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Vol.8 , No.1(1960)073小川 弘貫「如來藏佛教の一考察」

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Academic year: 2021

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如 來 藏 佛 教 の 一 考 察 ( 小 川 )

如 來 藏 佛 教 の 核 心 を 或 は 菩 提 心 と 呼 び、 或 は 第 一 義 實 智 境 界 佛 性 と 稻 し、 或 は 佛 性 と 名 け て い る。 大 乗 法 界 無 差 別 論 ( (1) と 呼 ぶ ) は 菩 提 心 を 果 乃 至 一 性 の 十 二 の 方 面 か ら 説 明 し、 究 寛 一 乗 寳 性 論 ( (2) と 呼 ぶ ) は そ の 一 切 衆 生 有 如 來 藏 品 に 於 い て 一 者 髄 乃 至 十 者 無 差 別 の 十 方 面 か ら 第 一 義 實 智 境 界 佛 性 を 説 明 し、 佛 性 論 ( (3) と 呼 ぶ ) は 辮 相 分 第 四 中 自 髄 相 品 下 に 於 い て、 自 髄 相 乃 至 無 差 別 相 の 十 方 面 か ら 説 明 し て い る の で あ る。 こ の 法 界 無 差 別 論 の 菩 提 心 の 十 二 種 義 と 寳 性 論 の 佛 性 の 十 種 義 と 佛 性 論 の 佛 性 の 十 相 と に 於 い て、 寳 性 論 の 十 種 義 と 佛 性 論 の 十 相 と は 廣 略 の 差 異 は あ る と し て も 殆 ん ど 一 致 す る が、 法 界 無 差 別 論 の 十 二 種 義 と 寳 性 論、 佛 性 論 と は 大 髄 は 一 致 す る が 不 一 致 の 庭 が あ り、 又 法 界 無 差 別 論 で 取 上 げ て い る 問 題 を 賢 性 論 は 取 上 げ て い な い が、 佛 性 論 は 取 上 げ て い る と い う 虞 も あ つ て 法 界 無 差 別 論 封 寳 性 論、 法 界 無 差 別 論 封 佛 性 論 と い う こ の 二 つ の 關 係 も 多 少 の 差 異 を 見 出 す の で あ る。 が こ の 三 者 間 の 關 係 等 の 問 題 は 他 日 に ゆ ず る と し て こ こ で は か か る 諸 論 が 取 上 げ て い る 問 題 の 中、 如 來 藏 佛 敢 の 核 心 と な る 菩 提 心、 佛 性、 如 來 性 等 と 呼 ぱ る る 宗 教 的 當 髄 に つ い て 一 考 し て み た い。 一、 宗 敢 的 當 燈、 こ こ に い う 宗 敢 的 當 髄 は、 自 性 (1)、 髄 (2)、 自 髄 (3) の 名 構 に よ つ て 表 さ れ て い る が、 こ の 當 髄 そ の も の に つ い て ﹁ 自 性 無 染 著 ﹂(1) ﹁ 自 性 常 不 染 ﹂(2) ﹁ 自 膿 相 者 有 二 種 一 者 別 相 二 者 通 相、 別 相 三 種 ⋮⋮一 者 如 意 功 徳 性 二 者 無 異 性 三 者 潤 滑 性 ⋮⋮自 性 清 浄 是 其 通 相 ⋮⋮通 一 別 三、 一 通 相 者 唯 有 自 性 清 浄 相 三 別 相 者 一 不 可 思 惟 二 鷹 得 三 無 量 功 徳 是 名 自 膿 相 ﹂ (3) と 説 き、 宗 教 的 當 髄 そ の も の は 自 性 無 染(1)、 自 性 不 染 (2)、 自 性 清 浮 (3)、 と い う 言 葉 で 説 明 さ れ て い る。(1) と(2) は 大 髄 に 於 い て 通 別 ど 分 け て 考 え る と す れ ば 通 相 的 に、 或 は 通 別 未 分 的 に 考 え ら れ て い る よ う で あ り、(3) は 通 別 二 相 を 立 て 廣 読 細 読 し 尚 一 般 に 見 ら る る 如 く 最 初 の 自 髄 相 と 他 の 九 相 と は 総 別 二 相 的 髄 裁 を も つ て い る と い い 得 ら る る が 如 き 説 相 に ま で す す め ら れ て い る よ う で あ る。 要 す る に 宗

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-296-教 的 當 髄 そ の も の を 自 性 不 染 清 浮 の も の 即 ち 人 間 の 魂 そ の も の は 清 純 そ の も の で あ る と 説 い て い る の で あ る。(3) の 如 く 多 く の 内 容 付 け を し て い る も の も あ る が、 こ こ で は 根 本 的 方 面 の み を 圭 と し て 考 え て 行 き た い と 思 う。 二、 宗 教 的 當 燈 の 顯 現、 宗 敢 的 當 髄 そ の も の は 上 述 の 如 き も の で あ る が、 次 に 宗 教 的 當 髄 の 顯 現 の 問 題 が 登 場 す る。 即 ち 自 性 清 浄 の こ の 當 髄 そ の も の が そ れ 自 燈 を 顯 現 す る こ と 走 出 來 な い の は、 顯 現 を 不 可 能 な ら し む る 障 碍 者 が あ る か ら で あ る。 一 般 に 佛 敏 に 於 い て は こ の 障 碍 者 を 個 人 的 形 で 把 え て 知 的 情 意 的 障 碍 者 と す る が、 こ こ で は 肚 會 的 形 と い う か 廣 義 の 教 會 史 的 形 と い う か、 之 で 之 を 把 え て 四 障 と い う 障 碍 者 と し て い る の で あ る。 か か る 理 想 顯 現 の 障 碍 者 が あ る が 爲 に 之 を 除 滅 し て そ れ 自 髄 の 眞 姿 を 開 顯 し な け れ ば な ら な い。 爲 鞠 治 彼 四 種 障 故 諸 菩 薩 摩 詞 薩 信 修 行 大 乗 等 四 種 封 治 法 得 無 上 清 浮 法 身 到 第 一 彼 岸(2)、 爲 滅 此 四 障 故 以 信 樂 等 四 種 爲 因 令 諸 菩 薩 修 脅 此 因 得 至 無 上 法 身 清 漂 波 羅 蜜 (3) と 述 べ ら れ る 通 り そ の 障 碍 を 除 く た め に 四 種 封 治 法 或 は 四 種 因 を 以 て し、 而 し て そ こ に 無 上 清 浄 法 身 到 第 一 彼 岸、 或 は 無 上 法 身 清 浮 波 羅 蜜 と い わ る る 四 徳 を 得 て 自 性 清 浄 の 宗 教 的 當 髄 そ の も の の 顯 現 を な し と げ る の で あ る。(1) は 四 因 四 徳 の み を あ げ て 四 障 は あ げ て い な い が(2)(3) は 一 致 し た 形 で 四 障 を あ げ 之 に 封 し て 四 因 四 徳 を 以 て し て い る の で あ る。 た だ 四 障 に 封 す る 四 因 は 極 め て 自 然 で あ る が、 四 障 四 因 に 封 す る 四 徳 は そ の 儘 の 次 第 で は こ の 結 果 は 出 て 來 な い。(2) は 從 因 向 果 次 第 而 説、(3) は 由 因 次 第 漸 深 で こ の 連 り を つ け て い る が 自 然 と は 云 い 難 い。 以 上 は 自 性 清 浄 の 宗 教 的 當 膿 顯 現 の た め の 四 障 四 因 四 徳 で あ る が、(2)(3) に 於 い て は 之 に 付 囑 す る 或 は 派 生 す る い ろ い ろ の 問 題 を 取 上 げ て 扱 つ て い る。 然 し 之 は 佛 敏 そ れ 自 髄 の 問 題 と し て は 佛 教 的 宗 教 髄 験 の 深 き 掘 下 げ と い う よ う な 鮎 で 非 常 に 重 要 な 問 題 で は あ る が、 こ こ の 問 題 と し て は 付 屡 的 な 問 題 で あ ろ う。 一、 四 障 一 憎 背 大 乗 二 身 見 計 執 三 怖 畏 生 死 四 不 樂 鶴 利 釜 他 事、 二、 四 因 一 信 樂 大 乗 二 無 分 別 般 若 三 破 盧 塞 三 昧 四 菩 薩 大 悲 三、 四 徳 常 波 羅 蜜 樂 波 羅 蜜 我 波 羅 蜜 浮 波 羅 蜜 自 性 清 浄 の 宗 敢 的 當 膿 顯 現 の た め、 顯 現 障 碍 者 た る 四 障 に 封 し 四 因 を 以 て し、 結 果 無 上 法 身 清 浄 波 羅 蜜 の 四 徳 の 果 を 得 る の で あ る が、 か く あ ら し め る 所 以 の も の は、 當 艦 そ の も の に 自 己 獲 現 の 業 用 が あ る か ら で あ る。 之 に つ い て ﹁ 若 無 佛 性 者 不 得 厭 諸 苦 不 求 浬 梨 樂 ﹂(2) ﹁ 此 清 浄 性 事 能 有 二、 一 於 生 死 苦 中 能 生 厭 離、 二 於 浬 繋 欲 求 樂 願、 若 無 清 浄 之 性 如 是 二 事 則 不 得 成 ﹂(3) と 逆 説 的 な 云 い 方 で は あ る が、 當 髄 そ の も の に か か る 業 用 の あ る こ と を 表 し て い る。 而 し て か か る 業 用 が そ れ 自 禮 に あ る こ と に よ つ て、 前 述 の 如 く 四 障 に 封 し 四 因 の 如 來 藏 佛 教 の 一 考 察 ( 小 川 )

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-297-如 來 藏 佛 教 の 一 考 察 ( 小 川 ) 言 葉 で 表 わ さ る る 如 き 修 習 が あ り、 四 徳 の 果 が 顯 わ れ る と い う こ と が 出 來 る で あ ろ う。 三、 宗 敢 的 當 髄 と 關 連 の 諸 問 題、 以 上 宗 敢 的 當 髄、 宗 教 的 當 膿 の 顯 現 に つ い て 一 考 し た が、 次 に こ れ に 關 連 す る 共 の 他 の 諸 問 題 に つ い て 考 察 を 進 み た い と 思 う。 初 め に(1) 相 慮、(2) 相 慮、(3) 総 撮 の 題 目 に よ つ て 把 え ら れ る 問 題 で あ る が、(1) は 如 光 明 熱 色、 與 燈 無 異 相、 如 是 諸 佛 法、 於 法 性 亦 然 と し、(2) は(A) 大 海 器 實 水、 無 量 不 可 蓋、(B) 如 燈 明 燭 色、 性 功 徳 如 是、(A )佛 法 身 慧 定、 悲 撮 衆 生 性、 海 珍 寳 水 等、 相 似 相 封 法、(B) 通 智 及 無 垢、 不 離 於 眞 如、 如 燈 明 媛 色、 無 垢 界 相 似 と し、(3) は 囁 有 二 種 一 者 由 因 二 者 由 果、 由 因 撮 者 是 如 來 性 清 浄 有 四 種 因 三 種 法 與 三 讐 相 似 ⋮⋮由 果 撮 者 明 如 來 法 身 有 三 種 法 與 三 讐 相 似 と し て い る の で あ る。 こ の 中 し ば ら く (3) の 用 語 を か り て 之 を 云 え ぱ(1) は 果 撮 の 部 分 の み を 取 扱 い、 (2) と(3) は 因 撮 果 撚 に 亙 り 全 般 を 扱 つ て い る。 而 し て こ の 相 鷹、 こ と に 総 撮 の 概 念 は 相 當 考 え な け れ ば な ら ぬ も の で あ る が (1) は 之 に 手 が か り を 與 え て く れ る。 そ の 偶 文 の 示 す 如 く 燈 と 光 明 熱 色 の 喩 で 知 ら さ れ る 法 性 と 諸 佛 法 と の 關 係 で あ る。(2) の (A) の 部 分 は そ れ の み で は 難 解 で あ る が、(3) の 因 撮 の 部 分 と を 併 せ て 讃 む と き 如 來 性 と 三 法 と の 關 係 が 理 解 さ れ(1) と(2) の (B) と(3) の 果 撮 と 併 せ 讃 む と き(1) は 前 述 の 如 く 法 性 と 諸 佛 法(2) は そ の 用 語 を 以 て す れ ば 眞 如 と 通 智 無 垢(3) は 如 來 法 身 と 三 法 と の 關 係 が 見 出 さ れ る。(3) は 果 撮 の 顯 浮 に 關 連 廣 説 し て 韓 依 の 問 題 を 廣 く 取 扱 つ て い る が、 之 も 含 め て 要 す る に 故 知 浬 梨 實 常 佳 此 法 是 如 來 轄 依 是 故 名 総 撮 寛 亦 云 相 慮(3) が 結 ぶ 通 り 因 位 或 は 果 位 に 於 け る 性 と 相 と の 相 慮 一 如 を 表 わ し て い る も の で あ る 。 次 に(1) に は 見 出 し 難 い が(2)(3) は 行、 分 別 の 標 題 の も と に 扱 つ て い る も の で あ る。(2) は 如 來 法 界 中 一 切 法 眞 如 清 浄。(3) は 如 來 性 明 一 切 法、 如 如、 清 浮、 一 切 法 者 即 三 性 法、 如 如 者 俗 如 印 眞 如 眞 如 印 俗 如 眞 俗 二 如 無 別 異 故、 清 漂 者 有 二 種 一 者 因 中 如 如 未 得 無 垢、 果 地 如 如 無 復 垢 稜 故、 二 者 因 果 倶 浄 因 中 是 無 染 清 浄、 至 果 無 垢 清 浄 故、 と し(2)(3) は 如 來 法 界 或 は 如 來 性 を 一 切 法、 如 如、 清 浄 と し て あ げ(2) は 名 の み を あ げ、(3) は 之 に 繹 を 加 え て い る。 繹 を 資 料 と し て 之 を 考 え れ ば、 一 切 法 は 分 別 依 他 眞 實 の 三 性 法 で 次 の 如 如 を 考 え に 入 れ て 整 理 す れ ば 之 は 俗 と 眞 で あ る。 如 如 は 俗 如 即 眞 如 眞 如 即 俗 如 眞 俗 二 如 無 別 異 で あ る の で あ る か ら、 一 切 法 如 如 を 一 連 に 考 え る と き 一 切 法 如 如 は 一 な る も の で 俗 眞 一 貫 さ れ て い る こ と が 理 解 さ れ る。 而 し て 清 浄 は 因 果 も 如 如 で 因 も 果 も 浮 で あ る。 こ の 清 浄 は か く の 如 く 俗 眞 と し て 考 え る と き 俗 眞 の 中 で は 眞 で あ つ て、 こ の 眞 を 因 と 果 と に 開 い て 見 た も の で あ る。 從 つ て 要 す る に 一 切 法 如 如 清 浄 を 尚 一 連 に 考 え れ ば、 さ き の 一 切 法 如 如 一 連 の 考 え を 爾 細 説 し て 一 な る も の で 俗 眞 一 貫 さ れ て い る こ

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-298-と を 説 き 明 し て い る こ と が 解 る と 思 う。 要 す る に(2)(3) 共 一 な る も の が 俗 眞 を 一 貫 し て い る こ と を 示 し て い る。 眞 俗 一 如、 因 果 一 如 と も い う こ と が 出 來 る で あ ろ う。 ま た 次 に(4)、(1) の 分 位(2) の 時 差 別(3) の 階 位 ( 尚(1) の 分 位 に は(2) の 遍 一 切 庭(3) の 遍 滴 を 含 め て い る ) と(B)、(1) の 常 恒(2) の 不 攣(3) の 無 攣 異 ( 尚(1) の 不 作 義 利 作 義 利 は(3) の 無 攣 異 に 含 ま れ て い る ) と の 問 題 で あ る が、 之 は 一 括 し て 考 察 し た い。 (1) 菩 提 心 無 差 別 相 故 不 浮 位 中 名 衆 生 界 於 染 浮 位 名 爲 菩 薩 最 清 浮 位 説 名 如 來、 (2) 不 浮 時 名 爲 衆 生 不 浮 浮 時 名 爲 菩 薩 於 善 浮 時 名 爲 如 來 (3) 一 不 漂 位 謂 衆 生 界 二 者 浮 位 謂 菩 薩 地 三 者 最 清 浮 位 即 是 佛 地 (1) に 菩 提 心 無 差 別 相 故 ⋮⋮と い わ る る 通 り 一 な る も の が 時 或 は 位 と い わ る る 状 態 的 相 異 に よ つ て 衆 生 菩 薩 如 來 等 の 差 別 相 を 表 わ す こ と を 扱 つ て い る。 之 と 共 に、 生 死 者 但 随 俗 説 有 非 如 來 藏 有 生 老 死 若 残 若 起 如 來 藏 過 有 爲 相 寂 静 常 佳 不 攣 不 断 故(1)、 眞 法 髄 不 攣、 如 來 眞 如 性 髄 不 攣 不 異(2)、 如 來 性 前 後 無 攣 異 ⋮⋮無 染 浄 異(3) と 述 べ ら る る 如 く 衆 生 菩 薩 如 來 の 差 別 相 の 中 に 不 攣 不 異 の 一 な る も の を 見 て い る。 こ の 爾 者 は 一 な る も の の 表 裏 爾 面 の 問 題 で あ る。 前 の 眞 俗 因 果 に 一 貫 す る も の の う ち 特 に 因 果 の 中 で 一 な る も の の 差 別 相 及 び 不 攣 相 を 考 え て み た も の で あ る と 云 う こ と が 出 來 る で あ ろ う。 差 別 相 に つ い て(1)(2)(3) 共 蝕 り 多 く の 紙 敷 を 費 さ な い。 不 攣 の 問 題 で(1) に 於 い て は 極 め て 本 筋 の み で 簡 略 の も の で あ る が(2) は(1) の 偶 と 引 用 経 の 間 に 不 浄、 浄 不 浄、 善 浮 の 三 位 を 開 き 尚 之 に 多 く の 讐 喩 等 を 入 れ て 廣 説 し、(3) は(1) の 不 作 義 利、 作 義 利 に 相 當 す る 煩 悩、 三 種 自 性 等 を 圭 問 題 と し て い る。 尚(1)(3) 共 九 讐 を 配 し て い る が、 同 じ 九 讐 の 名 稻 で あ つ て も そ の 中 味 は 同 じ で は な い。(3) は 不 攣 不 異 の 標 題 の 下 で そ の 裏 と な る 問 題 を 扱 つ て い る と い う こ と が 出 來 る で あ ろ う。 最 後 に(1) の 一 性 或 は(2)(3) の 無 差 別 の 標 題 下 に 取 扱 わ れ る 問 題 で あ る が、 之 は 善 浮 時 印 ち 極 清 浄 位 の 上 で の 問 題 で あ る。 (1)(2)(3) 共 に 四 名 を 出 し て い る が、 こ の 法 身、 如 來、 聖 諦、 浬 繋 の 四 に つ い て 名 異 義 一 の 問 題、 こ れ が こ こ で の 圭 問 題 で あ る。(1) は 四 名 を 出 す の み で あ る が(2)(3) は 之 の 根 接 と し て 四 義 を 出 し 更 に(3) は 四 人 四 徳 を 加 え て い る。 要 す る に こ こ に 於 い て は 前 述 の 如 く 四 名 義 一 而 名 異 を 中 心 に 如 來 性 於 此 四 義 四 名 四 人 四 徳 無 差 別(3) と 述 べ ら る 通 り 果 上 の 諸 法 諸 義 は 無 差 別 な る こ と を 表 わ す も の で あ る。 以 上 如 來 藏 佛 敏 の 核 心 た る ( 菩 提 心、 佛 性、 如 來 性 等 と 呼 ぱ る る ) 宗 敢 的 當 髄 に つ い て 當 髄 そ の も の、 當 膿 の 顯 現、 當 髄 と 關 連 す る 圭 要 な 二、 三 の 問 題 の 三 方 面 か ら 之 を 考 察 し た が、 こ の 宗 敢 的 當 髄 は 前 述 の 如 く 佛 敏 の 宗 敢 的 経 験 の 中 核 を な す も の で あ る か ら、 今 後 も こ の 清 く 澄 み 輝 く 人 間 の 魂 に つ い て は 尚 深 く 探 り 究 め ね ば な ら な い。 如 來 藏 佛 教 の 一 考 察 ( 小 川 )

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