第2章 墓地に係る現状と課題
2-1 うるま市の概況
(1)地勢
本市は、県都・那覇市から約25km、沖縄本島中部の東海岸に位置しており、市域 は北側で金武町と恩納村に接し、西側で沖縄市に接しています。 地形的な特徴としては、市北東部に石川岳(標高204.2m)があるほか、南東部に 勝連半島があり、東側は金武湾、南側は中城湾に面しています。海上域には有人・無 人を含めて8 つの島々があり、美しい風景と自然環境に恵まれています。 その他、市域の大部分が標高100m 以下の丘陵・台地・段丘・低地から構成されて おり、特に、本島の金武湾側では比較的平坦な地形が広がり、宅地利用等がしやすく なっています。 沖縄市 宜野湾市 浦添市 那覇市 金武湾 中城湾 図表-3 うるま市の位置、標高0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 80,000 90,000 100,000 110,000 120,000 H2 H7 H12 H17 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 0~14歳人口 15~64歳人口 65歳以上人口 世帯数 人 世帯 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 20,000 うるま市 沖縄市 恩納村 金武町 読谷村 嘉手納町 北谷町 北中城村 人 平成2年 平成7年 平成12年 平成17年
(2)うるま市の総人口・世帯数の推移
人口は年々増加傾向にあり、過去15 年間で約 11,600 人増加しています。また、世 帯数についても増加傾向にありますが、世帯増加率は人口増加率を上回っており、核 家族化が進行していることが伺えます。 一方、年齢別の人口推移をみると、年少人口(0~14 歳)の減少と、老年人口(65 歳以上)の増加がみられ、少子高齢化が進んでいます。 また、墓地需要に特に関係すると考えられる老年人口について、周辺都市を含めた状 況をみると、下図のとおりです。これによると、本市では最近10 年間で約 6 千人の増 加(増加率:約 45%)がみられます。また、沖縄市で本市以上の増加(約 7 千人、約 66%増)を示すなど、周辺都市においても高齢化が進んでいます。 図表-4 うるま市の人口、世帯数の推移 図表-5 うるま市、周辺都市における老年人口の推移 資料:国勢調査 資料:国勢調査0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 35.0% 40.0% H2~H7 H7~H12 H12~H17 老 年 人 口 比 率 0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 老 年 人 口 増 加 率 具志川 石川 勝連 与那城 具志川 石川 勝連 与那城 老年人口 比率 老年人口 増加率
(3) 4 地域別、地区別の人口の状況
老年人口について4 地域別にみると、いずれの地域も老年人口数と老年人口比率が増 加傾向にあり、高齢化が進行しています。なお、老年人口数の増加率が最も高いのは具 志川地域、老年人口比率が最も高いのは与那城地域となっています。 老年人口比率について、地区別にみると、図表-7 のとおり、市全体として農山村部で 高齢化しており、島しょ部では特に高齢化していることがわかります。 図表-7 地区別(町丁目別)の H17 老年人口比率 図表-6 地域別の老年人口比率・老年人口増加率の推移 資料:国勢調査 津堅島0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000 10,000 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 80.0% 90.0% 100.0% 0~29歳 30~39歳 40~49歳 50~59歳 60~69歳 70~79歳 80~89歳 90歳以上 65歳以上の比率 人 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 うるま市 具志川 石川 勝連 与那城 沖縄市 恩納村 金武町 読谷村 嘉手納町 北谷町 北中城村 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 人
(4)死亡者数の推移
墓地需要に直接的に関係する死亡者数について、市内の状況をみると、具志川地域 が最も多くなっており、市全体としては増減を繰り返しつつ概ね増加傾向にあります。 周辺都市においては、特に、沖縄市での死亡者数が多く、こちらも概ね増加傾向を示 しています。 図表-9 のとおり、県全体としても死亡者数は増加傾向にあり、死亡者数全体に占 める老年人口の比率については約8 割を占め、近年、微増を示しています。 図表-8 うるま市、周辺都市における死亡者数の推移 図表-9 沖縄県における年齢別死亡者数の推移 資料:沖縄県統計年鑑 資料:沖縄県統計年鑑2-2 墓地の実態
(1)墓地について
1)墓地の形態 墓地とは、墳墓を建てる土地のことであり、大別して「個人墓地」と「管理型墓 地(霊園墓地)」という2 つの形態があります。 2)墳墓の形態 沖縄県における墳墓は、中国の影響を受けていることもあり、本土とは大きく異 なっています。 ①所有形態 墳墓は、所有関係によって、門中墓、兄弟墓、模合墓、家族墓および村墓に大 別されます。清明祭などにおいて親戚一同が集まる門中墓が代表されますが、近 年は、家族墓が最も多くつくられています。 ②種類・デザイン 沖縄県では、亀甲墓、破風墓、家型墓といった形が特に多くなっています。 大きさとしては、本土では1 ㎡の敷地に高さ約 1.5m というのが一般的である のに対し、沖縄県では10 ㎡(3 坪)程度の敷地に高さ 2m 以上の墳墓というの が主流となっており、特に、亀甲墓は大きなものとなっています。 ●門中墓 ・・・ 父系親族集団の共同墓 (本島南部に比較的多い) ●兄弟墓 ・・・ 兄弟で所有する墓 (門中から枝分かれしたもの) ●模合墓 ・・・ 友人や知人が共同で所有する墓 (寄合墓ともいう) ●家族墓 ・・・ 家族で所有する墓 (那覇市を中心に広がる) ●村 墓 ・・・ 村落共同体で所有する墓 (現在ではほとんど見られない) ●個人墓地 ・・・個人が土地を購入し、業者に工事を依頼して、個人で管理・ 継承していくもの ●管理型墓地・・・法人等が事業主体となり、あるいは管理者として永続的に管 理を行うもの。市町村、宗教法人(お寺)、公益法人が事業 者等になり得る。<横穴式> ●堀込墓 ●平葺墓 ●破風墓 ●洞穴墓 ●亀甲墓 資料:うるま市墓地実態調査報告書(平成 21 年 3 月)など 屋根のつくりが平坦で傾斜しているもの 屋根のつくりが破風型(合唱型)をしているもの 自然の洞穴を利用したもの 岩や山を掘り抜いてつくられたもの 亀の甲羅を伏せたような形の大型のもの 図表-10 沖縄県における墳墓の主な種類・デザイン
<平地式> ●家型墓 ●塔式墓 ●箱型墓 家の形のコンクリートで出来たもの。平 地の破風墓として、近年多くみられる 箱型墓に石塔をたてたもので、戦死者 の墓にみられる ブロック積みの墓で、仮墓や幼児の墓 として利用されるもの
H15 H16 H17 H18 H19 H20 6年間合計 平均 個人 73 90 71 143 57 93 527 88 法人等 0 0 0 2 0 3 5 1 個人 23 24 16 47 29 32 171 29 法人等 0 1 0 1 0 1 3 1 個人 21 28 9 32 23 12 125 21 法人等 0 0 0 0 0 0 0 0 個人 15 23 15 15 9 5 82 14 法人等 0 0 1 1 0 0 2 0 個人 0 6 0 0 1 1 8 1 法人等 0 0 0 0 0 0 0 0 個人 2 3 2 2 0 1 10 2 法人等 0 0 0 0 1 0 1 0 個人 20 65 26 50 34 45 240 40 法人等 0 1 0 0 0 0 1 0 個人 5 0 6 8 3 10 32 5 法人等 0 0 0 0 0 0 0 0 個人 8 4 1 2 4 4 23 4 法人等 0 0 0 0 0 1 1 0 個人 8 10 14 13 11 42 98 16 法人等 0 0 0 0 0 0 0 0 個人 35 39 45 77 22 23 241 40 法人等 0 0 0 0 1 2 3 1 個人 210 292 205 389 193 268 1,557 260 法人等 0 2 1 4 2 7 16 3 個人 51 80 64 52 41 33 321 54 法人等 0 0 0 0 0 1 1 0 個人 15 44 31 27 18 19 154 26 法人等 0 1 0 2 1 1 5 1 個人 65 95 58 70 42 55 385 64 法人等 2 1 2 1 0 3 9 2 個人 0 0 0 19 37 2 58 10 法人等 0 0 0 0 2 0 2 0 個人 0 0 0 0 0 1 1 0 法人等 0 0 0 0 2 0 2 0 個人 341 511 358 557 331 378 2,476 413 法人等 2 4 3 7 7 12 35 6 県全体 合計 区 分 合計 合計 宮古保健所 1市1村 八重山保健所 1市2町 中城村 合計 合計 南部福祉保健所 3市4町 合計 読谷村 嘉手納町 北谷町 北中城村 北部保健所 市1町7村 中央保健所 2市1町6村 中部福祉保健所 合計 宜野座村 金武町 うるま市 沖縄市 宜野座市 恩納村
(2)うるま市における墓地の状況
1)墓地数の推移 墳墓建設など墓地経営を行う場合、県知事の許可を得る必要があり、本市内での場 合は、手続きとして、市からの意見書を添付のうえ、中部福祉保健所に申請書類を提 出する形となります。これに関し、本市における墓地の経営許可申請状況をみると、 最近6 年間で 500 件を超え(年平均 88 件)、県内で最も多くなっています。 一方、現地に入っての実態調査に基づく、最近 10 年間の墳墓増加数は、4,145 基(年平均 415 基の増加)となっています。単純に、年平均の増加数を比較すれ ばわかりますが、許可申請数との差が大きい状況にあり、現存する墓地に、無許可 のものも相当数含まれている可能性があります。 図表-11 墓地の経営許可申請の状況 資料:沖縄県薬務衛生課資料 注:平成 14 年以前は統計データとして整備されていない 10 年間の増加数 平成 10 年度 平成 20 年度 総数 年平均 うるま市 7,158 基 11,303 基 4,145 基 415 基 資料:沖縄県墓地公園整備基本指針(H12 年 3 月)資料編、うるま市墓地実態調査報告書(平成 21 年 3 月) 図表-12 市内の墳墓数の推移1,956(17.3%) 1,351(12.0%) 1,665(14.7%) 6,331(56.0%) 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 与那城 勝連 石川 具志川 基数 2)現在の墳墓の数 「うるま市墓地実態調査報告書(平成21 年 3 月)」によると、市全体として 11,303 基の墳墓が確認されています。 4 地域別には、具志川地域が 6 千基を超えて突出して多くなっています。地区別(字 別)には、具志川地域では字具志川が、石川地域では石川伊波が、勝連地域では勝 連南風原が、与那城地域では与那城平安座が最も多くなっており、具志川地域にお いては、300 基を超えるような字が他地域に比べて多くみられます。 市街地や埋立地などでは、墳墓が無い字もみられます。 図表-14 地区別(字別)の墳墓数 図表-13 地域別の墳墓数 資料:うるま市墓地実態調査報告書(平成 21 年 3 月) ※GIS により再編集 津堅島 ※( )内は、市全体に占める割合
図表-15 具志川地域の墳墓数 図表-16 石川地域の墳墓数 0 125 137 179 14 27 112 465 2 0 0 0 238 13 656 143 430 88 181 51 267 155 291 434 189 552 14 0 0 0 0 0 203 496 869 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1,000 州崎 前原 高江洲 豊原 塩屋 川田 大田 上江洲 喜仲四丁目 喜仲三丁目 喜仲二丁目 喜仲一丁目 仲嶺 宮里 江洲 赤道 兼箇段 喜屋武 平良川 安慶名 西原 川崎 栄野比 昆布 天願 宇堅 みどり町六丁目 みどり町五丁目 みどり町四丁目 みどり町三丁目 みどり町二丁目 みどり町一丁目 赤野 田場 具志川 基数 0 0 44 183 98 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 70 56 9 522 0 394 289 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1,000 石川二丁目 石川一丁目 石川曙三丁目 石川曙二丁目 石川曙一丁目 石川赤崎三丁目 石川赤崎二丁目 石川赤崎一丁目 石川東山本町二丁目 石川東山本町一丁目 石川白浜二丁目 石川白浜一丁目 石川東山二丁目 石川東山一丁目 石川石崎二丁目 石川石崎一丁目 石川楚南 石川山城 石川嘉手苅 石川伊波 石川東恩納崎 石川東恩納 石川 基数
109 57 89 204 108 366 418 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1,000 勝連比嘉 勝連浜 勝連津堅 勝連平敷屋 勝連内間 勝連平安名 勝連南風原 基数 0 0 0 74 165 7 182 73 175 413 57 334 160 92 224 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1,000 与那城屋平 与那城中央 与那城平宮 与那城安勢理 与那城伊計 与那城池味 与那城宮城 与那城上原 与那城桃原 与那城平安座 与那城屋慶名 与那城饒辺 与那城 与那城西原 与那城照間 基数 3)墳墓の立地、分布状況 市内の墳墓の立地状況を数量的にみると、図表-19 のとおり、「山の中・丘陵地」 にあるものが約27%と最も多くなっていますが、「集落の中」にあるものも約15% あり、「集落に隣接」しているものを含めると30%を超えて多くなっています。な お、勝連地域や与那城地域の墳墓については、特に、「山の中・丘陵地」での立地 が多くなっています。 また、分布状況については図表-21~24 に示すとおりであり、部分的に山間部な どで集団化している状況がみられるものの、全体的には平坦部の集落内も含めて広 く分散しています。国道329 号や地域間を結ぶ主要な県道沿道にも分布がみられ、 さらには、多くの人が居住する市街地内やその近接部においても多くの墳墓が分布 しているのがわかります。特に、図表-20 でもわかるとおり、具志川地域について は、市街地内での数量が多く、市街化の著しい県道75 号沿道・周辺などでの集積 もみられます。 図表-18 与那城地域の墳墓数 図表-17 勝連地域の墳墓数
0.6% 57.0% 45.2% 4.6% 19.7% 27.0% 13.1% 13.5% 22.5% 7.6% 11.4% 21.9% 32.4% 5.9% 17.0% 18.1% 14.7% 21.5% 14.7% 7.4% 11.7% 13.8% 11.1% 35.4% 19.9% 16.4% 1.4% 5.3% 1.9% 0.5% 3.8% 0.1% 3.2% 0.1% 0.1% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 与那城 勝連 石川 具志川 うるま市 海岸の近く 山の中・丘陵地 主要道路に面している 集落に隣接 集落の中 畑の中 その他 図表-20 市街地内の墳墓数 図表-19 墳墓の立地状況 資料:うるま市墓地実態調査報告書(平成 21 年 3 月)、都市計画基礎調査(平成 18 年) ※GIS により再編集 資料:うるま市墓地実態調査報告書(平成 21 年 3 月) 津堅島
図表-21 具志川地域 墳墓分布状況
図表-22 石川地域 墳墓分布状況
図表-23 勝連地域 墳墓分布状況
資料:うるま市墓地実態調査報告書(平成 21 年 3 月)、都市計画基礎調査(平成 18 年) ※GIS により再編集
図表-24 与那城地域 墳墓分布状況
3.5% 2.8% 14.5% 7.5% 7.3% 24.2% 18.7% 43.3% 42.0% 36.3% 35.6% 32.3% 16.1% 24.8% 26.3% 6.0% 3.9% 3.9% 5.2% 5.0% 17.1% 13.0% 15.3% 12.2% 13.6% 13.5% 29.2% 6.7% 8.2% 11.4% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 与那城 勝連 石川 具志川 うるま市 10~15㎡以下 15~30㎡以下 30~50㎡以下 4~10㎡以下 4㎡以下 50㎡以上 4)墳墓の形態、規模 市内の墳墓の形態をみると、市全体としては、「家型墓」が60%を超えて突出し て多くなっており、これに次いで「箱型墓」、「亀甲墓」が多くなっています。地域 別にみても、いずれも「家型墓」が最も多くなっていますが、勝連地域では他地域 に比べて「亀甲墓」が多くなっています。 また、墓地の規模(1 区画あたり)については、市全体としては「15~30 ㎡」 が最も多くなっています。地域別には、具志川・石川地域は「15~30 ㎡」が最も多 くなっていますが、勝連・与那城地域では「30~50 ㎡」が最も多く、都市部と農 山村部とで規模の違いが出ています。 図表-25 うるま市における墳墓の形態 図表-26 うるま市における墓地(1 区画あたり)の規模 資料:うるま市墓地実態調査報告書(平成 21 年 3 月) 67.5% 55.3% 67.4% 64.0% 64.0% 10.0% 22.5% 10.8% 3.4% 7.9% 6.6% 3.8% 9.1% 7.0% 4.1% 6.6% 4.6% 4.9% 6.5% 6.1% 13.1% 9.4% 9.0% 6.3% 4.3% 2.0% 0.7% 2.8% 2.4% 0.9% 0.1% 1.9% 0.1% 0.4% 0.5% 7.3% 1.7% 2.1% 2.2% 0.8% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 与那城 勝連 石川 具志川 うるま市 家型墓 亀甲墓 掘込み墓 塔式墓 洞穴墓 破風墓 箱型墓 平葺墓 資料:うるま市墓地実態調査報告書(平成 21 年 3 月)
名称 経営区分 場 所 許可年月日 面積(㎡) 墳墓数 平安座共同墓地 区 与那城 S43.12.9 11,425 156 石川市墓地霊園 市町村 石川 S56.1.23 2,887 72 石川市桜台霊苑 宗教法人 石川 H5.6.11 13,353 300 具志川市江洲霊園 財団法人 具志川 H5.7.6 5,800 114 具志川メモリアルパーク 財団法人 具志川 H18.4.4 2,817 93 平敷屋区霊園 区 勝連 H18.10.30 4,866 80 浄願寺山城高山原石川ア ガリ・カナイ墓苑 宗教法人 石川 H21.3.17 3,695 143 80.7% 63.1% 13.4% 28.8% 2.2% 4.4% 4.3% 2.4% 2.9% 17.1% 32.6% 82.3% 68.8% 57.5% 39.6% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 与那城 勝連 石川 具志川 うるま市 最近草刈清掃が行われている 草刈清掃が行われてない 多少伸びているが草刈清掃が行われた形跡がある
5)墓地の管理状況
市内の墓地の管理状況(平成21 年 3 月時点)をみると、市全体として「草刈清 掃が行われていない」墓地は少数であり、比較的管理状態は良いと考えられます。 特に、勝連地域や与那城地域では、「最近草刈清掃が行われている」墓地が半数 以上を占め、良好な管理状態にあるといえます。6)管理型墓地の状況
管理型墓地は、市内に7 箇所あり、現状の墳墓数は石川地域が特に多くなってい ます。平成の年代に入ってから作られたものが多く、平成21 年 3 月に経営許可さ れた新しいものもありますが、さらに、大規模な拡張を予定している法人墓地もあ ります。 図表-27 うるま市における墓地の管理状況 資料:うるま市墓地実態調査報告書(平成 21 年 3 月) 図表-28 うるま市における管理型墓地 資料:うるま市庁内資料市内 68.8% 市外 31.2%
7)市外からの墓地需要の流入状況
ここ数年における墓地経営許可申請の状況をみると、申請者の3 割以上が市外居 住者となっています。 なお、P10 において、市内では、無許可墓地が相当数あることの可能性を示した ところですが、無許可のものについては、市外居住者が特に多いとされています。 このことからすると、市外居住者による墓地の数が、実際には4 割以上にのぼる可 能性があり、相当の墓地需要が市内に流入していることになります。 図表-30 許可申請者の住所(最近 3 年間の平均) 年度 総数 許可申請者の住所が市内 許可申請者の住所が市外 市外の比率 H19 57 41 16 28.1% H20 93 59 34 36.6% H21(12/10現在) 87 63 24 27.6% 図表-29 墓地の経営許可申請の状況(申請者の住所別) 資料:沖縄県薬務衛生課資料区 分 対 象 目 的 アンケート調査 市民 3,000 人 現在所有する墓地などの実態を把握すると ともに、将来の墓地の規制・誘導や公営墓 地の整備のあり方など、墓地行政に対する 意向を把握し、本計画を作成するための基 礎資料とする。 住民説明会 各地区の住民 アンケート調査結果等を踏まえて作成し た、個人墓地の規制・誘導案などを提示し、 地区別の住民意向を把握することで、本計 画の精査を行う。 区 分 内 容 対象 ●20 歳以上の市民 3,000 人 (平成 21 年 4 月時点の年齢別人口比率に留意しつつ、無作為に抽出) 実施方法 ●郵送により、調査票を配布 ●対象者は、調査票に必要事項を記入して返信郵送 実施時期 ●平成 21 年 8 月 13 日〜24 日 調査内容 ●あなたの居住地等について・・・3 問 ●あなたの墓地所有の状況について・・・6 問 ●将来の墓地取得等の意向について・・・6 問 ●市内の墓地分布の状況について・・・5 問 ●今後のうるま市における墓地行政のあり方について・・・8 問 ●市営墓地のあり方について・・・3 問 ※自由意見を含め、計 32 問 回収数 ●828 人(回収率:27.6%)
2-3 住民意向
(1)住民意向の把握方法
本計画策定にあたっての市民意向の把握は、「アンケート調査」と「住民説明会」 という2 種類の手法により、行っています。(2)アンケート調査の結果
1)調査概要
図表-31 アンケート調査、住民説明会の実施概要 図表-32 アンケート調査の概要(3)住民説明会
住民説明会は、以下のとおり、計8 箇所で開催しました。 住民説明会では、参加者数は多くなかったものの、墓地政策(P44~)の案に対す る意見のほか、身の回りで起こっている墓地問題の紹介や、墓地の経営許可制度に関 する質問など、多くの様々な意見が出ました。 結果については、策定検討部会や策定委員会に提示し、そのなかで検証して、本計 画に反映しています。 実施日 場 所 参加人数 平成 22 年 2 月 22 日 与那城地区公民館 6 名 平成 22 年 2 月 24 日 平安座自治会館 25 名 平成 22 年 2 月 25 日 勝連シビックセンター 5 名 平成 22 年 3 月 2 日 石川保健相談センター 5 名 平成 22 年 3 月 4 日 石川前原公民館 5 名 平成 22 年 3 月 9 日 川田公民館 7 名 平成 22 年 3 月 10 日 宮里公民館 11 名 平成 22 年 3 月 11 日 うるみん 3 階ホール 14 名 図表-33 住民説明会の実施日程等 説明会風景(平安座自治会館) 説明会風景(うるみん)2-4 上位・関連計画等
(1)上位・関連計画における墓地政策の位置づけ
1)沖縄県墓地公園整備基本指針(平成 12 年 3 月)
この指針は、沖縄県における望ましい墓地のあり方や、市町村による公営墓地の整 備のあり方などを示したものです。 「4 今後の墓地整備のあり方」 ※特に、重要と思われる記述を抜粋 (1)公営墓地の整備推進の必要性 公営墓地の十分な整備がなされていない市町村においては、地域住民はや むを得ず高額な墓地などを利用せざるを得ず、不利益を被っており、適正な 価格と管理運営の行き届いた墓地の整備をしなければならない。 墓地の経営主体については、墓地の永続的管理の必要性とともに、墓地の 健全な経営の確保という立場から、墓地経営は過度に営利を追求しない公益 的事業として運営される必要があるため、市町村等の地方公共団体により運 営されるべきである。つまり、墓地についても、学校や公園等の公共的な施 設と同様に、地方自治体が基礎的な住民サービスとして積極的な提供を図る ことが望ましく、現状を把握して将来の需要を見通した行政の計画的な対応 が必要である。 (2)共同墓地のあり方 自治会等、地縁に基づいて形成された地域共同体的な団体が経営する共同 墓地は、今後、利用が増える様相は無いが、市町村墓地の利用ができない過 疎地域での有効な墓地の管理形態として、これを認めていくこととする。 (3)個人墓地の規制のあり方 個人墓地の許可については、山間僻地等で公営墓地等の利用が困難であり、 既存の墓地地域の利用もできないような例外的な場合を除き、許可を行わない 方針で臨むべきである。個人墓地を広く認めると、墓地の乱開発を招き、小規 模の墓地が各地に多数散在することになり、快適な生活環境を求める県民感情 にそぐわないばかりか、公衆衛生の見地からも望ましいこととはいえない。 したがって、公営墓地の整備を促進したうえで、個人墓地については例外 的な場合のみ許可するなど規制するとともに、無許可の個人墓地が設置され ないよう、違法な個人墓地への対応等については、「墓地、埋葬等に関する法 律施行細則」の条例化を進めるなかで検討して、県および市町村の連携のも と、違反業者への勧告、氏名公表等の実効性ある適切な行政指導ができるよ うにしていく必要がある。2)うるま市総合計画(平成 19 年 3 月)
市の最上位計画である総合計画では、墓地政策に関する記載は特にありません。3)うるま市国土利用計画(平成 20 年 3 月)
市の土地利用の最上位計画として位置づけられる国土利用計画では、墓地は、土地 利用上の6 区分のなかで「その他」に分類され、その方向性が整理されています。4)うるま市都市計画マスタープラン(平成 22 年 3 月)
市の都市計画に関する基本的な指針として位置づけられる都市計画マスタープ ランでは、分野別方針が掲げられ、「土地利用」分野や「都市施設」分野の方針の なかで、墓地の方向性がより具体的に整理されています。 「(6)その他」 ※墓地関連の記述を抜粋 墓地については、歴史的・文化的背景から個人墓地が設置され、散在化し ている現状を踏まえ、土地の有効利用の観点から、周辺地域の土地利用や自 然環境との調和に配慮しつつ可能な限り集約化を図ります。 「1.土地利用方針」 ※墓地関連の記述を抜粋 歴史的・文化的背景から個人墓地が設置され散在化している現状を踏まえ、 土地の有効活用の視点から墓地を建設することができる場所を限定し、墓の 設置等の制度手法の検討や、市民の新たな墓地需要に応えるため、公営墓地 の建設や納骨堂の整備を促進し、まちの景観の向上や土地の有効利用を推進 します。 「3.都市施設の整備方針」 ※墓地関連の記述を抜粋 計画的な地域でのまちづくりの推進、景観等の維持のため、無秩序に建設 され点在する墓地に対し、市民感情を重視しつつ市民とともに、墓地規制に 関する条例等による土地利用規制により墓地建設の規制誘導を推進します。 また、今後増える市民の墓地需要に応え、公営墓地や納骨堂の検討など、 新しい墓地の在り方を検討していきます。津堅島 シンボル観光・景観づくり拠点 駐留軍用地 都市計画マスタープランのなかでは、地域別・中学校区別の方向性として「地域 別方針」も整理されています。 このなかで、地域の実情を考慮した墓地施策も記述されています。 そのほか、都市計画マスタープランでは、将来的な都市の骨格を示した「将来都 市構造」が設定されています。墓地の規制・誘導等を考えるうえでは、これとの整 合性にも留意することが求められます。 「勝連地域 4)浜中学校区まちづくり方針」 ※墓地関連の記述を抜粋 墓地用地が不足している比嘉地区においては、字有地を活用したミニ墓苑 の建設を促進します。 図表-34 都市計画マスタープラン 将来都市構造図
(2)関連法規制の状況
都市計画法に基づく土地利用規制としては、下図のとおりです。 これによると、住環境を積極的に保全すべき位置づけにある住居専用系用途地域が 広く指定されていますが、そのなかで、墓地が広く散在している状況にあります。 また、都市計画法以外の法令に基づく土地利用規制については、次ページに示すと おりです。用途地域の指定の無い比較的平坦な場所では、農振法に基づく農用地区域 が広く指定され、開発行為・農地転用が厳しく制限されています。ただし、集落周辺 などでは、農用地区域の指定が無く、また、森林法に基づく保安林の指定もほとんど 無く、こういった規制の緩い地域で、墓地がつくられやすいということになります。 なお、農用地区域や保安林に指定されている箇所で、墓地をつくる場合は、農振除外 や指定解除を行う必要があり、容易ではありません。 図表-35 都市計画法に基づく土地利用規制(用途地域)の状況 資料:沖縄県土地利用規制現況図(平成 17 年 3 月)、うるま市墓地実態調査報告書(平成 21 年 3 月) ● 墳墓図表-36 その他法令に基づく土地利用規制の状況
資料:沖縄県土地利用規制現況図(平成 17 年 3 月)
地すべり危険箇所と急傾斜地崩壊危険箇所は、庁内資料による