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年代の医療社会事業に関する一考察

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Academic year: 2021

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第15回 新潟医療福祉学会学術集会

年代の医療社会事業に関する一考察

-専門職団体草創期の史料を基に-

新潟医療福祉大学社会福祉学科 横山豊治

【背景・目的】わが国の医療社会事業史については、医療 ソーシャルワーカー(以下、MSW)の全国組織、日本医 療社会事業協会(当時)が創設から25年と50年の節目 に発行した協会史に体系的にまとめられているが、同協会 の多年にわたる事業・活動の変遷が記述されているため、

各年代で MSW たちに共有が図られていた情報の詳細ま では読み取ることができない。1)2)今般、60余年前の同 協会草創期の発行物を入手したため、わが国医療ソーシャ ルワークの黎明期ともいえる1950年代当時のMSWたち に発信され、共有されていた情報の特徴を明らかにしたい。

【方法】医療社会事業史に関する歴史研究であり、下記の 史料を主たる調査対象とした文献研究である。

調査対象:『會報』創刊号3)日本医療社会事業家協会 1954年(全52頁)

【結果】史料は次の内容で構成されていた。(表1)

表1.日本医療社会事業家協会『會報』創刊号の記事

・巻頭言・・・・・・・・・・・・・・・・浅賀ふさ

・医療社会事業行政・・・・・・・・・・小立新太郎

・公衆衛生概論・・・・・・・・・・・・・滋賀秀俊

・社会福祉事業における地域社会事業・・・牧 賢一

・異常心理・・・・・・・・・・・・・・・井村恒郎

・面接法の技術・・・・・・・・・・・・友田不二男

・ケースワークの基本原理・・・・・・・・仲村優一

・ケース事例・・・・・・・・・・・・・・木村典子

・心とからだ・・・・・・・・・・・・・・浅賀ふさ

・ヒロポン中毒について・・・・・・・・・牛場みわ

・在宅結核患者の実態調査について・・・・11保健所 社会事業専従者合同研究

・本部だより

・地方だより

神奈川県支部の発会に寄せて

国立大島青松園より・・・・・・・・・海老沼健次 仙台より・・・・・・・・・・・・・・・久米邦子 日本赤十字医療社会事業研究会について…大井潔子

・あとがき・・・・・・・・・・・・・・中島さつき わが国のMSWの配置は、1919(大正8)年の泉橋慈 善病院(現、三井記念病院)が嚆矢とされ、1926(大正15) 年の恩賜財団済生会芝病院、1929(昭和4)年の聖路加 国際病院などがそれに続く先駆的な例として挙げられる ものの、組織的な人材育成が始まったのは戦後であり、

1949年に開始された医療社会事業講習会からである。そ

こで出会い、修了した現任者らが連帯して「医療社会事業 協会」を立ち上げる組織化の動きが地方と中央で起こり始 めたのが1950年代であった。(愛知県、東京都)4)

社会福祉士のようなソーシャルワーカーの国家資格制 度もない状況であっただけに、MSWのアイデンティティ を共有する者たちによって結成された専門職団体の存在 意義は非常に高いものであったと考えられ、そこに寄せる 会員らの期待も相当に大きかったことは想像に難くない。

そのうち、1953年に発足したのが日本医療社会事業家 協会で、現在の公益社団法人日本医療社会福祉協会まで 60年余り続く全国組織のルーツである。本史料は同協会 の記念すべき創刊号の会報であり、その掲載記事の内容を たどることによって、当時のMSWらがどのような情報を 共有していたのかが明らかとなり、1950年代の医療社会 事業の状況を知る手掛かりとすることができた。

【考察】この史料には、次の特徴があると考えられる。

①わが国MSWの開拓者である初代会長浅賀ふさのケー スワークに込めた深い人間観が巻頭言に示されている。

②1950年代当時の医療社会事業に果たしていた保健所の 役割が、厚生省(当時)保健所課長による行政報告や、

複数の保健所の社会事業従事者らで構成された研究会 の調査報告などから具体的に読み取れる。

③当時のMSWへの普及が意図された専門的知識の分野 がどのようなものであったかが読み取れる。

④事例研究に紙数が割かれており、重要性が伺われる。

⑤結核だけでなく薬物依存症も当時の医療社会事業が対 応を求められた重要な疾患であったことが伺われる。

【結論】ソーシャルワークに関する専門教育機関から輩出 された従事者がまだ少なく、近隣に同業者も乏しい中、手 探りでの実践を余儀なくされていた 1950年代当時の MSWたちにとって、発足したばかりの全国組織から会報 を通じて配信される専門的な情報は、各地の動静を知る手 段というだけでなく、資質向上を目指す現任者にとって極 めて貴重なテキストとしての役割も担っていたといえる。

【文献】

1)日本医療社会事業協会編集:25年のあゆみ 日本医療社 会事業協会史,日本医療社会事業協会,(1978) 2)50周年記念誌編集委員会編集:日本の医療ソーシャルワ

ーク史 日本医療社会事業協会の50年,日本医療社会事 業協会,(2003)

3)日本医療社会事業家協会出版部編集:會報,創刊号,日 本医療社会事業家協会, (1954)

4)東京医療社会事業家協会編集:会報,第8号,東京医療 社会事業家協会,(1953)

【謝辞】貴重な文献史料を寄贈していただいた児島美都子 日本福祉大学名誉教授に深く感謝申し上げます。

P−50

参照

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管理 ……… 友廣 現場責任者及び会計責任者、 研修、ボランティア窓口 …… 是永 利用調整、シフト調整 ……… 大塚 小口現金 ……… 保田

現場責任者及び会計責任者、 研修、ボランティア窓口 …… 是永 利用調整、シフト調整 ……… 園山 小口現金 ……… 保田

*一般社団法人新エネルギー導入促進協議会が公募した 2014 年度次世代エネルギー技術実証事