10月2日、大阪府建築士会主催の講習会に徳島県建築 士会から21名が出席しました。 あべのハルカスは、近鉄大阪阿部野橋駅の直上に計画 された日本一の高さを誇る超高層建築として国内外から 注目を浴びています。あべのハルカスの計画・建設をさ れた竹中工務店の方々から「超高層コンパクトシティ」 のコンセプト実現に向けたアイデアやデザイン、最先端 の技術、現場の工夫や苦労等を建築・構造・設備・施工 の点から、わかりやすく紹介していただきました。 建築では、「建築と都市・自然との接続」を設計思想 の基本とし、高密度な市街地に超高層ビルを計画するに あたり、周辺への風の影響、既存ライフラインとの関係、 防災等の最適化を行い、百貨店・オフィス・ホテルの3 つのボリュームをずらすことによりオフィスの中央部分 に光と風を取り込むことを可能にした様です。また、環 境設備の点では環境配慮を重視し、バイオマス、太陽光 発電、マイクロ風力発電等の再生可能エネルギーを高効 率機器と組み合わせるエネルギーの面的利用、1日3ト ンの生ごみを処理するバイオガス設備等先進的な技術を 探求し、H20年度省 CO2推進モデル事業に採択されてい る都市再生を目的とした「省エネ立体都市」であること 等を学ばせていただきました。 講習会終了後には60階展望台から大阪を見ることがで き、知的にも視的にも満たされました。お世話いただい た方々に感謝いたします。 尚、この企画は、公益社団法人大阪府建築士会のご厚 意により、特別枠として参加させていただきました。今 後も相互に交流できたらと考えています。また、この事 業は、公益目的事業である「とくしま建築人養成講座」 の研修プログラムとして実施しました。 2014年12月 VOL.64 No.747
! # " $ %
建築士会ニュース 平成26年12月1日発行 http : //toku-sikai.sakura.ne.jp/arc/ 建築士12月号附録 昭和28年2月23日第3種郵便物認可 毎月1回発行 発行/公益社団法人 徳島県建築士会 TEL088−653−7570 FAX088−624−1710 ●とぴっくす●「あべのハルカス」建築技術講習会ご報告
徳島地域会濱田
知佐
9月26日、27日に徳島市主催で行われたひょうたん島 博覧会で青年部徳島地域会が「夢のまちをつくろう」を 開催しました。建築現場で廃材となった木材の切れ端に 子供たちに絵の具で色を塗ってもらい、自分の家や好き な建物を作り、大きな舞台にならべてもらって「夢のま ち」を作るワークショップです。 ワークショップの会場は、現在、徳島市内でも多く存 在する空き店舗の新たな活用方法を考えるために新町川 周辺の空き店舗を候補としました。タイミングよく、国 際ビルの1階が借りられることになり、ボードウォーク に面しているこの場所は、大勢の人が通ることが予想で きたので、ここで開催することにしました。 今回は協力団体として、子供ヂカラ支援団体であり、 普段から子供たちのためにイベントをされている NPO 法人フェローシップ77さんにも打ち合わせの段階から参 加していただいて、お互いに意見を交わしながら、準備 を進めていきました。 また、新町川周辺の昔の写真を集めた「新町川今昔写 真展」も開催されることを知った私たちは「過去の写真 展」と「子供たちが作る夢のまち」をひとつの場所で表 現しようと考え、写真展の主催者である徳島大学の上月 先生に相談しました。そして、同ビル2階で写真展を開 催してもらえることになり、そのレイアウトも私たちに 担当させてもらえることになりました。打ち合わせの時 に昔の写真を見て今の新町川と比較しながら、みんなで それぞれの思い出を話していましたが、時間を忘れるほ ど盛り上がりました。 こうして、2つの他団体との合同ワークショップとい う形になり、当日に向けて、本格的に準備が始まりまし た。大変だったのは、8m を超える夢のまちの大きな 舞台作りでした。市役所の会議室を借りて、大量のスタ イロと発砲スチロールを持ち込んで製作しました。フェ ローシップ77さんからの提案で、まちの中に川を作ろう ということになり実際に水を張ることにしました。各 パーツ同士の継ぎ目をどのように防水したらいいか、メ ンバーで意見を出しあって、実験、失敗を経て、水を漏 らさないようにすることができました。2階の写真展の 設営も思ったように作業が進まずに、写真展は中止かと 一瞬頭をよぎりましたが、なんとか間に合いました。 博覧会当日は、とくしまマルシェも開催されていたの で、新町川周辺は大勢の人で賑わっていました。そのお かげでわたしたちのワークショップにも2日間で150人 を超える子供たちが来場してくれました。また、2階の 今昔写真展も多くの方が来場され、写真を見て、昔の思 い出を書いてくれていました。 こうして、2日間のワークショップを終えました。一 息つく間もなく、夢のまちは撤去されました。まさにビ ルドアンドスクラップの瞬間でした。もったいないとみ んなで言いながら、その日は解散したのですが、後日、 でき上がった夢のまちの話を聞いた同ビルのオーナーか ら連絡があり、次のテナント入居者が入るまで展示をさ せてもらえることになりました。 博覧会以降、子供たちが作り上げた夢のまちは私の事 務所を占領しつつありましたが、ふたたび日の目を見る こととなりました。クリスマスが近いので、LED の電 飾と綿を使って、クリスマスバージョンにしようと考え ています。この原稿がみなさまに読まれているころには おそらく工事は終わっていると思います。また国際ビル の前を通ることがありましたら、雪化粧した「夢のまち」 をのぞいてみてください。 ●ほっとにゅーす●
「夢のまちをつくろう」ワークショップ開催
徳島支部島津
臣志
「建築士会鳴門支部は、今年6月、東京・お台場の屋 形船上で阿波踊りを見事に踊りきり、徳島の観光大使を 務めてきました。」 この話の始まりは、遡ること1年前、支部の集まりで のふとした一言から始まりました。「今年の鳴門支部の 研修旅行は今まで行ったことのない東京に行きたい。」 この発言は、一瞬にして、鳴門支部全体の賛同を集め決 定されました。それからとんとん拍子に話は進み、旅行 スケジュールが決まりました。スカイツリー、屋形でて んぷら、はとバスを盛り込んだ東京見物の王道プランで す。 私たち鳴門支部10名は、6月20日!午前7時15分発の 飛行機で徳島空港を出発しました。 初めの研修建物は、国会議事堂です。厳重な入館手続 を済ませて隊列を作って入館しました。建設当時の資料 を見て国会議事堂は鉄骨造だと初めて知りました。完成 後は威厳のある建物も建設途中の工事写真は華奢な鉄骨 骨組みの建て方でした。建築資材は、全国の材料を意図 的に使って建てられており、徳島県産の石も使われてい ました。テレビでよく見る衆議院の大会議室は、思った より狭く、天井全体がトップライトで、自然採光を取り 入れた仕組みになっていました。 2番目の研修建物は、両国駅近くの江戸東京博物館で す。1993年に菊竹清訓氏設計によるもので何度も建築雑 誌で取り上げられた建物です。建物外観は、まるで4本 足の猪でした。菊竹氏は、2000年にユーゴスラヴィア・ ビエンナーレにて「今世紀を創った世界建築家100人」 に選ばれています。1960年代後半の数年間、菊竹の事務 所に勤めた経験を持つ伊東豊雄は、菊竹を「恐らくこの ような狂気を秘めた建築家が今後あらわれることはない だろう」と高く評価しています。 3番目の研修建物は東京スカイツリーです。 近くに行ってみて分かったのですが、遠近法を無視す るかの様な巨大さです。建物全体の継手、仕口は全て溶 接でできているらしく、見たこともない大きさの隅肉溶 接が展示されていました。幸い天気も良く空いていたの で400m の展望台まで上がることができました。400m の便所に興味があったのですが、普通のもので少しがっ かりしました。 研修建物として最後に立ち寄ったのは、浅草文化観光 センタ―です。当センターは、雷門前の台東区の観光案 内施設で、平成24年リニューアルオープンしたもので す。設計は今話題の隈研吾氏で、外観はまるで昭和の平 屋の串刺しです。内部はどうなっているのかとわくわく して入ってみると、各階理路整然と配置されていて残念 でした。最上階からの眺めは最高で、浅草はもとよりス カイツリーも一望できる絶景ポイントでした。 最後に研修の夜の宴の話をしなくてはなりません。宿 泊ホテルから屋形船の乗船場まで徒歩15分、屋形船の大 群を発見、その中の1船に乗り込み、いざ出陣、隅田川 を下りお台場フジテレビを一望できる海に停泊して、宴 が始まりました。話には聞いていましたが、色々な魚や 野菜のてんぷらが次々に出てきて、宴も佳境に差し掛 かった時、ついに出ました!鳴門支部の天下の宝刀、「銭 型平次と阿波踊り」同席の他のグループも巻き込んで、 東京お台場の夜は更けていきました。 ●支部だより●
屋形で阿波踊り
鳴門支部泉
真治
斉藤さんは新選組三番隊・隊長 斉藤一(さいとうは じめ)さんです。左利き説もあり、武流は不明!竜馬暗 殺説もありました。まったく謎の多い剣豪のひとりで す。斉藤さんは鳥羽伏見の戦いのあと、この会津の地を 駆け巡った新選組隊士の唯一のひとりと言われていま す。今回は斉藤さんの風を感じて旅することは時間的に 難しかったですが、今度行く為の下調べはできたと思い ます。13歳の時に「新選組始末記」という TV ドラマを 見ていて、その頃から会津の鶴ヶ城に行きたいと思って いました。ちなみに沖田総司役は草刈正雄さんでした。 私が生まれるちょうど100年前の1864年は会津藩主・ 京都守護職松平容保が京都から長州藩を追い出した頃で 会津は幕府と共に勢いある時代でした。薩摩藩がまだ幕 府方にいたころでした。薩長同盟も起きずに時代が進行 していたら、もしかすると、会津藩を中心とした仮称・ 新幕府軍が存在していたかも?もしそうだったとして も、私たちは普通にスマホを持って旅行に行けているん じゃないかと、想像してしまいます。会津にも当時、薩 摩、長州の人たちと同じくらい優秀な人たちがいたから こそ、そう思えるのですが…。 1864年に池田屋事変から始まり禁門の変(蛤御門の 変)が起き、私の大好きな新選組が活躍した時代であり ました。 副長の土方さんと斉藤さんは会津に関わりが多く、土 方さんが五稜郭に向うため会津を離れた頃は、斉藤さん が局長となり最後の新選組を結成して会津藩の指揮下に 入り戦っていたそうです。斉藤さんは、「八重の桜」で も会津での存在感をアピールしたストーリーでした。最 近では、「るろうに剣心」で江口洋介さんが演じていま した。 鶴ヶ城のある会津若松、東山温泉付近にある阿弥陀寺 に斉藤一さんのお墓があるのです。行けなかったです が…。また、天寧寺には松平容保によって造られた近藤 勇さんと土方歳三さんのお墓と碑もあるそうです。こち らも行くことができませんでしたが、今度ゆっくり行っ てみたいと思います。1週間ぐらいかけて。しかし会津 の地を歩くことができただけでも少し幸せな気分でし た。 復元された日新館でしたが、当時の会津藩・武士のエ ネルギーを感じました。違う意味でこちらも、もう一度、 会津の風を感じてみたいと思う場所でした。 ●あなたが出番●
白虎隊もですが、会津で新選組の斉藤さんの風を感じて…旅!
阿南・那賀地域会中山
俊秀
事業貢献委員会では、建築士が中心となって行う公益 的な活動団体による事業提案を募集しています。活動団 体は、地域会、青年委員会、研究会、シニア会、士会会員 及び建築士による任意のグループを対象としています。 詳しくは下記募集要項をご覧ください。 公益的活動団体募集要項 ◆募集期間 2014年12月8日"∼2015年1月11日! ◆活動団体の条件 ①建築士として公益的活動を行うこと ②主体が建築士であること ③事業計画書に、活動目的・活動内容・活動期間(平 成27年度分:平成27年4月∼平成28年3月末の間)・ 収支計画等の必要事項を明記したものを募集期間内 に提出すること ④事業が採択された団体(グループ)は、活動報告書 (活動実績報告・収支決算報告)を提出し、活動の 成果を建築士会のホームページ及び機関誌「阿波の まちかど」に掲載するとともに、活動報告会で士会 会員や市民に報告すること ⑤継続事業も対象とする ⑥建築士会が展開している公益的活動であることを明 示すること ◆事業支出金 一件の事業支出金の上限は25万円とし、総額は200万 円程度とします。応募団体が多数の場合や応募者の申請 額の合計が総額を上回った場合は、選考委員会により減 額される場合があります。 事業支出金の使途は次の通りとします。 ・人件費には使えません。 ・飲食費には使えません。但し、会議中のお茶程度は 可とします。 ・全額事業支出金による活動も可とします。 ・事業完了時に提出していただく収支決算報告には領 収書の添付をお願いします。 事業支出金は、事業着手時に全額支給します。 尚、活動団体の条件を逸脱する場合や、活動ができな くなった場合は、事業支出金の返還を求めることがあり ますので、ご注意ください。 ◆選考 活動団体(グループ)の選考は、外部委員を含む選考 委員会により行います。委員会の開催は1月下旬を予定 しており、応募団体には選考委員会で事業計画を説明し ていただきます。 選考結果は2月上旬に建築士会ホームページ(http : //toku-sikai.com)で発表いたします。但し、平成27年 度予算は3月開催予定の理事会で決定するため、暫定発 表となります。平成27年度の予算が確定次第、正式な事 業支出金をお知らせします。 ◆事業申請 申請する団体(グループ)は申請書に必要事項を記入 の上、FAX または e-mail にて建築士会本部事務局へ提 出してください。申請書の様式は、建築士会ホームペー ジよりダウンロードできます。 ◆募集締め切り 2015年1月11日! ◆申請・お問合せ (公社)徳島県建築士会事務局 TEL:088‐653‐7570 FAX:088‐624‐1710 e-mail:[email protected] ◆申請書記載事項 ①申請団体(グループ)名 ②代表者名 ③代表者住所・連絡先 ④活動予定者・会員リスト ⑤活動名称 ⑥活動継続年数 ⑦活動目的 ⑧活動内容(活動の詳細やスケジュール) ⑨今回申請の活動期間 ⑩収支計画(事業支出金の使途を明示) ⑪申請金額 ●地域貢献活動●
平成2
7年度「建築士としての公益的活動団体
(グループ)
」募集のお知らせ
(公社)徳島県建築士会事業貢献委員会
●士会ニュース−本部●