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はしがき

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Academic year: 2021

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はしがき

著者

中島 紀惠子

雑誌名

学長特別研究費研究報告書

14

発行年

2003-06

URL

http://hdl.handle.net/10631/461

(2)

は  し  が  き

平成3年に大学設置基準が大網化されて以降、わが国の大学は、戦後の学制以来の大きい大学改革の 渦の中で進行しております。しかしながら、いつの時代にも変わることのない使命を大学は背負ってい ます。 その第1は、文化・文明の継承機関としての役割です。世界中の看護系大学が諸々の看護科学におけ る知的資産を有しておりますが、わが大学のような小規模の単科大学においても、この資産を体系的に 保存し、取り出す装置を準備していかなければなりません。また、将来に向けての学術的情報や教育活 動に関する情報収集と提供を一体化させ得る役割があります。このためには、図書館が充実すればよい というものではなく、教員の教育・研究の創造的成果を含む大学の資産を後々に継げゆく体制の日常化 こそが大切になるでしょう。 第2は、「知的生産」における大学の役割です。これはもう、言うに及びません。 第3は、地域に開かれた大学としての「人づくり」です。いま求められている人づくりは、教員自ら を変革することそれ自体が、教育と研究の質の水準の向上にあると自他共に認められる大学を築いてい くことです。 さて、2002年4月新潟県立看護大学関学にあたってわが大学は、「学長特別研究費」の費目を用 意し、運用できる仕組みを作りました。大きな目的は、ささやかだけれども教員一人ひとりの教育・研 究計画において、どうしても知りたいという熱望とその具体計画にこたえられる大学独自のプログラム をもつことです。論語に「憤せざれは啓せず、排せざれば発せず」という言葉があります。教育・研究 を通して、どうしても「知りたい・したい」モノやコトを熱意をもって明らかにするための具体方策と 成果の蓄積のストックそのものが、わが大学の歴史といえるものになっていくことを展望してこのプロ グラムを用意しました。 関学直後であったにもかかわらず、こうした意図に大多数の教員がこたえられ、ここに、1年目の成 果報告書ができましたことに心より感謝いたします。 また、日頃より教育・研究活動に暖かなご支援をいただいた関係機関の皆様や当大学事務局並びに新 潟県福祉保健部の方々にお礼を申し上げます。

平成15年6月16日

新潟県立看護大学 学長  中島 紀恵子

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