TS-990
シリーズ
© 2013/3/29版
USBオーディオ機能
設定ガイド
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目次
1. TS-990 シリーズの USB オーディオ機能について ... 4 1. TS-990 シリーズの USB オーディオ機能について ... 4 2. USB オーディオ機能を使った運用のしくみ ... 5 3. ARUA-10 のインストール ... 6 3.1 システム要件 ... 6 3.2 インストール ... 6 3.3 仮想 COM ポートドライバーについて ... 7 4. 設定方法 ... 8 4.1 無線機の設定 ... 8 4.1.1 送信音声入力経路の設定 ... 8 4.1.2 オーディオの入出力レベルの設定 ... 8 4.1.3 ビープ混合出力の設定 ... 8 4.1.4 データ VOX 設定 ... 9 4.1.5 データ VOX に関するその他の設定 ... 9 4.1.6 PF キーへの DATA SEND 機能の割り当て ... 9 4.2 背面コネクターから入力される音声の送信手段の設定 ... 10 4.3. PC のサウンドの設定 ... 11 4.4. ARUA-10 の設定 ... 13 5. 遵守事項 重要! ... 16 6. 制限事項 重要! ... 17 6.1 USB オーディオ機能を使用したときの制限事項 ... 17 7. 保証を受けて申請する方法 ... 18 8. よくある質問 ... 203 免責事項: ・ 本ドキュメントに記載された内容の正確性について万全を期しておりますが、誤解を生 みやすい生む可能性のある記載や誤植を含む可能性があります。それらによってその際 に生じたいかなる損害に関しても、株式会社 JVC ケンウッドは一切の責任を負いませ ん。 ・ 株式会社 JVC ケンウッドは、本ドキュメントに記載された製品情報などを予告なしに 修正や改善を行うことがあり出来ます。それらによってその際に生じたいかなる損害に 関しても、株式会社 JVC ケンウッドは一切の責任を負いません。
・ Windows は Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標、または 商標です。
・ .NET Framework は Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標、 または商標です。
・ Bluetooth は米国 Bluetooth SIG, Inc.の登録商標または商標です。
・ これ以降に記されている全ての商品の名称は、それぞれのメーカーの商標または登録商 標です。
4 1. TS-990 シリーズの USB オーディオ機能について TS-990 シリーズ(TS-990S/ D:以降 TS-990 と記します。)は、PC と USB ケーブルで接続 したときに、USB オーディオ機能を使って、PC のスピーカーから受信音声を出力させたり、 PC のマイクに入力する音声を送信することができます。 この設定ガイドは、USB オーディオ機能を使うための TS-990 の設定と、PC 側で USB オ ーディオ信号の入出力経路を制御するソフトウェア、ARUA-10 についての説明をします。 重要 USB オーディオは、原理上避けられない遅延が発生します。このため、遅延が問 題となるような運用(例:コンテストやパイルアップなど、クイックレスポンス が必要な運用)にはお使いいただけません。 その他の制限事項は「6.制限事項」の章を参照してください。 USB オーディオ機能を使うためには、無線機だけでなく PC に関する多くの知識 が必要です。弊社では、PC の導入やお客様の PC に関するサポートは一切行いま せんのでご承知おきください。 株式会社 JVC ケンウッドは、本ドキュメントや ARUA-10 ソフトウェアを使用し た結果、お客様の誤った設定、不具合や誤動作などによって、通信や通話の機会 を逸したために発生した損害などの付随的な損害に対する責任を負わないものと します。
5 2. USB オーディオ機能を使った運用のしくみ 下の図を用いて、USB オーディオ機能を使った運用のしくみを説明します。 ARUA-10 USB Cable PC USB Audio Device Reception Output Modulation Input Sound Device Microphone Speakers TX RX USB オーディオ機能を使った音声信号の流れ 左側にあるのが TS-990 で、右側の大きな四角で囲った部分が PC を示しています。 TS-990 と PC は USB ケーブルで接続されています。右端にあるのは PC に接続されてい るマイクとスピーカーです。 まず、受信音声について説明します。 TS-990 からの受信音声は、USB ケーブルを経由して PC に入力され、PC に接続されてい るスピーカーに出力されます。 PC の内部では、USB オーディオデバイスからの入力信号を、スピーカーが接続されている サウンドデバイスに出力するための信号経路の橋渡しが必要です。 次に、送信音声について説明します。 PC に接続されているマイクに入力した音声は、PC のサウンドデバイスを通じ、USB ケー ブルを経由して TS-990 に入力され、送信されます。 PC 内部では、マイクが接続されているサウンドデバイスの入力信号を、USB オーディオデ バイスの出力するための信号経路の橋渡しが必要です。 この PC 内部における信号経路の橋渡しの役目をするソフトウェアが ARUA-10 です。 PC に接続されたスピーカーやマイクロフォンが複数ある場合でも、ARUA-10 を使うこと によって、どのスピーカーとマイクロフォンを使って無線機の運用をするかを決めること ができます。
6 3. ARUA-10 のインストール 3.1 システム要件 ARUA-10 を使うためには PC が以下の要件を満たしている必要があります。 項目 仕様 CPU 各 OS で推奨されている CPU 以上 メモリー 各 OS が推奨するシステム・メモリー以上 HDD 100 [MB]以上の空き容量 CD-ROM/ DVD-ROM ドラ イブ 必要ありません USB ポート 上記システム構成の場合、1 つの USB2.0 ポート 入出力機器 キーボード、マウス、マイクロフォン、スピーカー ディスプレイ XGA(1024 × 768)以上の解像度のディスプレイ サウンドデバイス 必須 OS Windows XP (SP3 以降、32-bit のみ)
Windows Vista (SP1 以降、32-bit のみ) Windows 7(RTM 以降、32-bit または 64-bit)
をお使いください。他の OS には対応していません。 3.2 インストール 弊社ウェブサイト http://www2.jvckenwood.com/faq/com/index.html から ARUA-10 をダウ ンロードし、 PC へインストールします。 USB オーディオ機能に必要なドライバーは、 TS-990 を USB ケーブルで PC にはじめて 接続したときに、自動的にインストールされます。 TS-990 を USB ケーブルで接続して、ARCP-990 や PC コントロールコマンドを使用する 場合は、「仮想 COM ポートドライバー」のインストールが必要です。 http://www2.jvckenwood.com/faq/com/index.html からダウンロードし、PC へインス トールします。
7 3.3 仮想 COM ポートドライバーについて TS-990 を USB ケーブルで PC にはじめて接続したときに、PC の画面に「新しいハードウ ェアの検出ウィザード」が表示されます。これは「仮想 COM ポート」のインストールを促 すものです。 ARCP-990 や PC コントロールコマンドを使用しない場合、「仮想 COM ポートドライバー」 のインストールは不要ですが、インストールしておかないと USB ケーブルを接続するたび に、毎回このウィザードが表示されますので、インストールされることをおすすめします。 「新しいハードウェアの検出ウィザード」が表示されたときに、「仮想 COM ポートドライ バー」をまだインストールしていない場合は、一旦「キャンセル」をクリックして、「仮想 COM ポートドライバー」を先にインストールしてください。 「仮想 COM ポートドライバー」のインストール方法の詳細については、上記の弊社ウェ ブサイトの内容を参照してください。
8 4. 設定方法 4.1 無線機の設定 USB オーディオ機能を使った運用をするために必要な、無線機側(TS-990)の設定をしま す。(TS-990 の操作方法については、取扱説明書を参照してください。) 4.1.1 送信音声入力経路の設定
USB オーディオ機能により入力される音声を送信するためには、入力音源を”USB Audio” に設定します。初期設定では、データモードの状態が DATA1~DATA3 のとき、DATA SEND による送信の入力音源に USB オーディオが選択されています。(取扱説明書の「DATA SEND による送信時の入力音源を選択する」を参照) 4.1.2 オーディオの入出力レベルの設定 PC からの送信音声の入力レベル、PC への受信音声の出力レベルは、以下のメニューで調 整します。 メニューNo. 機能 設定範囲 (初期値) 7-05 USB オーディオ入力レベル 0~100(50) 7-08 USB オーディオ(メインバンド)出力レベル 0~100(100) 7-09 USB オーディオ(サブバンド)出力レベル 0~100(100) 4.1.3 ビープ混合出力の設定 TS-990 の USB オーディオ出力は、初期状態では、受信音にビープ音やサイドトーンなど を含んだ音声が出力されます。以下のメニューで USB オーディオ出力にビープ音やサイド トーンを混合させないようにすることができます。 メニューNo. 機能 設定範囲(初期値) 7-14 背面コネクターからの音声出力形式 All/ Received Audio Only(All) 参考:
9 4.1.4 データ VOX 設定
USB オーディオ入力音声によって、VOX 機能をはたらかせる場合は、データ VOX の入力 音源に”USB Audio”を選択します。(取扱説明書の「データ VOX の入力音源を選ぶまたはオ フにする」を参照) 注意: この機能を使用しているときは、目的の送信音声以外にも PC が発するすべての音 が TS-990 から送信されますので十分ご注意ください。 初めてこの機能を使うときは TS-990 にダミーロードを接続して、確認・調整され ることをお勧めします。 4.1.5 データ VOX に関するその他の設定 必要に応じて、データ VOX に関する以下の設定・調整をしてください。 ・ USB オーディオ入力の VOX ゲイン
・ USB オーディオ入力の ANTI VOX レベル ・ USB オーディオ入力の VOX ディレイタイム
(取扱説明書の「VOX ゲインを調整する」、「ANTI VOX を調整する」、「VOX ディレイタイ
ムを調整する」を参照)
4.1.6 PF キーへの DATA SEND 機能の割り当て
USB オーディオ入力音声の送信テスト用に、PF キーに DATA SEND 機能を設定しておきま す。ここでは例として【PF A】キーに設定します。
メニューNo. 機能 設定する値
0-15 [PF A]の機能割り当て DATA SEND
参考:
DATA SEND 機能を設定した[PF]キーにより、背面端子から入力される音声の送信状態と受 信状態を切り替えることができます。
10 4.2 背面コネクターから入力される音声の送信手段の設定 TS-990 に接続されたマイクの PTT や、TS-990 の操作パネルにある【SEND】キーは、初 期状態で TS-990 に接続されたマイクに入力される音声の送信手段になっているため、これ らを操作しても USB オーディオ入力音声を送信することができません。 USB オーディオ入力音声を送信させるためには、以下のいずれかの方法を選択してくださ い。 ● ARCP-990 を使って送信する ARCP-990 では、画面上の[Send]キーを操作したときに、背面コネクターに入力される音声 を送信させるようにするための設定があります。 ARCP-990 の「送信/受信」メニューから「変調ラインの選択」を選ぶと、「変調ラインの選 択」ウィンドウが表示されます。
上記ウィンドウ内の「ARCP-990 で使用する送信動作」設定で「DATA SEND」を選びます。 詳細は、 ARCP-990 のヘルプを参照してください。(ARCP-990 は、弊社ウェブサイトか らダウンロードすることができます。) ● ACC2 コネクター内の PKS 端子を使って送信する TS-990 の背面の ACC2 コネクター内にある PKS 端子を Low レベルにすることで、背面端 子に入力される音声を送信することができます。 コネクターおよび端子の詳細は、TS-990 の取扱説明書をご参照ください。 ● DATA SEND 機能に割り当てた PF キーを使って送信する PF キーに DATA SEND 機能を割り当てると、PF キーを操作したときに、背面端子に入力 される音声を送信することができます。 詳細は、「4.1.6 PF キーへの DATA SEND 機能の割り当て」を参照してください。 参考: マイク PTT および SEND キーで、背面コネクターからの入力音源を送信させることもでき ます。(取扱説明書の「送信用に入力する音声信号の経路を選択する」を参照)
11 4.3. PC のサウンドの設定 Windows Vista 以降の OS をお使いの場合、サウンドの設定でマイクのプロパティを変更す ると、メイン/サブバンドどちらの受信音も聞けるようになります。 TS-990 と PC を USB ケーブルで接続し、TS-990 の電源を ON してから、以下のように設 定します。 ① スタートボタン > コントロールパネル > ハードウェアとサウンド > サウンド > 録 音タブ を選択します。
② マイク(USB Audio CODEC)を選び、プロパティを押します。
①
②
12 ③ マイクのプロパティ画面が表示されます。 詳細タブを選択し、既定の形式から「2 チ ャネル、16 ビット、(※)」を選択します。※の部分はサンプルレートが表示されてい ますので、使用したいものを選びます。選択肢に表示されるサンプルレートは PC の環 境によって異なります。(※印の部分は PC の環境によって変化する場合があります。) ④ 「OK」を押して閉じます。 参考 ・ デバイス名はお使いの PC や、サウンド機器によって名称が異なります。 ③ ③
13 4.4. ARUA-10 の設定
以下の手順に従って ARUA-10 の設定をします。
① TS-990 と PC を USB ケーブルで接続して、TS-990 の電源を ON にします。
② スタートボタン > すべてのプログラム > Kenwood > ARUA-10 と選択し、ARUA-10 を 起動します。 ③ ARUA-10 が起動すると、タスク・トレイにアイコン” “が表示されます。このアイコ ンを右クリックして表示されるメニューから「デバイスの設定」を選択すると、以下の ウィンドウが開きます。 このウィンドウでは、無線機の受信音声出力と変調音声入力が、どのサウンドデバイスに 該当しているかの指定と、PC に接続されているマイクロフォンとスピーカーのサウンドデ バイスのうち、どれを使うかの指定をします。 上記の例では、 PC に認識されている入力用サウンドデバイスとして、以下の 3 種類があ ります。 ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑫ ⑬
14 ・ マイク(USB Audio Device)
・ マイク(Realtek High Definition Audio)
・ ステレオミキサー(Realtek High Definition Audio)
出力用サウンドデバイスとしては、以下の 2 種類があります。 ・ スピーカー(USB Audio Device)
・ スピーカー(High Definition Audio)
※表示される内容は、OS や使用しているサウンドデバイスによって異なります。
④ ウィンドウ内の一番左にある「無線機」の「受信出力」の部分を設定します。ここは、 無線機から出力される受信音声の入口を決めるところです。受信音声は USB オーディオ として PC に入力されるので、「マイク(USB Audio Device)」を選択します。
⑤ ウィンドウ内の左から 2 番目にある「無線機」の「変調入力」の部分を設定します。こ こは無線機に入力する送信音声の出口を決めるところです。送信音声は USB オーディオ として無線機に出力されるので、「スピーカー(USB Audio Device)」を選択します。 ⑥ ウィンドウ内の左から 3 番目にある「パソコン」の「マイク」の部分を設定します。こ
こは送信音声の入力に使用する PC のマイクロフォンを指定するところです。上記の例で は「マイク( Realtek High Definition Audio)」を選択します。
⑦ ウィンドウ内の一番右にある「パソコン」の「スピーカー」の部分を設定します。ここ は受信音声の出力に使用する PC のスピーカーを指定するところです。上記の例では「ス ピーカー( Realtek High Definition Audio)」を選択します。
「受信音声テスト」ボタンをクリックすると、選択したスピーカーからテスト信号が出力 されます。 続いて、以下の手順に従って、送信音声の経路が意図したとおりに設定されているかを 確認します。 ⑧ TS-990 にダミーロードを接続します。 ⑨ TS-990 がスプリットモードになっているときはシンプレックスモードに切り替えて、 モードを SSB(USB または LSB)にします。
15 ⑩ 送信モニター機能を有効にします。 ⑪ DATA SEND 機能を設定した PF キーを押して送信状態にします。 ⑫ ARUA-10 の上記のウィンドウで、「送信音声テスト」ボタンをクリックします。 TS-990 の内蔵スピーカーからテスト信号が出力されれば、正常に設定されていることになりま す。 DATA SEND 機能を設定した PF キーを押して受信状態に戻します。 テスト信号が出力されなかった場合は、設定内容を確認してやりなおしてください。 ⑬ ARUA-10 の上記のウィンドウで、「保存」ボタンをクリックし、設定を登録します。 ⑭ 「OK」を押して完了します。 ⑮ タスク・トレイに表示されているアイコン” ”を右クリックしてメニューを表示させ ます。その中から「開始」を選択します。タスクトレイのアイコンが” “に変わり、 ARUA-10 が動作を開始します。 参考: ・ タスクトレイに表示されているアイコン” “を右クリックし、メニューから「音量」 を選択すると、変調入力音量とスピーカー音量を調節することができます。
16 5. 遵守事項 重要! PC と無線機を組み合わせて運用する際、無線機の技術基準適合証明に PC は含まれないた め、非技術基準適合証明等の送信機として取り扱われます。 そのため免許申請を行うには、TSS 株式会社の保証を受ける必要があります。 ご参考 ・保証を受けて免許申請する方法について → P.14 ・開局申請に関する全般的な説明は開局申請用紙をご覧ください。
17 6. 制限事項 重要! 6.1 USB オーディオ機能を使用したときの制限事項 PC と TS-990 を USB ケーブルで接続した場合は、USB オーディオ機能を使って送受信音 を伝送することができます。しかし USB オーディオの信号は原理的に遅延が発生すること に加えて、PC の性能や負荷状態などにより、更なる遅延や音切れが発生することがありま す。したがいまして、遅延が問題となるような運用(コンテストやパイルアップなど、素 早い応答が必要な通信など)にはお使いいただけません。 また、 USB ケーブルで接続しているときは、他のソフトウェアが発する警告音や、音楽や 動画の音声が、PC のスピーカーから出力されないことがあります。
さらに、無線機の DATA VOX 機能が ON のときは、USB ケーブルで PC と無線機を接続し たままにしておくと、PC から発する音により無線機が送信を開始する場合があります。接 続したままにしておく場合には、意図しない送信を防ぐために DATA VOX 機能を OFF に してください。
OS や PC、お使いのサウンド機能の組合せによっては、本ガイドの手順通り設定しても USB
オーディオ機能が正しく動作しないことがあります。弊社では、お客様の PC に関するサポ ートは一切行いませんのでご承知おきください。
18 7. 保証を受けて申請する方法 USB コネクターから音声信号等を入力する場合、マイクからの音声信号等を USB 信号に変 換するための PC 等の外部装置が必要なため、無線機の技術基準適合証明に含まれていませ ん。 このため、非技術基準適合証明等の送信機としての取り扱いとなり、TSS 株式会社の保証 を受ける必要が有ります。 保証を受けて申請するには、申請用紙を TSS 株式会社に提出してください。 なお、保証を受けて申請する場合は、下記の点にご注意ください。 ・ 「アマチュア局の無線設備の保証願書」で使用するトランシーバー(送信装置)の「送 信機の名称等」の欄に本機の技適番号を記入してください。また、「付属装置の有無」 の有にレ印はつけません。(図:7-1 参照) ・ 「無線機事項書及び工事設計書」裏面の「技術基準適合証明番号」は記載しませんが、 記載事項 (発射可能な電波の型式及び周波数の範囲ほか)は省略できません。記載事項の 詳細については無線機の取扱説明書を参照してください。 ・ USB コネクターに繋がる機器として「外部機器」の名称が記されている送信系統図も 併せて提出する必要が有ります。 (次ページの参考資料を参照) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 図:7-1 保証願書例
19 ご参考: ・ 付属装置について 「付属装置」とは、送信機単体では実現できない機能を付加し、取り扱う電波型式が増 える場合に設ける装置で、一般的には RTTY 用の TU(ターミナルユニット)などを指 します。各装置の諸元を添付する必要があります。 TU 諸元の例 信号種別 RTTY 方式 電波型式 F1B 方式 副搬送波を用いた周波数変調 副搬送波周波数 2210Hz 周波数偏移 ±85Hz 変調速度 45.45baud/sec 符号構成 5 単位 BAUDOT コード ・ 外部装置について 「外部装置」とは、送信機単体で実現できない機能を付加するために設ける装置で、外 部に設ける装置全体を指します。 USB インターフェースを用いた音声送信を行う場合は、マイク等の音声信号を USB イ ンターフェースに合致したデータに変換を行うための PC 等が必要となり、これらの装 置をまとめて外部装置と表記します。 RTTY の様に取り扱う電波型式が増える場合には、各方式の諸元を添付する必要があり ますが、音声信号を送信するだけの場合は必要ありません。 参考資料 保証認定の申請に必要な USB オーディオ機能使用時の送信機系統図は、本誌巻末の「付録」 を参照してください。 申請に関するお問い合わせ先 TSS 株式会社 〒112-0011 東京都文京区千石 4-22-6 保証事業部 (03) 5976-6411
20 8. よくある質問 以下に、過去に寄せられたご質問、弊社で確認している事象などをご紹介します。 質問 回答 免許 USB/光デジタルオーディ オ機能を使用して運用す るには、保証が必要です か。 必要です。 「7. 保証を受けて申請する方法」を参照してくださ い。 導入 USB オーディオのドライ バー は、どこで入手できます か。 ドライバーの入手は不要です。 TS-990 と PC を USB ケーブルではじめて接続した ときに、 OS 標準のドライバーが自動的にインストー ルされます。 制約事項が多数あります が、USB オーディオ機能 を使った運用は実際にで きるのでしょうか。 通常の運用と全く同じとはいきませんが、慣れれば、 一般的な交信においては、実用的なレベルで運用が可 能です。 ポイントは、 USB オーディオ特有の遅延に慣れるこ とです。スタンバイのタイミングなど最初は戸惑うこ とがあるかもしれません。 USB ヘ ッ ド セ ッ ト 、 Bluetooth ヘッドセットは 使えますか。 お 使 い い た だ け ま す が 、 USB ヘ ッ ド セ ッ ト や 、 Bluetooth ヘッドセットは、原理上避けられない遅延 があるため、マイクに入力した声が実際に送信される までに時間が掛かることが想定されます。受信した音 声も、ヘッドホンに出力されるまでには少し時間が掛 かります。 遅延が問題になる運用をする場合は、避けたほうが良 いかと思われます。
21 質問 回答 運用 無線機からの受信音が PC のスピーカーから聞こ えません。 TS-990 の USB オーディオ出力レベルが小さすぎる 可能性がありますので、メニュー7-08(メインバン ド)、7-09(サブバンド)を調整してみてください。 ARUA-10 の設定が間違っていると、各オーディオ機 能で PC へ入力される受信音声が PC のスピーカーか ら出力されません。 「4.4. ARUA-10 の設定」を参照して、設定を確認し てください。 PC のスピーカーやヘッドセットの音量が小さすぎる 可能性があります。音量レベルを確認してみてくださ い。 またスピーカーやヘッドセットが正しく接続されて いるか確認してみてください。 無線機から片方のチャン ネルの受信音が PC のスピ ーカーから聞こえません。 PC に入力される USB オーディオ信号がモノラル(1 チャンネル)に設定されている可能性があります。 「4.3. PC のサウンドの設定」を参照して USB オーデ ィオの入力デバイス(マイク)がステレオ(2 チャン ネル)に設定されているか確認してください。 PC のスピーカーやヘッドセットの音量が小さすぎる 可能性があります。音量レベルを確認してみてくださ い。 またスピーカーやヘッドセットが正しく接続されて いるか確認してみてください。 現在ご使用中のサウンドデバイスのドライバーが更 新されている場合もありますので、確認してバージョ ンアップをお試しください。 現在ご使用中の PC のサウンドデバイスの仕様による こともありますので、別のサウンドデバイスや機器を お試しください。
22 質問 回答 運用 運用送/受信音がノイズ っぽい。または、送/受信 音が小さいのですが、 どこを確認・調整すればよ いでしょうか。 USB オーディオ機能の入出力レベルが適正でないか もしれません。 TS-990 のメニューを調整してみてください。 メニュー7-05: USB オーディオ入力レベル メニュー7-08: USB オーディオ(メインバンド)出力 レベル メニュー7-09: USB オーディオ(サブバンド)出力レ ベル 現在ご使用中のサウンドデバイスのドライバーが更 新されている場合もありますので、確認してバージョ ンアップをお試しください。 現在ご使用中の PC のサウンドデバイスの仕様による こともありますので、別のサウンドデバイスや機器を お試しください。 無線機からの受信音が PC のスピーカーから聞こえ ません。 TS-990 の USB オーディオ出力レベルが小さすぎる 可能性がありますので、メニューを調整してみてくだ さい。 メニュー7-08: USB オーディオ(メインバンド)出力 レベル メニュー7-09: USB オーディオ(サブバンド)出力レ ベル ARUA-10 の設定が間違っていると、各オーディオ機 能で PC へ入力される受信音声が PC のスピーカーか ら出力されません。 「4.5 ARUA-10 の設定」を参照して、設定を確認して ください。 PC のスピーカーやヘッドセットの音量が小さすぎる 可能性があります。音量レベルを確認してみてくださ い。 またスピーカーやヘッドセットが正しく接続されて いるか確認してみてください。
23 質問 回答 運用 無線機を送信状態にして も、 PC のマイクに入力し た音声が送信されません。 TS-990 で、送信音声入力経路に USB オーディオ入力 が選択されていないと USB オーディオで TS-990 に 入力される音声は送信されません。 「4.1.1 送信音声入力経路の設定」を参照して、設定 を確認してください。 TS-990 の初期状態でマイク PTT、【SEND】キーによ る送信は、 USB オーディオで TS-990 に入力される 音声は送信されません。また ARCP-990 を使う場合 は、「ARCP-990 で使用する送信動作」設定が必要で す。 「4.2 背面コネクターから入力される音声の送信手 段の設定」を参照して、設定を確認してください。 ARUA-10 の設定が間違っていると、各オーディオ機 能で PC へ入力される受信音声が PC のスピーカーか ら出力されません。 「4.5 ARUA-10 の設定」を参照して、設定を確認して ください。 PC のマイクや、ヘッドセットがミュートされている と、送信音声が PC から出力されません。 PC のサウンド機能の設定を確認してください。 PC のマイクに入力した音 声で無線機が VOX 送信し ません。 背面コネクターからの音声入力で VOX 送信をする ためには、TS-990 のメニュー設定が必要です。 「4.1.4 データ VOX 設定」、「4.1.5 データ VOX に関 するその他の設定」を参照して、設定を確認してくだ さい。 運用送信音声の終わりの 部分が切れてしまいます。 送信音声が最後まで出力 されずに受信に戻ってし まいます。 ARCP-990 を使った運用で、PC のマイクを使って送 信しているときに、話し終わってからすぐに受信に戻 す操作をすると、 USB オーディオ信号の伝達の遅延 により、送信音声が伝達し終わるよりも先に、受信に 戻ってしまうことがあります。このようなときは、以 下にあげる例のよう に、運用方法を少し変えることで回避できる場合があ ります。 ・ 送信終了時は、パワーや ALC メータを見ながら無 線機に音声の入力が無くなったところで受信に
24 戻すようする。 ・ データ VOX 機能を使用する。 ・ USB ヘッドセットや、Bluetooth ヘッドセットは 使用せず、一般的なステレオプラグタイプのもの を使う。 ・ 送信から受信へ切り替わる際のディレーを設定 する。(送信/受信メニュー > 変調ラインの選択 > 送信から受信への切り替え時のディレー)
25 質問 回答 運用 データ VOX 機能の音声経 路を設定するだけで、マイ クから音声を入力しなく ても無線機が勝手に送信 してしまいます。 マイクを接続していなく ても、データ VOX の音声 経路を設定するだけで無 線機が送信することがあ ります。 知らないうちに無線機が 送信しています。 データ VOX 機能が OFF 以外のときは、マイクが内蔵 されているノート PC などで、PC の周辺で VOX 動作 させるレベル以上の音があると、その音声が無線機に 伝わり、VOX 送信することがあります。 また、他のソフトが出力する音が無線機に伝わり、 VOX 送信することがあります。 以下の方法をお試しください。 ・ 「4.1.5 データ VOX に関するその他の設定」を 参照して、VOX ゲインを調整する。 ・ ヘッドセットを使用する。 ・ 無線機を運用している間は、他のソフトを使用し ない。 これらの方法で回避できない場合は、データ VOX 機 能を OFF にしてください。 また、USB ケーブルで無線機と PC を接続したまま にしておくと、PC 上の他のソフトが出力する音や、 音楽や動画を再生したときに、その音が無線機に伝わ り、意図しないときに VOX 送信する場合があります。 USB ケーブルで無線機と PC を接続したままにする 場合は、データ VOX 機能を OFF にしてご使用くださ い。 受信音質が実機と異なり ます。 音声は、音声符号化の影響を受けるために、本来の受 信音質とは異なった音質になります。 これは USB サウンド機能の仕様のため、回避できま せん。 データ通信で、PC にデコ ードをさせるため、無線機 が発するビープ音や、ボイ スガイド音声を止めたい のですが。 TS-990 のメニューで設定できます。 「4.1.3 ビープ混合出力の設定」を参照してくださ い。
26 質問 回答 その他 ARUA-10 は、KNS(ネッ トワーク経由での遠隔操 作)運用時にも必要です か。 ARUA-10 は、KNS(ネットワーク経由での遠隔操作) 運用時には使用しません。 USB オーディオ機能を 使って TS-990 を運用し ていると、普段 PC のス ピーカーから出ていた音 が聞こえなくなってしま いました。 ARUA-10 が動作しているときは、無線機からの受信 音声が PC のスピーカーに出力されます。 受信音声を止めるために、 ARUA-10 の動作を停止さ せてください。 また、TS-990 を使用していないときは、TS-990 に接 続されている USB ケーブルを PC から抜いておくこ とをおすすめします。
T S- 9 9 0 Sのみ
IC46 IC801
電力制御・ KEYI NG MI C IC683
IC674 IC666 IC398 IC202 IC397 IC668, IC679 IC701 Q702 Q703 光ディジ タル入力 IC300
F3 E F3 E以外 F3 E以外 : 1 0 . 7 1 9 M Hz D405,D406 Q705 RX A A F3 E : 1 0 . 6 9 5 M Hz 73.095MH z
T X USB JAC K IC703 IC707 IC682,IC672 IC392
6 2 . 4 M Hz 7 3 . 0 9 5 M Hz Q410 X1 Q10 IC13 Q27 Q706 A IC12 Q7(A/2),Q7(B/2) A IC702 1 . 8 - 5 4 M Hz 電圧:50V AC 1 0 0 V Q57 5 0 / 6 0 Hz Q5 Q3 ~7 0 M Hz ~9 0 M Hz ~1 4 0 M Hz Q707 Q2 6 2 . 4 M Hz Q50,Q52 Q51 1 4 0 M Hz Q56 IC18 A X2 Q78 Q79 D11 6 2 . 4 M Hz Q82 Q17 7 3 - 8 0 M Hz Q18 8 8 - 1 0 3 M Hz Q39 1 0 3 - 1 2 1 M Hz Q40 1 2 1 - 1 3 3 M Hz IC13 Q85 A Q3 Q1 IC1 X1 Q19 Q49 IC16 Q60 Q19 Q25 Q34 A 3 1 . 2 M Hz 電圧増幅 BA4580RFVM DS P A21369 ローパスフィル タ BA4580R A21363 励振増幅 電力増幅 VRF150MP 2SC3356 バンドパス 2SC4617(R) 電圧増幅 混合 AK4387ET NJM2732V ローパスフィル タ NJM2732V A/ D AK5385BVF デジ タル制御 分周比設定 D/ A エ ンコーダ モ ード、 バンド 出力5 0 W 低減 DS P マイコン R5 F5 6 1 0 4 * * * * NESG260234 MCH3914 発振器2 ダブラー バンドパス 電圧増幅 ア ンテ ナ チュ ーナー 電力検出 ローパス フィルタ 8 . 4 M Hz B B AM 2SC4617(R) フィルタ フィルタ RD100HHF1 RD06HHF1 TA4107 電力増幅 電圧増幅 AM 以外 5 0W 5 0 W T S- 9 9 0 S T S- 9 9 0 D 2 00W 5 0 W ローパスフィル タ 2SC4725 BA2904FVM 電圧増幅 バンドパス フィルタ A 電力制御 2 4 kHz 水晶発振器 外部 装置 NJM2732V TC75S51FE PCM2903B 外部 装置 電圧増幅 混合 HSM88 ×2 電圧増幅 2SC3356 バンドパス フィルタ 電源 フィルタ フィルタ 1 9 . 2 M Hz フィルタ 電圧増幅 3SK293 混合 DDS バンドパス ローパスフィル タ バンドパス A/ D AK53858VF 電圧増幅 2 0 M Hz AD9835 電圧増幅 2SC4617(R) 2SC4617(R) 位相比較分周 ADF4001 水晶発振器 USB C ODEC ローパスフィル タ 1 9 . 2 M Hz 電圧増幅 2SC4617(R) 2SC4617(R) 位相比較分周 ADF4001BCP7 電圧増幅 ローパス フィルタ 電圧増幅 2SC4617(R) 電圧増幅 2SC4617(R) 電圧増幅 2SC4617(R) バンドパス フィルタ 4 0 M Hz 位相変調 KV1470 1 5 . 6 M Hz DDS AD9835 電圧増幅 2SC4617(R) 8 . 4 M Hz DDS AD9835 ローパス フィルタ 水晶発振器 電圧増幅 2SC4617(R) バンドパス フィルタ フィルタ 3 1 . 2 M Hz 電圧増幅 2SC4617(R) 2SC5108(Y) ダブラー 2SC4617(R) 電圧増幅 バンドパス MCH3914 バンドパス 発振器1 2SC4649(N,P) 位相比較分周 ADF4001 電圧増幅 2SC4617(R) 電圧増幅 2SC4649(N,P) 発振器4 電圧増幅 2SC4649(N,P) MCH3914 MCH3914 発振器3 電圧増幅 電圧増幅 2SC4649(N,P) ローパス フィルタ TA4107 フィルタ バンドパス ANT 3 1 . 8 ~5 4 M Hz 3SK293 1 . 8 ~5 4 M Hz 1 . 8 ~5 4 M Hz ANT 1 ANT 2 FINAL ユニット TX-RX ユニット CONTROL ユニット PLL MAIN ユニット PTT KEY DSP ユニット DIGITAL ユニット PLL SUB ユニット 付録 USB オーディオ機能使用時の送信機系統図 第 送信機 系統図