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FC.. a b b endogenous process of development exogenous factors in change Parsons and Shils,

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Academic year: 2021

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地域映像コミュニティ政策と内発的発展における外来要因の役割に関する一考察

―佐賀県武雄市テレビドラマ誘致事業の事例を中心に―

中村 彰憲

(立命館大学映像学部 准教授) E−MAIL:nakamu-a@im.ritsumei.ac.jp

前野 大喜

(立命館大学 政策科学部) E−MAIL:ps029049@sps.ritsumei.ac.jp 本論文では佐賀県武雄市が、フジテレビ系列によるテレビドラマ、『佐賀のがばいばあちゃん』制作に おけるロケーション撮影の誘致事業をきっかけに、ボランティアコミュニティを形成、その後、「がばい ばあちゃん」に関連した様々な地域活性化政策や支援を実施した一連の活動を事例として分析する。調 査の結果、映像制作誘致事業を端緒として実施された諸活動は、内発的発展の特性をふまえている事が 確認できた。プロデューサや監督をはじめとする、ロケーション撮影隊から得られた地元の自然資源や 人的資源に対する第三者評価を更なる地域活性化事業へとつなげていく自治体側の姿勢は、外来要因を 内発的発展のきっかけとして戦略的に位置づける事の重要性を示唆しており、今後の研究課題としての 意義が浮き彫りとなった。 キーワード:地域メディア、フィルムコミッション、コミュニティ、内発的発展、地域活性化

Roles of Exogenous Factors in Endogenous Regional Development : A Case of “Sagano Gabai Bachan” Location Shooting Assistance Program in Takeo City

Akinori (Aki) Nakamura, Ritsumeikan University Daiki Maeno, Ritsumeikan University

This paper investigates a series of regional regeneration activities in Takeo City of Saga Prefecture, which activities are triggered by volunteers’ activities done to assist in location shooting for television movie, “Sagano Gabai Bachan (Awesome Grandma in Saga).” The results of the study indicate that the character-istics of endogenous development are present for the subjected activities. The study also reveals that the local leaders strategically utilize exogenous factors to boost endogenous development in Takeo City, which implies the importance of considering all factors, including exogenous factors, in implementing a regional regeneration plan.

Keywords: Regional Media, Film Commission, Community, Endogenous Development, Regional Regeneration, Exogenous Factors

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1.研究背景 行政改革にともない、従来の中央集権型行政体 制から、地方分権体制の確立にむけて整備が進む 現在、自治体は国・中央依存から脱却し、地域社 会独自の体制づくりが求められるようになった。 このような流れを受け、様々な地域振興政策が実 施される中、地域資源を活用し、映画、テレビド ラマなどのコンテンツ制作をおこなう試みが日本 各地で行われている。これまでも、ドラマの自主 制作に端を発した住民コミュニティの形成(山田 1999; 嶋根 1999)、フィルムコミッション活動 を 通 し た コ ミ ュ ニ テ ィ 形 成 ( F C 設 立 研 究 会 、 2000)、ならびに地域に根ざした作品を中核に据 えた地域活性化に関する事例研究や報告がおこな われている(白神 2005)。 2.本研究の概要 2.1 研究の目的 本研究は佐賀県武雄市におけるテレビドラマ 「佐賀のがばいばあちゃん」(以下、「がばいばあ ちゃん」)誘致からはじまる一連の地域活性化活 動を扱う。武雄市の事例は樋渡啓祐市長自らに よる「がばいばあちゃん」誘致にともなう市役 所内部組織の改編、産学公連携による短期間で のボランティア育成と活動支援、作品放映後、 1年以上経過した現在も関連活動が継続してい る、という点に特徴がある。「がばいばあちゃん」 の視聴率が、関東地区で19.2%だったの対し武雄 市では視聴率が88.3%(武雄市佐賀のがばいばあ ちゃん課 2007a)だった事から、これら一連の活 動は武雄市民の間で一定の注目を集めていたと 言える。武雄市もこれらの活動による経済的社 会的効果を「がばい効果」とし、誘致による直 接的経済効果は07年3月末で、3000万円程度、 観光客増による効果を1000万円(武雄市佐賀の がばいばあちゃん課 2007b)、その後も観光客は 継続的に武雄市を訪れ、07年12月の段階でもほ ぼ毎日観光バスが5、6台、人数にしておよそ100 名 程 度 は 武 雄 市 を 訪 れ て い る と い う ( 白 濱 2007b)。また、社会的効果としては1)新「武 雄市民」としての一体感の醸成、2)青少年の 育成とふるさとへの愛着、3)「もてなしの心」 と市民参加、 4)「日本人の原風景」としての 地域アイデンティティの醸成、5)「がばいばあ ちゃん」のふるさととしてのブランド化の達成 をあげている(武雄市佐賀のがばいばあちゃん 課 2007b)。武雄市が活動の主導的立場である事 から前述の「効果」をそのまま受け入れる事は 困難だが、武雄市が如何なる過程の中からこの ような自己評価をするに至ったかを検証する意 義はある。そこで本研究では、武雄市が映像制 作誘致をおこなった事をきっかけにボランティ アコミュニティを形成、その後、「がばいばあち ゃん」に関連した様々な地域活性化政策や支援 を実施したことに着目し、これら一連の活動を 「映像コミュニティ政策」と称したうえで、地域 開発学における内発的発展論の視点から、分析 していく。 2.2 内発的発展論の展開 内発的発展論とは、社会システム変容の要素と して“endogenous process of development”(内発 的 過 程 に よ る 発 展 ) と “exogenous factors in change”(変化における外来要因)(Parsons and Shils 1951 ,232)が示されたことを端緒とし、そ の後に続く近代化理論や、従属理論のような、後 発国に対する先発国の介入や、国家間、ならびに 企業間での従属関係に依拠する発展を基軸とする 外来型開発に対する批判とともに、後発国独自の 地域資源を活用し経済的社会的発展を進める必要 性 を 主 張 す る 形 で 発 展 し た 理 論 で あ る ( 鶴 見 1989;河野 2002;西川 2004)。本理論の日本国 内における地域開発学への援用に関しては、地方 が公共事業や大企業を誘致し、その効果に依存す る経済政策とその失敗をふまえ、過疎地域の自発 的な開発を事例として分析が進められたことから 発展した(宮本 1989;金 1999;中村 2000)。 内発的発展論では経済活動のみを「活性化」や

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「開発」における優劣を測る指標として結びつけ るのではなく、地元に根ざした技術や資源の活用、 住民参加、地場産業における縦断的連携という活 動の形成過程を研究対象として捉えられている (宮本 1989;中村 2000;西川 2007)。従って、内 発的発展論は、宮本による過疎地における経済振 興政策に関する考察(1989)を皮切りに、まちづ くり、むらづくり活動(守友 1991)、一村一品運 動(足立 2004;見吉 2002)、コミュニティビジ ネス(小森 2006)、産業クラスター形成(松行 2006)、グリーンツーリズム(宮下 2006)といっ た多岐にわたる地域振興政策がその研究対象とな ってきた。従って、同じく地域振興政策と位置づ けられる武雄市映像コミュニティ政策を分析する うえでも本理論の分析枠組みの援用を試みるのは 妥当であると言える。 3.研究方法 前項でも示したように、結果のみではなくむし ろ活動経過を検証すること、ならびに探索的研究 という意味合いも強いこの段階において、本研究 は行政側、制作者側、ボランティア関係者、そし てボランティア活動に関わらなかった住民など、 総勢20人に対し、半構造化面接を実施した。具体 的に言及すると、行政側からは、武雄市映像コミ ュニティ政策の立案者であり、先導者でもある武 雄市市長の樋渡啓祐氏、初代佐賀のがばいばあち ゃん課課長、現武雄市観光協会事務局長の白濱貞 則氏、観光課、営業部、佐賀のがばいばあちゃん 課兼務の犬塚浩之氏、ならびに行政改革課の樋渡 信章氏、「がばいばあちゃん」制作スタッフから は共同テレビプロデューサの江森浩子氏、ボラン ティア側からはコーディネータ 2名、武雄市の がばいばあちゃんとなったボランティア3名、ロ ケ地観光ボランティア関係者2名、キャスト、ス タッフが宿泊した旅館経営者2名、及び物産店経 営者1名が、そしてコミュニティ活動にまったく 関与しなかった住民5名である。実施期間は、武 雄市においての07年3月28日∼29日と同年12月14 日の2回、並びに07年12月27日に実施した東京で の面接である。本研究においては、これらの面接 結果及び市役所作成文書などから得た一次資料 と、新聞記事、雑誌記事などの二次資料を事例と して整理する。 なお、内発的発展論という理論的枠組みから 武雄市映像コミュニティ政策を分析するうえで 注意すべきは、対象事業の起点が在京キー局に より制作されたテレビドラマであったという事 である。つまり、ロケ誘致という活動そのもの は地域社会の変容における外来要因であるとい うことだ。 内発的発展では、外来要因がその発展過程にな んらかの形で寄与することを否定しているわけで はない。宮本は一貫して「地域の…組織・個人・ 自治体を主体とし、その自主的な決定と努力の上 であれば、先進地域の資本や技術を補完的に導入 することを拒否するものではない」(宮本1989、 294)としてきている。 従って、本研究においては、宮本が提唱して きた、内発的発展といわれる地域発展モデルが 効果的に実施されるうえでの三原則、即ち1) 目的の総合性、2)地域内産業の連携づけと地 元の福祉、文化や教育への配分、3)住民参加 と自治(2000、201-02)を項目として、本事例に おける一連の地域活性化事業の評価と外来要因 との関係性を検討し、本事例がどの程度内発的 発展の特徴をふまえているのか、またそれらが 実施されるうえで外来要因がどのような役割を 果たしたかを考察する。 4.調査結果 4.1 武雄市映像コミュニティ政策の展開 4.1.1 ロケ誘致までの経緯 ロケ誘致は、2006年6月3日に、舛田大輔氏よ り「がばいばあちゃん」誘致に関する提案を受け てはじまった。その後、市長自身が、「がばいば あちゃん」の書籍版に目を通したうえで自ら先導 し て 施 策 を 実 行 し て い る ( 樋 渡 2006b; 樋 渡

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2007c)。誘致を決定した当時は、06年3月1日よ り、旧武雄市が山内町、北方町と合弁し、新武雄 市が生まれたばかりであり、市民としての共有体 験、新生武雄市としてのアイデンティティを早急 に確立する必要性があり、それが「がばいばあち ゃん」誘致の原動力となっていた。次の言葉がそ れを裏付けている。 「がばいばあちゃん」という話が飛び込ん できたときはいわゆる求心力をもつ、大きな ツールになるかもしれないと思ったのね。と りもなおさず、「佐賀のがばいばあちゃん」 でなかったら、こんなに飛びついていなかっ た。まず、ネーミングがおもしろいもん。 「佐賀のなんだろう?」って思うやん。僕で すら思った…それとこれ非常に面白い。小説 自体が。これがね。テレビドラマという事に なったら、これはとてつもない力をもつ。そ れでね、僕にとっての求心力も出てくるし、 市民がそれでね、共通の話題が出来ると思っ たのね。どういうことかというと、僕らのと こは一市二町合併をしてやっぱり共通の話題 っていうのを作りたかったのね。うん。例え ばエキストラとか、オーディションとか。例 えばボランティアとか。一市二町の人たちが 一緒に同じ目的に向かって頑張る。色んな意 味でこれはいい方向に向かうだろうと思った よね(樋渡 2007b)。 一方ロケ地としての武雄市の評価も高かった。 この点については江森氏が以下のように述懐して いる。 正直言うと、佐賀市も見てました。佐賀市 の映画で使われたロケですとか映画で使われ た神崎市ですとか、そういったところも見て ました。で、たまたま今の樋渡市長が4月に 市長になられてすぐのときだったんですね。 まぁ我々がお邪魔するということで、市役所 の方が、武雄市の風景っていうのをスライド ショーにしてくださったんですね。それを見 せていただいた時に、あっもうここしかない と、それで実際に翌日回らせていただいて、 もう武雄市しかないって確信した感じです (江森2007)。 武雄市の自然の風景、田畑、山並みなどの景観 が原作のイメージと重なったと江森氏は続けて言 及している。 4.1.2 佐賀のがばいばあちゃん課設立 「がばいばあちゃん」ロケ地として、武雄市は、 1500万円の予算化、本来難しいとされるロケに 関しても、ある程度制作者側の要求に対して優 遇するという条件の提示、樋渡市長自ら、自費 で在京テレビ局を40回程度訪問して実施した対 応体制の説明(財界九州2007)、原作者、島田洋 七氏による視察、市役所職員の同行で実施した 候補地視察(樋渡 2007a; 江森 2007)などの末、 正式にロケ地として選択された。その後、8月 10日の臨時市議会で前述の金額での予算化が承 認され、翌日の11日には実行委員会が組織され た。行政も、体制を整えるべくドラマ支援課設 置に動いた。最終的にインパクトを重視すると ともに、同作品の制作支援のみに徹底して取り 組む姿勢を示す「決意表明」的なメッセージも こめて佐賀のがばいばあちゃん課(以下、がば い課)と命名され、組織としてのロケ誘致の体 制を整えていく。職員はボランティアコーディ ネートや交通整備といった様々な業務をこなす のみならず、自ら方言指導をおこなうなど積極 的な支援をすすめていった。 4.1.3 ボランティア・エキストラ組織形成 もともと「がばいばあちゃん」ロケ誘致事業 の主要目的のひとつとして、新「武雄市市民」 としての共有体験を作り上げる事があげられて いた事もあり、ボランティアグループの形成は、 企画段階から重視されていた。募集を募った結 果、50名強(登録者数は約300名)が集まり、エ

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キストラの配役割り振り、ロケ弁当、炊き出し の手配、交通整備、電話応対などを市役所内に 特設されたスタッフルームに常駐して対応した (白濱 2007)。これらボランティアは、「佐賀のが ばいばあちゃん」のロゴが描かれたオレンジ色 のTシャツを着用。このTシャツは市長を皮切 りに市役所職員、物産店店員、銀行員、旅館の フロントなども着ており、1000着が準備された1 。 エキストラも武雄市を中心に近隣の住民で構成 された。800名は必要とされたエキストラを募集 するため、各学校で公聴会を行い、樋渡市長自 らが、エキストラ参加の意義について説明した。 結果的に約1000名の小中学生を集めるにいたっ ている。武雄市教育委員会及び学校側の協力に より児童のロケ撮影への参加は課外授業の一貫 として認められた(白濱 2007)。運動会シーンの ような撮影の際は、婦人会による大規模な炊き 出しがおこなわれている。また、「がばいばあち ゃん」の認知度向上、ならびに視聴者獲得のた めにもボランティアによる大規模な広報宣伝活 動が展開された。「がばいばあちゃん」イラスト 入り年賀状、40万枚が知人、友人に送られ(観 光会議きゅうしゅう 2007)、東京への特別ツアー が企画された。 このようなボランティア活動には、民間企業 も協力している。ロケ隊をゲストとして迎える ために、9月6日からはじまった第一次ロケ撮 影の際は、「歓迎 佐賀のがばいばあちゃんロ ケ隊」と記された大小様々な垂れ幕を各店舗が 手作りで作成した。10月9日からの第二次ロケ 撮影の際は「おかえりなさい」の垂れ幕を掲げ ている。ロケ弁当は約20社が協力し、地場の食 材を使った弁当をつくることで、武雄市をアピ ールした。子供たちの髪型についても、ロケ用 に丸坊主、またはおかっぱにする際は無料にす るなどして床屋もロケ撮影に協力している。撮 影スタッフが留まっている旅館も、スタッフの 繁忙な活動にあわせ、24時間出入りが出来るよ うに対応している。 前述の年賀状による広報宣 伝作戦では、武雄市在住のイラストレータがデ ザインを担当。印刷は武雄市内の判子屋が判子 を 作 成 し 、 そ れ を 郵 便 局 に 設 置 し た ( 白 濱 2007)。 4.1.4 「がばいばあちゃん」放映後の展開 「がばいばあちゃん」は、2007年1月4日に新 春 ド ラ マ ス ペ シ ャ ル と し て 放 送 さ れ 、 関 東 で 19.2%、関西で21.0%を記録した。武雄市独自調 査では武雄市内の視聴率は88.3%であった。武雄 市の記録はある意味当然と言えるが、関東、関西 地区ともに、同時間帯の中では視聴率が最高値で あった2 。 一方、がばい課は、正規職員5名、臨時職員 5名の体制から07年1月以降は正規職員2名に、 07年4月以降は、観光課と合併し、両方の名称 が使われるようになった。がばい課と観光課兼 務の職員は07年12月の時点で3名である。役割 も、当初は、ロケ隊の後方支援、エキストラの 手配、ならびに視聴率の獲得だったが、これら ロケ撮影誘致活動は継続する一方、「がばいばあ ちゃん」については、観光課と連携し、ロケ地 巡りなどの観光事業への連携に切り替わり、観 光客獲得のための様々な施策が打たれた(犬塚 2007)。 まず、ロケ支援活動だが、07年度は「はだしの ゲン」の撮影がおこなわれた。この際も、がばい 課が中心となりロケ支援、エキストラの手配をお こない、視聴率の確保についてもボランティア団 体武雄映像倶楽部と武雄市との共同制作で「見ら んばCM」が作成されYoutubeにアップされた (武雄映像倶楽部 2007)。「はだしのゲン」の武雄 市内の視聴率は61.3%を記録している(武雄市観 光課 2007)。 一方、観光事業への対応については観光課との 連携でロケ地関連の観光事業の展開を進めてい る。年賀状作成用につくりあげたイラストは後に 武雄をPRするためのイラストとして活用された。 ロケのセットは観光資源への転用がすすみ、ロケ 地マップの作成、ロケ地巡りツアーの依頼の受け 入れにも対応した3 。ボランティアについてもこ

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れを機にロケ地案内のためのボランティアガイド 育成のための養成講座を開講し、既に自らボラン ティアとして複数のロケバスでガイドを務めてい た樋渡市長が講師となりロケ撮影時のエピソード を教えた。受講者は受講終了認定証バッチを得た 後、ボランティアガイドとして登録をしている4 。 このようにボランティア登録をしたひとたちは有 償ボランティアとして活動を続けている。完全な アマチュアとしてスタートしたガイド役もロケ地 を皮切りに武雄市の主要な観光拠点の案内が出来 るようになった。07年11月では6、7人が中心と な り ロ ケ バ ス で の 解 説 を 続 け て い る ( 犬 塚 、 2007)。 ボランティアによる観光客へのもてなしの体制 整備を続けながらも、テレビドラマに依存した状 態での観光事業が一過性のもので終わってしまう 事の対策として考案されたのが、「佐賀のがばい ばあちゃん」の持つ雰囲気、利点などを武雄市独 自のもの、つまり武雄の資源に転換していく、と いう戦略である。 (現在のブームを)いかに継続するか、施 策をどんどん打っていくっていうことで浮き 上がったのは…1月末ぐらいに、市長が、 「佐賀のがばいばあちゃん」ていう言葉じゃ なくて、武雄のガバイバアちゃんって言うの をやってみようっていう話をしたんです。武 雄ががばいばあちゃんの街なんだと…武雄の 今のがばいばあちゃん達もすごいんだと(犬 塚 2007) コンセプトは「がばいばあちゃん」をそのまま イメージ出来るように、高齢でありながら現役で 働いている人を7人選んだ。最初はロケ撮影観光 マップの裏面に登場。その後、佐賀県知事及び県 議会選挙CM、楼門朝市ポスターなどを経て、07 年5月に完成したがばいばあちゃん石像も、武雄 のがあいばあちゃんの1人がモデルとなってい る。島田洋七氏の講演会の際には平均年齢74歳の 音楽ユニット「GABBA(ガバ)」としてレゲエ調 の「うれしか・楽しか・ちゃーがつか(はずかし い)」を披露、歌手デビューを果たし5 、全国ネッ トの情報番組にまで紹介されるに至った。07年12 月25日にはCDデビュー(限定1000枚)も果たし ている(樋渡 2007d)。 また、07年度の中核的イベントとなった武雄市 出身の戦場カメラマン一之瀬泰造氏の写真展と連 動して世界のばあちゃん写真展も開催。このよう な連動企画の意図について樋渡市長は「ストーリ ーをヒストリーとして繋げていく事でそれぞれを 紡いでいくこと」(樋渡2007b)を意識したと強 調した。このように「がばいばあちゃん」ロケ誘 致が収束した後も、様々な活動の場が自治体側か ら提案、または住民より自発的におこなわれ、現 在に至っている。 4.2 内発的発展論に基づく事業分析 ここでからは、効果的な内発的発展の特徴とし て抽出された三つの原則という視点から武雄市映 像コミュニティ政策について改めて検証する。 4.2.1 目的の総合性 本事業が目的の総合性を視野に入れながら施行 されたというのはすくなくとも行政関係者側とし ては認識が一致していると思われる。樋渡市長の 公約(具約と称している)には7条6 をはじめ、 景観保全や文化の発信、高齢者が活躍出来る場の 提供に関する条項がある。樋渡市長はロケ支援と いう活動自体が武雄市にとって初めてのことであ ったにも関わらず、「武雄のマインド、気持ち」 (樋渡 2007a)があれば支援が可能であると考え ていた。これは、ロケ誘致が実現することで、そ の能力を顕在化し発展させる事が可能であると考 えたと見てとれる.つまりロケ誘致は、誘致その もので完結するのではなく、それをきっかけとし て最終的には公約を達成する事を目的としていた 可能性が高い。 この点については、行政側の樋渡信章氏も「イ ベント(がばいばあちゃん誘致)は目的ではなく、 あくまでも手段」(2007)であるとし、全国放送

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がおこなわれる事で「武雄市の名前を売るという 効果」(Ibid)があった事を本事業の意義として いる。一方、企業連携という形で協力を果たした 武雄市の物産店経営者は一連の活動により地域の 「がんばり」が対外的に評価される事が重要であ るとした(物産店経営者 2007)。更に、ロケ誘致 事業がきっかけとなり地域活性化活動に広がりを 与えたのは現在も進む様々な活動が示唆するとこ ろである。 4.2.2 地域産業との関連づけと地元の福祉、 文化や教育への配分 4.1.3でも言及したように、ロケ誘致がおこ なわれた当初から、地元産業との連携は想定さ れていた。地場素材を活用したロケ弁当、地元 のイラストレーターのデザイン画を活用し、地 元の判子屋による、「がばいばあちゃん」販売促 進用判子の郵便局への配置からはじまり、旅館 の対応から物産店の協力など、広範囲にわたる 地域内産業の連携が確認できた。また、地元企 業ではないもののJRや銀行といった地域に根ざ した大企業が、ロケ撮影時に様々な配慮をした 事も無視できない。 現段階において、誘致事業やその後に続いた観 光事業についても、社会的余剰が生まれる段階で はないが、ロケ撮影での子供及び高齢者の参加、 そしてその後のボランティア事業なども含め、ダ イナミックで刺激の多い経験を住民が実感出来る よう配慮している点は、経済的指標では図れない 何らかの付加価値を住民側に還元している可能性 もあり、この点については更なる検証が必要とな るだろう。 4.2.3 住民参加と自治 ロケ誘致事業で最も重要な役割をはたしたのは 自治であり、住民参加であったのは4.1で言及し たとおりである。誘致そのものの提案からはじま り、樋渡市長の制作者側への熱烈なアピール、臨 時市議会での1500万円の予算化などは武雄市が自 発的に決定している。住民参加についても、2回 に及ぶ武雄ロケのみならず、視聴率向上運動、観 光事業促進や、ボランティアガイドなど自治体側 の支援を基盤としながらも、ボランティア自身の 自発的な取り組みが確認できた。また、ボランテ ィア活動については江森氏が下記のように言及し ている。 私はボランティアの方とか市役所の方 とか、今そういう住み分けをしますけど、や っぱり、同じスタッフと思っていましたので、 だから一緒に作ったもの…キャスト、スタッフ、 市役所、ボランティア、全員で、やったってい うこと。本当にお弁当一つにしても、市役所の 方とか、ボランティアの方が準備してくださっ たり、飲み物とかも準備してくださったり、普 通我々スタッフが、こうやったり、配ったりす るんですけど、一緒になって、やってくださっ たり、エキストラを何人ここのシーンで必要で すとか、普通は助監督がエキストラ会社に電話 して集めるんですけど、ボランティアスタッフ から明日何時に来れますかっていう電話を一応 エキストラでも参加してくださるリストを作っ ていただいて、そういった方達に電話してきい てくださったり、みんながその作品づくりにち ょっとだけのパートであるかもしれませんけれ ども、関わったというのがすごく大きかったと 思います(江森2007)。 ここからは、ボランティアの積極的な姿勢が、 作り手との一体感を醸成していると同時に住民が 能動的にロケ撮影の一連の支援活動に参加してい た様子が伺える。 4.3 武雄市映像コミュニティ政策における外 来要因が果たした役割 最後に、武雄市映像コミュニティ政策におけ る外来要因の果たした役割について言及してい く。そもそも、本事業の起点であった「がばい ばあちゃん」が地域発展における外来要因であ る。だが前項でも言及したように、本事例は、 事業展開において外来要因を内包しつつも、依

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存をしているわけではないため、本質的には内 発的発展の事例である。つまり、武雄市映像コ ミュニティ政策の特徴は、内発的発展を促進す るうえで、主導側にあった自治体やボランティ ア組織が、外来要因を更なる発展へのきっかけ として積極的且つ戦略的に受け止めてきたとい う事にある。この概念を整理したのが図1だ。 このような地域開発を実現できた背景に、まず、 プロジェクトにおける実質上のリーダーである 樋渡市長自身が、「外人の目線」(樋渡 2007a) からロケ誘致の施策を決定したという事実があ る。市長は、大学入学時から武雄を離れ、その 後、大学生として、そして総務省官僚として、 関東、関西、沖縄といった地域で過ごし、地方 自治に関わってきた経験をふまえた上で、武雄 市の潜在性は「ぬくもり」であると結論づけて おり(樋渡 2006a)、恐らく「がばいばあち ゃん」が、樋渡市長が住民から感じとったその イメージを引き出せるコンテンツとして認識し たうえでロケの誘致の決断を下していると思わ れる。 撮影隊による評価もその後の内発的発展に一 定の影響を与えている。これには武雄の自然資 源が、プロの手で撮影され、その景観が日本全 国のテレビに放映されたという事で、地元の持 つ潜在力を確認することが出来た、というのが 大きい。江森氏によれば、空の色から、古ぼけ た神社近くの高台など、地域住民にとって「な にげない景観」が監督の視点からすると作品を 引き立てる重要な場所になるという事も多かっ たという。 この点について、犬塚氏の発言が興味深い。 テレビのカメラマンと監督がアングルを決 めるわけですよね。それっていうのは外の人 の目線な訳ですよ。武雄の目線じゃない部分 な訳ですよね…だからそこに木があって、田 んぼがあるっていうのは普通の情景で、風景 がある中での良さっていうのはなかなか見い だせないですよね…テレビで見る画面って言 うのはまず東京の外で撮った人の目線って言 うのがあって…(その)人の目で見ているも のを自分がみているって感じ…自分の目だけ で見たら気づかないんだけど、その前に、外 の人の目、カメラマンの目、監督の人の目が 入っている訳ですよ。だから、外の人の目、 監督の目で見るから武雄の良さがでるわけで すよね(犬塚、2007)。 つまり、そこに存在するのが当然であり、そ の美ですら当たり前のように存在すると認識す る地元の人では、差別化が難しい自然資源を外 部の目がとらえる事で再評価されたということ だ。総じて、本事例において、外部の視点は、 内部の人たちにとって、地域の自然資源及び人 的資源の特徴や能力を改めて評価するきっかけ となったといえる。このように再評価された自 然 資 源 や 、 外 部 ス タ ッ フ の 、 地 元 住 民 に よ る 「もてなし」に対する評価は、ロケ誘致後のボラ ンティア活動や、地域活性化政策に一定の方向 性を示し、結果的にロケが終了してから1年以 上たった後でも、活発な活動が行われている源 泉となっている。観光事業においても、武雄案 内コーナーを「がばい案内所」と称したり、武 雄物産店などでの「がばいばあちゃん」グッズ 販売の継続、ならびに「武雄のがばいばあちゃ ん」を核とした地域づくりの実践が07年12月の 図1 武雄市映像コミュニティ政策における外来性と内 発性の関係

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時点でも行われているという事実は、 従来の 「温泉と陶器の武雄」というイメージに「がばい ばあちゃん」が加わる事でより差別化が実現し ている事を示唆している。 5.まとめ 5.1 本研究の限界 本研究は事例研究である。従って今回の検証 内容はあくまでもその限定された調査枠でのみ の知見に限られる。また誘致活動がされてから 間もないということもあり、本事業の持続可能 性を検証する段階には至っていない。この点に ついては今後も継続的に且つより広範囲にわた る調査の実施が必要となるだろう。また、本事 例の検証においては、あくまでもロケ誘致を巡 る、地方自治体側の事業展開やボランティア組 織形成プロセスなどを中心に検証しており、メ ディア論的側面からの検証をおこなうまでには 至らなかった。 5.2 本研究の含意と今後の課題 事例研究という限定された枠組みで見る限り、 武雄市映像コミュニティ政策は現段階において、 内発的発展が効果的に実施された事例に近い特徴 をふまえていることが確認できた。また、対象事 業においては、外来要因に依存するというよりは それらを足掛かりとして自発的に地域活性化につ ながる諸事業を起案、実施している様子が伺えた。 今後は、長期的な視野で一次及び二次資料の収集 を継続するとともに、より大規模なサンプル数に よるアンケート調査の実施や、他地域の地域活性 化活動で活用されている評価基準の援用による検 証なども含め、継続的に調査を進める必要性が感 じられた。 これらを踏まえ、あらためて地域開発を考える と、自ずと意識しなければならないのが内発的発 展を展開するうえでの外来要因の役割である。海 外においては、農村開発の事例を中心に、地域発 展による経過を内発的か外来型かに類型化するの ではなく、要因の位置づけを明確にする必要があ ると指摘されている(Ray, 1999)。またネットワ ーク時代の到来にともない、内発型、外来型の域 を 超 え た 新 た な 枠 組 み を 提 案 す る 流 れ も あ る (Lowe, Murdock and Ward 1995)。本稿の冒頭 でも言及したように、宮本を中心に発展が進んだ 地域開発学における内発的発展論は開発経過を短 絡的に類型化するものではないが、内外研究者に よる議論の流れや、現実または仮想空間での双方 向的な繋がりを余儀なくされるグローバル時代に 突入したという環境変化、そして本研究での検証 結果を勘案する限り、今後は内発的発展における 外来要因の役割や位置づけに対する理解を深める ことが更に重要になると思われる。 本論文はオープンリサーチ整備事業(ARC)「デ ジタル時代のメディアと映像に関する総合的研 究」での研究をもとに執筆された。 参考文献 FC設立研究会 2000 『FC設立研究会中間報告 会・フィルム・コミッション設立推進全国シンポ ジウム資料フィルムコミッション設立を目指し て』FC設立研究会 足立文彦 2004「一村一品運動と現代アジア-大 分県と北タイ地域の現地調査から」『アジア新時 代の中小企業:日本中小企業学会論集23』同友館 犬塚浩之 2007 インタビュー 前野大喜 2007 年12月14日 江森浩子 2007 インタビュー 中村彰憲・前野 大喜 2007年12月27日 観光会議きゅうしゅう編集部「ドラマ「佐賀のが ばいばあちゃん」のロケ誘致からイベント展開 へ−武雄市長に今後の観光戦略を聞く」『観光会 議きゅうしゅう』夏号、pp.20-25

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金淳植 1999「京都地域の地域経済と産業政策」 『政策科学』Vol.7 No.1、pp.83-96 小森雅彦 2006「地域の内発的発展を支える要因 について」『日本大学大学院総合社会情報研究科 紀要』No.6、pp.197−208 財界九州編集部 2007「首長が挑む:「がばいば あちゃん」と「レモングラス」基盤にまちの賑わ い創出」『財界九州』(4月)、pp.58-60 嶋根克己 1998「現代の語り部たち−鳥取県岸本 町−」児島和人・宮崎寿子(編)『表現する市民 たち:地域からの映像発信』NHKブックス第3章 白神浩志 2005「コンテンツがまちをおこす」長 谷川文雄・水島川和夫『コンテンツ・ビジネスが 地域を変える』NTT出版 第2章 白濱貞則 2007 インタビュー 中村彰憲・前野 大喜 2007年3月28日 武雄市観光課 2007『はだしのゲン ロケ地 MAP』 武雄市佐賀のがばいばあちゃん課 2007a『武雄 市テレビドラマ誘致事業』 武雄市佐賀のがばいばあちゃん課 2007b『テレ ビドラマ「佐賀のがばいばあちゃん」誘致の「が ばい効果」』 鶴見和子 1989「内発的発展論の系譜」鶴見和 子・川田侃(編)1989『内発的発展論』東京大学 第2章 中村剛治郎 2000「内発的発展論の発展をめざし て」『政策科学』Vol. 7 No.3、pp.139-61 西川潤 2004「内発的発展論の理論と政策-中国 内陸部への適応を考える」『早稲田政治経済学雑 誌』No.354、pp.36-43 西川芳昭 2007「地域資源の利用における地域の 裁量権から地域振興の制度構築を見る」『「地域振 興の制度構築に関する予備的考察」調査報告書』 第1章 アジア経済研究所 樋渡啓祐 2007a インタビュー 中村彰憲・前 野大喜 2007年3月28日 樋 渡 啓 祐   2 0 0 7 b イ ン タ ビ ュ ー   前 野 大 喜 2007年12月14日 樋渡信章 2007 インタビュー 前野大喜 2007 年12月14日 物産店経営者 2007 インタビュー 前野大喜 2007年12月14日 松行康夫 2006「日本発の産業クラスターの戦略 的形成と研究開発による競争力の創成」『経営力 創成研究』Vol. 2 No.1、pp.101-112 宮下聖史 2006「日本型グリーン・ツーリズム の特質と地域的発展-長野県四賀村を事例とし て 」 -『 立 命 館 産 業 社 会 論 集 』 Vol.42 No.3、 pp.109-31 宮本憲一 1989『環境経済学』岩波書店 宮本憲一 2000『日本社会の可能性 維持可能な 社会へ』岩波書店 見吉友信 2002「鳳来町に見る内発的発展」 『国内実施研修報告書−愛知県南設楽郡鳳来町に おける多角的検討−』名古屋大学大学院国際開発 研究科 守友祐一 1991『内発的発展の道-まちづくりと むらづくりの理論と展望』農山漁村文化協会

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山田晴通 1998「ドラマ作りの村−長野県山形 村−」児島和人、宮崎寿子(編)『表現する市民た ち:地域からの映像発信』NHKブックス 第1章

Lowe, Philip, Jonathan Murdock and Neil Ward 1995 “Networks in Rural Development: Beyond Exogenous and Endogenous Models” chap. in Jan Douwe van der Ploeg, G. van Dijk ed., Beyond Modernization: The Impact of Endogenous Rural Development. The Nether lands: Van Gorcum.

Parsons, Talcott, and Edward Albert Shils 1951 “Values, Motives and System of Action” chap. in Parsons, Talcott, and Edward Albert Shils ed. Toward a General Theory of Action Cambridge: Harvard University Press

Slee, Bill 1993 “Endogenous Development; A Concept in Search of a Theory” Option Meditera-neennes, Ser. A/n 23, 1993: pp.43-54

参考URL 武雄映像倶楽部 2007「見らんばCM『はだし のゲン』」『武雄映像倶楽部∼世界をつつみこむ武 雄∼』(http://takeoeizo.exblog.jp/)2007年12月9 日確認 樋渡啓祐 2006a「前進か」か「停滞」か!ひ わ た し 啓 祐 の 政 策 提 言 集 ∼ み ん な の 「 具 約 」 (http://www.city.takeo.lg.jp/mayor/guyaku42.pdf) 2007年12月9日確認 樋渡啓祐 2006b 「【緊急のお知らせ】佐賀 のがばいばあちゃん・ドラマ化で武雄がロケ地 に」『武雄市長物語』(http://hiwa1118.exblog. jp/3621274/)2007年12月9日確認 樋渡啓祐 2007c「舛田大輔さん」『武雄市物語』 (http://hiwa1118.exblog.jp/4871652/)2007年12月 9日確認 樋渡啓祐 2007d「GABBA・CDデビュー」『武 雄市物語』(http://hiwa1118.exblog.jp/6796340/) 2007年12月24日確認 1「市を挙げてロケ隊応援:フジ「佐賀のがばい ばあちゃん」佐賀・武雄」『東京新聞』2006. 9.19 2「 T V 「 が ば い ば あ ち ゃ ん 」 大 健 闘 : 視 聴 率 1 9 . 2 % 同 時 間 帯 で 最 高 を 記 録 」『 佐 賀 新 聞 』 2007.1.6 3「「がばい課」当面存続:武雄市放送後もロケ地 人気」 『西日本新聞』2007.1.13 4「ボランティア養成講座「がばい…」ロケ地案 内 へ : 5 3 人 が P R 活 動 」 『 佐 賀 新 聞 』 2007.1.22 5「平均74歳の女性音楽ユニット:「GABBA」超 人気:レゲエ調「うれしか・楽しか・ちゃーが つか」『西日本新聞』 2007.6.12 6 全国に世界に「ぬくもり」のある元気な新武雄 そのものをアピールする(樋渡 2006a)

参照

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