Title
粟国島の鳥類
Author(s)
嵩原, 建二; 中村, 和雄; 又吉, 盛泰; 橋本, 幸三; 比嘉, 邦昭
Citation
地域研究 = Regional Studies(5): 103-118
Issue Date
2009-03-01
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12001/5603
嵩原建二 ・中村和雄 ・又吉盛泰 ・橋本幸三 ・比嘉邦昭 :粟国島の鳥類
粟国島の鳥類
嵩原 建二*・中村 和 雄**・又吉 盛 泰***
・橋本 幸三
† ・比嘉邦 昭 ‡
BirdFaunainAgunilsland,theRyukyuIslands
KelOiTakehara,KazuoNakamura,MoriyasuMatayoshi,KouzoHashimoto andKuniakiHiga 琉球列島に属する東国島で観察 された鳥類 を,1998年以来筆者 らが行 って きた現地調査 を基 に,他 の観察例 を加 えて まとめた。その結果,170種が確認 された。 これを生息状況で見ると,留鳥が22種 (13%),夏鳥が7種 (4%).冬鳥 ・旅 烏が141種 (83%)で,冬鳥 ・旅烏が圧倒的に多かった。 これか ら
,
「粟国島の鳥類 目録」 を作成 した。 また,粟国島における野鳥の方言名の収集を行 ったところ,スズメや ヒヨ ドリなどの21種の方言名 を収集できたD アジア大陸か らの渡 り鳥の通過点である本島は,バー ド・ウオッチ ャーたちに魅力ある観察場所 を提供するが, さらに この島の特徴的な地形や植物相 とともに,エ コツー リズムのための資源 を提供す るほか,環境教育の場 として も利用で きるであろう。 キーワー ド :鳥類相,粟国島,方言名,エ コツー リズム,環境教育Birdspec]esinAgun)Island,theRyukyuIslands,observedbyauthorssince1998andbyotherpersonstotaled 170species.Theseareclassifiedintothefollowings:i.e.,theresidentsare22species(13%),summervisitors7species (4%)andpassingbirdsandwintervisitors141species(83%)AThesewerelistedasatable,"BirdListsObservedin AgunilslandsH.
WealsotriedtocollecHhedlalectsofthenameofbirdspeciesfrom someresidents,obtainingthenameof21 speCleSSuchasthesparrowandbulbuL
Weproposedanideathattheycanprovidethisislandlobirdwatchersasaninterestlngandattractivesiteto observethepasslngbirdsandwintervisitorsfrom theAs iancontinent・Birdfauna,togetherwiththespecialland fea(uresandflorainthisisland,winalsoprovidetheresourcesofaneco-tourism andthetrainingfieldsfornature educations.
Keywords:Birdfauna,AguniIslands,Dialectnameofbirds,Ecoto血 sm,Na山reeducation
はじめに 鳥類は生態系の中で上位 に位置する生物であ り
,
「環 境指標生物」 としての鳥類の生息現状 を把握す ること は,島の 自然環境の現状 を理解す る上でひとつのアプ ローチ として有効である もの と思われる。そ うした観 点か ら,筆者 らは粟国島において1998年2月か ら鳥類 調査 を重点的かつ継続的 に行 い,その生息状況 に関す る観察記録等 を集積 して きた。 また,2000 3-2005年 に は,文部科学省の科学研究助成費 「近海離島」 の環境 研究班 として鳥類調査 を実施 した。 さらに2008年1月 も現地調査 を実施 した。 粟 国島の生物 に関す る調 査報告 は,植 物 で は天野 (1981) によって外来種 を含 む127科458種 に及ぶ植物 目 録が作成 されている。動物では当山 (1980)の調査 に よって,lrQ虫類6種,両生類1種 ,鳥類 11種,噛乳類 2種が報告 されている。 また,宮城 (1997)は1997年 4月の調査 で38種 の鳥類 を記録 し,その保全 と活用 に ついて指摘 している。 しか しなが ら,その後鳥類の生 息 に関す るまとまった調査 は行われていないのが現状 である。 *沖縄県立美咲養護学校 (沖縄大学地域研究所特別研究貞) (連絡先)904-0314沖縄県読谷村古堅74-10,[email protected] *'沖縄大学法経学部 (現,沖縄大学地域研究所特別研究員)「地域研究
」5
号 2009年3
月 (二重 垂 享 〕 今 回筆者 らの独 自の調査記録 を基 に して, これ まで に報告 された文献資料 や新 聞資料等 で散見 で きる観察 記録 をで きるだけ加 えて,粟国島における鳥類相 の解 明 と鳥類 目録の作成 を試みた。 さらに,民俗 的な関わ りのある鳥類 の方言名 について も調査 を行 い,消 えか かっている動物方言名の採集 も試み,人間 との関わ り について もい くぱ くかの知見 を得 ることがで きたので 報告する。 本報告が粟国島におけるこれ までの 自然環境 に関す る様 々な知見 と合 わせて,学校教育 における理科教育 や環境学習,エ コツー リズムやエ コミュージアム等 の 実施や展 開における自然理解 に関す る資料 のひとつ と して活用 され, さらには島の環境保全 を考 える きっか けになれば幸いである。 1.粟国島の 自然環境 粟 国島は沖縄 島那覇市 の西北約57kmの洋上 に位 置 し,面積7.9km2,周囲約12kmのほぼ三角形の島である (図1
)。島の最高標高は,南西端 にある 「筆ん崎(別名, 真鼻毛 <マナハモ->)
」 (標高90m)で,そ こか ら島 東部 にかけて次第に低 くな り,島東端の ウ-グ浜 は砂 丘 を形成 している (図2)。0
500 1,000m 図 1 粟国島の地形図 (国土地理院発行数値地図を改変) 数字は主要な調査地を示す。 1:大正池や字西の御願周辺, 2:スガイ原土地改良区, 3:筆ん崎 (真鼻毛), 4:粟国港周辺, 5:ウ-グ浜 周辺, 6:粟国漁港周辺, 7:カナジキ原土地改良区。 図2 束方向上空から望んだ東国島の景観 左手が筆ん崎方向。 大城 (1980)による と,島の地質は粟国鳥火山岩類 と一括 される石英安 山岩,安 山岩質溶岩 と同質凝灰角 レキ岩,火山砕屑岩があ り, これ と不整合で覆 う琉球 石灰岩で構成 されている。 こう した地形 ・地質は,南西端 にある筆 ん崎 に代表 されるように,火山砕屑岩である白色凝灰岩で覆われ, 他の島に見 られない特異 な景観 を有 している。 島の現状 としては,島全体が農耕地等の拡大 に伴い, 森林改変がすす んでいるため まとった森林 は少 な く, 沖縄県指定の天然記念物 とされている 「字西の御森の 植物群落」 と, ここに隣接する大正池周辺 など信仰の 対象 となる御森林が集落周辺 にわずかに残存 している。 しか しなが ら,最近特 に大正池周辺では公園整備がす すみ,森林の改変が進行 して きているため,景観が一 変 している場所 も見 られる。2.
調査方法 本調査 は2005年10月に,鳥類調査 を主体 に して島全 域 を対象 に車上及び徒歩 による踏査 を実施 した。主な 調査地は,大正池や字西の御願周辺 (図 1中の①),ス ガイ原土地改良区 (②),筆ん崎 (真鼻毛)(③),粟国 港周辺 (④),ウ-グ浜周辺 (⑤),粟国漁港周辺 (㊨), カナジキ原土地改良区 ((∋) などのほか,粟国空港周 辺,村営牧場周辺,製糖工場北側ため池などである。 なお,調査資料 の一部 として,筆者 らが過去 に実施 した4回の現地調査 (1998年1
月,1998年2月,1998嵩原建二 ・中村和雄 ・又吉盛泰 橋本幸三 ・比嘉邦昭 :粟国島の鳥類 年 10月,2002年 1月) も補足資料 として活用 した。 さ らに2008年 2月の現地調査 と,島を訪れる観察者か ら の鳥類情報 も可能な限 り収集 し,粟国島における鳥類 記録の集積 に努めた。 また,本調査 では,現地調査 の際,野鳥 と人 との関 わ りについて も調査 を行 い,特 に民俗学的な側面か ら 方言名の聞 き取 り調査 による採録 も試みた。 こうした 方言名採録 には,例 えば,大正時代 における琉球の鳥 類方言 を報告 した尚 (1918)によ り, 日本 では絶滅種 の 「トキ」が首里方言で識別 されていることがあるよ うに,過去 に生息 していた鳥類が方言 として残 ること があ り,潜在的な自然環境 を理解す る上で重要 なこと が兄いだせ る場合がある。本調査で も,かつての 自然 環境 とその変遷 を知 る上で も重要な情報 を与 えて くれ ることを期待 し,島出身者や島在住 の年長者の方々か ら,著者の一人である又吉 と高原が聞 き取 り調査 を実 施 した。
3.
調査結果 と考察 (1)粟国島で確認 された鳥類 これまでに筆者 らが観察 した鳥類 をまとめる と,莱 国島では合計93種の鳥類が確認 された。 この今 回の観 察記録 にこれ までに報告 されている鳥類記録や島を訪 れた野鳥観察者等の観察記録 を加味 し,粟国島鳥類 目 録の作成 を試みた (付表)。その結果,粟国島で記録の ある鳥類 は170種 になるもの と思われる。 その生息状況は,図3に示 した ように,渡 りを しな い留鳥が22種 (亜種お よび外来種 を含む),夏季 に繁殖 のため飛来す る夏鳥が7
種 ,沖縄 よ り南の越冬地 に渡 粟国島の鳥類区分 留鳥,22,13% 夏鳥,7,4% 派 .冬鳥 ■留鳥 図3 粟国島で確認された鳥類の生息状況 る途 中,秋季 に沖縄 を通過す る旅烏や沖縄 で越冬す る 冬 鳥が 141種 であ る。 したが って,留鳥が少 な く,夏 鳥 ・旅烏 ・冬鳥 などの渡 り鳥が全体 の8
割以上 を占め ていることになる。 留鳥の生息状況 としては,集落周辺ではスズメ,イ ソヒヨ ドリ, リュウキュウツバ メ, シロガシラが確認 され,農耕地の ような開けた環境では,草原性 のセ ッ カや ミフウズ ラの他 ,キジバ ト,ハ シブ トガラスが確 認で きた。農耕地 に隣接 して設置 されたため池や水路 な どではバ ン, カワセ ミ, リュウキュウヨシゴイな ど が確認 された。 なお,県 内で留鳥 とされるカルガモや タマ シギ, ゴ イサギ,ツミ, リュウキュウサ ンシ ョウクイなども観察 されたが,粟国島で繁殖 を行 い,定着 しているか どう かは不明である。 したが って,留鳥 とした一部の鳥類 については,今後,繁殖確認等の調査が必要であろう。 森林地域ではメジロ, ヒヨ ドリ, ツ ミな どが確認 さ れたが,他の島に比較 してメジロを見 る機会が少 ない ように思 われる。 また,森林地域 に設置 された池 (大 正池)ではカワセ ミ, リュウキュウヨシゴイ も確認で きた。 また,海岸や潮が引いた時 にで きる小干潟や リ ー フには, クロサギや シロチ ドリ (写真 1)が生息 し ていた。 集落周辺や農耕地 な どの環境では,県内の他 に島 と 大差 ない鳥類 の生息状況であったが,島には森林地域 がわずか に御森林 な どに残存 しているだけであること か ら,沖縄 島の森林地域でふつ うに生息す るようなカ ラ類やキツツキ類, ヒタキ類 などを欠いていた。 一般 に,島の面積 とそ こに生息す る留鳥数 との間に は有意 な正 の相 関関係 が認 め られるこ とか ら (樋 口, 1979),島面積の′J、さな粟国島の留鳥数は もともと少 な い もの と考 え られるが,島民が食資源 として鳥類 を利 用す るために行 って きた狩猟 や,薪 を得 るための森林 伐採 、農耕地の拡大 に伴 う森林 の減少のために,鳥類 の個体群 は直接 的あるいは間接 的 な影響 をこうむ り, 絶滅 していった鳥類 も多い もの と考 えられる。 一方,渡 り鳥の中には,沖縄県内で もご くまれに飛「地域研究」5号 2009年3月 (垂 二) 来する迷鳥や数少 ない旅 ・冬鳥 として,ブ ッポウソウ, コクマルガラス (写真 2),キクイタダキ,ムジセ ッカ (写真 3),ハ イイロオウチュウ,カンム リオウチュウ, キ ビタキ, キ レンジ ャク, コマ ドリ, トビ, タゲ リ (写真 4),ホシムク ドリ,シベ リアムク ドリ (写真 5), ギ ンムク ドリ (写真 6),アサクラサ ンシ ョウクイなど が確認 された。 これ らの種 は隣接す る沖縄 島で も観察 される機会が少 な く,観察記録 も断片的である。 した が って, こう した希少 な鳥類が観察 される粟 国島は, 写真 1. シロチ ドリ 写真
3.
ムジセ ッカ 写真5.
シベ リアムク ドリ 渡 り鳥が集中的に利用する島であるもの と考 えられる。 この ような状況 は,例 えば,石川県沖合の 日本海中に 位置す る舶倉 島で,中国大陸や朝鮮半島か ら飛来す る 迷鳥が数多 く記録 されている状況 と酷似 しているよう に思われる。 したが って,今後 ,秋季か ら翌春季 まで の渡 りの期 間に飛来す る渡 り鳥の新 たな観察記録が増 加す るもと思われ, さらに野鳥観察者 にとっては,
「バ ー ド・ウオ ッチ ング」の最適 な場所 になる可能性が高 い もの と考 えられる。 写真2.
コクマルガラス 写真4.
タゲ リ 写真6.
ギ ンムク ドリ嵩原建二 ・中村和雄 ・又吉盛泰 ・橋本幸三 比嘉邦EB:粟国島の鳥類
(2
)特筆すべ き鳥類a.
留鳥 1) シロガシラ fyclWnOtussJ'nensjs 本種 は, 1976年 に比嘉 (1976) によって沖縄 島 糸満市米須で初確認 された もので,現在では沖縄 島北部 まで分布 を広 げている。本種の分類的な研 究では タイワンシロガシラとされ,八重山諸 島に 生息するヤエヤマ シロガシラとは亜種が異 なると されていることか ら,飼育烏の カゴ抜 けや放逐 に よる野生化で定着 した外来種 と考 えられている。 本島における定着経過 については,聞 き取 り調 査で もはっきりすることがで きなかったが,おそ らく,沖縄 島か ら島づたいに分布 を広 げて きた可 能性が高い。 なお,嵩原 ら (2001) によると,最 近では久米島で も本種の生息が確認 され,沖縄 島 周辺離島への分布拡大傾向が認め られている。b.
渡 り鳥 (稀 な冬鳥,旅烏,迷鳥)1)
トビ Ml'lvusm)'gTanSJineatus 2005年10月29日に,巣飼原 の農耕地 と粟国港近 くの海岸で観察 された。本種 はご くまれな冬鳥 と して,県内各地に飛来する。2
)ムジセ ッカ phyJloscopusfuscatusFuscatus 2005年 10月30日に, ウ-グ近 く土地改 良地区北 側 ススキ草原や栽培 されるクロタリア (緑肥用作 物)の茂みの中で1
個体 を確認 した。本種 はまれ な冬鳥 として沖縄県各地に飛来する。 3)キクイタダキ RegulusreguIusjaponensjs 1998年 2月15日に真鼻毛 に隣接す るマ ツ林や広 葉樹林内で 1個体が確認 された。本種 はご くまれ な冬鳥 として県内各地 に飛来す るが,観察記録 は かな り少ない。 4)コマ ドリEn'd7aCuSakahL'ge 2005年11月 4日に著者の一人である橋本 によっ て架死体が拾得 され,同島への飛来が確認 された. 某国島では1993年 4月に原戸鉄二郎氏 (私信) に よって も観察記録があ り,今 回の確認 は2
例 日の 飛来確認 となる ものである。 本種 は屋久 島以北の本州や九州,四国では夏鳥 として飛来す るが,沖縄県ではご くまれな旅烏 と して通過 す る もの と考 え られ, これ まで沖縄 島 (大島 ら,1997)や久米島 (嵩原 ら,200 1)などで も観察記録が見 られる。 5)アカヒゲ Enlthacuskomadon'2
0
08
年5
月4
日に森河隆史 ・貴子の両氏 (私信) によって、1個体 が確認 されている。本種 は国指 定天然記念物 で、環境省 による絶滅のおそれのあ る野生動植物 (レッ ドリス ト)では、絶滅危倶 Ⅱ 類 にランクされている貴重種である。最近、アカ ヒゲの分布 に関 しては、男女群 島や琉球列島の ト カラ列島などに生息す るアカヒゲの一部が冬季 に 南下す る (渡 り) ことが指摘 されているので (川 路 ・樋 口,1989)、今 回 目撃 された個体 は、おそ ら く沖縄 島 に生息 す る亜種 ホ ン トウア カ ヒゲ且 k.namjyejではな く、男女群島や トカラ列島などに 生息する基亜種 アカヒゲE.k.komadoL・Iの飛来 (過 過) と考 えられる。 6)キビタキFLIcedulanucjssL'nanatlCL-ssL'na 2005年11月4日に著者の一人である橋本 によっ て, ♂ 1個体が確認 された。本種 は本州では夏鳥 として飛来するが,沖縄県では夏鳥 としては飛来 せず,春季や秋季 に旅烏 としての通過である。 7)ハ イイロオウチュウDl'crumsleucophaeus 1998年 10月 3日と4日に,
「西御縁」 の森林地 域でのベ2
個体が,粟国島で初確認 された。本種 は きわめて まれな迷鳥 として国内での記録が見 ら れ,嵩原 ら (2000) による と,1996年 3月に与那 国島に飛来 したのが国内初記録であ る。 その後, 1997年の 2月∼ 3月に西表島に飛来 した。同年 10 月には石垣 島 と与那国島で観察 され,1998年 3月 ∼ 4月に石垣 島で再 び観察 された。 1998年 9月に は沖縄 島北部の金武町で観察 され,その後 10月に は粟国島で観察 されたことになる。 したが って本 種の飛来が,粟国島で も観察 されたことは特筆す「地域研 究
」5
号2009
年3月
画 ) べ きことであろう。8
) カンム リオウチュウDL-cnJtuSmaCTtKetlCuS2
0
0
6
年4
月3
0
日に野鳥愛好家の宮城修氏 (私信) によって,西区の農耕地で 1個体が確認 されてい る。本種 は国内には迷鳥 として飛来 し,20
00年 4 月 に与那 国島での観 察が 国内初記録 であ る (真 木 ・大西,2
㈱ )
。その後2
(X氾年5
月には久米島で も記録 (捕獲標識) され (嵩原 ら,2
0
01
)
,最近 では2
0
0
4
年1
0
月に沖縄 島で も 1個体が観察 されて いる (高原 ら,2008)0 9) コクマルガラス Cb Yusmoneduladauun'cus2
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5
年 10月3
0
日に, コクマルガラスの淡色型 1 個体 を村畜産セ ンタ-周辺で確認 した.住民 の話 では,本個体 は同島で半年ほ ど前か ら滞在 してい る とい う。粟国島では嵩原 ら (1
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9
5)
によって,1
9
9
4
年 11月2
7
日に暗色型の飛来記録が知 られてい るこ とか ら,今 回が 2例 日の飛来であ る。 また, 本種 は沖縄県 には冬季 にご くまれに飛来す る冬鳥 もしくは迷鳥 と考 え られているが,今 回の観察 に よって越夏する例 もあることが確認 された。(
3
)野鳥の方言名 本調査 では野鳥 と人 との関わ りのひとつ として,氏 俗学的な側面か ら方言名の採録 を試みた結果,スズメ や ヒヨ ドリ, アカシ ョウビンなど21
種 についての方言 を採録することがで きた (表1)。 この中にフクロウ類 と して 「マ イテイクク」 と 「マイヂ クク」の2個 の方言 名が得 られたが, これ らはコノハズ クやアオバズ クな どに当て られた方言名 と考 え られる。 したが って, こ れ らの フクロウ類 は方言名があるように身近 な野鳥の ひ とつであ った可能性 が考 え られ る。 しか しなが ら, 島に在住す る筆者 らによって調査以前の生息確認 はな されているが,本調査期 間では森林依存性の高い フク ロウ類の生息 は確認で きず,最近の確認で も十数年前 か ら確認 されてい ない とい う。 この こ とか ら,現在 , 森林環境 の減少 によ り,留鳥の フクロウ類が生息 して いる可能性 は低 い ように思 え,場合 によっては留鳥 と して生息す るフクロウ類 は今 日では激減 している可能 性が考 え られる。 また,沖縄 島で一般的に知 られてい るゴイサギ (ユーガラサー)やバ ン (ク ミラー)の2
種 の方言名は採録で きなか った。 これ らは湿地 に生息 す る鳥類であ り,粟国で湿地が少ないことで確認 され ることが少 な く,方言名がつかなかった もの と思われ る。 さらに,野鳥の方言名 は,集落 によ り若干差異が 認め られたが, これ らの鳥類は方言名により識別 され, 人間 との関わ りの深い生物 として認識 されていたこと が理解 された。 なお,今回の調査 は短期間で,方言名の採録のみに 留めてあるため,調査 はかな り不備である。今後,継 続 的な聞 き取 り調査 を行 うことで, さらに野鳥の方言 名の採集数は増加す るもの と考 えられるが,これは今 後の調査課題であろ う。 また,言語学的な比較検討 に 表 1 粟国島における野鳥の方言名 和 名 ))'吉名 (》 )}'吉 名 (診 ^'E f.@ (60代 男性 ) (70代 労作 ) (70代 男作 ) -ス ズ メさメ ジ ロ ク ラー グリーソー ミナ - ク ラー グワ-ソー ミナ - ソー ミナ-キ ジバ ト ホ- トクー ホ- トクーヤマ ポー トウ ホ- トウ-ヒヨ ドリ テ デ イク ン, ソー シ ヤー , シ ユ テデイクン (浜), チ ヂ クン - サ - , ス- サー チヂ クン (栄) カ ラス ガ ラシ, ガラサ ー ガ ラシ ミフ ウズ ラ ウジ ラ ウ ジラ ウジ ラー ツバ メ類 マ ッチ ラー グワ-(炎),アマツテ マ タ ロサ ギ ク ロサ ー ジ シル サ ギ.サー ジ サー ジ シ ラサ ギ頬 シル サ ー ジ,シル ガナ シ ギチ ドリ類 カモ グワ- チ ジユイカ ム 首 モ類 ヒンサ グ7--9"妄癌 ∈ンサ タ カ, ヒンサ サ シバ サ シ/i, タ カ セ ツカ チ ンチナ-シ ロチ ドリ ハマ チ ジエイ チ ジユヤー ウグイ ス マ ッチ リ小 ,チ ユ ソチ ユイ小 チ ユ ツチ ユイ小 -イ ソ ヒヨ ドリ チ ヂ クン ゴイ サ ギ バ ン ア カシ ョウ ビン フ ク ロ ウ類 マ イテイクク,マイヂ クク マ イ テイク ク クカル トウイ カモ メ頬 カモ小 チヂ ユイ * 戦前 は , 島 に/分布 しな か った とい う (兼 浜 氏私L言)。 「浜」,r束」は集 落名。嵩原建二 ・中村和雄 ・又吉盛泰 ・橋本幸三 ・比嘉邦昭 :粟国島の鳥類 ついて も,今後の課題であろう。
4.
鳥類の保護 と自然環境の保全 本村 (島)は現在,農業基盤整備事業 としての土地 改良事業が進み,その結果,島の大部分が農耕地で占 め られている。他 には住宅地 と しての字束 と字浜の二 つの集落があ り,前述 した ように,森林地域 はわずか に西の御森 な どの御森林 に残存 しているだけである。 したが って,前述 した ように沖縄 島の森林地域 でふつ うに留鳥 として生息するようなカラ類やサ ンシ ヨウク イ類,キツツキ類, ヒタキ類 な どを欠いている鳥類相 であった。 島面積の小 さな粟凶島 (7.63km2) の ような島では, 島面積 一種数の関係か ら留鳥の種数 は もともと少 ない ことが指摘 されている (樋 口, 1979)。ただ し,粟国島 とその周辺の9島における留鳥数 を種数 一面積関係 か ら分析 した結果では,粟国島に現存す る留鳥数 は,種 数一面積関係か らの期待値 よ りも多かった (中村 ・嵩 原,2008)。
粟国 島 よ りも面積 の大 きい大東諸 島 (南大東 島 : 30.57km 2,北大東島 :ll.94km2)では,良-の定住が 開始 されてか らわずか100年余 りの間に,それまで島を 覆っていた森林が伐採 され,大部分がサ トウキ ビ畑 に 変わって しまった。 この過程で, ダイ トウヤマ ガラや リュウキュウカラスバ ト, ダイ トウハ シナガウグイス, ダイ トウ ミソザザ イの 4種 (亜種含 む) が絶滅 した (日本鳥学会,2000)。 さらに現在,同諸島では固有亜 種であるダイ トウノス リの生息状況が不明で,亜種 ダ イ トウコノハズクもその種の存続が危ぶ まれている。 このことか ら,大東諸島 よ りも面積が小 さな粟国島 で も,大東諸島 と同様 に進め られて きた森林改変等 に よって,鳥類の個体群が相当大 きな影響 を受 けて きた ことが考 えられる。ただ,大東諸島が最 も近い沖縄 島 より,360km雅れているの に対 して,粟国島は沖縄 島 よりわずか60kmであ り, さらに近 くに久米島,渡名喜 島,慶良問諸島な どが存在す る分, ここか らの侵入等 があ り,その絶滅 をやわ らげていることが考 えられる。 しか しなが ら,個体群 か らの隔離距離が短 い メリッ ト はあって も,生息地面積が小 さい ことは,絶滅 に対 し 決定的な要因 となろう。 今 日で も人為的な影響 は見 られる。公園整備 を行 う 過程 で大正池周辺の森林 の一部が消失 したのは,鳥類 の生息環境 を保全す る上で大 きな痛手であろ う し, 自 然資源の喪失 につながるものであろう。 鳥類 は食物連鎖の上位 に位置す る動物で,鳥類 を保 護す るためには,鳥類 の生存 をささえる多様 な生物 の 存在が不可欠である。つ ま り,餌資源 となる植物の果 実や昆虫等の小動物の生息が保証 されない と, これに 依存的 に生息 している鳥類 の生息 は保証 されない。 し たが って, これ以上留鳥の種数が減少 しない ように, 森林の回復 や保全 を図 り, さらに湿地や干潟等の鳥類 の生息環境 を保全 してい くことが大切であろ う。そ う す ることで,島にすむ住民の生活環境 を緑豊かな潤い のある環境 に整 えることがで き, さらには学校教育 に おける環境学習や理科学習への活用がで きるであろう。 また,最近の野外観察, とりわけ 「バ ー ド・ウオ ッ チ ング」への関心 には高 い ものがあ り,粟国島で記録 された数々の飛来種 には希少で特筆すべ きものが数多 く見 られることか ら, こう した情報の発信 によ り 「バ ー ドウオ ッチ ング ・アイラン ド」 として島 を訪れるバ ー ドウオ ッチャーの増加が期待で きるもの と思われる。 そ うしたニーズ に応 えてい くために も,積極的に植林 を進めるなど森林環境 を保全 し, さらには湿地や沼地 な どの水辺環境 の保全 と創 出等 によ り,鳥類 を支 える 多様 な生物種 を増加 させれば,本 島がエ コ ・ツー リズ ムや,島全体 を博物館 として位置づ けるエ コ ミュージ アムを展開で きる 「場」 としての活用が期待 で き,か つ 「資源」 (あるいは自然資産) としてのス トックにつ ながる もの といえる。 さらに,前述 した ように粟国島は島西部 に白色の凝 灰岩が路頭 し,他 の島では見 られない特異 な地質現象 が み られ ,独 特 の景 観 を有 して い る。 また, 天 野 (1981) によると,琉球列島では沖永良部島 と粟国島だ けに自生す るヤマ コンニ ャクや,本土では関東東海岸「地 域研 究」5号 2009年3月 (二重 垂 垂 ⊃ か ら伊豆 ,九州南端 ,屋 久 島, トカラ列 島 に分布 し, 琉球列島では粟国島にだけ分布 す るマルバ アキ グ ミが 自生 してい る。 さらに沖縄 島北部や久米 島な どに多 い イタジイヤ アデ ク等 の 自生 も知 られ るな ど独特 の興味 深 い植物 の分布 も見 られ る。鳥類 の保全 と合 わせ て, こう した 自然 の資産が減少 もしくは改変 を受 けない よ うに保 全 し,エ コツー リズムやエ コ ミュー ジアム- の 活用 や学校教育等へ の活用 をさらに推進 してい くこと が望 まれ る。 そのため には多 くの村民がエ コ ミュージ アムを担 う 「学芸員」 と しての 自覚 を持 ち,地形や地 質 をは じめ,動植物全般 にわた って知識 を広 め,島の 自然環境 について深 く理解す る とともに, これ を伝 え, 次 の世代 に まで残す ことがで きる ような 自然環境 の保 全 に責任 をもつ ことが重要であろ う。 謝辞 本研究 の一部 は,平成15年度∼17年度科学研 究費補 助金基礎研 究 (ち)「過疎化 ・超高齢化 に直面す る沖縄 r近海離 島』 における持続的発展 モデルの構築」 として 行 った。本研 究 の遂行 のため に,以下の方 々にお世話 になった。粟国村教育委員会の伊 良皆賢哲教育長,他 職貞一 同には,現地調査 に際 して車両 の提供等 の便宜 をはか っていただいた。 また,粟国村役場 の新里親房 氏,沖縄野鳥 の会 の宮城国太郎氏 ,宮城靖子氏 ,天野 洋祐氏 ,新城公次氏 ,森河隆史氏 、森河貴子氏 、森河 東洋煽蛭研 究所 の田村常雄氏 ,安慶 田中学 の原戸鉄 二 郎氏,つ くば農林野鳥 の会池長裕 史氏 ,野鳥愛好 家の 宮城修氏 の各氏 には,貴重 な野鳥情報 を提供 していた だいた。 また,同村 出身で沖縄 県立博物館友 の会 の兼 浜信規氏 には,鳥類 の方言名の収集 に協力 いただいた。 これ らの方 々に心 か ら感謝 申 しあげる。 さらに,本報 告書 の まとめ に有益 な資料 を提供 いただいた沖縄 大学 地域研究所特別研 究員の渡辺康志氏 に感謝 申 し上 げる。 引用文献 天野鉄夫,1981
,r
粟 国島植物 目録』,粟国村教 育委員会,39pp. 大城逸朗,1980,「粟 国島の地形 と地 質」r
沖縄 県立博物館総合 調査 報告書 Ⅰ,粟 国島j 沖縄 県立博物館 .39-49. 大 島成 生 ・金 城 道 男 ・村 山望 ・′ト原 祐 二 ・東本 博 之,1997, r沖縄 島北 部 にお け る貴 重動 物 と移 入動 物 の生息状 況及 び 移 入動物 に よる貴 重動 物 へ の影 響」 (財 ) 日本 野 鳥 の会 や んぼ る支部,86pp. 比 嘉 邦 昭, 1976. 「私 の 見 た 沖 縄 本 島 南 部 の 珍 鳥」r
野 鳥J 41:650-651. 樋 口広 芳,1979,「島 にす む鳥の生態」r
サ イエ ンスJ9(8):7 4-88. 川路 則友 ・樋 口広 芳,1989,ア カ ヒゲErllhacuskomadoriの分布 な らび に亜種 の問題 につ いて.昭和63年度特殊 鳥類調査 .環 境庁.71-88 宮城邦 治,1997,
「粟 国 島の 自然 と観光 の可能性」r
平成9年度 沖縄 国際大学 教授 陣 に よる粟 国 島地域 活性 化講座1.粟国 村.1-6. 真 木広 道 ・大西敏 一,2000,
F日本の野 鳥590」,平 凡社, 中村和 雄 ・嵩 原 建 二,2008,
「沖縄 島 西方 諸 島の留 鳥種 数 と留 鳥相」r
地域研 究J4:35-4L 日本 鳥学会,2000,r
日本 産 鳥類 目鈍 改訂 第6版J, 日本 鳥学 会,345pp. 嵩 原 建二 ・久貝勝 盛 ・瀬名妓 任,1995,「最近 (1994年 4月-1995年 3月) 沖縄 島及 びその周辺 離 島で保護 及 び観察 され た興 味深 い鳥類 につ い て」r
沖縄 県 謀博物館 紀 要J
21:2091 211. 嵩 原 建 二 ・池長 裕 史 ・金 城 道 男 ・渡 久地豊 ・金城 輝 男 ・庄 山 守,2000,
「沖縄 県 内 にお いて野外 観 察 や傷病 鳥の保護 及 び博 物 館 収 蔵 標 本 等 に よ り確 認 され た興 味 深 い鳥類 の記 録」r
沖縄 県立博物館 紀要j26・27-46. 嵩原 建 二 ・前 原 一一統 ・裏 手 苅 初千 ・松 田史郎,ユool,「久米 島 にお け る最 近 の鳥 類記 録 につ いて」r
久米 島 自然 文化 セ ン ター紀 要」 1:H 9. 嵩原 建二 ・砂 川栄喜 ・比嘉邦 昭 ・宮 城 B]太郎 ・高良淳 司 ・金城 輝 男 ・仲 地邦 博 ・長嶺 隆,2008,「沖縄 県 内 におけ る2003 年 か ら2006年 まで の希 な鳥類 の飛 来記 録 と希 少 な繁 殖記 録」r
南 島文化J
30:127-144. 当 山昌直,1980,
「粟 国島の陸上脊椎動物」r
県立博物館籍合調 査報告書 I,粟 国島1,沖縄 県立博物館 .51-56 尚景,1918,「琉球 産鳥類 の方言 名」
r鳥J
2:58160嵩原建二 ・中村和雄 ・又吉盛泰 ・橋本幸三 ・比嘉邦昭 :粟国島の鳥類
付 表 :
粟 国 島 の鳥 類 目録 (2008
年 )
和 名 カ イ ツ ブ リ 「1 カイ ツブ リ科 カ イ ツ ブ リ ペ リカ ン 日 カ ツ オ ドリ科 カ ツ オ ドリ学
名 種 別 備 考 (私信 等 )Tac/]ybaptusTufI'coIIISPOggel 冬鳥 ? (県 内留 鳥 )
Sula leucogasterplotus
PJIalacrocorax capj'llatus
(備 考 :ア タ ク (り類 の 方 言 名 )ジー (岩 )が 東 海 岸 に所 在 ) 夏 鳥
冬鳥
コ ウ ノ トリ ロ サ ギ科
ヨ シ ゴイ JxobrycjZuLblSlnenluS SlnenSjS 冬鳥 (ド) 2006/4/30 (浜 地 区 )
リュ ウ キ ュ ウ ヨ シ ゴイ IxobrycJluS ClnDamOmeuS 留鳥
ミゾ ゴイ GorsHkI'usgol'sagl 旅 烏 ・冬 鳥 ゴイ サ ギ JVyctI(,orax nyctI(-oz・ax nyctl'coz・aX 留鳥 ・ 一部 冬鳥 サ サ ゴイ BLItC'rldes strl'atus amuzlenSl'S 冬 鳥
ア カ ガ シ ラサ ギ Al・deola bacc/)us
ア マ サ ギ
ダ イ サ ギ
2006/1(1羽 ), 2008/5/4 (l羽 ) Bubulcus l'bls cnromandus 方 古名 :サ ー ジ ャー (サ ギ類 全 般 ) Fgzetta alba alba チ ュ ウサ ギ コサ ギ ク ロサ ギ ア オサ ギ カ モ臼 カモ 科 カル ガ モ コ ガ モ 冬 鳥 (R,G) 旅 烏 ・冬鳥 冬鳥 BlgrL・tta 7'nlermedla J'ntermedja 冬 鳥 HgTetta gal-Zetta garZCtta 冬鳥 万 言名 :カー サ ー ジ ャー (サ ギ類 全 般 )
EgrE-tta SaCra SaCra 留鳥 Ardca cI'ncrLla jouy/ 冬 鳥
AnaspoeclOrjlyCjia zoDOrJlynCJ7a 冬鳥 ? (県 内留 鳥) Anas c・Z・ecca crecca 冬鳥
「地域研究」5
号
2009年3月
(頭 重 を ) ヒ ドリガ モ Anaspenelope 2005/ll/16 (5)(貯 水 池 ) オ ナ ガ ガモ シマ ア ジ ハ シ ビ ロガモ キ ン ク ロハ ジ ロ タカ 目 タカ科 ミサ ゴ トビ オ オ タ カ Anasacutaacute Anasquel-quedula Anas cIJPeata Aythya fullgulaPandlonjlall'aetushall'aetus
Ml'1vusmlgTanS ll'neatus 2005/10/29 (1)(巣 飼 原 農 耕 地 )
Accl'pl'ter gent1111S fuj}-yamae 2006/5/3-5/5(若1)(東 ・浜 地 区農 耕 地 ) ア カハ ラダ カ Accl'pl'ter soloensL'S
リュ ウキ ュ ウツ ミ J4ccIPj'tez-gularl'S IWaSakl'1 (渡 り個 体 ?) ,方 言名 :ペ ンサ ー ハ イ タ カ Accl'pl'ternl'susDl'soslml'll'S ノ ス リ Buteobuteojaponl'cus サ シバ βutastuz・lndl'cus
チ ュ ウ ヒ CIzICuSaeTugJnOSuSSPIIInotus
ハ ヤ プサ科
ハ ヤ ブサ FalcoperegTl'nusjaponensls チ ョウゲ ンボ ウ Falco tl-nnunculus l'nterstlnCtuS アカ ア シチ ョ ウゲ ンボ ウ Falcoamurensl'S
ツル 目 ミフ ウズ ラ科
ミフ ウズ ラ Turnz'xsuscl'tator ok1'naT'enSl'5 万 吉 名 :ウジラ (漢 ) クイ ナ 科 リュウキュウヒクイナ シ ロハ ラクイ ナ バ ン オ オバ ン チ ドリ 日 夕マ シ ギ科 タマ シギ
PoJ-Zana fuscaphaeopyga
J4mau1-OZIDl'sphoenl'curus cJu'nens1-s Galll'nu18 CJllo1-OPUS lndlca FullCa atZ・a atra 鳥 島 島 島 冬 冬 冬 冬 冬鳥 冬鳥 冬鳥 旅 烏 留 鳥 (繁殖 未 確 認 ) 冬 鳥 冬 鳥 旅 烏 ・冬鳥 冬 鳥 冬 鳥 冬 鳥 冬 鳥 (まれ な迷 鳥 )(B) 留 鳥 島 鳥 鳥 島 留 留 留 冬
嵩原建二 ・中村和雄 ・又吉盛泰 ・橋本幸三 ・比嘉邦昭 :粟国島の鳥類 チ ドリ科 コチ ドリ シ ロチ ドリ メダイ チ ドリ ムナ グ ロ ダイゼ ン タゲ リ シ ギ科 キ ョウジ ョシ ギ トウネ ン
(訪aradTl'usdubl'uscuz・Onl'cus CJ73radTl'usalexaDdTl'nus DljlOnenSIs
a7aZ・adzllusmongolusstegmaJ7nl Pluvl-ailslulva
PIwl'all'ssquataTOla Vanellus vanellus
Az-enaz-1a lntezpz-esIDteTPreS Call'drZ'srufl'colll'S
ヒバ リシギ CalldTl'ssubmlnuta ウズ ラ シギ CalldTl'sacuml-nato
2006/5/2(東 地 区農 耕 地),2008/5/6(1) ハ マ シギ CaljdzlJ'salplnasakhall'na
ミユ ビンギ CTOCetJll'aalba エ リマ キ シ ギ Phllomacbuspugnax
ア カ ア シシ ギ Tl・1'nga totanusussuTlensl'S コアオ ア シ シギ TTl'J7gaStagnatj'll-S
ア オ ア シシ ギ TI-1'nganebulaz-1'a クサ シ ギ 7h ngaochropus タカブ シギ TTL'ngagIareola キア シ シギ //etez・oscelusb1-eVIPeS イ ソシギ Actltl'shypoleucos ソ リハ シ シ ギ Xenuscl'nez・euS
ダイ シ ヤ ク シ ギ Numenl-usarquataorle/7talj'S チ ュ ウシ ヤ クシ ギ Numenl'usphaeopus vaTl'egatus
2006/5/2 (浜 地 区),2008/5/5(1) コシ ヤク シギ Numenlusml-nutus
2006/5/2 (浜 地 区)
ヤマ シ ギ Scolopaxz・ustl'cola
タ シギ Calll'nagogalllnagOgalllnago チ ュ ウジ シギ CalllnagOmegala
2006/5/2 (浜 地 区) セイ タカ シ ギ科 セ イ タカ シ ギ ツバ メチ ドリ科 ツバ メチ ドリ 鳥 鳥 鳥 鳥 鳥 鳥 冬 留 冬 冬 冬 冬 白雨 白帯 白雨 白雨 旅 冬 冬 冬 (A) Gi"相川■用い 冬 鳥 旅 烏 ・冬 鳥 旅 烏 旅 烏 ・冬鳥 旅 烏 ・冬鳥 旅 烏 ・冬 鳥 冬 鳥 冬 鳥 旅 烏 冬 鳥 旅 烏 旅 烏 旅 烏 ・冬 鳥 (G) 旅 烏 (まれ ) (E) 冬 鳥 冬 鳥 冬 鳥
NL'mantopushlmantOPuSJllmantOPuS 旅 烏 ・冬 鳥
「地域研究」5号 2009年3月 (画 カモ メ科 ユ リカモ メ ウ ミネ コ ク ロハ ラア ジサ シ ベ ニ ア ジサ シ エ リグ ロア ジサ シ コア ジサ シ Larusrldl'bundus Larus cz・8.51Sl'1-0Strls Sternahybrl'daJaVanl'cus Sterna dougalll'1'bangsI Sterna sumatrana
Sterna albl'frons slnC・nSIS 2008/5/5(1) 島 島 鳥 島 民 島 冬 冬 旅 夏 真 夏 ハ ト目 - ト科
リュ ウキ ュ ウキ ジバ ト StreptopeIIa orI'enta17Js sll'mpsonIJ 留鳥 ズ ア カ アオ バ ト SpjlenuruS lormosae pet-magnuS 留鳥 ベ ニ バ ト カ ッコ ウ 目 カ ッコ ウ科 ホ トトギ ス カ ッコ ウ St1-ePtOPell'a traDquebarl'ca 迷 鳥 (稀 な 冬鳥) (A)
Cuculuspoll'ocephaluspoll'Ocephalus 旅 烏 Cuculus canorus telephoJ7uS 旅 烏 2008/5/5(1)
フ ク ロ ウ 目 フ ク ロ ウ科
コ ミミズ ク As1'o flammeus flammeus リュ ウキ ュ ウコ ノハ ズ ク Otus elegns elegaDS
(G)
冬 鳥
留 鳥 ? (繁殖 未確 認 ) リュ ウキ ュ ウア オバ ズ ク Nl'nox scutulata totogo 留 鳥 ? (繁殖 未確 認 )
アマ ツバ メ 目 アマ ツバ メ科
- リオ アマ ツバ メ Hl'rundapus caudacutus candacutus 旅 烏 (I)) ヒメアマ ツバ メ Apus a171'Dl's subfurcatus 旅 烏
アマ ツバ メ ApuspaCl'fl'cus kurodae 旅 烏 (D)
ブ ッポ ウ ソ ウ 目 カ ワセ ミ科
ヤ マ シ ョウ ビン Halcyonpll1eata
2006/5/3-5/5(1) (浜 地 区農 耕 地 ) ,2008/5/6(1)
旅 烏 まれ
リュウキュウアカシ ョウビン IIalcyoD COL-0manda bangsl' 夏鳥 カ ワセ ミ AIcedoattJIIsbengalensl'S 留鳥
嵩原建二 .中村和稚 .又吉盛泰 ・橋本幸三 ・比嘉邦昭 :粟国島の鳥類
ブ ッポ ウ ソウ科
ブ ッポ ウ ソウ EuTYStOmuSOrl'entallSCalonyx 旅 烏 まれ (D)
ヤ ツガ シ ラ科
ヤ ツガ シラ L/pupa epopssatuz・ata 旅 烏 (まれ )
スズ メ 目 ヒバ リ科
ヒバ リ Ca/andz・ella arvensl'S_}'aponl'ca 冬 鳥 (まれ )
ツバ メ科
シ ョウ ドゥツバ メ RIPaZ・llarJ'parJ'a ljl'mae ツバ メ IIJ.rundoJ・UStlca gutturalJs
リュ ウキ ュ ウツバ メ Jll'rundo tahlt)'canaml'yel コ シア カ ツバ メ 〟11-ul7do daurl'cjaponl'ca
セ キ レイ科
ツ メナ ガセ キ レイ Motacl'113 flava tal'vana キ ガ シ ラセ キ レイ Motacll11a cI'tz-Cola cl'treola
2008/5/5(雌 1)
キセ キ レイ Motacl'11a cJ'nez・eaZ・obusta ハ クセ キ レイ Motaclllaalba lugens ホ オ ジ ロハ クセ キ レイ Motacl'11a alba leucopsl'S タイ ワンハ クセ キ レイ Motacl'11aalba ocularis
2005/ll/15-ll/17 (5)(東 地 区農 耕 地 ・浜 地 区農 耕 地 ) 島 島 島 鳥 旅 旅 留 旅 旅 烏 旅 烏 冬 鳥 冬鳥 冬 鳥 冬 鳥 まれ (G)
マ ミジ ロタ ヒバ リ Anthusnot,aeSeelandlaeslrnenSIs 冬鳥 ピンズイ Anthushodgsonjhodgsonl 旅 烏 ・冬鳥 ムネ アカ タ ヒバ リ AntJluS Cert,JnuS 冬鳥 タ ヒバ リ AntJluSSPJ'nolettajaponl'cus 冬 鳥
サ ン シ ョウクイ科
アサ ク ラサ ン シ ョウクイ CoraclnamelascJll'stos l'ntez・med1-8 旅 烏 (まれ ) (F) 2006/10(1)
サ ンシ ョウクイ Perlcz・ocotus dl'varl'catus dl'varl-catus 旅 ・冬 鳥 (A) リュ ウキ ュ ウサ ン シ ョウクイ PerICrOCOt〟SdlVarl'catus Legl'mae 留 鳥 ? (漂 鳥) (A)
ヒヨ ドリ科
リュ ウキ ュ ウ ヒ ヨ ドリHypsl'petesamauTOtl'sprYerl タイ ワンシ ロガ シ ラ Pycnonotussl'17eDSIsformosae
留 鳥
「地域研究」5号 2009年3月 (
垂
二
)
モ ズ科モ ズ
シ マ ア カ モ ズ
Lanl'usbucephalusbucephalus Lanlus crlstatus lucl'onensl'S
レン ジ ャ ク科
キ レン ジ ャ ク Bombycl111agarrulouscentralasl'ae 冬 鳥 (まれ ) (C) ヒ レン ジ ャ ク Bombycl'11ajaponl-ca
2005/ll/15(1)(大 正 池 付 近 ) ツ グ ミ科 コマ ドリ Ez・1'thacusakaJu'ge akajll'ge 2005/ll/15(1) ア カ ヒゲ 2008/5/4(1) ノ ゴマ ル リ ピタ キ ジ ョ ウ ピタ キ ノ ビタ キ イ ソ ヒ ヨ ドリ ア カハ ラ シ ロハ フ マ ミチ ャ ジナ イ ツ グ ミ
Erl'thacuskomadorl'homadolll
Ez・Ithacus callz'ope
Tal-SlgeZ-CYanuL.uS CyanuZ-uS Phoenl'cuzluSaurOleuSau1-OTeuS
Saxl'cola tol・quatastejnegez・1' MontlCOlasoll'tarl'uspJu'IJPPenSIS 7Turdus chrysolaus chrysolaus Tuz-dusp8111-dus
Turdus obscuz・us 2005/ll/16(1)(洞 寺 公 園付 近 )
TuTdusnaumannleunomus
ハ チ ジ ョ ウツ グ ミ TurdusDaumannlnaumannl'
ウグイ ス科
ヤ プ サ メ Cettla squamelceps ウグイ ス Cettla dl'pJIOne チ ョ ウセ ン ウ グイ ス Cettl-a cantuTlans エ ゾム シ クイ ム ジセ ッカ キ マ エ ム シ クイ キ クイ タ ダ キ セ ッカ 方 言名 ヒタ キ科 キ ビタ キ
Phylloscopus borealoldes Phylloscopus fuscatusfuscatus J%ylloscopus l'norllatuS l'nornatus Regulusz-egulus JaPOnenSl's CIstlcolajuncldl'sbz-unnl'ceps チ ンチ ナ
-Fl'cedulanarclssl'nanarcl'ssIna 2005/ll/16♂ ・♀各1羽 洞 寺公 園付 近 冬 鳥 旅 烏 旅 烏 ・冬 鳥 (?) 島 鳥 島 島 島 民 島 島 冬 冬 冬 冬 留 冬 冬 冬 島 島 J ・,. i ,; 冬 鳥 冬 鳥 /留 鳥 ? 冬 鳥 (C) 冬 鳥 冬 鳥 冬 鳥 冬 鳥 留 鳥 旅 烏 まれ
嵩原建二 ・中村和雄 .又吉盛泰 ・橋本幸三 ・比嘉邦昭 :粟国島の鳥類 オ ジ ロ ピタ キ オ オル リ エ ゾ ピタキ コサ メ ピタ キ 2008/5/6(1) サ メ ピタキ FIcedula parva alblc1-1ja Cyanoptl'13 cyanomelana Muscl'capagrl'selstl'cta Muscl'capa dauun'ca dauurlca
Musclcap∂ 51-bl17Ca Slbl-rlca 鳥 鳥 島 鳥 鳥 冬 旅 旅 旅 旅 カサ サ ギ ヒタ キ科
リュ ウキュ ウサ ンコウチ ョウ 7brpsl'phoneatJ10Caudata lllex 夏鳥
メジ ロ科
リュ ウキ ュ ウメ ジ ロ ZosteTOPSJaPOnl'cusloocjlOOenSl'S 留 鳥 方 言名 :ソー ミナ -ホ オ ジ ロ科 シ ロハ ラホオ ジ ロ ホオ ア カ コホ ウアカ カ シラダカ キマ ユ ホ オ ジ ロ ミヤマ ホオ ジ ロ ンマ ア オ ジ シマ ノジ コ ア オ ジ Embez・1'za trl'stz・aml EmberJZa fucalafucata Emberl'zapusllla
Embe1-1zal・uStl'ca latlfascl'a EmberlZa Chrysophz-ys Emberl'za elegaDS elegans EmbeJ・lZaaureoleol・nata Emberl'zarutlla 冬 鳥 (まれ ) 冬 鳥 (まれ ) 冬鳥 (まれ ) 冬 鳥 冬 鳥 (まれ ) 冬鳥 冬 鳥 (まれ ) 冬 鳥 2008/5/6(1)
Embel・lZa SPOdocepjlalapersonata 冬 鳥 シベ リアア オ ジ ア トリ科 ア トリ マ ヒワ コイ カル イ カル シ メ ハ タオ リ ドリ科 ス ズ メ
Ember)'za spodocephalaspodocephala 冬 鳥 (まれ )
Frl'ngl-Ilamontl'fl・1'ngllla 4 ,a calduellsspL'nus 冬鳥
EophonamlgTatOrl'aml'gTatOrla 冬鳥 (まれ ) Eophonapersonatapez・sonata 冬鳥
coccotJIZ・auSteS COCCOtJtTauSteSjaponl'cus 冬鳥 (まれ )
PasseTmOnlanus satu1-atuS
ム ク ドリ科 シベ リア ム ク ドリ Sturnusstuz-nl'nus 2007/1/12(1) 留 鳥 冬鳥 (まれ ) (A) (G)
「地域研 究」5号 2009年3
月
(二重 垂 垂 〕コム ク ドリ StuzIDuSPh111-ppensI'S
ホ シム ク ドリ StuTnuS VulgaTl'spoltaTatSkyl' ム ク ドリ Sturnus cl'neraceus
ギ ンム ク ドリ Sturnus serl'ceus
2005/ll/5 (5)(大 正 池付 近 )
オ ウチ ュ ウ科
ハ イ イ ロオ ウチ ュ ウ DIcl・uZ・L/S leucophaeus オ ウチ ュ ウ Dl'cz-uruSmaCrOCeTCuS カ ンム リオ ウチ ュ ウDl'cTuruShottentotus
2005/4/30(1)(西 地 区農 耕 地 )
カ ラス科
コクマ ル ガ ラス Coz・vusmonedula dauurl-cus ミヤマ ガ ラ ス Corvus fTuglleguspastlnatozl
旅 烏 冬鳥 (まれ ) 冬鳥 冬鳥 (まれ ) 迷 鳥 迷 鳥 (B) 迷 鳥 (氏) 迷鳥 冬 鳥 (まれ ) リュ ウキ ュ ウ- シブ トガ ラス Coz・vusmacz・01-byncJws connectens 留鳥
方 言 名 :ガ ラ シ , ガ ラ サ ー 備 考 1.本 目録 は宮城 (1997)の 目録 (A) を基 本 に して , そ の後 ,本 調 査 で確 認 され た種 や 島 に 訪 れ た観 察者 等 の記 録 を追加 して作 成 した もの で あ る。 2.目録 は和名 , 学名 ,種 別 (留鳥 と渡 り鳥 の別) ,確 認 地 ,個 体数 ,確 認 期 日, 文献 ,方 言 名 等 の順 と した。 3.和名 と学 名 の扱 い及 び順 序 は , 日本 鳥 学 会 (2000)に した が った。 4.観 察 記録 の一 部 には , 宮城 (1997)(A) 以 外 に ,以 下 の各 氏 に よる観 察 記録 を私信 と し て掲 載 した。 新 城 公 次 氏 私 信 (B), 田村 常雄 氏私信 (C), 宮城 国 太郎 氏 私信 (D ) , 宮城 修 氏 私信 (E) ,天 野 洋 祐 私信 (F) ,森 河 隆史 ・貴子 私信 (G)0