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z 平成 29 年 4 月 28 日 平成 29 年 1-3 月期地域経済産業調査 ( 北陸地域 ) の結果の公表について 経済産業省では 各経済産業局 ( 電力 ガス事業北陸支局 沖縄経済産業部を含む ) が企業の業況 生産 設備投資などの地域毎の経済動向を把握するため 管内立地企業等に対して 年

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z 平成29年4月28日

「平成 29 年 1-3 月期地域経済産業調査」

(北陸地域)の結果の公表について

経済産業省では、各経済産業局(電力・ガス事業北陸支局、沖縄経済産業部を

含む)が企業の業況、生産、設備投資などの地域毎の経済動向を把握するため、

管内立地企業等に対して、年4回ヒアリング調査を実施しております。

当支局は、北陸地域(富山県、石川県及び福井県)について、平成29年3月

3日~3月28日に調査(企業数44社)を実施し、結果を取りまとめましたの

で、別添のとおり公表します。

なお、全国の調査結果につきましては、本日、本省において公表しております。

(お問い合わせ先) 中部経済産業局電力・ガス事業北陸支局 北陸経済調査室長 佐々木 担当:田嶋、土田 TEL 076-432-5590(直通) FAX 076-443-1012 URL:http://www.chubu.meti.go.jp/e11hokuriku/index.html

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北陸地域経済の動向

(ヒアリング企業数 44社)

平成29年4月28日

中部経済産業局電力・ガス事業北陸支局

1.全体の動向

北陸地域の経済は、改善している。

製造業では、

「電子部品・デバイス」は、自動車向けが好調、中国を中心にスマホ向けも堅調。

「化

学」は、後発医薬品などが好調。

「はん用・生産用・業務用機械」は、建設機械で、中東向けが伸び悩

んでいるものの、付加価値の高い機種が国内を中心に伸びている。半導体製造装置は引き続き海外か

らの受注が好調。

「繊維」は、衣料は中東向けを中心に堅調に推移しているものの、国内向けは低調。

一方、産業資材の一部に堅調な動きがみられる。

「金属製品」は、住宅用建材は住宅着工で貸家の比率

が高まり、相対的に床面積の伸び率が小さくなっていることなどから伸び悩み。

非製造業では、

「百貨店・スーパー」は、気温影響などから衣料品を中心に季節商材が振るわなかっ

たものの、バレンタインなどの催事効果がみられた。

「自動車販売」は、新型車に加え、環境や安全に

対応した車の販売台数が伸びている。

「観光」は、北陸新幹線開業効果が一巡し、国内観光客は伸び悩

んでいるものの、外国人観光客が引き続き増加しており、アジアに加え、欧米からの来訪も増えてい

る。

先行きについては、製造業では、為替による影響や海外経済の先行きを懸念する声も聞かれるもの

の、電子部品・デバイスは自動車関連で受注が増加、化学も後発医薬品などが引き続き好調に推移す

ると見込まれる。非製造業では、外国人をはじめとする観光客の増加が期待される。

前 回

平成 28 年 10-12 月期調査

今 回

平成 29 年 1-3 月期調査

期 間 全体 緩やかに改善している。(↑) 改善している。(↑) 1期 (上方修正は2期連続) ①業況 緩やかに改善している。(↑) 改善している。(↑) 1期 (上方修正は2期連続) ②生産 緩やかな増加傾向となっている。(↑) 増加傾向となっている。(↑) 1期 (上方修正は2期連続) ③設備投資 高水準で推移している。 高水準で推移している。 8期連続 ④雇用情勢 改善している。 着実に改善している。(↑) 1期 (上方修正は8期ぶり) ⑤個人消費 緩やかな持ち直しの動きがみられる。 (↑) 緩やかな持ち直しの動きがみられる。 2期連続 ⑥観光 (入域動向) 足踏みがみられる。 足踏みがみられる。 3期連続 注)期間は四半期毎を示す。

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2.個別の動向

①業況

業況は、改善している。

【製造業について】 製造業では、「電子部品・デバイス」は、自動車向けが好調で、中国を中心にスマホ向けも堅調に推移。「化 学」は、後発医薬品などが好調。「はん用・生産用・業務用機械」は、工作機械で、米国向けなど一部に動きが みられるものの、中国向けなどが引き続き低調。建設機械は、中東向けが伸び悩んでいるものの、付加価値の 高い機種が国内を中心に伸びている。半導体製造装置は引き続き海外からの受注が好調でフル稼働となってお り、繊維機械は中国市場で低調な状況が続いているものの、インド市場で高水準を維持し、堅調に推移。「繊 維」は、衣料は中東向けを中心に堅調に推移しているものの、国内向けは低調で、弱い動きが続いている。一 方、産業資材の一部に堅調な動きがみられる。「金属製品」では、アルミ樹脂複合建材は堅調に推移しているも のの、住宅用建材全体では住宅着工で貸家の比率が高まり、相対的に床面積の伸び率が小さくなっていること などから伸び悩み、アルミ地金購入価格高騰の影響がみられる。 【非製造業について】 非製造業では、「百貨店」は、化粧品は引き続き好調に推移し、バレンタインなど催事効果もみられるものの、 気温影響もあって季節商材が振るわず、主力の衣料品は低迷が続いている。「スーパー」は、気温影響などから 衣料品を中心に季節商材が振るわなかったものの、催事による客数の増加がみられ、リニューアル店舗も好調 に推移している。「商店街」は、春節や卒業旅行の観光客などにより客数が増加し、飲食店は好調に推移してい るものの、衣料品などの販売は減少している。「ドラッグストア」は、薬価改定などから調剤薬局は伸び悩んで いるものの、食料品や化粧品は引き続き順調に推移している。「自動車販売」は、新型車に加え、環境や安全対 応といった魅力ある車が消費者の購買意欲を刺激し、販売台数は伸びている。「観光」は、北陸新幹線開業効果 が一巡し、国内観光客数は伸び悩んでいるものの、外国人観光客は引き続き増加しており、このところアジア に加え、欧米からの来訪も増えている。 【業況見通しについて】 先行きについては、製造業では、電子部品・デバイスは自動車関連で受注が増加し、化学も後発医薬品など が引き続き好調に推移することが見込まれる。はん用・生産用・業務用機械は全体として堅調に推移し、繊 維・金属製品は横ばいの見込み。なお、為替による影響や海外経済の先行きを懸念する声も聞かれる。 非製造業では、個人消費において、高額品や新商品に動きがあることなどから、企画の打ち出しや新商品投 入を継続することなどにより消費マインドが喚起され、また、外国人をはじめとする観光客の増加などに期待 する声も聞かれる。 【個別動向の具体例:現状】(注)要因種別は原則として ○:プラス要因 ▲:マイナス要因 □:その他 要因種別 主なコメント 業種等 ○ ○ 自動車向けが好調で、中国スマートフォン向けも堅調に推移するなど、ピー ク時に比べると少し落ち着いたが高水準。 自動運転や安全性能向上などから電装化が進み、自動車向けは引き続き堅調 に推移し、さらに海外のタブレット向けが動きだし、好調なことから、全体 でも売上げは前年同期を上回った。 電子部品・デバイス 電子部品・デバイス

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○ □ □ ○ ○ ○ □ □ ○ ▲ ▲ □ □ ▲ ジェネリック医薬品は、アレルギー分野が伸びており、好調。 ジェネリック医薬品は、国の方針もあって増加しており、フル稼働で生産し ているが、薬価の引き下げもあり、売上げは前年同期並み。 長期収載品が後発医薬品への切替えから減少したものの、新設の受託製造ラ イン等が好調に推移し、全体として売上げは前年同期で同水準。 半導体製造装置は、アジアを中心に海外からの受注が好調で、生産もピーク でフル稼働。 工具・工作機械は伸び悩んでいるものの、産業用ロボットは海外を中心に受 注が引き続き拡大し、自動車用・建設機械用部品も順調に推移しており、全 体でも円安傾向にあるので売上げにはプラス材料。 工作機械は、半導体用がIoT化の加速を背景とし、建機用は主に米国内の 需要の高まりにより、引き合いは非常に多く生産も増加。 建設機械は、アフリカ向けの大型受注が入ったが、中東など産油国向けが伸 び悩んでいることなどから生産台数は計画を下回ったものの、付加価値の高 い機種が国内を中心に伸びていることに加え、為替が円安に振れていること もあって、売上高はおおむね横ばい。 繊維機械は、中国市場で低調な状況が続いているものの、インド市場で高水 準を維持。工作機械は、中国EMS向けは引き続き低調なものの、主要な自 動車関連は好調。 国内衣料は厳しい状況が続いているものの、国内外の車両資材の受注が伸び ており、業績をけん引している。 国内衣料は振るわず、海外向けも、欧米のスポーツ・アウトドア関連が良く ない状態が続いていることに加え、堅調だった中東の民族衣装向けにも陰り がみえる。 衣料部門は、中東の民族衣装や欧州のファッション衣料など海外向けは堅調 に推移しているものの国内向けが振るわず、資材部門も、医療・福祉向けは 増加しているものの、車両内装材の国内向けが低迷しており、全体でも前年 同期より売上げは減少している。 アルミ建材は、アパートなど集合住宅増加による窓面積の減少などから、着 工戸数ほどの伸びはなく、売上げは横ばいとなっている。また、アルミ地金 の購入価格が高騰しており、収益を圧迫している。 住宅用建材は、競争が激しいことに加え物件自体も大きな伸びはなく、貸家 の比率が高まっていることもあって伸び悩み。ビル用は、都市部の物件は需 要が旺盛で受注が伸びているものの、地方物件は引き続き低調。なお、アル ミ地金価格に上昇がみられる。 自動車部品(金型)は受注が落ち着いたことに加え、原材料価格の上昇がみ られ、利益面では若干マイナス。 化学 化学 化学 はん用・生産用 ・業務用機械 はん用・生産用 ・業務用機械 はん用・生産用 ・業務用機械 はん用・生産用 ・業務用機械 はん用・生産用 ・業務用機械 繊維 繊維 繊維 金属製品 金属製品 輸送用機械

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○ □ ○ ○ ▲ ▲ ▲ □ □ □ ▲ ○ ○ ▲ 国内市場は事務機器に国内回帰の動きがあり業況が好転している。自動車関 連も前期よりプラスで推移しており、円安も好材料。 売上高は前年同期を上回ったものの、原材料価格が上昇しており、利益は減 少した。 建設機械部品は、中国の大型公共投資の増加などにより、生産は引き続き増 加しており、売上げも伸びている。 フレームレスモニターなど販売が好調だったことに加え、円安による影響も あり、売上高・利益は伸びている。 化粧品に加え、一部の高額品やバレンタインなども好調に推移しているもの の、衣料品や暮らしの用品は苦戦し、売上げは前年割れが続いている。 化粧品が引き続き好調で、高額品の一部で盛り返すなど明るい兆しもみられ るが、気温影響もあって春物が振るわず、ハレの日需要の動きも弱く衣料品 が伸び悩み、売上げは前年を下回って推移している。 化粧品は引き続き好調で、一部高額品にも動きがみられる一方、衣料品はク リアランスには動きがみられるものの通常価格商品が苦戦し、ハレの日需要 も盛り上がりに欠けるなど厳しい状態となっており、売上げは前年割れが続 いている。 既存店が振るわないものの、新店やリニューアル店舗は好調に推移してい る。 気温影響などから衣料品を中心に季節商材が振るわず、ドラッグストアなど 競合店の影響で客数は減少したものの、恵方巻やバレンタインなどのイベン トや一部店舗のセール効果などから、売上げは前年並みとなっている。 衣料品の苦戦が続き、低価格品へのシフトなどから客単価は低下しているも のの、催事効果もあって家族連れを中心に客数が増加し、売上げはおおむね 前年並みで推移している。 初売りなどが好調で客単価は上昇したものの、前年の反動による旅行者の県 内への入り込みが減少したことに加え、うるう年の影響もあって客数・売上 げは前年を下回った。 新型車の投入に加え、環境や安全対応といった魅力ある車の投入が消費者の 購買意欲を刺激している。消費者の財布のひもは、依然として固いが、魅力 があり納得できる車であれば購入され、特に安全対応車は高齢者層の消費マ インドを喚起しており、販売台数は伸びている。 薬価改定などから調剤薬局は伸び悩んでいるものの、食料品や化粧品は引き 続き順調に推移し、売上げは伸びている。 宿泊客数は、北陸新幹線開業効果の反動から前年を下回り、温泉地によって 差異はあるものの、前々年との比較でも、かろうじて上回っているのが実態 であり、新幹線開業効果の剥落がみられる。 プラスチック 鉄鋼 非鉄金属 電気機械 百貨店 百貨店 百貨店 スーパー スーパー スーパー 小売業 自動車販売 ドラッグストア 宿泊業

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□ ○ 観光客を中心に飲食店は好調なものの、衣料品などの物販購入は、バーゲン やセールなどから単価が低下している。客数は、春節を利用した中国をはじめ とする外国人観光客や卒業旅行などの国内観光客が増加し、商店街や業種によ る差異はみられるが、全体として売上げはおおむね前年並みで推移してい る。 北陸地区の中小企業の景況は、持ち直しの動きが続いており、先行きにも明 るさがみられると判断している。 商店街 金融業 【個別動向の具体例:先行き】(注)要因種別は原則として ○:プラス要因 ▲:マイナス要因 □:その他 要因種別 主なコメント 業種等 ○ ▲ ○ ▲ ○ ○ ○ ▲ □ □ □ □ 自動車向けは電装化の進展により国内外電装メーカーからの引き合いが旺盛 で、海外のタブレット向けも更に伸びる見込み。 自動車向けで増加が見込まれるものの、海外スマートフォン向けの減少など から、全体では若干減少の見込み。 受託生産品目の増加に伴い、生産は伸びる見通しで、売上高も前年を上回る 見込み。 普及促進策により後発医薬品のシェアが拡大し、新薬の生産は減少傾向で、 減収を見込んでいる。 建設機械は、新排ガス規制に向けて駆け込み需要が見込まれる。 自動車用部品は為替の動向にも左右されるため先行きは不透明で、また、建 設用機械部品は若干の落ち込みが見込まれるものの、産業用ロボットの需要 は今後も拡大し、工具は在庫調整が終わり持ち直すとみられる。 中東への民族衣装向けの受注がこの先も見込めることに加え、為替が円安傾 向となっているため、堅調に推移すると思われる。 海外事業で車両資材向けの減少が見込まれることに加え、国内事業では燃料 価格などの製造コストの増加が懸念される。 当面の受注量は確保しているが、小売業者は低価格志向が強く、価格の引下 げ圧力が強まることが想定される。なお、米大統領就任後も為替動向が不透 明で先行きの円高や急激な変動を懸念している。 ビル用建材は今後も需要が見込まれるものの、住宅用に大きな動きはないと 思われる。また、円安傾向もあってアルミ地金など原材料費の高騰は続く見 通しで、影響が懸念される。 衣料品は市場の傾向もあって回復は難しいとみられるが、企画の打ち出しな どにより、売上げの増加を目指している。 高所得者層には良い動きがみられるが、中間層が回復しないと先行きも厳し い。 電子部品・デバイス 電子部品・デバイス 化学 化学 はん用・生産用 ・業務用機械 はん用・生産用 ・業務用機械 繊維 繊維 繊維 金属製品 百貨店 百貨店

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□ ○ ○ □ □ 衣料品の苦戦は続くと見込まれるものの、イベント・催事に力を入れ、選ん でもらえる店としたい。 繁忙期を中心に新しい企画を投入することにより、業況の改善が見込まれ る。 今後も、市場として新型車の投入に加え、環境対応車、安全対応車といった 昨年よりも魅力ある車が揃っており、消費者の購買意欲は落ち込むことはな いだろう。 温泉地による差異が際立ってきたものの、全体としては、厳しい状態が続く のではないかと懸念している。 外国人をはじめとする観光客の増加や地元客の消費回復に期待したいが、一 方で、近隣に大型店がオープンしたことから、それらの影響が懸念される。 スーパー 小売業 自動車販売 宿泊業 商店街

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②生産

生産は、増加傾向となっている。

生産は、電子部品・デバイスは増加しており、化学は高水準で推移、はん用・生産用・業務用機械は持ち直 しの動きがみられ、繊維及び金属製品は横ばい傾向となっている。 先行きについては、電子部品・デバイスは、スマホ向けは若干減少するものの、自動車向けなどの増加が見 込まれ高水準で推移し、化学は、後発医薬品を中心に引き続き好調な動きが続く見込み。はん用・生産用・業 務用機械は、半導体製造装置は落ち着くものの、産業用ロボットは引き続き増加し、建設機械には新排ガス規 制に伴う駆け込み需要が見込まれるなど、堅調に推移する見込み。一方で繊維は、車両資材は増加が見込まれ るものの、国内衣料が振るわず、横ばい傾向が続くとみられ、金属製品も、ビル用建材では都市部の旺盛な需 要が続くとみられるものの、住宅用には当面大きな動きはなく、横ばいで推移する見込み。 【主要業種の動向について】 電子部品・デバイスでは、自動車向けが好調で、中国を中心にスマホ向けも堅調に推移している。 化学では、後発医薬品への切替えにより新薬などは減少傾向となっているものの、後発医薬品や受託生産は 引き続き好調に推移している。 はん用・生産用・業務用機械では、工作機械は米国向けなど一部に動きがみられるものの、中国向けなどが 引き続き低調で伸び悩み、建設機械は中東など産油国向けが伸び悩んでいることなどから減少している。半導 体製造装置は引き続き海外からの受注が好調でフル稼働となっており、繊維機械は中国市場で低調な状況が続 いているものの、インド市場で高水準を維持し、堅調に推移している。そのほか、産業用ロボットは海外を中 心に引き続き受注が拡大している。 繊維では、衣料は中東の民族衣装を中心に海外向けは堅調に推移しているものの、国内向けは低調で、弱い 動きが続いている。一方、国内車両資材の高付加価値商品や医療・福祉向けなど産業資材の一部で堅調な動き がみられる。 金属製品では、アルミ樹脂複合建材には堅調な動きがみられるものの、住宅用建材全体では住宅着工で貸家 の比率が高まり、相対的に床面積の伸び率が小さくなっていることなどから伸び悩んでいる。また、ビル用は 都市部大型物件の受注は伸びているものの、地方物件は低調に推移している。 【個別動向の具体例:現状】(注)要因種別は原則として ○:プラス要因 ▲:マイナス要因 □:その他 要因種別 主なコメント 業種等 ○ ○ ○ ○ □ 自動車向けが好調で、中国スマートフォン向けも堅調に推移するなど、ピー ク時に比べると少し落ち着いたが高水準で、ほぼフル稼働。 自動運転や安全性能向上などから電装化が進み、自動車向けは引き続き堅調 に推移。さらに海外のタブレット向けが動きだし、好調。 ジェネリック医薬品は、アレルギー分野が伸びており、好調。 ジェネリック医薬品は、国の方針もあって増加しており、フル稼働で生産し ているが受注に追いついていない状況で、在庫の調整で対応している。 長期収載品が後発医薬品への切替えから減少したものの、新設の受託製造ラ イン等が好調に推移し、全体としてほぼ横ばい。 電子部品・デバイス 電子部品・デバイス 化学 化学 化学

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○ ○ ○ ▲ □ ○ ▲ □ □ □ □ 半導体製造装置は、アジアを中心に海外からの受注が好調で、生産もピーク でフル稼働。 工具・工作機械は伸び悩んでいるものの、産業用ロボットは海外を中心に受 注が引き続き拡大し、自動車用・建設機械用部品も順調に推移。 工作機械は、半導体用がIoT化の加速を背景とし、建機用は主に米国内の 需要の高まりにより、引き合いは非常に多く生産も増加。 建設機械は、アフリカ向けの大型受注が入ったものの、中東など産油国向け が伸び悩んでいることなどから減少。 繊維機械は、中国市場で低調な状況が続いているものの、インド市場で高水 準を維持。工作機械は、中国EMS向けは引き続き低調なものの、主要な自 動車関連は好調。 国内衣料は厳しい状況が続いているものの、国内車両資材は高付加価値商品 が堅調で引き続き受注が増加し、生産はピーク。 国内衣料は振るわず、海外向けも、欧米のスポーツ・アウトドア関連が良く ない状態が続いていることに加え、堅調だった中東の民族衣装向けにも陰り がみえる。 衣料部門は、中東の民族衣装や欧州のファッション衣料など海外向けは堅調 に推移しているものの国内向けが振るわず、資材部門も、医療・福祉向けは 増加しているものの、車両内装材の国内向けが低迷。 高密度織物は海外消費の伸びにより順調に推移しているが、少量多品種に対 応している製品の受注は苦戦。 アルミ建材は、アパートなど集合住宅増加による窓面積の減少などから、着 工戸数ほどの伸びはなく、横ばいとなっているものの、アルミ樹脂複合建材 は、引き続き堅調に伸びている。 住宅用建材は、競争が激しいことに加え物件自体も大きな伸びはなく、貸家 の比率が高まっていることもあって伸び悩み。ビル用は、都市部の物件は需 要が旺盛で受注が伸びているものの、地方物件は引き続き低調。 はん用・生産用 ・業務用機械 はん用・生産用 ・業務用機械 はん用・生産用 ・業務用機械 はん用・生産用 ・業務用機械 はん用・生産用 ・業務用機械 繊維 繊維 繊維 繊維 金属製品 金属製品 【個別動向の具体例:先行き】(注)要因種別は原則として ○:プラス要因 ▲:マイナス要因 □:その他 要因種別 主なコメント 業種等 ○ ▲ ○ ▲ 自動車向けは電装化の進展により国内外電装メーカーからの引き合いが旺盛 で、海外のタブレット向けも更に伸びる見込み。 自動車向けで増加が見込まれるものの、海外スマートフォン向けの減少など から、全体では若干減少の見込み。 受託生産品目の増加に伴い、生産は伸びる見通し。 普及促進策により後発医薬品のシェアが拡大し、新薬の生産は減少傾向。 電子部品・デバイス 電子部品・デバイス 化学 化学

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○ ○ ▲ ○ ▲ ○ 建設機械は、新排ガス規制に向けて駆け込み需要が見込まれる。 自動車用部品・工作機械の先行きは不透明で、また、建設用機械部品は若干 の落ち込みが見込まれるものの、産業用ロボットの需要は今後も拡大し、工 具は在庫調整が終わり持ち直すとみられる。 半導体製造装置は、一部海外からの受注が落ち着く見込み。 車両資材の新素材製造ラインの本格稼働により、今後は生産が拡大する見込 み。 昨年の秋物の在庫を抱えており、マインドが良くない。 ビル用建材は、今後も旺盛な需要が続き、生産・出荷が増えると見込まれ る。 はん用・生産用 ・業務用機械 はん用・生産用 ・業務用機械 はん用・生産用 ・業務用機械 繊維 繊維 金属製品

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③設備投資

設備投資は、高水準で推移している。 製造業は、新製品対応や省人・省力化など生産性向上のための投資が引き続き行われている。また、需要の ある海外への投資も積極的に行われている。 非製造業は、大型案件は落ち着いたものの、店舗改装や老朽化に対応した設備更新などは引き続き行われて おり、新規出店により営業エリアを拡大する動きもみられる。 【個別動向の具体例】(注)要因種別は原則として ○:プラス要因 ▲:マイナス要因 □:その他 要因種別 主なコメント 業種等 □ ○ ○ ○ ○ ▲ ○ ▲ □ ○ ▲ □ ○ □ 新製品対応のほか、省人・省力化をメインとした設備更新を進めている。 収益性の高い事業に対応すべく、研究開発センターを建設している。 製造業では、人手不足や人件費高騰を背景にロボットシステムの需要が高 まっているため、生産能力の増強を進める。海外では引き続き、需要のある 地域で工場新増設等を行い、地産地消を進めていく。 研究開発投資を引き続き行っており、生産棟が竣工したことにより、生産台 数もアップした。 3年前から小ロット化への対応や省力化を目的とした設備投資を引き続き実 施してきており、この構造改革により、ようやく生産性向上の成果が見えて くるようになった。 一部の計画が後ろ倒しとなったことに加え、内容を精査し費用を削減した結 果見込みよりも金額が少なくなったこともあって、計画よりも減額となっ た。 新工場製造ライン設備の整備、試験評価棟の建設、欧州の工場建設などの設 備投資を行った。 新製品対応の投資を行ったが、ここ数年新規部門での投資が続いており、投 資額は前年度より減少の見込み。 店舗の入替えや老朽化の修繕などで大きなものはなく、計画変更もない。 店舗の建て替えに加え一部土地の購入もあり、比較的大きな投資となってい る。 昨年度に大型リニューアルを実施したので、今年度は小規模な改修にとどま る見込み。 投資についてはシビアになっているが、店舗改装に加え、LEDへの切替え はコスト削減にも直結するため、引き続き積極的に行っていく。 営業エリアを拡大するため、昨年度を上回る過去最高の新規出店を計画して いる。 施設の老朽化が進んでいるので、3年計画で順次設備更新を進めている。 電子部品・デバイス 化学 はん用・生産用 ・業務用機械 はん用・生産用 ・業務用機械 繊維 金属製品 電気機械 その他の製造業 百貨店 スーパー スーパー スーパー ドラッグストア 小売業

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④雇用情勢

雇用情勢は、着実に改善している。

製造業では、新規事業の立ち上げなどで正社員の採用がみられるが、人材の確保に苦慮している企業も多く、 社内における配置換えや派遣社員の活用などで対応しているものの、新製品開発のための技術者や研究開発者 は不足しているとの声もきかれる。なお、一部では従業員のモチベーション向上などを目的に、賃上げも実施 されている。 非製造業では、慢性的な人手不足状態が続いており、一部では正社員への登用や、時給アップを行う動きも みられる。 【個別動向の具体例】(注)要因種別は原則として ○:プラス要因 ▲:マイナス要因 □:その他 要因種別 主なコメント 業種等 □ □ □ ▲ □ □ ▲ ▲ □ ▲ 社内でのシェアや派遣の活用などにより回しており過不足感はないが、必要 な人材が見つからず派遣がとりにくくなっている。非正規従業員はごくわず かで、派遣のみ。優秀な人材であれば、本人の希望で派遣から正社員への登 用も行っている。また、従業員のモチベーション向上のため、賃上げも行っ ている。 全体として過不足感はないが、派遣社員の定着率が思ったほど芳しくなく、 いつも募集をかけている状況になってきたのは懸念材料。 一部、派遣社員を嘱託社員に、嘱託社員を正社員に登用した以外は、全体と して派遣社員を減らしているので、現在は、ほぼ適正人員となった。 成長しているロボット分野で、研究開発者が不足していることから、中途採 用を行ったが、まだ不足感がある。 受注が集中し、忙しい状況となっているため、派遣社員を雇用し、関連会社 からも応援を求めて対応している。また、新製品開発のための技術者に不足 感があり、継続して経験者を募集している。 部門間の過不足は、配置換えにより平準化し、バランスが取れており、現状 では雇用者の過不足感はない。また、再雇用者に対し、モチベーション維持 のため手当を増額するなど、改善を進めている。 生産ラインも営業も人手不足で、前期よりさらに悪い状況。グループに人材 派遣会社があるが、引き合いが益々強くなっている。 受注増により、生産現場に人員不足感がみられる。有期雇用・派遣社員の応 募も少なく、人材の確保に苦慮している。 新規部門立ち上げのため正社員と期間業務社員を募集したが、期間業務社員 については集まらなかったものの、正社員分は多数の応募があり確保でき た。 工場は外注のほか派遣や再雇用もあって回っているが、営業・開発・施工管 理などの人員が不足している。一方、モチベーション向上と人材の確保を目 的に賃上げを行っている。 電子部品・デバイス 電子部品・デバイス 化学 はん用・生産用 ・業務用機械 はん用・生産用 ・業務用機械 はん用・生産用 ・業務用機械 繊維 繊維 繊維 金属製品

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□ ▲ ▲ ▲ □ ▲ ▲ □ ▲ □ 働き方改革の一貫で、超過勤務の年間上限を設定した。2,3月期は夏・秋 に比べ工場稼働率が低いので、派遣社員を減らして調整している。 派遣もとりにくくなるなど、人手不足感は増している。募集しても集まらな い。売場を掛け持つなどで対応し、残業時間は増やさないようにしている。 引き続き人手不足感はあり、催事での応援が増えているが、何とか回してい る。なお、販売員などで新規出店した商業施設に少し流れたとみられる。 テナントでは、どこの店も人手が足りず、時給を上げても反応がないので、 正直、打つ手がない状況。 パートを中心に、募集しても集まらない状態が続いており、評価の高い派遣 社員に対して、本人の希望があれば正社員として採用している。 優秀なアルバイトを正社員に登用したり、時給のアップも行っているが、そ れでもなかなか集まらない。 ドライバー不足について、中小企業は以前から相当厳しい状況が続いていた が、ここにきて大企業のドライバーについても不足に拍車がかかりつつあ る。 現状で人員は足りているが、出店エリアの拡大を考えると不足が懸念される 状況。薬剤師は不足しているが、パート、アルバイトは確保できている。 客室係などでの人手不足が続いており、高齢化も進んでいるが、既存の従業 員で、何とかやり繰りしているのが現状。 飲食関係を中心に、慢性的な人手不足状態が続いている。また、採用のため というよりも、既存の従業員を引き留めるための賃上げが行われている。 金属製品 百貨店 百貨店 スーパー スーパー 小売業 運輸業 ドラッグストア 宿泊業 商店街

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⑤個人消費

個人消費は、緩やかな持ち直しの動きがみられる。

百貨店では、化粧品は引き続き好調に推移し、バレンタインなど催事効果もみられるものの、気温影響も あって季節商材が振るわず、ハレの日消費の動きも弱いなど、主力の衣料品は低迷が続いている。また、一部 の高額品に好調な動きがみられるなど、富裕層の消費マインドは回復してきているが、主要顧客であるシニア 層を中心に客数の減少傾向が続くなど、中間層の動きは弱い。 スーパーでは、気温影響などから衣料品を中心に季節商材が振るわず、価格にシビアな面や低価格品へのシ フトもみられるが、安心で良いものを求める傾向が引き続きみられ、催事による客数の増加や、リニューアル 店舗が好調に推移するなど、購買意欲に大きな変化はみられない。 商店街では、春節や卒業旅行の観光客などにより客数が増加し、飲食店は好調に推移しているものの、衣料品 などは、バーゲンやセールなどから単価が低下している。 ドラッグストアでは、薬価改定もあって調剤薬局は伸び悩んでいるものの、食料品や化粧品は引き続き順調 に推移し、客数も増加している。また食料品のまとめ買いなどにより買上点数が伸び、客単価も上昇している。 自動車販売では、新型車に加え、環境や安全対応といった魅力ある車が消費者の購買意欲を刺激し、特に安 全対応車は高齢者層の消費マインドを喚起している。 家電販売では、高価格商品と安価な商品に需要があり、消費マインドには二極化している。 消費者には、価格にシビアで納得できる商品・価格でなければ購入せず、様子を見て必要なときに必要なも ののみ購入するなど、慎重な購買行動がみられるが、高額品や魅力ある商品に動きがあるなど、一部に消費マ インドの回復傾向がみられる。 【個別動向の具体例:販売状況】(注)要因種別は原則として ○:プラス要因 ▲:マイナス要因 □:その他 要因種別 主なコメント 業種等 ▲ ▲ ▲ □ □ □ 化粧品に加え、一部の高額品やバレンタインなども好調に推移しているものの、衣 料品や暮らしの用品は苦戦し、客数及び客単価の低下傾向が続いている。 化粧品が引き続き好調で、高額品の一部で盛り返すなど明るい兆しもみられるが、 気温影響もあって春物が振るわず、ハレの日需要の動きも弱く衣料品が伸び悩み、 客数の減少傾向も続いている。 化粧品は引き続き好調で、一部高額品にも動きがみられる一方、衣料品はクリアラ ンスには動きがみられるものの通常価格商品が苦戦し、ハレの日需要も盛り上がり に欠けるなど厳しい状態となっている。またシニア層を中心に客数の減少傾向も続 いている。 気温影響などから衣料品を中心に季節商材が振るわず、ドラッグストアなど競合店 の影響で客数は減少したものの、恵方巻やバレンタインなどのイベントや一部店舗 のセール効果などから、売上げは前年並みとなっている。 衣料品は、低価格品へのシフトや、バーゲン期間が長くなりセール品への意識が薄 れていることなどから客単価は低下しているものの、催事効果などから客数は増加 し、売上げはおおむね前年並みで推移している。 一品単価が上がった分購入量が減少しているため客単価に変化はなく、また新店や リニューアル店舗は好調に推移しているものの既存店が振るわず、客数もほぼ前年 並みとなっている。 百貨店 百貨店 百貨店 スーパー スーパー スーパー

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▲ ○ □ 初売りなどが好調で客単価は上昇したものの、前年の反動による旅行者の県内への 入り込みが減少したことに加え、うるう年の影響もあって客数・売上げは前年を下 回った。 薬価改定などから調剤薬局は伸び悩んでいるものの、食料品や化粧品は引き続き順 調に推移し、客数も増加している。また一品単価は下がったが、食料品のまとめ買 いなどもあって買上点数が伸び、客単価も上昇し売上げは伸びている。 観光客を中心に飲食店は好調なものの、衣料品などの物販購入は、バーゲンやセー ルなどから単価が低下している。客数は、春節を利用した中国をはじめとする外国人 観光客や卒業旅行などの国内観光客が増加し、商店街や業種による差異はみられる が、全体として売上げはおおむね前年並みで推移している。 小売業 ドラッグストア 商店街 【個別動向の具体例:消費動向】(注)要因種別は原則として ○:プラス要因 ▲:マイナス要因 □:その他 要因種別 主なコメント 業種等 ○ □ □ ▲ □ □ □ ○ 企画や催事に対してほとんど反応がなかったこれまでの状況から脱し、店舗入替え に伴うセールなどきっかけがあれば購入されるようになっており、気運が高まって いる。 消費マインドは、生鮮食料品を中心に節約志向がみられるなど中間層は弱いが、高 額品の傾向が良くなってきており、富裕層は上向きつつある。 高所得者層の動きが良く、欲しい商品があれば価格が高くても購入されているもの の、中間層の動きは悪く、シニアを中心に購買意欲が落ちているとみられる。また 先取りニーズがなくなるなど、必要なときに必要なもののみ購入され、衣料品は百 貨店の通常価格では売れなくなっている。 バレンタインや恵方巻のイベントなどでも単価が下がっており、様子見の傾向があ ることから、消費マインドはやや落ちていると感じる。 購買意欲に大きな変化はなく悪くない。安心で良いものを求める傾向が続いている が、価格にシビアな面もあり、欲しい商品であっても納得できる価格でなければ購 入されず、特売時にはまとめ買いもみられる。 ポイントアップなどの企画が好調で、まとめ買いもみられるなど、マインドは悪く ないと思われる。 高価格商品と安価な商品に需要があり、消費マインドは二極化している。 新型車の投入に加え、環境や安全対応といった魅力ある車の投入が消費者の購買意 欲を刺激している。消費者の財布のひもは、依然として固いが、魅力があり納得で きる車であれば購入され、特に安全対応車は高齢者層の消費マインドを喚起してい る。 百貨店 百貨店 百貨店 スーパー スーパー 小売業 家電販売 自動車販売

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⑥観光(入域の動向)

北陸地域への入り込み客数は、足踏みがみられる。

北陸新幹線開業効果が一巡し、国内観光客数は伸び悩んでいるものの、外国人観光客は引き続き増加してお り、このところアジアに加え、欧米からの来訪も増えている。 なお、観光客による飲食店の利用は多いが土産等の物販購入が減少し、インバウンド需要においても、百貨 店などで高額品の購入やまとめ買いが減少するなど、買物よりも観光が主体になってきている。また、温泉地 の宿泊客には一部に高級志向がみられるなど、客単価は上昇している。 【個別動向の具体例】(注)要因種別は原則として ○:プラス要因 ▲:マイナス要因 □:その他 要因種別 主なコメント 業種等 ▲ □ ▲ □ ▲ ○ ○ □ インバウンド需要は、金額・件数ともに落ちている。売れ筋は化粧品と食料 品で、昨年のような高額品の購入はほとんどみられなくなった。 インバウンド需要は、ベビーおむつ、炊飯ジャーなどの買いだめが昨年春以 降みられなくなり失速しているが、一部店舗では、引き続き日用品などのま とめ買いがみられる。 土産物などの客単価は若干上昇したものの、北陸新幹線開業2年目の影響で 旅行者の県内への入り込みが減少し、売上げも前年を下回った。 インバウンド需要は、客数は増えているが、これまでより観光が主体となっ たことや競合店の影響もあって、おおむね横ばい。 宿泊客数は、北陸新幹線開業効果の反動から前年を下回り、温泉地によって 差異はあるものの、前々年との比較でも、かろうじて上回っているのが実態 であり、新幹線開業効果の剥落がみられる。また、露天風呂付き客室が人気 になるなど高級志向がみられる一方、低料金の旅館も着実にリピーターを確 保しており、二極化の傾向が続いている。 インバウンドは、これまで台湾を中心とするアジアに加え、このところ欧米 からの来訪も増加しており、客単価もアップしている。 春節を利用した中国をはじめとする外国人観光客は、引き続き増加してい る。 北陸新幹線効果は続いているが、観光客は飲食店の利用が多く、土産物等の 物販購入は減少している。 百貨店 スーパー 小売業 小売業 宿泊業 宿泊業 商店街 商店街

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