• 検索結果がありません。

IRUCAA@TDC : Influence of Chewing Rate on Salivary Stress Hormone Levels

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "IRUCAA@TDC : Influence of Chewing Rate on Salivary Stress Hormone Levels"

Copied!
3
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

Influence of Chewing Rate on Salivary Stress

Hormone Levels

Author(s)

田坂, 彰規

Journal

歯科学報, 109(5): 514-515

URL

http://hdl.handle.net/10130/1894

Right

(2)

論 文 内 容 の 要 旨 1.研 究 目 的 咀嚼運動とストレスとの関係については,これまでにストレス負荷後にチューイングを行うことによって, 視床下部−下垂体−副腎皮質(HPA)系の反応が抑制されることが明らかにされている。また,ストレスは咀 嚼運動に影響を及ぼし,咀嚼運動周期の減少および開口量の増加という報告がある。しかし,咀嚼運動の要素 がストレス状態に及ぼす影響についての報告は少ない。本研究は咀嚼運動の要素のひとつであるチューイング 速度に着目し,チューイング速度の違いが HPA 系のストレス指標である唾液中コルチゾール濃度に及ぼす影 響を検討することを目的とした。 2.研 究 方 法 被験者は健常有歯顎者男性16名(平均年齢24.7歳)とした。被験者には実験室に入室して,30分間安静にした 後に,ストレス負荷として計算問題を30分間行なわせた。その後,10分間のガムチューイングを行なわせた。 チューイングの条件は slow chewing,habitual chewing および fast chewing の3条件を設定した。被験者に ガムを自由にチューイングさせたときの速度を habitual chewing とし,slow chewingは habitual chewing か ら15%遅いチューイング,fast chewing は15%速いチューイングとした。これらの条件の施行はメトロノーム のリズムに合わせて無味ガム1.0gをチューイングすることによって行った。チューイング後は20分間安静に させて,実験終了とした。同一被験者に対して,1日1条件で計3日間実験を行った。 唾液採取はストレス負荷後(S1),チューイング後(S2),チューイング後の安静10分後(S3)およびチュー イング後の安静20分後(S4)の計4回行った。唾液採取には唾液の採集器具の Salivette を用い,全唾液を1分 間採取した。唾液中コルチゾール濃度は radioimmunoassay にて測定した。 本実験では唾液中コルチゾール濃度の安静時の基準値を,ストレス負荷後に最も時間が経過し,安静状態に あると判断した S4の値とした。S1から S2および S3の唾液中コルチゾール濃度の変化率を算出し,各条 件間で比較した。統計分析は反復測定による一元配置分散分析の後に多重比較(Bonferroni test)を行った(P <0.05)。 3.研究成績および結論 S1の唾液中コルチゾール濃度の値が基準値以下だった3名の被験者は計算によるストレスが負荷されてい 氏 名(本 籍) た さか あき のり

(石川県) 学 位 の 種 類 博 士(歯 学) 学 位 記 番 号 第 1707 号(甲第 990 号) 学 位 授 与 の 日 付 平成19年3月31日 学 位 授 与 の 要 件 学位規則第4条第1項該当

学 位 論 文 題 目 Influence of Chewing Rate on Salivary Stress Hormone Levels 掲 載 雑 誌 名 The Journal of Japan Prosthodontic Society 第52巻 4号

482∼487頁 2008年10月 論 文 審 査 委 員 (主査) 櫻井 薫教授 (副査) 平井 義人教授 松久保 隆教授 田﨑 雅和教授 歯科学報 Vol.109,No.5(2009) 514 ― 62 ―

(3)

ないと判断し,分析から除外した。すべての条件でストレス負荷後から経時的に唾液中コルチゾール濃度が減 少した。S1から S2の唾液中コルチゾール濃度は,slow chewing,habitual chewingおよび fast chewing に おいてそれぞれ4.7%,14.6%,16.2%減少し,その変化率は slow chewingと fast chewing との間に有意差 が認められた。S1からS3の唾液中コルチゾール濃度は,slow chewing,habitual chewingおよびfast chewing においてそれぞれ14.4%,22.2%,25.8%減少し,その変化率は slow chewing と fast chewing との間に有意 差が認められた。本研究により,チューイング速度の違いが HPA 系のストレス指標である唾液中コルチゾー ル濃度に影響を及ぼすことが明らかとなった。また,速いチューイングがストレス緩和に効果的である可能性 が示唆された。 論 文 審 査 の 要 旨 ストレスと顎口腔系の働きは関連しており,チューイングによりストレスが緩和するとされている。また, 咀嚼運動は中枢で制御されており,咀嚼運動の要素はストレスによって変化する。以上のことから,咀嚼運動 の要素の違いがストレス緩和に影響を及ぼす可能性がある。本研究は咀嚼運動の要素のひとつであるチューイ ング速度に着目し,チューイング速度の違いが HPA 系のストレス指標である唾液中コルチゾール濃度に及ぼ す影響について検討した。チューイング条件として slow chewing,habitual chewing および fast chewing の 3条件を設定した。ストレス負荷後にそれぞれのチューイング条件を行い,唾液中コルチゾール濃度の経時的 な変化率について分析を行った。 その結果,チューイング速度の違いによって唾液中コルチゾール濃度の変化率が異なることが分かった。ま た,fast chewing が常に最も唾液中コルチゾール濃度が減少したことから,速いチューイングがストレス緩和 に効果的である可能性が示唆された。 本審査委員会では,1)唾液中コルチゾールについて,2)チューイング条件の妥当性,3)データの処理 方法などについて質疑がなされたが,概ね妥当な解答が得られた。また,ストレス負荷後のコルチゾール濃度 の値に関する考察の追加,図表の訂正についての要望がなされ修正を行ったが,本研究で得られた知見は歯学 の発展に寄与するところ大であり,学位授与に値するものと判定された。 歯科学報 Vol.109,No.5(2009) 515 ― 63 ―

参照

関連したドキュメント

しかしながら,式 (8) の Courant 条件による時間増分

について最高裁として初めての判断を示した。事案の特殊性から射程範囲は狭い、と考えられる。三「運行」に関する学説・判例

地域の中小企業のニーズに適合した研究が行われていな い,などであった。これに対し学内パネラーから, 「地元

現在入手可能な情報から得られたソニーの経営者の判断にもとづいています。実

健康人の基本的条件として,快食,快眠ならび に快便の三原則が必須と言われている.しかし

(採択) 」と「先生が励ましの声をかけてくれなかった(削除) 」 )と判断した項目を削除すること で計 83

○5 号機原子炉建屋で発生した残留熱除去海水系配管貫通部からの流入箇所の応急的 な止水処理の結果、指 4 本程度の太さから、3 秒に 1 滴程度まで減少したことを 確認した。. [3 月

しかしながら、世の中には相当情報がはんらんしておりまして、中には怪しいような情 報もあります。先ほど芳住先生からお話があったのは