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創刊のことば

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Academic year: 2021

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国立国語研究所学術情報リポジトリ

創刊のことば

著者

水谷 修

雑誌名

日本語科学

1

発行年

1997-05

URL

http://id.nii.ac.jp/1328/00001962/

(2)

創刊のことば

 昭和23年に国立国語研究所が創設された時,国立国語研究所がめざすべき目的として掴 語及び国民の言語生活に関する科学的調査研究を行い,あわせて国語の合理化の確実な基 礎を築く」ということが国立国語研究所設置法(昭和23年12月 2◎N)の冒頭で明確に示さ れておりました。設置法が文部省組織令に変わった現在でも,その冒的はそのまま受けつ がれています。  創立以後,50年近くの間,研究所からは,設置目的にそったさまざまな研究の成果をい くつかの出版物の形で刊行しつづけてきました。国立国語研究所報告,国語年鑑各種資 料集等がその代表的なものですが,その中のひとつに毎年所員の個別の研究報告をまとめ て発行していた「研究報告集」があります。『B本語科学sは,従来発行しつづけてきた「研 究報告集」を薪しい構想のもとに目的と内容を組み立て直して刊行しようとするものです。  国語研究所の研究のあり方や成果の発表が社会にたいしてより広く開かれたものである ことは望ましいことです。印刷物だけではなく,インターネットによる報告もまもなく実 施することになります。そういう大きな変化の中で,このif B本語科学』は所員だけでは なく所外の研究者の協力,参加も得て,より優れた成果を求める開いた形の研究誌として の性格を持たせたものです。  編集方針も従来の「研究報告集」とかなり変わりました。執筆者の範囲を所内に限らず, 所外にも求めることにしただけではなく,編集委員会の構成も所内委員,所外委員の両者 によることとし,投稿原稿のすべてについて厳正な査読の制度を採用することにしました。 査読の担当者も,所内外を問わずに原稿の内容の評価に最も適した人に依頼することにし ました。募集する原稿の内容は,現代日本語に関連するものならば可であるとし,学際的 な研究も歓迎します。刊行回数は当面年に2回(4月,10月)を予定しています。  この研究誌が,国立国語研究所の研究活動を支える強い原動力のひとつになることと, 世界における日本語の学術的な研究に大きく貢献できるものに育っていくことを心から願っ ております。 1997年3月 過立国語研究所長

  水谷  修

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