体的機能と硯噛能力   ゼリー)の(標準偏E]帰)係数. 独這『--空讐致 体  重 擾  力 平衡機能 骨 塩 室 午. #    10. 148**. -0.282両     10. 416出     10, 191両. 性             出. 10. 706出     10. 159日    1 0. 529出. 唄  噴  能  力. 0. 099日      0. 099'      0, 130**. 重 相 関 係 数 *P<0.05,招P<0.01. - 60 -.

(10) 歯科学報. 731. 究」総括班研究,風入社,東京. 9)歯科診療の実際(1)唄噛障害 発音障害.腰原好編他 医歯薬出版,東京. 唄噛能力が骨塩量と有為な相関を示したことは特筆すべ きことである。. ‥ I柄1上N言           ′. お わ LJ に. nature of prosthetic dentistry. Int. Dent., 16,. 歯の体に対する憂要性は,従来より色々言われている が,しかし,その検証となる報吾がほとんどされていな い.また報害されていたとしてもその関連機構は明らか にされていない。その原因としては,摂取機能の機構が 複雑でまた,その正確な評価が困難であることが挙げら れるo特に高酔者では,天然歯が喪失し義歯などの補綴 歯との浪合状態となっており,更にその評価を困葉にし ている。 この報吾から姐噴能力と身体機能との相関が示された ことによって,さらに,その関連機構の解明が必要であ る。今後この報吾が少なからず活用されることを斯待す る。 文     献. 1)下東艶子:高麻者の生活問題 家政教育社 113, 1984.. 2)長寿社会対策の動向と展望:総務長官官房老人対策 室編 3)老人の生活と意識:第3回固際比較調査結果額吾 書.総務長官官房老人対策室編 中央法規.東京. 1992.. 4)凌辺郁馬,佐藤雅志,菊間洋子,高橋 貢:老人歯 科医座の実態調査,歯医学誌 5)石山直欣,平野浩彦,凌辺郁馬:地域老年者の唄噴 能力および口腔内状況に関する研究(第一報).老年歯 学 6)平野浩彦,石山直欣,産辺郁馬:地域老年者の唄噛 能力および口腔内状況に関する研究(第二報).老年歯 ?, 7 :150-156, 1992. 7)湖山昌男,石山直欣,涯辺郁馬,佐藤 亨,腰原 好,牧野正義:ゼリー(G∼1ゼリー)を用いた唄噴能 力判定試料に関する研究,老年歯学. 509.. ll)厚生省健康対策局歯科衛産科編:昭和62年.歯科疾 患実態調査の概要 12)柴田 博,鈴木隆雄,芳套 博,安村誠司,永井晴 美,天野秀紀,湖山昌男,石山置欣,産辺郁馬:小金 井市総合健康調査  年)長期プロジェクト「中年か らの老化予防総合的長期遺跡謁研究」報吾書, ㈲東京 都老人総合研究所 13)新庄文明:高齢者の歯科衛生の実態と障害保健事業 の推進,公衆衛生学会雑誌 14)新庄文明,安積 明,安積 宗,安積 雅,池田昭 江,池田紀夫,安東溝寿穂,武内倍二郎,武内節子, 中村 泰:寝たきり老人の歯科衛生の実情の変遷,兵 庫県佐用郡における調査結果より     昭和62年 度日本歯科医学会縁台的研究推進費老年歯科研究グ ループ,大阪 15)成人歯科保健対策検討委員会:成人歯科保健対策検 討中間報吾,厚生省 16)佐々木好幸,岸 光男,高嶋 剛,岡田昭五郎:80 歳における重夫歯を10以下にするための中間目標値に ついて,口腔衛生学会雑誌, 41 : 17)鎗木恵三,石井拓男,後藤真人,坂本蓋史,北原 稔,榊原悠紀田郎,西 三郎:「ーめざそう80歳,欠損 歯は10歯までJ,成人歯科保健のねらう健康水準,冒 本歯科評論 18)後藤真人,石井拓男,榊原悠紀田郎:成人歯科保険 の指標としての「噛めたか」の検討 第2報,年麻別 喪失歯数別検討,口腔衛生学会雑誌 1987.. 19)寺岡加代,永井晴美,柴田 博,岡田昭五郎,竹内 孝二:高齢者における摂取機能の身体-の影響,口腔 衛生学会雑誌 20)森田陸司,福井仁夫:骨粗宴症の診断1.骨塩定室 法による診断             : 21)白木正孝:骨粗索症の原因および危険園子 BONE, 4 :49-58, 1990.. 1992.. 8)斉藤 滋:唄境とメカノサイトロジー,唄噛システ ム入門.文部省特定研究「嶋噛システムの基礎的研. -61. 22)折蔑 肇:骨粗索症をめぐってI-退行期骨粗索症 -,日本老年医学会雑誌. -.

(11)

参照

関連したドキュメント

The complexity of dynamic languages and dynamic optimization problems. Lipschitz continuous ordinary differential equations are

操作は前章と同じです。但し中継子機の ACSH は、親機では無く中継器が送信する電波を受信します。本機を 前章①の操作で

3いこーよ協力! 非認知能力を育む「3~6歳児のあそび図鑑」発売 https://iko-yo.net/articles/5848

また、第1号技能実習から第2号技能実習への移行には技能検定基礎級又は技

採取容器(添加物),採取量 検査(受入)不可基準 検査の性能仕様や結果の解釈に 重大な影響を与える要因. 紫色ゴムキャップ (EDTA-2K)

大気浮遊じんの全アルファ及び全ベータ放射能の推移 MP-7 (令和3年10月1日~令和3年12月31日) 全ベータ放射能 全ベータ放射能の

■エネルギーの供給能力 電力 およそ 1,100kW 熱 およそ

Should Buyer purchase or use SCILLC products for any such unintended or unauthorized application, Buyer shall indemnify and hold SCILLC and its officers, employees,