• 検索結果がありません。

企画趣旨

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "企画趣旨"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)特集「日本の引揚げを地球的文脈からみる」. 企画趣旨 西 成彦 2016 年の末に朴裕河さんが『引揚げ文学論序説』(人文書院)を出された。第二次世界大戦が 終わって後の「日本人の引揚げ」に関しては,歴史学や社会学,国際政治学などの方面で徐々 に関心が高まりつつあるのだが,こと「引揚げ文学」に関しては,この朴裕河さんの本が出る まで,だれ一人として,本格的な研究に着手し,それを世に問おうとする者はあらわれなかった。 同書が完成するプロセスのなかで,立命館大学国際言語文化研究所では,朴裕河さんをお招き して実施した研究会の記録として,『立命館言語文化研究』第 24 巻 4 号に特集(比較植民地文 学研究の基盤整備「引揚者」の文学)を組み,その記録として「引揚げ文学に耳を傾ける」と いう文章を掲載させていただいた(2013 年 3 月)。同論文は『引揚げ文学論序説』の「第Ⅰ部 総論」をなす文章であって,この意味でも同書の刊行は,われわれにとっても感慨深いもので ある。 そこで今回は日本学術振興会科研費・基盤研究(C)「比較植民地文学研究の新展開 --「語圏」 概念の有効性の検証」 (課題番号 15K02462 研究代表者:西成彦)および立命館大学国際言語文 化研究所の研究所重点研究プロジェクト「文化の移動と紛争的インターフェース」の共催とい う形をとって,二日間にわたるシンポジウムを実施することになった。 当日,登壇いただいた方々からは,あらたに完成原稿を提出いただき,また後半の質疑応答 に関しても可能なかぎり当日の空気を再現できるよう気を配りながら再編集をおこなった。 朴裕河さんの書籍自体の新しさを浮き彫りにすると同時に,同書を基点として,各方面にお ける「引揚げ研究」の高まり,深まりに通じるような新しい切り口がここに示せていたなら幸 いである。 以下は,イベントチラシに寄せた文章である― 《昨秋,朴裕河さんの『引揚げ文学論序説』 (人文書院)が刊行されたことを受けて,下記の イベントを企画いたしました。小さな研究会ではありますが,一般公開いたしますので,関心 をお持ちいただける方には,奮って,ご参加いただければと思います。/敗戦後の在外日本人 の「引揚げ」は,地球規模での人口移動の一部を構成するもので,日本史だけではなく,アジ ア史,引いては世界史的な出来事でした。/東方ドイツ人の「追放」Vertreibung や,マグレブ・ フランス人の「本国送還」rapatriation などとの比較も念頭に置いた議論へと,最終的には持っ ていきたいと思っています。》. −1−.

(2)

(3)

参照

関連したドキュメント

近年、金沢大学資料館では、年間 5

70年代の初頭,日系三世を中心にリドレス運動が始まる。リドレス運動とは,第二次世界大戦

Scival Topic Prominence

、コメント1点、あとは、期末の小 論文で 70 点とします(「全て持ち込 み可」の小論文式で、①最も印象に 残った講義の要約 10 点、②最も印象 に残った Q&R 要約

◆第2計画期間末までにグリーンエネルギー証書等 ※1 として発行 ※2

都防災 P532 マニュアル 旧マニュアル P1 趣旨.. 図

※各事業所が提出した地球温暖化対策計画書の平成28年度の排出実績が第二計画

三 配電費の部門の第一次整理原価を、基礎原価等項目