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マルチモード光ファイバを用いたアクセス系における信号制御

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Academic year: 2021

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(1)

W

X Y

Mod1

Mod2

MIMO MMF

オシロスコープ

(MATLAB)

Mod LD

PD GI-MMF

1547.75nm

W

ch1

1km

Mod

LD 1547.85nm

PD

ch2

MIMO

GI-OC GI-OC

Dem

Dem

LabVIEW PPG 1GHz

100Mbps 2bit 遅延

マルチモード光ファイバを用いたアクセス系における信号制御

システム工学群 光エレクトロニクス専攻 岩下・小林研究室 1170021 大島 浄司

1. 研究背景・目的

現在広く普及している光アクセスネットワークにおい て, 通信事業者からの光信号は,光スプリッタを介して すべての家庭の端末に送信される.各家庭の端末では,受 信した光信号の中から,自分宛の光信号のみを電気信号に 変換する処理を行っている.これは,第三者による信号の 盗聴、解読の恐れがあるため,セキュリティ上非常に危険 な状態である.そのため,所望の家庭の端末のみに所望の 信号が送信される必要がある.本研究室においては,これ を実現させる方法として,通信事業者からの送信信号に制 御を加えることで行っている.受信信号から無線での運用 が主である MIMO(Multi Input Multi Output)を応用するこ とで,送信信号に付与する制御値を算出し,送信信号に付 与する(フィードバック) .これによって制御を行い,所 望の信号が所望の受信ポートのみに送信される実証実験を 行った.

2. 原理

アクセス系における信号制御の原理を図 1 に示す.送信 信号 X は,制御として付与する重み行列 W に従って 2 つ の変調器(Mod:Modulator)に分配される.これらの変調 された信号を GI 型マルチモード光ファイバ(GI-MMF:

Graded Index – Multi Mode optical Fiber)に入射させる.フ ァイバ内では,ファイバの伝送路係数を示すチャネル行列

に従って,2 つの受信ポート Y にそれぞれ受信され る.ここで,受信ポートは𝒀 = ∙ 𝑾 ∙ 𝑿と線形的に表さ れ,𝑾にチャネル行列の逆行列

をフィードバックす ることにより,𝒀 = 𝑿となり, は のみに送信され,

は のみに送信される.このチャネル行列は時々刻々と変 化するため,この変化に対応して制御を行う.

3. 実験構成

図 2 に実験構成を示す.本実験では,送受信共に 2ch の 場合で行った.1GHz の副搬送波を 100Mbps で変調した.

一方は 100Mbps , もう一方は 2bit 遅延させた 100Mbps の 信号を使用した.それぞれの信号を 2 分岐させ,制御値を 付与して 2bit 遅延した他方の信号と加算させ,2 つの光変 調器で強度変調した.その後,モード依存性のあるフュー ズドファイバカップラを用いて 1 つの信号に合波させ,

1km の GI-MMF に伝送させ,再びカップラで 2 つに分岐 させた.そして,信号を 2 つの光受信器で受信させ,A/D 変換を行い,受信信号から MIMO 処理によって を求 め,制御値に変換して𝑾にフィードバックを行った.ま た,そのまま復調(Dem:Demodulator)するためにサブ キャリア信号に対して単に同期検波で復調した.

4. 実験結果

, の 2 つの信号を伝送し,チャネル行列を求め,𝑾 に の逆行列をフィードバックし,受信した信号を処理 した.受信信号に MIMO 処理を行わず,復調処理のみを 行ったもので,アイパターンとコンスタレーション,及び 送信信号との相関の結果を図 3 に示す.わずかながら所望 の信号が別のポートにも送信されていた.

5. まとめ

MMF を用いて,送信信号を制御することで,所望の信 号を所望の受信ポートのみに送信することは可能であるこ とがわかった.

図 1.送信信号の制御原理

図 3.フィードバック前後のそれぞれのアイパター

ンとコンスタレーション,及び送信信号との相関

図 2.実験構成

参照

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