1 -第5学年1組 図画工作科学習指導案 指導者 ○○ ○○
遊んでみたいな!~の世界のゴルフ場
( 工作に表す ) 1 このような子どもに【本題材の目標】 ○ 身近な材料を利用して、自分の想いにあったゴルフコースを楽しくつくることができる。 (関心・ 意欲・態度) ○ あったら楽しそうな「~の世界」のゴルフコースを豊かに発想し、材料の特徴をとらえて、コー スの土台や飾りなどに使う材料を決めることができる。 (発想や構想の能力) ○ 材料の特徴を生かしながら、加工したり、接着したり、装飾したりして、丈夫に美しくつくるこ とができる。 (創造的な技能) ○ 自分や友達の作品を使って、ゴルフゲームを楽しみながら、それぞれの表現のよさを味わうこと ができる。 (鑑賞の能力) 2 このような子どもたちを【児童の実態】 ○ 本学級の子どもたちは、第4学年題材「コロコロコロガラート」において、紙を使ったゲーム性 のある題材に取り組んできている。また、一学期に「ダイナミックスペース」で、身近な廃材を用 いて、丈夫に組み立てる造形活動を楽しむこともできた。どちらの題材でも、子ども達は試行錯誤 を繰り返しながら、よりよい表現を目指したり、友達の表現のよさに目を向け、それを自分の作品 に生かしたりして、楽しく活動してきた。これらをふまえて本題材を設定し、身近にある材料の特 徴をとらえたゲーム性のある工作に、主題性をもって取り組ませ、一人ひとりが自分の思いにあっ たものをつくったり、活動する中で友達の表現のよさを感じたりしながら、つくり出す喜びを味わ わせていきたい。 3 このような題材をもとに【題材の価値】 ○ 本題材は、あったら楽しそうな「~の世界」のゴルフ場を、個人(ステージ)→グループ(ホール) →学級全体(ゴルフ場)で形成して、ゴルフゲームをするという目的をもち、身近な材料の特徴を 生かして、丈夫で美しく、楽しめるゴルフコースを作ることをねらいとしている。 実際に遊べる作品をつくることは、子ども達にとって意欲を高めることができるものである。特 に、高学年の子ども達は、相手の立場からも考えられる見方が育つことから、自分だけではなく友 達も楽しめる作品にしたいという表現の目的や、みんなでつくって遊びたいという活動の目的をも ち、意欲を持続させて楽しく活動することができると考える。また、「~の世界」という主題をも たせることにより、さらにその子らしい表現のよさを表すことができるであろう。 以上のことから、本題材は、一人ひとりにつくりだす喜びを味わわせることのできる題材である と考える。 4 このような手だてで【支援】 ○ 本題材の指導にあたっては、一人ひとりがつくりたいテーマをもとに、自分の想いにあったゴル フコースを身近な材料を使ってつくったり、友達の作品と組み合わせて楽しく遊んだりすることで、 つくりだす喜びを味わわせたい。 ○ そのために、「であう」段階では、まず、グランドゴルフで遊んだことを想起させたり、簡易な ゴルフコースを提示したりして、どんな場所にゴルフ場があったら楽しそうかを話し合い、自分の つくりたいゴルフ場のイメージをふくらませる。次に、イメージをふくらませた「~の世界」をア イディアスケッチでまとめさせ、これからの制作の見通しをもつことができるようにする。そして、 「みんなのゴルフ場の部分(ステージ)をつなげて、ゴルフ場をつくって遊ぼう」と投げかけたり、 似たイメージの世界(テーマ)をもつ子でグループ(後のホール)を形成したりして、つくる意欲 を高めさせる。 ○ 「あらわす」段階では、試しの活動を繰り返しながらゴルフコースをつくることができるように、 ゲームに必要なステッキとボールをつくってから、個人のステージをつくるようにさせる。まず、 ステッキとボールづくりでは、例示作品を提示したり、材料や用具・つくる手順などがわかるよう に各コーナーを設置したりして、材質や形・大きさなど、自分の想いにあったものができるように したい。その際、用途に合わせて複数つくることを認め、様々な材料に挑戦できる機会をあたえる ようにする。次に、ステージづくりでは、アイディアスケッチをもとに、材料の特徴を考えて基本 の形をつくったり、材料を工夫して飾りをつけたりして、自分の表したい世界を表現させたい。そ して、個人で制作したステージをグループでつなげてホールを形成し、協力しながら障害物やゴー ルをつくるようにさせる。コースやホールをつくる際にも、各コーナーを活用して主体的に活動で きるようにする。また、制作活動の途中に試しの活動を取り入れた交流会を設けることで、体験し ながら自分や友達の作品のよさにふれ、新たな表現に結びつけるなど、発想に広がりをもたせたり、 つくる意欲を持続させたりしていきたい。 ○ 最後に、「あじわう」段階では、各グループのホールをつなげて5の1ゴルフ場を形成し、鑑賞 会を行う。見る作品のよさに加え、実際にゲームをする活動を通して、自分や友達の作品のよさを2 -体感できるようにさせたい。その際、テーマに沿った表現の工夫、作品の丈夫さなどの見る視点を 示すようにする。そうすることで、勝負にこだわらずに楽しくゲームができるようにし、表現の見 方や感じ方を深めたり、つくりだす喜びを味わったりすることができるようにしていきたい。 5 活動計画(6時間) 段 配 学 習 活 動 見取りのポイント 主な支援(○) 階 時 方法(※) 個に応じた支援(※) 課外 (グランドゴルフで遊ぶ体験をする) で 45 1 学習の見通しをもち、意欲 ○グランドゴルフをしたことを想起 あ 分 を高める。 させたり、簡単な例示作品をもとに う (1)どんな場所にゴルフ場が 想いをふくらませたりして、「~の あったら楽しそうか話し合 コースを作りたい」というテーマを い、つくってみたいゴルフ もたせる。 コースの想いをふくらませ ○想自 分 の テ ー マ を ○アイデアスケッチ用のプリントを る。 決めて、アイデアを 用意し、自分の想いをまとめやすく まとめることができ する。 ・雲の上にゴルフ場があったら楽し ている。 ※例示作品の見立て遊びをしたり、 そうだな。 ※学習プリント 友達のアイディアを参考にしたりし て、イメージがもてるようにする。 遊んでみたいな!~の世界のゴルフ場 (2)みんなの作品をつなげて、 ○みんなのつくったステージを合わ ゲームをする見通しをもつ。 せてゴルフ場にし、ゲームをすると ○テーマごとにグループを形 いう目的をもたせて意欲を高めさせ 成する。 る。 ・ゴルフ場にいろいろな世界が あったら楽しそうだな。 あ 30 2 ゴルフゲームに必要なステ ○造材 料 の 特 徴 を 考 ○材料コーナーに様々な種類の材料 ら 分 ッキとボールを作る。 えながら、切ったり を準備する。 わ 【個人】 つなげたりして、丈 ○材料や接着の仕方、大きさによっ す (1)材料を選んで、試しなが 夫に作ることができ て、ステッキやボールの使い勝手が ら作る。 ている。 違ってくることを知らせ、材料選択 ※観察 の参考にさせる。 ・わりばしをゴムで結び つけてステッキにしよ ※見本となるステッキやボールを準 う。 備し、作り方を提示したり、個別指 ・針金にはペンチが必要 導で助言したりする。 だ。 ・ボールは大小2つ作ろ ○用途に合わせて、複数作ることを う。 認める。 ○試しの活動を取り入れ、使い勝手 ステッキ ボール を確かめながら制作させる。 (2)ゴルフゲームのステージ ○造材 料 に 合 う 加 工 ○材料の扱いやすさから、土台には をつくる。【個人】 や接着方法を考えな 紙の素材を中心に使うよう助言す 30 ○アイディアスケッチをもと がら、丈夫に美しく る。 分 に、自分のステージの基本 つくることができて ○楽しさに加えて丈夫に美しくつく となる形をつくる。 いる。※観察 るという観点を伝え、材料に合う加 ○活試しの活動を通し 工や接着の方法がわかるよう、簡単 ・トンネルをつくろう。 て、友達のよさに気 な例示作品を置いたり、ヒントコー ・のりしろにボンドをつけて、 付くことができてい ナーを設置したりする。 丈夫に美しくつくろう。 る。※発言 ※材料の特徴を助言しながら、一緒 に活動する。 トンネル ゲ ー ト す べ り 台
3 -60 ○基本の形のゲーム性を高め ○想よ り 楽 し い 作 品 ○例示作品を提示したり、表し方の 分 る。 になるように、通り ヒントコーナーを設置したりして、 抜け方を工夫するこ 主体的に活動できるようにする。 本 ・滑り台に片面段ボールをはって、 とができている。 ※3打で通り抜ける条件を振り返り 時 通りにくくしよう。 ※観察 ながら、試しの活動を共にしたり、 ・3打でクリアできるように障害物 ○造材 料 に 合 う 加 工 友達の作品を一緒に見たりして、イ を増やそう。 や接着方法を考えな メージを広げさせるようにする。 がら、丈夫に美しく ○交流では、試しの活動を取り入れ、 つくることができて 友達の作品のよさを実感できるよう いる。 にする。 ※観察 ※友達の作品のよさをみる視点から 話しかけ、気付くことができるよう にする。 45 ○「~の世界」になるように、 ○想自分のイメージ ○事前にアイディアスケッチを見直 分 色や飾りを工夫して仕上げ する世界になるよ す時間をとる。 る。 うに、表し方を工 ○アイディアスケッチをもとに、様 ・「空の世界」になるように、 夫することができて 々な材料を準備し、イメージにあっ 綿をつけたりゲートを虹色に いる。 た物を選べるようにする。 ぬったりしよう。 ※観察 ※アイディアスケッチに事前に目を 通しておき、表し方のヒントを出し ながら一緒に活動する。 30 3 ホールごとに、ゴールを作 ○活グ ル ー プ の ホ ー ○ゴールの例示作品やつくり方の手 分 る。 【グループ】 ル の ア イ デ ア を 出 順をヒントコーナーで示し、主体的 ○グループごとにゴールや飾 し、協力してつくる な活動ができるようにする。 りを協力して作り、「~の ことができている。 ※グループまたは個別に指導し、一 世界」のホールを完成する。 ※観察、発言 緒にアイディアを出す。 ・ゴールができる方向は何カ所 にしようか。 ・グループの作品をつなげたら、 大きな「海の世界」のホールが できたよ。 あ 30 1 鑑賞会を開く。【全体】 ○活ゴ ル フ ゲ ー ム を ○広い場所を確保し、各グループの じ 分 (1)5の1ゴルフ場を見てま 楽しみながら、それ ホールをつなげて、5の1ゴルフ場 わ わったり、ゲームをしたり ぞれの表現のよさを をつくる。 う する。 みつけることができ ○見たり体験したりして、自分や友 る。 達の作品のよさを実感できるように ・このホールは、~の国だね。 ※観察 する。 様子がよく表れるように、仕 ○みつけたよさを出し合うことで、 掛けや飾りが工夫されているね。 成就感をもつことができるようにす ・これは丈夫にできているね。 る。 ※見る視点(主題の表し方・丈夫さ ・友達が「~がいいね」と言って ・美しさの工夫)を問いかけ、よさ くれたよ。作ってよかったな。 に気付くことができるようにする。 時後 (地域の文化祭に展示してもらい、学校外の人にも楽しく遊んでもらう。) 6 本時の主眼 ○ 試しの活動を繰り返しながら、自分のステージのゲーム性を高めるために、付加・修正して表し方 を工夫することができる。 ○ 材料の特徴にあった加工や接着の方法を考えて、丈夫に美しくつくることができる。 7 準備 ○ 教師…段ボール、色工作用紙、身辺材、布、毛糸、ビーズ、両面テープ、クラフトテープ ホットボンド、カッターナイフ、カッターマット など ○ 児童…学習プリント、はさみ、のり、ボンド など
4 -8 本時の展開 学 習 活 動 見取りのポイント 主な支援(○) 方法(※) 個に応じた支援(※) 1 前時の学習活動を振り返り、本時の ○学習の見通しをもたせるために、 めあてをつかむ。 どんなものをつくろうとしているの (1)基本の形にどんな障害物があった か、アイディアスケッチで説明させ ら、より楽しいステージになるか話 る。 し合う。 ○材料から発想しているものと、「~ ・道に片面段ボールをしいて、通りに の世界」のテーマから 発想してい くくしよう。(材料から) るものを取り上げ、イメージの多様 ・虹を表すゲートを増やしたらどうだろう。 な広がりをもたせる。 (テーマから) 障害物を工夫して、もっと楽しいステージをつくろう。 2 障害物を工夫して、ステージのゲー ○想より楽しい作品に ○制作する中で、計画の変更を認め、 ム性を高める。 なるように、通り抜 アイディアの広がりを大切にする。 (1)3打で通り抜ける条件をもとに、 け方を工夫すること 試しながらつくる。 ができている。 ※一緒に試しの活動を行いながら、 ※観察 イメージを膨らますことができるよ ・すぐ通り抜けてしまうから、ビーズを うに声をかける。 はって、通りにくくしよう。 ボンドではったら丈夫になるかな。 ○造材料にあう加工や ○材料や用具、接着の仕方のヒント 接着方法を考えなが など各コーナーを設置したり、見本 ら、丈夫に美しくつ になる例示作品を置いたりして、主 くることができてい 体的に活動ができるようにする。 る。 (付加) ※観察 ※材料に合う接着の仕方など、個別 に対応していく。 ・滑り台をもっと丈夫でボールが落ちない ようにつくりたいな。 どんなふうにつくればいいだろう。 (修正) (2)制作途中の作品を交流する。 ○活試しの活動をしな ○制作活動の途中にも交流を設け、 ・~さんの作品は、通り抜け方が がら、作品のよさを 表し方を工夫している児童の作品を おもしろいね。 みつけることができ 紹介したり、友達の作品のよさを参 ・勢いよく打っても大丈夫。 る。 考にさせたりする。 頑丈につくっているね。 ※発言 ・のりしろをつくって、きれいに ○交流は、試しの活動を取り入れ、 はってあるよ。 作品のよさを体感させる。 ※一緒に活動しながら、楽しさ・丈 夫さ・美しさの視点からみるように 助言する。 3 本時学習を振り返り、次時学習への 意欲をもつ。 (1)自分のステージづくりを振り返っ て、達成感をもつ。 (2)次時は、色や飾りを工夫して、「~ ○次時について知らせ、材料集めの の世界」を表すことを知る。 見通しをもたせておく。