独立行政法人
防災科学技術研究所
長岡における積雪観測資料(
31)(二〇〇六
/〇七,二〇〇七
/〇八,二〇〇八
/〇九冬期)防災科学技術研究
Technical Note of the National Research Institute for Earth Science and Disaster Prevention No.346
長岡における積雪観測資料(31)
( 2006/07, 2007/08, 2008/09 冬期)
Data on Snow Cover in Nagaoka ( 31 )
(2006/07, 2007/08, 2008/09 Winter Season)
第三四六号
第321号 平成17年度大都市大震災軽減化特別プロジェクト 実大6層RC建物実験報告書(付録CD-ROM)46pp.
2008年3月発行
第322号 地すべり地形分布図 第37集「福岡・中津」24葉(5万分の1).2008年8月発行 第323号 地すべり地形分布図 第38集「長崎・唐津」29葉(5万分の1).2008年9月発行 第324号 地すべり地形分布図 第39集「鹿児島」24葉(5万分の1).2008年11月発行 第325号 地すべり地形分布図 第40集「一関・石巻」19葉(5万分の1).2009年2月発行 第326号 新庄における気象と降積雪の観測(2007/08年冬期) 33pp.2008年12月発行 第327号 防災科学技術研究所45年のあゆみ(付録DVD) 224pp.2009年3月発行 第328号 地すべり地形分布図 第41集「盛岡」18葉(5万分の1).2009年3月発行 第329号 地すべり地形分布図 第42集「野辺地・八戸」24葉(5万分の1).2009年3月発行 第330号 地域リスクとローカルガバナンスに関する調査報告 53pp.2009年3月発行
第331号 E-Defenseを用いた実大RC橋脚(C1-1橋脚)震動破壊実験研究報告書-1970年代に建設された基部曲げ破壊タ イプのRC橋脚震動台実験-(付録DVD) 107pp.2009年1月発行
第332号 強震ネットワーク 強震データ Vol. 25(平成20年 No. 1)(CD-ROM版).2009年3月発行 第333号 強震ネットワーク 強震データ Vol. 26(平成20年 No. 2)(CD-ROM版).2009年3月発行
第334号 平成17年度大都市大震災軽減化特別プロジェクトII 地盤基礎実験-震動台活用による構造物の耐震性向上研究 -(付録CD-ROM) 62pp.2009年10月発行
第335号 地すべり地形分布図 第43集「函館」14葉(5万分の1).2009年12月発行 第336号 全国地震動予測地図作成手法の検討(7分冊+CD-ROM版).2009年11月発行
第337号 強震動評価のための全国深部地盤構造モデル作成手法の検討(付録DVD) 2009年12月発行 第338号 地すべり地形分布図 第44集「室蘭・久遠」21葉(5万分の1).2010年3月発行
第339号 地すべり地形分布図 第45集 「岩内」14葉(5万分の1).2010年3月発行 第340号 新庄における気象と降積雪の観測(2008/09年冬期).2010年3月発行
第341号 強震ネットワーク 強震データ Vol. 27(平成21年 No. 1)(CD-ROM版).2010年3月発行 第342号 強震ネットワーク 強震データ Vol. 28(平成21年 No. 2)(CD-ROM版).2010年3月発行
第343号 阿寺断層系における深層ボーリング調査の概要と岩石物性試験結果(付録CD-ROM).2010年3月発行 第344号 地すべり地形分布図 第46集 「札幌・苫小牧」19葉(5万分の1).2010年7月発行
第345号 地すべり地形分布図 第47集「夕張岳」16葉(5万分の1).2010年8月発行 第274号 強震ネットワーク 強震データ Vol. 18(平成16年 No. 3)(CD-ROM).2005年3月発行
第275号 全国を対象とした確率論的地震動予測地図作成手法の検討(付録CD-ROM 1枚) 393pp.2005年8月発行 第276号 シンポジウム「日本の地震観測の現状と将来展望」講演速記録集 90pp.2005年9月発行
第277号 地すべり地形分布図 第24集「姫路」15葉(5万分の1).2005年11月発行 第278号 地すべり地形分布図 第25集「松江・高梁」26葉(5万分の1).2005年12月発行 第279号 三陸沖北部の地震を想定した地震動予測地図作成手法の検討(CD-ROM).2005年9月発行 第280号 長岡における積雪観測資料(29)(2004年11月~2005年4月) 39pp.2005年11月発行
第281号 琵琶湖西岸断層帯の地震を想定した地震動予測地図作成手法の検討(CD-ROM).2005年10月発行 第282号 高山・大原断層帯の地震を想定した地震動予測地図作成手法の検討(CD-ROM).2005年11月発行 第283号 石狩低地東縁断層帯の地震を想定した地震動予測地図作成手法の検討(CD-ROM).2005年12月発行 第284号 地震ハザードステーションJ-SHIS DVD 2005年版(DVD).2005年12月発行
第285号 地すべり地形分布図 第26集「浜田・大社」17葉(5万分の1).2006年1月発行 第286号 地すべり地形分布図 第27集「広島」 16葉(5万分の1).2006年2月発行
第287号 強震ネットワーク 強震データ Vol. 19(平成17年 No. 1)(CD-ROM).2006年3月発行 第288号 強震ネットワーク 強震データ Vol. 20(平成17年 No. 2)(CD-ROM).2006年3月発行 第289号 新庄における気象と降積雪の観測( 2004 / 05年冬期) 41pp.2006年3月発行
第290号 地すべり地形分布図 第28集「山口」21葉(5万分の1).2006年3月発行 第291号 地すべり地形分布図 第29集「岡山及丸亀」15葉(5万分の1).2006年3月発行 第292号 日本の火山ハザードマップ集(付録DVD 2枚) 20pp.2006年3月発行
第293号 水害に対する住民の防災意識と防災行動等に関するアンケート調査資料集(CD-ROM).2006年3月発行 第294号 山崎断層帯の地震を想定した地震動予測地図作成手法の検討(CD-ROM).2006年3月発行
第295号 中央構造線断層帯(金剛山地東縁・和泉山脈南縁)の地震を想定した地震動予測地図作成手法の検討(CD-ROM). 2006年3月発行
第296号 日向灘の地震を想定した地震動予測地図作成手法の検討(CD-ROM).2006年3月発行 第297号 地すべり地形分布図 第30集「徳島・剣山」23葉(5万分の1).2006年9月発行 第298号 神奈川県西部山北南高感度地震観測井の掘削および坑内検層 32pp.2006年10月発行 第299号 地すべり地形分布図 第31集「高知・窪川」17葉(5万分の1).2007年3月発行 第300号 強震ネットワーク 強震データ Vol. 21(平成18年 No. 1)(CD-ROM).2007年3月発行 第301号 強震ネットワーク 強震データ Vol. 22(平成18年 No. 2)(CD-ROM).2007年3月発行 第302号 長岡における積雪観測資料(30)(2005. 11~2006. 3) 37pp.2007年3月発行
第303号 2003年十勝沖地震の観測記録を用いた強震動予測手法の検証(CD-ROM版).2007年3月発行 第304号 アジア・太平洋国際地震・火山観測網構築計画に関する事前調査 96pp.2007年3月発行 第305号 新庄における気象と降積雪の観測(2005/06年冬期) 45pp.2007年3月発行
第306号 地震荷重を受ける減肉配管の破壊過程解明に関する研究報告書 78pp.2007年3月発行
第307号 根尾谷断層水鳥地区における深層ボーリング調査と地殻応力測定(付録CD-ROM)33pp.2007年8月発行 第308号 地すべり地形分布図 第32集「松山・宇和島」26葉(5万分の1).2007年9月発行
第309号 地すべり地形分布図 第33集「大分」18葉(5万分の1).2007年11月発行
第310号 Geological and Logging Data of the NIED wells, Japan -Active fault, Seismogenic zone, Hingeline- 29pp.
2008年3月発行
第311号 新庄における気象と降積雪の観測(2006/07年冬期) 35pp.2007年11月発行 第312号 地すべり地形分布図 第34集「延岡・宮崎」19葉(5万分の1).2008年3月発行
第313号 微動探査観測ツールの開発 その1 -常時微動解析ツール- (付録CD-ROM)133pp.2008年3月発行 第314号 距離減衰式による地震動予測ツールの開発 (付録CD-ROM) 66pp.2008年3月発行
第315号 地すべり地形分布図 第35集「八代」18葉(5万分の1).2008年3月発行 第316号 地すべり地形分布図 第36集「熊本」15葉(5万分の1).2008年3月発行
第317号 2004年新潟県中越地震による斜面変動分布図(付録CD-ROM)37pp.2008年3月発行 第318号 強震ネットワーク 強震データ Vol. 23(平成19年 No. 1)(CD-ROM版).2008年3月発行
© National Research Institute for Earth Science and Disaster Prevention 2010
(委員長) 眞木雅之
(委 員)
武田哲也 小澤 拓
佐藤正義 吉村晶子
中井専人 中村いずみ
関口宏二
(事務局)自然災害情報室 井口 隆
樋山信子
防災科学技術研究所研究資料 第346号 編 集 委 員 会
平成22年 9月16日 発行
※防災科学技術研究所の刊行物については,ホームページ(http://www.bosai.go.jp/library/publication.htm)をご覧下さい.
編集兼 独 立 行 政 法 人
発行者 防 災 科 学 技 術 研 究 所
〒305-0006
茨 城 県 つ く ば 市 天 王 台 3 - 1 電話 (029)863-7635
http://www.bosai.go.jp/
印刷所 松 枝 印 刷 株 式 会 社 茨城県常総市水海道天満町2438
長岡における積雪観測資料(31)
(2006/07 , 2007/08 , 2008/09 冬期)
上石 勲*
Data on Snow Cover in Nagaoka (31)
(2006/07 , 2007/08 , 2008/09 winter season)
Isao KAMIISI
Snow and Ice Research Center,
National Research Institute for Earth Science and Disaster Prevention (NIED), Japan
Abstract
This report describes meteorological data and snow cover observation results at the Snow and Ice Research Center (SIRC) during the winter of 2006/07, 2007/08, 2008/09 winter season. The data include the following elements:
weather conditions; daily mean air temperature; the depth and water equivalent of snow cover; the depth, cumulative depth, water equivalent and density of newly fallen snow at the observation site. Snow pit observations of physical properties of snow cover were also carried out about every week. The elements of these observations are as follows: snow depth (HS), snow temperature (T), grain shape (F), grain size (D), hardness of snow (R), snow density (ρ), water equivalent of snow (HW), water content of snow (W), weather condition and air temperature.
Key words : Snow depth, Snow pit profile, Nagaoka, 2006/2007 Winter, 2007/2008 Winter, 2008/2009 Winter
1. まえがき
雪氷防災研究センター(旧称:長岡雪氷防災研究所)で は,1964年12月以来,雪氷災害の調査・研究上,基礎デー タとして重要である断面観測を毎年行っている (巻末の付 表参照).平成13年度(2000/2001年冬期)からは,これま で研究課題の一部として実施し,非定期に公表してきた 積雪断面観測を定期観測として他の降積雪観測結果とと もに公表することとした(山田,2002;石坂,2003;山口・
岩本2004;山口 2005a;山口 2005b;山口2007).
本報告は2006年から2009年にかけての3冬期分の観 測結果を過去の報告書とほぼ同様な様式でまとめたもの である.ただし,2006/2007冬期に関しては図1に示すよ うに最大積雪深50 cmと記録的な少雪たったため,断面 観測は実施していない.
雪氷防災研究センターの降積雪データについては,山 地の観測点の積雪データとともに,速報値として防災科 学技術研究所のホームページでも公開され図として見る ことができる(URL http://www.bosai.go.jp/seppyo).
なお,これらのデータを使用した場合には,防災科学 技術研究所 雪氷防災研究センターのデータであることを 記し,その報告書を2部寄贈していただきたい.
* 独立行政法人 防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター
!
!
!
!
!
!
!
!
!
!
0 50 100 150 200 250 300
1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005
᭱✚㞷῝(cm)
43㞷 49㞷
56㞷 59㞷
61㞷
H18㞷
図1 雪氷防災研究センター(旧長岡雪氷研)における最大 積雪深の経年変化
Fig. 1 Time series of the annual maximum snow depth in SIRC.
内の気象観測露場ならびに積雪観測露場で行った.雪氷 防災研究センターは図2.1の長岡市東部の丘陵に位置す る.その経緯度は東経138º 53′北緯37º 25′で,海抜高度 は97 mである.
た.スノーサンプラーでの観測場所は積雪重量計から南 へ約8 m離れている.本資料では積雪相当水量としてメ タルウェファーの出力値に補正を加えずにすべてmm単 位でそのまま記した.また,表3.1.1(1)~3.1.1(5), 3.2.1(1)
~3.2.1(5),3.3.1(1)~3.3.1(5)の備考欄には積雪観測露場 において測定したスノーサンプラーによる積雪相当水量 を参考に示した.なお,屋根雪荷重等で用いられる工学
的単位の1 kgw/m2は1 mmの水量に相当する.
新積雪深は雪板によって測定し,前日の測定後に降雪 はあったが雪板上に雪がない場合は「0 cm」,降雪が無かっ た場合は「-」と記録し区別した.また新積雪の相当水量 は雪板上に積もった雪の重量測定値から求めた.新積雪 の密度はその重量と深さから計算した.積算新積雪深は 初雪からの新積雪深の累計である.
2.2 観測項目 2.2.1 降積雪観測
観測項目は天気,積雪深(HS),積雪相当水量(HSW),
新積雪深(HN),新積雪の相当水量(DNW),新積雪の密度
(RHO)の6項目である.
2.2.2 積雪断面観測
積雪断面観測では,観測時の天気・気温のほか,積雪 の状態を示す量として,積雪の層構造,積雪の各位置に 対応した雪温(T),雪質(F),雪粒の大きさ(D),密度(ρ),
硬度(R),含水率(W),及び積雪の深さ(HS),積雪の相当 水量(HSW),積雪の全層平均密度(ρa)の観測・測定を行っ た.
2.3 観測方法 2.3.1 降積雪観測法
観測は,「積雪観測法」(清水,1970),「 地上気象観測指 針 」(気象庁編,1993)に準じた方法で毎日午前9時に行っ た.詳細は「長岡における積雪観測30年の記録(1964/65
~1993/94年冬期)- 国立防災技術科学センター雪害実験
研究所編-・1995」(山田他,1995)に記述されている.
天気・積雪深及び積雪相当水量は,午前9時に観測し たものを記録し,新積雪深,新積雪の重量,新積雪の相 当水量及び新積雪の密度については,当日午前9時から 翌日9時までに新たに積もった雪を当日の新積雪(降雪)
として取り扱った.なお積雪深は,露場に設置してある雪 尺の値を朝9時に読んだものを,積雪相当水量はメタル ウェファー式積雪重量計(木村,1983)によって自動計測 したものを用いた.
図2.1 観測点の位置図(A地点)
Fig. 2.1 Location of the observation site (Point A).
㻝㻚㻝㻡 㻝㻚㻞㻜 㻝㻚㻞㻡
㻝㻚㻟㻜
㻟㻚㻜㻝 㻟㻚㻜㻡 㻟㻚㻝㻜 㻞㻚㻝㻜
㻞㻚㻝㻡
㻞㻚㻞㻜
㻜 㻡㻜 㻝㻜㻜 㻝㻡㻜 㻞㻜㻜 㻞㻡㻜 㻟㻜㻜 㻟㻡㻜
㻜 㻡㻜 㻝㻜㻜 㻝㻡㻜 㻞㻜㻜 㻞㻡㻜 㻟㻜㻜 㻟㻡㻜
䝇䝜䞊䝃䞁䝥䝷䞊䛻䜘䜛ᐇ 㻔㼙㼙㻕
✚㞷㔜㔞ィ㻔㼙㼙㻕
㻞㻜㻜㻤
㻝㻚㻞㻥 㻞㻚㻡 㻝㻚㻝㻡㻝㻚㻞㻞
㻞㻚㻝㻥
㻜 㻡㻜 㻝㻜㻜 㻝㻡㻜 㻞㻜㻜 㻞㻡㻜 㻟㻜㻜 㻟㻡㻜
㻜 㻡㻜 㻝㻜㻜 㻝㻡㻜 㻞㻜㻜 㻞㻡㻜 㻟㻜㻜 㻟㻡㻜
䝇䝜䞊䝃䞁䝥䝷䞊䛻䜘䜛ᐇ ್㻔㼙㼙㻕
✚㞷㔜㔞ィ㻔㼙㼙㻕
㻞㻜㻜㻥
図2.2 スノーサンプラーと積雪重量計で求めた 積雪相当水量の関係(数値は日付を表す)
Fig. 2.2 Relationship between snow cover water equivalents measured by a snow sampler and those by the snow weight meter.
1998)」に,気象観測については「地上気象観測法(気象庁 編,1993)」に準拠した.観測は,原則として1週間毎に 午前9時から12時の間に行った.この観測で用いた観測 方法,使用計器・道具などの詳細は「長岡における積雪断 面観測資料(1991. 12~1997. 3)(五十嵐・山田,2001)に 記述されている.ただし,硬度については携帯式荷重測 定器(アイコーエンジニアリング社製プッシュプルゲージ
MODEL-9500)を使用して求めた.この方法の測定結果
と他の比較については,佐藤他(2002)および竹内他(2001)
を参考にされたい.
積雪の分類には,日本雪氷学会積雪分類(日本雪氷学会,
1998)を使用したが(表2.3),雪粒の大きさについては新
国際分類(6段階)を採用している.これらの積雪量に関す る記号・単位は,表2.2に示したとおりである.
3. 観測結果
3.1 2006/07の観測結果 3.1.1 降積雪観測
観測結果を月毎に表3.1.1(1)~3.1.1(5)にまとめるとと もに,積雪深,新積雪深および積算新積雪深については その時間変化を図3.1.1並びに図3.1.2に示した.表中の 各天気記号は表2.1に,積雪に関する記号・単位は表2.2 及び表2.3に示した.なお図3.1.1には参考のために雪氷 防災研究センター構内の気象観測露場で測定した日平均 気温(1時間毎に測定した値の平均値)も示した.
2006/07年冬期は1~2月はまとまった降雪がなく,年
最大は3月8日の50 cmで,全般的に暖冬少雪であった.
そのため,積雪断面観測も実施しなかった.
3.2 2007/08の観測結果 3.2.1 降積雪観測
2006/07年 と 同 様 に 観 測 結 果 を 月 毎 に表3.2.1(1)~
3.2.1(5)にまとめるとともに,積雪深,新積雪深および積
算新積雪深についてはその時間変化を図3.2.1並びに図
3.2.2に示した.図3.2.1は気象観測露場で測定した日平均
気温(1時間毎に測定した値の平均値)を示した.
2007/08年冬期は2月18日に年最大積雪深115 cmを記 録し,ほぼ平年並みの積雪であった.
3.2.2 積雪断面観測
積雪断面観測は,2008年1月2日から2008年3月15 日までの期間に15回実施した.観測場所は積雪観測場所 から,東へおよそ80 m程度離れている.
表3.2.2は,積雪断面観測実施日に気象観測露場で観測
した積雪深,スノーサンプラーで測定された積雪重量か ら求めた積雪相当水量,及び両者から導かれる積雪全層 の平均密度の値を示している.図3.2.3はそれらから得 られる積雪深と相当水量の循環曲線である.また,詳細 な積雪の断面観測結果を表3.2.3(1)~3.2.3(15)および図 3.2.4(1)~3.2.4(15)に示した.
3.3 2008/09の観測結果 3.3.1 降積雪観測
同様に観測結果を月毎に表3.3.1(1)~3.3.1(5)にまとめ るとともに,積雪深,新積雪深および積算新積雪深につ いてはその時間変化を図3.3.1並びに図3.3.2に示した.
!
ኳẼ グྕ ኳẼ グྕ ኳẼ グྕ
ᛌᬕ ◁䛨䜣䛒䜙䛧 䜏䛮䜜
ᬕ 㧗䛔ᆅ䜅䜆䛝 㞷
ⷧ 㟝 䛒䜙䜜
㟝㞵 䜂䜗䛖
㞾 㞵
↮ ҄
6
! 表2.1 天気記号
Table 2.1 Weather symbols.
!
! ஸ! ࡉ৺ ൱! ڒ!
౷! ಉ! ఄ! HS cm
! ౷! ಉ! ఄ! HN cm
౷ઋ౷ಉఄ! CHN cm
౷ಉѠ೮భᆖ! DNW mm
౷ಉѠႷ๕! RHO kg/m3
౷ಉѠႷ๕! ԟ kg/m3
౷ಉ೮భᆖ! HSW mm
౷ಉѠಸထ࣋Ⴗ๕! ԟa kg/m3
๕! R Pa
ࠜభᅲ! W %
ಉ૯! F
ಉܻ! T Υ
ࡀܻ! Υ
ಉᅽѠпч!
ஸ! ࡉ৺
Very fine vf 0㸬2 mmѽѿъй Fine f 0㸬2 㹼0㸬5 mm Medium m 0㸬5㹼1㸬0 mm Coarse c 1㸬0㹼2㸬0 mm Very coarse vc 2㸬0㹼5㸬0 mm
Extreme e 5㸬0 mmࡼࡾࡁ࠸
пч 表2.2 積雪量に関する記号・単位
Table 2.2 Symbols and units of snow cover quantity.
ศ 㢮 ᑠ ศ 㢮
ྡ ⛠ グྕ ྡ ⛠ グྕ
㸪‵ࢆ༊ู
ࡍ ࡿ ሙ ྜ
ᅜ㝿ศ㢮⾲♧
᪂ 㞷 N ᪂㞷 N 㸩 㸩 㸩 㸩
ࡋࡲࡾ㞷 S
ࡇ ࡋ ࡲ ࡾ 㞷 ࡋ ࡲ ࡾ 㞷
S1 S2
㸭 㸭 㸭 㸭
(ە ە ە ە)
ࡊࡽࡵ㞷 G ࡊࡽ ࡵ㞷 G ۑ ۑ ۑ ۑ ࡋࡶࡊࡽࡵ㞷 H
ࡇࡋࡶࡊࡽࡵ㞷
ࡇࡋࡶ㞷 ࡋ ࡶࡊࡽࡵ㞷
H1 H2
㸸 D
‵ 㸸 W
ࢆࡅࡿࠋ
ࢃࡁ᪂㞷㸸 ND
ࡠࢀࡋࡲࡾ㞷㸸 S2W
ڧ ڧ ڧ ڧ ҍ ҍ ҍ ҍ
上記の他,*はあられを示す.例えばN*は新雪の層中にあられが含まれていることを示 す.また,Ⅰは氷板を示す.
例年よりは積雪が少なかった.
3.3.2 積雪断面観測
積雪断面観測は,2009年1月15日から2009年2月19 日までの期間に5回実施した.観測場所は2007/08と同様 に降積雪観測場所から東へおよそ80 m程度離れていると ころである.
表3.3.2は,断面観測実施日に気象観測露場で観測した
積雪深,スノーサンプラーで測定された積雪重量から求 めた積雪相当水量,及び両者から導かれる積雪全層の平 均密度の値を示している.図3.3.3はそれらから得られる 積雪深と相当水量の循環曲線である.また,詳細な積雪 の断面観測結果を表3.3.3(1)~3.3.3(5)および図3.3.4(1)
~3.3.4(5)に示した.
謝辞
本報告書をまとめるにあたって,長岡雪氷研究センター の研究員の方々には貴重な意見,ご協力を賜った.ここ に記して敬意を表したい
参考文献
1)五十嵐高志・山田穰(2001) : 長岡における積雪断面観 測資料(1991.12~1997.3).防災科学技術研究所研究 資料,No.212.
2)石 坂 雅 昭 (2003): 長 岡 に お け る 積 雪 観 測 資 料(26)
(2001.11~2002.4).防災科学技術研究所研究資料,
No.235.
3)木村忠志(1983):Metal Waferによる積雪相当水量の 観測.国立防災科学技術センター研究報告,No.31.
5)日本雪氷学会(1998):日本雪氷学会積雪分類.雪氷,
60-5,419-436.
6)佐藤威・阿部修・小杉健二・納口恭明(2002):携帯式 荷重測定器による積雪硬度の測定と木下式硬度計との 比較.雪氷,64-1,87-95.
7) 清 水 弘 (1970): 積 雪 観 測 法. 雪 氷 の 研 究,No.4,
5-28.
8)竹内由香里・納口恭明・河島克久・和泉薫(2001):デ ジタル式荷重測定器を利用した積雪の硬度測定.雪氷,
63-5,441-449.
9)山口悟・岩本勉之(2004):長岡における積雪観測資料
(27)(2002.11~2003.3),防災科学技術研究所資料,
No.254.
10)山 口 悟(2005a): 長 岡 に お け る 積 雪 観 測 資 料(28)
(2003.11~2004.3), 防 災 科 学 技 術 研 究 所 資 料,
No.269.
11)山 口 悟(2005b): 長 岡 に お け る 積 雪 観 測 資 料(29)
(2004.11~2005.4),防災科学技術研究資料,No.280.
12)山 口 悟(2007): 長 岡 に お け る 積 雪 観 測 資 料(30)
(2005.11~2006.3),防災科学技術研究資料,No.302.
13)山田穣・五十嵐高志・中村秀臣・岩波越・清水増治郎・
納口恭明編(1995):長岡における積雪観測30年の記 録(1964/65~1993/94冬期)―長岡雪氷防災実験研究 所編―.防災科学技術研究所研究資料,No.162.
14)山 田 穰(2002): 長 岡 に お け る 積 雪 観 測 資 料(25)
(2000.11~2001.4).防災科学技術研究所研究資料,
No.223.
(原稿受理:2010年7月23日)
本報告は,2006/07,2007/08,2008/09冬期の雪氷防災研究センターにおける冬の降積雪観測並びに積雪断面観測 結果をまとめたものである.毎日の観測項目は天気,積雪深,積雪相当水量,新積雪深,新積雪の相当水量および 新積雪の密度の6項目である.おおよそ1週間おきの積雪断面観測では,積雪の層構造,積雪の各位置に対応した
雪温(T),雪質(F),雪粒の大きさ(D),密度(ρ),高度(R),含有率(W),及び積雪の相当水量(HSW),積雪の全層
平均密度(ρa)の観測・測定を行った.
キーワード:積雪観測,積雪深,長岡市,2006/2007年冬期,2007/2008年冬期,2008/2009年冬期
ᖺ᭶
ኳ Ẽ ✚ 㞷 ῝ ✚ 㞷 ᪂ ✚ 㞷 ῝ ✚ ⟬ ᪂ ✚ 㞷 ࡢ ᪂ ✚ 㞷 ࡢ ᪂ ✚ 㞷 ࡢ
┦ ᙜ Ỉ 㔞 ᪂ ✚ 㞷 ῝ 㔜 㔞 ┦ ᙜ Ỉ 㔞 ᐦ ᗘ :HDWKHU +6 +6: +1 &+1 1: '1: 5+2
᪥ FP PP FP FP JFP PP NJP
㸫 㸫 㸫 㸫 㸫
ە 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫 ۔ 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫
㸫 㸫 㸫 㸫 㸫
ۑ 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫 ۑ 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫 ۑ 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫 ە 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫 ە 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫 ە 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫 ە 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫
ほ 㛤ጞ せ
⣲
5HPDUNV ᖺ᭶
ഛ ⪃
表 3.1.1 (1) 積雪観測記録(2006年11月)
Table 3.1.1 (1) Snow cover data (November, 2006)
表 3.1.1 (2) 積雪観測記録(2006年12月)
Table 3.1.1 (2) Snow cover data (December, 2006)
ᖺ᭶
ኳ Ẽ ✚ 㞷 ῝ ✚ 㞷 ᪂ ✚ 㞷 ῝ ✚ ⟬ ᪂ ✚ 㞷 ࡢ ᪂ ✚ 㞷 ࡢ ᪂ ✚ 㞷 ࡢ
┦ ᙜ Ỉ 㔞 ᪂ ✚ 㞷 ῝ 㔜 㔞 ┦ ᙜ Ỉ 㔞 ᐦ ᗘ :HDWKHU +6 +6: +1 &+1 1: '1: 5+2
᪥ FP PP FP FP JFP PP NJP ە 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫
ە
ە 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫
ە 㸫 㸫 㸫 㸫 ۔ 㸫 㸫 㸫 㸫 ۔ 㸫 㸫 㸫 㸫 ە 㸫 㸫 㸫 㸫 ە 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫
۔ 㸫 㸫 㸫 㸫 ۔ 㸫 㸫 㸫 㸫
㸪
㸫 㸫 㸫 㸫ە 㸫 㸫 㸫 㸫 ۔ 㸫 㸫 㸫 㸫 ە 㸫 㸫 㸫 ۔ 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫
۔ 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫
ە 㸫 㸫 㸫 㸫 ە 㸫 㸫 㸫 㸫 ۔ 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫 㸫
ۑ 㸫 㸫 㸫 㸫 ە 㸫 㸫 㸫 㸫
۔
ۑ
㸫 㸫 㸫
せ
⣲
ഛ ⪃
5HPDUNV
⼥ࡅ࡚ࡰỈࡢ≧ែ
ᖺ᭶
⼥ࡅ࡚ࡰỈࡢ≧ែ