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(1)

アジアリサーチセンター

A

SIA Research Center

情報提供資料

※当資料は「アジアリサーチセンター」のレポートを基に作成しています。

アジア・マンスリー

(2017年10月号)

底堅く推移するアジア株式・為替・債券市場

株式市場動向

第2四半期(7月~9月27日時点)のアジア各

国・地域の株式市場は総じて好調な動きとなった。

特に上昇が目立ったのは香港株式市場で、ハンセン

指数が約7.3%の値上がりを見せた。上半期決算

が好調だったことに加え、ストックコネクト(上海・香

港との相互取引)を通じた中国本土の資金流入が

目立った。一方、中国上海株式市場も約4.8%の

上昇となった。

アセアン株式市場では、タイ市場が政治的安定観

測と底堅い経済状況を受けて6.1%の上昇となった。

フィリピン株式市場も4.8%上昇と堅調な動きとなっ

た。シンガポール市場、マレーシア市場はほぼ横ばい

であった。利下げが行われたインドネシア市場は、小

幅高となった。インド市場は、9月中旬まで堅調な展

開となっていたが、景気対策に伴う財政悪化懸念か

ら調整し、小幅高にとどまった。

(注1)データ期間は2017年6月30日~9月27日。 (注2)変化率および変化率は2017年6月30日と2017年9月27日の比較。 (注3)各国の株価指数の名称はP12の参照ページに記載。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

為替・金利動向

第2四半期のアジア各国・地域の為替市場では、中

国人民元、タイバーツ、シンガポールドル、マレーシア

リンギット等が対米ドル・対円で上昇した。米ドル安

地合いが続く中、堅調な経済状況からアジア通貨は

総じてしっかりとした動きとなった。ただし、9月中旬以

降は米金利の上昇の受け米ドルが反発したため、人

民元をはじめアジア通貨は対米ドルで反落した。

また、第2四半期のアジア各国・地域の債券市場で

は、金利が低下した市場と上昇した市場でまちまち

の動きとなった。10年国債利回りを見ると、利下げを

受けてインドネシアが6.8%台から6.4%台に低下

した。また、海外からの資金流入でタイも長期金利

が低下した。一方、インドでは8月に利下げがあった

ものの、9月下旬には財政悪化懸念が嫌気され、長

期金利が上昇した。マレーシア、フィリピン等はほぼ横

ばいの動きとなった。

アジアの株式市場、債券市場、為替市場のパフォーマンス 株価指数 為替(対円) 為替(対米ドル) 変化率 2017年6月30日 2017年9月27日 変化幅 変化率 変化率 中国 +4.79% 3.56% 3.62% +0.06% +2.44% +2.08% 香港 +7.29% 1.41% 1.55% +0.14% +0.37% ▲ 0.03% 韓国 ▲ 0.80% 2.22% 2.36% +0.15% +0.37% +0.29% 台湾 ▲ 0.66% 1.08% 1.01% ▲ 0.07% +0.73% +0.44% インドネシア +0.57% 6.80% 6.46% ▲ 0.34% ▲ 0.47% ▲ 0.83% マレーシア +0.03% 3.92% 3.88% ▲ 0.04% +2.71% +1.70% タイ +6.07% 2.48% 2.30% ▲ 0.18% +2.28% +2.01% ベトナム +3.52% 5.65% 5.60% ▲ 0.05% +0.38% +0.01% シンガポール +0.30% 2.08% 2.17% +0.09% +1.67% +1.24% フィリピン +4.83% 4.65% 4.60% ▲ 0.05% ▲ 0.18% ▲ 1.07% インド +0.77% 6.51% 6.67% +0.16% ▲ 1.32% ▲ 1.72% 国・地域名 10年国債利回り

(2)

情報提供資料

金融市場への見方

多くのアジアの国・地域で、外貨準備高がこれだけ上昇している自国通

貨の上昇圧力を抑制するため通貨売り介入が行われた可能性がある。

それでも、タイバーツ、シンガポールドルがアジア通貨の中で上位のパ

フォーマンスとなった背後には、大幅な経常収支黒字を指摘することが

できる。総合収支の流入超が続く状況下、自国通貨売り介入だけでは

自国通貨高の流れを変えることができなかったと推察できる。逆に、イン

ドネシアでは積極的な自国通貨売り介入を続けることで、自国通貨の

安定を図ったと推察できる。

いずれにしても、積極的な自国通貨売り介入の背後では、国内の銀

行間市場に流動性が供与されるため、当該国・地域の株式・債券の

両市況にプラス材料になるだろう。その意味で、外貨準備高の増加ペー

スに注目したい。

流動性供給による市況へのプラス材料に注目

年明け以降の9月27日までのアジア通貨のパ

フォーマンス(対米ドル)を見ると、タイバーツ

(+7.5%)、台湾ドル(+6.5%)、シンガ

ポールドル(+6.4%)マレーシアリンギ(+

6.3%)という順位になっており、アセアン通貨の

良好なパフォーマンスが顕著である。一方、年明

け以降8か月間の外貨準備高を見ると、増加

ペースが速い順に、タイ(+14.6%)、シンガ

ポール(+10.8%)、インドネシア(+

10.7%)、インド(+9.9%)となっており、ア

セアンの増加ペースの速さが顕著である。更に、8

月末時点の外貨準備高が過去最高を更新した

国・地域は、韓国、台湾、タイ、インドネシア、イ

ンドであり、アセアン以外にも、インドや北東アジ

アを指摘できる。

上記の3点すべての条件に合致した通貨はタ

イバーツである。20年前の7月2日にバーツを切

り下げてアジア通貨危機の震源地となったタイ

バーツが、足元ではアジア通貨の中で最高のパ

フォーマンスを見せていることは興味深い。アジア

通貨危機当時は、経常収支赤字のファイナンス

が問題視されたが、多くのアジアの国・地域では

経常収支は黒字であり、赤字のインドネシア、イ

ンドでもファイナンスに問題はない。

多くのアジアの国・地域で、外貨準備高がこれだ

け上昇している背景として合理的な説明は、自

国通貨の上昇圧力を抑制するために自国通貨

売り介入が行われたことであろう。それでも、タイ

バーツ、シンガポールドルがアジア通貨の中で上

位のパフォーマンスとなった背後には、大幅な経

常収支黒字を指摘することができる。総合収支

の流入超が続く状況下、自国通貨売り介入だ

けでは自国通貨高の流れを変えることができな

かったと推察できる。インドネシア、インドでは外貨

準備高の増加ペースが速かった割には、通貨上

昇ペースがマイルドであった。積極的な自国通貨

売り介入を続けることで、自国通貨の安定を図っ

たと推察できる。

いずれにしても、積極的な自国通貨売り介入

が行われれば、当該国・地域内の銀行間市場

に流動性が供与されるため、当該国・地域の株

式・債券の両市況にプラス材料になるだろう。も

ちろん、この点は内需の支援材料になるだろう。

その意味で、月次の外貨準備高の増加ペースを

調べておけば、アジア通貨のパフォーマンスを予測

する上で、重要な示唆を与えてくれるだろう。

アジアの外貨準備高 (注1)データ期間は2016年12月~2017年8月。月末値を使用。 (注2)変化率は、2016年12月末と2017年8月末の比較。 (注3)外貨準備高は10億ドル表記。外貨準備高変化率はドル単位の金額を使って算出。 (出所)CEICのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

情報提供資料

12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 3,010.5 2,998.2 3,005.1 3,009.1 3,029.5 3,053.6 3,056.8 3,080.7 3,091.5 2.7 香港 386.2 391.5 390.5 395.5 400.1 402.7 408.0 413.3 413.7 7.1 シンガポール 246.6 252.7 253.3 259.6 260.7 264.6 266.3 269.7 273.1 10.8 韓国 371.1 374.0 373.9 375.3 376.6 378.5 380.6 383.8 384.8 3.7 台湾 434.2 436.6 437.7 437.5 438.4 440.3 441.9 444.5 446.4 2.8 インドネシア 116.4 116.9 119.9 121.8 123.2 125.0 123.1 127.8 128.8 10.7 タイ 171.9 179.2 183.0 180.9 184.5 184.1 185.6 190.4 196.9 14.6 マレーシア 94.5 95.0 95.0 95.4 96.1 98.0 98.9 99.4 100.5 6.3 フィリピン 80.7 81.4 81.4 80.9 82.0 82.2 81.3 81.1 81.7 1.3 358.9 363.0 364.3 370.0 373.3 380.1 386.5 393.7 394.6 9.9 ASEAN4 2017年 インド 2016年 地域 変化率[%] 中国 NIEs4 為替(対米ドル) 変化率 タイ +7.54% 台湾 +6.45% シンガポール +6.43% マレーシア +6.27% 韓国 +5.89% 中国 +4.55% インド +3.37% インドネシア +0.25% ベトナム +0.15% 香港 ▲ 0.69% フィリピン ▲ 2.51% 国・地域名 為替市場の年初来パフォーマンス (注1)データ期間は2016年12月31日~2017年9月27日。 (注2)変化率は2017年12月31日と2017年9月27日の比較。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

(3)

情報提供資料

地域別投資の相違は供給改革の進展を示唆

中国の8月の経済指標は総じて市場予想を下回った。

このため、市場参加者の一部では、2017年後半に

中国景気が予想外のペースで失速するのではないか

という懸念が払しょくできない。しかし、香港アジアリ

サーチセンター(以下、当方)は、以下の理由から、

8月の経済指標を過度に悲観視すべきではないと判

断している。第一に、7~8月を均せば、景気は依然

底堅い。例えば7~8月の鉱工業生産は前年同期

比+6.2%であり、依然として6%台で推移している。

2016年10~12月期には鉱工業生産は前年同期

比+6.1%で、実質GDP成長率は同+6.8%であっ

た。第二に、一時的な天候要因である。国家統計局

によると、7月は異常高温、8月は多雨によって生産

活動に支障が出た。多雨によって輸送経路が影響を

受けたとみられるため、一時的な在庫調整はやむをえ

ないだろう。第三に、構造変化の表れである。1~8

月 の 都 市 部 固 定 資 産 投 資 の 前 年 同 期 比 は +

7.8%となり、1~7月の同+8.3%から鈍化した。省

別の投資動向を見ると、中部地域は2016年1~10

月の同+12.7%をピークに鈍化傾向にあり、2017

年1~8月には同+6.4%となった。

中国:鉱工業生産指数 中国:都市部固定資産投資 (注)データ期間は2015年1月~2017年8月。 (出所)CEICのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 (注)データ期間は2015年1月~2017年1-8月。年初来累積データ。 (出所)CEICのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

情報提供資料

中国:景気下振れ懸念は杞憂に終わる見込み

2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 15/1 15/5 15/9 16/1 16/5 16/9 17/1 17/5 前年同月比 前月比年率 (%) (年/月) -35 -28 -21 -14 -7 0 0 4 8 12 16 20 15/1 15/4 15/7 15/10 16/1 16/4 16/7 16/10 17/1 17/4 17/7 全国(左軸) 東部(左軸) 中部(左軸) 西部(左軸) 東北部(右軸) (前年同期比、%) (前年同期比、%) (年/月)

東北部ではマイナス幅が縮小しているとはいえ、2017

年1~8月には同▲6.0%であった。中部地域の鈍

化は石炭産出で有名な山西省からもたらされた。中

国政府は環境汚染に対する姿勢を一段と厳しくして

おり、投資抑制を厳しくしたと推察する。東北部は石

炭など環境汚染をもたらす投資を抑制したところで景

気下押し圧力は限定的であろう。一方、西部地域は

多少の変動はあるものの、2017年1~8月に同+

10.1%と比較的高い伸びであった。一帯一路および

都市化政策を受けて、西部地域の投資は比較的堅

調と判断する。西部地域では未開発エリアが多く残さ

れていることから、投資を行う場合の景気押し上げ効

果は、従来から開発している沿海部(東部)より大

きいであろう。一部の市場参加者は、共産党大会、

一中全会が終了すれば、供給改革が進展するとの

観測を持っているようだが、すでに供給改革は進展し

ていると当方では判断している。

(4)

情報提供資料

1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 -80 -40 0 40 80 120 160 16/1 16/3 16/5 16/7 16/9 16/11 17/1 17/3 17/5 17/7 価格伸び率(左軸) 価格(右軸) (前年比、%) (元/㎏) (年/月) 序列 氏名 読み方 役職 誕生月 年齢 1位 習近平 Xi Jinping 党総書記、党中央軍事委員会主席、国家主席、中央軍事委員会主席 1953年6月 64歳 2位 李克強 Li Keqiang 国務院総理 1955年7月 62歳 3位 張徳江 Zhang Dejiang 全人代常務委員会委員長 1946年11月 70歳 4位 兪正声 Yu Zhengsheng 政治協商会議全国委員会主席 1945年4月 72歳 5位 劉雲山 Liu Yunshan 党中央書記処常務書記、党中央精神文明建設指導委員会主任、党中央党校長 1947年6月 70歳 6位 王岐山 Wang Qishan 党中央規律検査委員会書記  1948年7月 69歳 7位 張高麗 Zhang Gaoli 国務院副総理(筆頭) 1946年11月 70歳 序列 氏名 読み方 役職 誕生月 年齢 1位 習近平 Xi Jinping 党総書記、党中央軍事委員会主席、国家主席、中 央軍事委員会主席 1953年6月 64歳 2位 李克強 Li Keqiang 国務院総理 1955年7月 62歳 3位 張徳江 Zhang Dejiang 全人代常務委員会委員長 1946年11月 70歳 4位 兪正声 Yu Zhengsheng 政治協商会議全国委員会主席 1945年4月 72歳 5位 劉雲山 Liu Yunshan 党中央書記処常務書記、党中央精神文明建設指導 委員会主任、党中央党校長 1947年6月 70歳 6位 王岐山 Wang Qishan 党中央規律検査委員会書記  1948年7月 69歳 7位 張高麗 Zhang Gaoli 国務院副総理(筆頭) 1946年11月 70歳 序列 氏名 読み方 役職 誕生日 年齢 1位 習近平 Xi Jinping 党総書記、党中央軍事委員会主席、国家主席、中 央軍事委員会主席 1953年6月15日 64歳 2位 李克強 Li Keqiang 国務院総理 1955年7月1日 62歳 3位 張徳江 Zhang Dejiang 全人代常務委員会委員長 1946年11月4日 70歳 4位 兪正声 Yu Zhengsheng 政治協商会議全国委員会主席 1945年4月5日 72歳 5位 劉雲山 Liu Yunshan 党中央書記処常務書記、党中央精神文明建設指導 委員会主任、党中央党校長 1947年6月4日 70歳 6位 王岐山 Wang Qishan 党中央規律検査委員会書記  1948年7月1日 69歳 7位 張高麗 Zhang Gaoli 国務院副総理(筆頭) 1946年11月 70歳

中国:景気下振れ懸念は杞憂に終わる見込み

(吉川チーフマクロストラテジスト)

生産者物価インフレ率が再び加速

生産者物価指数は8月に前年同月比+6.3%と、

3カ月連続で横ばいの後、加速した。過去の経験で

は、鉄鋼市況と生産者物価指数の相関性は高く、

速報性ということでは日次のホットコイル(熱延広幅

帯鋼)市況を鉄鋼市況の代表の一つとして指摘で

きる。4月下旬以降、おおむね上昇傾向にあり、日

次データの前年比もおおむね加速傾向にある。鉄鋼

市況の上昇が続けば、生産者物価インフレ率は9月

も加速する可能性がある。中国の鉄鋼市況は、イン

フラ投資など旺盛な需要と、生産能力削減の供給

面の双方から上向きになっている。生産者物価イン

フレの上振れは、企業の価格転嫁を通じて、企業業

績の好調をもたらしやすいという意味において、中国

株式市況に対してポジティブであろう。

中国:生産者物価指数

情報提供資料

(注)データ期間は2014年1月~2017年8月。 (出所)各種報道を基に三井住友アセットマネジメント作成 (注)データ期間は2016年10月1日~2017年9月27日。 (出所)CEICのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 中国:人民元の対米ドルレートと米ドルの指数 -40 -30 -20 -10 0 10 20 30 40 50 -8 -6 -4 -2 0 2 4 6 8 10 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 16/7 17/1 17/7 生産者物価(左軸) 鉄鋼価格(右軸) 圧延鋼価格(右軸) (前年同月比、%) (前年同月比、%) (年/月)

 足元の元安は一時的な動きと判断

人民元の対米ドルレートは9月7日の6.47をピーク

に緩やかな元安傾向にある。しかし、当方は、足元

の元安は、米ドル高を受けた一時的な動きと考えて

いる。第一に、当社は米ドル高の動きは一時的であ

り、2017年末、2018年末にかけてゆるやかな米ド

ル安シナリオを維持している。過去の経験では、米ド

ル安時には人民元の対米ドルレートは上昇している。

第二に、米中貿易不均衡の問題である。両国間で

同問題の重要性が続く以上、重要な政治イベント

の前には、明確な元安傾向は政治的に受け入れが

たいであろう。11月下旬に中国で米中首相会談が

行われるとみられている状況では、少なくともその前に

は元安の流れは修正されると判断する。第三に、元

切り下げ後の政策対応の難しさの記憶である 。

2015年8月11日に中国政府は市場レートに近づ

けるために基準レートを元安方向に設定した。この

決定が、輸出業者を支えるための元安政策と解釈

され、その後、元安期待が進むにつれて資本流出が

加速し、更なる元安期待が醸成されるという悪循環

を招き、外貨準備高は2017年1月末には3兆ドル

割れに追い込まれた。中国政府は元安期待に歯止

めをかけるだろう。

(佐野チーフアジアエコノミスト)

94 96 98 100 102 104 106 108 110 10/1 11/5 12/10 1/14 2/18 3/25 4/29 6/3 7/8 8/12 9/16 米ドル指数 人民元(対米ドル) (2016年10月1日=100) 通貨高 通貨安 (月/日)

(5)

情報提供資料

主要アジア各国・地域経済の見通し

(吉川チーフマクロストラテジスト)

アセアン:年後半の景気回復見通しを維持

8月の日経アセアン製造業PMIは50.4と、7

月の49.3から拡大を示唆する50超えとなった。

アセアンで最大の経済大国であるインドネシアの

日経製造業PMIが2か月連続の50割れから8

月に50.7へ再び50超えとなったことに加えて、マ

レーシアの日経製造業PMIが3月以来の50超

えとなったためである。

特にインドネシアでは、通貨ルピアが安定してい

ることに加え、低インフレが当面続く見込みである

ため、海外から債券市場に資金流入が続いてお

り、長期金利の低下に貢献している。このような

状況でインドネシア中銀は9月22日に2カ月連

続の利下げに踏み切り、なお追加利下げ観測が

続いているため、長期金利が低下しやすい。この

ような金融緩和の環境に加え、修正予算におい

て財政余地が拡大しているため、年後半の景気

回復見通しを引き続き据え置く。

インド:GSTを巡る混乱はいったん終息へ

4-6月期の実質GDP成長率は前年同期比

+5.7%と、市場予想の同+6.5%を下回り、

1-3月期の同+6.1%から鈍化した。上記の

GSTは仕入控除を可能にするため、導入前から

企業が原材料、部品調達を手控えたため、短

期的に在庫調整が大幅になったと推察する。

しかし、8

月の日経インド製造業PMIは51.2と、

7月の47.9から急上昇した。7月1日に導入した

全国一律のGST(財・サービス税)を巡る混乱

がいったん終息し、製造業が再び回復局面に戻っ

たと判断できる。

8月の消費者物価は前年同月比+3.4%と7

月の同+2.4%から加速した。公務員住宅補助

の適用などを受けて、当面はインフレ率は上振れし

やすい。準備銀行が景気持ち直しシナリオを維持

すれば、政策金利を当面据え置くだろう。

インドネシア・ASEAN:日経製造業PMI インドネシア:国家予算 (注)データ期間は2015年度~2017年度。 (出所)CEICのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

情報提供資料

(兆ルピア) 2015年 2016年 2017年 実績 当初予算 修正予算 実績 当初予算 修正予算 歳入 1,508 1,823 1,786 1,556 1,750 1,736 歳出 1,864 2,096 2,083 1,864 2,080 2,133 財政収支 -356 -273 -297 -308 -330 -397 (GDP比、%) -2.6 -2.2 -2.4 -2.5 -2.4 -2.9 (注)データ期間は2016年1月~2017年8月。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 (注)データ期間は2012年1月~2017年8月。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 インド:消費者物価 (注)データ期間は2016年1月~2017年8月。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 46 47 48 49 50 51 52 53 16/01 16/03 16/05 16/07 16/09 16/11 17/01 17/03 17/05 17/07 インドネシア ASEAN (中立=50) (年/月) インド:日経製造業PMI 47 48 49 50 51 52 53 54 55 16/1 16/3 16/5 16/7 16/9 16/11 17/1 17/3 17/5 17/7 (中立=50) (年/月) 0 2 4 6 8 10 12 14 12/01 12/10 13/07 14/04 15/01 15/10 16/07 17/04 全体 食料品・燃料・光熱を除く (前年同月比、%) (年/月)

(6)

情報提供資料

アジア各国・地域株式市場・債券市場見通し

情報提供資料

【北アジア株式】

【南アジア株式】

【東南アジア株式】

【インド債券】

【インドネシア・フィリピン債券】

【中国人民元建て債券】

 中国は、足元の景気がしっかりしていること、秋

の第19回共産党大会、10月18日から)を

控えていること、香港とのストックコネクト(相互

市場間の取引)で資金が流入していることか

ら、相場は底堅い展開が期待できる。

 香港も経済について中国との一体化が進む中、

第二四半期に好決算を受けて大きく上昇した

こともあり、今後やや売りが出る可能性がある。

一方、中国本土からの資金流入はポジティブと

みる。

 韓国は、ITセクターの上昇の恩恵で上昇トレン

ドにのっていたが、一服感が出始めている。

 台湾は、ITセクターの好業績を受けて上昇し

加権指数が2000年来の高値を更新したが、

現在の水準で高値警戒感が出始めている。

 インド株式市場はバリュエーション面で割安感は

なくなってきている。GST導入に身構える企業活

動の一時的な低下を予想する中でSENSEX指

数は横ばいの展開となっていたが、今後企業活

動の活発化に伴い出てくる経済データも上向き

が予想され、企業業績の回復も期待される。当

面金利水準も現在レベルにとどまることが予想さ

れることから、引き続き強気の展開を予想する。

 金融政策を中立スタンスに維持する中で、足元

の景気が強く人民元高が続く状況では、資金

流入などによる債券買い入れを含め、人民元建

て債券利回りはやや低下が見込まれる。

 インド準備銀行は、8月2日政策金利を

25bps引下げ6%とした。政策金利を2%引

下げてきていること、インフレ率が底打ちしてい

ることから現地点での追加利下げは考えにくく、

10年債利回りは1か月前に比べやや上昇し

6.6%水準にあることからを当面現在の水準を

維持すると見られる。

 シンガポールは、地域内での成長率は小さいもの

の、経済基盤が非常に安定していること、シンガ

ポールドルが上昇していることなどから、安定した相

場展開が予想される。

 マレーシアは、年初来さえない展開が続いてきたが、

資源価格が落ち着いてきていることからリンギットの

買戻しがみられる中、来年予定されている下院総

選挙の発表が次の相場の刺激になるとみられる。

 タイは、前国王の喪に服す期間が秋に終了するこ

とから年末に向け消費拡大が期待できること、製

造業主体の経済基盤はしっかりしていることなどか

ら、今後の株式市場は比較的安定的な推移を

予想する。

 インドネシアは、低インフレにおける金融緩和状態

において、インフラのみならず消費が経済成長を引

き上げる状況が続いており、経済成長率の向上が

刺激となり、底堅い相場展開が期待できよう。

 フィリピンは、現政権下において、海外からの送金

がGDPの10%を占めるなどの特殊要因もあるが、

英語を利用してのBPO(ビジネスプロセスアウト

ソーシング)も着実に認識されており、高い経済

成長が当面期待でき、株式市場はプラス材料が

目立つ。

 ベトナムは、高い経済成長率が期待される中で、

直接投資が伸びている。外国人投資家の株式保

有規制が緩和されたことなどから今後も海外から

の資金流入が相場の下支えになると想定され、底

堅い動きが考えられる。

 インドネシアの中央銀行はインフレ率の低下を

受けて政策金利を2回続けて合計50bps引下

げた。景気刺激のため金融緩和政策継続の見

通しから、 10年債利回りは現在6.4%前後の

動きとなっているが、今後は同水準での動きが

予想される。

 フィリピンは政策金利を3%に据え置いている。

インフレ率は中央銀行のターゲット内におさまっ

ており、利上げの時期は遅れることが予想され、

10年債利回りは1年前の3.4%から現在

4.6%近辺に上昇しており、今後やや上昇の可

能性があると考える。

(7)

情報提供資料

(吉川チーフマクロストラテジスト)

アジア各国・地域株価指数推移

中国、香港 現地通貨建て株価指数 韓国、台湾 現地通貨建て株価指数 (注1)データ期間は2015年1月1日~2017年9月27日。 (注2)各国の株価指数の名称はP12の参照ページに記載。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 (年/月) (年/月) (年/月) (ポイント) (ポイント) (ポイント) (ポイント) (ポイント) (ポイント) (ポイント) (ポイント) (ポイント) (ポイント)

情報提供資料

(年/月) (年/月) インドネシア、マレーシア 現地通貨建て株価指数 タイ、ベトナム 現地通貨建て株価指数 シンガポール、フィリピン 現地通貨建て株価指数 20,000 23,000 26,000 29,000 32,000 35,000 15/01 15/07 16/01 16/07 17/01 17/07 インド インド 現地通貨建て株価指数 (ポイント) (注1)データ期間は2015年1月1日~2017年9月27日。 (注2)各国の株価指数の名称はP12の参照ページに記載。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 (注1)データ期間は2015年1月1日~2017年9月27日。 (注2)各国の株価指数の名称はP12の参照ページに記載。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 (注1)データ期間は2015年1月1日~2017年9月27日。 (注2)各国の株価指数の名称はP12の参照ページに記載。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 (注1)データ期間は2015年1月1日~2017年9月27日。 (注2)各国の株価指数の名称はP12の参照ページに記載。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 (注1)データ期間は2015年1月1日~2017年9月27日。 (注2)各国の株価指数の名称はP12の参照ページに記載。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 16000 18800 21600 24400 27200 30000 2,500 3,200 3,900 4,600 5,300 15/01 15/07 16/01 16/07 17/01 17/07 中国(左軸) 香港(右軸) 7100 7900 8700 9500 10300 1,800 1,940 2,080 2,220 2,360 2,500 15/01 15/07 16/01 16/07 17/01 17/07 韓国(左軸) 台湾(右軸) 1500 1590 1680 1770 1860 1950 4,000 4,420 4,840 5,260 5,680 6,100 15/01 15/07 16/01 16/07 17/01 17/07 インドネシア(左軸) マレーシア(右軸) 500 580 660 740 820 900 1,200 1,290 1,380 1,470 1,560 1,650 1,740 15/01 15/07 16/01 16/07 17/01 17/07 タイ(左軸) ベトナム(右軸) 6000 6500 7000 7500 8000 8500 2,500 2,740 2,980 3,220 3,460 3,700 15/01 15/07 16/01 16/07 17/01 17/07 シンガポール(左軸) フィリピン(右軸)

(8)

情報提供資料

(吉川チーフマクロストラテジスト)

アジア各国・地域10年国債利回り推移

インドネシア、マレーシア 10年債利回り シンガポール、フィリピン 10年債利回り タイ、ベトナム 10年債利回り (注)データ期間は2015年1月1日~2017年9月27日。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 (注)データ期間は2015年1月1日~2017年9月27日。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 (注)データ期間は2015年1月1日~2017年9月27日。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 (注)データ期間は2015年1月1日~2017年9月27日。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 (注)データ期間は2015年1月1日~2017年9月27日。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 (年/月) (年/月) (年/月) (年/月) (年/月) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%)

情報提供資料

中国、香港 指標10年債利回り 韓国、台湾 指標10年債利回り 6.0 6.6 7.2 7.8 8.4 9.0 15/01 15/07 16/01 16/07 17/01 17/07 インド インド 10年債利回り (%) (注)データ期間は2015年1月1日~2017年9月27日。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 0.500 0.900 1.300 1.700 2.100 2.500 2.500 2.800 3.100 3.400 3.700 4.000 15/01 15/07 16/01 16/07 17/01 17/07 中国(左軸) 香港(右軸) 0.500 0.740 0.980 1.220 1.460 1.700 1.000 1.360 1.720 2.080 2.440 2.800 15/01 15/07 16/01 16/07 17/01 17/07 韓国(左軸) 台湾(右軸) 3.00 3.32 3.64 3.96 4.28 4.60 6.00 6.80 7.60 8.40 9.20 10.00 15/01 15/07 16/01 16/07 17/01 17/07 インドネシア(左軸) マレーシア(右軸) 5.000 5.500 6.000 6.500 7.000 7.500 1.000 1.500 2.000 2.500 3.000 3.500 15/01 15/07 16/01 16/07 17/01 17/07 タイ(左軸) ベトナム(右軸) 3.000 3.500 4.000 4.500 5.000 5.500 1.500 1.820 2.140 2.460 2.780 3.100 15/01 15/07 16/01 16/07 17/01 17/07 シンガポール(左軸) フィリピン(右軸)

(9)

情報提供資料

現地通貨の対米ドルレート予測①

(吉川チーフマクロストラテジスト)

人民元:対米ドルで上昇余地が残る

9月27日時点:6.643(16年末比+4.6%) ※+は増価、▲は減価。 ※増価/減価の計算は、該当期間の現地通貨あた りの米ドルの価値の増減率を求める事によって算 出しています(以下同様)。

17年末予測:6.500(16年末比+6.9%),

18年末予測:6.400(17年末比+1.6%)

中国政府は人民元の安定を望んでいるが、米中貿 易問題が元高の一因。

10月のポイント: 9月中旬以降、人民元の対米ドルレートは下落傾向にあ るが、米ドル持ち直しの裏返しの動きと解釈。米ドル高が 続くならば、目先、元安が続く可能性があるものの、当方 は年末までの米ドル安シナリオを維持。

インドルピー:実効為替では割高感

9月27日時点:65.71(16年末比+3.4%) ※+は増価、▲は減価。

17年末予測:65.5(16年末比+3.7%), 18年末予測:65.0(17年末比+0.8%)

実効為替では割高感。

8月2日に利下げを行ったが、利下げ局面は終了と 判断する。

10月のポイント: インドルピーは実効為替が高止まっていることから、対米ド ルでは上値が重い展開を見込む。

韓国ウォン:対米ドルで横ばい圏を予想

9月27日時点:1,141(16年末比+5.9%) ※+は増価、▲は減価。

17年末予測:1130.0(16年末比+6.9%), 18年末予測:1120.0(17年末比+0.9%)

実効為替ベースでは割高感がやや後退する状況で、 北朝鮮の行動が潜在的なリスク。

10月のポイント: 米ドルが安定すれば韓国ウォンも安定を見込む。朝鮮半 島の潜在リスクは計測不能だが、有事はウォン安要因。 (注)データ期間は2015年1月1日~2017年9月27日。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 (注)データ期間は2015年1月1日~2017年9月27日。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 (注)データ期間は2015年1月1日~2017年9月27日。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

情報提供資料

14年末 6.206 15年末 6.494 16年末 6.945 6.500 6.400 6.643 6.640 6.700 6.100 6.300 6.500 6.700 6.900 7.100 15/01 16/01 17/01 18/01 19/01 (CNY/USD) 現地通貨安 現地通貨高 (年/月) 9月27日 17年末 18年末 SMAM予想 市場予想 14年末 63.36 15年末 66.15 16年末 67.93 65.50 65.00 65.71 64.00 64.00 60.00 62.00 64.00 66.00 68.00 70.00 15/01 15/07 16/01 16/07 17/01 17/07 18/01 18/07 19/01 (INR/USD) 現地通貨安 現地通貨高 (年/月) SMAM予想 市場予想 14年末 1,099 15年末 1,172 16年末 1,208 1,130 1,120 1,141 1,140 1,140 1,050 1,100 1,150 1,200 1,250 15/01 15/07 16/01 16/07 17/01 17/07 18/01 18/07 19/01 (KRW/USD) 現地通貨安 現地通貨高 (年/月) SMAM予想 市場予想

(10)

情報提供資料

(吉川チーフマクロストラテジスト)

現地通貨の対米ドルレート予測②

台湾ドル:実効為替ベースで割高感

9月27日時点:30.30(16年末比+6.5%) ※+は増価、▲は減価。

17年末予測:30.50(16年末比+5.8%), 18年末予測:30.50(17年末比±0.0%)

実効為替ベースで、足元の水準には割高感がある。 大幅な経常黒字は通貨高要因。

10月のポイント: 実効為替で依然として割高感があるため、現状から横ば い圏またはやや下落が続く見込み。

シンガポールドル:実効為替ベースで安定

9月27日時点:1.359(16年末比+6.4%) ※+は増価、▲は減価。

17年末予測:1.350(16年末比+7.2%), 18年末予測:1.330(17年末比+1.5%)

マレーシアリンギットの割安感の修正が行われる場 合には、シンガポールドル高要因であり、2018年前 半に一段の進展を想定。

10月のポイント: 10月のMPCで政策変更なし(シンガポールドルの実効為 替レートのバンドに変更なし)の見方から横ばい圏での推 移を見込む。

インドネシアルピア:対米ドルで横ばい圏

9月27日時点:13,440(16年末比+0.3%) ※+は増価、▲は減価。

17年末予測:13,300(16年末比+1.3%), 18年末予測:13,300(17年末比±0.0%)

S&Pが投資適格級に格上げした後も、ルピアは安 定しており、ルピア売り介入の可能性。

9月22日に追加利下げを行い、緩和バイアスを想 定。

10月のポイント: 追加利下げ観測が海外からの債券市場への資金流入を 通じてルピア高要因。引き続き中銀によるルピア売り介入 もあり、対米ドルで安定の見込み。 (注)データ期間は2015年1月1日~2017年9月27日。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 (注)データ期間は2015年1月1日~2017年9月27日。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 (注)データ期間は2015年1月1日~2017年9月27日。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

情報提供資料

14年末 31.67 15年末 32.93 16年末 32.25 30.50 30.50 30.30 30.30 30.50 29.00 30.00 31.00 32.00 33.00 34.00 15/01 15/07 16/01 16/07 17/01 17/07 18/01 18/07 19/01 (TWD/USD) 現地通貨安 現地通貨高 (年/月) SMAM予想 市場予想 14年末 12,385 15年末 13,788 16年末 13,473 13,300 13,300 13,440 13,350 13,450 12,000 12,500 13,000 13,500 14,000 14,500 15,000 15/01 15/07 16/01 16/07 17/01 17/07 18/01 18/07 19/01 (IDR/USD) 現地通貨安 現地通貨高 (年/月) 市場予想 SMAM予想 14年末 1.324 15年末 1.412 16年末 1.447 1.350 1.330 1.359 1.350 1.350 1.300 1.320 1.340 1.360 1.380 1.400 1.420 1.440 15/01 15/07 16/01 16/07 17/01 17/07 18/01 18/07 19/01 (SGD/USD) 現地通貨安 現地通貨高 (年/月) SMAM予想 市場予想

(11)

情報提供資料

(吉川チーフマクロストラテジスト)

現地通貨の対米ドルレート予測③

マレーシアリンギット:依然割安感

9月27日時点:4.222(16年末比+6.3%) ※+は増価、▲は減価。

17年末予測:4.200(16年末比+6.8%), 18年末予測:4.050(17年末比+3.7%)

対米ドル、実効ベースどちらで見ても、足元の水準 には依然割安感がある

好調な景気は通貨高要因

10月のポイント: 9月中にリンギット高がある程度進展したものの、依然とし て割安感が残る。2018年前半の総選挙までは大きな手 掛かりはなさそうだが、今後出てくるインフレ率は鈍化する 見込みであり、これが手掛かりでリンギット高の進展も。

タイバーツ:対米ドルで横這い圏を見込む

9月27日時点:33.29(16年末比+7.5%) ※+は増価、▲は減価。

17年末予測:33.00(16年末比+8.5%), 18年末予測:33.00(17年末比±0.0%)

大幅な経常黒字や好調な景気は通貨高要因

10月のポイント: バーツ高のペースが速かったことから、目先のバーツ高の余 地は小さいと考える。もっとも中長期的にはバーツには上昇 余地があると判断する。

フィリピンペソ:税制改革の動向に注目

9月27日時点:51.01(16年末比▲2.5%) ※+は増価、▲は減価。

17年末予測:50.50(16年末比▲1.5%), 18年末予測:50.00(17年末比+1.0%)

税制改革法案が上院で可決されるならば、ペソにポ ジティブ

10月のポイント: 税制改革法案は上院委員会で承認されており、年内の 可決に向けて審議は順調。ペソが下落しても、海外からの 送金増加でペソ安圧力は緩和されるだろう。 (注)データ期間は2015年1月1日~2017年9月27日。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 (注)データ期間は2015年1月1日~2017年9月27日。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 (注)データ期間は2015年1月1日~2017年9月27日。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

情報提供資料

14年末 32.90 15年末 36.02 16年末 35.80 33.00 33.00 33.29 33.40 33.20 31.00 32.00 33.00 34.00 35.00 36.00 37.00 15/01 15/07 16/01 16/07 17/01 17/07 18/01 18/07 19/01 (THB/USD) 現地通貨安 現地通貨高 (年/月) SMAM予想 市場予想 14年末 44.71 15年末 47.17 16年末 49.73 50.50 50.00 51.01 51.00 51.20 43.00 44.00 45.00 46.00 47.00 48.00 49.00 50.00 51.00 52.00 15/01 15/07 16/01 16/07 17/01 17/07 18/01 18/07 19/01 (PHP/USD) 現地通貨安 現地通貨高 (年/月) SMAM予想 市場予想 14年末 3.497 15年末 4.294 16年末 4.486 4.200 4.050 4.222 4.250 4.150 3.400 3.600 3.800 4.000 4.200 4.400 4.600 15/01 15/07 16/01 16/07 17/01 17/07 18/01 18/07 19/01 (MYR/USD) 現地通貨安 現地通貨高 (年/月) SMAM予想 市場予想

(12)

情報提供資料

参照

情報提供資料

 P1、P7の各国の株価指数の名称は下記の通り。

 中国:上海総合指数

 香港:ハンセン指数

 韓国:韓国総合株価指数

 台湾:台湾加権指数

 インドネシア:ジャカルタ総合指数

 マレーシア:クアラルンプール総合指数

 タイ:SET指数

 ベトナム:ベトナムVN指数

 シンガポール:シンガポールST指数

 フィリピン:フィリピン総合指数

 インド:SENSEX指数

(13)

情報提供資料

【投資顧問契約及び投資一任契約についてのご注意】

●リスクについて 投資一任契約に基づき投資する又は投資顧問契約に基づき助言を行う金融商品・金融派生商品は、金利・通貨の価格・金融商品市場に おける相場その他の指標の変動により損失が生じるおそれがあります。 投資する有価証券等の価格変動リスク又は発行体等の信用リスク、金利や金融市場の変動リスク、十分な流動性の下で取引を行うことがで きない流動性リスク等(外貨建て資産に投資する場合は為替変動リスク等)があります。これにより運用収益が変動しますので、当初投資元 本を割り込むことがあります。 受託資産の運用に関して信用取引または先物・オプション取引(以下デリバティブ取引等)を利用する場合、デリバティブ取引等の額は委託 証拠金その他の保証金(以下委託証拠金等)の額を上回る可能性があり、金利・通貨の価格・金融商品市場における相場その他の指標 の変動により委託証拠金等を上回る損失が発生する可能性があります。 委託証拠金等の額や計算方法は多様な取引の態様や取引相手に応じて異なるため、デリバティブ取引等の額の当該委託証拠金等に対す る比率を表示することはできません。 ●手数料等について 1. 投資顧問報酬 投資顧問契約又は投資一任契約に係る報酬として、契約資産額(投資顧問報酬の計算に使用する基準額)に対してあらかじめ定めた料 率*を乗じた金額を上限とした固定報酬をご負担いただきます。 上記料率は、お客さまとの契約内容及び運用状況等により異なりますので、あらかじめ記載することができません。契約資産額・計算方法の 詳細は、お客様との協議により別途定めます。また、契約内容によっては上記固定報酬に加え成功報酬をご負担いただく場合もあります。 2. その他の手数料等 上記投資顧問報酬のほか、以下の手数料等が発生します。 (1)受託資産でご負担いただく金融商品等の売買手数料等 (2)投資一任契約に基づき投資信託を組み入れる場合、受託資産でご負担いただくものとして信託財産留保額等、並びに信託財産から控 除されるものとして信託報酬及び信託事務の諸費用※ (3)投資一任契約に基づき外国籍投資信託を組み入れる場合、信託財産から控除されるものとして外国運用会社に対する運用報酬・成功 報酬、投資信託管理・保管会社に対する管理・保管手数料、トラスティ報酬、監査費用及びその他投資信託運営費用等 ※投資一任契約資産に投資信託を組み入れる場合、若しくは組み入れることを前提とする投資信託の場合の諸費用には、投資信託の監査 費用を含みます。 これらの手数料等は、取引内容等により金額が決定し、その発生若しくは請求の都度費用として認識されるため、又は運用状況等により変動 するため、その上限額及び計算方法を記載することができません。 3. その他 上記投資顧問報酬及びその他の手数料等の合計額、その上限額及び計算方法等は、上記同様の理由により、あらかじめ表示することはでき ません。 《ご注意》 上記のリスクや手数料等は、契約内容及び運用状況等により異なりますので、契約を締結される際には、事前に契約締結前交付 書面によりご確認下さい。

<重要な注意事項>

(14)

情報提供資料

【投資信託商品についてのご注意(リスク、費用)】

●投資信託に係るリスクについて 投資信託の基準価額は、投資信託に組み入れられる有価証券の値動き等(外貨建資産には為替変動もあります。)の影響により上 下します。基準価額の下落により損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。運用の結果として投資信託に生じた利益および損失 は、すべて受益者に帰属します。したがって、投資信託は預貯金とは異なり、投資元本が保証されているものではなく、一定の投資成果 を保証するものでもありません。 ●投資信託に係る費用について ご投資いただくお客さまには以下の費用をご負担いただきます。 ◆直接ご負担いただく費用・・・申込手数料 上限3.78%(税込) ・・・換金(解約)手数料 上限1.08%(税込) ・・・信託財産留保額 上限3.00% ◆投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用・・・信託報酬 上限 年 3.834%(税込) ◆その他費用・・・監査費用、有価証券の売買時の手数料、デリバティブ取引等に要する費用(それらにかかる消費税等相当額を含み ます。)、および外国における資産の保管等に要する費用等が信託財産から支払われます。また、投資信託によって は成功報酬が定められており当該成功報酬が信託財産から支払われます。投資信託証券を組み入れる場合には、 お客さまが間接的に支払う費用として、当該投資信託の資産から支払われる運用報酬、投資資産の取引費用等が 発生します。これらの費用等に関しましては、その時々の取引内容等により金額が決定し、運用の状況により変化する ため、あらかじめその上限額、計算方法等を具体的には記載できません。 ※なお、お客さまにご負担いただく上記費用等の合計額、その上限額および計算方法等は、お客さまの保有期間に応じて異なる等の理 由によりあらかじめ具体的に記載することはできません。 上記に記載しているリスクや費用項目につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきましては、三井住友ア セットマネジメントが運用するすべての投資信託における、それぞれの費用の最高の料率を記載しております。投資信託に係るリスクや費 用は、それぞれの投資信託により異なりますので、ご投資をされる際には、販売会社よりお渡しする投資信託説明書(交付目論見書) や契約締結前交付書面等を必ず事前にご覧ください。 ●投資信託は、預貯金や保険契約と異なり、預金保険・貯金保険・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。また登録金 融機関でご購入の場合、投資者保護基金の支払対象とはなりません。 ●投資信託は、クローズド期間、国内外の休祭日の取扱い等により、換金等ができないことがありますのでご注意ください。 [2017年5月31日現在]

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三井住友アセットマネジメント株式会社

金融商品取引業者:関東財務局長(金商)第399号

一般社団法人投資信託協会会員、

一般社団法人日本投資顧問業協会会員、

一般社団法人第二種金融商品取引業協会会員

作成基準日:2017年9月27日

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