自 流枕の癒しと睡眠の主観的評価
内 田 陽 子, 磯 田 哲 夫
要 旨 【背景・目的】 本研究の目的は, 優光商会が開発した自 流枕の癒しと睡眠の主観的評価, 及び看護へ応用するた めの改良点を明らかにすることである. 【対象と方法】 方法は 康人 31人を対象にし, 自 流枕と普段枕を 用して, 7日間連続して調査票への記入を依頼した. 調査票は睡眠に影響を与える背景条件, 枕を っての寝つき や熟睡感, 枕の高さや肌さわり, 癒された感じなどの主観的評価項目から構成されている. 【結 果】 熟睡感, 枕 の高さ, 肌さわり,居心地,癒された感じについては自 流枕のほうがよい評価が得られた.特に肌さわり,居心地, 癒された感じについては初日から普段の枕に比べて有意な差がみられた. 逆に取り扱いの面倒さは, 自 流枕のほ うが面倒であると感じる者が多かった. 【結 論】 自 流枕の主観的評価は高かった. この枕を改良して, 術後 患者の安楽枕等への活用の可能性が えられた. また, 高さ調整の際に小さなパイマーがこぼれ, 乳児や高齢者が 謝って口にする可能性があり改良が必要である.(Kitakanto Med J 2006;56:143∼147) キーワード:癒し, 睡眠, 枕, 評価 は じ め に 人間の 康は活動と休息のバランスが重要となる. 睡 眠は休息の典型的なものであり, 睡眠についての研究は 多角的に行われているが, 一方で解明されていない問題 を多く残している. 睡眠の援助に, 環境整備やベッドの 作り方, 肌さわり, 重さなどの寝具の調整, 罨法や足浴, 寝衣への配慮, 身体清潔などがある. 寝具の中で, 最も 我々の身近なものに枕がある.しかしながら,医学・看護 学領域では睡眠を促すマッサージや入浴, 足浴, マット などの研究はみられるものの, 枕と睡眠の関係性につい ての研究は少ない. さらに看護における枕の研究をみて みると, 体位固定や疼痛や体圧の緩和を目的に枕の開発 を行っているものはあるが, 安眠や癒しを促す枕の研究 はみられない. 研究者が属する大学では産学連携事業を推進するため に学内の専門機関である地域共同研究センターを設置し ている. ここでは各企業と医療のそれぞれのニーズに対 応させマッチングする機会を設定している. 今後は看護 用具の開発にあたっては企業と共同して, 得意な 野, 技術を結び付けて効率的に商品化にむける必要がある. 今回,優光商会有限会社 (埼玉県秩 市)が自 で自由に 高さを調整でき, 癒しと安眠をもたらすと える枕 (以 下, 自 流枕) を開発した. そこで, 研究者らはその枕の 主観的評価を明らかにし看護への応用も検討したいと えた. 本研究の目的は, 優光商会が開発した自 流枕の 癒しと睡眠の主観的評価, 及び看護へ応用するための改 良点を明らかにすることである. 対象と研究方法 対 象 睡眠に影響する対象の条件を 慮し, 以下の条件をも つ 31人の 康人を対象に実験を行った. その条件は① 深夜に勤務をしていない者, ②睡眠薬を服用していない 者, ③医師の治療が必要な疾患を抱えていない者, ④年 齢が 18歳以上で 65歳未満の者, ⑤ BMI が 25を超えて いないもの, ⑥実験に同意を得て協力してくれた者とし た. 自 流枕の構造と 用方法 優光商会が開発した枕の名称は「自 流枕」であり,そ の大きさは縦 45センチ横 70センチ, 本体重量 500グラ ムである (写真 1).構造は 5室に かれており,中にはソ フトパイマー (ストローの輪切り状態の空洞をもつ物, 1 1 群馬県前橋市昭和町3-39-22 群馬大学医学部保 学科臨床看護学 2 埼玉県秩 市下影森1324-18 有限会社優光商会 平成17年12月6日 受付 論文別刷請求先 〒371-8514 群馬県前橋市昭和町3-39-22 群馬大学医学部保 学科臨床看護学 内田陽子個あたり長さ 5ミリ, 直径 4ミリでそれが 1,300グラム 入れている, 重量 1,800±20グラム) が入っている. こ のことから通常の枕に比べて流動性や通気性に優れてお り, パイマーを取り出すことで高さを, 自由に調整でき る仕組みになっている. 調整の方法は長いファスナーが 枕の縦と横の中央についており, それを開けると中袋に 再びファスナーがあり, それを開けるとパイマーが自由 に取り出せるようになっている. 枕を高くしたい場合は, 自 でパイマーを多く入れ, 低くしたい場合には取り出 すことになっている. 対象者にはその旨を含む 用方法 を説明した. 枕の表面を覆う布地は備長炭配合の特殊立体ハニカム 構造 (上下に伸び縮む) のメッシュ生地を 用している. このことより, マイナスイオンを発生し, 消臭効果, 遠赤 外線を放出することがすでに企業側の基礎研究で実証さ れ特許申請中である. カバーは綿スムースという生地で 綿 100%の素材, グレーの染色染めがなされている. 洗濯 は枕本体, カバー両方とも洗濯機での 用が可能である (ネット 用, タンブラー乾燥は 用しない). 癒しと睡眠の主観的評価の方法 今回の研究の目的は自 流枕の癒しと睡眠の主観的な 効果についてであったため, この点に焦点をあてて実験 を行った. まず, 対象に対して, 普段 用している枕 (以 下, 普段枕) と自 流枕の両方の評価を依頼した. 普段枕 と自 流枕を各 1週間 (7日間) それぞれ連続して 用 してもらい, 主観的評価の調査票に毎日記入してもらっ た. 調査票は以下の項目で構成されている. ①主観的評 価に影響を与える対象の背景条件として, 年齢, 性別, 体 重, 身長, 日ごろの寝つきの程度, 熟睡感, ストレスの程 度, 途中覚醒の有無, 眠れないときの原因と対処方法, 自 が現在 用している枕の種類と評価 (高さや肌さわり, 居心地, 癒しの程度) ②枕を 用しての癒しと睡眠の主 観的評価については, 対象者の条件に該当する別の対象 5人に対してプレテストし, 協議したうえで回答方法を えた. それは, 寝つきや熟睡感についてはビジュアル スケール 0∼100%で回答, 途中覚醒の有無と枕の高さ, 肌さわり, 居心地, 癒された感じ (癒し感), 取り扱い法に ついての評価はよい 4点, まあまあ良い 3点, あまり良 くない 2点, 良くない 1点で回答してもらった. さらに ③自 流枕に対する感想, どんな枕がほしいかについて は自由記載欄を設け記入を依頼した. なお, 毎日の睡眠 時間及び睡眠に影響する特記事項 (特別な心配事, トラ ブル, 出来事の深夜の有無等) の有無も尋ねた. 倫理的配慮 実験にあたっては, ①実験は被験者に安全であること を研究者らが討議し, ②被験者に対しては研究の目的, 枕の 用方法, 評価方法等の説明を 1対 1で行い, ③被 験者に同意書を渡し, サインをしてもらい, 同意を得て 実施した. また, ④いつでも中止できることや困ったと きの対処方法, 連絡先などの説明も行った. さらに⑤ データはすべて無記名としプライバシーを保護に努め た. 統計解析 統計ソフト SPSS・Version10.0 (日本 SPSS株式会社) を 用し, 普段枕と自 流枕を 用しての主観的評価の 数値の 7日間の平 値の比較を t検定で 析した. 結 果 対象の背景 (表 1, 2) 31人の対象者の年齢は 20歳代が 15人, 30歳代は 8 人, 40歳代は 7人であった. 対象者の体重の平 値は 52. 7±7.9kg, 身長は 161.2±6.9cmであった (表 1). 写真1 自 流枕 表1 対象の背景 1 n=31 項 目 内 訳 n % 年 齢 20歳未満 1 3.2 20歳代 15 48.4 30歳代 8 25.8 40歳代 7 22.6 性 別 男 性 8 25.8 女 性 23 74.2 職 業 学 生 15 48.4 主 婦 1 3.2 会社員 2 6.5 サービス 1 3.2 教 員 11 35.5 その他 1 3.2 途中覚醒の有無 な し 20 64.5 あ り 11 35.5 自 の枕の種類 そば 枕 2 6.5 クッション風枕 4 12.9 い枕 1 3.2 普通の平凡な枕 11 35.5 その他 12 38.7 Not Answerd 1 3.2
日ごろの寝つきの程度の平 値は 76.7±17.9%, 熟睡 感は 73.8±17.5%, 日ごろのストレス度は 53.2±25.2% であった (表 2). 途中覚醒はある者が 11人おり, 眠れな い原因は心配事が 15人であった. 通常の普通の平凡な 枕を 用しているものが 11人であったが, その他 (低反 発性, 羽入り枕) が 12人いた. 自 流枕と普段枕の比較 (表 3) 7日間の睡眠時間や睡眠に影響する事項の有無につい ては, 両群に差はみられなかった. 寝つきや熟睡感を 0 から 100%数値化した. 7日間の合計平 値での「熟睡 感」は自 流枕のほうが有意に高かった (p=0.016). ま た, 高さ」(p=0.018), 肌さわり」(p<0.001), 居心地 感」(p=0.002), 癒し感」(p<0.001)についても自 流の ほうが有意に得点は高かった. しかし, 反面, 取り扱いの 面倒については, 自 流のほうが面倒であると回答して いた (p=0.011). 7日間の推移をみると, 熟睡感」や枕の「高さ」につ いては 3日目より自 流枕のほうがよい評価が得られ, 普段枕と有意な差がみられた (p=0.038∼p<0.001). 肌 表2 対象の背景 2 項目 単位 Mean±SD 体重 実数値 52.7±7.9 身長 実数値 161.2±6.9 日ごろの寝つきの程度 0-100% 76.7±17.9 日ごろの熟睡感 0-100% 73.8±17.5 日ごろのストレス度 0-100% 53.2±25.2 表3 自 流枕と普段枕の主観的評価の比較 評価項目 7日間の合計平 値 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 熟睡感 普段枕 72.2±19.2 68.0±21.6 71.6±20.9 68.6±26.4 74.3±24.67 73.5±21.3 73.1±22.5 73.4±24.1 (100%満点) 自 流枕 82.1±9.4 75.8±18.9 78.5±15.5 78.0±15.8 84.4±14.1 81.5±14.7 79.7±13.0 82.4±15.6 高さ 普段枕 2.8±0.6 2.8±0.8 2.8±0.7 2.7±0.7 2.8±0.8 2.8±0.8 2.9±0.6 2.9±0.6 (4点満点) 自 流枕 3.3±0.5 3.0±0.8 3.2±0.6 3.2±0.7 3.5±0.6 3.3±0.7 3.3±0.7 3.4±0.7 肌さわり 普段枕 2.8±0.6 2.8±0.7 2.8±0.8 2.8±0.7 2.7±0.8 2.8±0.7 2.8±0.7 2.8±0.6 (4点満点) 自 流枕 3.5±0.6 3.5±0.6 3.4±0.6 3.4±0.7 3.6±0.6 3.5±0.6 3.5±0.6 3.5±0.6 居心地 普段枕 2.7±0.6 2.6±0.8 2.7±0.8 2.7±0.7 2.8±0.8 2.6±0.7 2.7±0.7 2.7±0.6 (4点満点) 自 流枕 3.3±0.4 3.2±0.6 3.3±0.6 3.3±0.6 3.4±0.5 3.3±0.5 3.3±0.6 3.2±0.6 癒し感 普段枕 2.2±0.6 2.1±0.7 2.2±0.8 2.1±0.8 2.1±0.8 2.3±0.8 2.2±0.8 2.2±0.8 (4点満点) 自 流枕 2.9±0.7 2.7±0.9 2.9±0.9 2.9±0.9 2.9±0.8 3.0±0.8 3.0±0.7 3.1±0.8 p<0.05 p<0.01 p<0.001 表4 自 流枕を 用しての肯定的意見 n=31 項目 内訳 n % 枕は気に入ったか 気に入った 12 38.7 まあまあ気に入った 12 38.7 あまり気に入らない 5 16.1 気に入らない 1 3.2 Not Answerd 1 3.2 枕は睡眠に効果あると思うか 思う 15 48.4 まあまあ思う 10 32.3 あまり思わない 5 16.1 思わない 0 0.0 Not Answerd 1 3.2 枕は癒しに効果があると思いますか 思う 11 35.5 まあまあ思う 10 32.3 あまり思わない 9 29.0 思わない 0 0.0 Not Answerd 1 3.2 枕は自 にとって心地よさを提供してくれますか 思う 12 38.7 まあまあ思う 11 35.5 あまり思わない 6 19.4 思わない 1 3.2 Not Answerd 1 3.2 枕を購入してみたいと思いますか 思う 8 25.8 まあまあ思う 7 22.6 あまり思わない 13 41.9 思わない 2 6.5 Not Answerd 1 3.2 枕を人に勧めたいですか 思う 8 25.8 まあまあ思う 13 41.9 あまり思わない 8 25.8 思わない 1 3.2 NA : Not Answerd 1 3.2
さわり」, 居心地」, 癒し感」については初日から自 流枕が得点は高く, 普段枕に比べて有意な差がみられた (p=0.011∼p<0.001). 自 流枕を 用しての肯定的意見 (表 4) 自 流枕を気に入ったもの 12人, 睡眠に効果がある と思うもの 15人, 癒しに効果があると感じるもの 11人, 心地よさを提供してくれると思うもの 12人であり, 思 う」と「まあまあ思う」者をあわせれば 7割以上の者が 肯定的な意見を持っていた. さらに, 自 流枕を購入し てみたいと思うもの, 自 流枕を他に勧めたいと思うも のは各 8人であった.その他の感想として「毎日,枕の高 さが気になり, うまく合わないと不眠で困っていたが, この枕でちょうどよい高さに調整でき安眠が図れて, こ れ以外にはもう眠れません.」という意見もあった. その 他の感想として, ビーズを入れ替えるのが面倒, ビーズ がこぼれやすく落ちたら見えにくいので高齢者や赤ちゃ んには危険, ビーズ別売りがあるとよいなどがあった. 察 自 流枕の癒しと睡眠の効果 両群共に睡眠時間には差がみられなかったが, 熟睡感 については自 流枕のほうが高い価が得られた. 睡眠時 間は個人差, 年齢差があるので本人の充足感を睡眠の評 価として える必要があるといわれる. 自 流枕では 7 日間の熟睡感の平 値は 82.1%と高い値が得られ, 3日 目より有意な高い値が得られた. これは枕の高さの得点 と同様の傾向であった. したがって, 自 流枕でいろい ろと自 にあった高さを調整し慣れてきたのが 3日間で あり, それに伴って 熟 睡 感 も 得 ら れ た と え ら れ る. 数々の研究で快眠のためには枕の高さが決め手となるこ とが明らかにされている.適正な枕の高さの設定は,首・ 頚椎の角度が関係し, 個人差がある. 頚椎部は頭骨をの せ, 前方に凸彎し, 脊柱では最も自由に動く部 である. また第 1・第 2頚椎は極端に特殊化して,頭蓋の運動を支 えている. 3 したがって, 頚椎には頭蓋の荷重が常にか かりそれを 散し休息をとるためにも枕は重要となる が, その高さは個人差があり高さがフィットしないと熟 睡感が得られない. しかし, 自 流枕はパイマーの出し 入れで微妙な調整ができ, 自 にあった高さが設定でき る. 肌さわり, 居心地, 癒し感については初日より, 自 流 枕のほうが有意に高い得点を示し, 癒し感については 6・7日目でその差は顕著となった. 枕の布地には備長炭 が配合されマイナスイオン, 遠赤外線の放射があり, カ バーの色もグレーのため見た目でも, その違いがわかる. 備長炭の効果に加えて主観的な意識による影響もあい まって相乗効果がでたといえる. 人間は一晩に 20−30回寝返りし, 手足だけの動きは その倍であるといわれている. したがって, 一度よい高 さに固定しても, 寝返りのたびに枕の高さは変化する. 自 流枕は, 枕の中に小さなパイマーが多数あり弾力的 に動き, 加えて布地の特殊立体ハニカム構造が 2重に加 わっている. このことにより, 人体の動きにあわせて弾 力的に高さが調整でき, 体圧を 散できるといえる. 今 回は, 主観的評価に焦点をあてたので, 今後は体圧測定 や脳波等も含めた客観的評価が必要であり今後の課題で ある. 自 流枕の看護への応用と改良点 看護の対象者は急性期の術後患者から慢性期における 寝たきり患者と幅広い. 術後患者は少しの動きで痛みが 生じるので, 高さの微妙な調整ができる自 流枕は応用 の可能性が高い. また, 寝たきりの患者は拘縮の程度が その個別によって多様であり, その患者に応じた枕を調 整する必要があるので応用できると える. 今後, 自 流枕を術式別, 身体部位別に大きさを数種類作成すれば 安楽な体位固定を含め看護に幅広く活用できると えて いる. また, パイマーを入れ替えるのが面倒, パイマーがこ ぼれやすく落ちたら見えにくいので高齢者や赤ちゃんに は危険という感想もみられたことから, 患者用に適応す る場合, 看護師の調整手助けが必要になり, 安全性の検 討や改良も える必要がある. 今回の研究は 康人を対 象としたので, 今後は患者に対する検証及びケア方法に あったサイズの開発が課題である. 引 用 文 献 1. 氏家幸子 : 基礎看護技術Ⅰ. 東京 : 医学書院, 1996; 51: 224-227 2. 粂 和彦 : 睡眠障害の解決策志向型アセスメント. 看護 学雑誌. 2005; 69 : 440-446. 3. 日野原重明, 阿部正和, 浅見一羊ら : 人体の構造と機能 1・解剖生理学. 東京 : 医学書院, 2002; 54.
Subjective Evaluation on Healing
and Sleeping with Ones Own Style Pillow
Yoko Uchida
and Tetuo Isoda
1 School of Sciences, Faculty of Medicine, Gunma University 2 Yukou Company
Backgrand and Aims: The objective of this study is to identify improvement points of a pillow Yukou company is currently developing for subjective evaluation on hearing and sleeping with ones own style pillow and its application to nursing. M ethods: The subjects of the study were 31 healthy persons,and we asked them to participate in a questionnaire survey after using ones own style pillow and their own pillow for 7 consecutive days. The questionnaire consists of subjective items including background conditions effecting on sleep, easiness to get to sleep and feeling of deep sleep using the pillow, height and texture of the pillow,and healing feeling. Result : feeling of deep sleep,the height and texture of the pillow, comfortableness, and feeling of healing were better in the ones own style pillow, especially there were significant differences in the texture, comfortableness, and feeling of healing compared with their own pillow from the first day. In contrast,more people felt difficult to handle the ones own style pillow than their own pillow. Conclusion : This own style pillow has high subjective effect. It suggests that improvement of this pillow could be applied to use for post-operative patients as a comfortable pillow. When the height was adjusted,small paimers fell. Infants and the elderly may put them into their mouth by accident,an improvement is necessary.(Kitakanto Med J 2006;56:143∼147)