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青 色 申 告 制 度 の 再 吟 味

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(1)

三︑個大組織より法人組織へ移行の傾向

四︑青色申告制度の再吟味

﹁序    言

我国税法はアメリカの影響を受けて︑申告納税制慶を採り入れた︒申告納税制慶は納税者が正規の帳簿に塞いて正

しい申告をすることが何よりも大切である︒ところがそうした習慣が我国一般企業者︑特に中小企業者の間になかっ

たため\戦後の経済混乱と共に納税者と税務署との間で所得算出の問題をめぐって紛争が絶えなかった︒こうした紛

争の原因をなくするために設けられたものが﹁青色申告制度﹂である︒青色申告制度の生みの親は我国で﹁シャープ

勧告﹂として名高い了メ¶ソカの税法学者︑カール・S・シャープ博士である︒所謂.﹁シャープ勧告﹂なるものは︑時

のマッカアーサー元師に接出したシャープ税制使節団の﹁日本税制報告書﹂のことで︑これは昭和二十四年九月に出

青色申告制度の再吟味八五

(2)

/

された︒そとで政府は臨時特例の措置を講じて︑同年十二月犬蔵省令及び国税庁告示をもって帳簿の記載要件その他

を定め︑昭和二十五年度から青色申告の申請受付を開始した︒これが青色申告制度の始まりである︒しかし乙の当時

は現在のよう念特典は未だ整備されていたかったのである︒

所得税法上では﹁事業所得・不動産所得・山林所得叉は譲渡所得を有する個人は︑政府の承認を受けた場合におい

ては(中略)確定申告書又は損失申告書は青色の申告書による乙とができる︒︿との申告書を青色申告書というど

と規定されている︒つまり青色の申告書によるから﹁青色﹂申告と称しているわけで︑色としての﹁青色﹂がもク晴

れた空のような申告者の清浄無垢の心を表わしているといえる︒

乙の青色申告制度は昭和二十五年に創設されてから︑その後年々利用者がふえ︑その増勢は次の諸統計がよく示し

こうして納税の一形式として戦後生まれた青色申告制度は七年を経て漸く軌道に乗り︑一成企業(法人)は勿論中

小企業も所得の計算に特別の軽減や手続上の有利な取扱いなど種々の特典が与えられて居り︑大きい魅力となってい

る︒との趨勢が果して今後継続するか︑或いは青色申告と関連して税法に対する認識が深くなるにクれ︑個人組織か

ら法人組織へと移行する︑所謂﹁法人成り﹂という珍しい現象が引き続き起るかという乙と︑更には叉大きく︑日本

経済が中小企業に基盤をすえているととからみて青色申告制度が正しき納税のためのみでなく︑日本経済の健全化に

直結しているといち事実に徴して︑青色申告制度を再吟味してみたいと思ろ︒

(3)

青色申詩者数 (31年12月ー末日)個人分 1. 

長崎税務署管内

申 請 者 数 取 下 者 等 数

昭和25年‑27 343 

28  513  66  790 

29  706  45  1451 

30  726  257  1920  31  907  109  2718 

青色申告制度の再吟味

2.  昭和31年12月末現在青色申告申請者の内訳

業 │ 庶 │ その他 │ 

部 │ 2343 

E 349  13  13  375 

2620  78  13  2718 

高松税務署管下青色申告者調(個人)

分 │ 納 税 者 数 青色申告者数

5520  5% 

29  5016  744  15% 

30  3823  1440  38% 

31  3893  1911  49% 

3. 

(昭31.3.31調)

(4)

4, 大阪国税局管内(近畿24果〉

(31.7.2.産業経済新聞荻韮)

f 一 一 分 │ 土 請 者 数 一 仁 ] 湖 町 一

53163 

昭 和 .25

26  27  28 

14% 

12% 

9fb 

140'o 

29  24% 

30  31 

41% 

43% 

5.  青色申告申請受理及び処置状況(個人営業)

全国分(高松国税局調)

分 │ 課 税 人 員 │ 青 色 │ 取 下 等 に │ 最 終 │ 一 %

I

(白・青の計1)当初申請・│ よるもの │ 

26年度 14135001 山ム 0.08%

124丸 山 311 州叫

12240001  1914381  (26911):  164527:  0.13% 

11027961  3370211  (36627)1  3003941  0.27% 

9799061  5467921  (51530)1  495262 0.50?o 

27  93954  0.07% 

28  29  30 

音色申告法人の割合 (高松国税局調四国4県)

普通法人 特別法人 F

全法人数 14761  3879 

青 色 ゲ 11 182  2148  13330  昭 3 1. 12~31現在

割 合 % 76  55  72 

全法人数 13773  4259 

青 色 ク 9393  2116  115064  30. 6.30現 在

割 合 % 68  50 

(5)

二︑青色申告制度とその特色

青色申告制度は納税者と税務署との聞に所得算出にクいての紛争の原悶をなくするために設けられた制度であって

税法で定められている記載事項(註

1)

を正しく記帳し︑とれに基いて申告している納税者は﹁青色申告者﹂として

その帳簿を尊重し︑税務署は青色申告者に対しては帳簿を工く調べ納税者の計算に誤杢りがあるととがわかった場合

でなければ更正するととができ危く怠った︒青色申告をすると去が出来る納税者は商工業者・農家・山林経営者たど

で︑青色申告書の提出を税務署から認められた人である︒

青色申告者に対しては次のように税法と色々な恩典が認められている︒(昭和三十一年度)

一︑家族従業員給与の必要経費への算入(専従者控除)ができるとと︒即ち青色申告者と生計を一にする親族(配偶

者を含む︑但し十五才未満の者を除く)で専ら青色申告者の経営する事業に従事している者に対する給与は最高年

額八万円までを事業の必要経費に算入するととができる︒

事業から生じた売掛金・貸付金などの貸金の貸倒による損失の補墳に充てるため︑年末における貸金の帳簿価格の

合計額の五%(金融業は三%)以下の金額を貸倒準備金勘定に繰入れたときは︑その金額を必要経費に算入すると

とができるD

三︑価格変動準備金

年末において有する棚卸資産の帳簿価格の合計額から︑その帳簿価格の合計額または年末におけるその棚却資産の時価のうちEちらか少い方の金額の九O%を差引いた金額を限度として必要経費に算入するととができる︒ま・た後

入先出法による棚卸評価方法を採用している場合には︑上記の計算によらや年末において有する棚卸資産の合計額がその棚卸資産の時価の九

CM

汚を超えるときには︑その超過額を限度としてとれを必要経費に算入するととができ

青色申告制度の再吟味

(6)

C

る ︒

四︑棚卸資産の評価について︑原価法の行か時価法

‑ Sナたは低価法の選択が可能なとと百

五︑純損失(欠損)の繰越ができるとと︒所得の計算上︑ある年に純損失を生ビたときに︑その年から引き続き育色申告をしている場合は︑その純損失の金

額をその翌年以降三年間に繰越してそれらの所得から控除するととができるロ

六︑純損失(欠損)の繰戻ができる乙と︒ある年に純損失ーが生じた曹どきに︑その前年から引き続き背色申告をしている場合には︑前年の所得税額と︑前年八刀

の所得からその純損失の金額を控除して計算した場合の所得税額との差額の還付を受けることができる︒

七︑家事関連費の必要経費への特別算入ができるとと︒八︑退職給与引当金を一定の方法によめ計算した金額以下の金額を退職給与引当金勘定に繰入れたとき︑その繰入金

額を必要経費に算入できるととD

九︑輸出所得の特別控除︒

十︑輸出損失準備金︒

十一︑特別修繕引当金口

十二︑固定資産の耐用年度の短縮︒

十三︑国定資産の償却の割増︒

十四︑海外支庖設備などの特別償却ロ

十五︑日本経済再建に必要放機械危E

十大︑企業合理化促進法の規定による指定機械の特別償却︒

十七︑探鉱用機械設備の特別償却︒

十八︑更正の制限︒

(7)

十九︑更正の理由の附記︒

二十︑更正があった場合の再調査請求と審査請求の任意選択︒

二十一︑再調査または審査中における督促ま・たは滞納処八刀の制限︒

二十二︑一減価償却資産にヲいての再評価税の延納︒

二十三︑重油ボイラー改造費の必要経費への特別算入︒

以上二十三項目が一般法人及び中小企業の青色申告者に認められた思典であるが︑恩典の中︑中小企業にあてはま

るものは僅かに一工ら七までで︑他の大都八7は犬企業の法人に適用されるものであるととがわかる︒全党主日色を申請

し党人は誰でも︑そのまL申請が受理され承認されるものではない︒創設の昭和二十五年には申請さえすれば誰でも

税金が安くなるのだと軽く考え必要書類を整えなかったり︑帳簿の記載内容が正確で・なかったりしたため︑申誇を却

下されたり取治されためし'た人が全申請人員の四三労に達した︒とれは帳簿の記帳が困難であるととが最も大き訟原

肉となっている︒中小企業者の大半は昔から記帳の習慣が身についていないため︑納税申告に際して自然税務署に一

方的に頼らねば危らたい実状にあり︑乙れが青色申告者の申誇に反映したものであると思ろ︒

との傾向は犬阪国税局管内では昭和二十六︑七年に至ってやL緩和され︑承認率は六七乃五六八%とよくなってき

た︒更に昭和二十八年には記帳方法が簡易簿記(単式簿記・損栓計算書のみ要求)に改められたため︑その普及が伸

びて承認数は急激に増加し︑九五%の承認率を示し︑昭和二十允年には九六%と申請した人の殆んどがパスしてい

とれを所得階層別にみると︑三O万円以下のものが三三%︑三O万円を超えるものが六七%と怠っている︒との比 る ロ

率は白色申告者の場合と丁度逆に怠っている︒記帳方法では複式簿記が二一%︑簡易簿記が七九%で︑簡易簿記が圧

倒的に多いが︑将来は複式簿記に変更する土ろに指導されるように思ろ︒

此の如く背色申告制度は正しき納税のために設けられた自主申告納税制度であるが︑とれを経理上よりみるとこっ

の大きい問題点をもっている︒一つは恩典という制度であり︑他は帳簿記入と経営の合理化︑健全化に役立つという

青色申告制度の再吟味

(8)

乙とである︒法人に有利な恩典の制度と記帳による経営合理化︿の歩みは︑税法上の矛盾とともに中小企業をして法

人組織へ移行の傾向を生ぜしめた︒

青色申告用の記載事項

色に齢有

関るの

る の2E2( る の 様zi

含をの料そ i含をの斜

の 上 ;受!

と 取 EF

定 項

(9)

含むの務り刷 )整り品産に供Hh  項 白f 0

る 産る 付

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よ 上 も 小り で の{1)  号 の 申但書 る 載みを日自のつに の人れ

青色申告制度の再吟味

(10)

悌的に掲げるもの以外の

牧入に関する事項

掛仕入に関する事項

経費に関する事項 受取利息︑雑牧入等に︑それぞれ適当な名称を付して区分し一それぞれの取引の年月日︑事由︑相手方及び金額取引の年月日︑仕入先その他の相手方︑品名その他給付の内容︑数量︑単価及び金額並びに日日の仕入総額賃金︑給斜手当︑法定福利費︑厚生費︑外注工費︑動力費︑

消耗品費︑修結費︑滅価消却費︑地代家賃︑保険軒︑旅費交

通費︑通信費︑水道光熱費︑'手数糖︑倉敷斜︑荷造包装費︑

運搬費︑広告宣伝費︑公祖公課︑機密費︑接待交際費︑寄附

金︑利子割引斜︑雑費等にそれぞれ適当な名称を付して区分しそれぞれその取引の年月日︑支払先︑事由及び金額︒但し

少額の経費で本文の規定により難いものについてはそれぞれ

その日日の合計額のみを記載するととができる

間二以上の事業所を有する法人の売上で上欄本文の規定による売上総額を記載し難いものについては

業所における売上総額を記載すれば足りる

二以上の事業所を有する法人の仕入で上欄の規定による仕入総額を記載し難いものについては︑一事業所ごとにその事業所における仕入総額を記載すれば足りる

(11)

三︑個人組織より法人組織へ移行(法人成り﹀の傾向

青色申告制度の普及と課税の高率とのため︑中小企業者で可成りの営業をしている者は商底︑町工場を問わ宇︑皆

個人組織から法人組織への移行︑所謂﹁法人成り﹂の傾向が昭和二十七︑八年頃から急激に見られる工うになっ・党︒

それを裏付けるものとして︑次の香川県高松税務署管下及び長崎県長崎税務署管下の﹁法人成り﹂の事実がある︒

昭和二十六年四月一日現在(七O三)

昭和二十七年四月一日現在(一︑三二ニ)

昭和二十八年四月一日現在(一︑七二三)

昭和二十九年四月一日現在(二︑二二五)

昭和三十年四月一日現在(二︑二六二﹀

昭和三十一年四月一日現在(二︑三八七)(昭和三十二年三月高松・税務署調)

即ち昭和二十六年四月一日を一00%とすれば︑昭和二十七年四月一日は一八六・八

︑昭和二十八年四月一日はM m

二四五・一%︑昭和二十九年四月一日は三O三・七

M m ︑昭和三十年四月一日空三二・八%︑昭和三十一年四月一日

は三三九・五%と増加している︒

長崎税務署管下新規設立法人数

昭和二十六年度

昭和二十七年度

昭和二十八年度

昭和二十九年度 (二五四件)(二二四件)()

()

青色申告制度の再吟味

(12)

(一五八件)

(昭和三十二年三月

/

長崎税務署調)

高松の場合は戦後の個人から法人成りが増加法人数の七

O% lO%とのととであったが︑全国で四一万余ある会社の中︑九割以上が小さい同族会社であるととからでも︑個人 !を占め︑長崎の場合は新規創設法人の三O%O%

組織から法人組織︿の移行︑即ち﹁法人成り﹂の傾向が日本国中の中小企業の実状であると思われる?

我間にあわJては中小企業に限ら宇︑すべての企業者の最大の悩みは﹁経営﹂の悩みや﹁金融﹂の悩みよりも︑むし

ろ﹁税﹂の悩みである︒特に中小企業にありてはとの問題がひどい︒終戦以来通貨発行高も次第に増加し︑イγ

の進行とともに名目的牧入も次第に向上して行き︑業者たちは敗戦の苦しみ主りもイYフレ景気を部歌したものであ

ったが︑ドッヂ氏来朝以来金融引締めと毎年起る﹁税金攻勢﹂は経営の合理化とともに︑それ以上に税金対策を真剣

に考えるととを余儀危くし︑如何にすれば税金が軽く安くなるかという問題と取組むように危っ党︒とtAにシャープ

勧告︑青色申告制度︑法人税と個人営業所得税との比較︑いくらの所得額(営業)ならば個人より法人が有利か︑な

どという経理上め問題が重要性をもってきたのである︒

統計上より見るに︑高松税務署左らびに長崎税務署管下では︑昭和二十八︑九年度において﹁法人成り﹂.の増勢が

一番強く︑昭和三十年︑三十一年にも﹁法人成ゎ﹂が見られるが増加率の減少しているのがわかる︒との原因はいろ

いろあろうが︑中心は所得税率と法人税率に関係しているととが︑次の昭和二十八︑九年・三十年の所得税率表及び

法人税率を見ればわかる︒

(13)

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n u p o n U F h u n u p h u n U F D  

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A

U R U

得 税 率 表

(昭和28年度)

80000円以下 80000円以上

120000円 ‑200000 200000円 ‑300;000 300000円 ‑500000 500000‑1000000 1000000‑2000000 2000000円以上

青色申告制度の再吟味

(昭和30年及び31年度)

課税される所得金額 │税

3万円以下の金額

3万円を超える金額 20 

100  25  8万円を "1  100  30 

15万円を  "' 100 

35  30万円を

100  50万円を 40 

100  80万円を '1  145 00  50  120万円を '1  100  55  200万円を '1 

100  60  300万円を "1 

500万円を '1 

(昭和29年度)

100万円を

40  100 

50  100 

60  100  65  100  20  100  25  100  30  100  35  100 

45  100 

1 : 100 

│税

2万円を超える金額

課税される所得金額

2万円以下の金額

'1 

'1 

'1  '1  '1 

'1 

20万円を 30万円を

200万円を 300万円を 7万円を 12万円を

50万円を

50万円以下35%

50万円以上40%

法人税

法人税法人一率に42%

500万円を

(14)

以上の税率衰の比較により︑五O万円以上の個人所得者は昭和二十九年までは所得税率が四五%で法人税四二%を

上姐り︑二十九年までに五O万円以上の個人営業者が法人に組織がえした乙とがわかる︒昭和三十年度以降多少下降

線をたEるのは個人所得八O万円以上が四五%となって︑八︒万円以上の所得者のみ法人税を上姻p法人組織の方が

有利と怠るからである︒従って今まで残っていた個人営業者が法人に組織がえしたのは︑八O万円以上の者というと

とに怠ると︑中小企業者の中でも相当優秀友業者であるととがわかる︒

次に個人営業の場合には主人の労働所得は給与として経費視されや︑営業所得として課税される故︑法人と怠れば

主人の給与は経費として損金となりそれだけ税金が安︿怠る︒第三に事業税についてである︒事業税の課税は所得額

にクいて︑最近では第一種営業は法人十二%︑個人は(十二万円の基礎控除)八必と怠り︑多少個人に有利にたった

が︑昭和二十八・九年頃は基礎控除が五万円︑法人個人一率に十二%であった︒

以上の三点が個人組織より法人組織に変更するに有利と認められる諸点であるが︑昭和三十二年三月十日付の毎日

l H H

多難友法人成り

H H l

に於ても臨時税制調査会の計算によるととの法人成りで年間二

O億円から三五O億円の税金が滅牧になっている乙とが報じられている︒とのため税務署は法人成りした業者に対

して頭から脱税容疑者として厳重注帳簿検査をしているとも言われる︒

要するに︑との中小企業の法人成りという現象は青色申告制度とともに終戦の後に起った日本の特徴であり︑税金

対策及び帳簿記入の正確性︑重要性を認識させ企業経営の合理化広資すという点に於て貢献せしととは興味あるとと

0

四︑青色申告制度の再吟味

終戦後の日本経済は税金攻勢により音色申告制度と中小企業の﹁法人成り﹂といろ新らしい現象を生み出したが︑

青色申告制度は実施後八年にして完全に軌道に乗ったかEろか︑中小企業の﹁法人成り﹂という珍現象は今後も継続

(15)

←tQ~.!.\Jわふ剖~lι常鰍..),起兵..\Jæ4心。

~キhi話〈足。兵ν\J~tQiミ'灘--<~ ~ tQ~ .1.jI~:毅射事崩壊JJ122蟻制...)~:c唱J-a:ト~n~'lI:l←tQQ1::!苦ii~..\.læ4.Q品tQQh!.1証容盟極限聴'(h!. tQ ..¥J' gr阻!5L1!!長Q--<Q岳~4JO~~刊=唱J任~n梨--<~~舟s;;;..'~s;;;..llI0~h!.1終れJ~tQ黒.m,~~羽i:!:~

・世-Jlnム将兵梨〈込~柑...)\-iムtQO

青色申告法人のすい移

資本金500万以上の法人1千万以上の個人

¥、分│税務署所管分11 調査課所管分青色申告一一!合計│法人数の年度別\ご~J1f戸三~~吟人|Il普通法人│特B吟一人一計_I__:____:_~J土う勢

男│法人税(i)1ω802929附即時3む件98439177

:1青色申告法人税⑨19425 .13861.10811 11 272 69 341 52100% │割合の+(i) 65.4736μ%11 79.8%1 704%1777%1%1

思│法人数@31 年│青色申告法人数@il割合@+@

男│法人数@│青色申告法人数@

百│割合@+@ 15040

10655 

70.8% 

155

11 517 

74.1% 

神E組岳~a事組Q障重f者

::ァ

l50.6 印必件│12126 67.6% 

2816118356

1522113039 

54.0%1 71.0% 

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207

191 92.3% 

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284

9ω0.9%│¥9引1.9% 18201附/

12341 111% 

67.8%1 

18640件/

13300 119% 

71.4%1 

~~

(16)

OO

(挿入青色申告法人の推移(高松国税局調昭和三十二年三月)参照)

此の如き現象は唯単に税法上の欠陥︑即ち所得税税率が法人税税率よりも一定所得額以上に達した場合に重すぎた

というとどが︑その最大の原因であったロ法人であって複式簿記による正規の記録もせや青色申告もし怠いのは︑唯

﹁法人成り﹂が税金が安く怠るという理由のみで法人に怠るとい行浅はか怠考え方が支配的であったのでは危かろう

最近中小法人の税率が五O万円以下の所得額危ちぽ三五%︑五O万円以上が四O%と改正され︑叉三十二年度には カ ︒

百万円以下の中小法人が三五%︑百万円以上が四O%と改正されんとしている実情からすると︑個人組織から法人組

織︿唯税金対策のためのみで切替えるととは今後の中小企業には最早少く怠るのでは怠いか︑それは前掲の高松・長

崎両税務署の﹁法人成り﹂の統計からしても増加率が減少しているととでも判明するし︑理論的にも百万円以上の純

利益計よの個人企業といえば相当な規模をもったものでなければ友ら十︑記帳の正確性は金融の円滑化は勿論の乙と

経営の健全化合理化という点に重点が置かるべきだからである︒

記帳について吟味するに青色申告の基礎を注す簿記については︑所得税法施行規則十条l十九条に規定せられてい

る︒その根本思想は﹁事業所得については︑その事業に係る資産︑負債及資本に影響を及ぼす一切の取引を正規の簿

記の原則に従い︑整然と且つ明瞭に記録し︑その記録に基づき貸借対照表・損益計算書を作成しなければなら怠い﹂

という乙とにある︒ととに︑正規の簿記とは必やしも複式簿記を意味するのではなく︑複式簿記以外の方法を含む︒

(法人の青色申告者は複式簿記を要求せられるが)とのととは個人の青色申告者にとって重要注点であり︑正規の簿

H複式簿記と解釈しないと乙ろに特色を見出しうる︒けだし正規の簿記とは一定の社会について一般的に妥当と認

められた簿記の意であり︑決して固定的な特定的危簿記方式を指称するものではなく︑従って個人企業においてはそ

の事業の特質を考慮した簿記の方式が正規の簿記として認められ喝なければならないからである︒

ただ個人企業会計に語いても︑

一︑資産︑負債及び資本に影響する一切の取引を記録するとと︒

(17)

二︑取引を整然且ク明瞭に記録するとと︒

三︑目需の取引記録に基いて簿記の終末記録として決算表が作成されねば友らね乙と︒

が税法上要求されている︒また税法の規定は帳簿の種類︑名称︑様式等を規定せ・?とれを自由に任せるが︑帳簿に記

載すべき要件を相当詳細に規定し︑乙の要件を記載する帳簿前掲(註

1)

を備える者のみを青色申告者として承認す

る制度をとっている0

税法上青色申告制度の創設と同時に昭和二十四年十二月個人企業を対象とした﹁中小企業簿記要領﹂が経済安定本

部会計制度対策調査会から政府吃報告せられ︑政府も乙れを公表するとともに中小企業会計改善運動の標準テキスT

に定めた︒との要領は一面に於いて税法上の定める帳簿記載要件をみ・たしたがら︑他面個人企業のためにできるだけ

簡易危簿記のつけ方として考案されたものである︒との簿記は二つの方式を採用している︒即ち︑日計表方式と総括

表方式とが乙れであり︑更に・また複式簿記の記帳能力あるものは︑複式簿記で差支えたいという三本立のものであっ

日計表方式の簿記(註 た ︒

2)

とは日市の取引を日計表怠る帳簿を中心に整理記帳する簿記であり︑現金取引を主とす

る小規模事業の場合に適用せられる簿記法である︒日計表とは現金牧支に関係ある日々の取引を主要危科目に八すけて

一質的に表示し︑牧支の残高と手許現金とを照合して記帳の正否をたしかめる帳簿であり︑第一図又は第二図のよ

う友様式である︒日計表は月末に‑おける各科目の月合計を算出記入して締切り︑手許現金と照合する︒乙の場合︑経

費︑庖主貸及び庄主借の欄については︑経費と家事費とのつけ替えを行う乙とは図示のごと︿である︒各科目の月計

額の中︑売上から仕入及経費を差引いた金額は月間の組利益を示す︒従って日計表は多桁式現金出納帳であり︑同時

に試算表と月間損益表との機能をもつものであるD

青色申告制度の再吟味

(18)

躍如,lj'出想1011 

第一図日計表

(註2)

30 

31 

(19)

…一二一い

1粧$J1Ir~a軍艦Q町宮者 昭和年

r-~I--' 1‑, ‑l 

10111  言葉三越i

(20)

組細川端焼10m 

第二図

繰越

│枚入│日売上lF2lr受│駅入│牧入計附仕入│経費度掛金liC1J設│掛売上│支出計 残高

,、

.,..",...,../" .. 1、,../',戸.r̲庁、rr、/'J'ヘ.r‑J'./'̲〆...,.、ノ邑白J円、rr.;̲̲ ¥‑‑‑

29 29 

30 30 

31 31 

~/ ‑xx +xx 家事費ヨP経費へ+xx +xx 

│竺│

参照

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